ドラマル

2020年7月6日

『私たちはどうかしている(ドラマ版)』ネタバレ!1話から最終回までのあらすじ・キャスト・視聴率まとめ

ドラマ『私たちはどうかしている』の1話から最終回までのあらすじを、原作漫画ネタバレを含めてわかりやすく紹介しています。

浜辺美波・横浜流星さん主演の連続ドラマ『私たちはどうかしている』を200%楽しむために、キャストや各話ゲスト、視聴率の推移をあらすじと一緒に随時更新してお届けしていきます。

※『私たちはどうかしている』全話ネタバレ完了済み(2020年9月30日)。

見逃し配信をチェック

当記事には、『私たちはどうかしている』の第1話から最終回までのネタバレが含まれています。先に内容を知りたくない方は、「Hulu」で第1話から最終回までの放送をご覧になれます。またHuluオリジナルストーリー「女将の部屋」も、独占配信中。
※記事の公開日(更新日)時点の情報です。

『私たちはどうかしている』の基本情報

概要(見どころ)

『私たちはどうかしている』は、BE・LOVEで連載中の安藤なつみによる漫画を原作とするラブミステリードラマです。

15年前に老舗和菓子屋・光月庵で殺人事件が起き、殺されたのがそこの若旦那・高月樹(鈴木伸之)。そして、そこに住み込みで和菓子職人として働いていた主人公・花岡七桜(浜辺美波)の母・大倉百合子(中村ゆり)が、事件の犯人と証言をしたのは若旦那の息子の高月椿(横浜流星)でした。

仲良かった七桜と椿は、事件以来憎みあったまま離れ離れになり、15年後運命の再会を果たします。
椿は七桜を幼馴染の七桜と気づかずにプロポーズをして、七桜は母の無実を証明するためにプロポーズを受けて偽装結婚をします。
恋愛ドラマというようなキュンキュンする話ではなく、ドロドロした恋愛ドラマです。

キャスト一覧

  • 花岡七桜(はなおか・なお):浜辺美波
    21歳、誰にも物おじしない和菓子職人、椿を憎んでいる
  • 高月椿(たかつき・つばき):横浜流星
    21歳、老舗和菓子屋・光月庵の跡取り息子
  • 城島裕介(じょうじま・ゆうすけ):高杉真宙
    22歳、光月庵の見習い職人
  • 長谷栞(はせ・しおり):岸井ゆき
    21歳、椿の婚約者、日本屈指の名旅館「長谷屋」の三女
  • 山口耕一(やまぐち・こういち):和田聰宏
    43歳、光月庵で一番古株の和菓子職人
  • 富岡勝(とみおか・まさる):岡部たかし
    48歳、光月庵に来て10年の和菓子職人、職人歴30年のベテラン
  • 安部大吾(あべ・だいご):前原滉
    28歳、光月庵の見習い職人、お調子者
  • 杉田綾人(すぎた・あやと):草野大成
    23歳、光月庵の見習い職人、素直で真面目
  • 多喜川薫(たきがわ・かおる):山崎育三郎
    32歳、七桜を温かく見守る謎の男
  • 高月樹(たかつき・いつき):鈴木伸之
    33歳(故人)、椿の父親、光月庵の先代当主
  • 大倉百合子(おおくら・ゆりこ):中村ゆり
    33歳(故人)、七桜の母親、和菓子職人
  • 宮部夕子(みやべ・ゆうこ):須藤理彩
    45歳、小料理屋「ゆうこ」の女将
  • 高月宗寿郎(たかつき・そうじゅろう):佐野史郎
    67歳、椿の祖父、光月庵の大旦那
  • 高月今日子(たかつき・きょうこ):観月ありさ
    45歳、椿の母、光月庵の女将
  • 溝口真之介:吉沢悠
    市議会議員

ゲスト一覧

  • 真由:小島藤子(1話)
    茶道の宗家の娘、七桜の贔屓の客
  • 白藤屋の女将:峯村リエ(2話)
  • 多喜川秀幸:丸山智己(3話)
    薫の父親
  • 昭子:春木みさよ(4話)
    城島の母

スタッフ一覧

  • 原作:私たちはどうかしている
    作者:安藤なつみ
    出版社:講談社
    雑誌・レーベル:BE・LOVE(連載中)
  • 脚本:衛藤凛
  • 音楽:出羽良彰
  • 主題歌
    曲名:赤の同盟
    歌手:東京事変
    レーベル:MI Records / UNIVERSAL MUSIC
  • チーフプロデューサー:西憲彦
  • プロデューサー:鈴間広枝、松山雅則(トータルメディアコミュニケーション)
  • 演出:小室直子、猪股隆一、明石広人、水野格
  • 協力プロデューサー:藤森真実
  • 制作協力:トータルメディアコミュニケーション
  • 制作著作:日本テレビ

各話の視聴率

『私たちはどうかしている』各話の放送後、視聴率がわかり次第情報を追加します。
※視聴率はビデオリサーチ調べ

各話放送日視聴率
1話8月12日9.6%
2話8月19日7.8%
3話8月26日8.2%
4話9月2日8.4%
5話9月9日9.2%
6話9月16日9.6%
7話9月23日9.3%
8話・最終回9月30日9.6%

ドラマ『私たちはどうかしている』の最終回ネタバレ(予想)

15年前、花岡七桜(浜辺美波)の母・大倉百合子(中村ゆり)は老舗和菓子屋光月庵で住み込みとして働いていて、娘・七桜は光月庵の跡取り息子の高月椿(横浜流星)と仲良く二人でよく屋敷内で遊んでいました。

ある夜、七桜は隣にいた母がいなかったので探しに行くと、そこには血まみれになった若旦那・高月樹(鈴木伸之)の姿があり、何者かに殺されていました。
そして、その犯人を見たという椿が挙げた名前は七桜の母・百合子だったのです。そのまま百合子は逮捕され、七桜は児童施設に入れられ、椿と七桜は憎みあったまま離ればなれになりました。

15年後、光月庵の椿と再会を果たします。
七桜のお得意先の女性が自分の結婚式で使う和菓子を決めたいということで、和菓子の対決を椿とすることになったのがきっかけで再会します。

そして勝負は七桜の負け。
椿は親同士が決めた結婚を破綻するために七桜にプロポーズをして、七桜は15年前のあの事件の真実と母の無実を証明するためにプロポーズを受け、正体を隠して椿の嫁となります。

それを気に食わない女将の高月今日子(観月ありさ)や大旦那の高月宗寿郎(佐野史郎)に嫌がらせをされたりしながらも、七桜は母の為に真実を追い続けます。

色々なことがあったけど、めげずに立ち向かう七桜の姿にどんどん椿は惹かれます。一方の七桜も、不器用で何考えているか分からない椿の思っていたことが少しずつ分かるようになり、惹かれつつありましたが、母のことを考え気持ちが葛藤します。
しかし、2人の愛に運命をかけようと思っていました。

そんな時、七桜の体に異変が起こりました。妊娠していたのです。自分のことも妊娠のこともやっぱり椿には言えず、椿の前から立ち去ろうと考えていた時、七桜は若旦那・高月樹と自分の母親・百合子が不倫関係だったこと。樹が実の父親だという事実を知ります。

一方、女将・高月今日子は、このままいけば椿が跡取りになるが、本当の孫(七桜)が現れればその孫が跡取りになると宗寿郎の遺言書に書いてあり、どうにか遺言書を奪えないか考えていました。
そんな中、15年前に今日子の不倫現場を見ていた大旦那が、椿は不貞の子であると咎めます。
今日子は、椿が不貞の子だと認め大旦那を押し退けると、その反動で大旦那は頭を打ち倒れてしまい、女将は部屋に火をつけその場から走り去っていきました。

その頃、椿は部屋に誰もいないことを不思議に思い探していると、今日子と七桜がもみ合っていて、そこで七桜が15年前の七桜(さくら)だということを聞いてしまいます。

今日子が去った後、七桜が真実を話ているときに火事が起こり、大旦那・宗寿郎だけが見つかっていないことを知らされます。
椿は大旦那を探しに行くが、火の海で助けられず意識を失ってしまいます。
倒れた椿は元婚約者の長谷栞(岸井ゆき)に助けられます。
一方、七桜もお腹に激痛が走り倒れてしまいますが、城島に助け出されます。

七桜が目を覚ますと、そこは病院で、赤ちゃんは流産していました。
そして今日子が母・百合子を殺した犯人だと知った七桜は、椿たちから姿を消すことを決意し、復讐を開始します。

七桜は、多喜川の助力もあり、東京での修行を経て金沢に『花がすみ』をオープンさせます。

火事から3年後、七桜と椿は再会。
七桜は光月庵への復讐のため、大旦那に自分こそが光月庵の正統な後継者だと打ち明ける。

これを聞いた大旦那は、先祖の言いつけを破り、椿と七桜に跡取りを決める和菓子勝負をさせることに。そして、七桜が勝利し、光月庵の後継者となり、椿は光月庵を去ります。

その後、椿は一職人として光月庵に戻ります。
また多喜川薫の父親が椿の実の父親であること。多喜川が七桜に近づいたのは、女将・今日子への復讐で会ったことが判明します(最新話60話)。

以上、原作漫画はまだ連載中であり、まだ幸せになっていない七桜と椿ですが、ドラマ版『私たちはどうかしている』最終回では、18年前の高月樹殺害の真相が判明し、色々な気持ちの葛藤をしながらも、七桜と椿はお互いを受け入れ、新しく二人の人生を歩んでいくというハッピーエンドで終わると予想します。

原作漫画のネタバレはこちら

ドラマ『私たちはどうかしている』原作漫画の結末ネタバレ!樹を殺した犯人は?

『私たちはどうかしている』各話のあらすじ

2020年8月12日から日本テレビ系にて放送開始された浜辺美波・横浜流星さんW主演の連続ドラマ『私たちはどうかしている』の各話あらすじネタバレを、放送後に随時更新してお届けしていきます。

1話のあらすじネタバレ

石川県小松市。花岡七桜(浜辺美波)は「一幸堂」で和菓子作りに情熱を注ぐ才能溢れる若き和菓子職人。

ある日、贔屓の客で茶道の宗家の娘・真由(小島藤子)に頼まれた七桜は、結婚式の引き出物を決めるための和菓子対決を受けて欲しいと頼まれる。

自分の御菓子を大勢の人に食べてもらえるチャンスに心踊る七桜だが、対決相手が創業400年の金沢の老舗和菓子屋光月庵だと聞き絶句。それは15年前、七桜から全てを奪った店だった。

15年前、七桜が5歳の時。和菓子職人だった母・大倉百合子(中村ゆり)とともに光月庵に住み込むことになった幼い七桜は、光月庵の同い年の一人息子・高月椿と出会い、和菓子作りの面白さに目覚めていた。

明るく人懐こい椿と優しい百合子と共に幸せな日々を過ごしていたある日、明け方の雷鳴に目を覚ました七桜は、母屋へ。
椿が咲き乱れる庭の先で七桜が見たのは、血まみれで立ち尽くす椿と、その足元で息絶えている椿の父・高月樹(鈴木伸之)の姿だった。
従業員たちが駆けつける中、椿は父親を殺したのは百合子だと証言する。

椿の一言で殺人犯の娘となり全てを失った七桜は、血の赤が怖いという致命的なハンデを抱えながらも、和菓子作りだけを心の支えに生きてきたのだった。

その光月庵が相手と知り、和菓子対決を辞退する七桜。
そんな中、住み込みで働いていた店から突然解雇されてしまう。原因は、毎日店に届く『花岡七桜の母親は人殺しです』というメールだった。

雨の中行き場を失った七桜は、百合子のお菓子のファンだという男・多喜川薫(山崎育三郎)から母から預かっていたという「私は何もやってない」と書かれた手紙を渡される。
今は亡き母の思いを知った七桜は、長い黒髪をバッサリと切り落とし、光月庵との和菓子対決に臨む覚悟を決める。

和菓子対決当日。15年ぶりに顔を合わせた高月椿(横浜流星)の冷たく自信に満ちた姿を前に、思わず体を強張らせる七桜。
椿が七桜の正体に気付かない中、七桜は食べる人への想いを込める気持ちで持ち直す。
対決の御菓子のテーマは「桜」。
繊細な色彩と高い技術で表現された椿の御菓子「淡墨桜(うすずみざくら)」と、幸せへの願いを込めた味わい深い七桜の御菓子「葉桜(はざくら)」、勝負は互角と思われたが、和菓子の世界で圧倒的な力を持つ老舗、光月庵の看板の前に七桜は敗北する。

対決終了後。会場を後にした七桜は突然椿から「俺と結婚しない?」と声をかけられる。15年前、母親を殺人犯にした証言をする椿の記憶がフラッシュバックした七桜は、ある思いを胸に咄嗟に「しましょう、結婚」と答える。
椿は「本気なら3日後に光月庵に来るように」と七桜に告げる。

翌日。現在の光月庵の和菓子の味を確かめた七桜は、15年前母が作っていた頃の味から激変していることにショックを受けます。

椿との約束の日。手紙に残された母の無念を胸に、真実を見つけるため、光月庵へ乗り込む七桜。
しかし、見習い職人の城島裕介(高杉真宙)から、椿と老舗旅館・長谷屋の娘・長谷栞(岸井ゆきの)が神前式を挙げている最中だと聞く。

椿の不可解な行動に戸惑いながらも、覚悟を決めた七桜は椿の前へ。椿は参列者がざわめく中、七桜と結婚することを宣言する。
混乱の中、その場を収めた光月庵の女将で椿の母・高月今日子(観月ありさ)は七桜と椿を別室へ。

傾きかけている店の経営のため、椿と栞を政略結婚させようとする今日子は椿をいさめるが、七桜は世間には伏せられている15年前の事件の話を出し、引き下がらない。
そこに、光月庵の大旦那・高月宗寿郎(佐野史郎)が現れる。

大旦那は大広間に出向くと、式の中止を土下座で懇願する。
さらに、雨の庭に出た椿は結婚が店の支援を取り付けるためのものだったことを皆の前で話し、土下座で光月庵の立て直しを誓います。
そんな椿に大旦那は激高し、「半人前のクセに!そこまで言うなら3ヶ月で成果を出して見ろ!できなければその娘とここを去れ」と言い放ちます。

その夜。自らの手で再び光月庵を輝かせるため、七桜を利用して政略結婚を破談にした椿に、結婚を利用して光月庵に入り、事件の真相を突き止めようとしている七桜は、「今日からお世話になります」と言うのでした。

2話のあらすじネタバレ

光月庵で暮らし始めた七桜(浜辺美波)に、下っ端の職人として洗い場の仕事を命じる椿(横浜流星)。
厨房では椿の結婚をぶち壊した女として同僚の職人たちから後ろ指を指されながらも、七桜は大好きな和菓子作りに囲まれることに喜びを感じていました。

そんな中、作業を助けたことで親しくなった見習いの職人・城島裕介(高杉真宙)の話から、15年前、先代の樹(鈴木伸之)が亡くなった事件の後、光月庵の従業員が総替わりしたことを聞きます。

七桜は事件当時のことを知る古参の客から話を聞くべく、ある方法を思いつきます。

翌日。光月庵では三坂神社の祈晴祭の大量注文が入っている日に七桜が得意先の呉服店・白藤屋の注文を受けてしまったことが問題になります。

七桜は、店が忙しい日なら御菓子を作り自分で届けに行けると思ったのだ。

祈晴祭の日。御菓子を届けるため一人白藤屋を訪れる七桜。
しかし、白藤屋の女将(峯村リエ)が箱を開けると、なんと白藤屋特注の御菓子が台無しにされていた。
パニックになる七桜の前に現れた椿は「嘘をつくからこんなことになる」と、七桜を抱え上げます。
気を取り直した七桜は、白藤屋の女将に詫びます。

七桜の不審な行動に気づき後を追って来た椿だが、何者かが御菓子に不吉ないたずらをしていたことで、光月庵は大切な得意先を失う危機に。

店に戻った後、出来上がった御菓子を女将の今日子(観月ありさ)が珍しくチェックしていたと聞いた七桜は、今日子が自分を追い出すために御菓子に細工したことに気づき今日子の元へ。
すると、今日子は「お客様に失礼をする人間は置いておけないでしょ」と七桜の荷物をまとめ出て行くように言い渡します。

嫌悪感を爆発させ、七桜を追い詰める今日子。
そこへ椿が現れ、白藤屋から七桜を指名して注文が入ったと告げます。

謎の男・多喜川(山崎育三郎)が白藤屋の女将に、七桜を指名して光月庵に注文するように言っていたのだ。

翌日から、七桜に光月庵の餡を教えるため、椿の一対一の指導が始まる。しかし、ベテラン職人・富岡勝(岡部たかし)の不満に気づいた今日子の差し金で、二人は厨房を使えなくなってしまいます。

富岡に「大旦那様の命しか受けない」と言われた椿は、大旦那(佐野史郎)に直談判するが、認められない。

椿が今日子の不貞によってできた子であることを疑う大旦那は、血の繋がらない椿に店を継がせまいと辛く当たってきたのだった。

椿は弟子に製造方法を盗まれ経営が傾いた過去から、光月庵は何より血縁を重んじるようになったと七桜に言います。
しかし、椿は大切なのは血縁ではなく、和菓子に対する情熱と意志だと語ります。
そんな姿に、七桜はかつての純粋な椿の姿を垣間見るのでした。
一方の椿は、自分に店を継ぐ資格がないと知ってからも態度を変えない七桜を意外に感じます。

七桜は、日中に厨房が使えないならと、夜にこっそり厨房を使おうとします。するとそこへ城島が現れ力をかしてくれます。
仲良さげにする2人を見ていた椿は「俺の妻だぞ!」と城島に怒りを露わにします。

富岡に今日子に扮した手紙を送り、2人の関係性を咎める形で弱みを握った椿は、七桜と餡作りを再開します。
お互いの和菓子への情熱に触れる七桜と椿。光月庵の餡を作ることに成功する七桜だが、椿は七桜が光月庵の餡を美味しいと思っていないことを見抜き、好きなように作らせてみます。

七桜の作ったはちみつを隠し味にしたオリジナルの餡の美味しさを認めた椿は、光月庵伝統の味ではなく、七桜の味を白藤屋に届けようと決めます。

二人は七桜の作った最中を届けに白藤屋へ。
二人の前で最中を食べた白藤屋の女将は、なぜか「変わらない光月庵の味だ」と喜びます。
実は、女将にとって光月庵の最中が日常の中でふと食べたくなるいつもの味だと気付いた七桜が、椿に内緒でオリジナルの餡ではなく、光月庵伝統の餡に戻していたです。
七桜が相談なしに中身を変えたことに不満を感じる椿だが、七桜の判断が功を奏し、二人は失いかけた得意先を味方につけます。

帰り道。夫婦らしく手を繋いで距離を縮める二人。しかし、大旦那ときちんと話せばわかりあえるかも、という七桜の言葉に椿は心を閉ざしてしまいます。

その夜。白藤屋の信頼を繋ぎ止めたことを知った大旦那から、七桜は初めて家族の食卓に招かれます。
苛立ちを露わにする今日子の前で、椿を愚か者だと罵倒する大旦那。今日子も言い返せない中、椿の和菓子と店に対する情熱を代弁した七桜に、大旦那は「椿のこと……愛しているのかね」と迫ります。
「はい」と答える七桜だが、別々の部屋で偽装夫婦のような生活を送る七桜たちの嘘を見抜いた大旦那の怒りが突然爆発します。
大旦那は、高月家に入り込んだ今日子と、樹の命を奪った職人で七桜の母・百合子、二人の女によって光月庵が脅かされたのだと怒りをぶちまけます。
狂気に満ちた大旦那から「僕の妻をいじめないで貰えますか」と、七桜を守った椿は、今日から同じ部屋で生活すると宣言します。

幼かった椿と御菓子作りに熱中した懐かしい椿の部屋へと移った七桜。隣で横になった椿は、かつて『さくら』と呼んでいた女の子との思い出を語り出します。それが七桜であることを知らないまま、『さくら』が「暗い家の唯一の明かりだった」と語る椿に、憎しみを抱きながらも惹かれる七桜。椿もまた、七桜に想定外に惹かれていき、2人はキスをします。
しかし、『さくら』が再び現れたら?という七桜の質問に、椿は「消えてもらうよ、俺の前から永遠に」と憎悪に満ちた瞳で答えます。

その頃、今日子は七桜の素性を調べた興信所の報告書から、七桜が大倉百合子の娘だということを知るのでした。

3話のあらすじネタバレ

椿が『さくら』を憎んでいる理由。それは、15年前の事件前夜、父・樹(鈴木伸之)と百合子の密会現場を目撃したからでした。
果たして事実なのか?2人はどういう仲だったのか?母の無実を信じて疑わなかった七桜の心は揺れます。

そんな中、七桜の素性を知った今日子(観月ありさ)は七桜を呼び出し、正体を暴こうとジリジリと追い詰めます。
椿の前で七桜の正体がバレると思ったその瞬間、なんと七桜の母親だと名乗る人物が光月庵を訪ねてきます。

自分の母を名乗る見知らぬ女性・花岡夕子/小料理屋の宮部夕子(須藤理彩)に話を合わせ、なんとかその場をしのいだ七桜。
店の常連客・多喜川(山崎育三郎)から頼まれて七桜の母のふりをしたことを夕子から聞くと、七桜は彼に会って事件当時の話を聞くため、店に行くことを約束します。

自分たちの結婚式で出したい御菓子があるという椿は、七桜を古い菓子帳の眠る物置へ連れていきます。
しかし、隠し事をしている様子の七桜を突然物置に閉じ込めます。
途方にくれる中、七桜はふと手に取った菓子帳に見覚えのある母の字を見つけます。そこには、桜の御菓子のデザインがびっしりと描かれていました。
再び母の潔白を確信し、多喜川に会いに行こうと決意する七桜。食事を運んできた椿の不意をついて逃げ出すが、待ち構えていたように七桜の頭上に壺が落下してきて、とっさに七桜をかばった椿が右手に怪我を負ってしまいます。

翌日、金沢屈指の茶道の流派・草薫会から椿に御菓子の依頼が入ります。大旦那(佐野史郎)も招かれている大事な茶会。下手な御菓子を出せば光月庵の看板に傷がつきます。
右手の怪我のせいで満足な御菓子を作れない椿は、作りたい気持ちを抑え、依頼を断ろうとします。しかし、椿の気持ちを汲んだ七桜は、茶会の亭主、柴本(森田甘路)の前で「大丈夫です。お任せください」と宣言してしまいます。

草薫会の御菓子を二人三脚で作ることになった七桜と椿。しかし、大旦那は「偽りの心を持つ者が作ったものを食べる気にはならん」と茶会に出す椿の御菓子は食べないと宣言します。
父の日に開かれる茶会の御菓子は「親の愛を伝える」という意味が込められた『落とし文』。人知れず傷つく椿を見た七桜は、寝る間を惜しんで落とし文のスケッチを始めます。
七桜のそんな姿に心を打たれ、試作の指導に熱を入れる椿。いつの間にか距離を縮める二人の様子を城島(高杉真宙)は複雑な表情で見ていました。

茶会当日の朝。椿は大旦那のために、ひとつだけ自分で落とし文を作りながら、2人の確執について語り始めます。

15年前、「不妄語戒」と書かれた掛け軸(この軸の前で嘘をついた者は、地獄に落ちる)のある茶室で、事件の目撃証言について大旦那に尋ねられた幼い椿は、父と百合子が本当は揉めてたのを見たのではなく、キスをしていたことを話します。
「嘘つきが!」と激怒した大旦那は、それ以来、椿を孫として扱わなくなり、椿の御菓子を一口も食べなくなったのでした。

椿もずっと苦しんでいたことを知った七桜は、悪態をつく大旦那に反論。「お菓子のことが大好きで、純粋な人なんです」と椿の純粋な御菓子への愛を代弁します。

茶会が始まり、いよいよ二人の作った御菓子が振舞われます。
落とし文に込めた思いについて、光月庵の御菓子こそが父が自分に遺した愛だと語る椿。しかし、大旦那は御菓子を口にすることなく、自分の皿を下げさせてしまいます。
茶会では好評を得るものの、椿は大旦那から認められなかった悔しさを噛みしめていました。

茶会後、七桜は偶然再会した多喜川に話を聞こうと慌てて後を追います。地主として手広く事業をやっているという多喜川。彼の家では昔から、忙しい家族が光月庵の御菓子がある時だけは集まっており、そんな家族団らんの味を作っていた百合子のファンなのだと話します。百合子の手紙は去年亡くなった父・秀幸(丸山智己)から預かった物で、多喜川はこれからも七桜のことを見守っていると告げます。

そんな折、椿と七桜は、大旦那が落とし文を持ち帰るため包んで欲しいと頼んでいたことを知ります。
高月家に戻った大旦那は、樹の遺影の前で椿の作った御菓子を口にし「まだまだだな」と言うのでした。
15年間一度も自分の御菓子を食べてくれなかった大旦那。その背中を見て、椿は涙を流します。

その夜、今日子はある人物に札束の入った封筒を渡していました。金を受け取る今日子の手先は、なんと城島なのでした。
七桜の素性を調べたり、壺を落としたのも城島だったのです。

その頃、茶室で『不妄語戒』の掛け軸の前に座る七桜と椿。
椿は七桜に「多分、俺はあんたに惹かれている。自分の我を通すための結婚相手としてじゃなく、一人の女として。でももしお前がさくらならこの気持ちを殺さなきゃいけない。答えてくれ。あんたは本当に花岡七桜なのか?それともさくらなのか?」と迫ります。

4話のあらすじネタバレ

椿の「さくらなのか?」という質問に、罪悪感を覚えながらも、母の無実を証明するために地獄に落ちる覚悟をもしてきた七桜は、「私はさくらじゃありません。花岡七桜です」と答えます。七桜のその言葉を「信じる」と言う椿。2人はその夜、初めて結ばれます。

一向に出て行こうとしない七桜に苛立ちを募らせる今日子(観月ありさ)は、七桜に大事な得意客にお茶を出すよう命じます。しかしそれは座敷で七桜の作法を試す嫌がらせ。客に失言をしてしまった七桜は、今日子に住む世界が違うと蔑まれます。

そんな中、城島(高杉真宙)と和スイーツカフェに出かけた七桜は、純粋に御菓子の話で盛り上がれる城島に癒しを感じます。
実家の和菓子店の名物・わらび餅があるので食べに来るよう誘われた七桜はその夜、かつて七桜が母・百合子(中村ゆり)と共に住んでいた離れの従業員の部屋へ。
懐かしさを感じる七桜。城島が接近しキスをしようとすると、そこに椿が現れて七桜を連れていきます。

翌日、七桜は城島が店を辞めることを聞き、城島をクビにしないよう頼むが、椿は再び冷たい態度に戻ってしまいます。
二人の仲に亀裂が入ったことに満足げな今日子は、城島にまた金を渡すのでした。

ある日、七桜は城島が借金取りに追われている姿を目にします。病気の父のために借金をしており、父のわらび餅を作れない自分は店を開けられないと城島。
なんとか実家の店を再開して欲しい七桜は、城島が何か隠していると気付きながらも、城島の夢のため『しまや』の味を再現すべく、朝早く厨房に入り、わらび餅を作り始めます。
七桜の真剣さに押され、城島は仕方なく父の味の特徴を教えます。

一方、椿は多喜川(山崎育三郎)の紹介で、投票で1位になれば全国で和菓子が売り出されるというデパートの七夕催事への出店を依頼されます。
以前同じような催しで注目を浴びた椿だが、その時多喜川は能登の小さな店『しまや』を推薦していたと話します。その店の名前を聞き、ピンときた椿。
『しまや』が城島の実家で、去年つぶれたことを知った椿は、入院中の城島の母・昭子(春木みさよ)のもとへ。そこで椿は、城島が自分を恨んでいる理由を知る。
2年前、経営の傾いていた『しまや』はデパートの催事に出店するチャンスに恵まれ、必死に準備をしていました。しかし当日、きちんと積んでおいたはずのわらび餅の箱が崩れ中身が床に散乱。起死回生の機を逃してしまったという。
その後、父は過労で亡くなり、店は閉店。催事のブースに落ちていた光月庵の袱紗から、催事で脚光を浴びていた椿がわらび餅をダメにした犯人だと確信した城島は、復讐するチャンスを狙ってきたのでした。

その頃、失敗を繰り返しながらも、わらび餅の試作を続けていた七桜は、城島も達成できなかった『しまや』の味を再現しつつありました。
しかし、実家を継ぐ夢を叶えて欲しいという七桜のお節介に苛立つ城島。さらに自分の家の借金を椿が完済したことを知り、椿に怒りをぶつけます。
椿は顔色一つ変えずに、音羽百貨店の催事に光月庵から『しまや』のわらび餅を出すための前払いだ、と告げます。
椿の施しに怒りを鎮められない城島を見て、わらび餅を完成させることを躊躇する七桜でしたが、椿に「信じて叶えればいい」と背中を押されます。その言葉に励まされ、ついにわらび餅の味を七桜は完成させます。

しかし催事当日、何者かによって厨房に積んであったわらび餅が床に散乱する事件が発生します。
作り直す時間がない中、七桜の管理不足を責める今日子は、代わりに富岡(岡部たかし)が用意していた御菓子、笹を模した上生菓子と星型の最中を出品すると宣言します。――七桜のわらび餅をダメにするよう指示されたが出来なかった城島が今日子を問い詰めると、やはり犯人は今日子だったのでした。

今日子が催事場の店頭で接客していると、平然と現れた七桜が客に最中を勧め始めます。実は星型の最中の中には、わらび餅が隠されていたのです。
富岡の御菓子だと思わせ、今日子自らの手でわらび餅を催事場へと運ばせていたのでした。――今日子の妨害を予想した椿が、今まで失敗したわらび餅をダミーとして厨房に置き、七桜が商品を最中に忍ばせたのでした。

悔しさをにじませ会場を後にする今日子を呼び止める多喜川。「二人が結婚すると、何か困ることがあるのか?」という意味深な問いに、今日子は動揺します。

催事担当に光月庵のわらび餅が売上1位になること、ひいては商品名を聞かせてくださいと言われた椿は、商品名は「しまや」だと伝えます。

七桜に感謝を伝える城島。自分の夢のために一生懸命わらび餅を完成させてくれた七桜に、いつしか本気で想いを寄せるようになります。

無事に七夕催事が終わり、結婚式の準備に追われ始める七桜と椿。
そんな中、白藤屋の女将(峯村リエ)の元で、白無垢の試着をしていた七桜は、突然吐き気に襲われます。
「もしかして、おめでた」と妊娠を疑われ、誤魔化すものの脳裏には不安がよぎります。

さらに、母親のふりをした夕子(須藤理彩)に結婚式の連絡をしようとするが、夕子の店の名刺がなくなっていることに気付きます。
その頃、夕子の営む小料理屋には、今日子の姿が…。

一方、椿との結婚が破談になり人知れず傷ついていた栞(岸井ゆきの)は、新たな見合いの席で七桜が『人殺しの娘』だと噂になっていることを耳にするのでした。

5話のあらすじネタバレ

七桜(浜辺美波)の母を演じていた夕子(須藤理彩)の小料理屋に突然現れた今日子(観月ありさ)。卑劣な圧力をかける今日子の異常さを前に、夕子は七桜と関わることから手を引こうと決めます。

一方、妊娠しているかもしれない七桜は、椿(横浜流星)への想いと正体を隠している後ろめたさの間で揺れていました。

そんな中、結婚式の招待状を送るため椿から実家の住所を聞かれた七桜は、遠いので母は呼ばなくていいと嘘を重ねます。
しかしそこに現れた今日子が、夕子は近くで店をやっているのではと問い詰めます。苦し紛れに言い逃れをする七桜だが、椿は夕子に挨拶に行くと言い出します。

店を訪れた椿と七桜から結婚式に招待された夕子は、自分が七桜の母親ではないことを告白しようとします。が、やはり妊娠していた七桜から苦しい胸中を聞き、夕子は自分が母親なら「幸せにおなり」と言う、と七桜の背中を押します。
また、椿が七桜のため、夕子に結婚式に出て欲しいと頭を下げる姿を見て、七桜は全てを椿に打ち明けて嘘のない関係になろうと覚悟を決めます。

翌日、椿は七桜を連れ夜の庭へ。蛍が舞う幻想的な風景を七桜に見せたかったという椿は、そこで父との思い出を語ります。
七桜は、意を決し真実を打ち明けようとするが、今日子に割って入られ、タイミングを逃してしまいます。

ある日、城島(高杉真宙)の部屋に再び行くことになった七桜。そこは、母・百合子(中村ゆり)と暮らした懐かしい部屋。一人で部屋に残され、昔よく隠れて寝ていた押し入れを覗くと、天板裏に道具箱が隠されていることに気づきます。
なんとその中には椿の父・樹(鈴木伸之)から百合子に宛てた手紙、そして『七桜へ』と書かれた封筒がありました。
そこには、2通の『DNA親子鑑定報告書】があり、七桜が「99.999999996%」樹の娘だと記された報告書と、椿が「0%」樹の息子ではないと記された報告書が。
更に、樹が百合子に宛てた無数のラブレター(手紙)と幸せそうに寄り添う写真があり、二人が恋人だったことを証明していました。
衝撃的な事実を目にして震える七桜。
そこへ通りかかった大旦那が、椿を跡継ぎとして認めてくれたのかと尋ねる七桜に、大旦那は「光月庵を継ぐのは、血の繋がった者だけ、樹の子に違いない『さくら』という女の子を捜している」と告げられます。

光月庵の正当な後継者は、椿ではなく自分。七桜は、椿の辛い心中を思います。
15年前の事件前夜、父の密会を目撃してしまった幼い椿は、自分が樹の本当の子ではないと気づいてしまった。そして、椿が『さくら』を憎んでいるのは、光月庵を、自分のすべてを奪ってしまうからだと悟ります。
七桜は、愛する椿を苦しめないため、黙って姿を消そうと心に決めます。

その日、東京の音羽百貨店の出張から戻った椿は、大旦那が自分たちの結婚式に出席することを知り、大旦那の部屋へ。
すると、七桜が作った蛍の御菓子を口にしていた大旦那は、その味にかつての記憶が呼び覚まされていました。
その様子を見た椿は、一度は蓋をした“七桜が『さくら』である”という疑念を、再び思い返します。

そんな中、栞が光月庵の椿を訪れます。
婚約破棄を改めて謝罪する椿に、栞は『七桜の母が人殺しだ』という噂が立っていることを椿に告げます。
椿は「私の知っている七桜とは別人です」と答えてその場を去るが、疑念は確信に変わろうとしていました。

一方、雨の降る中ひとり光月庵を後にした七桜は、多喜川(山崎育三郎)のもとへ。
誰にも知られずに自分を雇ってくれる店を紹介してほしいと頼む七桜だが、多喜川は百合子が殺人容疑をかけられたままで本当に後悔しないのか?自分は、事件の直前、百合子の御菓子を買いに行かなかったことをずっと後悔していると語られます。

15年前のあの日、母・百合子の愛した樹を殺したのは誰なのか?事件の真相を明らかにするため、七桜は再び光月庵へと足を向けます。

茶室でお茶を点てていた椿が優しく笑いかける姿に胸が苦しくなる七桜。同じく胸に痛みを抱える椿はそれを打ち消すように七桜を強く抱きしめます。
そして、椿は茶会の御菓子は『夕顔』にすると告げます。

翌日。結婚式までに事件の真相を掴み、光月庵を去ろうと決めた七桜は、15年前の記憶に沿って、事件現場である樹の部屋までの道を辿ります。樹と椿以外に現場で誰か見なかったか思い出そうとする七桜。しかし樹の部屋は庭側からも、中の廊下側からも完全に塞がれていました。
通りかかった山口耕一(和田聰宏)から、15年前の事件以来、大旦那が部屋を閉じ、一年に一度、特別な日以外は開かないと聞きます。
特別な日とは目前に迫る『夕ざりの茶事』。茶会が終わった後、大旦那は亡き息子と語らうように樹の部屋でお茶を飲むのだという。
七桜が来てから椿が色々な表情を見せることを嬉しく思っているという山口は、七桜にずっと椿のそばにいてあげてほしいと話します。

その頃、大旦那は弁護士に作成させた遺言書を読んでいました。遺言書には、大旦那の有するすべての財産を椿に相続させるという内容に加え、「高月家の血を引く孫が現れた場合、その孫がすべての財産を相続する」という文言が認めてありました。
それを聞き血相を変え抗議する今日子。しかし、大旦那の決意は変わりません。

そして、いよいよ運命の『夕ざりの茶事』が始まります。

6話のあらすじネタバレ

年に一度開かれる大旦那(佐野史郎)の茶会『夕ざりの茶事』当日。七桜(浜辺美波)はこの茶会の後にだけ錠が解かれるという樹(鈴木伸之)の部屋に入る機会を狙っていた。

茶室で多喜川(山崎育三郎)や栞(岸井ゆきの)など大事な来賓をもてなす膳が振舞われた後、椿(横浜流星)が作り上げた美しい『夕顔』の御菓子が出されます。

一方、大旦那の遺言書を始末しようと茶会の合間に部屋を漁っていた今日子(観月ありさ)は、初座の終わった大旦那と鉢合わせます。

椿の本当の父は今日子が不貞を働いた相手なのかと詰め寄る大旦那。
なぜ樹を裏切ったのかと問い詰められた今日子は、涙ながらに悲しい過去を話します。
一生、樹と光月庵に尽くそうと嫁いできたのに、樹は一度も自分に触れる事すらなかったのだった。
この上、椿が光月庵を継ぐことも許されなかったらと遺言書を奪おうと大旦那に掴みかかる今日子。2人は揉み合いになり、大旦那は倒れたはずみに後頭部を打って気を失います。
畳に流れ出る血。一度は助けようとする今日子だが、思いとどまり大旦那を置き去りにして部屋を後にします。
大旦那の傍らでは、倒れた燭台のろうそくから、畳に火が燃え移り始めていました。

後座の準備をしているはずの大旦那が茶室にいないことを不審に思った七桜は樹の部屋へ。
しかし錠前の外された室内にいたのは樹の着物を愛おしそうに抱きしめる今日子がいました。

15年前に事件のあった現場で当時の記憶がフラッシュバックする七桜。あの事件の日、庭で今日子の姿を目撃したことを思い出します。
七桜は、樹を刺したのも今日子なのでは、と詰め寄る七桜だが、今日子に「証拠はない」と言われてしまいます。
食い下がる七桜は、ついに自分が大倉百合子の娘の『さくら』であることを宣言します。
しかしその言葉を椿が聞いていました。

一方その頃、屋敷で火事が発生、大騒動が起きていました。
危険を知らせに来た山口(和田聰宏)に大旦那が行方不明だと聞いた椿は自分が探すと部屋を出て行きます。
七桜は椿の背中に「ここで椿を待ってるから」と告げるのでした。

煙と炎の中、大旦那のいる母屋へと向かう椿。しかし、火の回りが激しく途中で力尽き倒れてしまいます。

その頃、椿を待つ七桜は、駆け付けた城島裕介(高杉真宙)の前で、突如お腹を抱えて苦しみ始め、多喜川に助け出されます。

2日後。七桜が目を覚ましたのは病院の一室。見舞いに来ていた夕子(須藤理彩)に椿のことを尋ねるが、状況は詳しくわからない。
さらに、流産してしまったことを知った七桜は激しく自分を責め泣き崩れます。
ニュースでは火事後の光月庵の様子が伝えられ、椿が大旦那を助けた後、光月庵を継ぐ人間が使う御菓子の道具を取りに行ったことを知ります。
ずっと嘘をついていた自分が許されないのは仕方ないと思いつつも、椿は自分ではなく代々伝わる道具を選んだことに、ショックを受ける七桜。
結局、母は今日子のせいで犯人に仕立てられたと分かったにもかかわらず、無実は証明できなかった。
様々な罪悪感に苛まれる七桜に、多喜川は、これからどうしたいかと問います。
七桜は、光月庵のことも椿のことも全て忘れ、ただ純粋に御菓子作りをすることを決意します。

3か月後。火事から復旧した光月庵では、椿が新しく和菓子教室を始めていました。
火事から10日間意識の戻らなかった椿は、姿を消した七桜のことを捜していました。
自分の気持ちが愛情なのか憎しみなのかわからない中、ただ七桜を捜すことをやめられない椿に、今日子は「あなたには向き合うべき人が他にいるでしょう」と告げます。
実は火事の中、崩れ落ちる天井から椿をかばい、顔に火傷を負いながらも助け出したのは栞だったのです。
栞の顔の傷に心を傷め、マンツーマンで和菓子教室を開く椿。栞は、自分のことを1人の人間としてちゃんと認めてくれる椿への想いを強くします。
そして、父がお膳立てした、自分を押し殺して生きていかねばならない縁談を、栞は、結納の場で断ってしまいます。

今日子が大旦那から奪った遺言書は白紙でダミーでした。
大旦那は依然、入院中で本物の遺言書のありかが分からない中、今日子は邪魔な七桜を徹底的に潰そうと決意していました。

そんな中、縁談を破棄した栞が光月庵で働きたいと椿の元を訪れます。
実は2年前、器の展示会で絵付けを褒められたことが椿との最初の出会いだったと話す栞。もう父の言いなりになって自分を諦めたくないと訴える栞を、椿は店に受け入れます。

それから3年。いまだ入院中の大旦那の代わりに光月庵の一切を引き受けた椿は、御菓子作りから遠ざかっていました。
そして店には、すっかり馴染んだ栞の姿がありました。
今日子の後押しを受け、椿をデートに誘おうとした栞は、城島が椿に七桜との関係を尋ねているところを聞いてしまいます。
火事の日、自分が七桜よりも店を選んだことを話す椿。そんな椿の姿に、栞はあの火事の中で見た真実を言えずにいました。

そんなある日、五月雨亭で出す御菓子を決める選定会で、金沢の外れにある小さな和菓子屋『花がすみ』が光月庵を退けて選ばれます。
とてもおもしろい御菓子を作る店だと聞いた椿は、何か感じるものがあり気になります。
その頃、『花がすみ』では、一人の女店主が客を見送っていました。
五月雨亭の御菓子に選ばれたことを報告する多喜川に落ち着いた声で答えたその主こそ、強く美しい女性に変貌した七桜でした。
七桜は揺るぎない自信を胸に「今の光月庵には消えてもらうから」と話すのでした。

7話のあらすじネタバレ

新進気鋭の和菓子屋『花がすみ』に、由緒ある五月雨亭の仕事を奪われたことに衝撃を受けた光月庵の面々。名誉挽回のため、椿(横浜流星)は次の週に迫った五月雨亭・新春園遊会の選定会に向け、久々に自分で御菓子を作ることを決めます。

そんな中、椿は週刊誌の記者から表向きには病死になっている樹(鈴木伸之)の死について真相を問われます。
今日子(観月ありさ)が夫の不貞に逆上して刺したのではと聞く記者。椿は事件当日の今日子の行動を思い出していた。

一方、七桜(浜辺美波)は偶然栞(岸井ゆきの)に会います。店の名前にあぐらをかいて味を落とした光月庵には負けないと宣言する七桜。

なぜ七桜は3年間でこんなに変わってしまったのか?
そこには、今日子からの執拗な嫌がらせがあった。母の無念を思い、正当な跡継ぎとして光月庵を乗っ取ると心に決めたのだった。
そんな七桜をずっと支え、お店を出す支援もした多喜川(山崎育三郎)は、椿との関係を気にしながらも、七桜の背中を押します。

選定会が近づく中、椿はテーマの『月』を表現した繊細で美しいお菓子を完成させます。
椿の圧倒的な腕前に感動する一同だが、城島(高杉真宙)は腕がある椿が厨房から遠ざかっていることを不満に感じていた。

選定会当日。七桜は『雲一つない空に輝く月』を表現した御菓子を披露し、審査員の心を奪います。
勝敗を前に庭で椿を見つけた七桜は、まっすぐに近づいて行くが…。

椿が自ら御菓子を作ることが少なくなったのは、目が見えづらくなっているためだと知った七桜。実は椿は火事の時に落下物の衝撃から網膜が傷つき、すぐに手術をしなければ失明の危機が迫る状態になっていた事を知り、心乱されます。

数日後。大旦那(佐野史郎)の見舞いから戻った椿は、今日子が選定員の市議会議員・溝口(吉沢悠)に根回しをしていたことを知り、今日子への嫌悪感を露わにします。

一方、不正に気づいた七桜は、光月庵の牙城を崩そうと今日子と深い仲である溝口に近づいていた。
急に頭角を現した『花がすみ』が気になる椿は、ある予感を抱いて店を訪れます。

『花がすみ』を訪れた椿に再会した七桜は、激しい動揺を隠しながらも椿に冷たく接する。3年前の火事の日、七桜が何も言わずに消えた理由を問い詰める椿に、七桜は『さくら』である自分が母に罪を着せた椿を好きになるわけがないと言い放ち、光月庵は自分のものだと宣言します。
さらに多喜川から七桜と自分は公私ともにパートナーだと告げられた椿は、その嘘を信じ、再び七桜への愛と憎しみの狭間で苦しみます。

その頃、光月庵では『花がすみ』の店主が七桜だということが発覚し、騒ぎになっていました。
七桜が光月庵を乗っ取るつもりだと知って、怒りに打ち震える今日子。椿は、七桜が母の無実を訴えていることから、改めて父を殺した真犯人は誰なのか、あの日の記憶を辿ります。18年前の事件の日、今日子は一晩中椿と一緒にいてアリバイがあるはずだと思い返します。

大旦那の病院で椿と鉢合わせた七桜は、椿に目が見えにくくなっているのではと問いただします。早く治療を受けるべきだと話す七桜に、園遊会が終わるまでは治療を受けないという椿。下手な御菓子を出して光月庵の評判が落ちることは、視力を失うのと同じことだというのでした。
七桜は、椿の御菓子への情熱に、自分の好きだった椿のままだと実感します。
七桜は、自分が光月庵を乗っ取ることで、椿を光月庵の呪縛から解き放とうと決意します。
そんな七桜の椿への健気な思いを知った多喜川は、「僕だけはずっと君のそばにいる」と七桜を抱きしめるのでした。

一方栞は、七桜のことを忘れられない椿の様子にショックを受けていました。
椿への報われない気持ちが暴走した栞は、なんと今日子に「椿の子供を妊娠した」と一世一代の嘘をついてしまいます。
今日子は喜び勇んで、栞の実家の老舗旅館・長谷屋へ出向き、一刻も早く椿との結婚を進めようとします。
一度は勘当した栞の両親も娘の結婚を祝福します。

自分の知らないところで栞との結婚話が進んでいることを知った椿は栞の部屋へ。
そこで待っていたのは着物を脱ぎ捨て「私を抱いてください」と迫る栞。冷徹な目で栞を見下ろした椿は「俺の何を知っている?」と首に手をかけます。あまりにも冷たい態度で椿に拒絶された栞は、激しい自己嫌悪に襲われ、その場に膝をつきます。

その日の夜。多喜川は 夕子(須藤理彩)の店を訪れていました。
七桜を支え続ける多喜川に、本気で七桜を思っているのかと尋ねる夕子。多喜川は茶化すものの、どうやら本気のようです。
夕子から大旦那の容態がかなり悪いと聞いた多喜川は、次期当主に名乗りを挙げる最後のチャンスだと七桜に告げます。

七桜が自分と溝口の関係に気づいたかもしれないことを知った今日子は、焦りを強めていました。
「高月家の血を引く孫が現れた場合、その孫が全ての財産を相続する」という遺言書のありかは掴めていない。大旦那を自分の目の届くところに置いておこうと考えた今日子は病院へ。
しかし、そこに七桜が現れます。強気で今日子に迫る七桜だが、栞が椿の子供を妊娠したと聞かされショックを受けます。
その隙に七桜を突き飛ばし大旦那を連れ出す今日子。七桜は必死に「樹さんの本当の子供は私です!」と大旦那の背中に言い放ちます。

改めて光月庵を訪れた七桜は栞に椿の目の治療をするよう言ってくれと頼みます。七桜は結婚する栞が椿の心の支えになると信じて頭を下げるが、栞は自分には無理だと言います。

百合子(中村ゆり)が残したDNAの鑑定書を手に、大旦那に自分の正体が『さくら』だと明かす七桜。そこに今日子が現れ、鑑定書を破ってしまいます。
大旦那は、駆けつけた椿と今日子に、七桜と二人にしてくれ、と言い渡します。

二人きりになった七桜と大旦那。大旦那は樹と百合子を別れさせたのは自分だと告白します。中学の同級生でお互いを想い合っていた樹と百合子だが、古い風習で結婚は家同士のものだったため、大旦那が無理やり別れさせたのでした。
七桜の幸せを壊す原因を作った自分を許せるのかと問われた七桜は、許せないが、両親が愛した光月庵で御菓子を作りたいと告げます。

一方椿は、自分の本当の父親が樹を殺したのではないかと今日子に迫ります。その男とは、一体誰なのか、溝口か?山口か?それとも…

大旦那は、血のつながりで後継者を選ぶという古い慣習を破る覚悟を決め、七桜と椿に来月末12月31日の除夜祭の日、より美しく魂を震わす御菓子を作ったものに光月庵を譲ると告げます。

8話(最終回)のあらすじネタバレ

血のつながりで後継者を選ぶという古い慣習を破る覚悟を決め、遺言書を燃やした大旦那(佐野史郎)。そんな祖父の思いに触れた椿(横浜流星)は、目の症状が悪化する中、除夜祭での七桜(浜辺美波)との対決に必ず勝とうと決意します。

一方、七桜は店を閉めて対決の準備に集中していた。
多喜川(山崎育三郎)は、七桜が光月庵に縛られた椿を自由にするために勝ちたいという健気な思いを察します。
しかし必死になるあまり、七桜はプレッシャーから初めて御菓子作りを怖いと感じ、スランプに陥ってしまいます。その弱気な姿を見て、七桜を励まし、多喜川は七桜に気持ちを伝えます。

その頃、椿に拒絶され、自己嫌悪に陥った栞(岸井ゆきの)は城島(高杉真宙)に椿の子を妊娠したのは嘘だったことを告白します。
城島に親の愛を気づかされた栞は、自分の気持ちを押し殺して椿のために心を注ぐ七桜を眩しく思い、ずっと言えなかった真実を話そうと、城島と2人、『花がすみ』を訪れます。

七桜は、3年前の火事の夜、椿は七桜の元へ戻ろうとしていたこと。
光月庵伝統の道具箱を火の中から運び出したのは実は今日子だったことを栞から聞きます。
椿が店ではなく自分を選ぼうとしていたこと、栞との間には何もないことを知った七桜は、揺れる心を必死に隠します。そんな七桜の背中を押したのは多喜川でした。

一方、夕子(須藤理彩)に遭遇した椿も、七桜の愛に気づき、2人は会うことに。
惹かれ合う気持ちと裏腹に、どうしても当主殺害事件の記憶がよぎってしまう2人。勝っても負けても最後、大晦日の勝負が終われば二度と会わない。そう心に決め、2人は最後の夜を共にするのでした。

そして対決の日。
七桜と椿はそれぞれの御菓子を大旦那に披露します。
七桜が用意したのは椀を開けるとフワッと柚子の香りが広がる上生菓子『冬暖』。黒文字で切ると、中からひめ柚子の皮を丸ごと使って包み込んだあんが現れるという趣向を凝らした美しい一品。五感の全てに染みいるような、あたたかい御菓子は、かつて母・百合子(中村ゆり)と一緒に作ろうと約束したものでした。
対する椿が用意したのは、椿の葉で道明寺を包んだ『つばき餅』。シンプルな中にも椿の技術が結集された御菓子だが、一口食べた大旦那は思わず目を見開き涙します。
それは、かつて大旦那が亡き息子・樹(鈴木伸之)に教えたそのままの味だったのでした。幼かった椿は、樹から教わった味を決して忘れず、大切な味を再現することに成功していました。

2つのお菓子を食べた大旦那は、2人を別々の部屋に待機させ、選ばれた者の部屋の戸を開けると告げます。
決断の時を前に、大旦那は今日子にも跡継ぎを選ぶチャンスを与えます。二つの御菓子を前にした今日子は、すぐにどちらが椿の作ったものか確信します。

しかし、開かれた襖の向こうにいたのは、七桜でした。
今日子が椿の作ったものだと思い込んだ御菓子は七桜のもの。椿を激しくなじる今日子を大旦那が止めようとした時、大旦那が倒れてしまいます。
最期の時を察した大旦那は、椿を部屋に呼び。祖父である自分に認められるためだけに作られた『つばき餅』を選ぶわけにはいかなかったと告げます。
そして、今まで椿に辛く当たってきたことを詫び、「これからはもっと、自由に御菓子を作っていい」という言葉を残し、この世を去ります。

大旦那の告別式の後。
椿は着慣れた着物ではなく、洋装で高月家を後にします。
「光月庵を絶対につぶさないでくれ」と七桜に告げて。ようやく欲しかったものを手に入れたはずの七桜は、心に空虚さを抱えながらも、百合子の夢だった『桜の羊羹』を完成させるため、トラウマとなっていた真っ赤な色粉に手を伸ばします。
しかし、全てが終わったはずなのに、赤い色を前にして動悸の治まらない七桜。18年前の事件の真相を明らかにし、母の無実を証明するまでは自分も解放されないことを悟ります。
そんな七桜に今日子は「この店は渡さないわよ」と宣言します。

その頃、城島と栞は夕子の店に来ていました。そこに現れたのは、今日子と親しい市議会議員・溝口(吉沢悠)。城島は、椿の本当の父親は溝口なのではないかと迫りますが、18年前、椿の本当の父親と今日子が共謀して樹を殺害したという噂で持ちきりだったと話す溝口。さらに、椿の父は多喜川の亡くなった父・多喜川秀幸だと告げます。

一方、嫌な予感で女将の行方を探す七桜は、錠がかけられているはずの樹の部屋へ。
狂気に満ちた今日子が道具箱に火をつけようとした瞬間、背後からナイフを持った多喜川が現れます。
が、多喜川の隙をついて火をつける今日子。
七桜は「光月庵を守る」という椿との約束を守るため、身を呈して必死に火を消そうします。
そこへ、椿が現れ火を消します。
自分と多喜川が異母兄弟だったという事実に衝撃を受ける椿に、今日子は報われない自分の人生を語ります。

椿は、18年前の事件の日、今日子が厨房から百合子の包丁を持ち出していたことを一番古株の職人である山口(和田聰宏)から聞き、真相を明らかにするために光月庵に戻って来たのでした。

今日子が真犯人ではないのかと迫る椿。今日子は凶器をすり替えただけだと主張。部屋に行った時には、すでに樹は刺された後だったと告げます。

なんと、樹を殺したのは多喜川だったのでした。
父・秀幸が今日子と不倫をしたせいで、多喜川の目の前で自殺未遂をした母。
父を許せなかった多喜川は、2人を別れさせようと、包丁を手に高月家へ向かいました。
そこで、鉢合わせた樹と揉み合いの末、刺してしまったのでした。

自分の罪を百合子に着せながらもずっと黙っていた多喜川に衝撃を受ける七桜。
椿は、多喜川が事件から15年も経った3年前に突然七桜の前に現れた理由を尋ねます。

事件後、犯人は今日子だと思い距離を置いた秀幸は、罪を着せられた百合子を支え、二十歳になった七桜に宛てた手紙を預かっていました。

多喜川は、死を前にした父からその手紙を託され、七桜のもとへ。
和菓子職人として働く七桜の姿に、自分が奪ってしまった光月庵という居場所を七桜のために取り戻そうと誓ったのでした。

今日子への激しい憎しみを露わにした多喜川は、今日子を殺そうとしますが、七桜に制されます。
力の抜けた多喜川は、ナイフを落とし連行されます。

七桜の怪我を手当てする椿。すぐに目の治療をしてほしいと懇願する七桜の姿に、椿は七桜が光月庵を手に入れようとしていたのは、自分に目の治療をさせるためだと悟ります。

そんな中、今日子の姿が消えていることに気づきます。
全てを失った今日子は、心神喪失状態で、無邪気に遊ぶ親子の姿に自分と幼かった椿の姿を重ねていました。
そんな時、トラックに引かれそうな子どもを助けて、命を落とします。

知らせを受け病院に駆けつけた椿と七桜。
そこへ、椿の主治医の眼科医が現れ、実は今日子は椿の目の異変を知り、親族への優先的な臓器提供の意思を書面に残していたことを告げられます。
七桜は、今日子が椿に角膜を提供するため、わざと事故にあったのではと思います。息子を思う1人の母親として、今日子が必死に治療法を調べている姿を見ていた富岡(岡部たかし)の話を聞いた椿は、今日子の亡骸を前に崩れ落ちます。

その日、光月庵を守り抜くと約束した七桜は、椿にしか作れない御菓子を自由に作って欲しいと伝え、手術を控えた椿に別れを告げます。

1か月後、椿の退院の日。
光月庵の当主として働く七桜は、椿の型抜きを手にして、椿の元へ走ります。
そして橋の上で、無事に目の手術を終えた椿と再会します。
「光月庵に戻ってきて欲しい、自分には椿が必要」「初めて出会ったあの日からずっと、私は…椿のことがどうしようもなく好きなの」とと告げます。
椿は、そんな七桜を「愛してる」と抱きしめ、ずっと一緒にいることを誓うのでした。