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2020年9月19日

『さくらの親子丼3』ネタバレ!1話から最終回までのあらすじ・キャスト・視聴率まとめ

ドラマ『さくらの親子丼3』の1話から最終回までのあらすじを、ネタバレを含めてわかりやすく紹介しています。

真矢ミキさん主演の連続ドラマ『さくらの親子丼3』を200%楽しむために、キャストや各話ゲスト、視聴率の推移をあらすじと一緒に随時更新してお届けしていきます。

※『さくらの親子丼3』全話ネタバレ完了済み(2020年12月20日)。

見逃し配信をチェック

当記事には、『さくらの親子丼3』の第1話から最終回までのネタバレが含まれています。先に内容を知りたくない方は、「FODプレミアム」で第1話から最終回までの放送をご覧になれます。
※記事の公開日(更新日)時点の情報です。

『さくらの親子丼3』の基本情報

概要(見どころ)

オトナの土ドラ人気シリーズの第3弾『さくらの親子丼3』は、原作・脚本を清水有生が手掛けるオリジナルのヒューマンドラマです。

民間子どもシェルターを舞台に、そこで食事スタッフとして働く主人公の九十九さくら(真矢ミキ)が、「空っぽのお腹を満たせばココロも満たされるはずー」との信念から、行き場のない子どもたちと向き合う姿を描いた、苦難と希望の物語です。

キャスト一覧

  • 九十九さくら:真矢ミキ
    「第2ハチドリの家」食事スタッフ
  • 宮部雪乃:新川優愛
    26歳、「三谷法律事務所」新人弁護士
  • 高瀬川多喜:山崎静代
    社会福祉士の資格を持つ「第2ハチドリの家」ホーム長、元女子プロボクサー
  • 門倉真由子:井本彩花
    18歳、家族からの虐待をきっかけに非行に走る、『第2ハチドリの家』に入居者
  • 高野みどり:hibiki
    18歳、キレると手のつけられない一番の暴れん坊
  • 徳納朝子:倉島颯良
    17歳、タロットカードで人の未来を占うのが得意
  • 西川夏美:西本まりん
    悪質な風俗にスカウトされた少年院上がりの少女
  • 浅尾希望:清水香帆
    10歳、自分を虐待した父親を訴える
  • 片桐隼人:遠藤健慎
    18歳、何事も単純に感じ入る性質、みどりとは犬猿の仲
  • 室井拓真:後藤田しゅんすけ
    母親から度重なる虐待を受け居場所を無くした新しい入居者
  • 阪巻梨花:永瀬莉子
    17歳、父親から教育虐待を受けている娘
  • 岡林大樹:細田佳央太
    18歳、虹ヶ丘高校バスケットボール部に在籍
  • 金城真希:内藤理沙
    喫茶たんぽぽの店員
  • 中山源一:青柳文太郎
    農園経営者
  • 岡林康浩:鶴見辰吾
    大樹の父、『岡林税理士事務所』主宰者、地域の役員
  • 三谷桃子:名取裕子
    「三谷法律事務所」所長、「第2ハチドリの家」主宰者
  • 阪巻利晴:東根作寿英
    梨花の父
  • 峰尾靖子:長谷川真弓
    梨花の母、高政大学経済学部教授
  • 新城由夏:岡本夏美
    美容院に勤務、女子中高生の相談スタッフをしている
  • 稔:中野剛
    真由子の父
  • 祐二:金井浩人
    真由子の兄

スタッフ一覧

  • 原作:清水有生
  • 脚本:清水有生
  • 音楽:富貴晴美
  • 主題歌
    曲名:sign
    歌手:lol-エルオーエル-
    レーベル:avex trax
  • プロデューサー:河角直樹、中頭千廣、浦井孝行、岸川正史
  • 演出:阿部雄一、谷川功、最知由暁斗
  • 企画:市野直親
  • 企画協力:古賀誠一
  • 協力:オスカープロモーション
  • 制作:東海テレビ、アップサイド

各話の視聴率

『さくらの親子丼3』各話の放送後、視聴率がわかり次第情報を追加します。
※『さくらの親子丼3』は、ビデオリサーチによる視聴率の発表がないため、SNS(Twitterつぶやき数など)の反響をもとに、視聴熱を5段階(★)で発表します。

各話放送日視聴率
1話10月17日★★★★
2話10月24日★★★
3話10月31日★★★
4話11月7日★★★
5話11月14日★★★
6話11月21日★★★
7話11月28日★★★
8話12月5日★★★
9話12月12日★★★
10話・最終回12月19日★★★

『さくらの親子丼3』の最終回ネタバレ(予想)

お腹を満たせば心も満たされるという信念のもと、食を通じて心に傷を負った子供たちに愛を届けて来た九十九さくら(真矢ミキ)。三谷桃子(名取裕子)弁護士が新たに作った子供シェルター「第2ハチドリの家」では、無償で子供たちに親子丼を提供しています。その食事スタッフが、さくらです。虐待、育児放棄、親の失踪などで家族と暮らせない哀しい子供たちの一時的避難場所がシェルターなのです。

が、大人に絶望し固く心を閉ざす子供たちには、なかなかさくらの気持ちは届きません。それでも諦めずに、愛と希望を伝えようという努力が繰り返されます。
さくらにとっては、自身の真価、人としての良し悪しが問われています。

また、子供たちへの熱心過ぎる思い入れを発揮する新米弁護士の宮部雪乃(新川優愛)は、学生時代に三谷桃子の授業を受けていて、司法試験を一発合格した後、子供シェルターのスタッフになることを希望。その熱い思いが、時として却って子供たちとの軋轢を生み出します。
子供たちに離反され、深く傷つく雪乃がいますが、それに、さくらがかつての自身を重ね合わせて寄り添います。

もうひとりのシェルターの主要スタッフ、社会福祉士の資格を持つ新ホーム長の高瀬川多喜(山崎静代)は、やり場のない怒りや哀しみを抱え込む子供たちにボクシンググローブを与え、そのパンチを自ら受け止めます。

シェルター「第2ハチドリの家」には、父親の虐待に苦しみながらも、そんな父を見捨てることが出来ない少女がやって来ます。母親に殺されかけ、九死に一生を得た少年も来ます。更には、虐待を頑固に認めない父親に対し、裁判の道を選んだ幼い少女も来ます。そういう様々な哀しい子供たちの再生物語になります。
友情、絆、そして、努力からの勝利に向けて、「第2ハチドリの家」のスタッフと子供たちが動きます。さくらは加害者側の親にも接近し、心の闇を紐解きます。子供たちだけでなく、親の心の奥底を開かせます。

コロナ禍の元、自粛生活を余儀なくされ、自宅で過ごす時間が長くなったことで虐待リスクは高まっています。子供たちの環境はますます厳しくなっています。
そんな中、私たちには、どう手を差し伸べるべきかが問われています。時に優しく、時に厳しく子供たちに接し、そして、親子丼を作り続けるさくらの姿が、こんな時代を生きるヒント、または、道しるべになるかも知れません。
因みに、本ドラマの原作はありません。ドラマオリジナルになります。

『さくらの親子丼3』各話のあらすじ

2020年10月17日から東海テレビ・フジテレビ系にて放送開始される真矢ミキさん主演の連続ドラマ『さくらの親子丼3』の各話あらすじネタバレを、放送後に随時更新してお届けしていきます。

1話のあらすじネタバレ

九十九さくら(真矢ミキ)は、弁護士の三谷桃子(名取裕子)が主催する子どもシェルター、「第2ハチドリの家」の食事スタッフです。子供シェルターとは、虐待、育児放棄、親の失踪などで自分の家で暮らせない子供たちの一時的な避難場所。
桃子は、十歳にして父親を裁判で訴えている浅尾希望(清水香帆)をマスコミの好奇の眼から守る為、ハチドリに避難させます。梨花の担当弁護士(原告代理人)は、三谷法律事務所の新人、宮部雪乃(新川優愛)です。後見人は桃子です。
原告の少女、希望は、殴る蹴るの虐待を続けて来た父親に対して、「一円の慰謝料請求」裁判を起こしています。と、同時に名前変更の裁判も起こしています。父の付けた名前を使いたくないというのが、その理由です。

それと前後して、父親の阪巻利晴(東根作寿英)から教育虐待を受けていた女子高生、梨花(永瀬莉子)がハチドリに救いを求めて来ます。娘に東大合格を厳命し、厳しい受験勉強を強要する父から逃れたい梨花。こちらも、雪乃が担当弁護士になります。
先に入居している高野みどり(hibiki)、徳納朝子(倉島颯良)、片桐隼人(遠藤健慎)らは、梨花に興味津々です。ホーム長の高瀬川多喜(山崎静代)は梨花を優しく迎え入れ、さくらが親子丼を提供すると、大粒の涙を零します。

その翌朝、FXトレーダーの父親、利晴が娘を取り戻そうと三谷法律事務所にやって来ます。「誘拐だ!」と叫ぶ利晴に、桃子と雪乃が対応します。が、その後も、さくらと雪乃を尾行するなど、娘を取り戻そうと動き回ります。利晴の執拗な追跡をタクシーに乗って振り切り、シェルターに到着。さくらが雪乃をシェルター内に招き入れると、そこでは、みどりと隼人が喧嘩をしています。二人を多喜が抑え付け、喧嘩を止めます。

ハチドリでは、子どもたちに社会性を身に付けさせる目的で、町内清掃活動に参加させています。そこで、ハチドリの住人、門倉真由子(井本彩花)は、高校でバスケットの部活をしている岡林大樹(細田佳央太)に出会います。清掃中に手を切った真由子に、大樹がリストバンドを渡します。リストバンドで掌の傷の保護をと差し出します。
その清掃活動が終わった帰り道、みどりが、真由子からリストバンドを取り上げ、「止めとけ、あいつらとは住む世界が違うんだ!」と、投げ捨てます。それを慌てて拾い上げる真由子。

その一方で、さくらは大樹の父親で町内会役員の康浩(鶴見慎吾)にお茶を誘われます。
金城真希(内藤理沙)の働く「喫茶たんぽぽ」で、桃子が、「お見合い倶楽部」に一緒に行こうと、さくらに言います。桃子は、孤独死を心配しています。そんな桃子の誘いを断り、つい、お茶に誘われていることを、さくらは漏らします。

梨花の様子が変になります。教育虐待を受けていて、やっとそこから解放されたというのに、これまでの習慣で勉強をやっていないと精神に変調をきたすようです。それを何とかしようと、宿直の雪乃が、シェルターに野菜を届ける農園経営の中山源一(青柳文太郎)に留守を頼み、梨花の実家に行きます。父親の利晴に出会いますが、参考書、ノート、パソコンをシェルターに持ち帰ります。それで、今まで通りの勉強が可能になり、梨花は落ち着きを取り戻します。が、そういう雪乃の行動はルール違反であり、当事者家族(利晴)に代理人弁護士が会う場合、事前会議(協議)での確認が必要なのです。
しかも、単独での行動は危険が伴うので御法度です。更には、シェルター内にはスマホの持ち込みが禁じられていますから、当然、パソコンの持ち込みもいけません。

さくらが梨花の部屋に行き、実家から雪乃が運び込んだパソコンを預かると言うと、梨花は、突如、家に帰りたいと言い出します。実は、パソコンには、「パパが悪かった、帰って来てくれ」という呼び掛け動画が入っていて、それを梨花は眼にしていました。「母は、他の男と出て行って、それから父だけが自分を守ってくれた。父のお陰で、私は生きて来られた。父も、私を必要としている」と、梨花は言います。外に男を作って出て行った母への憎しみの裏返しが、父親の元に帰ろうという気持ちになっているようです。
翌朝、梨花はシェルターを去ります。再び、虐待が繰り返されるはずの家に、梨花は戻ります。さくらは、どうしようもない現実に苦悩します。「帰りたい」という当人の意志が最優先ですから、手の施しようがありません。

それと入れ替わるかのように、桃子が男の子をシェルターに連れて来ます。
母親の虐待がエスカレートし、それで首を絞められ瀕死状態になっていた男の子のことがニースで報じられていましたが、その当人の室井拓真(後藤田しゅんすけ)です。母親は、息子を殺してしまったと思い込み、それで、「息子を殺した」と警察に通報後、自殺未遂をしていました。

シェルターの子供たちはカード占いに興じていて、「出た、邪悪なエナジー(力)」と騒いでいます。
拓真が与えられた部屋で一人になると、バッグから紙袋を取り出します。紙袋には、銃弾、そして、拳銃が入っていて、それを拓馬が手にしています。

2話のあらすじネタバレ

自らの意志で自宅に帰った阪巻梨花(永瀬莉子)。コタン(子供担当弁護士)の宮部雪乃(新川優愛)は、梨花を自宅マンション前で待ち伏せし、虐待する父、利晴(東根作寿英)から離れ、シェルターに戻るよう説得しますが、何ともなりません。雪乃には、子どもたちの一時避難場所に徹すべきというシェルターの基本スタンスが理解できていません。そんな雪乃の過剰なお節介を心配するホーム長の高瀬川多喜(山崎静代)。裏目に出たり、空回りすることで学べることがありますので、九十九さくら(真矢ミキ)は静観です。

かつてハチドリにいた新城由夏(岡本夏美)からの緊急連絡を受けるさくら。悪質な風俗店にスカウトされた少年院上がりの西川夏美(西本まりん)を何とか救って欲しいという電話です。
さくらは由夏を伴って、スカウトマン同席の夏美と会います。風俗店の示す条件は、住居としては三人部屋で、Wi-Fi有り。一日の収入は五万円。一方、シェルターは個室です。が、そもそもスマホの持ち込みが駄目ですから、Wi-Fiは無し。で、月に五千円の小遣いのみ。最終的に、Wi-Fiの有無と金の力で、夏美は、風俗店を選択します。

三谷桃子(名取裕子)は、自殺未遂の母親が脳挫傷の重体になっている室井拓真(後藤田しゅんすけ)の行く末を心配しています。それでも、彼は、中山源一(青柳文太郎)の農園で、片桐隼人(遠藤健慎)とともに、一見、真面目に働いています。が、徳納朝子(倉島颯良)のタロット占いでは、「邪悪なエナジー(力)」が出現すると予言され、そして、拓真は秘かに拳銃と銃弾を所持していました。また、農園では、鍬を振り下ろして、トマトを真っ二つにするなど、不可解な行動が見えます。抱えている大きな闇がありそうです。

裁判所では、十歳にして父親を訴えている浅尾希望(清水香帆)の審議が続いています。雪乃がコタン(こども担当弁護士=代理人弁護士)です。希望の日記は有力な虐待の証拠になりそうですが、その立証はかなり困難です。なかなか裁判を勝ち切れるとは思われません。が、希望には強い意志が漲っています。その強気な姿勢が不思議です。ということで、希望の戦略としては、裁判に勝とうというより、マスコミに奇妙な虐待裁判がバレて大騒ぎになるのを待っているのではないのか、と思い至る桃子。どうやら、マスコミの力で、憎き父親を世間から抹殺しようとしている娘がいることになります。彼女にとっては、シェルターに匿われていることもバレて良いのです。世間の好奇の目から逃したいという桃子の思惑が否定されています。

後日、結局、新宿の風俗店(デリヘル)を辞めた夏美が、シェルターにやって来ます。夏美は、先住者の角倉真由子(井本彩花)と少年院時代で一緒でした。騒がしくする夏美の部屋に注意に向かい、夏美が先にそれに気付きました。
そんなこんなで、新入居者の拓真と夏美を歓迎する餃子作りの場に、真由子はいません。真由子は、その時、夏美の部屋にいました。夏美のスマホの一台はホーム長の多喜に没収されていましたが、もう一台を隠し持っていた夏美。夏美のスマホを借りた真由子は、岡林大樹(細田佳央太)に電話します。借りたリストバンドを返したいと伝えます。その時、大樹は高校体育館でのバスケに誘います。練習試合を見に来るよう誘われた真由子は、「必ず行く」と即答します。

大樹の父、地域役員の岡林康浩(鶴見辰吾)が、さくらを自宅(兼、岡林税理士事務所)に招き求婚します。さくらが親子丼を作った後、結婚届用紙を手渡されます。結婚指輪も差し出されます。――これは、さくらの夢でした。康浩に「頼み事がある」と自宅に招かれた後の夢でした。
食堂のテーブルに突っ伏し居眠りをして、ニヤニヤしているのを真由子に見られます。「人間って、寝ながら笑うんだね」と言われます。で、大樹のリストバンド差し出されて、その返却を頼まれたさくらは、それを持って岡林家に入ります。訪問の日時連絡を入れた際、康浩からも「お話がある」と言われていたさくら。……現実世界では、康浩の作るクッキーを、「美味しい」と、さくらが食します。で、「さくらさんとなら、うまくやってゆける」と康浩が言うので、これは、てっきり夢と同一の進行かと期待するのですが、康浩の頼み事とは、虹ヶ丘町の秋祭りの件です。例年借りていた予定の土地が借りられなくなったので、フリースクール(実は、こどもシェルター)の広い庭を貸して欲しいという頼み事でした。

どんな大人が信じられるのかという議論がシェルター内で始まります。「お金をくれる人」、「好い人」という意見が出ますが、高野みどり(hibiki)は、そういう大人が一番危ないと否定します。朝子は、「信じられる大人かどうかは、試せば分かる」と主張します。
朝子の求めに応じて、その日の食事担当の雪乃が、オムライスを作ります。が、オムライスを目の前にした朝子は、前言を翻して、おにぎりが食べたいと言い出します。そんな朝子に、雪乃が怒ります。
それを静観していたさくらが、シェルターを出て河原で一人切りになっている雪乃に語りかけます。朝子のわがままは、実は、わがままではなく、本当に自分の味方になってくれる大人かどうかを試したもの。沢山の大人に裏切られてきた朝子にとって、それは必要不可欠な手段であり、苦しみ哀しみに気付いて欲しいと言う信号でした。信号に気付くことが、その子に向き合うことになります。
自身の怒りをぶつけていたのでは良い関係性は築けないと分かり、雪乃は一歩前進です。ただ、とりあえず、今回に限っては、雪乃は朝子に試され、見事に玉砕していたことになります。

自室に戻り、蝶の絵を乱暴にかき消す朝子がいます。
その一方で雪乃は、朝子がフォークを突き刺し、食べることを拒否して残されていたオムライスを食べます。すすり泣く雪乃を、背後からさくらが優しく見守っています。

3話のあらすじネタバレ

私財を投じてシェルター(第2ハチドリの家)を運営している三谷桃子(名取裕子)は、株の大暴落を嘆いています。三谷法律事務所の収益だけでは足りず、株式投資による利益がシェルター運営を可能にしていますので、これは深刻な問題です。

ホーム長の高瀬川多喜(山崎静代)が引率して、片桐隼人(遠藤健慎)の就職面接です。シェルター滞在期間は原則二ヶ月ですから、その間に、次の居場所(住まい)を探さないといけません。面接先は、少年院上がりを承知で住み込みで働かせてくれる有り難い会社(町工場)なのですが、社長面接の後、三人の不良従業員に絡まれ、彼らをボコボコにしてしまいます。それで、就職は御破算です。
実は、隼人は知的障害の一歩手前、境界知能と診断されていて、感情の起伏が激しく凶暴性があります。モノの等分ということも苦手です。九十九さくら(真矢ミキ)が、帰宅した多喜に、隼人の少年院時代の精神科医師による所見データを見せます。
隼人はシェルターに戻ってからも怒りが収まらず、徳納朝子(倉島颯良)、高野みどり(hibiki)に当たり散らします。多喜にさえ殴りかかろうとしますが、「私は、あんたの見方だから」と、なだめます。

教育虐待をされている阪巻梨花(永瀬莉子)を父の利晴(東根作寿英)から引き離そうとしている宮部雪乃(新川優愛)が、梨花の腕に包帯を発見して、それを、さくらに報告します。父親の虐待が再発している可能性があります。その報告を受けたさくらは、梨花の母、高政大学経済学部教授になっている峰尾靖子(長谷川真弓)に会って話を聞きます。が、靖子の話を聞く限り、父親が娘に教育虐待をするというのは不自然なのです。教育虐待者はむしろ母親の方であり、父親は、子どもには自然の中でノビノビと育って欲しいというタイプの人物であったようなのです。で、キャンプに娘を連れ出していた父。
そういう状況下での九年前、父親と同じ証券会社(大五証券)の同僚と不倫し、それで離婚していた利晴と靖子。娘の教育方針で夫婦喧嘩が絶えず、それで、相談に乗って貰っていた男性と不倫関係に靖子は陥っていました。夫と娘を捨てて家を出て、その後、東大卒の靖子は高政大学の教授に転身していました。
一方、学歴が無くて社内で苦労を重ねていた利晴は、離婚後、在宅の株式トレーダーとして娘を男でひとつで育てていました。

雪乃の携帯に梨花からの連絡があります。梨花は咳き込んでいます。急ぎマンションに駆け付けるさくらと雪乃。管理人にドアを開けて貰って室内に入ると、濛々と煙が立ち込めています。閉め切った室内で炭火が焚かれています。父親の利晴は睡眠薬を飲んで眠りに落ちています。梨花は手足を縛られていて、意識がありません。

さくらの待つ喫茶たんぽぽに、靖子が来ます。靖子に、利晴と梨花は無事であることを伝えます。ただし、利晴には深刻な後遺症が残りそうです。一方の梨花は一週間で退院できる見通しです。
不倫相手の男とは別れている靖子は、「一日たりとも、娘を忘れたことは無かった」と言います。さくらも、母親失格だったという過去があり、それで、いま、子供たちと向き合えています。

喫茶店(珈琲MARUMO)で、梨花は母の靖子と再会します。父親はもう暫く入院なので、たった一人でのマンション暮らしは不可能です。靖子は、娘の世話をするつもりでいます。さくらと雪乃が店外から、その様子を見守っています。
ここに至る以前、さくらと雪乃は、入院中の利晴にも面会していました。もともと子育てについては自然の中でノビノビを推奨していて教育には無関心だったのに、東大に梨花を入れることで、家を出た元妻を見返したかった父。それで、教育虐待まがいの事態になっていました。

そんな父でしたが、リハビリを頑張れば再び動けるようになります。キャンプに再び娘と行けるかも知れません。「三人で、もう一度、やり直してみませんか?」と、靖子に提案していたさくら。元妻の靖子はその言葉を受け入れ、娘と夫を待ちたいと言っていました。それを、病床の利晴に伝えるさくら。

利晴の病室を出て帰路に着く、さくらと雪乃。今回も、何もできなかったと落ち込む雪乃に対して、「あなたは梨花の命を助けた」と、その働きを評価します。親子心中という極限状態の中、梨花の心には唯一、雪乃だけがいたことになります。雪乃を頼って電話して、それで梨花と利晴が生還したことになります。やり直しが可能になっています。
二人はラーメンを食べて帰ります。さくらの「おごり」です。

4話のあらすじネタバレ

シェルター(第2ハチドリの家)のルールでは無断外出は厳禁です。門倉真由子(井本彩花)から、岡林大樹(細田佳央太)に借りていたリストバンドを返したいと相談された九十九さくら(真矢ミキ)は、虹ヶ丘高校(対湘東高校)のバスケ試合観戦ということで彼女に同行します。
虹ヶ丘高校の勝利後、真由子は大樹とバスケを楽しみますが、その時、過呼吸で倒れます。さくらは病院に行こうと言いますが、走り去ります。久し振りに身体を動かし、それで過去の忌まわしいトラウマがフラッシュバックしていた真由子。
両親と兄の四人家族という上流家庭で育ち、バスケ好きな少女だった真由子。彼女は、中三の時、受験生の兄、祐二(金井浩人)に暴行されていました。両親は、兄の受験を最優先に考え、妹の真由子への暴行は無かったものにしました。真由子は家出し、夜の街で身体を売って生きることになり、そして、少年院送りという経緯を辿り、ハチドリにやって来ていました。

地域活動家の康浩(鶴見辰吾)も息子(大樹)のバスケ試合の応援に来ており、さくらにお願いしていた秋祭りでのグランド提供の許諾回答を求めます。
虹ヶ丘町の秋祭りは、例年借りていた場所が借りられなくなっています。町内会世話人の康浩は、表向きフリースクールと称されている第2ハチドリの家のグランドを貸して貰えるよう、さくらにお願いしていました。その件をハチドリの主催者、三谷桃子(名取裕子)に伝え承諾を得ます。

雪乃(新川優愛)が再びオムライス作りです。が、徳納朝子(倉島颯良)は、自室から出て来ません。雪乃がオムライスを朝子の部屋に届けると、彼女は高熱を出し、ぐったりと横たわっています。看病を始めた雪乃は、朝子の大量の汗を拭き、そして背中に彫られている蝶の刺青を見てしまいます。雪乃は、彼女を朝まで看病します。
母子家庭で育った朝子。十歳で母が再婚しますが、新しい父(伸也)は暴力団員でした。この新しい父に虐待され続け、そして、十四歳の時、無理やり父に身体を抑え付けられ、背中に蝶の刺青を彫られていました。
パンチングミットを持つホーム長の高瀬川多喜(山崎静代)を相手に、雪乃は、朝子の悔しさと悲しみに同化してパンチを振るいます。

その後日、真由子とは少年院時代に一緒だった西川夏美(西本まりん)が隠し持っている(本来禁止)スマホに、大樹からの電話が入ります。夏美は真由子になりすまし、明日、大樹の家に遊びに行くという約束を取り付けます。そんな夏美のファインプレーに心躍らせる真由子。さくらは、再び、真由子の相談を受けます。基本的にシェルターでは男女交際は禁止ですが、大樹の家の世帯主は、父の康浩です。
真由子に同行する形で岡林家を再訪したさくらは、若い二人がNBAシュミレーションゲームに夢中になっている時、康浩との会話に花を咲かせます。秋祭りでのグランド使用の件は、桃子からOKが出たことを伝えます。そんな時、大樹とのゲーム中に熱中していた真由子は、再び兄に暴行された過去(フラッシュバック)を思い出し、岡林家を飛び出します。

その数日後の朝子のタロット占いで、さくらの恋愛運が最強と出ます。しかし、この占いでは、一旦、相手男性との考えの違いで、こじれることになりそうなのです。
グランド視察の岡林を迎えるさくら。そこで、岡林から、さくらも秋祭りに出店してはどうかと提案されます。

岡林の家宅後、多喜に「親子丼の店」を提示され、その案をもって、その出店了解を取り付けようと岡林家を訪ねたさくら。さくらは、「更生保護施設建設計画に反対しましょう!」と大書されたチラシを見せられます。「子供達の未来を守ろう!」とも謳われています。折角、静かで住みやすい町なのに、不良にウロウロされたら物騒だと若林は言います。フリースクールにとっても悪影響だと岡林は強調します。町を挙げて反対しようということで、町内役員を集めて決起集会という段取りになっているようです。少年院、刑務所を出たばかりの若者を収容することになる施設の反対運動に、さくらも是非、参加するよう促されます。

5話のあらすじネタバレ

九十九さくら(真矢ミキ)は岡林康浩(鶴見辰吾)から更生保護施設の反対運動参加を促され、少年院上がりの子どもを抱えるハチドリのスタッフとしては、微妙な立ち位置になります。
子どもシェルターではありながら、地域住民にはフリースクールであると偽って運営している第2ハチドリの家。その主催者で法律事務所経営の三谷桃子(名取裕子)は、税理士事務所を構える岡林らの町内会役員とは対立しないよう、さくらに求めます。

それに前後して、虐待の父を訴えている浅尾希望(清水香帆)の裁判が継続されています。
希望自身が撮影した体罰の証拠画像(身体の痣)を法廷に提出しますが、父親は体罰を認めません。教科書の盗み、食事拒否に対する躾の一環と主張します。なかなか事実関係の確定に進展が見えません。

兄、祐二(金井浩人)から性的暴行を受けたというトラウマに苦しむ門倉真由子(井本彩花)は、大樹への思いを断ち切ろうとしています。少年院上がりの自分は大樹に相応(ふさわ)しくないものと思っています。そういう苦悩を背負っている中、心無い言葉を浴びせられ、高野みどり(hibiki)、徳納朝子(倉島颯良)と喧嘩沙汰を起こしたペナルティーで、掃除、洗濯、掃除当番をホーム長の高瀬川多喜(山崎静代)に命じられます。
洗濯物を干そうと庭に出た時、丁度、大樹(細田佳央太)がハチドリの門前に来ていましたが、真由子はそれに気付きません。洗濯物を物干しに掛け終えた真由子が家の中に戻った後、持参していたバスケットボールを洗濯カゴにナイスシュートして、自宅に帰った大樹。雨が降り出し、庭に出て洗濯物を取り込もうという時、大樹の放ったバスゲットボールを見付ける真由子。
直後、テスト前で高校体育館が空いているということで、そこでバスケットをやろうと、大樹からの連絡が西川夏美(西本まりん)のスマホに入ります。一番最初に夏美が隠し持っていたスマホを借りて大樹に電話していた真由子。大樹は、その電話番号が真由子のスマホと思っています。スマホ電話に出た夏美を真由子だと思い込んでいます。再び真由子になりすました夏美は大樹と体育館で会い、そして、真由子が少年院上がりであること、風俗店で働いていたことを暴露してしまいます。大樹に思いを寄せることで、結局、真由子が辛い思いをするだけなのだと確信している夏美の親切心なのですが、ちょっと、やり過ぎです。

岡林家を訪ねたさくらは、厚生施設についての意見の違いを実感します。康浩からは、五年前、大樹の友人が不良グループに河川敷でリンチされ死亡したという話を聞かされます。リンチ少年が直ぐに少年院を出て、平気な顔で町に舞い戻るのが許せなかった康浩は、町内会を一致団結させ、犯罪者家族を町から追い払っていました。

中山源一(青柳文太郎)の農園では、畑に現れたカエルを殺そうとする室井拓馬(後藤田しゅんすけ)がいます。農園からハチドリの家に戻った拓馬が、さくらの話を聞きます。
この日、警察から、拓馬の母が回復傾向にあるという連絡が入っていて、そのことを彼に伝えます。「死なずに助かるのか?」と拓馬は驚きます。警察が言うには、母の意識が戻り次第、事情聴取して、それから逮捕になる見通しです。拓馬にも、当然、事情聴取が求められる模様です。

拓馬の首を絞めた母親は息子を殺してしまったものと思い込み、我が子の殺害を警察通報後にマンションから飛び降り自殺を図り、それで、意識不明で入院中なのでしたが、それが快方に向かっているとのことで、拓馬としては、身の処し方に窮しています。裏に何かがありそうです。……過干渉の母に反抗したのが契機になって、そこから拓馬への虐待が開始されています。絶望的と言われていた虐待の母が快方に向かい、そして意識回復後は、殺人未遂で禁錮4、5年の刑務所送りになりそうです。そんな話を横で聞いていた源一が、カエルを殺そうとしていた拓馬の所業を思い出しています。自室に戻った拓馬は、拳銃に五発の銃弾を込めています。

真由子がハチドリの家で倒れます。高校体育館、岡林宅での異常に続き、これで三度目です。真由子は病院に緊急搬送されます。医師からは、当初、貧血だろうと言われたのですが、念の為の検査で、急性白血病の可能性が高いと告げられます。直ぐに入院させるよう、真由子に付き添って来たさくらに求めます。真由子は、待合所で、先生との話が終わって診察室を出てくるさくらを待っています。

その待合所の傍らに、大樹が、友人の山田を乗せた車椅子を押して通りかかります。真由子と話が始まります。
少年院にいたのは本当なのかと問われ、そして、そういう奴とは関わりたくないと、真由子は大樹にキッパリと突き放されます。さくらを病院に置き去りにした真由子は、未だ、さくらが先生に告げられた病名を知らず、ただただ大樹のことを思い、河川敷の土手沿いを涙を流して歩いています。

6話のあらすじネタバレ

ハチドリの家で倒れた門倉真由子(井本彩花)が運び込まれた病院の医師から、急性白血病の可能性を指摘された九十九さくら(真矢ミキ)は、一流商社海外事業部を先月をもって退職し、大衆食堂(かどや)でバイトしている真由子の父、稔(中野剛)を訪ね、そこで小学一年生当時(七歳時)、彼女が既に白血病を患っていたことを知らされます。父親は、抗がん剤治療(化学療法)で直ったものと思っていたようで、真由子の白血病再発に驚きます。化学療法で一度直った後の再発であれば、もう一度化学療法でということにはならず、骨髄移植という選択肢になります。そう医者に説明されていたことを、そのまま父親に伝えるさくら。
エリートサラリーマンだった父、母は専業主婦、兄の祐二(金井浩人)は一流大学(慶明大学)に入学ということで、絵に描いたような上流家庭で育った真由子。が、大学受験前の妹への性的暴行に留まらず、兄は大学入学後、サイトニュースが今も伝える「イベント研究会女子大生集団性暴力事件」を起こします。リーダーの祐二を含む五人が逮捕され、強制わいせつ罪で起訴、収監されています。その事件が公になり、父親は一流商社にいることができなくなり、門倉家は沈没しています。

いずれにせよ、白血病の完治に必要な骨髄移植適合者は、なんと性的虐待の兄なのだと、かつて白血病診断をした医者から聞かされたさくらは、三谷桃子(名取裕子)、宮部雪乃(新川優愛)、高瀬川多喜(山崎静代)との四者協議後、収監中の祐二に会います。雪乃が同行します。祐二に骨髄移植を前提とする再検査を頼みますが拒否されます。真由子が面会に来て、土下座して頼むのなら考えても良いなどと言います。「性関係は真由子が誘ったこと。パンツを見せて誘って来たのは真由子」と言う祐二。その言葉を両親は完全に信じ、真由子は家出を余儀なくされていました。

高野みどり(hibiki)と片桐隼人(遠藤健慎)が門の脇をすり抜け無断外出し、虹ヶ丘高校の体育館に向かいます。真由子に「少年院上がりとは付き合えない」と言った岡林大樹(細田佳央太)と対決します。その二人の計画を浅尾希望(清水香帆)がさくらに教え、さくらは急ぎ体育館に走ります。隼人が大樹の仲間にに突き飛ばされ、そこから集団での殴り合いが始まり、さくらもそれに加わります。警察に騒ぎを通報され、さくらは隼人とみどりとともに警察に連れて行かれます。それでも、高校から被害届は出されることなく、三人は頭を下げただけで解放されます。

それ以前、徳納朝子(倉島颯良)のタロット占いで、真由子と大樹の相性は悪くはないのですが、ただ、裏切り者がいると出ていました。それで、少年院上がりと風俗店勤めを大樹にバラした裏切り者はさくらだと真由子は誤解していましたが、さくらが直接、大樹に聞くと、それを告げたのは西川夏美(西本まりん)と判明。確かに少年院上がりであっても、「あなたと会って、生きることに前向きになっている真由子のことを分かってやって欲しい」と大樹にお願いしたさくら。
更生保護施設建設は認可の方向で役所は動き始めていますが、反対署名はかなりの数が集まっており、また、議員にも働きかけを進めていて、更には、最終的には座り込みの実力行使も辞さずという町の人もいることから、町内役員を眼の前に意気軒高な大樹の父、康浩(鶴見辰吾)。大樹は、立ち位置的に、父と真由子の板挟み状態です。

さくらの味噌作りです。
そこに無断外出のペナルティーとして、みどりと隼人が呼ばれます。チクリ行為のあった夏美も呼ばれます。カラオケ店で捕獲される直前、体育館に行って大樹に真由子のことをチクったことは、さくらにバレています。味噌作りの途中、この味噌はいつ食べられるのかと問われたさくらは、来年の今頃と正直に答え、それを聞いたみどりと隼人は、来年はここにいないと言って味噌作りを離脱。夏美だけが、最後までさくらに付き合います。「味噌は発酵するから美味しくなる。自分を崩し回りをダメにしてしまうから腐るのはいけない。味噌のように発酵して、自分も回りも生かそう」と、さくらが説きます。

さくらの気持ちを受け、夏美は真由子の部屋へ。「ゴメン、チクったのウチなの」と、詫びます。その時、大樹からの電話が夏美のスマホに入り、それを受け取る真由子。「この前はゴメン。会って話したい」と大樹。「しくじり人生で、私はもうおしまい。ただ、ひとつだけ楽しいことがあった。バスケをやってくれてありがとう、じゃあね」と真由子が言って涙を零し、それから、夏美を部屋から追い出します。さくらが外で二人の会話を聞いています。
庭に出たさくらが、リングボードにバスケットボールを放ります。なかなか思うようにはゴールリングに入りません。その場に座り込んださくらは、泣き顔でボールを叩き続けます。

7話のあらすじネタバレ

九十九さくら(真矢ミキ)は、門倉真由子(井本彩花)に急性白血病の再検査を促しますが、岡林大樹(細田佳央太)との別れを決意し、生きることに希望を無くしている彼女は、これを拒否。

その一方で、浅尾希望(清水香帆)の虐待裁判(たった一円の慰謝料請求)では、希望の父、真二朗(佐伯新)が市役所の児童養護課長であることが関係しているのか、コタン(子供担当弁護士)の宮部雪乃(新川優愛)の説得もむなしく、希望の体の痣を認めていた小学校担任教師(峰岸)が裁判証言を拒否。
裁判担当検事(磯部)が、元市長(小野里)の名前を出して校長ポストを約束したことで、担任教師は希望に有利になる虐待証言を拒否していました。裁判では、娘への虐待など有り得ないということで、父、真二朗を擁護する市役所職員(鎌田係長/石垣)の証言が続きます。

それに前後して、虹ヶ丘高校体育館でのトラブルを知った岡林康浩(鶴見辰吾)がハチドリを訪ねて来ます。「本当に、ここはフリースクールなのか?」と問われます。さくらは改めて岡林家を訪ね、ハチドリが少年院上がりの子も受け容れるシェルターなのだと打ち明け、悪い親や悪い仲間から身を隠す場所としての存在意義を説きますが、理解は得られません。
父とさくらの会話を部屋の外で聞いていた大樹。あくまでも更生保護施設建設拒否に拘る父、「ハチドリにはこの町から出て行って貰う」と言う康浩に反発する大樹が、真由子のいるハチドリにやって来ます。父に意見を主張して頬を殴られたと訴え、それを理由にハチドリで暮らすことを求めます。二段ベッドの上が大樹の寝床になります。下の寝床は片桐隼人(遠藤健慎)です。

その相部屋の二段ベッドの上下で会話が始まります。
毎日、父親に殴られて育ち中学の時に家出。様々な職を転々としてミスを重ねては殴られ蹴られした挙句、最終的に少年院送りを経て、暴力団組織に吸い寄せられた隼人。白スーツを着込み、そして拳銃を渡された隼人は敵対組織の幹部を撃つよう命じられますが、それに失敗して逃走。街中を逃げ回っている時、大豆生田香(塩野瑛久)に出会います。
かつてハチドリで世話になっていた香は、「味方になってくれる大人もいる」と言って、さくらを紹介。それで、ハチドリでさくらの親子丼を食べた隼人。隼人にとってのさくらの親子丼は、涙が浸み込んでいて、しょっぱかったという記憶が残っています。さくらの親子丼を食べて、ほっこりしたという感想の大樹とは、ちょっと違ったようです。

翌朝、ハチドリの庭でバスケを楽しむ大樹と真由子がいます。

8話のあらすじネタバレ

岡林康浩(鶴見辰吾)が、大学受験を間近に控える大樹(細田佳央太)の、そのハチドリ入りを容認した九十九さくら(真矢ミキ)を非難。
親元を離れて自らハチドリでの生活を選択しているということでは同様の小学生、浅尾希望(清水香帆)の虐待(慰謝料請求)民事裁判では、いよいよ本人尋問が行われます。が、その裁判では、これまでに担任教師による希望の体の痣を見たという証言を拒否されていました。また、虐待の事実を知る母親、香織(西原亜希)にも会えない宮部雪乃(新川優愛)と三谷桃子(名取裕子)。どうやら、希望の父、真二朗(佐伯新)が市役所(児童養護課長)を退職して、次期市長選に立候補予定です。
香織の父、前市長の小野寺淳司の父もかつて市長であり、親子三代の市長という悲願の達成の為にも、娘婿の真二朗には市長当選を果たして貰わないといけません。それにつけても、市長立候補者の真二朗は裁判に負けられません。現職の田之倉湘北市長は賄賂を受け取っていたことが発覚して辞任していますので、選挙の日取りが早まっています。母の香織も、当然、夫の選挙に向けての協力を惜しめません。

ホーム長の高瀬川多喜(山崎静代)が、氷川きよしコンサートに出掛けて不在の中、希望のリクエストに従い夕食はミートコロッケです。が、さくらが突然のぎっくり腰に見舞われます。どうなることかと思っていると、希望の的確な指示の元、ハチドリ全員の協力でコロッケ完成。その手際の良さを見たさくらが、コロッケ作りを教えてくれたのが母親であろうと推察して、その思い出を希望から聞き出します。が、そのコロッケは、父の暴力で泣く母を元気付ける為に、希望が作っていたもの。母はコロッケが大好物て、それを食べると笑顔が戻りました。
酒を飲むと人が変わり、母を殴っていた父親。それを娘が咎めると、娘もまた殴られていました。

そんな母を助けるのが目的で裁判を起こしていた希望。その言葉を受け、母の香織に、真二朗による暴力と虐待の事実を裁判で証言するよう求める雪乃とさくら。希望が裁判に勝ち、そして父親の謝罪があった時には娘が家に戻るという条件で証言台に立つと約束した母。
ところが、傍聴席でハチドリの子供らが見詰める中、母の香織は証言台で夫の暴力を否定します。虐待も否定します。母は、結局、夫の真二朗が市長選に勝つことを優先し、娘を裏切ります。そんな母親に向かって、「嘘つき、バカヤロー」と叫ぶ希望。

最終的に、被告側から和解案が提示され、その文面には、「夫婦喧嘩をして娘を悲しませたことを父親が謝罪し、希望が裁判の訴えを取り下げる」と書き込まれています。そこには、暴力、虐待の文字は全く見当たりません。希望は、この和解案を断固として拒否します。父が付けた希望という名が嫌で、民事裁判の他、家庭裁判所で改名を求めている娘は、父と母を捨て、別々に生きることを決意します。
養護施設入りを前に、さくらの最後の親子丼を食べる希望。翌日、桃子に引率されてハチドリを出て行く希望。ハチドリからは小学校に通えませんから、希望は、養護施設に移らないといけないのです。

9話のあらすじネタバレ

再び門倉真由子(井本彩花)が倒れ病院搬送。事態は緊迫。化学療法(抗癌剤治療)をしている時間が無く、骨髄移植が急がれます。
三谷桃子(名取裕子)が真由子の白血病をハチドリ住人に伝えると、岡林大樹(細田佳央太)を含むハチドリの子らは真由子への骨髄提供を願い出ます。が、それには親の承諾を要します。しかし、もとより、親との接触が困難な子供たち。大樹が九十九さくら(真矢ミキ)と一緒に病室の真由子を見舞います。そこに桃子からの連絡。拘置所の真由子の兄、祐二(金井浩人)が、妹の骨髄移植に協力するという報が入ります。裁判での情状酌量が狙いの協力です。

改めて、さくらは真由子に移植を受け入れるよう説得。が、真由子は、それを拒否。心配するハチドリの仲間に対して、「他人の事より自分のことを考えろ」と憎まれ口を叩きます。すると、高野みどり(hibiki)が真由子の頬をビンタし、「生きたくても生きられないヤツもいる」と怒鳴ります。
みどりには、十歳時に経験した悲しい過去があります。母に虐待されて家を出て、そして、帰宅してみたら、「お姉ちゃん、行かないで」と懇願していた弟が風呂場で死亡していました。

みどりの言葉で生きようという気になった真由子は、さくらに謝罪し逃げ出していた病院に戻ります。が、あくまでも、憎き兄からの移植を拒否して、抗癌剤治療を選択。移植適合者が現れるのを待つことになります。であれば、兄の存在は不要です。
桃子が、拘置所を出て病院に入っていた横柄な態度のままの兄に向け、「拘置所に帰れ!」と一喝。妹に対する犯罪行為を反省していない兄を叱り付けます。

真由子の為に骨髄移植の適合検査を受けようとしていた大樹。真由子から、兄から性的暴行を受けたという真実を聞いた大樹は、それでは是非自分が提供しようということで、その為の保護者同意を得ようと、康浩(鶴見辰吾)の元に戻ります。
結局、検査の結果、大樹は不適合になるのですが、康浩の気持ちに変化が生じていて、病室にいる真由子と大樹を見舞った後、さくらに会うと、そこでハチドリの家の件について誤解があったと謝罪。更生保護施設の建設についても、どうしたら町の人々に受け容れて貰えるのか、その方法を探りたいと約束してくれます。そして、借りていた「ハチドリのひとしずく」(C・W・ニコル)という子供シェルター精神を説いた本を返却しようとする康浩に、それを進呈するさくら。有難く頂戴した康浩が「町内会の皆にも読んで貰います」と、言います。

ハチドリの家の外から徳納朝子(倉島颯良)にカメラを向ける男がいます。朝子を隠し撮りしています。
十四歳の朝子の背中に蝶の入れ墨を彫った暴力団組員の義父(母親の再婚相手)、伸也(仁科貴)が、「朝子の居場所が分かったのか!」と言っています。この義父が、動き出しそうです。

もう一人のハチドリの家の子の親にも動きが見られます。
意識不明だった室井拓真(後藤田しゅんすけ)の母親が目覚めます。息子の首を絞め、殺したものと思い込んで通報後、マンションから飛び降り自殺を図り昏睡状態だったところからの生還です。過干渉の母に反抗したのが契機になって、そこから拓馬への虐待が開始されていました。
いずれにせよ、意識が回復すれば、この母は、殺人未遂で禁錮四、五年の刑務所送りになりそうです。拓馬が、母に向けてなのか、部屋の中で拳銃を身構えます。こちらの母親は、息子が生きていると知って、どう動くのでしょうか。

10話(最終回)のあらすじネタバレ

子殺しを企てた母、百合子が昏睡から覚めたことを聞かされた室井拓真(後藤田しゅんすけ)。彼は中学生時にイジメを受けていて、母からは、「イジメられたくなかったら強くなりなさい」と言われていました。それで、裏サイトで拳銃を購入していました。その拳銃が母に見付かり咎められますが、強くなれと言ったのは母であることから、復讐の邪魔をするのなら殺すと息子は母に言い放ちます。それで母は寝ている息子の首を絞め、自ら投身自殺を図っていました。そんな母の容態が、いま快方に向かっているようです。

復讐を完結させたい拓真は、まず母を射殺しようと病院に侵入。が、病室で看護師に発見されて逃走後、自らの意志でハチドリに戻ります。母ともどもイジメに加担したクラスの者を射殺した後、自死しようと決意していた拓真でしたが、「ハチドリの皆と生きたい」という思いが沸き上がり、母に向けて引き金を引けませんでした。九十九さくら(真矢ミキ)の親子丼を食べた後、三谷桃子(名取裕子)に伴われて多摩南警察署に出頭する拓真。自首ではありますが、そこで手錠をかけられ逮捕になります。

宮部雪乃(新川優愛)の父、太一(千葉哲也)が高校生を暴行し財布を奪ったことで逮捕され、その弁護を依頼される雪乃。
ハチドリのコタン(子供担当弁護士)でありながら、高校生に暴力を振るった父を弁護することに抵抗感がある雪乃は、それを機にハチドリを去ろうとします。が、桃子、さくら、高瀬川多喜(山崎静代)が引き止めます。雪乃にとって、父親への恨み、憎しみは計り知れなく大きいのですが、そういうものを抱いて生きるのは苦しいことだと、さくらが諭します。それというのも、さくらには高校生だった息子を殺されたという悲しい過去があるからです。
飲食店でのバイト中、育児ノイローゼの若い(十七歳)母親が赤ん坊をナイフで刺し殺そうとして、止めに入った息子が刺殺されていました。で、その加害者側の弁護士が桃子でした。犯人を死刑にして欲しいと言って、憎しみの塊になっていたさくらに対して、桃子は、「人は、悲しみの中では生きていけるけれど、苦しみの中では生きていけない」と言いました。その言葉を、そのまま雪乃に伝えるさくら。父親への憎しみ、その苦しみを断ち切ることが、雪乃の課題になります。

朝子を連れ戻そうとする義父の徳納伸也(仁科貴)が、子分の暴力団組員を引き連れてハチドリの家にやって来ます。一旦は引き上げたものの、結局、シェルターの秘匿性に配慮した朝子は、自ら義父の元に帰ります。
朝子の背中の蝶と同様、背中に鯉の滝登りの彫り物を背負っている雪乃が、雨の中、傘も差さずに徳納家の前に立ちます。見かねた朝子が二階の自室に雪乃を上げます。雪乃が雨に濡れた衣服を着替える時、鯉の彫り物を目にする朝子。八歳の時、買い物に行くと言って、そのまま帰って来なかった雪乃の母。母は酒乱の父の暴力に耐えかねて失踪。その後、その暴力が雪乃に向かうことになりました。
父親が暴力団の組員であり、そして、背中に刺青を入れられたというところも朝子と同様です。それでも雪乃にとって父親は絶対的な存在でした。父がいなくなれば自分は死ぬものと考えていました。が、小学五年生の時、友達の家に遊びに行き、そこで友達の父が作ってくれたオムライスを食べ、その時、世の中に、こんなに優しい父親がいるのかと驚いていた雪乃。しかし、虐待の父の呪縛から未だに逃れられない雪乃がいます。虐待を受け、その呪縛を引きずっている弁護士では、虐待されている子供を冷静には守れないと桃子に言われていた雪乃。彼女もまた、朝子同様に、父親からの自立を求められていました。

ハチドリに戻ろうと雪乃が朝子に言っているところに、義父の太一が現れます。「子供は親の持ち物じゃない!」と雪乃が言うのに激高した太一に殴られ蹴られる二人。暫らく暴行を一方的に受け続けますが、意を決した雪乃がゴルフクラブで太一に殴りかかります。飾り物の鎧兜や置物の壺を叩き割り、朝子と雪乃は徳納家を脱出します。
太一が正式に被害届を出そうものなら、器物損壊、住居不法侵入、傷害罪などで雪乃は弁護士資格を失いそうです。が、それで全てを断ち切る覚悟の雪乃。朝子も、義父との関係を完全に断ち切る覚悟です。
そんな二人がハチドリに戻ると、さくらが朝御飯に親子丼を作ります。
結局、桃子の事務所に現れた義父の太一は、雪乃と朝子の暴れっぷりの剣幕に驚いたのか、被害届は出さず、そして、ハチドリのことは口外しないと約束したうえで、「娘を宜しく」と頭を下げます。それで一件落着です。

家庭裁判所の審判で保護観察処分になった拓真が、イブの日、ハチドリに戻ります。
白血病の門倉真由子(井本彩花)は、海外で開発された治験薬が劇的に効いて、来年の夏が退院見込みになっています。岡林大樹(細田佳央太)とのラブラブな関係も続いています。
養護施設に移り小学校に通えるようになっていた浅尾希望(清水香帆)は、学校の友達と仲良く過ごしています。

岡林康浩(鶴見辰吾)が「メリークリスマス」を言う為に、ハチドリのさくらを訪れます。さくらは、「私たちが焼いたクッキーです。皆さんでどうぞ」と手土産を渡されます。「私たち」という言葉が気になるさくらが体をズラすと、康浩の背後に濱田美彩子という女性がいて、彼女は料理教室の先生で康浩と近々に結婚の運びとのこと。秘かに淡い期待をしていたさくらの夢が打ち砕かれます。