ドラマル

2021年6月15日

『TOKYO MER~走る緊急救命室~』ネタバレ!最終回までのあらすじと結末考察

ドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』の1話から最終回までのあらすじを、ネタバレを含めてわかりやすく紹介しています。

『TOKYO MER~走る緊急救命室~』は、『グランメゾン東京』『危険なビーナス』を手掛けた黒岩勉が脚本を手掛けたオリジナルのヒューマンドラマです。

物語の舞台となるのは、都知事・赤塚梓(石田ゆり子)の命で新設された「TOKYO MER(モバイル・エマージェンシー・ルーム)」という救命救急のプロフェッショナルチーム。最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車輌(ERカー)で、「TOKYO MER」リーダーの主人公・喜多見幸太(鈴木亮平)が、救命救急チームの仲間と共に、危険極まりない大事故、大災害、事件の現場に駆けつけ、活躍する姿を描いた物語です。

※最新話のネタバレは、リアタイ(視聴)後に追加します。

見逃し配信をチェック

当記事には、『TOKYO MER~走る緊急救命室~』の第1話から最終回までのネタバレが含まれています。先に内容を知りたくない方は、「Paravi」で第1話から最新話までの放送をご覧になれます。
※記事の公開日(更新日)時点の情報です。

『TOKYO MER』の最終回ネタバレ・結末考察

『TOKYO MER~走る緊急救命室~』には原作となる漫画や小説はありません。脚本家・黒岩勉による完全オリジナル作品です。

以下は、公式発表から予想する、『TOKYO MER~走る緊急救命室~』最終回の結末までです。

都知事・赤塚梓(石田ゆり子)の肝入りでスタートした救命救急チーム「TOKYO MER」のメンバー、チーフドクターの喜多見幸太(鈴木亮平)、麻酔科医・冬木治朗(小手伸也)、臨床工学技士・徳丸元一(佐野勇斗)、研修医・弦巻比奈(中条あやみ)、看護師・蔵前夏梅(菜々緒)、ベトナム人看護師・ホアン・ラン・ミン(フォンチー)、厚生労働省の官僚であり医師の音羽尚(賀来賢人)の7人。
初回(1話)から、彼らのまるでアベンジャーズのような、勇姿を見られるでしょう。

本作は、大型バスの多重事故から始まり、工場爆発、トンネル崩壊、と破格のスケールの重大事故・災害・事件が起こっていきます。
その規模の大きさから、危険を顧みず、命がけで患者の元へと駆けつけるリーダーの喜多見が、レスキューの千住幹生(要潤)としばしば衝突。
さらには、チームの仲間やTOKYO MERが所属する東京海浜病院の医師たちからも、喜多見に対する反発の声があがります。

そんな中、TOKYO MERのメンバーである研修医・弦巻が決定的なミスを起こしてしまいます。
これを受け、厚生労働大臣・白金眞理子(渡辺真起子)の命令でTOKYO MERに正式認可を与えないために派遣された音羽は、喜多見のリーダーとしての資質に疑問を呈する報告書を、厚生労働省医政局長・久我山秋晴(鶴見辰吾)に提出します。

女性初の総理大臣のポストを巡り、赤坂をライバル視している白金は、TOKYO MERのミスは赤塚の失策であると猛アピール。TOKYO MERの解体を要望します。
その時、国家を揺るがす大災害が発生。TOKYO MERも駆け付けます。
瓦礫の中、自己犠牲をも厭わない喜多見は、冷戦沈着でいながら勇猛果敢に飛び込んでいき、瀕死の患者を救助します。
そんな喜多見の凄みに引っ張られて、弦巻たちTOKYO MERメンバーはもちろん、反発していた高輪千晶(仲里依紗)、現場で衝突していた千住らレスキュー隊員たちも一丸となり、命を救っていきます。

その光景を見た音羽は、自身の成し遂げたい理想の医療がここ「TOKYO MER」にあることに気づきます。

最終回、TOKYO MERの存亡を決定する会議が開かれます。
白金大臣や厚生労働省の役人たちが解体を求める中、孤軍奮闘する都知事の赤塚。そこへ、音羽が、東京海浜病院の医師や看護師、東京消防庁レスキュー隊員、さらに今までTOKYO MERが救ってきた人々から寄せられた数多くの存続を希望する投書を持参してやってきます。

こうして解体を免れたTOKYO MERは、「待っているだけじゃ、助けられない命がある」という喜多見のポリシーをチームポリシーに掲げ、これからもヒーローのごとく、いち早く患者の元へ駆け付け、命を救っていきます。

ちなみに、TOKYO MERの読み方は、トウキョウ エムイーアールで、MERはモバイル・エマージェンシー・ルームの頭文字を取った略称です。

また、「TOKYO MER」の意味は、TOKYO=東京、M(mobile)=可動性の・移動性のある、E(emergency)=非常時・緊急・有事、R(room)=部屋、という意味であることから、TOKYO MERの意味は、「東京を走る緊急救命室」となります。

『TOKYO MER』各話のあらすじ

2021年7月4日からTBS系にて放送開始された鈴木亮平さん主演の連続ドラマ『TOKYO MER』の各話あらすじネタバレを、放送後に随時更新してお届けしていきます。

1話のあらすじネタバレ

TOKYO MERの使命は死者ゼロ!

東京都知事・赤塚梓(石田ゆり子)の大号令で新設した救命救急チーム『TOKYO MER(Mobile Emergency Room)』は、重大事故・災害・事件の現場に急行しいち早く医療を提供することを目的としていました。
医師3名、看護師2名、麻酔科医1名、臨床工学技士1名で構成され、オペ室を備えた特殊緊急車両・ERカーでは高度な外科手術が可能。
今回の試験運用が成功すれば、日本全国に走る救命救急室の誕生も夢ではありませんでした。

MERのメンバーは、チーフドクター・喜多見幸太(鈴木亮平)、研修医・弦巻比奈(中条あやみ)、麻酔科医・冬木治朗(小手伸也)、看護師・蔵前夏梅(菜々緒)、ベトナム人看護師・ホアン・ラン・ミン(フォンチー)、臨床工学技士・徳丸元一(佐野勇斗)、そして厚生労働省医系技官・音羽尚(賀来賢人)の7名。

MERの発足記念式典が開かれ、式典を欠席した音羽を除く6名のMERメンバーを、梓が集まったマスコミ関係者に紹介すると、駆けつけた現場で死者を出さないことがMERの使命であると宣言します。
マスコミ関係者がざわつく中、緊急アラームが鳴り響きます。
港区芝浦5丁目でバスとトラックの衝突事故が発生、車内に多くの負傷者が取り残されており、中規模医療事案と認定した東京都庁危機管理対策室は、MERの出動を要請しました。

ERカー初のオペ

MERがERカーで事故現場に到着すると、バスが横転していました。
東京消防庁即応対処部隊隊長・千住幹生(要潤)の指示を無視し、喜多見がバスに入るとトリアージを開始、急を要する幼い少女・芽衣を運び出します。
心停止した芽衣をストレッチャーに乗せ心臓マッサージで蘇生すると、続いてエコーで腹腔内に出血が認められた40歳前後の女性をERカーのオペ室でオペするのでした。

トラックの運転席でドライバーを緊急オペ

危機管理対策室からの無線で、事故を起こしたトラックの運転席にドライバー・上野誠が挟まれていることを知った喜多見は、後の処置を比奈に任せトラックに駆けつけます。
上野は瞳孔不同で喜多見は急性頭蓋内血腫と診断、救出までには8分を要し、頭の血を直ぐに抜かないと死ぬ危険があり、喜多見は即応対処部隊のトラックの切断と同時並行でその場でオペをすることにしました。

警察は上野の居眠りが事故の原因と見ており、処置を終えERカーを出た比奈は、危機管理対策室からの無線で警察の見解を知ります。
比奈は上野の処置よりバスの乗客を優先するよう喜多見に進言しましたが、喜多見は上野の手術を止めませんでした。
途中、駆けつけた音羽の助けは借りたものの手術は成功、即応対処部隊の切断も完了し上野はトラックから救出されました。
バスの乗客の処置も終わり搬送が完了、軽傷者9名、重傷者3名、そして死者はゼロでした。

MER解体危機?

翌日、東京海浜病院循環器外科医局、MERの出動要請があると東京海浜病院の研修医や看護師が駆り出されるため、MERは部長会でも問題視されていました。
東京海浜病院循環器外科医・高輪千晶(仲里依紗)を尊敬する比奈は、千晶にMERの賛否を尋ねましたが、千晶は喜多見の考えには反対でした。

MERのオフィスでミーティングが開かれ、音羽が第1回出動をレポートにまとめていました。
音羽自身が問題視していたのは医師の危険を顧みない医療行為、東京消防庁、警視庁、日本医師会、厚生労働省医政局など関係機関も同様に認識、MERの活動はリスクやデメリットが大きく、活動を制限するか解体すべきと判断していました。
更に、業務上過失致死傷罪で立件見通しの上野のオペをバスの乗客より優先したMERに、ネット上では批判の声が上がっていたのです。
今回の出動を踏まえ、第1回の審査会が開かれることになったことを音羽はMERの6人に伝えるのでした。

MERの労働環境

MERを認可する立場にある音羽は労働環境を視察、比奈に案内してもらいます。
MERの専属スタッフは喜多見1人、他のメンバーは東京海浜病院に所属しMERと兼務していました。
看護師の夏梅とミンは病棟で入院患者を担当、夏梅は副看護師長を務めていました。
臨床工学技士の徳丸は普段は人工呼吸器や人工心肺装置の保守点検、冬木は病院内の信頼も厚くオペに引っ張りだこ。
そして、比奈は循環器外科の研修医で、昨日の出動を経験しMERを続けていく自信がありませんでした。

赤白戦争、医療は政治

喜多見は知事室を訪れ梓と面会、梓と厚生労働大臣・白金眞理子(渡辺真起子)は犬猿の仲で、マスコミはどちらが日本初の女性総理大臣になるか、赤白戦争と焚きつけていました。
眞理子が必ずMERを潰しにくると睨む梓は、音羽が眞理子の息のかかった敵と思っており、弱みを見せないよう喜多見に忠告します。
しかし、喜多見には音羽が敵とは思えず、それどころか有能な医者に思えました。

定例会見を開く梓は政府与党と協力関係を築くことが大切と言い、大臣室のテレビで会見を見ている眞理子は、笑っている時の梓は二枚舌と揶揄します。
眞理子は選挙前にMERを潰すつもりでおり、成功したら潜り込ませている音羽に相応のポストを用意する予定でした。

上野の居眠りから一転、事故の原因は子供

喜多見がMERのメンバーを自宅マンションに招いて食事会を開いたものの、比奈と音羽は欠席。
喜多見の妹・涼香(佐藤栞里)は、喜多見がバツイチであることをMERのメンバーに暴露します。

MERのオフィスに音羽と残っていた比奈は、スマホに送られてきたバーベキューの写真を見て羨んでいました。
そんな中、バスの乗客より上野を優先した喜多見の判断は間違い、音羽は審査会でそう証言するよう比奈に打診します。
もともと関係機関はMERに難色を示しており、内部にいる比奈が喜多見を批判すれば、MER解体に一気に傾くと音羽は目論んでいました。
循環器外科に専念することを望む比奈は、迷いながらも了承するのでした。

審査会当日、芝浦西署の刑事が上野の娘・実歩をMERのオフィスに連れてきました。
実歩は上野の命を救ったMERにお礼を言いに来たのです。
事故の原因は子供の飛び出しで、上野は子供を避けようとしてバスと衝突、事実を知ったバスの乗客も上野のことを許していました。
マスコミに公表されていないのは上野の希望で、子供に事故の責任を追わせたくないからでした。
事故の真実を知り比奈が動揺する中、喜多見はモニターに映る東京消防庁総合指令センター入電情報の建物解体中の小規模崩落事故に注目、崩落のあった研磨・塗装棟の側にはガス処理場があったのです。
喜多見は審査会を音羽たちに任せ、出動要請がないまま徳丸と品川区八潮6丁目の事故現場に向かいます。

喜多見はMERの理念そのもの

厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館の会議室で審査会が開かれ、梓と眞理子、MERのメンバーの他、東京消防庁、警視庁、日本医師会など関係機関が参加。
肝心の喜多見が欠席する中、厚生労働省医政局長・久我山秋晴(鶴見辰吾)は喜多見の判断が正しかったか比奈に質問し、喜多見を批判するはずだった比奈は「分かりません」と答えるのでした。

関係機関からMERへの不満が爆発する中、眞理子は梓に喜多見を任命した理由を尋ねます。
1992年、アメリカ・ペンシルベニア州のショッピングモールで銃の乱射事件があり、喜多見の両親も犠牲となりました。
まだ息のあった母親は病院に搬送されることなく、幼い喜多見の目の前で亡くなったのです。
その後、喜多見はアメリカで医師免許を取得、当時、記者だった梓に「助けを求める人の所に自ら向かう医師になる」と喜多見は言いました。
喜多見の言葉は、MERの理念そのもので、喜多見以外にMERを任せられる逸材はいないと梓は断言するのでした。

審査会中にMERに出動要請

崩落現場で漏れ出したガスに引火し爆発、崩落事故は更に拡大、救助活動中の消防隊員、医療関係者など30名以上ががれきに挟まれ、大規模医療事案と認定されMERの出動が要請されます。
現場にいた喜多見も崩落事故に巻き込まれたものの命に別状はなく、崩落した建物に戻り救助活動を再会。
しかし、多数の負傷者のうめき声を聞き、喜多見はショッピングモールの記憶がよみがえり呆然と立ち尽くします。
そんな中、審査会に出席していたMERのメンバーが駆けつけ、音羽の声に喜多見は我に返りました。
東京消防庁即応対処部隊も駆けつけ救護用テントを設営、一方、審査会は中止、会議室には眞理子と久我山、そして梓の3人でしたが、梓も危機管理対策室へ向かいます。

再爆発の恐れがある中、危機管理対策室からの指示で現場から200m離れた場所に、特殊救急車・スーパーアンビュラス及びERカーが集結、東京都危機管理対策室室長・駒場卓(橋本さとし)は事故発生から30分で事故現場に総合病院を設営したのでした。

喜多見が無謀にも崩落現場に突入、ガスが漏れ出る中、緊急オペ

赤色タグ(命の危険あり)、黄色タグ(入院治療が必要)の負傷者の搬送が終わり、MERのメンバーが安堵していたところ、再び爆発が起こります。
生存者の最終確認をしていた即応対処部隊隊員・根津と連絡がつかず、駆けつけた喜多見は建物内に入ろうとしますが、3次災害の恐れがあり千住はガスが止まるまで救助活動を中断。
しかし、喜多見は音羽が止めるのも聞かずに建物内に突入しました。

喜多見は根津を発見しましたが、根津の太腿の動脈を鉄筋が貫いており、引き抜くと失血死の可能性があり、喜多見はその場でオペをします。
メタンガスの濃度が危険水準に達し警報機のアラートが鳴り響く中、オペをする喜多見でしたが、意識を失いメスを落としてしまいます。
そこへ、音羽が駆けつけ喜多見に代わりオペを行い、オペが終わると喜多見と音羽で根津を持ち上げ鉄筋を引き抜きました。
2人で根津を肩に抱え建物からの脱出をする中、再び爆発が起こります。
爆風に晒されるMERメンバーたちが不安そうに建物に目を向ける中、立ち込める煙の中から根津を抱えた喜多見と音羽が現れました。

危機管理対策室に連絡が入り、軽傷者25名、重傷者21名、そして死者はゼロでした。

後日、大臣室に呼ばれた音羽は、先日の活躍を眞理子に皮肉られ、改めてMERの解体を命じられます。
一方、東京海浜病院特別診察室で千晶の診察を受ける梓、千晶は梓が喜多見をMERのチーフに抜擢するとは思わず、しかも同じ病院で働くことになり迷惑がっていました。
そんな千晶は、喜多見にかかわるとある事件が露呈すると、梓に火の粉が降りかかることを心配します。
しかし、梓はMERには喜多見が必要だと信じて疑いませんでした。

2話のあらすじネタバレ

判断ミス?比奈が患者の命を危険にさらす

TOKYO MERのチーフドクター・喜多見幸太(鈴木亮平)、東京海浜病院内のMERのオフィスでノートパソコンに向かう厚生労働省医系技官・音羽尚(賀来賢人)は、その喜多見の経歴、2020年の空白の1年に興味を抱いていました。

喜多見はMERのメンバーのためにオフィスにロッカーを用意、喜多見はロッカーの扉にガムテープを貼り、メンバーが各々名前を書き入れます。
しかし、研修医・弦巻比奈(中条あやみ)は医局に拘り、頑なにロッカーを拒むのでした。

そんな中、江東区枝川4丁目で作業中のクレーンから鉄骨が落下する事故発生、通学中の中学生数名が鉄骨の下敷きに。
東京都庁危機管理対策室は小規模医療事案と認定、MERの出動を要請します。

クレーンのアームが動かず吊り下げた鉄骨が今にも落ちそうな中、喜多見は1人10秒、瞬時にトリアージを済ませると、胸が痛いというある男子生徒をその場で緊急オペ、胸腔ドレーンを胸に挿入しました。
オペが終わったその瞬間、鉄骨が落下、しかし東京消防庁即応対処部隊隊長・千住幹生(要潤)の協力もあり、間一髪、鉄骨から逃れます。

生徒たちの救出が進む中、右足にチアノーゼが認められ、トリアージでクラッシュ症候群が危惧されているにもかかわらず、比奈は足立明音の搬送と精密検査を救急隊に指示。
喜多見はストレッチャーで運ばれる明音に気づくと、明音をERカーに移し緊急オペの準備を始めます。
クラッシュ症候群と診断するには早計で、仮にクラッシュ症候群だとしても血液浄化療法をするには透析液が足らず、病院に搬送すべきと喜多見に苦言を呈する比奈。
そんな比奈をよそに喜多見がオペを始めようとしたその時、明音が心停止に陥るのでした。

全ての負傷者の搬送が終わり、軽傷者3名、重傷者2名、そして死者はゼロ、危機管理対策室が歓喜に包まれます。
明音は透析液が間に合い一命を取り留め、最悪の事態を予測していた喜多見は、音羽に透析液の追加をトリアージの前から頼んでいたのでした。

チアノーゼを認めながら搬送しようとした比奈を音羽が非難、搬送中に明音が亡くなっていた可能性もあり、比奈は判断ミスを喜多見に謝罪します。
「自分が一番分かってますよね」
比奈の判断ミスを否定する喜多見は、そう比奈に言うのでした。

MERの弱点を狙う久我山

厚生労働大臣・白金眞理子(渡辺真起子)に、厚生労働省医政局長・久我山秋晴(鶴見辰吾)と共に大臣室に呼び出された音羽。
3度目のMERの出動も死者ゼロで世間の評判になっていました。
音羽の使命はMERを解体し東京都知事・赤塚梓(石田ゆり子)の失策と広く認知させること、透析液を届けた音羽を久我山が非難します。
喜多見の過去を調査する悠長な音羽に代わり眞理子に具申する久我山、久我山の狙いはMERの弱点である比奈でした。

比奈がMERを辞める?

落ち込んでいてもお腹は減り、東京海浜病院内にある食堂でとんかつを食べる比奈、そんな比奈を気にかける比奈の指導医で循環器外科医・高輪千晶(仲里依紗)は、比奈に声を掛け向かいに座ります。
他にも研修医が居るにもかかわらず、自身がMERに選ばれたことに疑問を抱く比奈は、千晶に選ばれた理由を尋ねました。
MERの設置が決まり、研修医を1名を出すことになり、各科の部長が集まって会議が開かれます。
当初、内容の似た救命センターから1名出す予定でしたが、救命は人手不足の上に激務でMERとの兼務は困難と判断、そんな中、履歴書を見ていた喜多見が比奈を指名したのでした。

千晶は向いていると喜多見に思われたと軽口を叩きましたが、比奈は真に受け否定、自分で判断するのが怖くて明音を救急隊に任せて逃げようとしたことを打ち明けます。

MERのオフィスを訪ねた千晶は比奈の件で喜多見に抗議、ふたりの不自然な態度に居合わせた音羽が千晶に注目します。
場所を変えふたりきりで話す千晶と喜多見、千晶は比奈がMERを辞めたがっており、このままでは潰れてしまうと忠告、しかし喜多見は比奈は大丈夫と意に介しませんでした。

医療安全委員会開催、比奈はサポートドクターに

翌朝、MERのオフィスに顔を出す比奈でしたが、麻酔科医・冬木治朗(小手伸也)と看護師・ホアン・ラン・ミン(フォンチー)は何処か不自然な態度を取ります。
比奈の医療ミス疑惑がニュースになっていたのです。
医療安全委員会(医療事故に関する案件、重大インシデントについて調査する病院内の委員会)が開催、千晶は重大な判断を研修医に任せた喜多見を問題視、その結果、MERの活動中、比奈には患者を任せずサポートドクターとして対応することが決まります。

医政局長室に出向く音羽、比奈の医療ミス疑惑をリークしたのは久我山でした。
久我山はMER解体のため、比奈が医療事故を起こすよう音羽に命じます。

MERのオフィスに比奈が入り難そうにしているところへ音羽が戻り、そんな中、墨田区向島8丁目の神社境内にて爆発事故が発生します。
お祭り会場で屋台の燃料が爆発炎上、危機管理対策室は中規模事案と認定、MERの出動を要請しました。
危機管理対策室室長・駒場卓(橋本さとし)は比奈がサポートドクターのため、2ドクター体制のオペレーションを組みます。
すると突如、危機管理対策室に久我山が視察に訪れました。

MERが事故現場に到着、喜多見と音羽がトリアージを行い、比奈は黄色タグ(入院治療が必要)の患者の対応と救急隊への引き渡しを対応します。
ところが、櫓が倒れて負傷者が増え、喜多見は比奈にもトリアージを任せます。
躊躇う比奈でしたが、目の前の負傷者たちを見て意を決しました。

危機管理対策室で事故現場の映像をモニターする久我山は、喜多見の命令違反を問題視、駒場が2ドクター体制に戻すよう指示をしようとした時、梓が入室、責任を取るという梓は現場判断に任せ、3ドクター体制を敷かせるのでした。

比奈に試練、ERカーで緊急オペ

1人の女性患者の腹腔内に出血が見られ、比奈はERカーでの緊急オペを喜多見と音羽に要請、しかし喜多見も音羽も救護テント内でオペ中でした。
喜多見は比奈にオペを命じ、比奈は躊躇ったもののオペを決意、危機管理対策室でも状況は把握していましたが他の医師の派遣は間に合わず、梓は腹をくくります。

触診では腹腔内の出血部位が特定できず、比奈は開腹を決断します。
腸間膜からの出血を見つけ、比奈は縫わずにペアンで止血、見た目の出血は止まったものの血圧は低下、他にも出血部位があったのです。
ところが、出血部位は見つからず、比奈は左脾臓と予想したもののよく見えず、電メスで脾臓の外側を後腹膜から切り離し確認しようとします。
メスを持つ手が震える比奈、意を決して脾臓を切り離そうとした時、喜多見が駆けつけ比奈の手を止めます。

音羽も駆けつけ、喜多見が手術を代わり比奈は補助、喜多見は後腹膜からの出血が多いことから左の腎臓が出血部位と診断します。
喜多見の手術の速さに驚く久我山、出血が止まり血圧が上昇、安心した比奈はその場に膝から崩れ落ちます。
搬送が終了し、軽傷者25名、重傷者3名、そして死者はゼロでした。

喜多見が比奈をMERに選んだ理由

医局に戻った比奈を入院中の明音が看護師に付き添われて訪ね、比奈に1枚の色紙を渡します。
比奈はMERのオフィスに顔を出し、その色紙を喜多見に見せました。
色紙は明音と鉄骨落下事故に遭った他の生徒たちによる寄せ書き、喜多見は他の病院に散らばった生徒たちの経過観察もしていたのです。

ひとりひとりの患者と喜多見が向き合っていると思う比奈は、MERに選んだ理由を喜多見に尋ねます。
比奈が医者を志望した動機は人の命を救いたいから、喜多見が見た比奈の履歴書にたった一言そう書かれていました。
当たり前でしたが、ただ純粋に人の命を救いたいと思う医者は少なく、だから喜多見は比奈を選んだのです。
「何よりも患者さんの声が医者を強くしてくれますから」
そう言って喜多見は、色紙を持っておくよう比奈に渡しました。

喜多見の過去を最も知る元妻

翌日、大臣室に呼び出された久我山と音羽、久我山は失敗の責任を音羽に押しつけます。
次の手立てを望む眞理子に、音羽は喜多見をターゲットにすることを提案しました。
喜多見の経歴には1年間の空白があり、都庁や所属していた国際医療機関に音羽が問い合わせても回答は得られず、かん口令が敷かれていることは明らか、眞理子は空白の1年に興味を示すのでした。

MERのオフィスのロッカーの扉に貼られたガムテープに比奈の名前、頑なにロッカーを拒んでいた比奈をMERのメンバーが冷やかします。
比奈がロッカーの扉を開けると、内側には生徒たちからの色紙、その色紙を見て比奈の顔から笑みがこぼれました。

東京海浜病院の廊下を行く千晶、その前に立ちはだかる音羽は、喜多見の空白の1年について千晶に尋ねます。
千晶は喜多見の元妻だったのです。
喜多見とは5年も前に離婚し既に他人、千晶は何も知らないと答え、その場から立ち去るのでした。

3話のあらすじネタバレ

立てこもり事件発生、TOKYO MER出動

朝、看護師・蔵前夏梅(菜々緒)が娘・桃花を『はなゆり保育園』に連れて行った際、保育士・真純から桃花の通園について相談されます。
夏梅が医療従事者であることから、感染症などを気にし桃花の通園に懸念を示す保護者がいたのです。
東京海浜病院内のTOKYO MERのオフィス出勤した夏梅から保育園の話を聞き、MERの一同は医療従事者への差別に憤ります。

厚生労働省・中央合同庁舎第5号館、MERの解体を企てる医系技官・音羽尚(賀来賢人)と医政局長・久我山秋晴(鶴見辰吾)は、チーフドクター・喜多見幸太(鈴木亮平)のキャリアの空白の1年に目をつけていました。

そんな中、荒川区荒川9丁目の飲食店で立てこもり事件が発生、従業員と客に負傷者が出ており、東京都庁危機管理対策室は小規模医療事案と認定、MERの出動を要請します。
警視庁の理事官から情報が下りず、正確な負傷者の数は分かりませんでしたが、防災ヘリからの映像を目視で確認しただけでも、路上に10名以上の負傷者がいました。

現場に到着した喜多見は、警視庁のSITの新井の指示を無視してトリアージを始め、負傷者の1人、30代女性・渋谷香織は緊急オペが必要な状態でした。
喜多見が香織をERカーに運ぼうとした時、立てこもり犯・品川が雑居ビルの2階にある飲食店の窓から銃を発砲、品川は香織の身柄を要求します。
喜多見は品川の隙を見て、香織はERカーに運び入れるとオペを敢行するのでした。

人質になった香織の娘はⅠ型糖尿病

香織が意識を取り戻し、喜多見はERカーに新井を呼びます。
品川は香織の元夫で、品川の暴力を恐れて、香織は6歳の娘・日葵を連れて逃げていました。
しかし、品川は香織に執拗につきまとい、自暴自棄の品川が店に現れると包丁を振り回し、止めようとして香織は刺されたのでした。
店内にはまだ、日葵が残っており、品川は日葵を人質に香織の身柄を要求します。
新井は作戦を練り時間をかけようとしましたが、日葵はⅠ型糖尿病でインスリン注射を打った後、まだ食事を取っておらず、命の危険に晒されていたのです。

日葵のかかりつけの病院は東京海浜病院、担当医・新橋と連絡がつかず、喜多見は元妻で循環器外科医・高輪千晶(仲里依紗)に頼み、日葵の電子カルテを入手します。
日葵は血糖コントロールが悪く低血糖発作を過去に3回も起こし、使用しているインスリンは即効型で注射をしてから既に1時間、いつ発作を起こしてもおかしく、発作を起こして放っておくと、死に至る可能性があったのです。

品川が日葵にミルクチョコレートを1粒食べさせると、日葵は意識を失い倒れてしまいました。
品川は日葵を抱えながら窓際に立ち、香織を要求、日葵が盾となりSITは品川を狙撃できません。

そんな中、香織の容態が悪化、喜多見は搬送を決意、品川のもとへ行こうとする香織に、夏梅は日葵を助けることを約束するのでした。

警察の威信か日葵の命か

一刻の猶予もなく、喜多見は新井を説得して品川と交渉、血糖値を上げるブドウ糖の注射を持っていこうとします。
しかし、品川は喜多見を警察と疑っており、女性の看護師1人を要求しました。
会議室で指揮を執る理事官・住吉は喜多見が品川と交渉したことに激怒、民間人である看護師を品川のもとに行かせることに警察は反対します。
命よりメンツを優先する警察に喜多見は激怒、夏梅が品川のもとに行くことに名乗りを上げ、新井は住吉の意に背いて夏梅を行かせることにします。

日葵がアナフィラキシーショック

新井は夏梅にマイクを仕込み、救出のチャンスの時はマイクを1回、命の危険が迫るような時はマイクを2回叩くよう指示します。
夏梅が店内に入り、日葵に注射したものの容態は回復せず、品川が食べさせたミルクチョコレートのアーモンドが原因で、日葵はアナフィラキシーショックを起こしていました。
日葵を抱えた夏梅が窓際に立ち、日葵がアナフィラキシーショックでアドレナリンが必要なことを伝え、品川は女性の看護師に持ってこさせるよう要求します。

SITの突入失敗

これ以上、人質を増やすわけにはいかず、新井はプランを変更します。
新井は品川のスマホに電話し、住み込みで働いている香織の部屋のタンスに日葵を助けるのに必要なエピペンがあることを伝え、品川に取りに行かせます。
品川は結束バンドで夏梅の手足を拘束し、店の奥にある部屋に向かいました。
夏梅は自ら床に倒れ込み、座敷の下駄箱まで這って行き肩にあるマイクを1回打ちつけると、SITが店内に突入します。

日葵を抱えてSITが店を出た矢先、エピペンを探す品川がテレビのリモコンを踏んでしまいます。
テレビの報道で警察が突入したことを、品川は知りました。
SITの主任・中野が夏梅を連れて店の外に出て逃げる途中、2階の窓から撃った品川の銃弾に中野が倒れます。

猶予がないSITの中野

夏梅は品川の要求で店内に戻ると、品川はわき腹を撃たれて負傷していました。
一方、救出された日葵を喜多見たちがERカーで治療、日葵を香織と同じ病院に搬送します。
路上で倒れている中野に猶予はなく、喜多見はERカーで中野に近づくことを提案、しかし警察は反対しました。
そんな中、夏梅は品川の応急処置をします。

住吉はMERとの合同作戦を許可、シールドを持った大勢のSIT隊員がERカーを守りながら、交差点の中央に倒れている中野に近づきます。
品川の撃つ銃弾をSITが防ぐ中、喜多見たちはERカーで中野のオペを敢行、そんな中、桃花が保育園で立てこもり事件の報道をテレビで観ていました。
中野の止血に成功した矢先、オペ室にあったトランシーバーからマイクを叩く音が2回聞こえ、店内から1発の銃声が響き渡ります。

夏梅がMERに入った理由

SITが再び店内に突入し夏梅を保護、命が危険だったのは夏梅ではなく品川、その品川はストレッチャーで運ばれて行きました。
負傷者の搬送が全て終わり、軽傷者12名、重傷者3名、そして死者はゼロでした。

SITの一同が夏梅に向って敬礼、喜多見に促され夏梅が敬礼に応え、そしてERカーに喜多見たちが乗り込むと、MERは現場を後にしました。

夏梅は朝、桃花と約束した通り、保育園に桃花を迎えに行き、自転車に乗せた桃花は夏梅が好きな絵本をまた借りてきていました。
その絵本は『ナイチンゲール』、夏梅は絵本に憧れてMERに入ったのでした。

4話のあらすじネタバレ

『TOKYO MER』4話のあらすじネタバレは、2021年7月25日(日)21:00の放送後こちらに追加します。今しばらくお待ちくださいませ。