ドラマル

2021年6月15日

『TOKYO MER~走る緊急救命室~』ネタバレ!最終回までのあらすじと結末考察

ドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』の1話から最終回までのあらすじを、ネタバレを含めてわかりやすく紹介しています。

『TOKYO MER~走る緊急救命室~』は、『グランメゾン東京』『危険なビーナス』を手掛けた黒岩勉が脚本を手掛けたオリジナルのヒューマンドラマです。

物語の舞台となるのは、都知事・赤塚梓(石田ゆり子)の命で新設された「TOKYO MER(モバイル・エマージェンシー・ルーム)」という救命救急のプロフェッショナルチーム。最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車輌(ERカー)で、「TOKYO MER」リーダーの主人公・喜多見幸太(鈴木亮平)が、救命救急チームの仲間と共に、危険極まりない大事故、大災害、事件の現場に駆けつけ、活躍する姿を描いた物語です。

※『TOKYO MER~走る緊急救命室~』全話ネタバレ完了済み(2021年9月13日)。

見逃し配信をチェック

当記事には、『TOKYO MER~走る緊急救命室~』の第1話から最終回までのネタバレが含まれています。先に内容を知りたくない方は、「Paravi」で第1話から最終回までの放送をご覧になれます。
※記事の公開日(更新日)時点の情報です。

『TOKYO MER』の最終回ネタバレ・結末考察

『TOKYO MER~走る緊急救命室~』には原作となる漫画や小説はありません。脚本家・黒岩勉による完全オリジナル作品です。

以下は、公式発表から予想する、『TOKYO MER~走る緊急救命室~』最終回の結末までです。

都知事・赤塚梓(石田ゆり子)の肝入りでスタートした救命救急チーム「TOKYO MER」のメンバー、チーフドクターの喜多見幸太(鈴木亮平)、麻酔科医・冬木治朗(小手伸也)、臨床工学技士・徳丸元一(佐野勇斗)、研修医・弦巻比奈(中条あやみ)、看護師・蔵前夏梅(菜々緒)、ベトナム人看護師・ホアン・ラン・ミン(フォンチー)、厚生労働省の官僚であり医師の音羽尚(賀来賢人)の7人。
初回(1話)から、彼らのまるでアベンジャーズのような、勇姿を見られるでしょう。

本作は、大型バスの多重事故から始まり、工場爆発、トンネル崩壊、と破格のスケールの重大事故・災害・事件が起こっていきます。
その規模の大きさから、危険を顧みず、命がけで患者の元へと駆けつけるリーダーの喜多見が、レスキューの千住幹生(要潤)としばしば衝突。
さらには、チームの仲間やTOKYO MERが所属する東京海浜病院の医師たちからも、喜多見に対する反発の声があがります。

そんな中、TOKYO MERのメンバーである研修医・弦巻が決定的なミスを起こしてしまいます。
これを受け、厚生労働大臣・白金眞理子(渡辺真起子)の命令でTOKYO MERに正式認可を与えないために派遣された音羽は、喜多見のリーダーとしての資質に疑問を呈する報告書を、厚生労働省医政局長・久我山秋晴(鶴見辰吾)に提出します。

女性初の総理大臣のポストを巡り、赤坂をライバル視している白金は、TOKYO MERのミスは赤塚の失策であると猛アピール。TOKYO MERの解体を要望します。
その時、国家を揺るがす大災害が発生。TOKYO MERも駆け付けます。
瓦礫の中、自己犠牲をも厭わない喜多見は、冷戦沈着でいながら勇猛果敢に飛び込んでいき、瀕死の患者を救助します。
そんな喜多見の凄みに引っ張られて、弦巻たちTOKYO MERメンバーはもちろん、反発していた高輪千晶(仲里依紗)、現場で衝突していた千住らレスキュー隊員たちも一丸となり、命を救っていきます。

その光景を見た音羽は、自身の成し遂げたい理想の医療がここ「TOKYO MER」にあることに気づきます。

最終回、TOKYO MERの存亡を決定する会議が開かれます。
白金大臣や厚生労働省の役人たちが解体を求める中、孤軍奮闘する都知事の赤塚。そこへ、音羽が、東京海浜病院の医師や看護師、東京消防庁レスキュー隊員、さらに今までTOKYO MERが救ってきた人々から寄せられた数多くの存続を希望する投書を持参してやってきます。

こうして解体を免れたTOKYO MERは、「待っているだけじゃ、助けられない命がある」という喜多見のポリシーをチームポリシーに掲げ、これからもヒーローのごとく、いち早く患者の元へ駆け付け、命を救っていきます。

ちなみに、TOKYO MERの読み方は、トウキョウ エムイーアールで、MERはモバイル・エマージェンシー・ルームの頭文字を取った略称です。

また、「TOKYO MER」の意味は、TOKYO=東京、M(mobile)=可動性の・移動性のある、E(emergency)=非常時・緊急・有事、R(room)=部屋、という意味であることから、TOKYO MERの意味は、「東京を走る緊急救命室」となります。

『TOKYO MER』各話のあらすじ

2021年7月4日からTBS系にて放送開始された鈴木亮平さん主演の連続ドラマ『TOKYO MER』の各話あらすじネタバレを、放送後に随時更新してお届けしていきます。

1話のあらすじネタバレ

TOKYO MERの使命は死者ゼロ!

東京都知事・赤塚梓(石田ゆり子)の大号令で新設した救命救急チーム『TOKYO MER(Mobile Emergency Room)』は、重大事故・災害・事件の現場に急行しいち早く医療を提供することを目的としていました。
医師3名、看護師2名、麻酔科医1名、臨床工学技士1名で構成され、オペ室を備えた特殊緊急車両・ERカーでは高度な外科手術が可能。
今回の試験運用が成功すれば、日本全国に走る救命救急室の誕生も夢ではありませんでした。

MERのメンバーは、チーフドクター・喜多見幸太(鈴木亮平)、研修医・弦巻比奈(中条あやみ)、麻酔科医・冬木治朗(小手伸也)、看護師・蔵前夏梅(菜々緒)、ベトナム人看護師・ホアン・ラン・ミン(フォンチー)、臨床工学技士・徳丸元一(佐野勇斗)、そして厚生労働省医系技官・音羽尚(賀来賢人)の7名。

MERの発足記念式典が開かれ、式典を欠席した音羽を除く6名のMERメンバーを、梓が集まったマスコミ関係者に紹介すると、駆けつけた現場で死者を出さないことがMERの使命であると宣言します。
マスコミ関係者がざわつく中、緊急アラームが鳴り響きます。
港区芝浦5丁目でバスとトラックの衝突事故が発生、車内に多くの負傷者が取り残されており、中規模医療事案と認定した東京都庁危機管理対策室は、MERの出動を要請しました。

ERカー初のオペ

MERがERカーで事故現場に到着すると、バスが横転していました。
東京消防庁即応対処部隊隊長・千住幹生(要潤)の指示を無視し、喜多見がバスに入るとトリアージを開始、急を要する幼い少女・芽衣を運び出します。
心停止した芽衣をストレッチャーに乗せ心臓マッサージで蘇生すると、続いてエコーで腹腔内に出血が認められた40歳前後の女性をERカーのオペ室でオペするのでした。

トラックの運転席でドライバーを緊急オペ

危機管理対策室からの無線で、事故を起こしたトラックの運転席にドライバー・上野誠が挟まれていることを知った喜多見は、後の処置を比奈に任せトラックに駆けつけます。
上野は瞳孔不同で喜多見は急性頭蓋内血腫と診断、救出までには8分を要し、頭の血を直ぐに抜かないと死ぬ危険があり、喜多見は即応対処部隊のトラックの切断と同時並行でその場でオペをすることにしました。

警察は上野の居眠りが事故の原因と見ており、処置を終えERカーを出た比奈は、危機管理対策室からの無線で警察の見解を知ります。
比奈は上野の処置よりバスの乗客を優先するよう喜多見に進言しましたが、喜多見は上野の手術を止めませんでした。
途中、駆けつけた音羽の助けは借りたものの手術は成功、即応対処部隊の切断も完了し上野はトラックから救出されました。
バスの乗客の処置も終わり搬送が完了、軽傷者9名、重傷者3名、そして死者はゼロでした。

MER解体危機?

翌日、東京海浜病院循環器外科医局、MERの出動要請があると東京海浜病院の研修医や看護師が駆り出されるため、MERは部長会でも問題視されていました。
東京海浜病院循環器外科医・高輪千晶(仲里依紗)を尊敬する比奈は、千晶にMERの賛否を尋ねましたが、千晶は喜多見の考えには反対でした。

MERのオフィスでミーティングが開かれ、音羽が第1回出動をレポートにまとめていました。
音羽自身が問題視していたのは医師の危険を顧みない医療行為、東京消防庁、警視庁、日本医師会、厚生労働省医政局など関係機関も同様に認識、MERの活動はリスクやデメリットが大きく、活動を制限するか解体すべきと判断していました。
更に、業務上過失致死傷罪で立件見通しの上野のオペをバスの乗客より優先したMERに、ネット上では批判の声が上がっていたのです。
今回の出動を踏まえ、第1回の審査会が開かれることになったことを音羽はMERの6人に伝えるのでした。

MERの労働環境

MERを認可する立場にある音羽は労働環境を視察、比奈に案内してもらいます。
MERの専属スタッフは喜多見1人、他のメンバーは東京海浜病院に所属しMERと兼務していました。
看護師の夏梅とミンは病棟で入院患者を担当、夏梅は副看護師長を務めていました。
臨床工学技士の徳丸は普段は人工呼吸器や人工心肺装置の保守点検、冬木は病院内の信頼も厚くオペに引っ張りだこ。
そして、比奈は循環器外科の研修医で、昨日の出動を経験しMERを続けていく自信がありませんでした。

赤白戦争、医療は政治

喜多見は知事室を訪れ梓と面会、梓と厚生労働大臣・白金眞理子(渡辺真起子)は犬猿の仲で、マスコミはどちらが日本初の女性総理大臣になるか、赤白戦争と焚きつけていました。
眞理子が必ずMERを潰しにくると睨む梓は、音羽が眞理子の息のかかった敵と思っており、弱みを見せないよう喜多見に忠告します。
しかし、喜多見には音羽が敵とは思えず、それどころか有能な医者に思えました。

定例会見を開く梓は政府与党と協力関係を築くことが大切と言い、大臣室のテレビで会見を見ている眞理子は、笑っている時の梓は二枚舌と揶揄します。
眞理子は選挙前にMERを潰すつもりでおり、成功したら潜り込ませている音羽に相応のポストを用意する予定でした。

上野の居眠りから一転、事故の原因は子供

喜多見がMERのメンバーを自宅マンションに招いて食事会を開いたものの、比奈と音羽は欠席。
喜多見の妹・涼香(佐藤栞里)は、喜多見がバツイチであることをMERのメンバーに暴露します。

MERのオフィスに音羽と残っていた比奈は、スマホに送られてきたバーベキューの写真を見て羨んでいました。
そんな中、バスの乗客より上野を優先した喜多見の判断は間違い、音羽は審査会でそう証言するよう比奈に打診します。
もともと関係機関はMERに難色を示しており、内部にいる比奈が喜多見を批判すれば、MER解体に一気に傾くと音羽は目論んでいました。
循環器外科に専念することを望む比奈は、迷いながらも了承するのでした。

審査会当日、芝浦西署の刑事が上野の娘・実歩をMERのオフィスに連れてきました。
実歩は上野の命を救ったMERにお礼を言いに来たのです。
事故の原因は子供の飛び出しで、上野は子供を避けようとしてバスと衝突、事実を知ったバスの乗客も上野のことを許していました。
マスコミに公表されていないのは上野の希望で、子供に事故の責任を追わせたくないからでした。
事故の真実を知り比奈が動揺する中、喜多見はモニターに映る東京消防庁総合指令センター入電情報の建物解体中の小規模崩落事故に注目、崩落のあった研磨・塗装棟の側にはガス処理場があったのです。
喜多見は審査会を音羽たちに任せ、出動要請がないまま徳丸と品川区八潮6丁目の事故現場に向かいます。

喜多見はMERの理念そのもの

厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館の会議室で審査会が開かれ、梓と眞理子、MERのメンバーの他、東京消防庁、警視庁、日本医師会など関係機関が参加。
肝心の喜多見が欠席する中、厚生労働省医政局長・久我山秋晴(鶴見辰吾)は喜多見の判断が正しかったか比奈に質問し、喜多見を批判するはずだった比奈は「分かりません」と答えるのでした。

関係機関からMERへの不満が爆発する中、眞理子は梓に喜多見を任命した理由を尋ねます。
1992年、アメリカ・ペンシルベニア州のショッピングモールで銃の乱射事件があり、喜多見の両親も犠牲となりました。
まだ息のあった母親は病院に搬送されることなく、幼い喜多見の目の前で亡くなったのです。
その後、喜多見はアメリカで医師免許を取得、当時、記者だった梓に「助けを求める人の所に自ら向かう医師になる」と喜多見は言いました。
喜多見の言葉は、MERの理念そのもので、喜多見以外にMERを任せられる逸材はいないと梓は断言するのでした。

審査会中にMERに出動要請

崩落現場で漏れ出したガスに引火し爆発、崩落事故は更に拡大、救助活動中の消防隊員、医療関係者など30名以上ががれきに挟まれ、大規模医療事案と認定されMERの出動が要請されます。
現場にいた喜多見も崩落事故に巻き込まれたものの命に別状はなく、崩落した建物に戻り救助活動を再会。
しかし、多数の負傷者のうめき声を聞き、喜多見はショッピングモールの記憶がよみがえり呆然と立ち尽くします。
そんな中、審査会に出席していたMERのメンバーが駆けつけ、音羽の声に喜多見は我に返りました。
東京消防庁即応対処部隊も駆けつけ救護用テントを設営、一方、審査会は中止、会議室には眞理子と久我山、そして梓の3人でしたが、梓も危機管理対策室へ向かいます。

再爆発の恐れがある中、危機管理対策室からの指示で現場から200m離れた場所に、特殊救急車・スーパーアンビュラス及びERカーが集結、東京都危機管理対策室室長・駒場卓(橋本さとし)は事故発生から30分で事故現場に総合病院を設営したのでした。

喜多見が無謀にも崩落現場に突入、ガスが漏れ出る中、緊急オペ

赤色タグ(命の危険あり)、黄色タグ(入院治療が必要)の負傷者の搬送が終わり、MERのメンバーが安堵していたところ、再び爆発が起こります。
生存者の最終確認をしていた即応対処部隊隊員・根津と連絡がつかず、駆けつけた喜多見は建物内に入ろうとしますが、3次災害の恐れがあり千住はガスが止まるまで救助活動を中断。
しかし、喜多見は音羽が止めるのも聞かずに建物内に突入しました。

喜多見は根津を発見しましたが、根津の太腿の動脈を鉄筋が貫いており、引き抜くと失血死の可能性があり、喜多見はその場でオペをします。
メタンガスの濃度が危険水準に達し警報機のアラートが鳴り響く中、オペをする喜多見でしたが、意識を失いメスを落としてしまいます。
そこへ、音羽が駆けつけ喜多見に代わりオペを行い、オペが終わると喜多見と音羽で根津を持ち上げ鉄筋を引き抜きました。
2人で根津を肩に抱え建物からの脱出をする中、再び爆発が起こります。
爆風に晒されるMERメンバーたちが不安そうに建物に目を向ける中、立ち込める煙の中から根津を抱えた喜多見と音羽が現れました。

危機管理対策室に連絡が入り、軽傷者25名、重傷者21名、そして死者はゼロでした。

後日、大臣室に呼ばれた音羽は、先日の活躍を眞理子に皮肉られ、改めてMERの解体を命じられます。
一方、東京海浜病院特別診察室で千晶の診察を受ける梓、千晶は梓が喜多見をMERのチーフに抜擢するとは思わず、しかも同じ病院で働くことになり迷惑がっていました。
そんな千晶は、喜多見にかかわるとある事件が露呈すると、梓に火の粉が降りかかることを心配します。
しかし、梓はMERには喜多見が必要だと信じて疑いませんでした。

2話のあらすじネタバレ

判断ミス?比奈が患者の命を危険にさらす

TOKYO MERのチーフドクター・喜多見幸太(鈴木亮平)、東京海浜病院内のMERのオフィスでノートパソコンに向かう厚生労働省医系技官・音羽尚(賀来賢人)は、その喜多見の経歴、2020年の空白の1年に興味を抱いていました。

喜多見はMERのメンバーのためにオフィスにロッカーを用意、喜多見はロッカーの扉にガムテープを貼り、メンバーが各々名前を書き入れます。
しかし、研修医・弦巻比奈(中条あやみ)は医局に拘り、頑なにロッカーを拒むのでした。

そんな中、江東区枝川4丁目で作業中のクレーンから鉄骨が落下する事故発生、通学中の中学生数名が鉄骨の下敷きに。
東京都庁危機管理対策室は小規模医療事案と認定、MERの出動を要請します。

クレーンのアームが動かず吊り下げた鉄骨が今にも落ちそうな中、喜多見は1人10秒、瞬時にトリアージを済ませると、胸が痛いというある男子生徒をその場で緊急オペ、胸腔ドレーンを胸に挿入しました。
オペが終わったその瞬間、鉄骨が落下、しかし東京消防庁即応対処部隊隊長・千住幹生(要潤)の協力もあり、間一髪、鉄骨から逃れます。

生徒たちの救出が進む中、右足にチアノーゼが認められ、トリアージでクラッシュ症候群が危惧されているにもかかわらず、比奈は足立明音の搬送と精密検査を救急隊に指示。
喜多見はストレッチャーで運ばれる明音に気づくと、明音をERカーに移し緊急オペの準備を始めます。
クラッシュ症候群と診断するには早計で、仮にクラッシュ症候群だとしても血液浄化療法をするには透析液が足らず、病院に搬送すべきと喜多見に苦言を呈する比奈。
そんな比奈をよそに喜多見がオペを始めようとしたその時、明音が心停止に陥るのでした。

全ての負傷者の搬送が終わり、軽傷者3名、重傷者2名、そして死者はゼロ、危機管理対策室が歓喜に包まれます。
明音は透析液が間に合い一命を取り留め、最悪の事態を予測していた喜多見は、音羽に透析液の追加をトリアージの前から頼んでいたのでした。

チアノーゼを認めながら搬送しようとした比奈を音羽が非難、搬送中に明音が亡くなっていた可能性もあり、比奈は判断ミスを喜多見に謝罪します。
「自分が一番分かってますよね」
比奈の判断ミスを否定する喜多見は、そう比奈に言うのでした。

MERの弱点を狙う久我山

厚生労働大臣・白金眞理子(渡辺真起子)に、厚生労働省医政局長・久我山秋晴(鶴見辰吾)と共に大臣室に呼び出された音羽。
3度目のMERの出動も死者ゼロで世間の評判になっていました。
音羽の使命はMERを解体し東京都知事・赤塚梓(石田ゆり子)の失策と広く認知させること、透析液を届けた音羽を久我山が非難します。
喜多見の過去を調査する悠長な音羽に代わり眞理子に具申する久我山、久我山の狙いはMERの弱点である比奈でした。

比奈がMERを辞める?

落ち込んでいてもお腹は減り、東京海浜病院内にある食堂でとんかつを食べる比奈、そんな比奈を気にかける比奈の指導医で循環器外科医・高輪千晶(仲里依紗)は、比奈に声を掛け向かいに座ります。
他にも研修医が居るにもかかわらず、自身がMERに選ばれたことに疑問を抱く比奈は、千晶に選ばれた理由を尋ねました。
MERの設置が決まり、研修医を1名を出すことになり、各科の部長が集まって会議が開かれます。
当初、内容の似た救命センターから1名出す予定でしたが、救命は人手不足の上に激務でMERとの兼務は困難と判断、そんな中、履歴書を見ていた喜多見が比奈を指名したのでした。

千晶は向いていると喜多見に思われたと軽口を叩きましたが、比奈は真に受け否定、自分で判断するのが怖くて明音を救急隊に任せて逃げようとしたことを打ち明けます。

MERのオフィスを訪ねた千晶は比奈の件で喜多見に抗議、ふたりの不自然な態度に居合わせた音羽が千晶に注目します。
場所を変えふたりきりで話す千晶と喜多見、千晶は比奈がMERを辞めたがっており、このままでは潰れてしまうと忠告、しかし喜多見は比奈は大丈夫と意に介しませんでした。

医療安全委員会開催、比奈はサポートドクターに

翌朝、MERのオフィスに顔を出す比奈でしたが、麻酔科医・冬木治朗(小手伸也)と看護師・ホアン・ラン・ミン(フォンチー)は何処か不自然な態度を取ります。
比奈の医療ミス疑惑がニュースになっていたのです。
医療安全委員会(医療事故に関する案件、重大インシデントについて調査する病院内の委員会)が開催、千晶は重大な判断を研修医に任せた喜多見を問題視、その結果、MERの活動中、比奈には患者を任せずサポートドクターとして対応することが決まります。

医政局長室に出向く音羽、比奈の医療ミス疑惑をリークしたのは久我山でした。
久我山はMER解体のため、比奈が医療事故を起こすよう音羽に命じます。

MERのオフィスに比奈が入り難そうにしているところへ音羽が戻り、そんな中、墨田区向島8丁目の神社境内にて爆発事故が発生します。
お祭り会場で屋台の燃料が爆発炎上、危機管理対策室は中規模事案と認定、MERの出動を要請しました。
危機管理対策室室長・駒場卓(橋本さとし)は比奈がサポートドクターのため、2ドクター体制のオペレーションを組みます。
すると突如、危機管理対策室に久我山が視察に訪れました。

MERが事故現場に到着、喜多見と音羽がトリアージを行い、比奈は黄色タグ(入院治療が必要)の患者の対応と救急隊への引き渡しを対応します。
ところが、櫓が倒れて負傷者が増え、喜多見は比奈にもトリアージを任せます。
躊躇う比奈でしたが、目の前の負傷者たちを見て意を決しました。

危機管理対策室で事故現場の映像をモニターする久我山は、喜多見の命令違反を問題視、駒場が2ドクター体制に戻すよう指示をしようとした時、梓が入室、責任を取るという梓は現場判断に任せ、3ドクター体制を敷かせるのでした。

比奈に試練、ERカーで緊急オペ

1人の女性患者の腹腔内に出血が見られ、比奈はERカーでの緊急オペを喜多見と音羽に要請、しかし喜多見も音羽も救護テント内でオペ中でした。
喜多見は比奈にオペを命じ、比奈は躊躇ったもののオペを決意、危機管理対策室でも状況は把握していましたが他の医師の派遣は間に合わず、梓は腹をくくります。

触診では腹腔内の出血部位が特定できず、比奈は開腹を決断します。
腸間膜からの出血を見つけ、比奈は縫わずにペアンで止血、見た目の出血は止まったものの血圧は低下、他にも出血部位があったのです。
ところが、出血部位は見つからず、比奈は左脾臓と予想したもののよく見えず、電メスで脾臓の外側を後腹膜から切り離し確認しようとします。
メスを持つ手が震える比奈、意を決して脾臓を切り離そうとした時、喜多見が駆けつけ比奈の手を止めます。

音羽も駆けつけ、喜多見が手術を代わり比奈は補助、喜多見は後腹膜からの出血が多いことから左の腎臓が出血部位と診断します。
喜多見の手術の速さに驚く久我山、出血が止まり血圧が上昇、安心した比奈はその場に膝から崩れ落ちます。
搬送が終了し、軽傷者25名、重傷者3名、そして死者はゼロでした。

喜多見が比奈をMERに選んだ理由

医局に戻った比奈を入院中の明音が看護師に付き添われて訪ね、比奈に1枚の色紙を渡します。
比奈はMERのオフィスに顔を出し、その色紙を喜多見に見せました。
色紙は明音と鉄骨落下事故に遭った他の生徒たちによる寄せ書き、喜多見は他の病院に散らばった生徒たちの経過観察もしていたのです。

ひとりひとりの患者と喜多見が向き合っていると思う比奈は、MERに選んだ理由を喜多見に尋ねます。
比奈が医者を志望した動機は人の命を救いたいから、喜多見が見た比奈の履歴書にたった一言そう書かれていました。
当たり前でしたが、ただ純粋に人の命を救いたいと思う医者は少なく、だから喜多見は比奈を選んだのです。
「何よりも患者さんの声が医者を強くしてくれますから」
そう言って喜多見は、色紙を持っておくよう比奈に渡しました。

喜多見の過去を最も知る元妻

翌日、大臣室に呼び出された久我山と音羽、久我山は失敗の責任を音羽に押しつけます。
次の手立てを望む眞理子に、音羽は喜多見をターゲットにすることを提案しました。
喜多見の経歴には1年間の空白があり、都庁や所属していた国際医療機関に音羽が問い合わせても回答は得られず、かん口令が敷かれていることは明らか、眞理子は空白の1年に興味を示すのでした。

MERのオフィスのロッカーの扉に貼られたガムテープに比奈の名前、頑なにロッカーを拒んでいた比奈をMERのメンバーが冷やかします。
比奈がロッカーの扉を開けると、内側には生徒たちからの色紙、その色紙を見て比奈の顔から笑みがこぼれました。

東京海浜病院の廊下を行く千晶、その前に立ちはだかる音羽は、喜多見の空白の1年について千晶に尋ねます。
千晶は喜多見の元妻だったのです。
喜多見とは5年も前に離婚し既に他人、千晶は何も知らないと答え、その場から立ち去るのでした。

3話のあらすじネタバレ

立てこもり事件発生、TOKYO MER出動

朝、看護師・蔵前夏梅(菜々緒)が娘・桃花を『はなゆり保育園』に連れて行った際、保育士・真純から桃花の通園について相談されます。
夏梅が医療従事者であることから、感染症などを気にし桃花の通園に懸念を示す保護者がいたのです。
東京海浜病院内のTOKYO MERのオフィス出勤した夏梅から保育園の話を聞き、MERの一同は医療従事者への差別に憤ります。

厚生労働省・中央合同庁舎第5号館、MERの解体を企てる医系技官・音羽尚(賀来賢人)と医政局長・久我山秋晴(鶴見辰吾)は、チーフドクター・喜多見幸太(鈴木亮平)のキャリアの空白の1年に目をつけていました。

そんな中、荒川区荒川9丁目の飲食店で立てこもり事件が発生、従業員と客に負傷者が出ており、東京都庁危機管理対策室は小規模医療事案と認定、MERの出動を要請します。
警視庁の理事官から情報が下りず、正確な負傷者の数は分かりませんでしたが、防災ヘリからの映像を目視で確認しただけでも、路上に10名以上の負傷者がいました。

現場に到着した喜多見は、警視庁のSITの新井の指示を無視してトリアージを始め、負傷者の1人、30代女性・渋谷香織は緊急オペが必要な状態でした。
喜多見が香織をERカーに運ぼうとした時、立てこもり犯・品川が雑居ビルの2階にある飲食店の窓から銃を発砲、品川は香織の身柄を要求します。
喜多見は品川の隙を見て、香織はERカーに運び入れるとオペを敢行するのでした。

人質になった香織の娘はⅠ型糖尿病

香織が意識を取り戻し、喜多見はERカーに新井を呼びます。
品川は香織の元夫で、品川の暴力を恐れて、香織は6歳の娘・日葵を連れて逃げていました。
しかし、品川は香織に執拗につきまとい、自暴自棄の品川が店に現れると包丁を振り回し、止めようとして香織は刺されたのでした。
店内にはまだ、日葵が残っており、品川は日葵を人質に香織の身柄を要求します。
新井は作戦を練り時間をかけようとしましたが、日葵はⅠ型糖尿病でインスリン注射を打った後、まだ食事を取っておらず、命の危険に晒されていたのです。

日葵のかかりつけの病院は東京海浜病院、担当医・新橋と連絡がつかず、喜多見は元妻で循環器外科医・高輪千晶(仲里依紗)に頼み、日葵の電子カルテを入手します。
日葵は血糖コントロールが悪く低血糖発作を過去に3回も起こし、使用しているインスリンは即効型で注射をしてから既に1時間、いつ発作を起こしてもおかしく、発作を起こして放っておくと、死に至る可能性があったのです。

品川が日葵にミルクチョコレートを1粒食べさせると、日葵は意識を失い倒れてしまいました。
品川は日葵を抱えながら窓際に立ち、香織を要求、日葵が盾となりSITは品川を狙撃できません。

そんな中、香織の容態が悪化、喜多見は搬送を決意、品川のもとへ行こうとする香織に、夏梅は日葵を助けることを約束するのでした。

警察の威信か日葵の命か

一刻の猶予もなく、喜多見は新井を説得して品川と交渉、血糖値を上げるブドウ糖の注射を持っていこうとします。
しかし、品川は喜多見を警察と疑っており、女性の看護師1人を要求しました。
会議室で指揮を執る理事官・住吉は喜多見が品川と交渉したことに激怒、民間人である看護師を品川のもとに行かせることに警察は反対します。
命よりメンツを優先する警察に喜多見は激怒、夏梅が品川のもとに行くことに名乗りを上げ、新井は住吉の意に背いて夏梅を行かせることにします。

日葵がアナフィラキシーショック

新井は夏梅にマイクを仕込み、救出のチャンスの時はマイクを1回、命の危険が迫るような時はマイクを2回叩くよう指示します。
夏梅が店内に入り、日葵に注射したものの容態は回復せず、品川が食べさせたミルクチョコレートのアーモンドが原因で、日葵はアナフィラキシーショックを起こしていました。
日葵を抱えた夏梅が窓際に立ち、日葵がアナフィラキシーショックでアドレナリンが必要なことを伝え、品川は女性の看護師に持ってこさせるよう要求します。

SITの突入失敗

これ以上、人質を増やすわけにはいかず、新井はプランを変更します。
新井は品川のスマホに電話し、住み込みで働いている香織の部屋のタンスに日葵を助けるのに必要なエピペンがあることを伝え、品川に取りに行かせます。
品川は結束バンドで夏梅の手足を拘束し、店の奥にある部屋に向かいました。
夏梅は自ら床に倒れ込み、座敷の下駄箱まで這って行き肩にあるマイクを1回打ちつけると、SITが店内に突入します。

日葵を抱えてSITが店を出た矢先、エピペンを探す品川がテレビのリモコンを踏んでしまいます。
テレビの報道で警察が突入したことを、品川は知りました。
SITの主任・中野が夏梅を連れて店の外に出て逃げる途中、2階の窓から撃った品川の銃弾に中野が倒れます。

猶予がないSITの中野

夏梅は品川の要求で店内に戻ると、品川はわき腹を撃たれて負傷していました。
一方、救出された日葵を喜多見たちがERカーで治療、日葵を香織と同じ病院に搬送します。
路上で倒れている中野に猶予はなく、喜多見はERカーで中野に近づくことを提案、しかし警察は反対しました。
そんな中、夏梅は品川の応急処置をします。

住吉はMERとの合同作戦を許可、シールドを持った大勢のSIT隊員がERカーを守りながら、交差点の中央に倒れている中野に近づきます。
品川の撃つ銃弾をSITが防ぐ中、喜多見たちはERカーで中野のオペを敢行、そんな中、桃花が保育園で立てこもり事件の報道をテレビで観ていました。
中野の止血に成功した矢先、オペ室にあったトランシーバーからマイクを叩く音が2回聞こえ、店内から1発の銃声が響き渡ります。

夏梅がMERに入った理由

SITが再び店内に突入し夏梅を保護、命が危険だったのは夏梅ではなく品川、その品川はストレッチャーで運ばれて行きました。
負傷者の搬送が全て終わり、軽傷者12名、重傷者3名、そして死者はゼロでした。

SITの一同が夏梅に向って敬礼、喜多見に促され夏梅が敬礼に応え、そしてERカーに喜多見たちが乗り込むと、MERは現場を後にしました。

夏梅は朝、桃花と約束した通り、保育園に桃花を迎えに行き、自転車に乗せた桃花は夏梅が好きな絵本をまた借りてきていました。
その絵本は『ナイチンゲール』、夏梅は絵本に憧れてMERに入ったのでした。

4話のあらすじネタバレ

あの事件で海外に行けない喜多見?

TOKYO MERのチーフドクター・喜多見幸太(鈴木亮平)は妹・涼香(佐藤栞里)と共に、レストラン『ル・ジャルダン』のモーニングブッフェにやって来ました。
ところが、喜多見の元妻で東京海浜病院循環器外科医・高輪千晶(仲里依紗)も涼香に誘われ来ていたのです。
帰ろうとする千晶を涼香が引き留め3人は同じテーブルの席に、料理を取りに喜多見が席を立ちふたりきりになると、涼香は喜多見との話し合いを千晶に勧めます。
あの事件で喜多見が海外に行けないという涼香は、「前みたいなことにはならい」と千晶に言いました。

汐里に希望、心臓移植手術

千晶のスマホに『全国移植ネットワーク』から連絡、『大月総合病院』で臓器提供があり、移植希望者選定リストを作成した結果、平野汐里が提供候補1位に選ばれたのです。
喜多見は車で千晶を東京海浜病院まで送り、一方、移植用の心臓を持った医師・小山希美がドクターカーに乗り込み、ドライバー・高田憲明と大月総合病院を後にしました。

汐里は国内でレシピエント登録をしていましたが、国内での移植手術の可能性は限りなく低く、そのため両親が渡米費用を集めていたものの汐里の容態が悪化、アメリカでの移植も叶わなくなったのです。
研修医・弦巻比奈(中条あやみ)から汐里の病室の前で喜多見が説明を受けていると、移植手術に立ち合わせることにした比奈を千晶が呼びに来ました。
手術の健闘を祈りグータッチ(フィストバンプ)をしようとする喜多見でしたが、千晶は無視して立ち去るのでした。

トンネル崩落事故発生、移植用の心臓が遅延

MERのオフィスでも汐里の心臓移植手術は話題に…。
千晶は世界的にも有名な心臓外科医、2010年に改正臓器移植法が施工されて以来、国内でも臓器移植手術は徐々に増えてはいましたが、心臓移植手術は年間60件弱と極めて少なく、それでも千晶は既に6件の心臓移植手術に成功していたのです。
厚生労働省医系技官・音羽尚(賀来賢人)は脳死判定に関する法整備に携わっており、臓器移植に精通していました。

そんな中、稲城市矢野口の稲城トンネルにて天井崩落事故発生、東京都庁危機管理対策室は中規模事案と認定、MERの出動を要請します。

一方、汐里の手術は始まっていたものの小山と連絡がつかず、千晶は人工心肺を回したまま低体温にして待機することにします。
この時点で、心臓の保存時間は残り約2時間18分でした。

MERが事故現場に到着、喜多見はトンネル内でトリアージを始めて間もなく、再び天井が崩落、天井には亀裂が走り、現場を指揮する東京消防庁即応対処部隊隊長・千住幹生(要潤)はトンネル内からの退去を命じました。

トンネル外でのトリアージは音羽が担当、既に搬送が始まり、そんな中、喜多見は白衣を着た高田が移植ネットワークの職員であることに気づきます。
喜多見は比奈にスマホで連絡し、移植用の心臓が1時間ほど遅れていることを知りました。
救助者一覧の中に小山の名前はなく、比奈はオペ室の千晶に小山が事故に巻き込まれトンネル内に居る可能性があることを伝えるのでした。

小山から連絡、瓦礫に足が挟まり身動き不能

心臓の保存時間は残り約1時間、小山がトンネル内に居る確たる証拠がなく、危機管理対策室室長・駒場卓(橋本さとし)は2次災害のリスクを懸念し、トンネル内への小山の捜索に手を拱いていました。
そんな中、千晶のスマホに小山から連絡があり、事故現場に向かわせた比奈から預かったMERのインカムとスマホを繋ぎ、千晶は喜多見に連絡します。

小山との連絡がついたものの小山は瓦礫に挟まれ、トンネル内の車内で身動きが取れません。
小山は移植用の心臓の搬送を望み、駒場は苦渋の決断を迫られトンネル内への突入を許可します。

閉胸、千晶がオペを中止

心臓の保存時間は残り約40分、喜多見たちは未だ小山を見つけることができません。
オペ室の千晶は人工心肺を離脱、閉胸を決意します。
一方、千住が車内に居る小山を発見したものの小山は救助より移植用の心臓の搬送を優先、喜多見が心臓を受け取ると小山は意識を失いました。

トンネルから出た喜多見は移植に詳しい音羽に心臓の確認を頼み、喜多見は看護師・蔵前夏梅(菜々緒)を連れて再びトンネル内に戻ります。
音羽は心臓の状態を確認すると駆けつけた比奈に心臓を渡し、比奈は、駒場が用意した救命バイク・TO3を運転する臨床工学技士・徳丸元一(佐野勇斗)と共に東京海浜病院へ向かいました。

瓦礫の撤去が進む中、レスキューが足に隙間を作る前に、喜多見は動脈を損傷している小山を処置しバルーンカテーテルで血管を塞ぎます。
瓦礫に圧迫されることで辛うじておさえられていましたが、隙間を作れば一気に出血する恐れがあったのです。
一方、音羽はインカムで千晶に連絡、保存液に漏れはなく心臓にも大きな挫滅は見られず、心臓移植を要請します。
音羽を信用できない千晶は要請を拒否、しかしインカムで聞いていた喜多見は音羽を信頼できる医師と称し、心臓が移植適合内であることを保証します。
すると、千晶は周りの医師の反対を押し切り、移植手術の再開に踏み切りました。
心臓の保存時間は残り約13分、比奈がオペ室に心臓を届けるのでした。

MERの使命は死者ゼロ、汐里と小山のオペの行方は?

救出された小山はERカーに運ばれ、喜多見は頭蓋内血腫の減圧、音羽は損傷した動脈の修復を担当、同時にオペを行います。
汐里の心臓移植は終わったものの心拍は始まらず、そんな中、小山が心停止に陥りました。
懸命の処置にもかかわらず汐里と小山の心臓は動かず、喜多見が諦めかけたその時、小山の心拍が再開、そして汐里の心拍も始まりました。
負傷者の搬送が全て終わり、軽傷者8名、重傷者3名、そして死者はゼロでした。

夕暮れ時、千晶がMERのオフィスを訪ねると、喜多見が床に仰向けになって寝ていました。
千晶は喜多見の握り締めた右の拳にグータッチ、MERのメンバーが戻って来ると慌てて立ち去ろうとし、喜多見と音羽に礼を伝えるようメンバーたちにお願いします。
ところが、その音羽はオフィスの中2階に始めからずっといたのです。
動揺する千晶はオフィスを後にし、笑みを浮かべる音羽は寝ている喜多見の方に向け右の拳を軽く突き出すのでした。

5話のあらすじネタバレ

官僚はバカなことをするもの

疑似患者の女児人形を使い、ERカーで訓練に励むTOKYO MERの一同、この日は心肺停止からアドレナリン投与まで37秒かかりましたが、チーフドクター・喜多見幸太(鈴木亮平)は20秒を目指していました。
患者が子どもの場合、体重に合わせてアドレナリンを調合するため、MERのオフィスに戻った喜多見はオペの前に患者の情報を共有し事前にアドレナリンを調合することを提案します。
厚生労働省医系技官・音羽尚(賀来賢人)は訓練に参加しておらず、音羽がオフィスを出ようとした時、東京都知事・赤塚梓(石田ゆり子)が喜多見の元妻で循環器外科医・高輪千晶(仲里依紗)を伴い表敬訪問に来ました。

会議室で喜多見と千晶に面会する梓、喜多見と千晶は音羽を優秀な医師と認識していましたが、梓は官僚である音羽を警戒。
官僚は優秀でも、使う政治家がバカだから官僚はバカなことをするもの、特に『民自党』幹事長・天沼夕源(桂文珍)のような大物には官僚は逆らえないと喜多見に警告します。
その天沼は現在、東京海浜病院に入院、7年前、天沼が厚生労働大臣当時、全国臨床学会から受け取ったとされる不正献金疑惑で世間を騒がし雲隠れしていたのです。

音羽は、厚生労働大臣・白金眞理子(渡辺真起子)と厚生労働省医政局長・久我山秋晴(鶴見辰吾)と共に天沼の病室を訪ねていました。
天沼は梓が新党を立ち上げ次の選挙に打って出ることを警戒、梓の始めたMERを潰そうと企んでいました。
東京海浜病院に入院したのもMERの視察も目的、天沼は音羽にMERを案内させることにします。

罠?音羽がMERの出動を要請

喜多見の妹・涼香(佐藤栞里)が東京海浜病院内で、入院中の子どもたちにボランティアでレクリエーションをし、手話もできる涼香は、この日の活動で手話で通訳をしていました。
そんな中、点滴をして辛そうに歩く妊婦・立花彩乃を見かけ、涼香は彩乃を車椅子に乗せ介助します。
すると、天沼を車椅子に乗せ案内する音羽とエレベーターで乗り合わせ、そのエレベーターが急停止、エレベーターのかごに閉じ込められてしまいました。

天沼は急停止の際、頭部を負傷、顔色の悪い彩乃の点滴には切迫早産による子宮収縮抑制剤・硫酸マグネシウムが投与されていました。
音羽はスマホで喜多見に連絡しMERの出動を要請します。
涼香が喜多見の妹であることを知る音羽は、喜多見が身内をひいきし職権乱用でMERを出動させたように見せ、MERの批判を高める狙いがあったのです。
連絡を受けた喜多見は梓に出動を打診、千晶はこの程度のことでと反対しましたが、梓はMERの出動を許可、そんな中、地下のエレベーターの機械室で火災が発生するのでした。

MERが出動したことで、東京消防庁即応対処部隊隊長・千住幹生(要潤)たちレスキューも出動、東京海浜病院に駆けつけます。
すると、非常ベルが鳴り響き、喜多見はタブレットでエレベーターのかご室内の防犯カメラ映像を確認、煙が流れ込んでいました。
エレベータのマイクは故障しエレベーターのかご室内との通話は繋がらず、音羽と涼香がスマホで連絡しようとしたもののスマホも繋がりませんでした。

排煙不可能、音羽は妊婦より天沼を優先

レスキューが消火活動にあたっていましたが、エレベーターの軌道内に煙が充満、ところがエレベーターの機械室は100平米以下の準耐火構造のため排煙装置はなく、涼香、彩乃、天沼、そして音羽の4人が一酸化中毒になる恐れがありました。

看護師・蔵前夏梅(菜々緒)と研修医・弦巻比奈(中条あやみ)が、エレベーター前の喜多見に彩乃と天沼のカルテを渡します。
夏梅が病棟内の看護師に確認したところ、天沼はやはり仮病でした。
一方、彩乃は妊娠36週目の初産婦で、妊娠高血圧症と子宮頸管長の短縮が認められ2週間前から入院、明日、帝王切開を予定していました。

エレベーターは1階付近にあるものの各フロアの扉はロックされ開かず、ドアシャフトを破壊する必要があり解除に20分を要します。
それでは間に合わず、千住は5階のメンテナンス用出入口から軌道内に侵入し酸素吸入器を届け引き揚げ作業を同時に行うことにします。

エレベーター内に煙が充満し始め、音羽は彩乃を気にかけながらも天沼には逆らえず、天沼への対応を優先するのでした。

彩乃が破水、胎児に命の危機

5階から千住が降下、エレベーターのかごの天井にある非常用の救出口から酸素吸入器と喜多見から預かった医療セット、カルテ、そしてイヤホンマイクを音羽に渡します。
彩乃が破水し陣痛が始まり、そんな中、助けを求める天沼が暴れだすと、エレベーターのワイヤーが切れ、かごに落下の恐れがあるため千住は救出口のハッチを閉め一旦戻るのでした。

カルテを見た音羽は彩乃を触診、手が離せないという音羽は涼香にイヤホンマイクを見つけ喜多見に臍帯脱出の可能性があることを伝えるよう指示します。
イヤホンマイクが直ぐには見つからず、涼香は防犯カメラに向かって手話で臍帯脱出を伝えました。

タブレットからかご室内の様子を見ていた喜多見は手話に気づき、緊急帝王切開用の手術セットの用意を夏梅に指示します。
臍帯とはへその緒のことで、通常、胎児の後にへその緒は出るものですが、臍帯脱出とはへその緒が先に出てしまっている状態のことを言い、この場合、血管が詰まり胎児に血液がいかず死に至る可能性がありました。
臍帯脱出すれば胎児は10分ともたず、喜多見は緊急帝王切開を決意するのでした。

臍帯脱出、胎児は既に仮死状態

胎児の心拍は100を切っており既に仮死状態、音羽は臍帯脱出と診断、しかし天沼は緊急帝王切開より自身の救助を要求します。
喜多見は現場で彩乃を診ている音羽に判断を任せ、天沼、眞理子、そして久我山の圧の中、音羽はオペを選択し緊急帝王切開を敢行するのでした。

天沼が酸素吸入器を2本持ち、酸素吸入器が足りず、涼香は音羽と彩乃の酸素吸入を優先、しかし程なくして涼香は意識を失い、音羽は彩乃と涼香に酸素を吸入します。
音羽の意識が遠のく中、喜多見がかご室内に降りてきました。

喜多見は自ら背負う酸素ボンベのマスクを音羽に提供すると、音羽がオペを続行します。
涼香が意識を取り戻すと酸素吸入器を涼香と彩乃に、そして自身への酸素吸入を天沼に要請します。
「協力してくれたら一躍ヒーロー」
喜多見の言葉に釣られた上、防犯カメラを気にした天沼は、喜多見に協力しました。
音羽が執刀、喜多見がサポートに入り、彩乃から胎児を取り出すことに成功はしたものの呼吸をしていません。
懸命に処置する音羽でしたが取り出した胎児は呼吸をせず、音羽が諦めかけたその時、エレベーターの扉が開きます。
駆けつけたMERの一同、音羽は既に用意されたアドレナリンを取り出した胎児に投与、懸命に処置し、遂に心拍が回復し産声を上げるのでした。

音羽の官僚人生終了?

彩乃も救出され、音羽は意識を失います。
報告を受けた東京都庁危機管理対策室では、死者ゼロに歓喜が湧き上がりました。

病室のベッドで音羽が目を覚ますと、涼香が見守っていました。
天沼に盾突き官僚人生が終わった思う音羽、そんな中、眞理子と久我山が駆けつけ涼香は退室します。
音羽の処分は見送られ、このまま音羽はMERに残ることになりました。
そのことを伝えると、眞理子は病室を後にします。
不思議に思う音羽でしたが、久我山からタブレットで梓の会見の様子を見せられます。
天沼の機転でMERは出動し、しかも天沼が妊婦を優先するよう指示したことになっていました。
この会見を見た天沼は音羽を処分せず、MERの妨害工作も暫く控えるよう眞理子に指示したのです。
久我山は最後に天沼から預かった厚みのある封筒を音羽に渡し後始末を指示、音羽が中を見ると札束が入っていました。

翌日、音羽は彩乃の病室を訪ね封筒を差し出すと、エレベーター内でのことを謝罪し彩乃に口止めを依頼します。
ところが、彩乃は何もいらないと言い、それどころか音羽を赤ちゃんの命の恩人と感謝、彩乃が抱きかかえた赤ちゃんの手を握る音羽の目は潤んでいました。
音羽の母はろくな治療も受けられずに若くして亡くなり、音羽は医療制度の不平等を是正するために医師免許を持ちながら官僚になったのです。
音羽は出産一時金や保育手当など新しい命を支援する仕組みを忘れずに利用するよう彩乃に伝え、そのような制度を更に拡充し「誰もが希望を持って生きられる国にしていきます」と音羽は告げます。
そんな音羽の言葉を、病室の外で涼香が聞いていました。

その夜、MERのオフィスに戻った音羽はひとりで縫合のトレーニングをし、その姿を見た喜多見はこうした努力のおかげで音羽がブランクなく医師が務まるのだと思います。
音羽を根っからの医者だという喜多見に対し、音羽は官僚だと答えるのでした。

6話のあらすじネタバレ

黒塗りの車

厚生労働大臣室、厚生労働省医政局長・久我山秋晴(鶴見辰吾)と厚生労働省医系技官・音羽尚(賀来賢人)からTOKYO MERの報告を受ける厚生労働大臣・白金眞理子(渡辺真起子)。
MERの実績にMERを潰す材料はなく、チーフドクター・喜多見幸太(鈴木亮平)の空白の1年の調査も進展はありません。
久我山は喜多見のスキャンダルを狙おうとしましたが、MERの柱が喜多見だと考える眞理子はチームをバラバラにしようと企みます。
音羽が東京海浜病院まで来ると、早速、黒塗りの怪しい車が停まっていたのでした。

喜多見をメンバーから引き離せ!

MERのオフィスに喜多見の妹・涼香(佐藤栞里)が、先日助けてもらった礼に手作りのフィナンシェを届けに来ていました。
そこへ、音羽が現れ、涼香は音羽にもフィナンシェを渡そうとしましたが、気持ちだけと断られるのでした。

そんな中、奥多摩町の山中で遭難事故が発生、小学生18人が行方不明に、近隣の病院からは遠く搬送に時間がかかることから、東京都庁危機管理対策室は予防的医療事案と認定、TOKYO MERの出動を要請します。

MERが現着し、危機管理対策室室長・駒場卓(橋本さとし)は登山口での待機を指示しました。
現在、登山道は捜索済み、登山道から大きく逸れた広範囲な3地点から子どもの落し物が見つかっており、その3地点を中心にレスキューが捜索中でした。
捜索現場から登山口までは遠く、喜多見はメンバーを3チームに分けて3地点に向かうことを提案、しかし音羽はチームの分散に反対、ところが麻酔科医・冬木治朗(小手伸也)は分散して山に入ることを支持するのでした。

狩倉山東側で滑落した児童1名を発見、そこは研修医・弦巻比奈(中条あやみ)、看護師・蔵前夏梅(菜々緒)、そして臨床工学技士・徳丸元一(佐野勇斗)の3人のチームの担当エリア。
次に音羽と看護師・ホアン・ラン・ミン(フォンチー)の2人のチームの担当エリア、トオノクボ北側で新たな児童が発見されます。
更に三ノ木戸山で新たな児童1名が発見され、そこは喜多見と冬木の2人のチームの担当エリア、各チームは直ちに発見現場へと向かうのでした。

点滴が不足、喜多見のピンチに徳丸が援護

発見した児童の右の呼吸音が聞こえず、比奈は右の緊張性気胸と診断、登山口までは20分、それでは間に合わず、比奈は緊急オペを決断します。
オペは無事終わり、比奈は血圧が下がらないよう慎重に児童を運ぶようレスキューに指示、そんな中、三ノ木戸山南側で11名の児童が発見され、全員意識混濁の状態で熱中症の疑いありました。

現場に到着し児童の治療にあたる喜多見と冬木、しかし手持ちの点滴が不足し、1人の児童は異常に体温が高く、東京消防庁即応対処部隊隊長・千住幹生(要潤)は下山を決意、しかし、それでは間に合いません。
喜多見が手を拱いているその時、徳丸が操作するドローンが到着、徳丸たちの予備の点滴を届けるのでした。

児童が登山道を外れた理由

治療する喜多見は、児童に赤い腫れがあるのを発見、一方、音羽も児童に腫れがあるのを見つけていました。
そんな中、男性の悲鳴が聞こえ、ミンが音羽の止めるのも聞かずに駆け出します。
イヤホンマイクを通じて喜多見が各チームに児童に腫れがないか尋ね、比奈は腫れを確認していませんでしたが、喜多見が治療した11人中7人から腫れを確認。
音羽も腫れを確認しており、喜多見と音羽は児童が登山道を外れた理由がスズメバチであることを確信します。

ミンの悲鳴が聞こえ音羽が駆けつけると、スズメバチに襲われながらミンが倒れたレスキュー隊員を守っていました。
レスキューが駆けつけスズメバチを排除、音羽とミンは倒れたレスキュー隊員の治療にあたるのでした。

残りの遭難者リストの中に冬木の息子

見つかっていない児童は残り5人、駒場はリストを送ります。
喜多見は5人のハチ毒アレルギーの既往歴の確認を要請、1度ハチ毒のアレルギーが出た人が2度目に刺されると重篤率が格段に上がるのです。
そんな中、冬木は息子・壮太の担任・清水と遭遇、壮太は冬木をMERの副チーフであるとクラスで冬木を自慢していたと聞かされます。
冬木は別居中で、先日、壮太に会った際、MERがかっこいいという壮太に、副チーフと嘘をついたのでした。

危機管理対策室から連絡があり、救助された児童の証言より、捜索中の5人の児童がスズメバチに刺されていると判明。
家族で山に行った時、壮太と冬木はスズメバチに刺され、ハチ毒のショックで救急搬送されていました。

動揺する冬木は壮太を懸命に捜し、喜多見はスズメバチに刺された時、壮太に何か教えなかったか尋ねます。
冬木はハチ毒を絞り出すことと、水で洗うことを壮太に教えていました。
近くに小川があり、喜多見は各チームに水場も捜索するよう指示します。

壮太だけが行方不明

音羽とミンが児童4人を発見、うち1人は足を骨折、壮太の姿はなく30分ほど前に添え木を探しに行ったきりでした。
児童たちの話では壮太の呼吸は荒く、連絡を受けた喜多見と冬木はショック症状が出ていると判断、壮太の捜索を急ぎます。

冬木が壮太を発見し薬を注射、ところが再びスズメバチに襲われ、壮太を担いで逃げる冬木でしたがスズメバチに刺され滑落してしまいます。
駆けつけた喜多見が冬木に注射を打ちましたが、一方の壮太は頭部から出血し瞳孔不同、そんな中、レスキューが駆けつけたのでした。

緊急オペ、壮太が危機

ERカーに運ばれた壮太を喜多見と冬木のふたりだけでオペを開始、頭蓋内圧を減圧するため開頭する喜多見、それと併せて心嚢液のドレナージ(排液)を試みましたが血腫が固まっていて上手くいきません。
壮太の血圧は低下し計測不能、その上、両側瞳孔散大、壮太の危機に比奈と音羽のチームが駆けつけました。
オペは無事終わり、冬木は喜多見たちに頭を下げ、喜多見は冬木のおかげでオペに集中できると言い逆に礼を言います。
そして、冬木を副チーフと呼ぶのでした。

喜多見を監視?

児童全員の搬送が終わり、軽傷者13名、重傷者7名、死者はゼロでした。
危機管理室を後にし廊下を行く東京都知事・赤塚梓(石田ゆり子)は、突如胸を押さえ一瞬立ち止まります。

翌日、厚生労働大臣室、MERの活躍に不快な眞理子はミスを待つのをやめ、喜多見の過去を探ることに全力を傾けるよう久我山に命じました。

MERのオフィスに音羽がひとりで居ると、涼香が喜多見の着替えを届けに現れます。
「誰にでもできることはある」
先日、涼香が言ったことを今回の出動で実感した音羽は、そのことを涼香に伝え、フィナンシェの礼を言いオフィスを後にします。

廊下を行く音羽に声を掛ける久我山は、喜多見の過去を聞き出すために涼香に近いづいているのか尋ね、音羽は久我山が望む通りの答えを返しました。
一方、久我山は病院の外に停まっている黒塗りの車について、久我山に尋ねます。
「俺の使う記者連中は黒塗りの車なんて乗らないよ」
久我山はそう答えると、その場を立ち去りました。
音羽が黒塗りの車の前を通り掛かると車は突然走り去り、喜多見が誰に監視されているのか、音羽は興味を抱くのでした。

7話のあらすじネタバレ

食中毒に公安部が!

江戸川区篠崎町9丁目の清掃会社でめまいや吐き気、意識障害の患者が複数名出ていましたが原因は不明。
被害者が更に増える可能性もあり、東京都庁危機管理対策室は予防的事案と認定、TOKYO MERの出動を要請しました。
東京海浜病院のMERのオフィスには、チーフドクター・喜多見幸太(鈴木亮平)と副チーフで麻酔科医・冬木治朗(小手伸也)の2人。
定時を過ぎていることもあり全員は集まらず、食中毒と推察した喜多見は、当直で残っていた看護師・ホアン・ラン・ミン(フォンチー)と冬木の3人で出動します。

厚生労働大臣室に居た厚生労働大臣・白金眞理子(渡辺真起子)に大物政治家『民自党』幹事長・天沼夕源(桂文珍)の秘書から連絡があり、眞理子は今回の出動は警察の指示に従うよう厚生労働省医系技官・音羽尚(賀来賢人)に命じました。

現場は清掃業者が保有する建物で、地下に居た外国人労働者数名が体の不調を訴え通報、確認されている傷病者は4名、全員意識がありました。

現場に到着した喜多見たち3人でしたが、まるで事件現場のように大勢の警察官が占拠、しかも本庁のスーツ組まできていました。
喜多見たちが搬送しようとすると、公安部の刑事・高松(馬場徹)が指揮権を盾に制止、反発する喜多見を駆けつけた音羽が止めます。
すると、傷病者の1人の容態が急変、喜多見たちは警察官の警告を無視して、傷病者の治療にあたるのでした。

そんな中、公安部の課長・月島しずか(稲森いずみ)が現場に到着、国際的テロ組織『Lasting Peace 9(通称LP9)』が関与していたのです。
傷病者の容態は一先ず落ち着き、外国人労働者・カルナが何かを訴えようとするものの清掃会社社長・谷中が妨害。
そこへ、公安部の刑事をぞろぞろ引き連れた月島がカルマの身柄を要求、拒否する喜多見に決定権があることを誇示する月島は、何故か喜多見の名前を知っており音羽は違和感を覚えます。
喜多見と月島が対峙する中、突如、清掃会社の建物で爆発が起きるのでした。

LP9が官邸に犯行声明、地下には16名の外国人労働者

建物内に突入する喜多見たちMER、負傷者5名のうち重傷者1名、喜多見は紛争地域で嗅いだにおいがし、危機管理対策室室長・駒場卓(橋本さとし)にTNT火薬を使った爆弾であることを報告します。
爆心は地下スペースへの入り口付近、火薬の量を抑えた小規模爆発で地下への動線は塞がれてしまいました。
月島はLP9の犯行声明が本物であることを確信し総理官邸に連絡しようとした矢先、その総理官邸から連絡、LP9から要求が届いたのです。

総理官邸では外遊中の首相に代わり天沼が指揮、ついていないと嘆く天沼に、眞理子は誰かに押しつけることを示唆、MERが現場にいることから天沼は東京都知事・赤塚梓(石田ゆり子)を呼び出すよう粕谷に命じます。

カルナが建物内に侵入、谷中の妨害を無視して16名の外国人労働者が地下に居ることを喜多見に明かしました。
有毒ガスが発生し、16名もカルナたちと同じ症状を発症、谷中はビザのある4名だけ外に出ることを許したのです。
喜多見は16名が地下に取り残され有毒ガスを吸っていることを駒場に報告、駒場はレスキューと情報を共有します。

公安部が突如、現れカルナを拘束、「守るのは日本国民だけ」という月島は喜多見たちMERに建物からの退去を命じました。
そんな中、冬木が傷病者を発見、その傷病者はカルナの兄・マルジ、泣き叫ぶカルナをよそに公安部はカルナを連行します。
マルジは右の肺が潰れ開胸オペが必要でしたが機材が足りず、それでも喜多見はオペを強行しようとしたもののマルジの血圧が低下し測定不能になるのでした。

残り時間30分、身代金が用意できなければ更なる爆発!

マルジのオペを強行するか決断しきれない喜多見、そこへERカーが駆けつけ、マルジをオペ室に搬送し喜多見たちはオペを始めました。
そんな中、機動隊の化学防護隊が到着、臨床工学技士・徳丸元一(佐野勇斗)はイヤホンマイクで手術中の喜多見に報告、徳丸は地下で発生した有毒ガスが神経ガスではないかと危惧します。

一方、梓は総理官邸でこれまでの経緯の説明を受けていました。
清掃会社の地下で有機リン系の神経ガスを使ったというLP9からの犯行声明が届き、確認作業している最中に爆発が起き、地下に不法労働者が閉じ込められます。
その直後、LP9が身代金10億円を要求、今夜8時までに用意できなければ地下で新たな爆弾を爆発させると予告してきたのです。
爆破予告まで残り30分、天沼は梓に対応策の意見を求めるのでした。

オペを終えたマルジを搬送しようとしたものの公安部からの許可が出ず、マルジは現場の医療用テントへ…。
カルマが公安部のテントでLP9との関係を追及され厳しい尋問を受ける中、喜多見と音羽は月島に残り15名の救出を要求。
しかし、月島はLP9との関与が疑われる15名の命に興味がありませんでした。

カルマは2週間前にLP9と接触、日本理科大学の清掃員をしており、研究棟の薬品保管庫にも入ることができ、保管庫には神経ガス製造に必要な有機リン化合物がありました。
高松の尋問に、知らない人から薬品と金を交換すると連絡があり断ったとカルマは供述すると、15名の救出を喜多見に懇願します。
そんな中、総理官邸から公安部に連絡があり、MERの救出活動が許可されます。
爆破予告まで残り20分、東京消防庁のレスキューと化学機動隊が駆けつけ、喜多見はカルマをテントから連れ出すのでした。

15名の命の行方は?

指揮権が東京都庁危機管理対策室に移行、防護服に身を包むレスキューと化学機動隊、そしてMERが救助活動を開始。
一方、官邸では天沼が救助活動に反対したことを強調、梓は失敗した場合は天沼の反対を押し切ったことをマスコミに発表すると約束します。
レスキューが地下への侵入口の確保に成功し、化学機動隊とMERが地下へ。

爆破予告まで残り10分、駒場は混乱を避けるため現場には伝えません。
救出活動が進む中、ミンが警察に応援を懇願、所轄署の警察官が公安部の命令を無視して搬送を手伝います。
爆破予告まで残り2分を切り救助したのは14名で残り1名、駒場は現場に撤退を命じるのでした。

喜多見が最後の1名を発見、スチール製の大きなラックに足が挟まれており、東京消防庁即応対処部隊隊長・千住幹生(要潤)たちレスキューがスチールラックの隙間をつくる中、喜多見はその場で応急処置を始めます。
爆破予告まで残り1分、防護マスクが曇り視界が遮られ針が刺せず、喜多見はマスクを外すのでした。
看護師・蔵前夏梅(菜々緒)と研修医・弦巻比奈(中条あやみ)に、喜多見は撤退を指示しましたがふたりは残り処置を続けます。
傷病者の心拍が再開しスチールラックも持ち上がり傷病者を引き出すことに成功、喜多見は夏梅と比奈を先に退避させ千住たちと傷病者を搬送。
夏梅と比奈は建物の外に出ましたが、喜多見たちが地下から出てきたところで爆破予告時間になってしまいます。
ところが、爆発は起きず、伏せていた喜多見たちは搬送を急ぐのでした。

爆破予告から5分が経過、幸い神経ガスの濃度が低く、防護マスクを外した喜多見に実害はありません。
搬送作業が全て終わり、軽傷者26名、重傷者5名、そして死者はゼロ、危機管理対策室から報告を受けた梓は総理官邸を後にするのでした。

狙いは有機リン化合物

マルジの人差し指の腹が切り取られており、神経ガスで意識が混濁する中、マルジは覚えていませんでした。
カルテからそのことに気づいた公安部、マルジはカルマと共に日本理科大学で清掃員をしており、月島は日本理科大学・研究棟の薬品保管庫に高松と急行。
保管庫の指紋認証ドアロックには血痕が残っており、月島はLP9の狙いが有機リン化合物であったことに気づきました。

翌日、音羽は職員の人事記録を照会し、月島が国際テロを取り締まる『外事第四課』の課長であることを知ります。
東京海浜病院を監視する黒塗りの車から、『マルタイ』に変化がないことを報告する定時連絡が高松に入りました。
外事第四課のホワイトボードには喜多見を隠し撮りした写真が大量に貼られており、喜多見とLP9のメンバー、エリオット・椿(城田優)に接触がないことを高松が月島に報告します。
昨日の現場映像を確認する月島は、指紋を手に入れるために椿がわざわざ騒ぎを起こした理由が分かりました。
喜多見の目の前に立つ救急救命士に変装した椿が映っていたのです。
椿の狙いは神経ガスの原料だけではなく、喜多見に会いにきたと月島は確信するのでした。

MERのオフィスに集まるメンバーたち、爆発事故がテロであったことを報道するメディアはなく、冬木はメンバーに他言無用を念押し、誓約書を書かされていました。
メンバーが病棟勤務に戻りオフィスには喜多見ひとり、喜多見のスマホの着信が鳴り、喜多見がメッセージを見ると椿からでした。
「約束は果たしますよ。喜多見先生」
とある場所の一室で呟く椿は鉢植えに水をやり、そこには有機リン化合物のボトルが大量に置いてあるのでした。

8話のあらすじネタバレ

喜多見がテロに加担?

『全国医師会主催 白金眞理子を応援する会』がオンラインで開催され、医師会の支持を取りつけるため厚生労働大臣室から与党『民自党』幹事長・天沼夕源(桂文珍)が応援演説。
応援する会が終わると、厚生労働大臣・白金眞理子(渡辺真起子)、厚生労働省医政局長・久我山秋晴(鶴見辰吾)、そして厚生労働省医系技官・音羽尚(賀来賢人)に天沼はTOKYO MERの対応状況を尋ねます。
選挙を控え東京都知事・赤塚梓(石田ゆり子)の動向を警戒する天沼は、梓の肝いりのMERの解体を目論んでいましたが遅々として進まず激怒するのでした。

東京海浜病院、MERのオフィスにメンバーが集まる中、公安部外事第四課・高松(馬場徹)が現れ、チーフドクター・喜多見幸太(鈴木亮平)を連れ出します。
音羽は高松がただの刑事ではなく、国際テロを専門に扱う外事第四課の刑事であることをメンバーに明かし、喜多見が隠しごとをしていないか喜多見の妹・涼香(佐藤栞里)を問い質しました。

とあるビルの地下駐車場、喜多見は黒塗りの車の後部座席に公安部外事第四課課長・月島しずか(稲森いずみ)とふたりきり。
国際的テロ組織『Lasting Peace 9(通称LP9)』の重要メンバー、エリオット・椿(城田優)、その椿の仲間か月島に尋ねられ、喜多見は医者と答えるのでした。

喜多見がまた逮捕されはしないか不安を隠せない涼香は、循環器外科医・高輪千晶(仲里依紗)に病院内で相談、音羽は物陰に隠れふたりの話を聞いていました。

高松は車で喜多見を病院まで送り届けると月島に無線で報告、喜多見は尋問時に椿からメールが届いていたことを隠しており、月島は喜多見がテロに加担する犯罪者であることを確信。

そんな中、八王子市小津町1500番地の野沢病院(病床数42の小規模病院)で停電による電源喪失事故が発生。
予備電源に切り替えてはいるものの生命維持装置が停止する恐れがあり、東京都庁危機管理対策室は予防的医療事案と認定、MERの出動を要請します。

音羽が喜多見に反発

停電の原因は昨夜までの大雨による土砂崩れ、送電線が寸断されていました。
非常電源のタイムリミットは4時間でしたが、既に1時間が経過しており残り3時間でした。
音羽は現場までの移動中、イヤホンマイクをメンバー限定通話に切り替え、喜多見のテロ組織との関与を問い質します。
そんな中、梓から喜多見のスマホに電話が入り、MERのメンバーには自身の過去を話すべきという喜多見でしたが梓は許しません。
そして、電話を終えた喜多見が、音羽の質問に答えます。
「今、俺から言えることは何もありません」
怒り心頭の音羽は、喜多見の指示に従わないことを宣言するのでした。

病院内の電源が完全喪失

ERカーの現場到着を目前に、危機管理室の目黒が後部車載カメラの映像からERカーを尾行する黒塗りの車に気づきます。
再び雨が降り出し降水量は15mm/h、非常用電源が切れるまで約2時間、送電線の復旧は難しく野沢病院は入院患者の転院搬送を決断。
到着したMERが看護師長・西原の説明を受ける中、新たな土砂崩れが発生し院内の電源が完全に失われました。
搬送用の救急車の到着まで15分、2階の患者に問題はなく、問題は1階のHCU(High Care Unit:高度治療室)の患者、医療機器が次々と停まり、喜多見たちはアンビューを使い手動で気道確保を行います。

そんな中、中年の女性・関口が手術室の異常を訴え、喜多見はHCUを音羽に任せ手術室に向かいます。
臨床工学技士・徳丸元一(佐野勇斗)がERカーのバッテリーからHCUの電源を確保、音羽は医療機器を繋ぎました。
手術室では自動扉が開かなくなり、虫垂炎の手術中の関口の娘・葉月と執刀医・野沢が閉じ込めらていました。
手術室の扉をバールでこじ開け救出には成功したものの、ERカーに葉月を運ぶ途中、野沢が転倒し頭部を負傷するのでした。

緊急事態、新たな土砂崩れで病院までの道路が寸断

葉月は何とか持ちこたえたものの、新たな土砂崩れにより病院までの道路が寸断されます。
迂回ルートでは救急車の到着までに1時間、ERカーのバッテリーは10分が限界でした。
悪天候のためヘリコプターは使えず、レスキューが発電機を運んでいましたが到着までに30分以上はかかります。
徳丸が病院の非常電源の対応をしていましたが、非常電源は土砂に埋まっていました。
危機管理対策室室長・駒場卓(橋本さとし)は徳丸にその場を離れるよう指示、防災モニターのライブ情報によると病院の東側斜面が30分に5mm移動し新たな土砂崩れが起きる可能性が高かったのです。
音羽は徳丸に退避、駒場は新たな崩落に備えHCUの患者とERカーの患者の2階への移動を指示しました。
病院の非常電源の復旧を提案する喜多見でしたが駒場は許可せず、指示に従ったはずの喜多見はERカーを後にするのでした。

世間的にはテロリスト?喜多見が明かす過去の真実

患者を2階に移動する中、喜多見は土砂に埋まった非常電源を掘り起こし復旧を試みていました。
そのことを知った音羽が激怒、喜多見は修理をしながらメンバー間の通信で自身の過去を明かします。

喜多見が海外で医療活動をしていた時、銃撃を受けた患者、LP9のメンバー・椿が運ばれてきました。
しばらくして政府の人間が椿を捜しにきたものの、患者を守りたい一心の喜多見は嘘をつき「居ない」と言ったのです。
その翌日、椿は病院を去り、喜多見はテロリストを逃がした罪で投獄されました。
梓や元妻(千晶)、そして涼香の援助によって1年後に出所しMERに来たのです。
今も喜多見はテロリストとの繋がりを疑われていました。
世間的に喜多見は前科者でテロリスト、そんな自身について来てくれるはずがないと過去を隠していたのでした。

音羽が喜多見の救助を強行

ERカーのバッテリーが切れたものの、突然、病室の明かりが点き医療機器の電源が確保できました。
ところが、電気が瞬断、その後、喜多見との連絡が取れなくなったのです。
音羽は駒場の命令を無視し、MERのメンバーと共に喜多見を助けに向かいます。

喜多見はむき出しになったコードで感電し、非常電源の前で倒れていました。
音羽が懸命に蘇生処置を行ったものの喜多見の意識は戻らず、駒場はその場から退避を命じます。
副チーフ・冬木治朗(小手伸也)が止めるのも聞かずに音羽は蘇生処置を継続、すると喜多見が息を吹き返すのでした。
黒塗りの車がこれらの様子を撮影、月島は外事第四課のオフィスでモニターしていました。
病院の入院患者の搬送が終わり、軽傷者2名、重傷者1名、そして死者はゼロ、喜多見は東京海浜病院に搬送され経過観察入院となりました。

音羽が喜多見の過去を報告

MERのオフィスに戻った音羽は、MERを終わらせるとメンバーに告げオフィスを後に、そんな音羽の前に涼香が現れます。
涼香が止めにきたと思った音羽でしたが、涼香は音羽の味方になるよう喜多見に頼まれていました。
音羽が誰よりMERの必要性を知っており、厚労省に音羽が居ればいつかMERを日本中に広める、喜多見は涼香にそう言っていたのでした。

翌日、音羽は厚生労働大臣室に出向き、眞理子に喜多見の過去を調べた報告書を提出します。
喜多見がMERのオフィスに行くと、オフィスには誰も居ません。
話し声が聞こえて喜多見が外に出ると、メンバーがERカーを洗車、メンバーは喜多見の過去を知っても変わることはありませんでした。
厚生労働大臣室、音羽の報告書では、喜多見の空白の1年は重症型のデング熱で入院していたことになっており、眞理子はMER解体の新たな材料としてデスクの引き出しからあるファイルを取り出しました。
そんな中、特別診察室で千晶の診察を受診中の梓が、突如倒れるのでした。

9話のあらすじネタバレ

梓の心臓はもって3カ月

東京海浜病院に入院中の子どもたちのために『TOKYO MER わくわく一日体験会』が催され、子どもたちは大喜び。
そんな体験会も終わり、チーフドクター・喜多見幸太(鈴木亮平)は、MERのオフィスで厚生労働省医系技官・音羽尚(賀来賢人)と妹・涼香(佐藤栞里)の仲を看護師・蔵前夏梅(菜々緒)と研修医・弦巻比奈(中条あやみ)に冷やかされていました。

東京都知事・赤塚梓(石田ゆり子)が入院し喜多見は元妻で循環器外科医・高輪千晶(仲里依紗)にスマホで呼び出され特別個室Ⅰへ、すると東京都危機管理対策室室長・駒場卓(橋本さとし)も駆けつけます。
驚く喜多見でしたが、駒場には梓が全て話しており、喜多見の過去も梓の心臓がもって後3カ月ということも駒場は全て知っていました。
梓の陣頭指揮により死者ゼロを実現してきたと考える駒場は、梓の心臓のことを知らされ不安を抱くのでした。

赤白戦争に決着?久我山は天沼に乗り換え?

MERの活躍により梓の政策手腕が証明されることとなり、日本初の女性総理との呼び声も高く、厚生労働大臣・白金眞理子(渡辺真起子)との赤白戦争にも決着がついたかに思われていました。
厚生労働省医政局長・久我山秋晴(鶴見辰吾)は『民自党』幹事長・天沼夕源(桂文珍)への乗り換えを音羽に示唆。
眞理子は全国臨床学会から天沼への闇献金の証拠、帳簿のコピーを持っており、そのコピーを切り札に大臣のポストを守ろうとしていました。
久我山はそのコピーを手土産に、眞理子の裏切りを天沼にリーク、天沼が選ぶ後任の大臣のもと、再び出世コースに乗ろうと企んでいたのです。
眞理子が最終審査会で必ずMERに反対するという久我山は、音羽がMERを守りたいと思っていることに感づいており、守りたいなら眞理子を潰す他ないと仄めかすのでした。

特発性拡張型心筋症で梓が緊急入院、MERを阻む国際法の壁!

MERのオフィスを梓が訪ね、MERの正式運用が決まるまで喜多見の過去を隠すようメンバーに依頼、そんな中、東京都危機管理対策室からMERに出動要請が……。

現場は渋谷区広尾6丁目パルナ共和国大使館の地下駐車場、消火設備の点検作業中に消火用の二酸化炭素が噴出する事故が発生、作業員数名が取り残されており危機管理対策室は小規模医療事案と認定します。
しかし、大使館や在外公館はウィーン条約による外交特権があり、敷地内への侵入は禁止、入るためには特命全権大使の許可が必要でした。

そんな中、梓が突如倒れ緊急入院、梓は特発性拡張型心筋症の持病があり心臓移植する他はなく、ドナー登録はしていたものの梓は感染性心内膜炎を合併しているため、千晶は移植に踏み切れずにいました。
iPS細胞を使った心筋組織移植による治療法もありましたが、治療法としては認められておらず、厚労省に申請してはいたものの審査中だったのです。

MERが大使館前に到着すると、既にレスキューも来ていましたが、大使と連絡がつかず大使館の敷地内に入れずにいました。
大使館の職員たちが地下の入り口前で倒れていた1人の男性作業員を搬出、男性によると地下駐車場には3人が取り残されており、男性を運んできた職員たちはめまいがして地下駐車場に入れず状況を把握していません。
未だ大使とは連絡つかず、梓が病室から大使館への侵入を許可、喜多見たちが職員たちに懇願し梓の責任で敷地内に入ることになったのでした。

要救助者と地下に閉じ込められる喜多見と千住

二酸化炭素は濃度3%で頭痛・めまい・吐き気、7%超で意識不明、そのまま放置すれば死亡、20%超で中枢神経をやられ数秒で死亡に至ります。
地下の二酸化炭素濃度は7%に満たず、MERとレスキューは作業員3名の救出に成功、東京消防庁即応対処部隊隊長・千住幹生(要潤)が残り、他に要救助者が居ないか捜していいると、小柄な外国人の男性が倒れているのを発見しました。
喜多見はオペが必要な患者を音羽に任せると、ひとり地下へと戻ります。
外国人男性は腹部大動脈瘤破裂による大量腹腔内出血で直ぐに手術が必要な容態、運び出そうとした矢先、ボンネットが開いていた車から発火、再び消火用二酸化炭素が放出されてしまいます。
二酸化炭素濃度は7%を超え、喜多見たちは出口へと急いだもののシャッターが下り、地下に閉じ込められてしまいました。

喜多見と千住は引き返し、作業員たちが乗ってきたワンボックスカーの中へ、そして千住が車内から隙間を目張りし、喜多見は外国人男性の応急処置。
車内の二酸化炭素濃度は4.3%で暫く凌げはするものの、無線は通じませんでした。

音羽のオペは終わりましたが、地下駐車場で火災が発生したため大使館の警戒レベルが上がり、再び敷地内に入ることができなくなります。
その上、監督省庁として眞理子と久我山が危機管理対策室に乗り込み、梓は吐血し容態が急変したのでした。

梓からの伝言は駒場に委任、千住が自力での脱出を決断

車内の二酸化炭素濃度は6.4%、酸素ボンベは1つしかなく患者である外国人男性に使用、千住は意識があるうちに強行突破することを決断。
車内にある工具でシャッターの電源を切断し、千住がひとりでシャッターを持ち上げ、喜多見が患者に酸素を供給しながら一気に走り抜けるというものでした。

眞理子が救出の許可を出さない中、特別室に居る比奈から無線で梓の伝言、「全て駒場室長にお任せします」が伝えられます。
状況から見て要救助者は大使館関係者の可能性が高く、それこそ国際問題なると駒場は突入を要求しましたが、眞理子は大使館への突入を許可しません。

車内の二酸化炭素濃度が7%に達し、千住が車から飛び出しシャッターの電源を切断、ひとりでシャッターを持ち上げます。
喜多見が外国人男性を抱えて車から飛び出しシャッターを潜り抜け、振り返ると喜多見がシャッターに挟まれていました。
戻ろうとする喜多見に、千住は前に進むよう指示すると意識を失います。
喜多見も意識を失いかけたその時、MERとレスキューが駆けつけるのでした。

倒れていた外国人男性の緊急オペは無事に終わり、意識を失っていた千住の蘇生にも成功、外国人男性を搬送しようとすると、その男性のもとに大使館の職員たちが駆け寄ります。
この外国人男性が大使だったのです。
全員の搬送が終わり、軽傷者3名、重傷者3名、死者はゼロでした。
パルナ共和国から感謝の意を伝える連絡が届き、大使は車いじりが趣味でエンジンの調子を見ている最中に消火装置の二酸化炭素を吸い倒れたのでした。

MER解体確実!

その夜、久我山の指示で音羽は厚生労働大臣室に侵入、デスクの引き出しから闇献金の帳簿のコピーを発見、ところが議員会館で会食中のはずの眞理子が久我山と現れます。
国家公務員法に抵触する犯罪行為と脅す久我山、眞理子は喜多見の空白の1年を追及しましたが、音羽は報告書通りと答え大臣室を後にするのでした。

翌日、久我山は涼香のもとを訪ねると、音羽が厚労省を辞めることになり、音羽を救うために喜多見の空白の1年を教えて欲しいと涼香に頭を下げ、涼香は久我山に話してしまいます。

そして、喜多見の過去はメディアにより白日のもとに、喜多見はヒーローから一転、テロ組織との関与が疑われ、梓は任命責任を問われるのでした。

10話のあらすじネタバレ

MERが活動休止?

チーフドクター・喜多見幸太(鈴木亮平)の空白の1年を漏らした妹・涼香(佐藤栞里)が、TOKYO MERのオフィスを訪ね喜多見に謝罪。
喜多見は、厚生労働省医系技官・音羽尚(賀来賢人)を想う涼香に理解を示す。
翌日、『東京海浜病院』にマスコミが殺到、報道では6年前の日本領事館の占拠事件まで首謀者が喜多見となり、喜多見を釈放するために東京都知事・赤塚梓(石田ゆり子)が税金を私的流用したことになっていました。
東京海浜病院には批判の電話やメールが殺到、病院長は最終審査会までMERの活動休止を喜多見に打診しましたが、喜多見は断りひとりで活動することにしたのでした。

関東医科大学に爆破予告

江東区有明7丁目『関東医科大学』のホームページに爆弾を7号館に仕掛けたという書き込みがあり警察が調査中、東京都庁危機管理対策室は予防的医療事案と認定しMERの出動を要請します。
喜多見がひとりで出動しようとし、監督省庁の官僚としてMERの活動を見届ける義務があると音羽が同行。
一方、残された東京海浜病院所属のメンバーは、イヤホンマイクを手にするのでした。

7号館の避難は終わり警察が確認中、喜多見と音羽がドクターカーで大学に到着すると、7号館ではなく3号館の教室が爆発、3号館の4階に駆けつけた喜多見は、負傷者を被害のない大きな教室に運びます。
大杉円佳は意識があるものの立ち上がれず、講師の中里は重症の頭部、胸部外傷で意識障害とショック状態。
喜多見は緊急搬送しようとしましたが、危機管理対策室室長・駒場卓(橋本さとし)が止めます。
危機管理対策室に国際的テロ組織『Lasting Peace 9(通称LP9)』のメンバー、エリオット・椿(城田優)から電話がきていたのです。
電話と無線が繋がり喜多見に話しかける椿は、現場に喜多見と音羽しか居ないことを知っており、教室に協力者が居たのです。
椿は建物から出ないよう指示、教室内の誰かが出れば新たな爆弾を爆発させると脅迫します。
SNSのもう一度爆発するという投稿をスマホで見て動揺する学生たちが逃げ出そうとし、音羽が止め、喜多見が外に出れば新たな爆発が起きると明かしました。
そして、椿は通信を傍受しているであろう公安部外事第四課警視正・月島しずか(稲森いずみ)に呼びかけるのでした。

椿が政府に要求、タイムリミットは1時間

月島は本部に言っており不在で南が代理で応答、南は月島の右腕と呼ばれる男でした。
椿は『民自党』幹事長・天沼夕源(桂文珍)が受け取った裏金の証拠の公開を要求。
9年前、当時厚生労働大臣だった天沼の強い働きかけにより関東医科大学の設立認可が下り、その時、大学の理事長が天沼に裏金を渡したことを示す文書の内閣府のホームページでの公表を指示します。
5時までに公表されなければ、新たな爆発で確実に死者が出ると椿は脅しました。
更に、3号館に誰も近づけないよう要求、4階に居る学生11名、講師1名、医師2名の計14名を人質にすると宣告するのでした。

南は3号館の3階以下の人の退避と退避完了後の3号館の封鎖を指示、現在4時でタイムリミットまで1時間しかありません。
3号館から避難するSNSの動画をスマホで見た学生たちが、裏口からならバレないと逃げ出そうとし、それを喜多見が止め、教室に協力者が居ることを明かしました。
そんな中、喜多見が椿の仲間であるかのようなメールが椿から喜多見に届きます。
「爆破前に連絡する。変化があれば報告しろ」
喜多見は音羽にメールを見せ、音羽は椿の罠を疑います。
一方、外事第四課は、このメールを傍受していたのでした。

喜多見はテロリスト?学生たちが疑心暗鬼

喜多見と音羽の遣り取りを見ていた円佳が、喜多見にメールが届いたことを学生たちに明かし、音羽は誤魔化したものの喜多見はメールを学生たちに見せます。
学生のテロリストかという問に、喜多見はただの医者で全員の命を救いたいだけと答え、音羽は噂に惑わされず冷静に判断するよう忠告するのでした。

タイムリミットまで15分、喜多見と音羽の会話を聞いていた円佳がタイムリミットの意味を問い質し、喜多見は学生たちに、政府がある文書を5時までに公開しなければ爆弾が爆発することを明かします。
学生たちが動揺し、喜多見は南と脱出を交渉、しかし南は喜多見が内通者と思っており埒が明きません。
そこで、喜多見は1年前に椿が喜多見に言ったことを明かします。
野戦病院から椿が立ち去る前、化膿するかもしれないからこまめに消毒するよう消毒液の入った水筒を喜多見は椿に持たせました。
その時、椿は「私を助けたことを必ず後悔させます」と言ったのです。

そんな中、東京海浜病院から出てきた涼香に、喜多見に世話になったと椿が言葉巧みに近づきます。
何も知らなかった涼香に関東医科大学で爆発事故があり、その首謀者が喜多見であるとネットで騒がれていることを教え、椿は立ち去ろうとする涼香にあるお願いをするのでした。

学生が喜多見を監禁

胸腔ドレーンか点滴留置針が必要になり、喜多見は学生3人の案内で準備室に取りに行きます。
1人の学生に点滴留置針を急いで音羽に渡すよう頼み、喜多見が他に必要なものを探していると、ある学生にカッターで脅され、学生は喜多見からスマホを取り上げて準備室に喜多見を閉じ込めました。
そんな中、涼香が関東医科大学に駆けつけます。

学生が点滴留置針を音羽に渡すと、喜多見を監禁したことを明かし今なら逃げられるという学生たち。
モニターのアラートが鳴り中里の心肺蘇生を試みる音羽は、喜多見を連れて来るよう学生たちに要求、噂に惑わされず喜多見が何をするかで判断しろと説得します。
1人の学生が喜多見を呼びに行き、3人の学生が止めに行ったものの間に合わず、準備室を出た喜多見は中里のもとに駆けつけます。
中里の処置をしながら円佳をケアする喜多見は、「命を救うことには手を貸して欲しい」と学生たちに懇願。
学生たちは搬送に必要な資材と処置に必要なものを集めに散ります。
中里の容態が安定、5時までに時間がなく全員での脱出を決意した喜多見、内通者を警戒する音羽でしたが、喜多見は命の尊さを学び医者を志す学生を信じることにしたのでした。

学生たちは中里、喜多見と音羽は円佳を担架に乗せ搬送、搬送中、円佳はスマホを見せ内通者であることを明かします。
感染症が広がり、仕送りがなくアルバイトもできず円佳は退学を決意、何もかも嫌になった頃、SNSで椿と知り合いました。
そんな中、円佳が心停止、喜多見たちが処置をし、学生たちに先に逃げるよう指示、ところが裏口のドアが開かず学生たちはパニックに……。

5時になり学生たちが諦めかけたその時、外事第四課が封鎖を解除、MERのメンバーも駆けつけます。
蘇生した円佳をストレッチャーに乗せ3号館から退避、喜多見たちはERカーで円佳のオペを行うのでした。

死者1名、世の中は不条理

重軽傷者の搬送が終わり、駆けつけた涼香は音羽に会釈し、喜多見は音羽なら賛成と涼香に告げます。
照れる涼香と別れた喜多見が振り返って涼香を見送っていると、涼香の透明なバッグに入っていた水筒に気づきました。
借りたから喜多見に返したいという椿から、涼香が預かったのです。
「それ投げて逃げろ!」
大声で叫ぶ喜多見は涼香に向かって駆け出し、水筒を投げ捨てた涼香は喜多見の方に向かって駆け出します。
そして、爆発が起こり、涼香が倒れていました。
MERのメンバーが駆けつけ、涼香をストレッチャーに乗せERカーに急ぎます。
心肺停止の涼香を必死に蘇生する喜多見でしたが、心拍再開の兆候はなく、それでも続ける喜多見の手を音羽が止めます。
その場に崩れ落ちる喜多見が泣きながら絶叫、南の目の前には涼香の遺留品が並び、通信記録から椿の日本でのアジトを割り出すよう南は厳命しました。
今回の出動は、軽傷者8名、重傷者4名、そして死者1名。

イヤホンマイクから椿の声が聞こえ、約束を守ったと喜多見に告げる椿。
そして、理想を語る喜多見に世の中は不条理であることを分からせたかったという椿は、MERのオフィスに居たのでした。

11話(最終回)のあらすじネタバレ

MERは解散すべき?

国際的テロ組織『Lasting Peace 9(通称LP9)』のメンバー、エリオット・椿(城田優)の潜伏先はもぬけの殻、既に神経ガスの製造を終えた後でした。
赤白戦争は厚生労働大臣・白金眞理子(渡辺真起子)が逆転、『民自党』幹事長・天沼夕源(桂文珍)の闇献金の話題は影を潜め、チーフドクター・喜多見幸太(鈴木亮平)と東京都知事・赤塚梓(石田ゆり子)が世間の注目を集めていました。
喜多見は妹・涼香(佐藤栞里)の葬儀後に倒れ入院、涼香の死に責任を感じる喜多見は、駆けつけたMERのメンバーに「MERは解散すべき」と語気を強めます。

そんな中、港区虎ノ門6丁目、経産省合同庁舎で爆発事件が発生、複数の負傷者が出ており、東京都庁危機管理対策室は中規模事案と認定しTOKYO MERに出動を要請。
しかし、喜多見は不在で他のメンバーは東京海浜病院から参加を禁止されていることから、厚生労働省医系技官・音羽尚(賀来賢人)は要請を断るのでした。

自宅マンションに戻った喜多見を、公安部外事第四課の月島しずか(稲森いずみ)と南が出迎え、喜多見に現場復帰を要請。
椿の行動が読みやすくなるためでしたが、「もう出ません」と喜多見は断ります。
一方、入院中の梓は心筋移植しか手がありませんでしたが、実施病院の申請はしているものの厚労省は審議中、大学病院に提供を依頼している心筋組織は文科省が許可しませんでした。

同時爆破テロ発生

MERの最終審査会当日、審査会は真理子と天沼の息のかかった者ばかりで解体は必至。
それでもMERの必要性を訴えに審査会に出席しようとするメンバーたちでしたが、世田谷区若林7丁目の政府所有の研究施設で爆発が発生、多数の負傷者が出ており、危機管理対策室は大規模医療事案と認定しMERの出動を要請。
審査会への出席を促し要請を断ろうとする音羽でしたが、研修医・弦巻比奈(中条あやみ)が要請を受け出動します。

MERがERカーで現場に向かう最中、都内の3カ所で更に爆発が発生、同時爆破テロだったのです。
四谷5丁目付近の公務員用官舎でも爆発が発生し都内5カ所での爆発を確認、LP9が犯行声明を出し、更に1時間後に都内で神経ガスを使い大量の死者が出ると警告、要求はありませんでした。

審査会では、天沼との事前の打ち合わせ通り音羽はMERに否定的見解を示し、天沼は喜多見をテロの共犯に仕立てようとします。
そこへ、同時多発テロの一報が入り、会議室のモニターにMERの出動現場の様子が映し出されました。
音羽は喜多見の言葉を思い出し、一転してMERの必要性を説いたもののMERの解体は決定、音羽は会議室を後にし現場に向かうのでした。

椿の狙いとは?

大物政治家と周囲の人々を殺害、そんなメッセージが椿から自宅に居た喜多見のスマホに届きました。
通信を傍受している外事第四課、なぜ椿は喜多見にメッセージを送るのか、月島は違和感を覚えます。

MERの大ピンチ、ERカーが使用禁止

面会謝絶の梓のもとに眞理子が出向きMERの解体を報告、「命を最優先する政治」、初出馬時の眞理子の言葉を持ち出し、命を懸けた最後の説得を試みる梓でしたが容態が急変します。
眞理子は梓の電子カルテを見て、心筋組織移植が必要なことに気づくのでした。

都内の病院で傷病者が急増、爆発現場では、大量血胸と心損傷の患者の受け入れ先が見つからない上にショックが進行、ERカーでの肺と心臓を扱うオペが必要となります。
比奈が躊躇っているところへ、音羽が駆けつけました。
ところが、MERの解体が決まり厚労省がERカーの使用を禁止、勝ち誇る天沼の声がイヤホンマイクに響く中、危機管理対策室に眞理子が押しかけて来ました。

眞理子はMERの正式認可を表明、現場に居る厚労省職員にMERの支援を命じ、更に全国医師会、看護協会に医師と看護師の増援を要請します。
音羽たちは患者をERカーに運びOPを行いました。
眞理子は医政局長・久我山秋晴(鶴見辰吾)のスマホに電話し厚労省職員の爆発現場の後方支援を命じ、天沼を気にする久我山に闇献金の帳簿を公表すると告げました。
透かさず久我山が眞理子につくと、眞理子はiPS細胞を使った心筋組織の手配を命じるのでした。

新たに建物内から傷病者が18名見つかった上、ERカーでOPが終わった患者の搬送先もなく、判断に迷う音羽。
そこへ、眞理子が要請した埼玉県、千葉県など近隣各県の救命救急隊が駆けつけるのでした。

音羽のピンチに喜多見

自宅にいる喜多見のもとを訪ね、元妻で循環器外科医・高輪千晶(仲里依紗)が現場に出るよう喜多見の説得を試み、イヤホンマイクをテーブルに置きます。
イヤホンマイクからは現場の比奈や音羽たちMERのメンバーの声が響き、そんな中、更なる爆発音が聞こえてきました。
建物内には12名が取り残されており、「待っていたら助けられない命がある」そう言う音羽の声が喜多見にも聞こえ、MERのメンバーとレスキューと共に音羽は建物内に向かいます。
そして、千晶は梓のオペに向かうのでした。

建物内から12名の救出を確認、可燃性ガスが噴き出しており、東京消防庁即応対処部隊隊長・千住幹生(要潤)は直ちに脱出を指示します。
脱出の途中、音羽は新たな負傷者を発見し応援を要請しましたが、電波状態が悪く千住に無線が届きません。

負傷した男性の胸には鉄パイプが突き刺さっており、ガスが噴出する中、音羽は大量出血させないための応急処置を始めます。
しかし、音羽は意識が朦朧としメスを落としてしまいました。
そこへ、喜多見が駆けつけ、処置を音羽から引き継ぎます。
処置が終わり喜多見と音羽が患者を鉄パイプから引き抜くと、レスキューが駆けつけたのでした。

搬送作業が終わり、軽傷者196名、重傷者48名、そして死者はゼロ、しかし椿はまだ捕まっていませんでした。

目の前の命に葛藤する喜多見

月島は音羽のスマホに電話、盗聴を警戒する月島は喜多見のイヤホンマイクを外させてから、喜多見に電話を代わらせます。
「妹を亡くした今、お前が一番失いたくない者は誰だ?」
月島は喜多見に尋ねるのでした。

椿がMERのオフィスに現れると神経ガス発生装置をデスクに置き、おもむろに喜多見に電話、天沼と罪なき人々を殺害すると予告。
正しく美しい世界を作るには犠牲が必要という椿は起爆タイマーを起動、そして立ち上がると背中から銃で撃たれました。
外事第四課が駆けつけ、月島が撃ったのです。
喜多見たちMERも駆けつけると、椿は貰った命を有意義に使わせてもらったと……。

「目の前の命を見捨てたら俺は医者じゃなくなります。俺たちはMERじゃなくなります」
喜多見はそう言うとERカーでオペを敢行するのでした。

2カ月後、MER正式発足式典が開かれ、天沼は収賄罪で逮捕起訴、梓と眞理子が式典に出席し女性初総理の椅子を巡る赤白戦争が再燃します。
音羽はMERの統括官を拝命、音羽の演説が終わると再任した喜多見を紹介しようとしましたが、喜多見は遅刻し慌てて登壇。
そんな中、危機管理対策室からMERの出動が要請されるのでした。