ドラマル

2022年4月3日

『パンドラの果実』原作ネタバレ!ドラマ最終回までのあらすじ・結末考察

ドラマ『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~』の1話から最終回までのあらすじを、原作ネタバレを含めてわかりやすく紹介しています。

『パンドラの果実』は、脚本を福田哲平、関久代、土城温美が手掛けた中村啓の小説を原作とするサイエンスミステリードラマです。

最愛の妻を亡くした警察官僚の主人公・小比類巻祐一(ディーン・フジオカ)が、創設した科学犯罪対策室に天才科学者・最上友紀子(岸井ゆきの)を迎えて、次々と起こる怪事件に挑んでいく姿を描いた物語です。

ちなみに、同年6月から「Season2」がHuluオリジナルドラマとして放送されることが予定されています。

※最新話のネタバレは、リアタイ(視聴)後に追加します。

見逃し配信をチェック

当記事には、『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~』の第1話から最終回までのネタバレが含まれています。先に内容を知りたくない方は、「Hulu」で第1話から最新話までの放送をご覧になれます。
※記事の公開日(更新日)時点の情報です。

『パンドラの果実』の原作ネタバレ

ドラマ『パンドラの果実』の原作は中村啓による小説『SCIS 科学犯罪捜査班 天才科学者・最上友紀子の挑戦』です。

2019年11月12日に第1弾が発表され、現在までに第5弾まで続いている人気シリーズです。

『パンドラの果実』原作小説の結末

原作小説の『SCIS 科学犯罪捜査班 天才科学者・最上友紀子の挑戦』シリーズは、まだ完結していませんので、結末はわかりません。

最新刊(5巻)では、小比類巻祐一の妻・亜美に関する秘密を中心とする話でした。

2巻で、亜美が冷凍保存されていることが明らかにされていますが、5巻では、亜美の母親・四宮久美がクローンの受精卵を移植して、亜美を出産したことが明らかになります。
そしてその出産に、カール・カーンが創設した「ボディーハッカー・ジャパン協会」という組織があること。
創設者のカール・カーンはクローン人間で、オリジナルは次期ノーベル医学生理学賞候補・榊原茂吉と言われていることが分かるという展開です。

ちなみに、小比類巻祐一は、榊原茂吉が老いた時にクローン(カール・カーン)に生まれ変わろうとしていると推測しています。

ドラマ『パンドラの果実』の最終回ネタバレ・結末考察

ドラマ『パンドラの果実』は、最上友紀子ではなく小比類巻祐一が主人公であったりと、原作とは異なる設定ですが、大筋は原作に沿って展開していくと予想されます。

物語は、警視正の小比類巻(ディーン・フジオカ)を室長に、警察庁内に「科学犯罪対策室」という新部署が誕生するところからスタートします。

そんな中、被疑者がAIロボットという前代未聞の事件が発生。小比類巻は天才科学者・最上友紀子(岸井ゆきの)に捜査協力を依頼します。

最上は、AIロボットの言葉や表情から、犯人を特定します。

こうして、最上の協力を得ることになった小比類巻は、次々と起こる最新科学が生みだした怪事件を解き明かしていきます。

そんな中、小比類巻祐一の妻・亜美(本仮屋ユイカ)が冷凍保存されているクローン人間であることが明かされます。

最終回は、亜美をクローン技術で生み出した「ボディーハッカージャパン」の代表・カール・カーン(安藤政信)もクローンであること。オリジナルの榊原茂吉が様々な事件の黒幕として浮かび上がる結末になるでしょう。
そして、人道無視の人体実験で新薬を生み出し、莫大な利益を得ている榊原茂吉との対決は、既に発表されているHuluでの「Season2」へと引き継がれると予想します。

『パンドラの果実』各話のあらすじ

2022年4月23日から日本テレビ系にて放送開始されたディーン・フジオカさん主演の連続ドラマ『パンドラの果実』の各話あらすじネタバレを、放送後に随時更新してお届けしていきます。

1話のあらすじネタバレ

前代未聞!被疑者はAIロボット

東京都八王子市元川町にある最先端のロボット開発を手掛ける『神楽テクノロジー』、その社内で同社のCEO・安井一央の遺体が見つかります。
安井の死因は空気中の酸素濃度が低下したことによる低酸素血症、精密機器の動作確認などを行う、厳重な密閉構造のシミュレーションルームで殺害されていました。
警視庁捜査一課の応援要請を受け、発足したばかりの『科学犯罪対策室』が捜査に乗り出し、科学犯罪対策室の室長で警視正・小比類巻祐一(ディーン・フジオカ)と元捜査一課刑事・長谷部勉(ユースケ・サンタマリア)が、ロボット開発チームのチーフ・郷原美鈴(内田理央)と矢野、そして最先端AIを搭載した介護ロボット・L.E.Oから話を聞き、L.E.Oが安井の殺害を自供したのです。

捜査一課は、東京都八王子市元川町の『北野警察署』に捜査本部を設置。
神楽テクノロジーの創業者は、AI研究の第一人者で前CEO・神楽博、安井は投資ファンドから送り込まれた人材で、3年前に神楽が病死後、CEOに就任、就任後海外企業への会社の売却を推し進め社内から反感を買っていました。
警視庁捜査一課長で警視正・葛木信介(西村和彦)は、捜査本部員には怨恨の線で捜査にあたらせ、自供したL.E.Oの件は科学犯罪対策室に任せることに。

科学は光!?

科学犯罪対策室の捜査官は、現在、小比類巻と長谷部の2人、科学犯罪対策室に知力・体力・閃きの3つの要素が必要と考える小比類巻、知力は小比類巻、体力は警視庁でトップクラスの検挙率をほこる長谷部、そして3つ目の閃きは、3年前に科学界から姿を消した天才科学者・最上友紀子(岸井ゆきの)。
その最上に会いに、小比類巻は長谷部と共に新潟県下長岡市の鰻の養殖場へ。
小比類巻は養殖場でアルバイトをする最上に捜査協力を要請するも断られてしまい……。

夜、帰宅した小比類巻は、リビングのテーブルの上に置かれた、娘・星来(鈴木凜子)の置き手紙に気づきます。
幼い字で、祖母・四宮聡子(石野真子)の家に泊まると書かれていました。
小比類巻はデスクのパソコンに向かい、『TRANCE BRAINS社』から届いたメール、契約延長のお知らせに目を通し……。

シミュレーションルームで美鈴がL.E.Oを起動し、L.E.Oのデータが一部削除されていることに気づき、するとそこへ、小比類巻が現れ、お願いがあると……。

次の日、科学犯罪対策室に小比類巻と長谷部が出勤すると、既に最上が来ていました。
科学の先には闇があると考える最上は、科学は光だと考える小比類巻に間違いを教えに来たのだと。

AIロボットから聴取

取調室でL.E.Oが最上の聴取を受け、隣の部屋から小比類巻、長谷部、そして美鈴が取り調べの様子を見守っていました。
安井の死亡推定時刻は深夜1時45分、L.E.Oはバックアップのためスリープ状態で殺害は不可能、しかしL.E.Oは所有者を守らなければならず、安井を助けられなかったことは殺害したも同然と考えていたのです。
そんな真面目なL.E.Oにウイルスを転送する最上は、L.E.Oが助かるためには銃で最上を殺害しパソコンのストップボタンを押すしかないとL.E.Oに伝えます。
ロボットが殺意を抱くか検証していた最上でしたが、何も聞かされていなかった長谷部たち捜査官に取り押さえられてしまい、検証は失敗に終わりました。
しかし、L.E.Oが指を少し動かした時、L.E.Oの内部温度は60度を超え、L.E.Oが自分のプログラムと葛藤しているように考えられましたが、殺意があったかまでは分かりませんでした。

科学犯罪対策室の捜査は終了?

会社に戻った美鈴は、L.E.Oの開発が上手くいかずに煮詰まっていた時、神楽にポンポンと頭を撫でられ、冷静になるよう諭された日のことを思い出していました。
そんな中、小比類巻は刑事局長で警視監・島崎博也(板尾創路)から捜査の終了を言い渡されます。
捜査一課は、安井と対立していた美鈴に逮捕状を請求する予定でいたのです。

警視庁の前で最上と別れた小比類巻は、後輩で『厚生労働省』の課長・三枝益生(佐藤隆太)に電話し、待ち合わせ場所のラウンジへ。
最上は科学に執着する小比類巻が諦めるはずがないと、ついてきてしまい、するとそこへ三枝が現れました。
3人は小比類巻の自宅に場所を移し、三枝が持ってきた神楽に関する資料に目を通し夜を明かします。

朝、星来が聡子と帰宅、星来は直ぐに最上と打ち解け、そんな中、ノートパソコンで繰り返し再生されていた神楽のテレビ出演時の動画を観た小比類巻はあることに気づき、最上と神楽テクノロジーへ。

L.E.Oは神楽

神楽は人間と同じ知能を持つAIロボットの開発を試み、神楽が選んだ方法は人間の腦をまるごとコピーしコンピューター上で再現する全脳エミューレーション、そして神楽は自分の脳をL.E.Oに再現したのです。
「失礼、失礼」という神楽の口癖を、L.E.Oが同じ様に言っていることに、小比類巻は気づき、L.E.Oが神楽自身であると考えました。
そんなL.E.Oを安井はコストの掛かる無駄な研究と思っており、事件当日、初期化するよう安井に命じられた美鈴は、神楽を守ろうとして犯行に及んだのです。
そして、L.E.Oもまた美鈴を守ろうとしました。
L.E.Oから消されていたデータは美鈴のものばかりで、小比類巻たちから話を聞かれた時、美鈴の心拍数が上がり、L.E.Oは美鈴が犯人であることに気づき、美鈴に関するデータを消したのです。

小比類巻に事件の真相を突きつけられた美鈴は、突如シミュレーションルームを飛び出すと、最上と小比類巻を閉じ込め、シミュレーションルームの酸素を排出します。
しかし、再起動したL.E.Oはシミュレーションルームを開けるなと言う美鈴の命令に反し、自身のプログラムと葛藤の末、シミュレーションルームの扉を開けます。
そして、駆け込んできた美鈴の頭を、生前の頃のようにポンポンと撫で、停止するのでした。
安井の殺害を自供した美鈴が逮捕されたものの、AIロボットについては一切報道されることはなく、そしてL.E.Oは復元することが不可能でした。

星来のたっての願いで、小比類巻家に泊まることになった最上は、家に3人で写っている写真がなく星来の母・亜美(本仮屋ユイカ)が亡くなっていることに気づいていました。
しかし、小比類巻は、病弱の亜美はアメリカで入院していると星来に言っていたのです。
星来を出産した直後に亡くなった亜美の遺体は、蘇生技術が完成する日までアメリカのTRANCE BRAINS社で冷凍保存されていたのでした。

2話のあらすじネタバレ

魂を見た!?

東京都渋谷区『神泉南警察署』管内で傷害致死事件が発生、被害者の頭から魂が抜け出たように白い煙が吹き出し死亡するという怪事件で、科学犯罪対策室が死因究明のため捜査本部に呼ばれました。

亡くなった被害者は田中浩二、プロeスポーツチーム『TEAM EDENS』でチームリーダー。
被疑者は3人で、主犯格の飲食店経営・村田慎吾は逃亡中、逃げ遅れ確保した仲間によると、動機は、田中、三ツ矢純(吉田健悟)、そして坂東春敏(松田陸)たちTEAM EDENSの3人が試合の打ち上げをし、豪遊していたのが気に入らなかったため。
途中で解放された三ツ矢と坂東の2人とは連絡がつかず、現在行方不明でした。
被疑者が暴行の様子を撮影しライブ配信しており、ネットではちょっとしたパニックになっていました。
捜査会議で動画を見た長谷部勉(ユースケ・サンタマリア)は、魂を見た、と驚くのでした。

小比類巻祐一(ディーン・フジオカ)、長谷部、そして最上友紀子(岸井ゆきの)の3人は、明春大学法医学教室へ。
法医学者・柴山美佳(三津谷葉子)によると、田中の脳の背外側前頭前野にはマイクロチップが埋め込まれており、死因はマイクロチップが発火したことによるショック死。
魂の様に見えた煙は、腦が燃えたことにより発生した煙でした。

マイクロチップを埋め込んだ理由とは

マイクロチップは端だけが焦げており、最上はマイクロチップに過電流が発生して発火したと言い、小比類巻、長谷部、最上の3人は、検証のため暴行現場である渋谷区上富ヶ谷町3丁目19号先の高架下へ。
最上がEMFメーターで電磁波を測定、電車の通過時に強い電磁波が発生しており、マイクロチップと共振したことにより、マイクロチップに強い電流が流れたと考えられました。

マイクロチップは鬱病やパーキンソン病などの治療に用いられていましたが、田中に病歴はありません。
しかし、3カ月前からTEAM EDENSの成績は劇的に上がり、三ツ矢は今、世界で逆転王と呼ばれており、三ツ矢、坂東の2人も脳の能力を上げるためにマイクロチップを埋め込んでいたと考えられました。
そして、小比類巻と最上はマイクロチップの出処を、長谷部は田中の周辺を捜査することに……。

夢ではない不老不死

マイクロチップの埋め込みは自己責任で、技術さえあれば誰でも埋め込むことができましたが、三枝益生(佐藤隆太)によると、科学の力で人間の進化を目指す、トランスヒューマニスト集団『BODY HACKER JAPAN(ボディハッカージャパン)』が怪しいと……。

小比類巻と最上がボディハッカージャパン代表カール・カーン(安藤政信)の講演に行くと、会場で長谷部が寝ていました。
人間の腦は電気信号で動き、人間の意識はデータ化できると考えるカーンは、コンピューター上に天国ができると主張。
それを実現する技術が『Mind Upload(精神転送)』、この精神転送技術は2025年までに実現可能で、肉体が滅んでも永遠に生き続けられるのだと。

カーンによると、腦の能力を向上させるマイクロチップを研究しているのは、ボディハッカージャパンを脱退した脳科学者、あゆかわ脳神経外科クリニック院長・鮎川智彦(今野浩喜)だと。
ボディハッカージャパンは現在、腦へのマイクロチップの埋め込みは危険だと考えており、鮎川は研究を続けるために脱退しました。

マッドサイエンティスト!?

小比類巻と最上は、カーンから提供された鮎川の研究データをもとに、マイクロチップを朝まで検証したものの、マイクロチップは発火せず、焦げた端の部分に発火する何かがついていたと最上は推察します。

一方、マイクロチップを外してもらうため、あゆかわ脳神経外科クリニックを訪ねた三ツ矢と坂東でしたが、鮎川が出したドリンクを飲み意識を失い、そして、鮎川は2人を拘束。
するとそこへ、小比類巻、長谷部、そして最上の3人が訪ねて来ました。

鮎川はマイクロチップの開発と田中、三ツ矢、そして坂東の3人への施術を認め、長谷部は事情聴取のため、鮎川に警察署への同行を求めます。
了承した鮎川でしたが、院長室に火をつけ、清掃用のカートに三ツ矢と坂東を乗せて地下駐車場へ行くと、自分の車に2人を乗せて逃亡してしまいました。

消火された院長室を調べる小比類巻は、鮎川の目的が精神転送であることに気づき、院長室で見つけた資料から、鮎川が電流試験場として利用していた廃ビルへ長谷部と向かい、一方、最上は小比類巻の指示で、ボディハッキングジャパン本部ビルへ。
カーンと面会する最上、鮎川が研究していたマイクロチップは精神転送のための送信装置が付属しており、過電流が発生したのはデータを転送するためのアンテナが共振したためでした。
鮎川の精神転送には問題があり、スキャンする際、脳に高負荷化がかかり、脳死に至るのです。

廃ビルに駆けつけた小比類巻と長谷部でしたが、フェンスが施錠されており、試験場内には入れません。
そして、不老不死の技術を完成させたと豪語する鮎川は、ひと足お先に遠くへ行くとカーンに伝えるよう小比類巻に言い残すと、三ツ矢と坂東を道連れに精神転送を行うのでした。

オンラインゲーム界に突如現れた覆面ゲーマー『three Arrows』と題するネット記事には、巧みな技は逆転王・三ツ矢のプレーを彷彿とさせる、と書かれており、そんな記事を読むカーンの顔はほころんでいました。

3話のあらすじネタバレ

蘇る遺体、ゾンビ見ちゃった

山梨県月山市熊橋町にある『笠森研究所』、昨夜この研究所で遺体が自ら歩き行方不明になるという事件が発生。
科学犯罪対策室の小比類巻祐一(ディーン・フジオカ)、最上友紀子(岸井ゆきの)、そして長谷部勉(ユースケ・サンタマリア)の3人は、地元、月山警察署の刑事・笠井倫子(長尾純子)と研究所を訪れます。
ありえない、と断言する最上は地元のほうとうと信玄餅に興味津々で、帰りに食べに行こうと長谷部を誘い、長谷部も誘いに乗りましたが……。

遺体の身元は土屋健太郎57歳、昨日18時に入院先の病院で死亡が確認され、20時過ぎに研究所に搬送。
研究所の防犯カメラには、無断で侵入した地元の動画配信者、八木(長谷川ティティ)と赤井(長村航希)の撮影の様子と共に、横たわっていた土屋が突如起き上がり、歩いて研究所を出ていく姿が映っていたのです。
ゾンビを見た、と長谷部が驚愕する一方、小比類巻は遺体が蘇ったことに強い関心を持つのでした。

パニックを避けるため、月山警察署は現在、徘徊老人の捜索として土屋の行方を捜し、研究所でも所長・柿本と一部の警備員しか事件のことは知りません。
研究者たちの研究する様子を見て懐かしむ最上は、植物の再生力を研究する植物バイオテクノロジーの研究者・安田弥生(華優希)に出会います。
天才科学者として名声を馳せる最上に興奮する安田、そんな中、八木と赤井が月山警察署に出頭し、小比類巻、最上、そして長谷部の3人は月山警察署へ……。
長谷部が八木と赤井の聴取を担当、監視カメラの映像と2人の供述に矛盾はありませんでした。

長谷部が土屋の捜索の陣頭指揮を任される一方、小比類巻と最上は三枝益生(佐藤隆太)に蘇生技術について情報を求めましたが、海外の事例は動物実験で参考になりません。
すると、三枝は研究所の近くに有名な心霊スポットがあると。
バーバー山田の店主、茂夫が30年前に首吊り自殺し、以来夜になると店先に茂夫の霊が出る、と熱く語る三枝でしたが、小比類巻と最上は相手にしませんでした。

蘇りの原因とは

月山警察署の計らいにより高級旅館に泊まる小比類巻、最上、そして長谷部の3人、その夜、防犯カメラ映像を見返す小比類巻はあることに気づき……。
次の日、遺体の目撃者が現れ、ドライブレコーダーには車のフロントガラスを叩く土屋が映っていました。
付着物を回収した最上は、小比類巻と研究所へ行き成分を解析、その結果、安田の開発した人工タンパク質が土屋に付着していたことが判明します。

事件当時、空調工事が行われており、本来、外に排気されるはずの安田の研究室内の空気が遺体安置所に逆流。
そして、人工タンパク質により、土屋の壊れた神経系が異常再生、癌のほか心臓弁膜症を患っていた土屋は強心剤が投与されており、強心剤も合成され、その刺激によって土屋の心臓が動き出したと考えられました。
更に、土屋の脳に損傷はなく、蘇りの条件が奇跡的に揃ったのです。
事件のことを知らなかった安田は、科学者なら自分が生み出したものが何か知るべき、と言う最上に研究所の防犯カメラ映像を見せられ、驚愕するのでした。

土屋の目的地

西甲斐自然公園のポスターを見た小比類巻は、土屋の入院先の病院で聞いた、土屋がいつも大切そうに眺めていたという子供が描いた親子3人の絵のことを思い出します。
土屋の妻と子供は20年前に海外で災害に巻き込まれて行方不明、以来土屋は家族3人で暮らした家で1人で住んでいました。

西甲斐自然公園に急行した小比類巻たちは、ブランコに乗る土屋を発見、笠井が土屋の脈を見ましたが脈はなく、そんな土屋の前には、子供が描いた絵と同じ風景が広がっていたのでした。
土屋の遺体は火葬され、土屋に関する映像は警察が全て押収し、そして安田は研究所を辞めてしまいました。

帰宅した小比類巻は、死者を蘇らせるその先に希望を持つことは許されないのか、と最上に問い掛けます。
その夜、寝付きの悪かった最上はキッチンの冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し飲んでいました。
話し声が聞こえ、扉の隙間から最上が小比類巻の部屋を覗くと、ノートパソコンに向かう小比類巻が、娘・星来(鈴木凜子)の成長を、冷凍保存された妻・亜美(本仮屋ユイカ)の映像に報告していたのでした。

4話のあらすじネタバレ

死に誘うVRゲーム

ここ半年、不可解な飛び降り自殺が多発し、新日本テレビのお天気キャスター・吉田咲(中川紅葉)が放送中に自殺したのを機に、科学犯罪対策室が捜査に乗り出しました。
何れの自殺者も自殺の兆候はなかったものの、小比類巻祐一(ディーン・フジオカ)と長谷部勉(ユースケ・サンタマリア)が捜査を進めるうち、自殺者の全員がVRゲーム『ジョイン』をプレイしていたことが判明します。
ジョインは、自作したゲームを誰でも投稿できるサイト、ゲーム投稿広場に投稿されていたゲームで、ジョインが投稿されたのは半年前、自殺が増えた時期と一致していました。

科学犯罪対策室のオフィスで、長谷部がジョインを試しにプレイします。
ジョインは自分が選んだバディーとVR(仮想現実)空間で遊ぶゲームで、バディーは写真や動画からリアルなアバターを作成。
長谷部は亡くなった愛犬、柴犬・弥太郎をバディーにプレイする中、またしても飛び降り自殺が発生します。
自殺したのは地下アイドル・岡澤まひる(天木じゅん)、幸い一命をとりとめ、東京都千代田区神本の『秋葉中央病院』に入院していました。
最上友紀子(岸井ゆきの)と小比類巻が病院に駆けつけたものの、まひるは意識が戻ってからもパニック状態で麻酔で眠っており、話を聞ける状態ではありませんでした。
病院に駆けつけていたまひるのファンによると、まひるもジョインをプレイしていました。

厚生労働省が自殺について実態調査をしており、最上と小比類巻は三枝益生(佐藤隆太)をカフェに呼び出しましたが、ジョインはマイナーで研究班も詳しいことは分かっていませんでした。
また、ゲーム投稿広場は匿名化されており、開発者は特定できず、最上はゲームをプレイして囮になり、開発者を誘き寄せることを思いつきます。

小比類巻が亡くなった亜美に再会

娘・星来(鈴木凜子)が怪我をし、先にカフェを出る小比類巻。
怪我の原因は友だちとの喧嘩で、星来に母親が居ないと友だちから言われ、居ると言い張る星来と喧嘩になったのです。
帰宅した小比類巻は星来のことを、亡くなった妻・亜美(本仮屋ユイカ)の母・四宮聡子(石野真子)に報告。
亜美のことを話す必要があるのか悩む小比類巻。そんな小比類巻にタイミングは任せると言う聡子は、亜美が養子であることを聡子が伝えたのは小学4年生の時だったと教えるのでした。
その夜、小比類巻は亜美をバディーにジョインをプレイし、亜美に再会します。
小比類巻が亜美と呼んでいるのが聞こえ、ジョインを止めさせた最上は、亜美の冷凍保存について小比類巻に問い質し、科学の未来にかけた、と小比類巻は答えるのでした。

開発者を特定!VR空間で人は生き続けられるのか!?

次の日、最上の反対を押し切り、小比類巻は囮としてジョインをプレイします。
バディーの亜美が姿を消し、小学校の校舎内を捜す小比類巻は、他のプレイヤーからバディーを見つける裏技を教えて貰いました。
VR空間に『65419』という数字が浮かんでおり、その数字が点滅している間に校舎の屋上から飛び降りると、バディーに再会できるのです。
小比類巻が飛び降りると、VR空間は小学校から宇宙に変わり、小比類巻は亜美を見つけます。
そんな中、ジョインをモニターしていた最上は、開発者の特定に成功し、小比類巻は現実世界で『65419』という数字の組み合わせを見ると、飛び降りることに気づくのでした。

開発者は埼玉県比企郡に住む芹沢道夫、芹沢家を訪ねる小比類巻、最上、そして長谷部の3人でしたが、ジョインを開発したのは道夫・恵夫妻の亡くなった息子・隆(大城龍永)でした。
隆は小学生でしたが、小学1年でプログラミングの世界大会で入賞するほどの才能の持ち主で、ジョインは隆の最後の作品。
隆は1年前に転落事故で脊髄を損傷し寝たきりになり、半年前に亡くなりました。
ブレイン・マシン・インターフェース、脳とコンピューター接続する技術により、半年間だけでしたが、道夫・恵夫妻は隆と会話ができるようになり、隆がジョインを完成させたのは、この期間でした。
芹沢家に辿り着いたのは、今現在ログインしている記録からで、隆がVR空間で生きている可能性に小比類巻は目を輝かせます。

ブレイン・マシン・インターフェースを提供していたのは『BODY HACKER JAPAN(ボディーハッカージャパン)』
最上と小比類巻はボディーハッカージャパン本部に行き、代表カール・カーン(安藤政信)を訪ねます。
カーンは隆の才能に目をつけ、ゲームの完成に力を貸しており、最上はジョインのクオリティーの高さに納得しました。
隆がジョインを作ったのは、2年前に亡くなった幼馴染のちひろと再び遊ぶため、自殺にプレイヤーを誘う意図などなく、裏技の数字は隆の誕生日の6月5日と、ちひろの誕生日の4月19日という単純なものだったのです。

後日、ジョインは閉鎖されることになり、隆に説明すると言う小比類巻は最上と共にジョインのVR空間に入ります。
隆を見つけた小比類巻は、ジョインを閉鎖することを、最上は隆が亡くなっていることを伝えました。
自分が忘れ去られることを恐れる隆に、ちひろのことを忘れない隆と同じ様に忘れない、と小比類巻は隆を説得します。
すると、ありがとう、と隆は言い残して消滅するのでした。

帰宅し、リビングで星来に小比類巻が読み聞かせをしていると、カーンからスマホに電話があり、隆がジョインに居たのは道夫・恵夫妻が隆としてログインしていたからで、最上もそのことを知っていたはずだと。
電話を終え、最上とグラスを傾ける小比類巻は、最上の気遣いに感謝するのでした。

5話のあらすじネタバレ

『パンドラの果実』5話のあらすじネタバレは、2022年5月21日(土)22:00の放送後こちらに追加します。今しばらくお待ちくださいませ。