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『特捜9 season2』11話(最終回)のネタバレ感想!櫻井潤は正義か悪か?

2019年6月26日に放送されたドラマ『特捜9 season2』11話(最終回)のネタバレを含むあらすじと感想を、放送後にSNSで最も注目を集めた出来事を含めてお伝えします。

いよいよ最終回、圧力に屈せず正義を貫く直樹が過去の冤罪を証明する!
そして班長・宗方朔太郎との別れの時が…。

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※記事の公開日(更新日)時点の情報です。

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『特捜9 season2』最終回のあらすじネタバレ

最終話は、警視庁刑事部特別捜査班と裁判所判事(裁判官)との対決です。

まず今回は、小林則夫弁護士(坂本直季)の死亡事件がスタートです。
入居者募集の賃貸物件の部屋が殺人現場です。浅輪直樹(井ノ原快彦)らの特捜班臨場。指先が切れているだけで、ほぼ無傷の遺体。床に「JP」というダイイングメッセージを思わせる文字が残されています。

が、後に、直樹の妻・浅輪倫子(中越典子)の作ったケーキのメッセージプレートを直樹がかじって、それがヒントになって、「JP」とは、「JPB」の「B」を消した(殺した)という犯人からのメッセージと判明します。
法曹界の隠語として「JPB」というものがあります。「J」は、「Judge(判事)」です。「P」は、「Prosecutor(検事)」です。そして、「B」は、そのまま「Bengoshi」なのです。

当初、監察医の早瀬川真澄(原沙知絵)による解剖でも、死因は不明。そんな中、鑑識の佐久間朗(宮近海斗)が、背広姿の男の隠し撮り画像が小林のスマホに大量に残っているのを発見します。それを見た宗方朔太郎班長(寺尾聰)が、東京地方裁判所が写真の背景と指摘。そして、写真の男は、裁判官・櫻井潤(嶋田久作)でした。

その直後、第2の弁護士殺人事件発生します。松井浩史(古河耕史)が死亡して、今度は床に「J」の文字。「B」に次いで「P(検事)」も消したという意味は後で分かります。
足裏に軽度の熱傷があるのが判明して、ここで、監察医の早瀬川真澄は、感電死の可能性を指摘します。部屋に水を撒いて電流を流し、感電死させたと推察されます。

小林と松井の両弁護士はヤメ検弁護士です。櫻井判事と共に、12年前の「青酸ガス無差別殺人事件」に関わっていました。
当時、弁護士が小林、検事が松井、そして判事が櫻井でした。

直樹と新藤亮(山田裕貴)は、この事件で死刑判決を受けた村野圭右(ノモガクジ)の息子の村野真法(笠原秀幸)に事情聴取。病気の母の見舞いに訪れていた真法に話を聞きます。
父の死刑は既に実行されていて、家族は病気の母のみ。給料の殆どは、母の入院費に消えるという苦しい日々を送っています。

12年前の事件は、謂わば、判事、検事、弁護士の事前協議によるデッチ上げでした。
裁判中、一貫して神社に居たというアリバイ主張した父に対して、そのアリバイを崩したのが息子の村野真法の証言でした。検事に誘導されて、つい父に対する疑いを強めてしまい、アリバイ崩しに直結する証言をしてしまいました。

裁判所長に長期休暇を申請し、別荘に逃げ去っていた櫻井潤でしたが、窓ガラスが破られ、ナイフを持った圭右が櫻井を襲います。
父が冤罪だったと後で知った圭右の復讐です。

間違った裁判を許せなかった圭右。父を信じなかった自分自身も許せなくなっている圭右。そこに特捜班が飛び込みます。
直樹が、圭右にナイフで切り付けられます。新藤が懸命に説得しますが、最早これまでと、頸動脈を切って自殺しようとする圭右。そんな圭右に対し、再審を請求しその裁判の行方を見届けて欲しいと直樹が止めます。

今回の弁護士連続殺人事件の手口。
2人の弁護士の死は、親の敵として、いずれも村野真法が感電死させたもの。不動屋さんで賃貸物件を探しているフリをして内見を繰り返していた真法。内見用の鍵をポストの中に隠している物件を見付けては、そこにターゲットになる弁護士を引き入れていたのでした。
「現状復帰しないと、家主に訴えられる」という口実で、引っ越し後の部屋を、弁護士に見て貰うというのが、弁護士を感電死させる為の部屋に引き入れる口実でした。感電死させる準備の整っている部屋の床を水に浸しておいて、それで2人の弁護士を死に至らしめていました。そして、最後が櫻井判事殺しだったのですが、それを特捜班が阻止しました。

櫻井の言い分です。
逃げたんじゃない。自分は戦っている。裁判官(判事)として屈するわけにはゆかない。想定した筋書きに導くよう事前に3者で密談していただけ。多くの裁判を裁くには、要領よく手短にやるほかない。【正義はデザイン】される。裁き切って、大衆に分かり易く開示することが大切。

しかし、そういうことですと、大きな正義をデザインする為に、小さなひとりの人生が捨て去られます。冤罪を生みます。そういう事実を突き付けられた櫻井は、潔く辞表を提出します。

一方、第1話で死んだ足代新市(石倉三郎)もまた、この櫻井裁判官に裁かれていました。
宗方は、山中で射殺された足代の事件を、浅輪が再捜査していると知ります。そもそもこの銃殺自体が不自然で、どうやら、法のデザイン上、警察も足代を速やかに射殺した疑いがあります。

宗方は人生を賭けた決断をします。上層部と差し違える覚悟で、浅輪から本件の再捜査を引き継ぎます。
警視総監・神田川宗次朗(里見浩太朗)のいる総監室内で、宗方は刑事部長の三原達朗(飯田基祐)に、何故あの時、足代を撃つよう命じたのか詰問します。
三原は、足を狙えと言ったが、狙撃手の手元が狂ったのだと弁明します。神田警視総監は三原部長の咎について、追って通知すると明言します。
そういう決着を見て、辞表提出する宗方。直樹を守る為に、宗方が三原との差し違え役を買って出たわけです。なにより宗方は、警察には直樹の優しい正義が必要と考えていたから…。

首吊り自殺した刑事夫妻の娘・桜庭琴美(庄野凛)を宗方は引き取り育てています。一度は、琴美を男手ひとつで育てなければいけないのを理由に、宗方は警察を辞めています。
そんな琴美が、宗方が再び特捜を去る日に迎えにやって来ます。

宗方は、これからは娘の将来を考えてやらないといけないと、特捜の面々に言います。
そして、「浅輪(直樹)さんのこと、頼みます」と頭を下げます。

雨の中、直樹が去り行く宗方班長を追います。「お元気で……、ありがとうございました」と叫びます。琴美が、笑顔で大きく手を振ります。

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『特捜9 season2』最終回のネタバレ感想

50代男性

ゆの字

第1話での足代新市役の石倉三郎さんについては、可哀そうすぎる役回りで、射殺されるのも妙な話だよねという書き込みがサイト上に溢れました。あれは、今回の最終話に再登場させるための伏線だったのかと納得しました。で、最後に琴美も登場して、改めて、宗方班長の立ち位置を確認しようというエンディングになりました。

宗方班長を「朔タン」と呼ぶ琴美と手を繋いで特捜の部屋を去る宗方。退職理由(?)を、「そろそろ真面目にこの子の将来を考えてあげないといけないから」ということにして、三原との差し違いの件は伏せておきたい宗方というのも、カッコ良いと思いました。

櫻井潤は正義か悪か?

嶋田久作さん演じる判事・櫻井潤が、その名前から話題を集めました。
テレ朝は本当こういうの好きですね。

櫻井翔×松本潤=櫻井潤

結局のところ、櫻井潤にも目指していた・心掛けていた「正義」があって、その正義が冤罪を生んだ(立証された)ため、責任を取って判事を辞めた。ということでしたが、なんだか複雑な気持ちになりましたね。

視聴者としてはきっと、直樹の正義しか理解できなかったんじゃないかな?
櫻井潤の正義は、正義というより、忙しい日々から生まれてしまった「勝手ポリシー=間違った正義」であったと感じます。

まとめ

最終回は、寺尾聰さん演じる班長・宗方朔太郎の直樹ら特捜メンバーへの愛に心打たれましたね。なんてカッコいい!ダンディーな紳士なんでしょう。
それにしても、小宮山志保(羽田美智子)の号泣っぷりは凄かった!もらい泣きしちゃう!

そして、朝ドラでも大活躍。
もっか「雪次郎の乱」で注目を集めている山田裕貴さんが、特捜9でも見事えある演技でしたね。

浅輪直樹(井ノ原快彦)は、班長が言うように、純粋で優しい男ゆえ危なっかしい。最終回でも手を切られてましたしね。
でも、ああいう人に、人は魅力を感じて付いていきたくなったり、何かを託したくなるんだろうなと感じました。井ノ原快彦さんのイメージと重なりますよね。

それでは、また来年『特捜9 season3』の放送を楽しみにしましょう!