ドラマル

2020年7月13日

『35歳の少女』ネタバレ!1話から最終回までのあらすじ・キャスト・視聴率まとめ

ドラマ『35歳の少女』の1話から最終回までのあらすじを、ネタバレを含めてわかりやすく紹介しています。

柴咲コウさん主演の連続ドラマ『35歳の少女』を200%楽しむために、キャストや各話ゲスト、視聴率の推移をあらすじと一緒に随時更新してお届けしていきます。

※『35歳の少女』全話ネタバレ完了済み(2020年12月13日)。

見逃し配信をチェック

当記事には、『35歳の少女』の第1話から最終回までのネタバレが含まれています。先に内容を知りたくない方は、「Hulu」で第1話から最終回までの放送をご覧になれます。
※記事の公開日(更新日)時点の情報です。

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『35歳の少女』の基本情報

概要(見どころ)

『35歳の少女』は、25年ぶりに家に帰ってきた35歳の女性、今村望美が主人公となる不思議なテイストのドラマです。
今村望美を演じるのは5年ぶりの民放連続ドラマ主演となる柴咲コウで、脚本は「GTO」「女王の教室」など数々のヒット作を手がけてきた遊川和彦が務めています。

外見は35歳にもかかわらず中身は10歳の少女のままという、これまでにないキャラクターを演じる柴咲コウの持ち味と、遊川和彦の引き込まれるような脚本がどのような作品を生み出すのか、注目の1本です。

キャスト一覧

  • 時岡望美/今村望美(のぞみ):柴咲コウ(少女期:鎌田英怜奈)
    35歳、心は10歳のまま35歳の体で目覚めた主人公
  • 広瀬結人(ひろせ・ゆうと):坂口健太郎
    35歳、望美の小学校のクラスメイトで初恋の相手
  • 時岡愛美(ときおか・まなみ):橋本愛
    32歳、望美の3歳違いの妹、大手広告代理店営業部に勤務
  • 時岡多恵(ときおか・たえ):鈴木保奈美
    57歳、望美の母
  • 今村進次(いまむら・しんじ):田中哲司
    58歳、望美の父、大手ハウスメーカーに勤務
  • 今村加奈(いまむら・かな):富田靖子
    50歳、進次の再婚相手
  • 今村達也(いまむら・たつや):竜星涼
    25歳、加奈の連れ子
  • 相沢秀男(あいざわ・ひでお):細田善彦
    35歳、愛美の上司で元カレ、営業部課長
  • 林田藤子(はやしだ・ふじこ):大友花恋
    23歳、愛美の部下で相沢の恋人

スタッフ一覧

  • 原作:なし
  • 脚本:遊川和彦
  • 音楽:平井真美子
  • 主題歌
    曲名:三文小説
    歌手:King Gnu
    レーベル:ソニー・ミュージックレーベルズ
  • チーフプロデューサー:池田健司
  • プロデューサー:大平太、諸田景子、田上リサ
  • 演出:猪股隆一、明石広人、伊藤彰記
  • 制作協力:AX-ON
  • 制作著作:日本テレビ

各話の視聴率

『35歳の少女』各話の放送後、視聴率がわかり次第情報を追加します。
※視聴率はビデオリサーチ調べ

各話放送日視聴率
1話10月10日11.1%
2話10月17日9.6%
3話10月24日10.0%
4話10月31日9.1%
5話11月7日9.4%
6話11月14日7.6%
7話11月21日7.7%
8話11月28日9.3%
9話12月5日7.2%
10話・最終回12月12日9.7%

『35歳の少女』の感想

40代男性

zak20

クールビューティなイメージの女優・柴咲コウの新たなる挑戦!「見た目は大人でも心は10才」の女の子を演じた、おさげ髪が似合う彼女は「可愛い!」の一言で、「望美ちゃん」になりきっているのが凄いところです。
一部批判的な評価も目にしますが、私は面白くて好きな作品で、色々と考えさせられるドラマでもあります。

目覚めたら35歳の大人になっていた望美に対して、「大人になりなさい!」と厳しい顔で接してきた母親(鈴木保奈美)が、段々と柔らかい表情に変わっていく様子を上手に描いていて、特に娘の反抗期に涙するシーンには「感動!」、諦めていた未来に希望を見出した、母親の立場になって考えさせられるシーンで泣けてきて、鈴木保奈美の演技が光っています。

個人的には、妹の愛美を演じた橋本愛のスイッチが入った時の振り切った演技が面白く、強がっているけど男運がなくて打たれ弱く、ちょっと面倒くさい女性を熱演しています。

父親(田中哲司)の再婚相手の連れ子で、引きこもりのうえに暴力的な義弟(竜星涼)に、臆することなく望美が質問攻めしていたシーンには笑ったし、母親(富田靖子)や義父らに避けられている彼が、天真爛漫な望美と出会った化学反応によって、引きこもり生活から脱出できるのか期待したいです。

何だかんだ仲が良い初恋の結人くん(坂口健太郎)と望美の関係が、このまま恋愛に発展していくのか楽しみです。
この作品は、望美の成長記録を描いているようで、実は彼女の純粋すぎる心によって、周囲の人間たちが成長させられるドラマです。

『35歳の少女』の最終回ネタバレ(予想)

『35歳の少女』は、「35歳の女性、今村望美(柴咲コウ)が中身は10歳のまま25年ぶりに帰ってきた」という設定以外はまだ明らかにされていません。

ぱっと見はSFドラマのように思えますが、これまで数々のハートフルな作品を演じてきた柴咲コウが演じる本作は、単なるSFではなく、深いメッセージがこめられているのではないかと考えてしまいます。

いったい、今村望美とはどのような人物で、なぜ25年ぶりに帰ってきたのでしょう。
『35歳の少女』のポイントは、望美が帰ってきた家にいる、望美の家族もしくは友人や恋人の心の内にあると予想します。

きっと登場人物たちはどうしようもないほど心の中にぽっかりと穴が空いている状態のまま、25年の月日を過ごしています。
そのぽっかり空いた穴とは、自分が過去にしていまった失敗かもしれませんし、いつの間にかあきらめてしまった夢なのかもしれません。

望美は、その人物自身の心の穴に気づかせるとともに、同じ時間を再び過ごすことで、その穴をうめて前を向いて生きていけるようにしてあげるためにもどってきたのではないでしょうか。
そして望美は自分の役目を果たしたと同時に、またいつの間にか姿を消してしまう。
そんな最終回になるのではないかと、予想しています。

『35歳の少女』各話のあらすじ

2020年10月10日から日本テレビ系にて放送開始された柴咲コウさん主演の連続ドラマ『35歳の少女』の各話あらすじネタバレを、放送後に随時更新してお届けしていきます。

1話のあらすじネタバレ

不慮の事故から25年経ち目覚める少女

夕暮れ時、新築の一戸建てに『今村』という表札。
10歳の長女・望美が、母・多恵(鈴木保奈美)に豆腐1丁を頼まれ、自転車でおつかいに出かけます。
とんぼが自転車のかごにとまり、望美は『とんぼのめがね』を楽しそうに歌っていました。
下り坂に差し掛かりスピードがのる自転車、望美は大きな声で実況しながら坂を下っていました。
ところが、ブレーキが効かず目前に迫るガードレール、ガードレールの向こう側は崖、望美は「ママ」と絶叫…。

非常ベルが鳴り響く病院の一室、望美(柴咲コウ)が目覚めるとむせび泣く白髪のお婆さんが居ました。
振り向いたお婆さんは目覚めた望美に驚いていましたが、望美はお婆さんを知りません。
そして、お婆さんは母と名乗ったのです。
多恵の持つ手鏡に映る自身の顔に驚く望美、事故に遭ってから25年眠り続けた望美は、35歳になっていました。

望美の第一声は「もも」

多恵に呼び出され病院に駆けつけた父・進次(田中哲司)と望美の妹・愛美(橋本愛)は、病室に入る前、多恵から2点のことを望美に言わないよう注意を受けます。
多恵と進次が20年前に離婚したこと、そして愛美は家を出て一緒に住んでいないこと。
病室を見舞う進次と愛美を見て、望美は驚きます。
進次はくたびれたお爺さんに、3歳違いの可愛い愛美はデカくなっていたのです。
現実が受け入れられない望美は声が出ないことに気づき、ふり絞るように「もも」と呟くのでした。

愛美と進次の現在

大手広告会社に勤める愛美は病院から会社に戻ると、営業部課長・相沢秀男(細田善彦)に企画が変更になり企画書の修正を頼まれます。
納期は短く、愛美はチームのメンバーに帰りが遅くなることを伝えます。
予定があるという愛美の部下の林田藤子(大友花恋)にキャンセルするよう言い資料のコピーを依頼、藤子は不貞腐れた顔でコピーに行きます。

多恵と離婚した1年後に進次は再婚、妻・加奈(富田靖子)と新しい家庭を築いていました。
夜、帰宅した進次は、相変わらず上から目線でものを言う多恵の愚痴を加奈にこぼします。
加奈が不機嫌になる中、加奈のスマホに加奈の連れ子・達也(竜星涼)からメッセージが届きます。
達也が来ると分かり、加奈と進次はソファーの背もたれの後ろに隠れます。
25歳になる達也はひきこもりで以前暴れたことがあり、ふたりは何も言えず怯える毎日を過ごしていました。

望美の見た夢は幻

病院のベッドに横たわる望美が、窓に映る自分の顔を見て背けるかのように力一杯目をつぶります。

その夜、夢を見た望美、朝、自分の部屋で目覚めると多恵と進次は若く、愛美は小さく可愛い、そしてお気に入りの亀のぬいぐるみ・デデもありました。
その日は『私の未来』という21世紀には戦争も差別もなくなるという作文が学校で褒められた翌朝、朝食でテーブルを囲む家族の前で望美は作文を読んでいました。

翌朝、望美が目覚めると、年老いた多恵が、また目覚めないのではないかと心配して顔を覗き込んでいました。
桃を買って来ていた多恵は食べるか望美に尋ね、望美は夢とは違う現実に悲観します。

望美の退院

病院のリハビリ室で歩行トレーニングをする望美。
25年間、多恵が望美のトレーニングを続けていたおかげで回復は早く、歩けるようになるのもそう遠くはありませんでした。
付き添っていた多恵は、リハビリ科医に望美を任せ仕事に戻ります。

大手ハウスメーカー・帝工ホームの営業部、進次のデスクにはかつて貰った社長賞の盾がいくつも飾られていました。
しかし、今では後輩に馬鹿にされるような存在でした。

多恵は進次と愛美に、来週、望美が退院するとスマホで連絡し、家族で集まることを決めます。
その際、一緒に暮らしているよう装うよう進次と愛美に指示しました。

退院当日、望美は自宅の前に立ち、家を見上げます。
新しく美しかった家は、すっかり古びていました。
望美が表札の方に目を向けると、多恵は『時岡』と書かれた表札の前に慌てて立ち見えないようにします。

多恵の介助で自宅に入り、望美はリビングのソファーに座ります。
近くにあった大きな姿見で、望美は自身の姿を改めて確認します。
すると多恵は、25年間そのままにしていた望美の部屋へ連れて行きます。
机に向かい椅子に座る望美、机も椅子も今の望美にはすっかり小さくなっていました。
お気に入りのデデを抱きしめる望美は、机の上に並ぶ本の中から1冊の本を取り出します。
その本はミヒャエル・エンデ作『モモ』、多恵はももが本のことだったと気づきます。
本のページをめくる望美、最後のページに『四年二組 広瀬結人』と名前が書かれていました。

披露宴の友人代表のスピーチを終えた広瀬結人(坂口健太郎)が、席に戻ると何故か多恵が座っていました。

事故の原因はすき焼き?

夕方、かつて住んでいた家の前に立ち、望美が事故に遭う前に家を背景に撮った家族4人で写る写真を進次が見つめていると、愛美が声をかけてきました。
懐かしそうに家を見上げる進次、家は寝る間も惜しんで進次が設計したものでした。
「ただいま」
そう言って家に入って来た愛美と進次は、今日のご飯がすき焼きと知り動揺します。
多恵、進次、愛美、それぞれ望美に負い目があったのです。
25年前の事故の日、夕食はすき焼きで、多恵が買い忘れた豆腐を望美が買いに出かけ事故に遭いました。
当初、多恵は愛美におつかいを頼んでいましたが、愛美が嫌がり望美がおつかいに行きました。
進次は自転車の壊れたブレーキを、修理し忘れていました。
多恵は今日から前に進むため、すき焼きをみんなで食べなければならいと言うのでした。

悪夢の現実

久々に家族4人で食卓を囲み進次は感激、そんな中、インターホンが鳴ります。
訪れたのは、望美のクラスメイトだった結人。
おじさんになった結人に再会し動揺する望美は、結人にモモを返すよう多恵に言われたものの、手渡すその手を本からなかなか放しませんでした。

テーブルについた結人を、望美はジッと見ます。
結人は望美が褒められた作文のことを覚えていました。
結人が教師をしていると知り、望美は薄っすら笑みを浮かべます。
ところが突如、教師を辞め結婚式や葬式で友人の振りをする代行業をしていると結人が言い、素敵な大人になった振りをするよう多恵に頼まれたと暴露。
更に、現在は望美が作文に書き夢見たような差別のない世界ではなく、目覚めない方が良かったと言い放ちます。
怒った多恵は結人をビンタ、結人が帰ろうとすると望美は子供のように大きな声で泣き出しました。

代行費をテーブルに叩きつけ結人が帰ると、今度は、愛美は一緒に住んでおらず、進次と多恵は離婚し進次には新しい家庭があると愛美が暴露します。
号泣する望美を抱きしめる多恵、愛美と進次は家を後にします。

思い出のカセットテープ

怒り心頭の結人は、自宅アパート前を塞ぐ自転車を蹴散らします。
夜、元恋人・相沢のマンションを訪ねた愛美でしたが、部屋には藤子が居ました。

帰宅し大量の缶ビールを空ける進次、そこへ達也が現れ冷蔵庫から飲み物を取り出し部屋に戻ろうとします。
達也を注意しようとする進次でしたが、結局、何も言えませんでした。

そんな中、多恵は望美の部屋の床に布団を敷き、望美は小さなベッドに座っていました。
頭を撫でようとする多恵を、望美は拒絶します。
多恵が出た後、ベッドで背を丸め、望美はラジカセで録音したインタビューテープをヘッドホンで聞きながら涙します。
女子アナになるのが夢だった望美は、よく家族にインタビューをし録音していました。
望美は読書感想文を書くにあたり、結人からモモを借りたことを多恵に話していました。
結人から勉強を教わり、結人の教え方が上手いと望美は多恵に言っていました。
多恵は望美の気持ちに気づき、告白するよう勧めていました。

結人の25年の後悔

翌朝、多恵が望美を起こしに来ると、部屋に望美の姿はありません。
杖を突きながら通りを歩く望美、行先はかつて通っていた小学校でした。
望美が小学校の校庭を眺めていると、多恵から連絡を受けた結人が捜しに来ました。
小学校の校舎は建て替えられ、望美の知る小学校ではありません。
望美を連れ帰ろうとする結人の言葉をよそに、望美は歩いて行きます。

図書館に辿り着くと、図書館は以前と変わっていませんでした。
望美と結人は図書館に入り、結人は図書館を懐かしんでいました。
「長いこと眠っていた。もう誰もいない。全ては過ぎ去った」
望美はモモの一節を呟き、自身の容姿や声を否定し目覚めなければ良かったと泣きながら言います。
教えるのが上手いから教師になれば良いと言う望美の言葉で結人は教師になりましたが、問題があり今は教師を辞めていました。
昨夜、結人は目覚めなければ良いと言いましたが、望美は結人の初恋の相手で望美が事故に遭い想いを告げられず後悔、25年経ち、その想いが告げられ悔しさを晴らせたので望美の目が覚めて良かったと伝えます。
「結人くんだ」
望美は笑顔を浮かべ、何度も繰り返し言うのでした。

諦めていた多恵

多恵が戻ると、望美は自宅の前に立ち尽くしていました。
望美は時岡という表札を見て、今は時岡望美であることを自覚します。

リビングのソファーにある姿見は布で覆われていましたが、望美は布を外し鏡に映し出された自身の姿を見つめます。

望美が目覚めると信じて介護し続けた多恵でしたが、望美が35歳の誕生日を迎え諦めていました。
病室のベッドで眠り続ける望美に弱音を吐く多恵は、窓の方を向きむせび泣いていました。
そして、その時、望美は目覚めたのです。

2話のあらすじネタバレ

不慮の事故から25年、現実に馴染めない望美

時岡望美(柴咲コウ)は25年前の事故の夢を見ていました。
夕暮れ時、若く綺麗な母・多恵(鈴木保奈美)が豆腐を買い忘れ、7歳のかわいい妹・愛美におつかいを頼みます。
嫌がる愛美に代わり、10歳の望美が自転車でおつかいに出かけました。

会社から帰宅途中の若くて頼りがいのある父・進次(田中哲司)と望美はすれ違い、この時、進次は望美の自転車のブレーキを修理していなかったことを思い出します。
下り坂に差し掛かりスピードがのる望美の自転車、ブレーキが利かず望美は事故に遭います。

朝、自分の部屋の小さなベッドで目覚めた望美は10歳に戻っていることを期待しましたが、手鏡に映したその顔は35歳の望美でした。
何か冷たさを感じた望美は、おねしょかと思い布団の中を覗き込み、死んでしまいそうな恐怖を感じます。

望美を起こしに来た多恵は、望美の異変に気づき布団を覗き込むと生理でした。

ダイニングテーブルに向い座る望美に、多恵は朝食の用意をしながら25年経ち大人になっていることを念押しします。

望美の洋服を買いに行くことにした多恵は、望美を連れショッピングモールに出かけます。
大人であることを望美に要求し急かす多恵は、かわいいものを選ぶ望美に35歳相応の服や靴を勧め、ファミレスでお子様ランチを頼もうとするとリゾットセットを頼みます。

ランチを終え、ベッドを買いに来た多恵は、望美が居ないことに気づき慌てて捜します。
望美は、ショッピングモールのロビーに設置された子供のための遊具・エアートランポリンの列に並んでしました。
エアートランポリンで遊びたがる望美に、もう大人だからと多恵は語気を強めるのでした。

問題を抱える別れた家族

翌朝、仕事に出かける多恵は、何かあったら連絡するよう望美にスマホを渡します。
GPSで望美が何処にいるか分かると説明する多恵でしたが、望美にはGPSが分かりません。

その頃、大手広告代理店に勤める愛美(橋本愛)は、打ち合わせに行く途中、元恋人で営業部課長・相沢秀男(細田善彦)から後輩の林田藤子(大友花恋)と結婚を考えていると告げられショックを受けます。

一方、夜、帰宅した進次は、リビングの惨状に驚きます。
再婚した妻・加奈(富田靖子)の連れ子・達也(竜星涼)が、加奈の知り合いに紹介してもらった会社への再就職を加奈が勧め暴れたのです。
達也は以前就職した企業がブラック企業だっため会社を辞め、以来、引きこもるようになりました。
憤る進次は、飲み物を取りに来た達也を注意しますが、加奈は進次を制し余計なことはしないと達也に謝るのでした。

家族が別れた理由を知る望美

翌朝、多恵は仕事に出かけ、望美はダイニングテーブルに向い、算数ドリルをしていました。
家の電話が鳴り恐る恐る出ると、電話を掛けてきたのは進次でした。

25年前家族とよく食べに来た洋食屋に望美は進次と訪れ、多恵と進次が別れた理由を知ります。
望美はナタデココを頼みましたが、もうナタデココはメニューになく望美が好きだったオムライスを進次が頼み、待っている間、望美に尋ねられた進次は多恵と別れた理由を説明します。
望美が事故に遭って以来、望美が目覚めると信じ多恵と進次は懸命に望美の看病に務めました。
4年経ったある日、望美が肺炎を患い人工呼吸器が必要になり、担当の医師から目覚める可能性はないと言われます。
望美を楽にさせたいと考える進次は、反対する多恵と連日のように口論になります。
「私はあなたのような弱い人間じゃない」
多恵に最後に言われたこの言葉で、進次は心が折れたのでした。
そして、進次は、自転車のブレーキを修理しなかったことを望美に謝ります。

そんな中、愛美がデスクで仕事をしていると、向かいの相沢の席に置いてあったスマホの着信音がします。
相沢は離席中で、愛美は無断で相沢のスマホに届いた藤子からのメッセージを読みます。
相沢は藤子のために、ガストロノミー『ジョエル・ロブション』という高級レストランを予約していました。
相沢に高級レストランへ連れて行ってもらったことのない愛美は怒り心頭、すると愛美のスマホに非通知の着信があり、電話に出ると望美でした。
望美は多恵と一緒に住まない理由を愛美に尋ねます。
望美が事故に遭って以来、多恵は愛美のことはかまわず望美の看病に掛かりきり、その内、多恵と進次の口論が絶えなくなり、豆腐を買いに行かなかった自分が悪いと思い愛美の心は傷ついたのです。

ストーカーそのものの愛美

一方的に望美の電話を切った愛美は、スマホで代行業を検索、望美の初恋の相手・広瀬結人(坂口健太郎)を指名し恋人代行を依頼します。

夜、待ち合わせ場所に来た結人は愛美を見て驚きます。
3時間2万円、デートにかかる費用は全て愛美持ち、手つなぎハグまでは可能でしたがキス以上はNG、結人がシステムの説明を終えると、ふたりはジョエル・ロブションへ行きます。

愛美は偶然を装い、先に来ていた相沢と藤子に結人をIT社長と紹介します。
藤子はクライアントの重役の娘で、出世に有利になると藤子にそそのかされ相沢が騙されていると愛美は思い込んでいました。
呆れる結人でしたが、仕事上、愛美に話を合わせていました。
食事を終え、愛美と結人に会釈し店を出る藤子と相沢、よりを戻せると思い込む愛美は相沢にメールしようとします。
3時間が経ち、帰ろうとする結人でしたが、愛美の言動がストーカーであると指摘、激高した愛美は結人を置いて席を立つのでした。

親友・ユキとサオリに再会する愛美

同じ頃、ダイニングテーブルでノートパソコンに向かい多恵は仕事、斜め向かいに座る望美は勉強をしていました。
進次も愛美も望美の事故の責任を感じており、望美はふたりのことを多恵が怒っているのか尋ねます。
すると、多恵は事故は豆腐を買い忘れた自分の責任だと言います。
部屋に戻った望美は、ヘッドホンをしてラジカセで当時録音したインタビューテープを聞きます。
アナウンサーを夢見る望美は、公園でユキとサオリに将来の夢をインタビュー、ユキは保育園の先生、サオリはケーキ屋さんでした。
「早く大人になりたい」
望美がそう叫びながらエアートランポリンで3人で遊んでいると、結人が通りかかり誘います。
結人は断り、ユキとサオリに結人が好きか尋ねられ、望美は顔が赤くなったことを突っ込まれていました。

翌日、望美は結人を捜しに図書館を訪れると、予想通り結人は図書館で本を読んでいました。
望美は結人に頼み、ユキとサオリをカフェに呼び出してもらいます。
変わり果てた姿に驚く望美、当時の将来の夢とは違いユキは非正規で会計事務所勤務、サオリは専業主婦で2人の子供の母親でした。
ユキとサオリは中学・高校が同じで、当時の写真を見てふたりで盛り上がります。
望美を挟みユキとサオリは、3人の写真を結人に撮って貰うのでした。

不公平、10歳に戻りたい望美

ユキとサオリのふたりと別れ帰路に就く望美と結人、親友に会えてよかったと言う望美に、ユキとサオリは自分たちより不幸な望美に会い優越感に浸りたいだけだと、結人はユキとサオリを揶揄します。

親友の悪口を言われ怒る望美に、結人は現実を見せようとサオリのインスタグラムを見せます。
サオリは3人で撮った写真とともに「リアル浦島太郎状態。かわいそう」と投稿していました。
それでも、望美はユキもサオリは良い人だと結人を責め、ひとり先に帰ります。

家に着いた望美は自転車に乗り、心配する結人をよそに行ってしまいます。
走って望美を追う結人、下り坂に差し掛かり自転車はスピードにのり、しかし望美はブレーキを掛けません。
「望美!」
絶叫する結人、望美は崖の直前でブレーキを掛けました。

望美は、25年前に戻れるかもしれないと思っていました。
ユキやサオリのように進学も出来ず、夢だったアナウンサーになれず不公平だと思う望美、しかし、そんな望美に多恵は大人になることを急がせました。
無理だと言う望美に、結人は大人に成らなくても良いと言うのでした。

成長を誓う望美

望美は結人とショッピングモールに行き、気に入った服と靴を買って貰い、エアートランポリンで遊び、子供を満喫します。

夕方、多恵が帰宅すると、望美にメールで呼ばれた進次と愛美が居ました。
帰宅した望美は、買ってきた豆腐4丁をダイニングテーブルに出し、事故に遭ったのは進次や愛美、そして多恵の責任ではないと言います。
自転車に乗れるようになったのが嬉しくて、わざと寄り道し坂道を通った望美の責任だと、事故に遭ったことを家族に謝ります。
すると、多恵と進次、望美が豆腐を食べ、最後に愛美も豆腐を食べます。
愛美は25年ぶりに豆腐を食べました。
そして、望美はダイニングテーブルを囲む家族に、結人に言われた成長を誓うのでした。

3話のあらすじネタバレ

今のママに慣れない望美

25年前の今村家、10歳の望美が若くて綺麗な母・多恵(鈴木保奈美)に叱られ、妹・愛美とリビングで泣いていました。
望美は知らないおじさんに道を尋ねられ、郵便局までついて行きました。
そんなふたりに背を向け、多恵はキッチンのシンクに向かい家事をこなします。
困っている人を助けただけなのに、望美には多恵が怒る理由が分かりませんでした。
帰宅した父・進次(田中哲司)は、望美に謝り方を耳打ちします。
この時、何を言ったか思い出せない35歳の時岡望美(柴咲コウ)、目覚めると白髪の多恵が覗き込んでいました。

先日、成長を宣言した望美でしたが、ひとりでは起きられず、部屋も散らかり放題。
そのことを、朝から口うるさく言われ、望美は今のママには慣れないと思うのでした。

結人より学習塾

朝食を終えた望美の食器を、多恵がダイニングテーブルから片づけると、望美が洗い物を買って出ます。
出勤の支度を終えた多恵がリビングに戻ると、望美は既に勉強していました。
多恵はキッチンに行き、フライパンを洗い直します。
汚れが落ちておらず、多恵は望美を注意します。
ふと多恵は、望美が成長を宣言した理由を尋ねると、クラスメイトだった元教師・広瀬結人(坂口健太郎)のアドバイスでした。
結人の影響と知り、多恵は複雑な顔をします。

望美は小学生の頃と変わらず教えるのが上手い結人に勉強を習いたいと多恵にお願いしましたが、多恵は反対し学習塾へ望美を連れて行きます。
教室の生徒たちは、35歳の望美のことを不思議そうに見るのでした。

不愉快なフォロー

愛美の元恋人で営業部課長・相沢秀男(細田善彦)と愛美が、会議室でクライアントにイベントの企画をプレゼン。
クライアントからの質問に、相沢はアイコンタクトで愛美に助けを求め、愛美は透かさず質問に対応し相沢をフォロー。
そんなふたりを見て、相沢の恋人で愛美の後輩・林田藤子(大友 花恋)は怪訝な顔をするのでした。

達也とキャッチボール

20年前に進次が販売を担当した家で、進次はアフターサービスの一環で網戸の張り替えをしていました。
その家の父子のキャッチボールを見て、義理の息子・達也(竜星涼)が幼い頃、キャッチボールをしたことを進次は思い出します。

夜、帰宅した進次は、このままではいけないと思い、制止する妻・加奈(富田靖子)の言葉も聞かず、部屋に引きこもる達也のもとへ向かいます。
ドアをノックし、進次は達也に言葉のキャッチボールを呼びかけます。
中学の頃から、達也が実の父子でないことを気にし始め、互いに遠慮するようになりました。
達也からの応答はありませんでしたが、突如、ドアが開きます。
世の中見た目と達也が言い、整形費用の100万円を要求するのでした。

望美に逃避する進次

学習塾から連絡があり、子供たちが落ち着いて勉強できないことを理由に、望美は入塾を断られます。
多恵は、個別指導にすべきだったと後悔します。

翌日、自室で勉強していた望美でしたが集中できず、結人からの電話を期待、するとスマホが鳴ります。
進次からでした。
幼い頃、家族で食べに行った洋食屋で、望美と進次は落ち合います。
望美は小学5年の算数をしていましたが、理解できずに困っていました。
結人に習うことを多恵に反対されていた望美は、進次に相談します。
宣言通り成長しようとする望美に、進次は感心します。
望美のために多恵に抗議するという進次でしたが、突如現れた多恵に動揺。
多恵はGPSで望美の行動を把握していました。
多恵と進次は口論になり、進次は逃げるように店を出るのでした。

酒乱のストーカー愛美

一方、先日プレゼンした企画が採用され、愛美の部署は沸き返っていました。
相沢にお祝いを言おうとする愛美でしたが、相沢は無視し藤子のもとへ急ぎます。

その夜、イラつく愛美は、愚痴聞き代行に結人を指名、居酒屋に呼び出しました。
相沢と藤子の愚痴をこぼし、悪酔いした愛美は結人を引き連れ相沢の住むマンションに突撃。
愛美は泣きながら喚き散らし、止める結人ともみ合いになり街路樹で頭を打ちます。

子離れできない多恵

愛美が気がつくと、優しくて綺麗な多恵の顔が見えましたが、嫌いな白髪の多恵でした。
愛美の家が分からず、結人が時岡家に連れて来たのです。
愛美はリビングのソファーに横たわり、多恵は怪我をした愛美の顔の手当てをしていました。
お風呂上がりの望美がリビングに顔を出し、愛美が戻って来たかと思い喜びます。

結人に勉強を習うことを望美は多恵に懇願しますが、多恵は許しません。
そんな多恵に、愛美は望美が目覚めてから楽しそうじゃないと指摘、結人に習うのを反対するのも子離れできないことが原因と言い放ちます。
多恵に部外者呼ばわりされ、愛美は時岡家を後にするのでした。

望美のリア充代行

翌日、自宅のアパートに居た結人は「元気か」とメッセージを入力しましたが、望美に送信するのを止めます。
すると、望美から電話が掛かってきました。

夕方、望美と結人は思い出の図書館で落ち合い、望美は結人に勉強を習います。
そんな中、キャンセルが発生しリア充代行のパーティー参加者が不足していると、代行業者から連絡来ます。
望美はリア充に興味を示し、現代のことを知りたいとパーティーに参加します。
パーティーに参加した望美は、参加者全員が代行業と知り驚きます。
パーティーは盛り上がり、気がつけば結人が禁止していた酒を、望美は主催者と呑んでいました。

望美のことは一番知るのは多恵?

結人は酔っ払った望美を、時岡家に送り届けます。
連日、娘たちを泥酔させる結人に、多恵は怒りをあらわにします。

自室のベッドで眠る望美、帰ろうとする結人に、多恵はスマホに登録された望美の電話番号の削除を要求します。
望美を束縛する多恵に苦言を呈する結人でしたが、望美のことは一番知っていると多恵が反論します。
結人が教師をしていた頃よく見た、子供のことを理解しようとしない保護者の典型でした。
そんな多恵に結人はどんな子供にも隠しごとはあると諭し、望美が自転車で坂道を下り25年前に戻ろうとしたことを教えます。
今でも教師かのような口ぶりに不快感を覚える多恵は再び削除を要求、結人は電話番号を削除したスマホの画面を見せ時岡家を後にするのでした。

多恵の監視

翌朝、目覚めた望美は、頭痛に見舞われ人生初の二日酔いを経験します。

多恵は天井に監視カメラを設置、多恵のスマホに映像が送られると知り、望美は現代の技術に驚きます。
そして、望美のスマホから結人の電話番号は削除され、外から玄関のドアに鍵を掛けられ、望美は家から出られなくなりました。

今の多恵はママじゃない

自室で困惑する望美は、1本のカセットテープを取り出します。
10歳の望美は、進次に教えて貰った方法で多恵に謝っていました。
多恵に感謝の気持ち込めた謝罪の手紙を望美が読むと、多恵は笑って望美を抱きしめてくれました。
これだと思った望美でしたが、手紙に何を書けば良いのか分かりません。
望美は監視カメラの目をかいくぐり、窓から出て家を脱出、しかし早く帰宅した多恵が立っていました。

結人のところへ行こうとする望美を、多恵は厳しく叱ります。
そんな多恵に、望美は変だと反論します。
どんなに怒っていても優しく抱きしめてくれたかつての多恵、家族みんなが多恵のことが大好きで多恵の顔さえ見ていれば家族は幸せでした。
しかし、今の多恵は違いました。
「大好きだったママじゃない」
そう言い捨てて、望美は走って結人のところへ向かうのでした。

ママ大好き

望美が図書館に行くと、案の定、結人が居ました。
どうして良いか分からず、結人に相談します。
しかし、結人は成長のために自分で考えるよう促します。
望美は何も思いつかず、結人は気分転換にカフェに連れ出します。
テラス席に座り、望美はクリームソーダ、結人はコーヒーを飲んでいました。

望美は目覚めてから、何か大切なことを多恵にしようと思っていましたが思い出せずにいましたが、突然、思い出します。
そして、望美は結人に手紙の添削をお願いするのでした。

一方、多恵は自動車整備工場へ行き保険の営業をしていましたが、水をかけられ追い返されます。

夕方、帰宅した多恵は、望美の部屋で望美のお気に入りの亀のぬいぐるみ・デデを抱きしめていました。
望美が眠っていた頃、多恵はデデに愚痴を聞いて貰っていたのです。
望美が帰宅すると、望美が10歳の頃、手紙を読んで謝った時のように、多恵はキッチンでお米を研いでいました。
望美は25年間の介護の感謝を綴った手紙を読み、多恵にハグして「ありがとう」を言いたいと言います。
しかし、多恵の反応はなく望美は手紙を多恵の傍にそっと置きました。
多恵はおもむろに手紙を手に取り、読み始めます。
10歳の頃の拙かった字と違い、しっかりとした字になっていました。
手紙を読み終えた多恵は、週2回、結人に望美の勉強を見てもらうことにします。
大喜びの望美が「ありがとう」と言い多恵に抱きつくと、多恵は「良かったわね」と言いました。
そして、望美は満面の笑みで「ママ大好き」と言うのでした。

4話のあらすじネタバレ

多恵の日記帳

25年前のある夜、時岡望美(柴咲コウ)の母・多恵(鈴木保奈美)は、ダイニングテーブルに向い日記を書いていました。
日記は望美が生まれた日から書かれ、この日の日記には、望美が好きなオムライスを食べ、お腹をこわしたことが書かれていました。
リビングに来た10歳の望美は、日記帳の表紙に描かれたトンボの絵に気づき、多恵にトンボが好きな理由を尋ねます。

そして現在、朝、目が覚めた多恵は日記帳を手に取ります。
日記帳の表紙には、トンボが描かれていました。

鬱陶しい多恵

35歳の望美が目を覚ますと、多恵が望美の部屋に設置した監視カメラを外していました。

今日、多恵は仕事が休みで、望美を誘いショッピングに出かけカフェでお茶をします。
望美は、何故か多恵を疎ましく感じてしまうのでした。

藤子と壮絶なバトル

その頃、大手広告代理店に勤める望美の妹・愛美(橋本愛)は上司に呼び出され、担当するイベントのプロジェクトを外されていました。
先日、元恋人で営業部課長・相沢秀男(細田善彦)のマンションを酔った勢いで襲撃、復縁を迫り醜態を晒す様子が撮影され、その動画がネットに拡散されていたのです。
相沢の恋人で愛美の後輩・林田藤子(大友 花恋)の仕業でした。

犯人が藤子と知り、愛美は藤子にビンタを見舞い、反撃してきた藤子と社内の廊下で壮絶なバトルを繰り広げてしまいます。

リストラ対象の進次

一方、多恵と別れ別の家庭を築く望美の父・今村進次(田中哲司)は、勤めるハウスメーカーで早期退職を迫られていました。
住宅ローンもまだ残っており、動揺する進次。
会社はAIやSNSを使い、効率的に営業することを目指していました。
顧客のアフターケアから仕事につなげる進次のようなアナログ的な社員は、もはや必要としていなかったのです。

夜、帰宅した進次は、妻・加奈(富田靖子)にリストラの件を話すことが出来ませんでした。

望美は中学生

翌日、そわそわする望美、今日は望美の初恋の人で元クラスメイト・広瀬結人(坂口健太郎)が、初めて家庭教師に来る日でした。
望美は結人に教わることが決まってから勉強が捗り、既に小学6年生まで終えていました。
結人は小学生のおさらいをしてから、中学の勉強を教えることにします。
望美は、中学生になった気になり浮かれるのでした。

勉強を終え帰宅しようとする結人に、あくまで家庭教師であると多恵は釘を刺します。
そんな多恵に、成長しようとしている望美から距離を置くよう結人はアドバイスを送ります。

望美は通うはずだった中学校を訪れ、下校中の3人の女子中学生と意気投合。
中学の制服を買い、制服に着替えた望美は、3人とタピオカを飲みに行きました。

夕方、帰宅した望美の制服姿を見て、多恵は驚きます。
中学生の友達が出来たと聞き、中学生が望美を相手にするはずがないと思う多恵は、その娘たちと付き合わないよう注意します。
「うるさいなぁ」
思わず呟いてしまい自らの言葉に驚く望美でしたが、それ以上に多恵は驚き固まってしまうのでした。

キスはNG

一方、愛美は、クライアントの娘でもある藤子にケガを負わせ、庶務へ異動になります。

その夜、愛美は結人を愚痴聞きと恋人代行で指名し、居酒屋に呼び出しました。
元の部署に戻すという相沢を信じる愛美に、結人はいつものビジネストークはせず苦言を呈します。
すると、愛美が泣き出してしまい、困った結人は愛美を慰めます。
愛美はハグまでは許されることを確認し、結人の胸に顔を埋めます。
頭をポンポンしてくれる結人にキスを迫る愛美でしたが、結人はキスはNGと愛美を止めるのでした。

望美、初めての補導

翌日、家庭教師に来た結人に、望美は多恵の愚痴をこぼします。
語尾が「ですけどー」と変わり中学生に馴染む望美、結人は似合わないと注意します。

女子中学生から連絡があり、勉強そっちのけで結人を誘い待ち合わせ場所へ向かいます。
広場で3人の中学生と会う結人でしたが、ノリについて行けず帰ってしまいました。

先輩に頼まれ断れないという3人に騙され、望美はタバコを買わされます。
すると物影に隠れ3人がタバコを吸おうとした時、通りかかった警察官に望美たちは補導されるのでした。

ニートさんに怯える今村家

夕方、警察署に進次が望美を迎えに来ました。
望美は突如、進次の家に行きたいと言いだし、やむを得ず進次は望美を家に連れて帰ります。
突然の望美の訪問に慌てる加奈、紅茶を淹れようとする加奈のスマホに、よりによって息子・達也(竜星涼)からメッセージが届きます。
動揺する加奈は進次に相談、取り敢えず進次を刺激しないよう、望美も連れていつものようにソファーの裏に隠れます。
変だと思う望美は、キッチンに来た達也に義理の姉と自己紹介し挨拶、そして悪気もなく達也をニートと呼び怒らせてしまいます。

夜、進次に送られ帰宅する望美を、多恵が玄関で待ち構えていました。
進次の家に行っていたと知り怒り心頭の多恵に、「ムカつく」と言い捨て望美は部屋に籠もるのでした。

友達のピンチに立ち上がる望美

翌日、自室で机に向い勉強する望美でしたが、意味もなく朝からイラつき勉強が手につきません。
そんな中、女子中学生の1人から電話があり、望美は助けを求められたのです。
助けに向かおうとする望美に、多恵は、また騙されると忠告します。
しかし、初めて友達から助けを求められ、騙されても良いと望美は自宅を後にします。
結人につき添ってもらおうと電話した望美でしたが、断られてしまいます。
中学生の3人に望美がナメられていたことを知る結人は、多恵と同じ意見でした。
他の大人と同じことを言う結人に失望し、望美は代行業で小学校に授業参観に来ている結人に、何故、教師を辞めたのか問い詰めます。
「話す声は聞こえるし言葉は聞こえてくるのですが、話す人の心は聞こえてこないのです」
二度と教師をしないと答える結人に、ミヒャエル・エンデ作『モモ』の一節を望美は投げかけます。
教室に入った結人はイジメに気づき、イジメられている子の教科書を取り返すのでした。

トンボのひみつ

望美の部屋の棚の上に並ぶカセットテープの中から、『トンボのひみつ』というタイトルの1本を多恵が見つけます。
そのテープを多恵がラジカセで聞くと、トンボが好きな理由を女子アナを目指す望美が、多恵にインタビューするものでした。

トンボは前にしか飛ぶことが出来ず、勝利や逃げないことを意味する象徴でした。
それを知った多恵は、家族のために逃げずに頑張ろうと決めたのです。
愛美がトンボの絵を描き、多恵はその絵を日記帳の表紙にしていました。
寝室に戻り、多恵は日記を読み返します。
望美の誕生から始まったその日記は、望美が事故に遭った日で終わっていたのです。

望美の反抗期

GPSを頼りに繁華街をうろつく望美は、男に無理矢理ホテルに連れ込まれようとする助けを求めた女子中学生をやっと見つけます。
2人の間に割って入り中学生を逃した望美でしたが、逆上した男に今度は望美がホテルに連れ込まれそうになります。
そこへ、多恵が現れ、身を挺して男から望美を守るのでした。

多恵は帰宅すると、望美に自分の行動に責任を持つよう注意します。
望美は心とは裏腹に、何故か多恵に反抗してしまいます。
すると、突如、多恵の目が涙で潤むのでした。

望美が寝たきりになって5年ほどしたある日、ふと、多恵は望美も中学生になる年頃だと思います。
反抗期を見ることが出来ないと思った瞬間、多恵は望美と死のうと思い望美の首に手をかけていました。
その時、窓辺に1匹のトンボが止まり、諦めるなと言っているように思えた多恵は思いとどまったのです。
そして、今、望美の反抗期が見ることが出来ました。
すすり泣く多恵に、トンボのハンカチを手渡した望美は、多恵が少し小さく見えたのでした。

教師を辞めた理由

翌日、望美は図書館で結人に会います。
昨日の望美の話を聞き、結人は望美の反抗期が終わったと思います。
電話で嫌なことを言ってしまい反省する望美は、結人に謝りタピオカを飲みに誘います。
望美の行動を不思議に思う結人、昨日、結人は何度も望美に電話し留守電を残していました。
望美は留守電をチェックしておらず、留守電を聞くと望美を心配する結人のメッセージが何件も残っていました。
そして、その内の1件は教師を辞めた理由を明かすというもので、メッセージを聞き終えた望美は結人に理由を尋ねます。

結人が初めて担任を受け持ったのは小学4年生のクラスで、結人はそのクラスで1人の自殺者を出してしまいました。
初めての担任で疲れ果て、イジメがあると知りつつ、結人は見て見ぬ振りをしてしまったのでした。
後悔する結人の頭を撫で、その時、傍に居たかっと望美は言います。
そして、驚く結人に、望美が傍に居てくれて良かったと思ってもらえるように成長すると誓うのでした。

5話のあらすじネタバレ

ズルい大人

25年前の今村家、バラエティー番組でも活躍できる女子アナを目指す10歳の望美は、3歳違いの妹・愛美をアシスタントに『新婚さんいらっしゃい』の司会を務めます。
ゲストは、若くて綺麗な母・多恵(鈴木保奈美)と頼りになる父・進次(田中哲司)でした。
ふたりは同じ会社に勤め、多恵が進次を好きになり猛アタック、しかし進次は多恵を相手にしませんでした。
進次を振り向かせたい多恵は…。

朝、目覚まし時計の音で夢から覚め、自室で目を覚ました時岡望美(柴咲コウ)は、10歳の頃を懐かしく思います。
以前は、10歳の頃が現実で35歳の今が悪夢で、違和感を覚えます。
起こしに来た多恵に、ひとりで起きられると望美は強調、もう子供ではないことをアピールします。

多恵と向かい合わせに座り、望美はリビングで朝食を摂ります。
25年前に教えて貰った進次を振り向かせた方法を尋ねましたが、多恵は覚えていないと言います。
誤魔化す多恵を見て、望美は大人はズルいと思うのでした。

望美と結人は既に交際?

自室で机に向い高校の勉強をする望美、その隣には小学生の頃のクラスメイトで望美の初恋の人、広瀬結人(坂口健太郎)が居ました。
今日は結人の家庭教師の日で、結人は望美の横顔を見つめていました。
知識欲が収まらず何から手をつけて良いのか分からない望美に、結人はヘンリック・イブセン作『人形の家』を勧めます。
人形の家は、主人公・ノラが夫への依存から脱却、独立して家を出る話で、あらすじを説明する結人の傍に寄り、望美はウットリと聞いていました。
その近さに結人が動揺すると、望美は付き合っているから構わないと言います。
先日、図書館で望美が言った、傍に居て良かったと思われるよう早く大人になるというのは、望美的にはずっと一緒に居るという意味でした。
それに対して、結人は「分かった」と答えたのです。
望美にどう思っているか問い詰められた結人は、望美の心が35歳になるまで待った方が良いと言います。
そんな結人を、他の大人と同じく誤魔化していてズルいと望美は思うのでした。

相沢には愛美が必要?

庶務課に異動した愛美(橋本愛)は、倉庫で防災品のチェックをしていました。
そこへ、仕事に行き詰まった元恋人で営業部課長・相沢秀男(細田善彦)が、愛美に助けを乞いに現れました。
インパクトがないと、クライアントに宣伝イメージを突き返されたのです。
断る愛美でしたが、営業に戻すと言われモノクロにするようアドバイス、そして相沢のネクタイを締め直してあげるのでした。

家を売りたい

完成した新築の家を、進次が購入予定の家族に案内、喜ぶ家族の姿を見て、進次は25年前のことを思い出し、新築した家の前で撮影した家族写真を取り出します。
そんな進次に、支店長から早期退職の件でスマホに電話があり、進次は家を売りたいと懇願します。
納得した支店長でしたが、東京に残れる保証はありませんでした。

夜、進次が帰宅すると、妻・加奈(富田靖子)は進次に背を向けたままキッチンで夕飯の支度を続けます。
不審に思った進次が、振り向かせると加奈の顔にはアザがありました。
引きこもりの息子・達也(竜星涼)の仕業で、先日、望美と会って以来、これまで以上に荒れていたのです。
進次は反対でしたが、加奈は達也に要求された整形費用100万円を、明後日の達也の誕生日に渡すつもりでした。

望美が勝手に交際宣言

翌日、仕事に出かける前に、望美の部屋に立ち寄った多恵は、結人に騙されることを心配し、あくまで家庭教師と釘を刺します。
結人のことを悪く言われ頭に来た望美は、既に結人と付き合っていると多恵に交際宣言します。

図書館に出かけ、望美は交際宣言したことを結人に伝えます。
驚く結人にキスを迫る望美でしたが、結人は恋人代行に出かけるとはぐらかします。
結人が他人のフリをする代行業を嫌う望美は、教師に戻るようアドバイスしますが、結人は教師をしない言い訳を並べます。
望美は、結人が誤魔化していると思うのでした。

望美と愛美が姉妹喧嘩

夜、居酒屋で呑みながら愛美の愚痴を聞く結人、恋人代行で結人を指名したのは愛美でした。
愚痴をこぼす愛美に、結人は恋人代行の仕事としてではなく、結人としてアドバイスを送ります。
愛美の夢はグラフィックデザイナーでしたが、多恵の愛情に飢えている愛美は多恵が認めるような大手の広告代理店に勤めました。
金を支払って元恋人と会社の愚痴をこぼしても意味はなく、応援するから再びグラフィックデザイナーを目指すよう結人は言います。
ハグまでは許されることを確認して結人の隣に座り直した愛美は、結人に抱きしめてもらいます。
目を閉じていた愛美が目を開けると、望美が立っていました。
恋人代行と聞き、結人を尾行していたのです。
望美を交え呑み直し、愛美はこれまでの男運の悪さの愚痴をこぼします。
きわどい話題になり、結人は席を外しトイレに逃げました。
望美は愛美にも結人と交際すると宣言、しかし愛美も反対します。
結人がトイレから戻ると、ふたりは口論しており、結人をひとり残しふたりとも帰ってしまいました。

帰宅した望美は、結人との交際を愛美にも反対されたと多恵に伝え、自身のことばかり構っていないで愛美のことを心配するよう言い放つのでした。

遂に加奈が爆発

翌日、進次が出社すると、青森支店への異動辞令が掲示されていました。
放心状態の進次に、望美からスマホに電話が来ます。
いつもの洋食屋で望美と進次は会い、望美は結人との交際について相談します。
しかし、結人のことをあまり知らない進次は、多恵や愛美と同じように賛成しませんでした。
ましてや、今の進次に望美を構う余裕などなく、ビールを呑み弱音を吐きます。
幼い頃、進次のお嫁さんになりたいと思っていた望美は、そんな進次に失望し店を飛び出すのでした。

夜、進次が帰宅するとテーブルにご馳走を並べ、ひとり加奈が待っていました。
今日は、達也の誕生日だったのです。
達也に100万円を渡さないと決めた進次でしたが、既に加奈が渡していました。
望美と会っていたと知った加奈は、自身のことを愛していないと進次を責めます。
加奈は進次の財布に、望美たちと写る家族写真が入っているのを知っていたのです。
スマホの壁紙は加奈たちの写真を設定していると言い訳する進次に、遂に加奈はキレてしまい爆発します。
かつて、進次は加奈との見合いを断り多恵と結婚、互いに離婚した後に再会し、ふたりは結婚しました。
加奈は自身のことを多恵よりつまらない女だと思っており、進次が離婚していなければ出戻りの子持ちとは結婚しないと思っていたのです。
進次と騒ぎを聞きつけリビングに姿を見せた達也に、あらゆる物を投げつけ、ふたりに出ていけと加奈は言い放つのでした。

大人が交際するということ

翌日、今日は家庭教師の日で、結人が望美の部屋に来ていました。
代行業の連絡があり、教師に戻ろうとしない結人を望美が責めます。
そして、自身と交際できない理由を結人に問い詰めます。
激怒した結人は、大人が交際するには、経済的なことなど様々クリアしなければならない問題があると教え、部屋を飛び出します。

夜、帰宅した多恵に、望美は結人と別れたと告げるのでした。

愛美の決断

翌日、新築の家を営業が家族に案内しに来ると、加奈に追い出された進次が呑み散らかし寝ていました。

その頃、愛美は、相沢が申請した書類では経費が落ちず、書類を返しに営業部に現れました。
部長と話していた相沢のもとへ行くと、相沢は愛美のアドバイスを自らの手柄のように振る舞い、愛美は必要ないと部長に言っていました。
会社を辞める決意をした愛美は相沢のネクタイを締め上げ、書類をまき散らし営業部を後にするのでした。

モモになる望美

望美は自室にあった『新婚さんいらっしゃい』と書かれたカセットテープを取り出し、ラジカセで聞いていました。
多恵が進次を振り向かせた方法が、録音されていました。
多恵は進次の事情を理解せず、一方的にアタックしていたことを反省し進次の話を聞くことに徹しました。
当時、進次の家は経済的に苦しく、両親の勧める縁談を受ければ家計が助かり、親孝行の進次は受けるべきか悩んでいたのです。
話を聞いてもらう内、進次には多恵が必要な人だと分かり、両親のことも大切にしてもらえると思い、多恵と結婚したのでした。
多恵は、望美に好きな人の話を聞くようにアドバイスしていました。

自宅アパートに居た結人は、望美に向けた謝りのメッセージを入力したものの、送ることを躊躇っていました。
すると、代行業者から恋人代行の連絡があり、待ち合わせ場所へ行くと望美が待っていたのです。
望美は責めてばかりで結人の話を聞かずにいたことを反省し、ミヒャエル・エンデ作『モモ』の主人公・モモのように黙って結人の話を聞くことにしました。
しかし、望美は黙っていられず話してしまい、そんな望美に結人は行きたいところがあると告げるのでした。

家を出る望美

結人と望美が霊園を訪れると、天野家の墓に1人の女性が手を合わせていました。
結人が担任をしていた時に、自殺したマナブの母親でした。
結人と望美は墓に参り、マナブに教師に戻る許しを乞います。
霊園からの帰り、並木道の途中で立ち止まり、結人は代行業者に辞める旨を連絡しました。
そして、冗談めかしてキスを迫る結人でしたが、もう1箇所行きたいところがあると望美に言います。

夕方、時岡家に帰宅した望美と結人は、ふたりの交際の許しを多恵に懇願します。
しかし、多恵は頑なに交際を反対、自身か結人の選択を迫ります。
結人を選んだ望美に、多恵は出ていけと言い、望美は荷物をまとめて家を出ます。
ふたりは時岡家を後にし、初めて家を出る望美は足が震えていました。
そんな望美に結人が愛を告白、望美は人生で一番不安でしたが、同じく一番の幸せを感じるのでした。

6話のあらすじネタバレ

家を出て初めての朝

25年前の今村家、小学校でイジメられて泣いて帰って来た3歳違いの妹・愛美や、仕事で家が売れずに酔って帰って来た父・進次(田中哲司)に優しく接する10歳の望美。
家の中を明るくしてくれる望美に、母・多恵(鈴木保奈美)は感謝します。
そんな望美に、多恵がアナウンサーを目指す理由を尋ねると、突如、停電に…。

朝、目覚まし時計のアラームで夢から覚め、35歳の時岡望美(柴咲コウ)が目覚めると、そこは恋人・広瀬結人(坂口健太郎)の自宅アパートの部屋でした。
結人はあまり朝は食べないタイプで、望美はひとりトーストを食べ、もう多恵の料理が食べられないことを実感します。

同棲を始めたふたりは、ショッピングモールで生活必需品を買い、そしてアナウンサーを目指す望美のために、結人はリクルートスーツを買うのでした。

酔った進次が時岡家に乱入

大手広告代理店を辞めグラフィックデザイナーを目指す愛美(橋本愛)は、取り引きのあった業者に連絡し就活していました。
しかし、ことごとく門前払いを食らい、電話を切られ取り合ってもらえません。

一方、進次は引き渡し予定の物件で酔いつぶれ懲戒解雇となり、荷物をまとめて会社を後にしました。
その夜、酔った進次が時岡家に不意に現れ、これまでの人生の失敗を全て多恵の責任にし、くだを巻いていました。
ところが、望美が家を出たと知った途端、進次の態度は豹変、多恵に勝ち誇ったかのような態度をとります。
しかし、進次との結婚や離婚、そして25年に渡る望美の看病、全ての選択に悔いはないと、多恵は進次を一蹴、電気を消し2階の自室へ向かうのでした。

就活難航

翌朝、教員の復帰を目指す結人はスーツに身を包み、小学校へ面接に出かけます。
ひとりアパートに残った望美は、履歴書を書いていました。
この時、学歴が小学校中退であることに、望美は気づくのでした。

その夜、結人が帰宅すると、望美はご飯を炊くのを失敗していました。
結人の手応え的には今日の面接は全滅、一方の望美は年齢制限に引っかかっていました。

翌日、愛美はハローワークで進次に遭遇、愛美はキャリアのミスマッチ、進次は年齢的に苦戦していました。

夕方、時岡家の前から愛美がスマホで結人に連絡、望美を心配する愛美に感心した結人は、自宅に愛美を誘います。
アパートに来た愛美でしたが、望美と結人に実家に戻ることを勧められ、激怒して帰ってしまいました。

加奈が引きこもり

翌日、進次が自宅マンションに戻ると、リビングはゴミで溢れかえっていました。
加奈(富田靖子)が、部屋に引きこもってしまったのです。
しかも、加奈は通販に嵌まり、部屋には買った商品のダンボール積み上げられていました。

アナウンサーになりたい理由

深夜、家族のことが心配で眠れない望美は、棚から1本のカセットテープを取り出し、ラジカセで再生します。
ヘッドホンから聞えてきたのは、多恵にアナウンサーになりたい理由を望美が聞かれた日の録音でした。

25年前の今村家、停電でリビングが真っ暗になり、怖がる望美は多恵の傍に寄っていました。
直ぐに電気は復旧、再び明かりがつき、望美は多恵にアナウンサーになりたい理由を答えます。
色々な人から話を聞き、それを世界中の人に伝え、世界中の人と友達になり、そして世界中の人に幸せになって欲しいと考え、望美はアナウンサーになりたかったのです。

25年前に死んだ方が良かった

翌朝、結人が目覚めると、望美が豆腐を買って帰って来ました。
以前、家族で豆腐を食べた時のように、望美は家族を団結させたいと思っていました。
反対する結人をよそに、望美は家族にメールを送ります。

夕方、望美が愛美と進次を引き連れ、時岡家を訪ねます。
愛美と進次、そして多恵の3人で暮らすよう望美が提案。
驚いたことに、多恵は望美が戻ることを条件に家族で暮らすことを受け入れます。
結人と一緒にいて幸せになるとは、多恵は思っていませんでした。
すると、家族を不幸にしたのは望美だと愛美が責めだし、25年前に死んだ方が良かったと口走ります。
言葉が過ぎる愛美を、進次はビンタし、多恵は責めました。
怒った愛美は、豆腐を床にぶちまけて出て行き、望美も涙を浮かべ出て行きました。

結人は亀のカシオペア

夜、結人が自宅アパートに帰宅すると、望美は居ません。
スマホに連絡してもつながらず、結人は多恵に連絡、しかし既に帰ったと言います。
図書館や事故に遭った崖に、結人は望美を捜しに行きましたが見つかりません。
一旦、アパートの前まで戻り、結人が再びスマホに連絡すると望美が出ました。
電話越しに同じように聞こえるサイレンの音に、結人は望美がアパートに帰宅していると気づき、アパートに戻ると、やはり望美が居ました。

望美は25年ぶりに目覚めてから、ミヒャエル・エンデ作『モモ』の主人公・モモのように時間泥棒に時間を盗まれたと思っていました。
しかし、みんなの時間を奪っていたのは、望美自身だと気づきました。
落ち込む望美に何もしてやれず、何があっても望美の傍から離れないと結人は誓います。
そんな結人が亀の『カシオペア』に、望美には思えました。
結人の言葉が、カシオペアが絶望したモモに送った言葉のようだったのです。
「私がついている」
話せないカシオペアが、甲羅にそう文字を出したと結人が教え、望美と結人は唇を重ねます。
ふたりは無力でしたが、望美は結人さえ居れば良いと思うのでした。

7話のあらすじネタバレ

喧嘩しても仲直りする方法とは?

25年前の今村家、完成した新築戸建てを前に感無量の望美の父・今村進次(田中哲司)、家をバックに家族で集合写真を撮ります。
両親はいつも仲が良く、10歳の望美が母・多恵(鈴木保奈美)に仲の良い秘訣を尋ねると、多恵には喧嘩をしても仲直りする方法があり…。

多恵の言葉の途中で時岡望美(柴咲コウ)が夢から醒め目覚めると、隣には恋人・広瀬結人(坂口健太郎)が寝ていました。

アナウンサーの夢を諦め、アルバイトを始める望美

家族と喧嘩別れをし時岡家を出た望美は、結人のアパートで同棲を始めていました。
結人は小学校で面接を受け、自身の理想を面接官に語りましたが、それではどこの学校でも採用されないと言われてしまいます。
アナウンサーの夢を諦め結人の夢を全力で応援することにした望美は、洋食屋でアルバイトを始め制服を着て笑顔で接客していました。

今村家崩壊寸前、再び離婚届を突きつけられる進次

掃除機をかけながら多恵が望美の部屋に入ると、荷物はなく部屋は閑散としていました。
会社を解雇され工事現場でアルバイトをする進次が多恵に電話し、望美の様子を見に結人のアパートに行こうと提案しましたが、けんもほろろに断られます。

夕方、進次が帰宅すると、妻・加奈(富田靖子)が通販で買い漁った商品がリビングにまで溢れ、テーブルにはクレジットカードの明細が置かれていました。
その額563,900円、部屋に引きこもる加奈に出てくるよう訴えかけると、加奈は署名済みの離婚届を進次に突きつけました。
向かいの部屋で同じく引きこもる息子・達也(竜星涼)に進次が助けを求めると、達也は外から帰ってきました。
進次が頼りなく、達也は今村家の窮状を訴えに実の父親に会いに行きましたが、金の無心と思われ200万円を渡され追い返されてきたのです。
達也は不穏な言葉を残し、再び部屋に引きこもるのでした。

愛美が怒り心頭、相沢が結婚

夢だったグラフィックデザイナーを目指す望美の妹・愛美(橋本愛)でしたが、キャリア違いの就活は困難を極めました。
そんな中、面接を終えたデザイン事務所の前で、元恋人で元上司・相沢秀男(細田善彦)とその恋人で元後輩・林田藤子(大友 花恋)と鉢合わせします。
勝ち誇る藤子にイラつく愛美、相沢は藤子に促され、結婚式の招待状を愛美に渡すのでした。

望美に35歳の焦り、多恵の恐ろしい予言

その夜、結人のアパートで新婚気分で浮かれる望美、そんな望美に、帰宅した結人は学校の方針に従うことを条件に採用を打診され断ったことを明かします。

翌日、望美がバイトする洋食屋に多恵が来店、オーダーされたホットコーヒーを望美が多恵のテーブルに持ってきました。
望美は結人の子供を産み、結人との家族が自身の家族になると多恵に絶縁宣言。
多恵は望美には35歳の焦りがあり、結人の重荷となり直ぐに別れると予言、そうなる前に戻って来るよう言います。
例え別れても多恵のもとには戻らないと、望美は反発するのでした。

結人の実家に挨拶

結人がATMからお金をおろすと残高は90,330円、預金通帳を見て思わずため息が出ます。
その夜、帰宅した結人がおろしてきたお金を生活費として望美に手渡すと、主婦気分の望美は喜びます。
かねてから言っていた結人の両親に会いたいという話を望美が再び持ち出しましたが、結人は両親に会わせたがりません。
25年意識が戻らずにいた、普通とは違うことが望美は問題なのだと思っていました。
そんな望美を気遣う形で、結人は不本意ながらも望美を両親に紹介することにします。

翌日、結人は望美を連れて実家に戻り、豪邸を見て結人の実家が資産家であることを、望美は初めて知りました。
結人の父親(西岡徳馬)は元官僚で、2年前に脳梗塞で倒れ要介護になりました。
女遊びを繰り返し泣かされ続けてきた母親(筒井真理子)は、ここぞとばかり反撃、父親の世話はヘルパーに任せ贅沢三昧に暮らしていました。
挨拶に来た望美をそっちのけで、結人の両親はヘルパーを介して喧嘩を始め、激怒した結人は望美を連れて帰るのでした。

望美と愛美が大暴れ

翌日、アルバイト先の洋食屋で、同じアルバイトのサントスが、理不尽なクレーマーに土下座に追い込まれます。
正義感の強い望美はクレーマーをど正論で畳みかけ、店長にバックヤードへ連れて行かれます。

一方、婚活パーティーに参加していた愛美は、悪酔いしパーティー参加者に悪態をつき強制退場させられます。
その夜、愛美が目覚めると、時岡家ののソファーで寝ていました。
愛美が多恵に電話をしろと騒いだのです。
愛美の世話をする多恵は、捻挫をして足を引きずっていました。
多恵を心配する愛美は実家に戻ろうかと思いましたが、多恵から戻ってこいと言われ反発します。
望美が出て行き、寂しさを紛らわせるための代用品にされることを嫌ったのです。

その頃、望美は、自宅アパートでアルバイトを首にされたことを、結人に報告していました。
正論だけでは生きていけないという結人に、望美は反論します。

深夜、寝つけない望美は、棚から『新しいおうち』と書かれた1本のカセットテープを取り出し、ラジカセで再生します。
新築したばかりの家の前で家族写真を撮った日に録音したもので、ヘッドホンから多恵の声が聞こえてきました。
ところが、テープが絡まってしまい、多恵の喧嘩をしても仲直りする方法を聞くことができませんでした。

最後の晩餐、時岡家を売却?

多恵に呼び出され、望美と愛美、そして進次が時岡家に集まります。
多恵はテーブルにすき焼きを用意していました。
そして、みんなに家を売却することを多恵は告げます。
家に思い入れの強い進次は、売却に反対、多恵と進次は口論になります。
そんな喧嘩を幼いころから散々見てきた愛美は、うんざりしていました。
望美は子供の頃に教えてくれた仲直りする方法を多恵に尋ねましたが、忘れたと言われます。
毎回、望美を言い訳に喧嘩をする家族に怒った望美は、ミヒャエル・エンデ作『モモ』に登場する灰色の男の気持ちが分かったと言い放ちます。
灰色の男は街の人々から盗んだ時間で生き、10歳の望美は大嫌いでした。
そんな望美は、愛美と多恵、そして進次の3人が無駄にした25年という時間を欲しいと言って、時岡家を後にするのでした。

独りになる望美

夕方、望美が帰宅すると、結人の就職が決まっていました。
しかし、望美との生活を考え妥協したのです。
望美は、家族と同じように望美を言い訳にする結人と口論になります。
一生の3分の1が睡眠時間で、人生を80歳と考えると、25年眠り続けた望美は全ての睡眠時間を費やし、その上、既に35歳で焦っていました。
望美と結人は互いの気持ちが分かりあえず、望美は結人のもとを去ることにしました。

結人のアパートを出た望美は、人通りの多い夜の通りを歩いていました。
人と肩がぶつかり、その場に崩れ落ちた望美は、周りは灰色の男ばかりで独りになったと思います。
そして、大声で泣き叫ぶのでした。

8話のあらすじネタバレ

みんなが幸せな夢

ウェディングドレスとタキシードを着て、チャペルで結婚式を挙げる時岡望美(柴咲コウ)と広瀬結人(坂口健太郎)。
結婚式には、両家の家族と今村家の家族が参列していました。
崩壊寸前だった今村家は家族仲が良くなり、引きこもりの達也(竜星涼)は就職が決まりました。
広瀬家は、望美の介護のかいあって結人の父・尚志(西岡徳馬)は元気になり、仲の悪かった母・ヨリコ(筒井真理子)とも円満になっていました。
そして、望美の妹・愛美は夢だったグラフィックデザイナーに、望美自身もアナウンサーになっていました。

そんな夢から醒め、目覚まし時計のアラームで、結人は自宅アパートのベッドで目を覚まします。
望美の姿はなく、望美が置いていった亀のぬいぐるみ・デデの視線が結人に突き刺さりました。

結人の受け持つクラスに気になる生徒

教師に復帰した初日、伸ばしていた髭を剃り小学校で教壇に立つ結人は、算数を教えていました。
受け持つことになったクラスの中に、算数の問題が解けず気になる生徒が1人いました。

少女が25年前の望美と重なる多恵

望美の母・多恵(鈴木保奈美)は築25年の家を売りに出し、とある家族が内覧に来ていました。
家族の中に10歳ぐらいの少女が居て、リビングで仕事をしていた多恵は25年前の望美(鎌田英怜)と重なって見えました。

夢を諦め愛美は代行業

夕方、帰宅した結人はスマホで望美に電話したものの留守電になり、愛美に電話をしました。
案の定、愛美のところにも望美は連絡していませんでした。

成り行きで愛美と会うことになり、結人が待ち合わせ場所のダーツバーに行くと、髪を巻き清楚なワンピースを纏った愛美が待っていました。
愛美はグラフィックデザイナーの夢を諦め、代行業のアルバイトをしていたのです。
恋人代行で人気で、これから会う客がロリ系ぶりっ子を希望していました。
待ち合わせしていた客が来ると、愛美はバーを後にするのでした。

達也のでっかいこと

翌日、リビングのテーブルに3人分のカレーライスを用意すると、今村進次(田中哲司)はお昼の用意ができたことを家族にメールで知らせます。
部屋から出てきた妻・加奈(富田靖子)は、テーブルの離婚届を手に取ります。
離婚届に進次の署名はなく、加奈はカレーライスを持って再び部屋に戻りました。
入れ替わりに達也が部屋から出てくると、加奈からの100万円と実の父からの100万円を持って、お昼も食べずに出かけようとします。

でっかいことをすると言う達也が心配で、進次がついて行くと場外馬券場でした。
達也は1番人気の馬にかけましたが、ゴール直前で差され負けてしまいます。
まだ100万円あり再び馬券を買おうとする達也でしたが、進次に説得され100万円を加奈に返すことにしました。

望美の行方が判明

夕方、帰宅した進次と達也は部屋に引きこもる加奈に呼びかけます。
しかし、返事はなく進次のスマホにメールが送られてきました。
娘を心配しろというメールにはリンクが貼られ、アクセスするとグレーの服を身に纏った望美の動画が再生されました。
大人びた望美は、これまでとはまるで別人でした。

達也の協力を得て、進次は動画に映る窓の背景から望美の居場所を特定、望美の住むマンションに駆けつけます。

遂に離婚?進次の本音が爆発

望美はマンションで1人で暮らし、本棚にはブルースト著『失われた時を求めて』が並んでいました。
望美は時間を売買するビジネスを手がけ、時間がない人に時間がある人を斡旋、その手数料と動画の広告料収入で生活していました。
月の収入は、進次の年収ほどもありました。
家族や結人とも縁を切り独りで生きていくと言う望美を説得できず、進次は部屋から追い出されてしまいます。
玄関のドアが閉められ、加奈や達也にも同じようにドアを閉められている進次は、ドア越しに望美に思わず相談してしまいます。
加奈や達也を幸せにしたいと思う進次でしたが、どうすれば良いのか分かりませんでした。
望美は手紙を書くことを勧めます。
それは、かつて進次が教えた家族と仲直りする方法でした。

夕方、帰宅した進次は手紙を書いていましたが、何を書いて良いのか分からず失敗した手紙が床に散乱していました。
部屋から出てきた達也に相談し、進次は加奈に本音をぶつけることにします。
進次はドア越しに、部屋にこもっている加奈に話しかけます。
望美が25年の眠りから意識が戻った時、進次は多恵と復縁し25年前のように家族で暮らしたいと考えていました。
25年前の家族写真を捨てられずにいたのは、望美が事故に遭う前が人生のピークだと考えていたからです。
自身の選択に自信がなく、いつも過去を振り返り後ろ向きに生きてきた進次は、加奈と達也を幸せにできないと思い離婚することにしました。
離婚届に署名捺印し、部屋から出てきた加奈に手渡そうとしましたが加奈は受け取りませんでした。

大丈夫

校庭に算数の問題が解けなかった生徒が、独りでいました。
結人は相談に乗ると声をかけましたが、その生徒は「大丈夫」と答えます。
その言葉は、かつて結人が受け持ったクラスの自殺したマナブと同じ言葉でした。
結人がその生徒に大丈夫は信じないと言うと、放っておいて欲しいとその生徒は走り去り、そこへスマホに愛美から望美が見つかったと連絡がきました。

必要なものは情報と金、そして自分

望美が自宅マンションで動画の撮影の準備をしていると、愛美が訪ねてきました。
結人も誘いましたが、望美から一番傍に居たくないと言われた結人は来ませんでした。
多恵のもとに戻るよう説得する愛美に、望美は逆に正直になるよう説教を始めます。
誰よりも多恵の傍に居たいのは、愛美だと望美は言います。
姉のように振る舞い図星を突く望美に、愛美は反発し部屋から飛び出して行きました。
望美は動画の撮影を始め、家族や友人そして恋人は無駄なもので、必要なものは情報と金そして自分だと言うのでした。

結人の説得も効果なし

帰宅した結人は、投稿された望美の動画を見ていました。
動画を見終えた結人にデデの視線が突き刺さり、結人はどうして良いのか分かりませんでした。
ふと見た棚に『ゆうと君』とラベルに書かれた1本のカセットテープがありました。
ラジカセで再生すると、そのテープは図書館で録音され、10歳の望美がデデに向かって結人(入江大牙)にどう告白するのか相談していました。
そんな望美と鉢合わせになった結人は、好きじゃないと言って走り去ったのです。
テープを止めた結人は、言ったことを後悔していました。
この翌日、望美が事故に遭ったのです。

翌日、デデとラジカセそしてミヒャエル・エンデ作『モモ』を入れた紙袋を持って、結人は望美のマンションを訪ねます。
望美のしていることは望美の嫌う差別を助長、モモのような望美に戻って欲しいと熱血教師のように結人は望美を説得します。
妥協した学校や不仲な両親のこと、自分のことを棚に上げる結人に望美は反論、持って帰れと紙袋を投げ捨てるのでした。

尚志の容態が悪化

結人が実家に戻ると、尚志の容態は悪化、医者から入院を勧められていましたが、尚志は拒んでいました。
そんな尚志をヨリコは放置、相変わらず夫婦仲は悪く、結人は辟易します。

望美の説得を多恵に懇願、結人が土下座

実家を後にした結人は、その足で時岡家を訪ねます。
多恵は、望美がユーチューバーになっていることを知っていました。
モモのように周りの人を幸せにするかつての望美に戻って欲しい結人は、多恵しか望美をもとに戻せないと土下座をして懇願するのでした。

死を覚悟した望美

インターホンが鳴り、望美がドアを開けると10歳の望美が立っていました。
10歳の望美は、誰よりも望美が時間を無駄にしていると言い放ちます。

自宅マンションのテーブルで突っ伏していた望美は、夢に驚き目覚めます。
インターホンが鳴り、ドアを開けると多恵が立っていました。
人を不幸にすることは誰にでもでき、たくさんの人を幸せにできる人の1人が望美と言う多恵に、こんな人間にしたのは多恵たちだと望美は反論します。
「じゃあ一緒に死のう」
そう言って、多恵は望美を窓から突き落とそうとします。
多恵に押され窓にしがみつく望美が死を覚悟した時、多恵の押す力を感じなくなり望美が起き上がると、床に多恵が倒れていたのでした。

9話のあらすじネタバレ

多恵が意識不明の重体

夕方、時岡家のリビングで、テーブルを囲む望美(柴咲コウ)と妹・愛美(橋本愛)、そして父・今村進次(田中哲司)の3人。
過去2回の失敗を乗り越え、すき焼きを遂に家族4人で食べることになりました。
母・多恵(鈴木保奈美)が居ないことに気づき、望美は2階の多恵の寝室まで呼びに行きます。
寝室にひとり佇む多恵を見つけた望美でしたが、呼んでも返事をせず、そして多恵は黒い闇に飲み込まれ消えるのでした。
夢から醒め目覚めた望美は、医療器具に繋がれ横たわる多恵のベッドの脇で突っ伏して寝ていました。

多恵は、くも膜下出血で倒れ、長年の心労もたたり心不全を併発、担当医からは目覚めることはないと言われていました。
望美のメッセージで病院に駆けつけた愛美と進次に、何があったのか問い詰められた望美は、多恵に殺されかけたことを告げると、動画撮影のため病院を後にするのでした。

時岡家に多恵の着替えを取りに戻った愛美は、リビングのテーブルに置かれていた表紙にトンボが描かれた多恵の日記を見つけます。
その日記から、望美を立ち直らせ、すき焼きを家族4人で多恵が食べようとしていたことが分かりました。

望美の自宅マンションに、多恵が望美を殺そうとはしていなかったことを伝えに来た愛美は、多恵の看病をしようとしない望美に失望します。
愛美が病室に戻ると、進次が泣きながら、眠る多恵に謝っていました。
進次は自身の弱さが、招いた結果だと思っていたのです。

望美の元恋人で教師・広瀬結人(坂口健太郎)が、何も知らずに時岡家を訪ねます。
望美のことを多恵に頼んだことで、多恵が倒れるような事態に陥ったと思い、結人は責任を感じ、応対に出た進次に謝罪します。
多恵が居なくなった家が寂しく見え、進次は傷んだ箇所を補修していました。
そんな進次を見て、結人は多恵の回復を祈っているのだと思います。

今村家に家族の絆が復活!

進次が自宅マンションに帰宅すると、引きこもるのを止めた妻・加奈(富田靖子)が夕飯の用意をしていました。
リビングのテーブルには加奈と進次の2人分の夕飯が並んていましたが、進次を無視する加奈の態度は相変わらずでした。
引きこもりの息子・達也(竜星涼)の夕飯を届けに行く加奈を、進次が呼び止めます。
達也と向き合う覚悟を決めた進次でしたが、呼び止めるその声は緊張で裏返っていました。

達也の部屋に進次が突入すると、水彩画に英会話、果てはパズルまで、ありとあらゆるものがやりかけでした。
引きこもりを止めさせようと説得する進次を、不快に思う達也は進次の顔を拳で殴り、達也の止めようとする加奈を制し進次は殴られ続けました。

中学に上がってからイジメられるようになり、その頃に進次が実の父親ではないことを知りました。
希望した大学には入れず、やっと決まった就職先ではパワハラに悩まされ、達也は小学生の頃が人生のピークだと思っていました。
好きなことを見つけられずに悩む達也に、進次は生きているだけで良いと言い、好きなことを家族で探そうとアドバイスを送ります。
人生の選択で後悔し続けてきた進次でしたが、達也と加奈を失わないために過去の選択を後悔するのを止めることにしました。
すると、達也はリビングに行き、テーブルに向かい食事を始めます。
そして、加奈と進次もそれぞれの席に座り、3人は久しぶりにテーブルを囲むのでした。

愛美が多恵をひとり占め

その夜、愛美は多恵の看病をしていました。
自分が豆腐を買いに行けば良かったと思っていた愛美は、望美のように多恵に腕を優しく動かしてもらいたかったのです。
そして今、愛美が多恵の腕を動かし、愛美は多恵をひとり占めしている気分になるのでした。

再び現れる10歳の望美

自宅マンションで動画を撮影していた望美は、視聴者に向けて時間を無駄にしていると説いていました。
そんな35歳の望美の前に、10歳の望美(鎌田英怜)が再び現れ、多恵や結人に一生会わないなら、許さないと言って消えます。
夢から醒め、望美が目覚めると、翌朝になっていました。

何もできなかった結人

授業中、結人は教室の空席を見つめていました。
欠席している生徒の保護者から連絡があり、保護者は転校を検討していました。

下校時間になり、結人は、その生徒の家を訪ね、今日の授業のまとめを母親に渡します。
生徒宅からの帰り際、心配した様子で近くまで来ていた別の生徒に、結人は何があったのか尋ねましたが、何も答えてはくれませんでした。

そんな中、実家のヘルパーからの結人のスマホに連絡があり、父・尚志(西岡徳馬)が亡くなったと知ります。

実家に立ち寄った後、自宅アパートに帰宅した結人は、自身の親や生徒に何もできず後悔します。
亀のぬいぐるみ・デデに愚痴をこぼしていると、壊れたラジカセが気になり1本のテープを再生します。
テープを聞いた結人の表情は変わり、ラジカセを持って望美のマンションを訪ねましたが、不在でスマホにも連絡がつきませんでした。
結人が図書館に行くと、やはり望美が居ました。

奇跡を起すのは望美

結人はテープを聞くよう望美に言い、ラジカセを机に置きます。
多恵を目覚めさせるのは望美しか居ないと言って、結人は図書館を後にします。

望美が再生すると、25年ぶりに望美が目を覚ました日の多恵の喜びと今後について不安が録音されていました。

意識を取り戻す多恵

望美には目覚めた日の記憶があり、同じことをすれば、多恵が意識を取り戻すと考えます。
あの日、望美には非常ベルの音と『トンボのメガネ』の歌声が聞こえていました。
病院に駆けつけた望美は愛美に相談、愛美は病院と掛け合いましたが、非常ベルの許可は出ませんでした。
愛美は非常ベルに似た音源を見つけ、スマホで再生、そして望美と愛美はトンボのメガネを歌うのでした。

その夜、看病に疲れた愛美が多恵のベッドの脇で突っ伏して眠り、隣に座る望美は多恵を呼び戻そうと声をかけ続けていました。
望美が顔を伏せ泣いていると愛美が目を覚まし、そして意識を取り戻した多恵に気づくのでした。

愛してる

望美から連絡を受け、進次が病院に駆けつけ、進次を病室の前で望美が待っていました。
多恵は奇跡的に意識を取り戻しただけで、心臓が弱っており次に意識を失えば回復の見込みはありませんでした。

望美と進次が病室に入ると、多恵は力を振り絞り家族に声をかけます。
進次には笑顔でいるように、愛美には謝罪、望美が25年の看病を感謝すると多恵の頬を涙が伝います。
そして、家族に愛してると繰り返す多恵の声が小さくなり、聞こえなくなるのでした。

多恵に会いたい

多恵の葬儀が終わり、夕方、望美と愛美、そして進次の3人は、時岡家のリビングでテーブルを囲み、すき焼きを始めようとしていました。
望美は夢で見た同じ光景に、多恵が居るような気がして、2階の多恵の寝室に行きます。
しかし、多恵の姿は見当たらず、望美を心配した愛美も寝室に駆けつけました。
ふたりは多恵に何もしてあげられなかったことを後悔し、多恵に会いたいと泣き出します。
そして、泣きながら抱き合う姉妹を、進次はそっと見守るのでした。

10話(最終回)のあらすじネタバレ

売却を止め姉妹で家に

25年前の今岡家、35歳の時岡望美(柴咲コウ)がリビングを訪ねると、若くて美しい母・多恵(鈴木保奈美)が花を生けていました。
多恵は望美をアナウンサーと勘違い、気がつくと望美の手にはマイクが…。
アナウンサーに成りきり望美は多恵にインタビュー、長女の夢はアナウンサー、次女の夢は画家、将来、大変になることを見越す多恵は、ふたりの娘が安心して帰れる家になることを望んていました。
そんな多恵に、望美は謝り…。

夢から醒め、妹・愛美(橋本愛)の声で目覚めた望美は時岡家のリビングのソファーで喪服を着たまま寝ていました。

49日の法要も終わり、父・今村進次(田中哲司)が帰り愛美とふたりきりになると、望美は愛美と相談し、多恵の遺志を継ぎ家を売るのを止め、多恵の残した家に姉妹で住むことに決めました。

望美は多恵の望み通りユーチューバーは辞め仕事を探すことに、愛美はグラフィックデザイナーの夢を諦めかけていましたが、そんな愛美を望美は夢を諦めないよう応援します。
一方、恋人・広瀬結人(坂口健太郎)ととの今後について愛美に問われた望美でしたが、結人に連絡するのを躊躇っていました。

不登校の正登が退学?

放課後、ユウキは不登校になった三山正登(石田星空)の机を見つめていました。
ユウキが正登を心配していると思い声をかけた結人でしたが、正登が学校を辞めることを気にするユウキは、次にイジメられるのは自分だと思っていたのです。
友達に呼ばれユウキが帰ると、入れ違いに教頭が来て明日の理事会で正登の退学届けを受理する意向であることを告げられます。

達也が就活

その夜、今村家では進次とその妻・加奈(富田靖子)、そして息子・達也(竜星涼)の3人でテーブルを囲んでいました。
達也は夕飯の前に加奈から貰ったをお金を返します。
3万円だけ使い、就活のためにスーツを買いました。

相沢と藤子はドラマチックに破局

一方、デザイン事務所から出てきた愛美は、元上司で元恋人・相沢秀男(細田善彦)と遭遇。
相沢は元後輩・林田藤子(大友花恋)と結婚しているかと思いきや、結婚式中に藤子に逃げられ破局していました。
相沢が子会社に出向させられたのが原因で、この機会に相沢は会社を辞め、大学の先輩が立ち上げた小さな広告代理店に転職を決めていました。
先輩が優秀な営業を探しており、相沢は愛美を誘います。

正登を説得

愛美が帰宅すると、望美がリビングで落ち込んでいました。
夢で見た多恵の明るいリビングにしようと思い掃除を始めたものの、多恵が亡くなったのは自身が原因だと思う望美は、その資格がないと思ったのです。
見かねた愛美はスマホを取り出し結人に電話すると望美に代わります。
愛美は結人に望美を励ましてもらおうと思っていましたが、結人もまた教師の資格があるのか悩んでいました。
そんな結人を逆に望美が励まし、正登の家の前まで来ていた結人は止める母親の声も聞かず、2階の正登の部屋の前まで行き、退学を思い留まるよう正登を励まし説得するのでした。

翌朝、結人が教室を覗くと正登は居ませんでした。
結人は教師を辞める覚悟で教壇に立ちます。
クラスにはイジメがあり、イジメる人も見て見ぬ振りをする人も同罪だと断じ、見て見ぬ振りをしないよう結人は生徒たちに訴えかけます。
そして、教室を出ようと戸を開けると正登が立っていました。
結人が正登を教室に迎えると、ユウキが見て見ぬ振りを止めると立ち上がり、ユウキに続き続々と生徒たちが見て見ぬ振りをしないと言って立ち上がりました。

学校が終わり、結人は実家に立ち寄ります。
父・尚志(西岡徳馬)の死を望んでいたはずの母・依子(筒井真理子)は、元気がありませんでした。
依子は結人を生み幸せだった頃の話をすると、唯一の家族だからと、そんな話をもっと聞きたいと結人は言うのでした。

依子がお茶の用意する間、結人は望美に電話し正登が退学するの止め学校に残れるようになったことを報告します。
そして、望美に会いたいという結人に、今のままでは結人に依存し自立できないと望美は断ります。
ショッピングモールに居た望美は、何かに気づき電話を切るのでした。

夢を諦めない愛美

愛美がリビングでデザイン画を描いていましたが気に入らず破り捨て、そして相沢に電話します。
そこへ、悲鳴のような声をあげ望美が帰宅、リビングに駆け込んで来ると、ショッピングモールから持ってきた『デザイン大賞』のチラシを愛美に見せます。
就職を決めようとしていた愛美は大きなコンクールに受かるはずがないと一蹴、しかし望美に強く説得され応募することにしました。

愛美が入賞

ある日、望美は自宅の前で花の植え替え、愛美はリビングで応募作を制作していました。
望美がリビングに戻ると小学校の同級生・由紀(真凛)から電話があり、結婚の報告を受けます。
由紀は望美と再会し保育士になる夢を思い出し、一念発起し保育士の資格を取ると、その関係で知り合った相手と結婚することになったのです。
そして、望美は結婚式に呼ばれることになりました。

その夜、帰宅した達也はハウスメーカーを志望することに決めたことを、進次と加奈に報告します。
家族が幸せになれる家を造ると言って働いていた進次に、子供の頃、憧れていたのです。
そして、進次もまた一級建築士を目指すことを加奈と達也に報告します。
そんなふたりを、加奈は応援することに決めました。

ある日、進次は望美に電話で一級建築士の件を報告、しかし望美は素っ気なく電話を切ります。
この日は、愛美が応募したコンクールの結果発表の日だったのです。
そして、スマホの着信音が鳴り、愛美が電話に出ます。
愛美は最優秀賞は逃したものの、優秀賞を受賞しました。

初の結婚式出席でハプニング

由紀の結婚式当日、望美は結人と再会、そんな中ウェディングドレス姿の由紀は、望美との挨拶もそこそこに、慌てた様子で式場スタッフと話していました。
披露宴の司会が突然キャンセルとなり、代わりの司会を探していたのです。
結人は望美に司会を務めるよう勧め、断る望美にやるべきだと説得します。

たどたどしい様子で望美が披露宴の司会の挨拶を始めると、「やめなさい」と叫ぶ由紀の母(朝加真由美)の声が会場に響き渡ります。
そして、由紀の母は由紀の居る高砂席まで駆け寄り式場は騒然、由紀の母は結婚に反対しており、その場でふたりは喧嘩、しかも司会をドタキャンさせたのは由紀の母の仕業だったのです。
望美は祝福し欲しいと由紀の母を説得、無事に披露宴の司会進行を務めあげます。

夢のアナウンサーと35歳の少女

披露宴に出席していた『どさんこTV』制作課・上田冬美が、望美の司会ぶりを評価、式中にアナウンサーが夢だと言っていた望美をスカウトします。
望美の夢が叶い喜ぶ結人でしたが、どさんこTVは北海道のローカルテレビ局で、結人と離れ離れになることを望美は危惧、その夜、帰宅し愛美に相談します。
愛美は遠距離恋愛は破局すると反対、大学生の頃、遠距離で浮気された経験があったのです。

後日、北海道に行く決意を固めた望美は、思い出の図書館に結人を呼び出します。
ところが、結人を見た途端、その決意は鈍り止めると言い出したのです。
しかし、結人はアナウンサーになるのが夢の望美を説得、結人の浮気を危惧する望美に「死ぬまで一緒に居るために出会った」と言い、立ち去る望美を見送ります。
ところが、突如、望美が引き返して来て結人に抱きつき、泣きながら感謝を伝え再び立ち去るのでした。

霊園に来た望美と愛美は多恵の墓前に報告、望美はアナウンサーになり、愛美は家族がテーマのコンクールで『35歳の少女』と題し望美を描いた作品で入賞しました。

それぞれの人生

デザイン会社に就職が決まった愛美が出社すると、同じ会社に藤子が居ました。
藤子は相沢と別れた後に寿退社、その男に貢いだ挙句捨てられ、親に依存して生きていこうとした矢先、親が会社の金を横領し借金まみれになり、藤子が働かなければ家族が生活できなくなったのです。
そんな藤子の男運のなさに共感を覚えたのか、愛美は藤子を呑みに誘うのでした。

今村家は、進次が一級建築士になるため専門学校へ通い、達也はハウスメーカーに就職、そして加奈はリビングを掃除、そのリビングには家族3人で写した写真が飾られていました。

「世界中の人間の中で俺という人間はひとりしかいない、だからこの世の中で大切な存在なんだ」
教壇に立つ結人は、ミヒャエル・エンデ作『モモ』の一節を引用し授業をしていました。

36歳の誕生日

一方、望美はアパートでひとり暮らし、コーヒーを飲んでいるとチャイムが鳴り、玄関のドアを開けると白髪の多恵が立っていました。
よく頑張ったと多恵は笑顔で望美を褒め、白髪の多恵の笑顔を初めて見た望美は泣き出してしまいました。
そして、多恵は望美の36歳の誕生日を祝うのでした。

夢から醒め、目覚めた望美は北海道の街並みを臨む自宅アパートの窓を開けます。
そして、望美はスタッフとともに、雪が降る中、アナウンサーとして通りすがりの人に街角インタビューをするのでした。