ドラマル

2020年12月16日

『天国と地獄』ネタバレ!ドラマの1話から最終回までのあらすじ・キャスト・視聴率まとめ

ドラマ『天国と地獄 ~サイコな2人~』の1話から最終回までのあらすじを、ネタバレを含めてわかりやすく紹介しています。

綾瀬はるかさん主演の連続ドラマ『天国と地獄』を200%楽しむために、キャストや各話ゲスト、視聴率の推移をあらすじと一緒に随時更新してお届けしていきます。

※『天国と地獄』全話ネタバレ完了済み(2021年3月22日)。

見逃し配信をチェック

当記事には、『天国と地獄 ~サイコな2人~』の第1話から最終回までのネタバレが含まれています。先に内容を知りたくない方は、「Paravi」で第1話から最終回までの放送をご覧になれます。
※記事の公開日(更新日)時点の情報です。

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『天国と地獄』の基本情報

概要(見どころ)

『天国と地獄 ~サイコな2人~』は、森下佳子が脚本を手掛けたスイッチエンターテインメントドラマです。

警視庁捜査一課の刑事の主人公・望月彩子(綾瀬はるか)が、追い詰めたサイコパスな殺人鬼・日高陽斗(高橋一生)と魂が入れ替わる。
相反する2人の魂が入れ替わることをきっかけに、「善と悪」「女と男」の愛と運命が激しく交錯する物語です。

キャスト一覧

  • 望月彩子(もちづき・あやこ):綾瀬はるか
    35歳、警視庁捜査一課の刑事、べき論タイプの慌てん坊
  • 日高陽斗(ひだか・はると):高橋一生
    サイコパスな殺人鬼、ベンチャー企業「コ・アース」の代表
  • 渡辺陸(わたなべ・りく):柄本佑
    彩子の家に居候するのんびり屋なフリーター
  • 八巻英雄(やまき・ひでお):溝端淳平
    彩子とバディを組む後輩の刑事、ゆとり世代の若手
  • 五木樹里(いつき・じゅり):中村ゆり
    日高の大学の同級生で秘書
  • 湯浅和男/東朔也(ゆあさ・かずお/あずま・さくや):迫田孝也
    陸のアルバイト仲間
  • 新田将吾(にった・しょうご):林泰文
    警視庁鑑識課
  • 五十嵐公平(いがらし・こうへい):野間口徹
    警視庁捜査第一課の管理官
  • 十久河広明(とくがわ・ひろあき):吉見一豊
    捜査第一課長
  • 富樫義貴(とがし・よしたか):馬場徹
    「コ・アース」の営業取締役
  • 日高満(ひだか・みつる):木場勝己
    陽斗の父→義父(7話判明)、食品メーカー・サンライズフーズの創業社長
  • 日高優菜(ひだか・ゆな):岸井ゆきの
    陽斗の妹、サンライズフーズ東京支社経営企画室に所属
  • 河原三雄(かわはら・みつお):北村一輝
    彩子の先輩であり天敵の刑事
  • 幅健太郎(はば・けんたろう):谷恭輔
    河原の相棒
  • 東貞夫:浅野和之
    陽斗の実父
  • 茜:徳永えり
    陽斗の母
  • 千田かんな:青山麻美
    東京都健康福祉センターの医療ソーシャルワーカー

スタッフ一覧

  • 原作:なし
  • 脚本:森下佳子
  • 音楽:高見優
  • 主題歌
    曲名:ただいま
    歌手:手嶌葵
    レーベル:ビクターエンタテインメント
  • 編成・プロデュース:渡瀬暁彦
  • プロデュース:中島啓介
  • 演出:平川雄一郎、青山貴洋、松木彩
  • 製作著作:TBS

各話の視聴率

『天国と地獄 ~サイコな2人~』各話の放送後、視聴率がわかり次第情報を追加します。
※視聴率はビデオリサーチ調べ

各話放送日視聴率
1話1月17日16.8%
2話1月24日14.7%
3話1月31日14.1%
4話2月7日13.4%
5話2月14日13.2%
6話2月21日14.7%
7話2月28日14.7%
8話3月7日14.8%
9話3月14日16.5%
10話・最終回3月21日20.1%

『天国と地獄』の最終回ネタバレ(予想)

主演・綾瀬はるか×脚本・森下佳子で面白くないわけがない。綾瀬はるかさんを知らない人は少ないと思いますが、森下佳子さんも「JIN-仁-」「白夜行」「天皇の料理番」「義母と娘のブルース」などのヒットドラマを手がけてきた有名な脚本家です。

今作では綾瀬はるかさんは初めての刑事役、警視庁捜査一課の刑事・望月彩子を演じます。
努力家で気が強く、上昇志向も強い35歳。
融通の利かない性格で、その率直な物言いは同僚や上司から煙たがられ、出世も頭打ち状態。
彩子は彼らを見返そうと意気込みます。

そして、ある日、独自の捜査でかき集めた証拠を手に、ある殺人事件の容疑者である男・日高陽斗(高橋一生)を逮捕するチャンスが到来するのですが、不運にも、彩子と日高の魂が入れ替わってしまいます。
「追う刑事と追われる殺人鬼」という相反する2人の魂が入れ替わるという、立場、性別、言葉遣い、生活様式などすべてが逆転した2人がどうなっていくのか…。

入れ替わった日高は、表向きは化学畑の研究者で、やり手の経営者でもあるのですが、実はサイコパスな殺人鬼です。
上司や同僚はもちろん、彩子にはヒモ状態で彩子の家に居候するフリーター渡辺陸(柄本佑)は、彩子の魂が入れ替わったことに気づくのか?

まず入れ替わった2人はどうするのかを考察しました。
日高の体になった彩子は、なんとしてでも元の状態に戻ろうと試行錯誤します。どういった状況で入れ替わったのか、そのとき何が2人に起きてこうやったのか。
しかし、そう簡単には戻れないと悟ったら、戻れるそのときまで、日高の体だからこそできる、日高の家などをくまなく調査し、殺人鬼である証拠を集めます。
一方、日高の魂が入った彩子は、自分自身の輝かしい表向きの地位を捨てる覚悟で、彩子の魂が入った日高を刑事として捕まえようとします。

こうやってお互いがお互いの人生を演じながら、それぞれの目的を果たそうとしますが、元は全く知らない2人だからこそ、ボロが出て、近くにいる人たちに入れ替わりが気づかれます。
そして、お互いの人生を知っていくうちに、惹かれていきます。

更に、実は日高が殺人事件の犯人じゃないと知った彩子は、その事実を、彩子の姿をした日高に問いただし、認めさせます。
こうして、最終回では、なにかしらのきっかけで2人は元通りに入れ替わり、真犯人を捕まえ、2人は結ばれる、そんなハッピーエンドを予想します。

『天国と地獄』各話のあらすじ

2021年1月17日からTBS系にて放送開始された綾瀬はるかさん主演の連続ドラマ『天国と地獄 ~サイコな2人~』の各話あらすじネタバレを、放送後に随時更新してお届けしていきます。

1話のあらすじネタバレ

望月彩子(綾瀬はるか)は、努力家で正義感が強く上昇志向も強いが慌てん坊な警視庁捜査第一課刑事。思い込んだら一直線で失敗も多い彩子。
出勤時間ギリギリに起床。地下鉄の電車内で、うっかり自分だけマスクを付けていないことに気付きます。その時、見知らぬ男性から自社製品のサンプルだというマスクを貰い受け、地下鉄桜田門駅で下車。

七番町のマンションの一室で殺人事件が発生。被害者は、田所仁志(井上肇)。彩子とその後輩相棒の八巻英雄(溝端淳平)が臨場。先行していた鑑識課の新田将吾(林泰文)に話を聞きます。
丸石の凶器で撲殺後、口内にパチンコ玉を詰め込むという猟奇殺人なのですが、何故か、現場には清掃直後の清涼感が漂っています。そして、被害者の掌にはΦ(ファイ)マークが記されています。
是非、自分が犯人を検挙すると意気込む彩子でしたが、遅れてやって来た主任の河原三雄(北村一輝)には、管理官の五十嵐公平(野間口徹)から、自分がこの事件の担当に任命されたと言って追い帰されます。

その後の捜査会議の席上では、河原主任が、三年前の官僚殺しとの類似点を指摘。六法全書から破り取ったページを口中に押し込まれ、そして、掌にΦが記されていたのも一緒です。この犯人は、未だ、捕まっていません。

帰宅後の彩子は、清掃アルバイトをしている同居人の渡辺陸(柄本佑)から、匂いの無い業務用特殊洗浄剤(バニッシュワンダー)の存在を教えられます。殺人現場で使用された洗浄剤とバニッシュワンダーの合致率は鑑識の新田の調べでは97%です。
彩子は八巻とともに、早速、バニッシュワンダー製造元のコ・アース社に聞き込みですが、海外留学後、若くしてベンチャー企業を立ち上げた敏腕経営者(社長)の日高陽斗(高橋一生)は、数日前、地下鉄電車内でマスクを彩子に差し出してくれた人物でした。

日高の秘書、五木樹里(中村ゆり)が同席する聞き取りでは、日高は、被害者が一人暮らしの会社社長であることを知っていました。これは、ニュースなどで公表されていない情報であり、それで、彩子は日高に疑念を抱きます。アリバイにしても、ひとりで深夜、長時間の散歩をしていたということで曖昧です。

日高の居住マンションの防犯カメラ映像で、事件発生時の日高の動きを探ろうとする河原。しかし、管理組合理事長が日高本人であり、防犯カメラ映像閲覧許可は、管理組合総会での決定を待たないといけないと拒否されます。が、結局、管理会社(常松ライフサービス)から違法に防犯カメラ映像を引き出して、日高が犯行時間前にマンションを出て、そして、犯行時間後にマンションに戻っているという事実が判明。つまり、長時間の散歩をしていたという日高の証言通りで、これは決め手にはなりません。で、その後の河原は、犯行に向かう日高を乗せたタクシーの車載カメラ映像も入手します。

一方、犯行現場までの足にシェアバイク(ハローサイクル)を利用したものと推測した彩子は、その会社独自の防犯カメラ映像から、日高の姿を発見。同時に、八巻がボストン在住の日高の友人(研究仲間)、九十九聖(中尾明慶)の存在をつかみ、彼からは、ボストン時代の日高が連続殺人事件の容疑者になっていたという事実を教えられます。
日高は証拠不十分で釈放後、即、そこから逃れるように日本に帰国。いずれにせよ、日高はマンションを出てタクシーを拾い、そこからシェアバイクに乗り換えて、被害者となる田所(被害者)の住むマンションに向かったことになります。

後日、パチンコ玉にカーキ(茶色)の革手袋繊維が付着しているのを発見する鑑識課の新田。日高も、その色の革手袋をしています。
捜索令状による逮捕前日に日高を自首させようと、彼に接触する彩子。横断歩道上の日高を追う彩子。と、日高は、歩道橋上から証拠の革手袋を投げ捨て、それがトラック上に落ちて運び去られます。彩子は、同行の八巻にトラックを追うよう命じた上で、革手袋の不法投棄名目で日高を現行犯逮捕しようとします。揉み合いになり、彩子と日高の二人は横断歩道の階段を転げ落ち、意識を失います。意識不明の二人に雨が降り注ぎます。

病室で目覚める彩子。自身の姿が日高に代わっていることを知り驚きます。鞄の中には田所殺害凶器の丸石も入っています。
一方、彩子の姿に変身している日高の元には、八巻が見舞いに訪れます。彩子に命じられて追いすがったものの、革手袋を乗せたトラックは結局、見失っていました。が、八巻はトラックナンバーを控えており、それでトラック所有者とは後日会えることになっています。

偽日高(魂は彩子)の病室に偽彩子(魂は日高)が来ます。偽日高が「八巻!」と見舞いに来ているはずの相棒を呼びますが、「八巻なら帰った」と偽彩子。身体が入れ替わったことについては日高も困るはずと考える彩子(偽日高)ですが、「私は困りません。むしろラッキーです」と偽彩子は平然。
殺人容疑者を追う刑事として、圧倒的強者に変身した偽彩子の日高。偽日高に手錠を掛けるシリアルキラー(悪魔)の偽彩子がいます。

2話のあらすじネタバレ

捜査一課刑事・望月彩子(綾瀬はるか)と猟奇連続殺人事件の容疑者・日高陽斗(高橋一生)は、歩道橋階段を転げ落ちて魂が入れ替わっています。元通りに魂が戻るという保証はありません。
彩子<日高の魂の持ち主>は日高<彩子の魂の持ち主>に、「出頭して一生を塀の中で過ごすのか、それとも協力し合って殺人容疑を免れるのか」の二者択一を迫ります。後者を選択した日高<彩子>は、まずは、家宅捜索と取り調べを乗り切るべく、両者のスマホを交換。マンションに戻った日高<彩子>は、田所仁志(井上肇)ほか連続猟奇殺人の証拠物(清掃剤サンプルQ、Φの記述がある暗闇の清掃人というタイトルの書籍、三年前の官僚殺しの現場写真、奄美大島への搭乗チケット切れ端など)が入ったダンボール箱を家宅捜索前に部屋から持ち出し、マンション内の宅配ボックスに隠します。
彩子<日高>は、それをコインロッカーに移動させます。凶器の丸い石も、そこに保管されます。それで部屋内の証拠物押収は免れたものの、歩道橋上から投げ捨てられたカーキの革手袋(手袋繊維が被害者の口中に押し込まれていたパチンコ玉に付着)という決定的な証拠物のことを知られている可能性がある河原三雄(北村一輝)による任意同行の事情聴取は回避できず、その取調室での模様を隣室のマジックミラーから覗き見る彩子<日高>と八巻英雄(溝端淳平)。その際、彩子<日高>は八巻に雰囲気の違いを指摘されますが、これを「キャラ路線変更」と説明。

スマホのロケーション履歴も消し去られており、全く確証がつかめない中、弁護士と同行した日高社長の秘書・五木樹里(中村ゆり)の才覚発揮で日高<彩子>は取り調べ室から無事に解放されマンションに戻ります。
一方、彩子のマンションでは、居候の渡辺陸(柄本佑)が、彩子<日高>が本物ではないことに気付きそうなものですが、彼は彩子<日高>の夕食を用意して仲良く食事です。彩子<日高>が天使の如く優しくなって、居候の身の陸としては大いに助かります。

田所のDNAと日高の指紋が検出される可能性が大きい革手袋。
トラック上に投げ捨てられた重要証拠、カーキ手袋の件に関して、そのトラックが東京から岩手まで走行していたことが判明し、その間、どこでトラックから手袋が落下したのか、殆どその発見は不可能です。それで、あの日、彩子と八巻が日高との接触を試みたものの、結局、会えなかったことにします。そのように口裏合わせをする彩子<日高>と八巻でしたが、その話を河原に立ち聞きされます。

プリペイド携帯で連絡を取り合い、彩子<日高>と日高<彩子>の二人は会うことになります。この時、再度の入れ替わりを試みて、歩道橋階段上からのタックル落下を試みる日高<彩子>でしたが、これが見事に失敗。
落ち着いて話し合おうということになった両者は、日高のマンションに入ります。彩子<日高>が、土産(夜食代わり)に自宅から持参した大好物のピーナツ(ミックスナッツ)袋を日高<彩子>の前に差し出します。それを食べた日高<彩子>が倒れます。実は、日高は重度のナッツアレルギーなのでした。
日高<彩子>には、犯罪を悔いての自殺ということで死んで貰い、今後、彩子という女性の身体で生きて行こうと考えている日高がいます。が、日高<彩子>は、室内通話器のフロント呼び出し非常ボタンに指を掛け、「直ぐに人がやって来るから、自殺に見せかけることはできない」と彩子<日高>に言います。「クスリは何処?」と叫ぶ日高<彩子>。それで、アレルギー反応を抑える薬、「アドレナリン注射液自己注射キッド製剤」で生還する日高<彩子>。
いずれにせよ、身体が入れ替わっている以上、日高<彩子>に勝ち目はありません。また、日高の身体である以上、大好きなハイボールもナッツもダメということになります。

そんな日高<彩子>のマンションを八巻が訪ねます。インターホーン越しに、警官の職員番号、それに周囲にいる人物の綽名(あだな)を聞き出すことで、彩子と日高が完全に入れ替わっていることを確認。八巻の大手柄です。
八巻を部屋に入れ、今後の方針を話し合います。東京発、奄美大島着の搭乗チケットの切れ端が最初のヒントになりそうです。奄美大島で何かが分かりそうです。

その頃、路肩の植え込みに落ちている革手袋を、小学生が拾い上げていました。

3話のあらすじネタバレ

望月彩子(綾瀬はるか)と日高陽斗(高橋一生)の魂が入れ替わっていることに気付いた警視庁捜査一課の後輩バディ(相棒)刑事・八巻英雄(溝端淳平)。「ミイラ取りがミイラになる」という諺(ことわざ)どおりに、犯罪者を追っていた刑事(彩子)が犯罪者(日高)に入れ替わっています。
急ぐべきは日高が歩道橋上から投げ捨てた革手袋の早期発見です。一課主任の河原三雄(北村一輝)がそれを入手する前に、何としても先に見付けないと、革手袋から加害者・日高の指紋と被害者・田所仁志(井上肇)のDNAが検出されて、日高の姿になっている彩子は逮捕されます。
そこで、日高の革手袋が発見された際には、八巻がそれを偽物とスリ替えることにします。八巻は、左右の手袋のスリ替え間違いをしますが、とりあえず、最初に発見された片方の手袋のスリ替えは成功。証拠になるものは検出されません。

それでも、河原は、もう片方の手袋の発見を諦めず、手袋を乗せたトラックが東京から岩手に向かったということなので、東北方面への幹線道路沿いの大捜索です。そこで集めた手袋を鑑識に持ち込みます。と、そこには、鑑識係の新田将吾(林泰文)の手伝いをする彩子<日高>の姿があります。
その一方で、日高<彩子>は、「太陽と月の入れ替わり伝説」に出てくるシヤカナローという花を見付ければ、それで本来の自分の身体が元に戻るものと考え、その伝説の奄美大島に飛びます。
日高の過去の行動(足跡)を追い、そこで彼に何があったのか探索します。民宿の主人からは、シヤカナローというのは、冬には咲かないサガリバナのことではないかと教えられます。また、奄美の海岸(緋美集落)には凶器になった丸い石がゴロゴロしており、付近の村人からは、それは呪いの石なのだと教えられます。

その間、七番町デンデン社長(田所仁志)宅殺人事件容疑者として、新たに後藤文弥という男の名前が浮上し、一旦、日高は主要な容疑者リストから外れます。
そんな中、彩子<日高>が、河原の部下(相棒)の幅健太郎(谷恭輔)に、片手袋ハッシュタグに注意せよとアドバイスしていて、それで彼はインスタグラム上で、日高のもう片方の手袋に行き着きます。
画像投稿者が、手袋が落ちていた撮影現場に案内するということで、河原主任は、そこに向かい手袋入手。鑑識では日高の指紋が検出され、それから科捜研でのDNA鑑定ですが、残念ながら、被害者・田所のDNAは不検出。この手袋は、決定的な証拠にはなりません。バクテリアがDNAを分解していました。彩子<日高>がバクテリアを混入させたものと推察されます。敢えて証拠物を入手させたうえで、結果を潰すという残酷な手口です。

夜間、歩道橋を歩く彩子<日高>の眼に、赤ペンキで大書された「4」の文字が飛び込みます。「死。そうですか。終わりじゃなかったんですか」と呟く彩子<日高>。
帰宅すると、「バイト入りました。帰りは朝になります。夕飯、温めて食べてね」という渡辺陸(柄本佑)のメモがあります。彩子<日高>は、多用途洗浄剤と書かれたペットボトルの水を飲み干します。
その頃、彩子<日高>が歩道橋上で見た落書きの「4」の赤文字を消すバイト作業に入っている陸。バイトの先輩・湯浅和男(迫田孝也)が通り掛かり、「何やってんだよ、お前」と呼び掛けます。

奄美から東京に戻り、そこで、もう片方の本物の手袋が発見されたと聞き、それで海外への高飛びを考えていた日高<彩子>は、DNA不検出の報を八巻から聞き、パスポートを床に取り落とします。バクテリア混入の件など、彩子<日高>に助けられたものと感じる日高<彩子>。

それより以前、目黒区東原町で殺しがあり、どうやら、これは田所殺しと同一犯の可能性高いと、管理官の五十嵐公平(野間口徹)が捜査陣に告げていました。
それに前後して、彩子<日高>から日高<彩子>に連絡(報告)。動画が送られます。彩子<日高>がマンション内の一室で、逆さ吊りの男をボコボコにゴルフクラブで殴っています。「これは、ゴルフ場を作って大儲けした男です。頭をゴルフボールみたいにボコボコにしたいと思います」と言って、殴っています。この動画がある限り、もう、捕まるなら彩子も日高も一緒です。「あなたには一応お伝えしておきますが、これでもう、魂が元に戻ろうが戻るまいが、あなた(彩子)も殺人犯です。どっちも同じになっちゃいましたね。あなたは私で、私はあなたです」と顔を血に染めた彩子<日高>が言っています。

朝になり、陸が帰宅。ゴミ収集車がゴミを運び去ろうという直前、何を思ったのか、陸がひとつのゴミ袋を開き、中から血に染まった防護服を取り出します。これは、彩子<日高>がゴルフクラブを振り回していた際に着ていたものです。その防護服を手に、陸が、「彩子ちゃん……」と呟きます。

4話のあらすじネタバレ

望月彩子(綾瀬はるか)姿に変身している日高陽斗(高橋一生)が、目黒区東原町のマンションに住む暁土地開発(ゴルフ場開発)社長、四方忠良の頭部をクラブでボコボコに殴って殺害します。その動画映像が、日高<彩子>に送り付けられています。
そして、四方殺害時に彩子<日高>が着用していた血染めの防護服を、清掃バイトで朝帰りした渡辺陸(柄本佑)が、清掃車がゴミ回収する直前に見ていました。

その前の殺人事件、パチンコチェーン、デンデン社長の田所仁志(井上肇)殺しの容疑者として、日高<彩子>は、捜査一課主任の河原三雄(北村一輝)より、再び事情聴取を受けます。
犯行の際に装着していたとみられる革手袋はトラックに運び去られ何処(いずこ)かに落下したものの、それを拾った小学生の橋下和真(町田絢)によって所轄署交番に届けられていて、そこからは日高の指紋が検出されています。
日高<彩子>は、革手袋が自分のモノなのかどうかを問われますが、のらりくらりと言葉を濁します。証拠不十分で解放された日高<彩子>は、コ・アース社に戻ります。で、殺人事件の容疑者となって会社の信頼が失墜したことに対し、秘書の五木樹里(中村ゆり)ほか、多くの社員に詰め寄られます。日高<彩子>は、頭を打って記憶障害なのだと弁明します。八巻英雄(溝端淳平)からはスリ替えた革手袋がコ・アース社に転送されます。

革手袋のスリ替え疑惑など、彩子<日高>と八巻の動きを疑っていた河原主任は、相棒の幅健太郎(谷恭輔)とともに被害者の四方の自宅付近で聞き込みをしていて、コンビニでバイトしているグェン・チ・ミンという海外留学生の目撃証言を得ます。彼は、事件発生の夜、女性が一人、四方の家に入って行くのを見たと言っています。

河原主任は取調室にミンを呼んで、詳しい話を聞きます。資料(参考人ファイル)を持ってくるよう言われた彩子<日高>が取調室に入ると、ミンが突然、「あの夜、見たのは、この人です」と言い出します。その時、捜査一課長の十久河広明(吉見一豊)が怒りに満ちた表情でやって来て、河原主任を取調室から引っ張り出します。
河原がミンに虚偽の目撃証言を強要している動画映像が、十久河一課長の手に渡っていました。在留期限について脅し、そして、偽証言の見返りとして金を与えていた河原。証拠捏造、強要、買収に問われた河原は、捜査本部から外されます。決め手は、ミンの目撃証言中の、四方宅に侵入した女が持っていたという黒色バッグの蝶形チャームでした。

このチャームは、十久河一課長が娘へのプレゼントとして購入したものの、その受け取りを拒否されてしまい、それで行き場を無くしていたもの。それを、たまたま彩子<日高>が貰い受けていました。その日付が、1/16のこと。事件発生は、1/12ですから、その時、そのチャームが彩子<日高>のバッグに付けられているということは無いのです。そのことを一番良く理解できる十久河一課長は、河原の遣り口を警察官として許せません。仲間の彩子を殺人犯にデッチ上げようということでの虚偽証言を許しません。

河原に脅され虚偽証言をしたミンも被害者です。ミンに対して、もう三年間の在留延長(就労ピザ)が可能になるよう、父・日高満(木場勝己)の経営するサンライズフーズへの入社を紹介斡旋する日高<彩子>。
なぜ、殺すのかと問う日高<彩子>に対して、ただ、突然に殺したいという衝動に駆られると言う彩子<日高>のことを深く知りたいと願う彩子。大切な誰かを守る為に何かを隠している可能性がある日高。今は彩子の姿になっている彼は、誰かを守る為に人殺しを続けている可能性があります。共犯者がいる可能性もあります。

四匹もの犬の散歩のアルバイトをしている陸が、コインロッカーを利用している彩子<日高>を偶然に目撃します。八巻から日高<彩子>に渡っていた殺しの証拠になる革手袋が、SPAで彩子<日高>に手渡され、それがコインロッカーに保管されたということかも知れません。

5話のあらすじネタバレ

望月彩子(綾瀬はるか)の最近の言動に違和感を覚える居候の渡辺陸(柄本佑)が、日高陽斗(高橋一生)<彩子>を訪ね、オープンカフェで話を聞きます。
陸は、日高<彩子>に会う以前、100円ショップで直ぐ固まる粘土を購入し、それで型を取ることで、彩子<日高>が利用しているコインロッカーの鍵を先輩師匠の湯浅和男(迫田孝也)に作って貰っていました。で、その偽造鍵でロッカーを無断で開け、そこに日高宛の手紙を発見した陸は、魂が入れ替わっているのは知らないにしても、その手紙こそ、二人の何らかの繋がりを証明していると考えます。
因みに、ロッカー内にあった手紙は、「日高はるとさま」と封筒に表書きされていて、その内容は、「明日3時、学校のそばの歩道橋で待っています」という幼い筆跡のラブレター。

陸の追及を逃れて日高<彩子>がコ・アース社に戻ると、彼が殺人容疑者であることなど、警察未公表情報がSNS上に拡散され、会社に対するネガティブキャンペーンが巻き起こっていると知らされます。警察から情報が漏れています。

捜査一課長の十久河広明(吉見一豊)に不当捜査を知られ、捜査の一線から外された河原三雄(北村一輝)は、相棒の幅健太郎(谷恭輔)とともに過去の事件のデータベース化作業を命じられていましたが、それでも、男性の日高が女性の彩子の胸倉をつかむという場面をエレベーター前で目撃して以来、この二人の関係性を怪しみ、独自捜査を継続しています。
その過程で、三年前、神奈川で発生した未解決事件、法務省官僚殺人事件の被害者、一ノ瀬正造(小山かつひろ)の一件に行き当たります。その初動捜査で作成された目撃証言による犯人のモンタージュ(似顔絵)が、漫画キャラに酷似していることに幅刑事が思い至ります。鼻下の大きな黒子(ほくろ)など、漫画キャラと同一です。
つまり、目撃者は嘘を言っていて、この漫画キャラの人相をデッチ上げで証言していたことになります。この虚偽証言者は、戸田一希という女性です。彼女は、事件当時、トレーニングジム勤務でしたが、そこで顧客情報を横流ししてクビになったきり行方不明です。彼女が横流しした個人情報には、一ノ瀬正造のデータもあったようです。

日高<彩子>は、「もう一度、会いたい」と陸に連絡し、その時、彩子<日高>と魂が入れ替わっていることを告白。腕組みして肘を指先で打つ癖を見抜いていた陸は、素直に、それを了解します。
陸はロッカーキーを日高<彩子>に託し、そして、日高<彩子>は彩子<日高>との同居は危険ということで、直ぐに部屋を出るよう陸に指示。陸は「地方での仕事が入ったので、当分の間、いません」というメモを残して、彩子<日高>の部屋を出ます。バイトの先輩、湯浅の部屋に転がり込みます。

コ・アース社では、バイスター社による買収話が進んでいます。
そんな折、日高が反社の人物と密会している画像が流出。これは偽造写真なのですが、その流出で、更に、コ・アース社の株価が暴落。それを仕掛けているのが、ボストンの研究所を離れて帰国している九十九聖(中尾明慶)。匂いの無い業務用特殊洗浄剤(バニッシュワンダー)の開発販売権を、日高と共同で持っている九十九。彼は、バイスター社にコ・アース社を安く買い叩かせ、その社長に納まろうとしているようです。
何をやっても日高に敵(かな)わなかった九十九としての、精一杯のマウント行為です。で、九十九に内部情報を漏らしていたのは八巻英雄(溝端淳平)でした。

彩子<日高>は八巻を使って、九十九をおびき出します。そして、九十九が怪しいビルに入って行くのを尾行。九十九が入ったのは、会員制クラブ(空薫)を装う賭博場です。そこに、組対刑事によるガサ入れが実施され、九十九が逃走。逃げる九十九の前に故意に倒れ、助けを求めるセクシードレス姿の彩子<日高>。博打場に出入りする女性客を演じ、九十九に手を引かれて逃げる彩子<日高>。安全な場所まで逃げた後、金持ちの理由を九十九に問い、「金持ちの友達は殺人者なので金をくれる。で、度々、博打が打てる」という言葉を引き出します。彩子<日高>は、常習賭博罪で九十九を現行犯逮捕します。

陸は、スパイとして雇って欲しいと日高<彩子>に頼み、それから、彩子<日高>の部屋に再び戻ることを決意。元通りに魂が入れ替わる手伝いをしたい陸。日高姿になっても逃げることをせず、二人分の人生を背負って戦う彩子を見て、自分も逃げずに戦うことを決断します。

それにつけても、日高姿の彩子が日高の周囲の人々、コ・アース社の社員や妹の優菜(岸井ゆきの)らの話を聞くにつけ、日高はサイコキラーとは無縁の良質な人間性を持っているように思えます。真犯人は他にいるのか、または、誰かを守る為に殺人犯を演じているのか、とも思われます。彼のアルバムを開き、日高の過去を洗い出していた日高<彩子>は、それならば、日高本人の殺人容疑を晴らせば済む問題なのだと、改めて気付きます。

真犯人は、幼い頃、日高を歩道橋に呼び出した少女、戸田一希なのか……。三年前、法務省官僚の一ノ瀬正造殺しの犯人を目撃したと偽証して似顔絵を書かせていた彼女なのか……。日高との魂の入れ替わりにしても、戸田一希との魂の交換が最初の出来事だったのか……。

6話のあらすじネタバレ

三年前、一ノ瀬正造(小山かつひろ)殺しの犯人を見たと言い、それでモンタージュ作成に協力していた戸田一希(橋本真実)に話を聞く河原三雄(北村一輝)。そこで、新たな重要参考人が浮上。
トレーニングジムの顧客リストを売った相手、謝礼金を銀行振込した相手の名はクウシュウゴウ(空集合Φ)と判明。本名は、板橋在住の十和田元。が、彼は既に自殺しています。三ヶ月後に腐乱した自殺体として発見されていました。アパートの大家は、特殊清掃業者に部屋の原状復帰を依頼していました。

一方、八巻英雄(溝端淳平)は、九十九聖(中尾明慶)から司法取引を持ち掛けられます。日高陽斗(高橋一生)の殺人は、新月の夜に限られており、であれば、それを逆手にとって日高の逮捕に協力するので賭博罪を不問にという司法取引です。
それに前後して、日高<彩子>が陸に大金を与え、彩子<日高>が事件の証拠物を移した新たなロッカ―を探し当てるよう命じます。
陸は師匠の湯浅和男(迫田孝也)に声を掛け、それで大勢の仲間が集結。街中のロッカーを虱潰(しらみつぶ)しに当たります。日当は一人一万円で、発見者のボーナスが十万円。それで矢印紙片が覗くロッカーが発見されます。
暗証番号を記した紙片を紛失したということにして、それを管理事務所から聞き出し、隠されていたロッカー内の物を確認。十名の殺人(?)リストの他、「暗闇の清掃人」という漫画が入っています。漫画の主人公は、清掃会社勤務のΦ(ファイ)です。彼は、ミスターXの数字による殺人指令に従い、次々に殺害を犯します。ロッカーを開けたことで判明した新事実を陸から聞いた日高<彩子>は、「陸、愛してる」と感謝の意を表します。

日高姿の望月彩子(綾瀬はるか)と八巻が、歩道橋上で「9」を大書する男(上杉柊平)に遭遇。男は、池袋西口のガード下で四十代のオッサンに、陽が落ちる前に「9」を書くよう依頼されたと言います。
いずれにせよ、赤スプレーの「9」が次のターゲットを示すサインであれば、それは、かねて彩子姿の日高が監視していた邸宅(大田区田園調布)の住人、久米正彦が四人目の犠牲者になる可能性が高まっていることになります。因みに、久米正彦という名前は、日高の殺人(?)リストに掲載されていた十名の内の一人。

その夜が新月という日、熱があると言って自宅待機の欠勤を申し出る彩子<日高>。濃厚接触者の八巻にも自宅待機せよと彩子<日高>は命じます。そうしておいて、その夜、彩子<日高>は久米邸に忍び入り、正彦を窒息死させようという行動を開始。それを察知した日高<彩子>と八巻は、久米邸を張り込みます。
すると、深夜、彩子<日高>が久米邸の塀を乗り越えて表に脱出。それを日高<彩子>と八巻が追いますが、簡単に取り逃がします。
久米夫婦の身が心配されますが、翌朝、夫婦は朝の散歩に揃って門を出て来ます。どうやら彩子<日高>は、久米正彦の殺害を思い留まったようです。

その後、落書きの「9」を消す仕事依頼が陸のスマホに入ります。「2」、「4」、「9」という数字の消去依頼は、これで三回目です。仕事の依頼主は、Φ(クウシュウゴウ)。漫画(暗闇の清掃人)の主人公、Φ(ファイ)と同一記号です。

奄美大島の民宿主人(酒井敏也)から、日高<彩子>に電話。たまたま民宿のリピーター客が遊びに来て、その彼は、日高の写真を見るなり、これは日高ではなく、この男は別の姓名を名乗っていたとのこと。日高は偽名を使って民宿を利用していたことになります。が、そもそも、そういうことを、これまで民宿主人が気付いていないのは誠に不自然なのですが、とにかく、そういう事実が日高<彩子>に報告されます。日高<彩子>は、自分が何と名乗っていたのかを聞き出します。

死亡届検索をする彩子<日高>。検索対象者は、身元不明の遺体、東朔也。
一方、特殊清掃業者が働く現場に出向き、かつて依頼された十和田元の自殺後の遺品は保管されていないかを聞く幅健太郎(谷恭輔)と八巻。既に遺品は処分して残っていないと責任者は答えますが、「でも、漫画は東さんが持ち帰っていましたよ」と、作業員が言います。かつて特殊清掃会社で働いていたのが「東さん」であり、そして彼の本名が、彩子<日高>が調査を開始した東朔也ということであれば、事態はますます混沌としてきます。

7話のあらすじネタバレ

八王子市内のビルで爆発火災が起こり多数の死者。翌日になっても、未だに身元不明の死者が八名もいます。死亡届検索でヒットしない東朔也が、あるいは、その中にいるかも知れないということで、望月彩子(綾瀬はるか)の姿になっている日高陽斗(高橋一生)の魂は、その遺体安置所に急行。そこで東京都健康福祉センターの医療ソーシャルワーカー、千田かんな(青山麻美)に逢い、彼女の許可を得て遺体の右掌を確認。東朔也であれば、右掌の真ん中に黒子(ほくろ)があることを彩子<日高>は知っているようです。
渡辺陸(柄本佑)らも、クウシュウゴウ(池袋のおっちゃん)に逢った落書き男(上杉柊平)から、彼の右掌に黒子があったことを教えられています。
ともあれ、安置所の中に、右掌に黒子のある遺体はなく「まだ生きてんのかよ」と呟く彩子<日高>。千田に、東朔也に関する安否が分かり次第、連絡するよう依頼。東朔也が膵臓癌を発症していて、トルヒノームという薬を服用。余命が少ないことも伝え調査を依頼。

日高陽斗の記憶喪失の一件を優菜(岸井ゆきの)から聞いて、それを心配した父の満(木場勝己)が、一度実家(福岡)に来るよう日高<彩子>に連絡。満は、中州のラーメン屋台からスタートしたサンライズフーズ創業社長です。日高<彩子>は、意外な過去をこの父から聞かされます。
日高陽斗は満の実の子ではありませんでした。実親は、父が東貞夫(浅野和之)、母が奄美大島出身の茜(徳永えり)。その昔、陽斗をおんぶして満の屋台にやって来た茜は、いかにも不味(まず)そうに満のラーメンを食べます。もう二度と来て貰えないと感じた満はタダで良いから、これからも来てくれと頼み込み、それで茜は毎日、陽斗を背負って屋台に通います。
満は茜に美味しいと言って貰いたくて努力を重ねた結果、屋台は繁盛。そして、茜と結婚し、立ち上げたサンライズフーズで食品(日の出ラーメンなど)販売を開始。こちらも当たります。既に他界した妻の茜は、満にとって、とても大切な女性です。で、実は、茜は、満との結婚前に二卵性の双子を生んでいて、勿論その一人が陽斗です。が、もう一人、兄の朔也は離婚時に、父に引き取られていました。父方の東家はもともと大きな家だったのですが、バブル崩壊時、四方忠良(小笠原治夫)に負債を押し付けられて家庭崩壊。そういう窮状に、サンライズフーズで成功を収めていた満が手を差し伸べようとしましたが、それを東貞夫は旧家のプライドで頑(かたく)なに拒否。

そして、父の貞夫が東京で出直しということで上京する直前、兄の朔也が弟の陽斗に、歩道橋で逢おうと手紙を書いていたのでした。双子の兄弟であることを隠したまま、朔也は弟に逢っていました。で、母の茜は、兄弟が歩道橋上で逢うのを遠くで見ていました。その時、陽斗の奥歯が抜け落ち、それが歩道橋を転がって見付からないという時、朔也の奥歯もポロリと抜けます。それを陽斗に渡して、朔也は立ち去ります。陽斗が見失った歯は、朔也の靴裏のガムに付着していました。この歩道橋上での出会いが、兄弟の最後の別れになっています。
兄弟が離れた後、朔也の前に茜が近付き、そこで、実の母であることを告げ、東家の崩壊に直面している朔也を引き取りたい旨を言いますが、朔也は、東京でやり直す父に付いて行くと言って、母の申し出を断っていました。困ったことがあったらと電話番号を教え、そして少しの金も渡しますが、朔也は父のプライドを保とうという意を汲んで、金品の受け取りを拒否します。それが、満が生前の茜から聞かされていた話でした。……ともあれ、朔也の右掌に黒子があったこと、そしてその名の由来が「新月なり」であることも義父の満に告げられた陽斗。陽斗は実家に一泊。部屋の中に丸石があり、それは呪いの石ではなく、奄美に伝わるお守りなのだと妹が教えてくれます。朔也も母の茜から丸石を貰っているのではないかと妹が言います。

バイト仲間と居酒屋(花本)で飲み、そして店を出て三々五々解散したところで湯浅和男(迫田孝也)が倒れます。渡辺陸(柄本佑)が救急車を呼び、病院へ緊急搬送。その周辺の飲食店で聞き込みをしてい河原三雄(北村一輝)と幅健太郎(谷恭輔)が、その様子を見ています。

医療ソーシャルワーカーの千田かんなからのスマホ電話を受ける彩子<日高>。東朔也と思われる人物が桜下病院に緊急搬送されたという連絡です。生活に困窮していて保険証さえ持っていない人を対象とする無料低額診療制度を利用していたクライアントこそが、緊急搬送された東朔也ではないかという連絡です。
桜下病院の玄関前に立つ彩子<日高>に、捜査一課管理官の五十嵐公平(野間口徹)より、池中町の殺害現場に急行せよという緊急指令が入ります。新たな殺人現場には沢山の血痕、また、特殊警棒と歯が遺されています。その歯をペットの子犬が食べています。被害者は煙草を大量に咥えて殺害されています。
現場に入ると、プロセール総合警備保障会社の社長、久米正彦の息子、幸彦の遺体。「殺人リストにない奴を狙うのは反則だろ」と彩子<日高>は周囲に聞こえないよう言います。犯人の血紋も残されていて、「もうダメだ」と呟きます。

桜下病院の病室には、湯浅を看病する陸がいます。陸は、火傷をしたと言って巻いていた湯浅の右掌の包帯をズラし、目を見開きます。
河原と幅のラーメン店聞き込みでは、東朔也が日高陽斗と一緒に来ていたという証言を得ています。優菜も、陽斗が東朔也と一緒に奄美大島に行ったことを、その記憶が無い兄に教えていました。クウシュウゴウの東朔也とは一連事件の共犯者であり、生き別れの陽斗の兄ではないのかというのが日高<彩子>の推察でした。日高陽斗は兄の東朔也に命じられて、殺人を実行しているものと、日高<彩子>は見ているようです。

8話のあらすじネタバレ

桜下病院の病室では、渡辺陸(柄本佑)が湯浅和男(迫田孝也)の右掌の黒子(ほくろ)を確認。陸は、湯浅が日高の生き別れの兄(東朔也)と知ったことになりますが、それを隠して、あくまで先輩の師匠として付き合うことにします。
いずれにせよ、何者かの指示を受けて殺人を実行しているのが湯浅和男こと東朔也であり、それを庇っているのが望月彩子(綾瀬はるか)姿の魂、日高陽斗(高橋一生)なのだろうという全体構造が推察されます。

プロセール総合警備保障会社の社長、久米正彦の息子の幸彦が殺害されるという新たな猟奇殺人事件の現場に臨場した彩子<日高>は、そこから膵臓癌で余命僅かな湯浅こと東朔也が緊急搬送された病院に向かいますが、既に病室はもぬけの殻(から)。「何考えてるんだよ、兄さん」と彩子<日高>が呟きます。

因みに、河原三雄(北村一輝)の推理では、一代目のクウシュウゴウが十和田元(田口浩正)、そして、一代目の自殺後、それを引き継いだ二代目クウシュウゴウが東朔也です。

彩子<日高>は、八巻英雄(溝端淳平)を伴ってコ・アース社を訪れ、「兄(東朔也)を庇うのを止める」のを交換条件に、日高<彩子>には社長辞任を要求。東朔也と双子の兄弟と判明し、何時、逮捕されてもおかしくない状況の中、ここは早期の社長辞任が賢明なのです。
かつて、コ・アース社の契約(登録)派遣従業員(清掃員)だったことのある東朔也は、プロセール総合警備保障会社の警備バイトを理不尽な理由でクビになっていました。喫煙スペースのキーの開け閉めが面倒で、そのロックをオフしていたのが社長の息子の幸彦。東は、それを注意していたのですが、幸彦に逆ギレされていました。で、セキュリティーがオフになっていたことで、警備委託した会社は窃盗被害に遭っていました。警備会社は社長の息子の失態を公に出来ず、それで全ての責任を東に負わせ、クビを言い渡していました。東には、幸彦の殺害動機が存在しています。

彩子<日高>は、殺人現場に残されていたゲソ痕の27cmサイズのスニーカーを購入し、靴底を削って、それを犯人のものと偽装細工。「もう疲れた。ここらで終わりにする。さいなら」と言う遺書とともに細工したスニーカーを残し、河川への投身自殺を偽装。東朔也を死んだものとします。兄・朔也の自殺を、日高<彩子>に伝える彩子<日高>。

さて、幸彦の殺害現場には歯(乳歯)が落ちていて、それをペットの子犬が飲み込んでいましたが、これが体外排出されます。鑑識課の新田将吾(林泰文)が、それを日高陽斗のものと断定。そのことは、八巻英雄(溝端淳平)によって、日高<彩子>にも伝えられます。
東朔也と日高陽斗に対する緊急配備を命ずる捜査第一課長・十久河広明(吉見一豊)。……湯浅(東朔也)と陸は福岡にいます。歩道橋で、「ここから間違えたんだよ」と湯浅が陸に語りかけています。

捜査一課の会社急襲(緊急配備)から逃れるのに手を貸してくれた秘書の五木樹里(中村ゆり)に、日高<彩子>は、自分は日高ではないことを白状します。彩子との入れ替わりを説明します。樹里は、もう一度、元通りに入れ替わるのが良いと進言します。
入れ替わってから、日高と東を逮捕するのがベストなのか、自問自答する日高<彩子>。そんな時、彩子<日高>から歩道橋に呼び出されます。

彩子<日高>は、「これを受け取って貰えますか?」と言って紙袋を日高<彩子>に渡します。紙袋には、田所仁志(井上肇)殺しの凶器の丸石の他、証拠物が入っています。そこから、日高<彩子>を緊急逮捕しようとする彩子<日高>。日高逮捕で彩子<日高>の大手柄ということになれば、それはそれで彩子自身にとって良いことだと言うのが彩子<日高>の理屈。が、その時、手錠,石、満月という状況は、あの時と一緒です。
揉み合いの末、歩道橋階段を落下し、意識を無くす二人。彩子が先に目覚め、自分の顔を手で触れます。どうやら、彩子の身体に彩子の魂が戻ったようです。

福岡の歩道橋上では、「奄美大島に行ってみないか?」と湯浅(東朔也)に陸が誘われています。

9話のあらすじネタバレ

歩道橋階段を落下して、魂が元に戻った望月彩子(綾瀬はるか)と日高陽斗(高橋一生)。本来なら、それで、彩子は何の問題も無く日高の逮捕が可能になります。日高も両腕を差し出し手錠を求めます。が、湯浅和男を名乗る東朔也(迫田孝也)を捕まえるのが先と言って、彩子がその場を立ち去ろうとするところに、河原三雄(北村一輝)が現れます。逃走する日高を追うように見せ、彩子は日高を逃がします。

東朔也は、渡辺陸(柄本佑)とともにフェリーで奄美大島に向かいます。彼らを追って、彩子と日高も奄美大島に入ります。日高は、彩子のバディ刑事、八巻英雄(溝端淳平)に扮して緊急配備の検問を突破し奄美に到達。
一方の八巻本人は、日高陽斗になりすまして仙台に飛び、捜査を攪乱。

日高陽斗が兄の東朔也に誘われて奄美に行こうという前日、嫁が倒れたので奄美に行けなくなったと東から連絡がありました。が、東に結婚歴は無く、嫁が倒れたというのは嘘です。実は、出発前日の夜、「母さん(奄美出身の茜<徳永えり>)のところに行くのか?」と言って、それを咎める認知症の父親(貞夫<浅野和之>)と揉み合いになり、父親を階段落下させていた東。それで父が急死して、奄美行きが取り止めになっていた東。日高は、ひとり奄美に渡り、そこで東朔也を名乗って民宿に宿泊しました。
奄美から戻った日高は、東のアパートを訪ねましたが、その時、兄は仕事を止めて引っ越し済み。近隣住民の話で、兄が認知症の父の面倒で大変な生活を送っていたことを知った日高。
後日、兄弟が再会したのは歩道橋の上。兄は、膵臓癌で余命半年であり、そして、その間、クウシュウゴウとして生きることを弟に告げます。その時、日高は兄が歩道橋に残した漫画原稿(暗闇の清掃人)、そして、十名の殺人者リストを目にします。

最初に、「2」が歩道橋上に大書され、殺人者リストに記載されていたパチンコ店社長の田所仁志(井上肇)の自宅に向かった日高。凶器の丸石、サンプルQが殺人現場に置かれていて、これは、兄が弟に選択を迫っていることを意味していました。兄弟として共犯者になるか、あるいは、他人として警察に通報するかの二者択一を日高は迫られ、彼は、共犯者の道を選んでいました。以来、兄の犯した殺人現場の清掃を引き受けることにしました。
兄の余命は短く、それで、その間だけでも、自身が共犯者になることで警察から逃げ切れると思っていた日高。日高は彩子に、自分が連続殺人の犯人と思い込ませたうえで、しかし、逮捕は出来ないという状況を作り出していました。それが、兄を庇おうという日高の作戦でした。
フェリー船上で、日高と彩子が、そんな会話の遣り取りをしているところに東朔也と渡辺陸がやって来ます。

日高の話を聞き終えていた彩子が、東を殴り倒します。「アンタはクウシュウゴウなんかではない。アンタの為なら犯罪者になろうとしている弟がいる」と、彩子。殴り倒された東が、「悪いのは俺で、コイツは悪くない。コイツだけは助けてやってくれ」と、彩子に言います。
「だったら、初めから、こんなことするんじゃねえ!」と彩子。実は、東は、日高を共犯者の立場から解放しようともしていました。が、プロセール総合警備保障会社の社長、久米正彦の殺害に向かった時、八巻刑事と一緒に張り込みをしていた日高を見て、弟に裏切られたと思った東。それで、それ以降、共犯者無しで、ひとりでやろうと決めていた東。久米正彦の息子、幸彦の殺害現場に日高の乳歯が落ちていたのは、殺害後に発作を起こした東が薬をポケットから取り出そうとした際に、ウッカリ床に落下させてしまっていたからでした。日高に罪を着せようという意図はありませんでした。

フェリーが戻る港には、東朔也と日高陽斗に対する緊急配備を受けた河原三雄(北村一輝)ら警官隊が待ち構えています。
フェリー船室のベッドに横たわる東。東の体調が急変し、船医を呼ぼうとしますが、船医不在。陸の心臓マッサージも虚しく東は死亡。日高は、彩子に手錠を掛けるよう促します。そんな日高に、「あなたは無罪になるつもりはないのか?」と、問う彩子。

日高は彩子の手を引っ張り、河原ら大勢の警官の前に立ちます。「動くな!下がれ!」と彩子の首にナイフを突き立てます。で、その場から逃走し海に飛び込もうとする日高を、彩子が「絶対に助けるから」と他には聞こえないように言ってから、連続殺人容疑で逮捕。
そこに、河原が「サル芝居は終わりだ」と近付き、犯人隠匿と証拠隠滅容疑で、彩子に手錠を掛けます。捜査一課とは別に単独行動していた河原は、独自捜査で彩子逮捕に向けての証拠集めをしていたようです。

八巻が、管理官の五十嵐公平(野間口徹)と捜査一課長の十久河広明(吉見一豊)に「実は望月さんは……」と何やら報告しています。また、鑑識課の新田将吾(林泰文)が、トイレタンクに水没していた日高のスマホの機能回復に成功し、そのデータ内容が明らかになりそうです。

10話(最終回)のあらすじネタバレ

実行犯が東朔也(迫田孝也)、そして、その後始末をした特殊清掃人としての日高陽斗(高橋一生)という線で一件落着と考えられる中、日高が、田所仁志(井上肇)、四方忠良(小笠原治夫)、久米幸彦(加治将樹)の三件の連続殺人について、その一切の罪を被ろうとしています。兄の東朔也、そして、望月彩子(綾瀬はるか)にも一切の嫌疑が掛からないよう一身に罪を背負おうとしています。日高の彩子に対する究極の愛の形です。そんな力に支えられ、逃亡幇助(犯人隠匿と証拠隠滅)を疑われた彩子でしたが、始末書を書かされただけで放免です。

河原三雄(北村一輝)による送致取り調べでも、日高は「兄(東朔也)に三人の死をプレゼントした」と証言。「このままだと死刑台ですよ」と河原が言いますが、「分かっています、大丈夫です」と日高は応じます。で、供述調書に署名押印する日高。

フェリー船室で朔也のSDカードを拾っていた渡辺陸(柄本佑)。当初、彩子にSDカードの存在を電話で尋ねられた際には、「それは見たことない」と言っていましたが、鹿児島県警を経由して、その内容データが彩子のスマホに伝えられます。そこでは、朔也が自身の犯行を動画内で自供しています。そのスマホ動画を取調室で日高に対している河原に提示する彩子。「じゃあ、あとを頼む」と、河原は彩子の肩を叩いて、幅健太郎(谷恭輔)とともに取調室を退出。河原は、彩子の調べを素直に認めます。
彩子のスマホ内の動画、鹿児島県警から届いた動画はネットカフェで撮影されたものであり、「警察の皆さん、三人を殺したのは俺です。三人は最悪のゴミ。だから俺が殺した」と、朔也がカメラに向かって言っています。それを見せられた日高は、自分が犯人ではないことを認めます。「違うね?」と彩子に問われ、「はい」と答えます。
東朔也は、被疑者死亡のまま三件の殺人容疑で送致。日高は、証拠隠滅と死体損壊の容疑で送致。三年前の一ノ瀬正造(小山かつひろ)殺害については、こちらも被疑者死亡のまま十和田元(田口浩正)を送致。

朔也の遺体に付き添い鹿児島県警に留まっていた陸が東京に戻り、彩子に逢います。早速、深夜のアルバイトに出掛ける陸に、明日の夜はナッツでハイボールという約束をしますが、陸は、それっきり二度と彩子の前に現れません。陸は、彩子の日高への愛の大きさを知り、静かに身を引きます。

彩子と八巻英雄(溝端淳平)には、警察学校教官への異動辞令が下ります。八巻は相変わらずですが、彩子には、警察学校が肌に合っているようです。
日高には三年の服役という実刑判決が下り、収監された刑務所内ではボストン時代の研究仲間、九十九聖(中尾明慶)と一緒になります。……出所した日高は、暫く彩子に連絡をしていませんでしたが、ほどなく、彩子に連絡。歩道橋で二人は逢います。そこで、SELENE&Co.という紙袋に入った丸石を彩子に差し出す日高。その中には凶器になった奄美の丸石が入っています。

義父の日高満(木場勝己)が、妻の茜(徳永えり)の形見なのだと警察に説明し、丸石を取り戻していました。丸石は朔也の墓に入れることになっていますが、その前に、もう一度、彩子に見て貰いたかった日高。それというのも、母の茜が、双子の兄弟に対してあるべき形に戻るよう、それを彩子に頼んだのではないのかと日高は思っています。因みに、丸石にはシヤカナローの花が刻まれています。シヤカナローの花が咲いたら、咲いた方が昼の太陽になり、咲かなかった方が夜の月になるのですが、母の茜は、兄弟二人ともに花が咲くよう願っていました。その最後の手引きをして貰おうと、天国の茜は彩子に頼み、それで日高と彩子の魂の入れ替えが生じていました。
丸石を入れた紙袋に記されているSELENE(セレネ)とは、ギリシャ神話の月の女神です。日高家に引き取られた兄、朔也の遺骨が納められた墓に、月の女神が納められます。

歩道橋での別れ際、「じゃあ、お元気で」と言う日高に、「とりあえず、いま、お勤めはどちらですか?」と問う彩子。どうやら、二人の究極の愛が再燃する予感がします。