『浦安鉄筋家族』12話のネタバレ感想!見事な脚本!最終回は壮大な伏線回収と驚きの連続
2020年9月26日に放送されたドラマ『浦安鉄筋家族』12話(最終回)のネタバレを含むあらすじと感想を、放送後にSNSで最も注目を集めた出来事を含めてお伝えします。
遂に最終回、5カ月前にタイムスリップした大鉄が、家族の力になろうと奔走する!
一方の順子たちは、大鉄の現状を理解し、サンタモニカにいることを知って…。
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この記事には、『浦安鉄筋家族』12話(最終回)のネタバレが含まれています。まだご覧になっていない方は、「Paravi」で過去の放送をご覧になれます。
※記事の公開日(更新日)時点の情報です。
目次
『浦安鉄筋家族』12話(最終回)のあらすじネタバレ
大鉄 in サンタモニカ
大沢木大鉄(佐藤二朗)に置いていかれた新浦安から帰宅した妻・順子(水野美紀)と子供たちは、サンタモニカ旅行が叶わず居間で落ち込んでいました。
二男・小鉄(斎藤汰鷹)がふとテレビをつけると、SNSで話題のアメリカ西海岸に神出鬼没に現れる『カミカゼタクシー』のニュースが流れます。
テレビに映ったタクシーは大鉄の所有するタクシー、大鉄は何故かサンタモニカに居たのです。
動揺する順子は、地球儀を回すのでした。
タイムトラベラー生活に疲れる大鉄
5カ月前、大鉄がタイムスリップして1週間が過ぎたある日、常連客(滝藤賢一)に呼び止められ大鉄はタクシーを停めます。
生活感のあるゴミが散らかり放題の後部座席に驚く常連客、大鉄がタクシーに寝泊まりしていると知りタクシーに乗るのを止めます。
「生活してんのかよ」
意味深に呟く常連客はタクシーが走り去るのを見届け、メモをとるのでした。
浦安の街をタクシーで流す大鉄は、過去との関わりを恐れ逃亡者のように暮らすタイムトラベラー生活に疲れ果てていました。
自宅に戻った大鉄は、居間で眠る過去の大鉄を見ていました。
半年経てば過去の大鉄はタイムスリップし我が家に戻れると考える大鉄でしたが、半年もタイムトラベラー生活を送る自信はありませんでした。
大鉄、過去に介入
大鉄は再びタクシーを流し公園の前を通りかかると、三男・裕太(キノスケ)を抱いた順子が、赤ん坊同士の総合格闘技・ベビーファイトを仕切る会長・柳梅(藤田朋子)とその一味に囲まれていました。
大鉄は、今日が裕太(キノスケ)が熱を出した日だと気づきます。
順子の苦労を知り、大鉄は矢も楯もたまらず、覆面にガウン姿の覆面レスラーとして過去へ介入、病院へ連れて行こうと裕太を連れ去ります。
梅一味を一網打尽にした順子は大鉄とは知らず覆面レスラーを猛追、ジャーマン・スープレックスで覆面レスラーを粉砕し裕太を救出します。
力になれず大鉄は順子に聞こえない声で謝罪、久しぶりの裕太のぬくもりに感動しながら走り去るのでした。
更に1週間が過ぎ、今日も浦安の街をタクシーで流す大鉄は、公園で花丸木(染谷将太)とブランコに乗る桜(岸井ゆきの)を見かけます。
桜の純情が理解できず後悔する大鉄は、桜のために覆面レスラー姿で片づけに帰宅、しかし生来のがさつさが災いし、片づいていた家を逆に散らかしてしまいます。
諦めて家を出た大鉄は家に向かう桜と花丸木に遭遇、しかし、ふたりは覆面姿の大鉄に気づきませんでした。
花丸木を待たせ先に家に入った桜は、散らかり放題の惨状に驚くのでした。
浦安に時空の歪
そして現在、居間でサンタモニカに居る大鉄のニュースをテレビで見る順子と子供たち、浦安に居たはずの大鉄がサンタモニカに居ることに困惑。
長男・晴郎(本多力)は、以前10円硬貨や酒瓶のラベルの文字が裏返ったことを根拠に、局所的に浦安に時空の歪ができ空間を超えることやタイムスリップも可能と力説。
しかし、順子たちには全く理解できませんでした。
過去を彷徨う大鉄
再び過去、浦安の街をタクシーで流す大鉄は、疲れ果て家に帰ることを望んでいました。
そんな時、行方不明になった小鉄の担任・春巻龍(大東駿介)を捜す小鉄と同級生を見かけます。
小鉄と触れ合いたい大鉄は、覆面レスラー姿で小鉄を抱きしめイガグリ頭に頬ずりし逃げ去ります。
夜、大鉄がこっそり帰宅すると、居間では大沢木家と西川家がファミコンでベースボール対決をしていました。
大鉄は台所で炊飯器から直にご飯を食べ、懐かしい我が家の味に感動するのでした。
大鉄の覚醒
再び現在、順子は不味い中華屋で大鉄が2人居たことを思い出します。
そして再び過去、過去の大鉄と順子がふたりきりでランチに出かけます。
電柱に隠れ様子をうかがう大鉄は、『青山餃子房』に家族が集まった日のことを思い出します。
自宅に忍び込んだ大鉄は懐かしい我が家を家族が居ない隙に存分に堪能、居間に寝転がりながら家族サービスを望む順子の言葉を思い出します。
家族が頑張る中、惰眠をむさぼる大鉄、過去の自分と変わらないことに気づき反省、空を見上げると家族の危機を知らせる狼煙・エマージェンシーが上がっていたのです。
家を飛び出し青山餃子房に駆けつける大鉄、トイレに行ったはずの大鉄が入口から現れ驚く順子たち。
そんな家族をよそに、大鉄は巨大な鉢に入った大盛ラーメンと巨大な餃子を軽く平らげ、「必ず旅行に連れてってやる」と言い残し店を後にします。
店を出た大鉄と入れ替わりにトイレから出てくる過去の大鉄、訳が分からず困惑する順子たちなのでした。
自身の使命に気づいた大鉄は、タイムトラベルが使命に気づくための試練と解釈、タクシーを綺麗に洗車し浦安の街を流します。
次々に乗る乗客は、大鉄の爽やかな接客に感動するのでした。
常連客の正体
大鉄は久しぶりに常連客を乗せます。
常連客の指示通り人気のない船橋の埠頭に到着、常連客はタクシー代も払わず降りると運転席側に回り大鉄に見たこともない銃を突きつけます。
大鉄がタイムトラベラーであることを知っていた常連客は、未来から来たタイムトラベルを取り締まる時空局の捜査員だったのです。
春巻帰還、そして大鉄はサンタモニカへ
常連客が大鉄との思い出を懐かしむ中、謎のポッドが地球へ向っていました。
改めて銃を大鉄に向け常連客が撃とうとしたその時、ポッドがタクシーに衝突、常連客は埠頭へ、タクシーは海へ吹っ飛ばされてしまいます。
不時着したポッドのハッチが開くと、中から春巻が出てきました。
そして、海を越えたタクシーはサンタモニカの砂浜に不時着します。
ところで、春巻は何故地球に帰還出来たのでしょうか。
UFOに忍び込んでいた春巻を地球人サンプルとして持ち帰ろうとした星くん(永野宗典)でしたが、あまりにも春巻が無能過ぎ途中で放出したのでした。
順子、直ちにサンタモニカ旅行
日本のテレビ局の取材を受けるサンタモニカの大鉄、そのインタビューを順子たちが居間のテレビで見ていました。
家族を旅行に連れ行くという言葉で大鉄のインタビューは終わり、順子は大鉄の気が変わらないうちに、消費者ローンで借金してでも直ちにサンタモニカへ行こうとします。
そんな、順子に晴郎は在宅ギークの粋を結集し造った家庭用亜空間フィールド発生装置『どこだってドア』を披露。
妙に細いドアを開けるとアメリカ西海岸の風景、晴郎がドアを通り抜けようとしましたが腹がつかえて入れず、どこだってドアは爆発。
景気づけになったと、順子は子供たちに旅行の支度を急がせます。
そこへ、祖父・金鉄(坂田利夫)が現れ、何故か亡き祖母(木野花)を呼びます。
すると、祖母の声が聞えてきたのです。
旅行を楽しみなさいと祖母はへそくりの在りかを教え、言われた通り座布団を開けるとお金が出てきました。
順子たちは祖母に感謝し、手を合わせるのでした。
大鉄、大沢木家に帰宅
アメリカ西海岸をタクシーで流す大鉄がタクシーを停めると、順子と子供たちが居ました。
大鉄は順子と子供たちを乗せ、順子の指示通りサンタモニカ経由で浦安へ向います。
浦安に戻り家族から「お帰りなさい」と言われ、大鉄は涙が溢れます。
やっと帰宅した大鉄は、早速たばこを3本吸い、居間で寛いでいると畳が燃え大沢木家はいつものように大騒ぎするのでした。
『浦安鉄筋家族』12話(最終回)のネタバレ感想
のらゆき
まさか大鉄がサンタモニカまで吹っ飛ばされるなんて、予想外の展開に笑わせてもらいました。
生きていれば良いのですが、大鉄と同じく吹っ飛ばされた常連客がどうなったのか心配です。
とりあえず、春巻が地球に帰還できて安心しました。
ベビーファイトや桜と花丸木関係など、その時々の話の主題そのものが、伏線になっていて驚きました。
また1話からじっくり観たいと思います。
原作と違い大鉄を主役にしてどうなるのかと思っていましたが、予想外の連続でとても楽しかったです。
最後に続くかもで終わっていましたが、是非とも続編が観たいです。
見事な脚本!最終回は壮大な伏線回収と驚きの連続
浦鉄の壮大な伏線回収‼️
何かよくわからないけどまぁ浦鉄だし…って流してた場面にも意味があったのね😳春巻も帰れてよかった😂
おかえりでじーんときて、エンディングにつながって…感動✨
笑う予定なのに子供の霊の話から毎回暖かい涙が…😂
原作愛もすごく伝わってきて最高でした💓#浦安鉄筋家族— piyo🐥 (@piyo_nano_yo) September 25, 2020
何でもありなコメディドラマという設定が数々の違和感をスルーさせてたんだよな。完全にやられた。コメディとしてもくだらなくて笑えたし、初回から振り返る仕掛けがあって連ドラとしても楽しめた。ゲスト含めたみなさんの振り切ったお芝居が観られたのもよかった。
#浦安鉄筋家族— ゆく (@yuku_no3) September 25, 2020
まさかのEDすら回収www 撮影が止まったり家が壊されたりw 色々あったけど、逆境もネタにして最終回で伏線全回収とか、ギャグとは思えない見事な脚本だったし、役者もみんな原作のイメージに合っていたり本人だったりで実写の一つの答えを見た作品だった。かも、じゃなくて続きも是非! #浦安鉄筋家族
— イチ108 (@ichi108ksg) September 25, 2020
最後まであまりにも伏線回収が見事すぎて華麗すぎて、泣くと思ってたのに泣けなかったよ。
#浦安鉄筋家族— むらこ (@mm_emk) September 25, 2020
大鉄怒涛の伏線回収からの常連客(滝藤賢一)の意外な正体および、春巻龍(大東駿介)帰還。
そして、吹っ飛んだ大鉄はサンタモニカで家族にメッセージを送り、順子たちがサンタモニカに迎えに行く。なんとも刻みの良い展開にワクワクする最終回でした。
婆ちゃんのへそくりが千円札ばかりだったので、あれで4人サンタモニカに行けるか…と、少し疑義がありましたが、最高の脚本でした。
まとめ
もっとハチャメチャな終わり方をすると思っていましたが、意外にもドラマとして凄く綺麗にまとまった最終回でしたね。
放送前は色々と不安がありましたが、12話見てきた今はロスが起こってしまった…。
まだまだ原作のネタはあるので、是非、続編を作って欲しいですね。
いや~よくできたホームドラマでした!制作陣のセンスを感じます。
ところで…ロケは本当にサンタモニカでやったのかな?