ドラマル

2020年12月15日

『青天を衝け』ネタバレ!1話から最終回までのあらすじ・キャスト・視聴率まとめ

大河ドラマ『青天を衝け』の1話から最終回までのあらすじを、ネタバレを含めてわかりやすく紹介しています。

吉沢亮さん主演の大河ドラマ『青天を衝け』を200%楽しむために、キャストや各話ゲスト、視聴率の推移をあらすじと一緒に随時更新してお届けしていきます。

※最新話のネタバレは、リアタイ(視聴)後に追加します。

見逃し配信をチェック

当記事には、『青天を衝け』の第1話から最終回までのネタバレが含まれています。先に内容を知りたくない方は、「U-NEXT」で第1話から最新話までの放送をご覧になれます。
※記事の公開日(更新日)時点の情報です。

『青天を衝け』の基本情報

  • タイトル:青天を衝け
  • ドラマ公式URL
    https://www.nhk.or.jp/seiten/
  • ドラマ公式Twitter
    https://twitter.com/nhk_seiten
  • ドラマ公式Instagram
    https://www.instagram.com/nhk_seiten/
  • 主演:吉沢亮
  • ジャンル:ヒューマンドラマ
  • 放送局:NHK総合、BSプレミアム・BS4K
  • 放映日時:【NHK総合】日曜 20:00 – 20:45、【BSプレミアム・BS4K】日曜 18:00 – 18:45
  • 再放送:【NHK総合】土曜 13:05 – 13:50
  • 放送開始日:2021年2月14日

概要(見どころ)

『青天を衝け』は、2021年に放送される大森美香が脚本を手掛けたオリジナルのNHK大河ドラマです。幕末から明治を駆け抜けた実業家で、新一万円札の顔としても注目されている渋沢栄一(吉沢亮)の生涯が描かれます。

天保11(1840)年、豪農の家に生まれた栄一は、幕末の動乱期に尊王攘夷思想に傾倒するが、江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜との出会いで人生が大きく転換。慶喜の元、幕臣としてパリに渡って、株式会社や銀行の仕組みを学びます。
その後、大政奉還を受け帰国、明治新政府に仕官され、日本の近代化に向けて奔走します。
そして、33歳の時に辞表を出して民間人へと転身。実業家として、実業界を引退する1916年(栄一76歳)まで、近代日本の礎を築き上げることに貢献していきます。

キャスト一覧

  • 渋沢栄一(しぶさわ・えいいち):吉沢亮(子ども時代・小林優仁)
    主人公、渋沢中の家の長男
  • 渋沢市郎右衛門(しぶさわ・いちろうえもん):小林薫
    栄一の父、藍玉づくりの名手
  • 渋沢ゑい:和久井映見
    栄一の母
  • 渋沢なか:村川絵梨(子ども時代・小田菜乃葉)
    栄一の姉
  • 渋沢てい:藤野涼子(子ども時代・吉田帆乃華)
    栄一の妹、栄一の妻となる千代の心の友
  • 渋沢喜作(しぶさわ・きさく):高良健吾(子ども時代・石澤柊斗)
    栄一の従兄、「新屋敷」の長男、栄一の生涯の相棒
  • 渋沢よし:成海璃子
    喜作の妻
  • 尾高惇忠/新五郎(おだか・じゅんちゅう):田辺誠一
    尾高家の長男、栄一の従兄
  • 尾高長七郎(おだか・ちょうしちろう):満島真之介(子ども時代・須東煌世)
    惇忠の弟
  • 尾高千代(おだか・ちよ):橋本愛(子ども時代・岩﨑愛子)
    惇忠、長七郎の妹、栄一の従妹でのちの妻
  • 尾高平九郎(おだか・へいくろう):岡田健史(子ども時代・高木波瑠)
    尾高家の末っ子
  • 尾高やへ:手塚理美
    尾高家の母
  • 尾高きせ:手塚真生
    惇忠の妻
  • 渋沢宗助(しぶさわ・そうすけ):平泉成
    栄一の伯父、渋沢一族の中で最も財をなした「東の家」の当主
  • 渋沢まさ:朝加真由美
    栄一の伯母、宗助の妻
  • 徳川斉昭(とくがわ・なりあき):竹中直人
    水戸徳川家第9代藩主
  • 吉子/登美宮(よしこ/とみのみや):原日出子
    斉昭の正妻、慶喜の母
  • 藤田東湖(ふじた・とうこ):渡辺いっけい
    斉昭の腹心
  • 藤田小四郎(ふじた・こしろう):藤原季節
    水戸学の大家・藤田東湖の息子、「天狗党」を結成
  • 武田耕雲斎(たけだ・こううんさい):津田寛治
    斉昭の側近、尊攘派の水戸藩士
  • 徳川慶喜/七郎麻呂(とくがわ・よしのぶ/ななろうまろ):草彅剛(子ども時代・笠松基生)
    徳川斉昭の七男、徳川幕府最後の将軍
  • 平岡円四郎(ひらおか・えんしろう):堤真一
    慶喜の側近
  • 平岡やす:木村佳乃
    円四郎の妻
  • 川路聖謨(かわじ・としあきら):平田満
    勘定奉行
  • 高島秋帆(たかしま・しゅうはん):玉木宏
    高島流を確立した洋式砲術家
  • 徳川家慶(とくがわ・いえよし):吉幾三
    江戸幕府第12代将軍
  • 徳川家定(とくがわ・いえさだ):渡辺大知
    江戸幕府第13代将軍
  • 篤君/天璋院(あつぎみ/てんしょういん):上白石萌音
    薩摩藩主・島津斉彬の養女、家定の正室
  • 歌橋(うたはし):峯村リエ
    家定の乳母
  • 徳信院(とくしんいん):美村里江
    一橋家当主・徳川慶寿の正室、慶喜の養祖母
  • 美賀君(みかぎみ):川栄李奈
    慶喜の正室
  • 井伊直弼(いい・なおすけ):岸谷五朗
    大老、彦根藩主14男
  • 阿部正弘(あべ・まさひろ):大谷亮平
    25歳で老中となった若きエリート
  • 堀田正睦(ほった・まさよし):佐戸井けん太
    老中
  • 永井尚志(ながい・なおゆき):中村靖日
    ペリー来航後、海防掛に就任
  • 松平慶永/春嶽(まつだいら・よしなが/しゅんがく):要潤
    福井藩主
  • 橋本左内(はしもと・さない):小池徹平
    福井藩士
  • 利根吉春(とね・よしはる):酒向芳
    岡部藩代官
  • 真田範之助(さなだ・はんのすけ):板橋駿谷
    北辰一刀流・千葉道場で腕を磨いた剣豪
  • 大橋訥庵(おおはし・とつあん):山崎銀之丞
    江戸の儒学者
  • マシュー・ペリー:モーリー・ロバートソン
    米国海軍軍人、日米和親条約を締結
  • 徳川家茂/慶福(とくがわ・いえもち/よしとみ):磯村勇斗
    江戸幕府第14代将軍
  • 和宮(かずのみや):深川麻衣
    孝明天皇の妹宮、家茂の正室
  • 徳川慶篤(とくがわ・よしあつ):中島歩
    慶喜の兄、第9代水戸藩主・徳川斉昭の長男
  • 徳川昭武(とくがわ・あきたけ):板垣李光人
    慶喜の弟、第9代水戸藩主・徳川斉昭の十八男、幼名は松平昭徳(あきのり)
  • 猪飼勝三郎(いかい・かつさぶろう):遠山俊也
    一橋家の側用人
  • 川村恵十郎(かわむら・えじゅうろう):波岡一喜
    慶喜の側近、平岡円四郎の部下として情報収集に努める
  • 島津久光(しまづ・ひさみつ):池田成志
    国父、息子である薩摩藩主・茂久(もちひさ)の後見
  • 西郷隆盛(さいごう・たかもり):博多華丸
    薩摩藩士
  • 大久保利通(おおくぼ・としみち):石丸幹二
    国父・久光の側近
  • 五代才助/友厚(ごだい・さいすけ/ともあつ):ディーン・フジオカ
    薩摩藩士、後に「西の五代、東の渋沢」と称される実業家となる
  • 折田要蔵(おりた・ようぞう):徳井優
    兵学に通じる薩摩藩士
  • 伊達宗城(だて・むねなり):菅原大吉
    第8代宇和島藩主
  • 山内容堂(やまうち・ようどう):水上竜士
    第15代土佐藩主
  • 孝明天皇(こうめいてんのう):尾上右近
    第百二十一代天皇
  • 岩倉具視(いわくら・ともみ):山内圭哉
    朝廷改革を志す公家
  • 中川宮(なかがわのみや):奥田洋平
    公武合体派の中心の一人となった公家
  • 三条実美(さんじょう・さねとみ):金井勇太
    攘夷派の公家、八月十八日の政変で京都から追放される.
  • 梅田慎之介(うめだ・しんのすけ):渡辺徹
    江戸の武具商
  • 徳川家康(とくがわ・いえやす):北大路欣也
    江戸幕府初代将軍
  • 杉浦愛蔵/譲(すぎうら・あいぞう(ゆずる)):志尊淳
    外国奉行支配、徳川昭武の随員としてパリ万博へ派遣される
  • 土方歳三(ひじかた・としぞう):町田啓太
    新選組の副長
  • 栗本鋤雲(くりもと・じょうん):池内万作
    幕府の奥医師→外国奉行
  • 田辺太一(たなべ・たいち):山中聡
    外国奉行支配、愛称は田兄(でんけい)、昭武に随行するパリ万博メンバー
  • 向山一履(むこうやま・かずふみ):岡森諦
    パリ万博の使節団・全権公使
  • 福地源一郎(ふくち・げんいちろう):犬飼貴丈
    外国奉行の通詞として活躍
  • 高松凌雲(たかまつ・りょううん):細田善彦
    一橋家の軍制所に勤める医師
  • 黒川嘉兵衛(くろかわ・かへえ):みのすけ
    一橋家の用人筆頭
  • 原市之進(はら・いちのしん):尾上寛之
    禁裏御守衛総督に就いた慶喜の側近
  • 松平容保(まつだいら・かたもり):小日向星一
    会津藩主
  • 松平定敬(まつだいら・さだあき):小日向春平
    桑名藩主
  • 井上聞多/馨(いのうえ・もんた(かおる)):福士誠治
    長州藩の尊王攘夷派のひとり

スタッフ一覧

  • 原作:なし
  • 作:大森美香
  • 音楽:佐藤直紀
  • 題字:杉本博司
  • 語り:守本奈実アナウンサー
  • 制作統括:菓子浩、福岡利武
  • プロデューサー:板垣麻衣子
  • 広報プロデューサー:藤原敬久
  • 演出:黒崎博、村橋直樹、渡辺哲也、田中健二、川野秀昭

各話の視聴率

『青天を衝け』各話の放送後、視聴率がわかり次第情報を追加します。
※視聴率はビデオリサーチ調べ

各話放送日視聴率
1話2月14日20.0%
2話2月21日16.9%
3話2月28日16.7%
4話3月7日15.5%
5話3月14日16.2%
6話3月21日15.5%
7話3月28日14.2%
8話4月4日15.3%
9話4月11日14.5%
10話4月18日13.9%
11話4月25日14.1%
12話5月2日13.4%
13話5月9日13.9%
14話5月16日15.5%
15話5月23日15.3%
16話5月30日14.6%
17話6月6日14.2%
18話6月13日14.2%
19話6月20日13.6%
20話6月27日14.6%
21話7月4日16.5%
22話7月11日14.7%
23話7月18日14.7%
24話8月15日14.3%
25話8月22日12.0%
26話9月12日12.7%
27話9月19日12.6%
28話9月26日13.8%
29話10月3日13.1%
30話10月10日13.0%
31話10月17日14.0%
32話10月24日
33話10月31日
34話11月7日
35話11月14日
36話11月21日
37話11月28日
38話12月5日
39話12月12日
40話12月19日
41話12月26日
42話1月2日
43話1月9日
44話・最終回(仮)1月16日

『青天を衝け』の最終回ネタバレ(予想)

ドラマの始まりは、主人公・渋沢栄一(吉沢亮)と、後に江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜(草彅剛)となる七郎麻呂の若き時代が、並行して描かれていきます。
慶喜のいる水戸藩での描写を通じ、幕末の動乱時代の社会情勢が描かれると同時に、将軍継嗣などを巡るスリリングな武家抗争が展開します。その一方で、水戸から150キロ離れた現在の埼玉近辺にあたる武蔵野血洗島村では、若かりし栄一の物語が始まります。

時は、江戸。幕末の動乱。1840年(天保11年)に、武蔵国の血洗島村に生まれた渋沢栄一。ジャパンブルーに染まる藍の原料・藍玉の製造と養蚕を家業とする職人の父・渋沢市郎右衛門(小林薫)を手伝いながら、栄一はその商才を発揮していきます。
百姓の息子として才気を発揮していく栄一でしたが、その一方で彼は、情に熱い相棒の従兄・渋沢喜作(高良健吾)とは違って知性的で弁も立ち、反骨精神と気骨に溢れていました。17歳になった栄一は、歳上で学問と剣術を教えてくれた歳上従兄の尾高惇忠(田辺誠一)の影響もあって、身分制度に囚われた江戸の身分社会に疑問を感じ、自らも武士になることを誓います。
やがて、栄一は尊王攘夷の思想に傾倒し、人生を変える大きな事件を起こします。喜作とともに一大攘夷計画を企てるのです!横浜にある外国人の居留地を焼き払うという暴挙。計画は順調に進んでいきますが、遊学の経験があって京の情勢に詳しかった惇忠の弟・長七郎(満島真之介)の反対で、栄一と喜作の攘夷計画は頓挫!身分社会の変革と攘夷の志士を目指した二人でしたが、倒幕どころか逆に江戸幕府から追われることになってしまい、ともに京に逃亡します。

一方、血洗島村から150キロ離れた水戸藩では、後に徳川慶喜として江戸幕府最後の将軍となる七郎麻呂が、9代目水戸藩当主である父・徳川斉昭(竹中直人)から、愛情深く育てられていました。慶喜は才気に溢れ、側近の平岡円四郎(堤真一)の助けを借り、父・斉昭から一橋家を継ぎます。
しかし、1853年マシュー・ペリー(モーリー・ロバートソン)による黒船来航を迎え、幕府は開国か鎖国かに揺れていました。第12代の徳川家慶(吉幾三)の息子は家定(渡辺大和)。しかし、病弱な家定は、歌橋(峯村リエ)以外にほとんど心を開こうとせず、そんな息子に不安を感じていた家慶は、才気煥発の慶喜を将軍継嗣に担ぎ出します。が、その家慶が病死し、13代目に家定が急遽就任。慶喜に期待していた周囲は、家定を中継ぎの飾り物として考え、幕府内では早々に、次期後継者争いが勃発します。(ちなみに、家定の正室は篤君(上白石萌音)なのですが、この篤君には実は、「器量不足の家定に、慶喜を後継とすることを認めさせる」という密命がありました。しかし、史実では家定は早世するので、ドラマではどのように描かれるのか楽しみです。篤君が幕府に翻弄される展開になると予想しますが、結局のところ、彼女は天璋院として、徳川の人間になるだろうと思われます。)

慶喜を継嗣に推す筆頭は、福井藩主の松平慶永(要潤)。側近の橋本左内(小池徹平)とともに、慶喜を将軍にすべく、奔走します。
その反対に、紀州藩の徳川家福を推すのが井伊直弼(岸谷五朗)。継嗣問題以外にも強引な政策を推し進めていた井伊直弼は、慶喜らの政敵となります。史実から予想するに、井伊直弼は、いわゆる「安政の大獄」で慶喜ら一橋家に制裁を与えますが、井伊は、周知の通り、行き過ぎた強引さが引き金となって、「桜田門外の変」で暗殺されてしまいます。
井伊直弼を暗殺したのは、水戸藩の尊王攘夷の過激派と言われますが、この頃の渋沢栄一も尊王攘夷に傾倒し、栄一に学問を教えた惇忠は水戸学に傾倒していました。また、尊王攘夷を唱えたのは、大橋訥庵(山崎銀之丞)で、訥庵の塾には、惇忠の弟・長七郎も通っていました。この辺りから、なんの接点も見えなかった栄一と慶喜が近づいていきます。
そして、喜作とともに、幼馴染みとして育った尾高千代(橋本愛)と結婚し、江戸に遊学していた栄一は、ある酒場で藤田小四郎(藤原季節)という水戸藩士と出会っていました。小四郎はその後、水戸藩の過激派となっていきます。水戸藩の過激派といえば、幕末最大の悲劇とも言われる、いわゆる「天狗党の乱」ですが、小四郎の周囲もおそらく暗殺されていくと思われます。

そして、いよいよ、栄一と慶喜が接触することになります。攘夷計画の頓挫で幕府から追われていた栄一と喜作は、街道で馬に乗っている慶喜と側近の円四郎を追いかけます。栄一の才覚を感じ取った円四郎は、「一橋家の家臣となる」か「幕府に囚われて死を迎えるか」という選択を迫ります。攘夷の志士を目指していた栄一でしたが、柔軟に生き方を変えていく姿勢はさすがではないでしょうか。その後、栄一は一橋家に入ります。
商才に長けた栄一は、一橋家の財政改革にも着手し、その手腕を遺憾なく発揮していきます。そのせいで、不本意ながら、慶喜の信頼を勝ち取ってしまい、幕府との繋がりが深くなっていきます。さらには、慶喜が第15代として徳川将軍を継承したことで、栄一は1866年、とうとう幕臣となってしまいます。倒幕どころか幕府入り。

不本意ではありましたが、そんな栄一に、再び、人生を変えるような契機が訪れます。パリの万国博覧会の随員に選ばれたのです。パリに飛んだ栄一は、鎖国のなか、身分制度が跋扈していた日本とは違い、政官と同等に経済を主導するパリの民間の姿を目の当たりにします。中でも、栄一の目を引いたは「株式会社」と「バンク」の仕組み。渋沢が数多くの企業設立に関わったことは周知の事実ですし、「バンク」の知識は、日本初の銀行である「第一国立銀行」設立として結実します。

その一方、1868年を迎えた日本は明治維新により、新政府が樹立されていました。大政奉還の知らせをパリで受け取った栄一は帰国しますが、栄一の目に映った日本は、既に自分の知る徳川の時代の日本ではありませんでした。まさに様変わりしていたのです。

このドラマのテーマは、渋沢の経済的な面ではなく、青春と謳われています。また、同時期の朝ドラ『おかえりモネ』もそうですが、閉塞感に覆われているようにも感じられる今の日本に、希望の物語を投げかけたいと、製作陣はコメントしています。ですので、栄一が帰国したこの辺りが、物語の終盤になるのではないかと予想できます。
攘夷の志士を目指していた栄一が、慶喜と運命的に出会い、幕臣となって産業発展著しい西洋の姿を見、明治維新によって変わり果ててしまった日本の経済発展のために尽力する。その姿は、私たちに希望を与えてくれるに違いありません。震災から10年目の節目として作られた『おかえりモネ』では、東京で天気予報士となった気仙沼出身の主人公が描かれます。台風に見舞われた故郷のため、主人公は東京から気仙沼へと向かい、尽力します。どこか栄一の姿と重なります。

また、栄一は経済発展に寄与するだけでなく、明治維新によって失われてしまった慶喜の名誉の回復にも労します。静岡に入った慶喜の姿に涙し、民間に入ってからも栄一は、終生、慶喜に寄り添います。
生き方や立場は柔軟に変わっても、誠意や義理といったものを尊重する栄一の姿が描かれるでしょう。とても楽しみな作品で、今の日本を元気にしてくれそうな大河ドラマです!

『青天を衝け』各話のあらすじ

2021年2月14日からNHK総合、BSプレミアム・BS4Kにて放送開始される吉沢亮さん主演の大河ドラマ『青天を衝け』の各話あらすじネタバレを、随時更新してお届けしていきます。

1話のあらすじネタバレ

文久4年(1864)2月。
本作の主人公・渋沢栄一(吉沢亮)と従兄の渋沢喜作(高良健吾)は、一橋家の当主・徳川慶喜(草彅剛)の家臣・平岡円四郎(堤真一)の手引きで、街道で慶喜に士官を願い出る。

時は遡り天保15年(1844)。
多くの外国船が日本に国交を求める中、8歳になった七郎麻呂(のちの慶喜)は、名将になることを周囲に期待されていた。
一方の栄一(子ども時代・小林優仁)は、江戸から遠く離れた武蔵国で、わがままを言って家族を困らせていた。
そんな栄一に、父・渋沢市郎右衛門(小林薫)は、「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し…」と徳川家康(北大路欣也)の遺訓を交えて説教し、母・ ゑい(和久井映見)は、周りの気持ちを考えるように、「みんながうれしいのが一番」だと教えます。

栄一たちのすむ血洗島は、武蔵国の北部に位置し、地名には、「赤城山の神が傷口をこの川で洗った」「利根川がよく氾濫し、そのたびに土が洗い流された」など、さまざまな由来が伝えられる場所でした。
渋沢家は、そこで衣類を青色に染める藍づくりに精を出し、領主である岡部藩安倍家の家計を賄うほど儲け、農民でありながら苗字を持ち、帯刀を許されていました。また「渋沢」と名乗る家が複数あったので、栄一の住む家は、家の位置から「中の家」と呼ばれていました。

一橋家の当主・徳川慶喜が誕生

栄一は、幼い頃から人一倍おしゃべりでした。市郎右衛門とゑいは、栄一のおしゃべりなところは「あなたに似たのだ」と、よく言い争っていました。

ある日、伯父の渋沢宗助(平泉成)や周囲の女子から人気を集める従兄の尾高惇忠/新五郎(田辺誠一)や尾高長七郎(子ども時代・須東煌世)を、栄一が羨んでいると、喜作(子ども時代・石澤柊斗)から「おしゃべりな男は女子に好かれない」と言われます。
すると栄一は、栄一の従妹でのちの妻となる尾高千代(子ども時代・岩﨑愛子)に、「おしゃべりな男は嫌いなのか」と問うのでした。

その頃、七郎麻呂は、期待を寄せる水戸徳川家第9代藩主の徳川斉昭(竹中直人)から、厳しく育てられていました。
そして、阿部正弘(大谷亮平)の推挙により、11歳になった七郎麻呂は、一橋家の当主となって元服。代12代将軍・徳川家慶(吉幾三)に気に入られ、家慶の「慶」の字を賜り、徳川慶喜となります。

この国は俺が守る

弘化3年(1846年)。
6歳になった栄一は、家族が驚く程に文学に励んでいました。

そんなある日、栄一は、罪人として捉えられていた兵学者で砲術家の高島秋帆(玉木宏)と出会います。
罪人として岡部藩に捉えられた秋帆を、一目見たいという長七郎や喜作と共に、岡部藩の陣屋へと向かった栄一は、役人に見つかり逃げる中、牢に収監されている秋帆を見つけます。
栄一が、以前、千代の髪飾りを秋帆に拾ってくれたお礼をすると、存在に気づいた秋帆は、自身の身の内を話しはじめ「誰かが守らなくては、この国は終わってしまう」と語ります。
それを聞いた栄一は、「お、おれが、守ってやんべぇ、この国を。」というのでした。

2話のあらすじネタバレ

嘉永元年(1848)。
9歳になった栄一は、父・市郎右衛門の希望で、喜作と共に新五郎(田辺誠一)から読書を教わるようになりました。そして、栄一は『論語』、喜作は『三国志』を読むことに夢中になります。

そんなある日、中の家に岡部藩の代官・利根吉春(酒向芳)がやってきて、人足100人と御用金2000両を用意するように、宗助と市郎右衛門に命じます。
市郎右衛門は、6月は村が1年で最も忙しい時期のため、人足の数を減らして欲しいと陳情するが受け入れられず、平伏すことに。
そんな父の姿を見ていた栄一は、納得できず、喜作や千代に怒りをぶつけます。
すると喜作は「農民だからしかたない」と栄一を諭し、「いつか武家のカブを買って武家になる」と語るのでした。

人足と刈り入れとの折り合いがつかず、村恒例の五穀豊穣と悪疫退散を願う祭りの開催を中止せざるえなくなり、悲しい顔を見せる血洗島の人々。
栄一は「みんながうれしいのが一番のはずなのに…」と、ある計画を立てます。

朝から晩まで働き通しのむらの人々を喜ばせるため、栄一と喜作は、仕事終わり、秘密裏に計画していた獅子舞を披露します。
すると、疲れ果てていた村の人達も笑顔を浮かべ、市郎右衛門をはじめ、みな舞いはじめるのでした。

将軍や老中から期待される慶喜

嘉永5年(1852)。
江戸では、12代将軍・家慶の男子が家祥を除いて全て死んでしまい、家慶や老中の阿部正弘は、後継者として慶喜に期待を寄せます。

3話のあらすじネタバレ

マシュー・ペリー(モーリー・ロバートソン)が、日本を開国させるため、航行していたころ、栄一は父・市郎右衛門に連れられて初めて江戸を訪れました。

にぎやかな江戸の町を見て、「武士が脇役のように見える」と指摘する栄一。すると、通りすがった武士・平岡円四郎(堤真一)に咎められてしまいます。
気まずく逃げ去った栄一でしたが、後にこの円四郎とは運命的に再会します。

黒船来航で日本が揺れる

嘉永6年(1853)6月3日夕刻。
多数の大筒を備えた4隻の黒船が浦賀沖に現れ、幕府は驚愕します。
司令官のペリーは、「日本と親しく国交を結び、食料や燃料を調達するための港を開いて欲しい」というアメリカ大統領の要求を伝えてきました。
慌てた幕府は「将軍が病気で返事ができない」と言葉を濁すと、翌年にまたくることを告げ、ペリーの艦隊は去っていきました。

「開国か、撃退か」幕府は外様大名にまで意見を求めましたが、意見はまとまりません。
兎にも角にも、海防が急務と考えた老中の阿部は、台場建造を川路聖謨(平田満)に命じます。そして、岡田藩の陣屋に投獄されていた砲術家・高島秋帆(玉木宏)を呼び寄せるのでした。

罪人であった秋帆が、偉い人だったと知った栄一は、江戸へ向かう秋帆に思わず声を掛けます。
あの夜の少年であることを思い出した秋帆は、馬から降りて栄一に歩み寄り、「おまえの言葉から力をもらい、どうにかこの日まで生き延びられた」と感謝の意を述べ、「私はこの先、残されたときをすべてこの日の本のために尽くし、励みたいと思っている。お前も励めよ。頼んだぞ」と栄一に思いを託し去っていきます。

栄一が父に褒められる

この頃、血洗島では、藍の葉が害虫の被害にあっていました。
市郎右衛門は、農民たちに無事な藍を急いで刈るように指示を出し、藍の葉を買うため上州に向かいます。
栄一は、信州へ買い付けに行きたいと市郎右衛門に願い出るが、却下されてしまいます。しかし、藍の良し悪しを判断できる自信があった栄一は、母・ゑいを説き伏せ、信州に向かいます。

そして、信州行きを拒んだ市郎右衛門でしたが、栄一が買ってきた良質な藍を見て、褒めるのでした。

一方、江戸では、昌平坂学問所きっての俊才といわれた平岡円四郎(堤真一)が、徳川斉昭(竹中直人)の指名で、慶喜の小姓に推挙されます。

4話のあらすじネタバレ

嘉永6年(1853)。
幕府では、家祥が改名して第13代将軍・徳川家定(渡辺大知)に就任。老中・阿部正弘と海防参与に就任した徳川斉昭は、ペリーの再来航に備えていました。
そんな斉昭に推されて慶喜の小姓となった円四郎は、無作法な自分に対して真摯に向き合う慶喜に感銘を受けます。

その頃、栄一は、村の藍農家たちを労う宴席を取り仕切り、藍の葉の出来のいい順から大関・関脇・小結・前頭と相撲に見立てた番付表を作成し、やる気を盛り立て、宴会を盛り上げていました。
一方、千代に淡い恋心をいだいていた喜作は、商いよりも剣術で立派になり、自分の家の「新屋敷」を東の家や中の家に負けないよう大きくし、金持ちになるという野望を抱いていました。

嘉永7年(1854)。
再び7隻の黒船が来航。斉昭は最後まで異国船は打ち払うべきと譲りませんでしたが、横浜にて、首席全権・林復斎らが、ペリーと交渉を重ね、日米和親条約を締結します。

栄一がこの世への疑問を感じる

代官の利根吉春に呼び出され、宗助と市郎右衛門の名代として陣屋に赴いた栄一。
利根は、岡部藩の婚儀にあたり、宗助に1000両、市郎右衛門に500両を献上するようにと、申しつけてきました。
宗助は承諾したが、名代で来た栄一は、即答はできないと返答します。

代官の言葉とふるまいに憤りを感じる栄一。そんな栄一をなだめるように市郎右衛門は「それが泣く子と地頭なのだ」と諭し、御用金を払ってくるように言います。

翌日、栄一は、「この世は何かがおかしい」と納得いかないものの、渋々500両を陣屋に持参するのでした。

5話のあらすじネタバレ

岡部藩の御用金の上納へのやるせない気持ちを、尾高惇忠(田辺誠一)にぶつける栄一(吉沢亮)。惇忠は、栄一と同様に悲憤慷慨していることを打ち明け、アヘン戦争の顛末が書かれた『清英近世談』を読むことを薦めます。
『清英近世談』から日本の危機を知った栄一と喜作は、敵をたたき斬るため、神道無念流の剣術修行により励むようになります。

そんな中、栄一の姉・なか(村川絵梨)の縁談相手の家に、オサキキツネが憑いているという噂を聞き、宗助と伯母のまさ(朝加真由美)が反対。なかの縁談は破談となってしまいます。
縁談相手に惹かれていたなかは、激しく落ち込みます。そんななかをどうやって励ますべきか栄一と市郎右衛門は悩みます。

翌日、気晴らしになればと市郎右衛門は、なかを集金まわりに連れていきます。
すると、市郎右衛門の留守の間に、まさが3人の修験者と口よせの女を連れてきました。
無理やり家に入り込んでお祓いをはじめ、「無縁仏が祟っている」と言い始める修験者。そして、「祟りを清めるには祠を建てるべし」と口よせの女が告げたところで、栄一が「無縁仏が出たのは何年前か?」と尋ねます。
口寄せの女は「60年ほど前」というので、栄一は年号を問います。
すると、「天保3年」と返答したので、「天保3年は23年前」と指摘。バツが悪くなった修験者たちは「神の罰が下るだろう」と言い捨て、金一封を持って帰ろうとします。
栄一は、とっさに金一封を奪い返すと、「人の弱みにつけこむ神様なんて怖くない」と言い放ち、修験者たちを追い払います。
栄一のようすを土間から見ていたなかは、市郎右衛門と栄一の思いにふれ、元気を取り戻すのでした。

水戸学の大家・藤田東湖

幕府は、アメリカに続き、イギリスやロシアとも和親条約を結ぼうとしていました。
それを知った斉昭は、安易に開国すれば、清国の二の前になってしまうと訴えます。
対して、老中の阿部正弘は、「列強が戦を仕掛けてきたら、現状の防備で日本が無事で済むと思っているのか」と反論。斉昭の腹心・藤田東湖(渡辺いっけい)は、阿部と意見が相容れず憤慨する斉昭をなだめ、阿部との仲を取り持つのでした。

そんな東湖の元に、列強の船や大筒について学びたいと、慶喜が訪れます。慶喜は、列強について学べば、父・斉昭の機嫌を損なうと案じていたのでした。
それに対して東湖は、斉昭がかねてから西洋兵術を学んでおり、了見の狭い人ではないことを伝えます。そして、そのことは阿部も分かっており、いずれ阿部はまた斉昭を頼るはずだと推測していると言います。れを聞き、安堵の表情を浮かべる慶喜。
2人のやり取りを聞いていた東湖の息子・藤田小四郎(藤原季節)と円四郎は、諍臣(主君の非行を強くいさめる臣下)とは東湖のような家臣を指すと実感するのでした。

その矢先、そんな優秀な家臣・藤田東湖が、江戸で起こった大地震(安政江戸大地震)で、老いた母を助けようとして、水戸藩小石川邸の下敷きとなり、命を落としてしまいます。

6話のあらすじネタバレ

東湖の死は、血洗島にまで届き、心の師としていた尾高惇忠は、悲嘆に暮れるも、「我ら一人ひとりが志を持ち、この世に立ち向かわねばならねぇ」と誓います。
そんな中、弟の尾高長七郎(満島真之介)は、剣技に天賦の才ありと「北武蔵の天狗」の異名をとるまでに成長していました。
一方、栄一(吉沢亮)と喜作(高良健吾)も、筋骨たくましい青年に成長。長七郎の妹・尾高千代(橋本愛)は、栄一に思いを寄せていました。

真田範之助が道上破りにやってくる

ある日、尾高家の道場に、千葉栄次郎の門下で北辰一刀流の剣豪・真田範之助(板橋駿谷)が、長七郎の「北武蔵の天狗」の名を聞き、道上破りにやってきました。
道場を代表して惇忠が応対し、まずは喜作が対決することに。
激しい打ち合いの末、喜作は破れ、次に相手となった栄一も歯がたちません。圧倒的な強さを誇る範之助でしたが、長七郎はさらに上をいく強さを見せます。

その夜、尾高家で範之助に酒や食事がふるまわれます。範之助は、栄一らに列強に対する幕府の弱腰な姿勢を語り、江戸の道場では「尊王攘夷」の機運が高まっていることを語ります。
その後、範之助が千代の美しさを褒めると、惇忠は「長七郎に剣で勝った者にしか大事な妹はやれない」とおどけます。それを聞いていた千代に思いを寄せる喜作と栄一は、何やら胸のざわめきを感じるのでした。

時は流れ、尾高家では、長七郎が武者修行のため江戸へいくことに。
千代への想いを募らせていた喜作は、長七郎に、「江戸から帰ったら、剣の勝負をしてほしい」と頼み、「長七郎に勝って千代を妻にもらいたい」と宣言します。
同じく千代に思いを寄せる栄一は、喜作の発言に只々驚くのでした。

慶喜が美賀君を妻に迎える

江戸の水戸藩小石川邸では、斉昭が東湖の死を嘆く日々を過ごす中、慶喜が、京の一条忠香の養女・美賀君(川栄李奈)を妻に迎えることに。
しかし、当の慶喜は妻に無関心。老中の阿部が、斉昭と犬猿の中である堀田正睦(佐戸井けん太)に老中首座を譲ることで、父・斉昭の立場が危うくなることを案じていました。
そんな慶喜に、小姓の平岡円四郎は、慶喜の才能を見抜き、「斉昭のみならず、日本の憂いが消え、亡き東湖の御霊も喜ぶ方法はただひとつ、慶喜が次の将軍になることだ」と説くのでした。

その頃、江戸幕府第13代将軍・徳川家定(渡辺大知)も、島津斉彬の養女・篤君(上白石萌音)を妻に迎えていました。
そんな中、30歳過ぎても身体が弱い家定より、慶喜のほうが将軍に相応しいと幕臣たちは考えていて、篤君の父・斉彬と福井藩主・松平慶永/春嶽(要潤)は、篤君に「慶喜を次期将軍にするにあたって、大奥から後押ししてほしい」と依頼するのでした。

一方、一橋家に嫁いだ美賀君は、慶喜と仲睦まじい慶喜の養祖母・徳信院(美村里江)の関係を疑い、自殺未遂騒動を起こしてしまいます。

7話のあらすじネタバレ

安政4年(1857)。
尾高家では、長七郎が江戸へと旅立ちました。
そんな中、福田直三郎の姉から、縁談話を持ち込まれていた喜作は、自分で妻を決めたいと思い惇忠に「千代を娶りたい」と正式に伝えます。
そんな喜作に、同じく千代に思いを寄せる栄一が「喜作には直三郎の姉の方がお似合いだ」と待ったをかけると、取っ組み合いの喧嘩に。
なかが仲裁に入るが、ふたりは険悪な仲になってしまいます。

安政5年(1858)。
江戸に行き、千葉道場で剣術に励んでいた長七郎から文が届きます。
そこには、江戸には尊王攘夷の志士が集まっていることが綴られていました。そして栄一宛に、「栄一が千代と一緒になるものと思っていた」「本当にこのままでいいのか胸に手をあててみろ」と書かれていました。

後日、惇忠と藍売りに向かい、山道を登った山頂に広がる絶景の景色を見て、心の迷いが晴れた栄一は、旅先で漢詩をしたため「青天を突け」と意気込みます。
そして、村に戻ると千代に求婚するのでした。

松平慶永が慶喜を将軍に推す

阿部正弘が急死し、後を開国派の堀田正睦(佐戸井けん太)が継ぎます。また、大奥では、慶喜よりも、将軍・家定に血筋の近い徳川慶福を推す動きが出ていました。

幕府の動きに業を煮やした松平慶永(要潤)は、世継ぎを慶喜に定めるよう幕府に建白書を提出するが、列強との通称の準備に手いっぱいで、世継ぎ問題はおざなりに。当の慶喜も将軍になる気をみせませんでした。

そんな中、鼻につく言動をする慶喜と慶永を嫌う将軍・家定は、老中首座を慶永に譲りたいという堀田の意向を却下します。
そして、そんな家定に井伊直弼(岸谷五朗)が近づいていくのでした。

8話のあらすじネタバレ

旅から戻った栄一が、千代に求婚。
するとそこへ喜作がやってきて、栄一に勝負を挑みます。

後日、剣を交える栄一と喜作。
よし(成海璃子)という女性が喜作を応援、栄一が喜作に追い詰めらると千代が栄一に声援を送ります。
勝負は喜作に軍配があがります。勝利した喜作は千代に歩み寄って、「こいつは俺の弟分だ…面倒を見てやってくれ」「幸せになれよ」と言い去っていきます。
栄一は、惇忠に「千代を嫁にほしい」と申し出ます。惇忠は、2人が相思相愛であると知り、祝福します。

その冬。
栄一と千代の祝言が挙げられました。
祝宴には、喜作の妻となった渋沢よし(成海璃子)も参加。村全体が祝賀ムードに包まれます。

井伊直弼が大老に就任

その頃、幕府では、将軍・家定の世継ぎをめぐって、一橋家の当主・慶喜を推す一橋派と、紀州徳川家の藩主・慶福を推す南紀派が対立。

安政5年(1858)。
南紀派の井伊直弼が大老に就任。将軍・家定は、井伊に斉昭や阿部正弘に疎外されてきた自身の境遇を吐露します。それを聞いた井伊は、家定の力になることを誓うのでした。

一方、慶喜は、上に立つことに二の足を踏んでいました。しかし、円四郎の執念に根負けして、遂に将軍になってもいいという意向を示します。

そんな中、ハリスと交渉を重ねていた下田奉行の井上清直らが、天皇の意向に反して、「井伊の言葉に従ったまで」と、無勅許で日米修好通商条約に調印してしまいます。
この天皇や朝廷に背く調印を不服とした斉昭は、井伊を更迭し、慶永を大老に推します。
一方、慶喜は、朝廷への調印の報告を井伊が不敬な宿継奉書でしたことを登城して叱責。天皇を軽んじる姿勢を糾弾します。
井伊は慶喜に謝罪するも、世継ぎを慶福に決めたいと申し出て、慶喜の了承を得ます。

後日。家定と井伊は、諸大名を江戸城に集め、慶喜も了承の上で将軍の世継ぎが慶福に決まったことを正式に発表。これをもって、将軍継嗣問題は、南紀派が勝利となります。

その後、病床に伏せた家定は、井伊に不時登城(本来の登城日以外に、江戸城へ入る事)をした斉昭らを処分することを命じて逝去。
井伊は、家定の命を受けて厳しい政治弾圧を始めます(安政の大獄)。

9話のあらすじネタバレ

日米修好通商条約を結んだことに激怒した孝明天皇が、「将軍家だけに国を任せておけない」と水戸藩に助けを出し、尊王攘夷運動が高まっていきます。
それに対して、おそれを感じた井伊直弼は、朝廷と繋がる水戸藩士や公家衆を徹底的に処分していきます。
またこの頃、江戸ではコロリ(感染症)が大流行。人びとは異国の妖術と怖れ、外国人を入国させた井伊に反発します。

井伊の弾圧政策「安政の大獄」により、尊攘派の志士たち100人以上が処罰され、斉昭は国元で永蟄居、慶喜には隠居・謹慎を命じられます。

安政7年(1860)。
井伊直弼が、江戸城の桜田門外で、水戸藩の浪士によって暗殺され、幕府は権威を落とします。
井伊の後を継いだ安藤信正は、井伊が推し進めていた意志を継ぎ、幕府の権威を守るべく、将軍・家茂のもとへ孝明天皇の妹・和宮を降嫁させようと画策します。

そんな中、万延元年(1860)8月15日、斉昭が病で急死。慶喜は謹慎中のため、見舞いはおろか、死に目にもいけず、悲嘆にくれます。

斉昭の死を知った思誠塾では、大橋訥案(山崎銀之丞)が、同士にいまこそ攘夷を果たすべしと呼びかけます。
そしてその中には、真田範之助や尾高長七郎に交じり、喜作の姿もありました。

一方、栄一は、喜作が江戸に行ったことを受けて、焦燥感にかられ、春の一時でいいので江戸に行かせてほしいと、市郎右衛門に懇願します。

10話のあらすじネタバレ

万延2年(1861)。
栄一は、父・市郎右衛門をなんとか説得して、ひと月だけという約束で江戸へ向かいました。
ついた江戸は、8年前に父と訪れた時とはまるで異なり、栄一は驚愕します。思誠塾の塾頭・大橋訥庵(山崎銀之丞)は、今の江戸を「生き地獄」と形容します。

栄一は、千葉道場に籍を置き、見聞を広めていきます。
そんな中、思誠塾の塾生・河野顕三から、水戸藩と長州藩によって安藤信正を襲撃する計画があるが頓挫していること、「後ろ盾のない自分たちのような草莽の志士(日本を想う心のみで動く名もなき志士)の方が動きやすい」と聞き、草莽の志士という言葉に胸を打たれた栄一は、「自分も草莽の志士になる」と宣言するのでした。

約束の1ヶ月が過ぎた頃、血洗島に戻った栄一は、同士と会えたことや、江戸の変化を千代らに伝えます。そんな栄一から、江戸に未練があることを感じた家族たちは、不安を感じます。

その矢先、和宮降嫁の日取りが決まり、岡部藩も総がかりで人足を出すことになりました。
栄一は、今回の降嫁が幕吏(外国人の言いなりになっている幕府の役人)の陰謀と考え、異を唱えます。この頃、千代が懐妊します

一方、大橋訥庵は、長七郎らに指示を出し、和宮の奪還を計画していたが、挙兵が間に合わず、次の一手として、安藤を暗殺し、慶喜を擁立して日光で挙兵する計画を立てていました。
しかし、肝心の慶喜が応じず、訥庵は捕まり、水戸藩の浪士と河野による安藤襲撃(坂下門外の変)も失敗に終わります。

11話のあらすじネタバレ

文久2年(1862)。
訥庵が捕まり、役人は連座する者を徹底的に捜索していました。
栄一は、江戸へ向かう長七郎を引き止め、信州の知り合いの元へと逃がします。

その1ヶ月後、栄一と千代に長男・市太郎が生まれ、栄一は多いに喜び、良き父として藍の仕事に精を出していました。
しかし、北関東一帯で麻疹が大流行。千代と市太郎が罹患し、市太郎が亡くなってしまいます。悲しむ栄一、今まで通りもくもくと働いてはいましたが、眼から英気は消えてしまいました。

そのころ江戸幕府では、薩摩藩主・島津久光(池田成志)らの後押しにより、慶喜が長い謹慎から解かれ、将軍後見職として復帰します。

久光は、慶喜と同時期に政治総裁職として幕政に復帰した松平春嶽(要潤)に攘夷実行をけしかけます。しかし、同意する春嶽に対して、慶喜は「もはや日本は鎖国などできるはずがない」と異を唱えます。

文久3年(1863)。
幕府がイギリスから攘夷事件の賠償請求をされる中、京では過激な志士たちが、「天誅」と称し、和宮の降嫁や開国派に危害を加えていました。
そんな京に入った慶喜に、攘夷運動の先頭にいた公卿の三条実美(金井勇太)は、攘夷の期日を決めるように迫ります。
それに対して慶喜は「孝明天皇が日本の現状をすべて把握したうえで、攘夷と言っているとは決して思えない」と述べます。すると、廊下から慶喜に使える許可を得た円四郎の同調する声が聞こえてくるのでした。

惇忠とともに攘夷を計画

その頃、血洗島では、惇忠を頭取、栄一と喜作を参謀として、横浜の外国人居留地を焼き払う計画がたてられていました。

しかしこの頃、長州藩の馬関戦争、薩摩藩の薩英戦争から、攘夷の無謀さが明らかになっていきます。また、三条実美や過激な尊攘派が京から追放(八月十八日の政変)されたことで、尊王攘夷運動の火は消えていきます。

そんな中、栄一と喜作は江戸に出て武器を集めながら、同士を募っていました。
挙兵の実行予定日(11月12日)まで2ヶ月に迫った頃、栄一と喜作は、武器の買い付けを怪しまれ、同心(江戸幕府の下級役人)に追われているところを、円四郎に助けられます。

12話のあらすじネタバレ

文久3年(1863)10月。
栄一と喜作の世を変えたいという心意気を気に入り、円四郎は「自分に仕えてみないか」と提案します。思いがけない提案に動揺した2人は断ってしまうが、慶喜の家臣が自分たちを召し抱えたいと誘ってきたことに胸を突かれます。

その頃、京では、孝明天皇が攘夷派を追い出していました。
その英断に慶喜は天皇の本心を知り、側で支えるべく、再び京に滞在することを決意します。

突き進む栄一らを長七郎が止める

血洗島に戻った栄一は、「この国を変えるという大儀のために命をかけて生きてみたい」「みんなが幸せなのが一番なんだ」と、両親に勘当を申し入れます。
市郎右衛門や千代は、制止しても突き進む性分の栄一を受入れ、承諾します。

しかし、天皇が攘夷の志士より幕府を選んだことを知った長七郎は、帰郷し、横浜焼き討ち計画に待ったをかけます。
長七郎と栄一たちは2日間も話し合い、計画中止を決定。栄一は、もっと時勢を知ってから再起をはかることを決断します。
そして、栄一は、市郎右衛門に武器を大量に買い集めたため、八州廻り(治安取り締まりをする役人)に目を付けられている現状を告げ、村に迷惑がかかると、喜作と京に旅立ちます。

13話のあらすじネタバレ

栄一と喜作は、京に向かう途中、平岡邸を訪ねるが、円四郎は不在。円四郎から話を聞いていた妻・やす(木村佳乃)から平岡家の家臣であることを示す証文を渡されます。
一橋家に忠誠を尽くして働くようにと、やすに助言された栄一と喜作は、一橋家の家臣に見えるように着物を仕立て、京を目指します。

京に着いた栄一たちは、道中、円四郎の良からぬ噂を聞き、名を借りたお礼を告げて、関係を絶とうと考えていましたが、多忙な円四郎にはなかなか会えません。
そのため、情報集めと称して京の生活を楽しんでいたら、金欠に陥ってしまうのでした。

長七郎が捕らえられる

文久4年(1864)。
慶喜、松平春嶽、会津藩主・松平容保、島津久光らが朝議参預に任命され、国政を考える参預会議が開かれ、政を朝廷に返上すべしという声が高まっていきます。

その頃、上洛して攘夷の志士たちが幕府の不満ばかりで行動を起こさないことを知った栄一は、惇忠に今度こそ行動を起こそうと、文を送ります。

文を受け、惇忠は、長七郎と中村三平を出発させます。その道中、長七郎は河野の墓に手を合わせ、忠義の血を流すことができなかったことを嘆きます。
するとその直後から、長七郎は、キツネの泣き声を耳にするようになってしまい、キツネの幻覚を見て飛脚を切ってしまいます。
そして、江戸の伝馬町の牢に護送されてしまうのでした。

長七郎と三平が入牢したこと、「横浜焼き討ち」などの謀が露見したことを惇忠からの文で知った栄一たちは、逃亡しようとするが、頼るツテもありませんでした。
そんな時、円四郎の部下・川村恵十郎(波岡一喜)が、栄一たちを円四郎の元へと導きます。

栄一たちが、上洛の際に「平岡家の家臣」を名乗っていたことから、幕府に真偽を問われていた円四郎は、ふたりに事の説明を求めます。
栄一は、長七郎との関係や、攘夷の謀を包み隠さず円四郎に伝えます。
すると、馬鹿正直な栄一を気にいった円四郎は、幕府を倒そうと考えていた栄一たちに、一橋家の家来になるよう促すのでした。

14話のあらすじネタバレ

文久4年(1864)。
栄一と喜作は、円四郎からの打診への返事を保留にするも、追われる身で後がなかったため、「一橋家の当主・徳川慶喜に拝謁し、じかに意見書を渡したうえで仕官したい」と申し出ます。

これを受け入れた円四郎は「松ヶ崎への馬駆けの際に、姿を見せ、名乗るように」と、2人に指示を出します。
そして、栄一と喜作は馬上の慶喜を追いかけながら、仕官を申し出ます(1話の場面)。

数日後、屋敷で慶喜に拝謁することになった栄一は、思いのたけを慶喜にぶつけます。そんな栄一を、無知で無作法な円四郎と慶喜は重ねます。
こうして、一橋家に仕えることになった栄一と喜作は、一橋家の御用談所(幕府との公務連絡役)で働きはじめ、長屋の一室で暮らすこととなりました。

慶喜が徳川家を守る決意を固める

将軍・家茂(磯村勇斗)が上洛しても、一向に政がすすまないことに業を煮やした久光は、中川宮朝彦親王に取り入り、「横浜の鎖港撤回」を働きかけます。
また、春嶽は、参預諸侯を老中の上に置くことを提案。久光、宇和島藩主・伊達宗城(菅原大吉)、土佐藩主・山内容堂(水上竜士)が、幕府の政に参加することが認められます。

これに徳川家の危機を感じた慶喜は、横浜の鎖港撤回の件について、中川宮に問いただし、薩摩藩の奸計が天下の知るところとなったとして、断固、横浜港を閉じることを宣言します。

その後、徳川家を守る決意を固めた慶喜は、 中川宮に資金援助をするので味方になるようにと迫り、参預による会議は消滅します。そして、京での政治主導権は幕府に戻るのでした。

15話のあらすじネタバレ

一橋家の家来として働き始めた栄一と喜作は、円四郎が岡部藩の安倍家から譲り受ける段取りをつけ、正真正銘の武士となります。
そして、栄一は「篤太夫」、喜作は「成一郎」と改名します。

そのころ幕府は、長州藩が外国船へ大砲を放った報復に、英・仏・蘭の大艦隊が攻めてきた時、孝明天皇のお膝元である摂海を守るため、海岸防備に詳しいと評判の折田を抜擢して、台場を築いていました。
そこで、円四郎は、折田の評判が本物ならば、薩摩藩から引き抜こうと考え、篤太夫を摂海防禦砲台築造御用掛に抜擢し、薩摩藩士・折田要蔵の調査を命じます。

篤太夫は、折田の使い走りをしながら、薩摩藩内で評判の高い西郷吉之助らと友好関係を築いていきます。
そして、休みの日に京に戻った篤太夫は、折田について取るに足らない人物であること、薩摩では西郷や大久保が頼りにされていることを円四郎に報告します。
報告を受けた円四郎は、満足な顔を見せ、篤太夫に大阪を引き払うように命じます。
役に立てたことを実感した篤太夫は、円四郎に「さらに広く天下の志士を抱えてみてはどうか」と提案。円四郎の承諾を受け、成一郎と共に、関東へ赴くことになるのでした。

篤太夫からの報告を受け、薩摩藩が朝廷を取り込もうとしていることを掴んだ円四郎は、公家たちにそのとっかかりとなる禁裏御守衛総督に慶喜を任命するように働きかけます。
こうして、慶喜は、将軍後見職を免じられると同時に、禁裏御守衛総督と摂海防禦指揮に任命されます。
また京都守護職には会津藩主・松平容保、京都所司代には容保の弟で桑名藩主・松平定敬が就任し、慶喜のもと、朝廷を取り込み新体制「一会桑政権」が始まります。
一方、慶喜との政争に負けた島津久光は、京を去り、「打倒徳川」を誓うのでした。

16話のあらすじネタバレ

篤太夫と成一郎は、一橋家の家臣を集めるため、京を出発。見送りに足を運んだ円四郎は、妻・やすに息災でいることを伝えて欲しいと頼み、「お前は、お前のまま生き抜け」と旅立つ篤太夫に激励を送ります。

江戸に着いた篤太夫と成一郎は、小石川代官屋敷を訪ね、長七郎との面会を申し出るが叶いません。次に、円四郎の妻・やすの元を訪れ、円四郎の活躍を報告します。

その後、千葉道場を訪れたふたりは、真田範之助(板橋駿谷)らに「一橋家で一緒に働かないか」と声を掛けます。しかし、範之助たちは、挙兵した藤田小四郎(藤原季節)ら天狗党と合流するため、筑波山へと向かってしまいます。

それでも、一橋家の所領を手広く回り、40名程集めることに成功した頃、父・市郎右衛門から文が届きます。
文には、2人が一橋家の家臣になったと聞いて家族が喜んでいること、惇忠が筑波山(天狗党)との関わりを疑われ陣屋の牢にいれられていること、陣屋の役人が栄一と喜作が許可なく村を抜け出したことを怒っているので、故郷への立ちよりは見合わせるようにと綴られていました。
これを受けて、2人は帰郷を断念します。

水戸藩の尊攘派に円四郎が討たれる

池田屋事件や、天狗党の乱と、くすぶっていた尊王攘夷の志士たちが立ち上がる中、円四郎が、水戸藩の尊攘派、江幡広光や林忠五郎らに切られ、命を落とします。
駆け付けた慶喜は、血だらけの円四郎に、「尽未来際と…申したではないか?」と涙を流しながら、語り掛けるのでした。

17話のあらすじネタバレ

『青天を衝け』17話のあらすじネタバレは、分かり次第こちらに追加します。今しばらくお待ちくださいませ。