ドラマル

『なつぞら』第16週(91話~96話)のネタバレ感想【なつよ、恋の季節が来た】

2019年7月15日から放送されたドラマ『なつぞら』第16週「なつよ、恋の季節が来た」のネタバレを含む91話~96話のあらすじと感想を、放送後に詳しくお伝えしています。

第16週では、夕見子が駆け落ち同然で東京に!
心配するなつ。そこにパフェを食べるついでにあの男がやってきて…。

関連記事

『なつぞら』ネタバレ!1話から最終回までのあらすじ・キャスト・視聴率まとめ

見逃し配信をチェック

この記事には、『なつぞら』第16週(91話~96話)のネタバレが含まれています。まだご覧になっていない方は、「U-NEXT」で過去の放送をご覧になれます。
※記事の公開日(更新日)時点の情報です。

『なつぞら』第16週のあらすじネタバレ

第91話:愛とは何ぞや

短編映画の決起集会で、若手の皆が風車に集まっていました。
この日はめずらしく酒がよく進み、ほろ酔い気分の奥原なつ(広瀬すず)。
夕見子(福地桃子)に、一緒に住んでいるという人物について問い詰めます。
その人は、物書きを志しており、ジャズが好きでジャズの論評なんかも書いているとのこと。

すると脇から「駆け落ちでもしたの?」と問う煙カスミ(戸田恵子)。
これに「世間からみたらそうかもしれない」とやんわり肯定する夕見子。相手のことは、今も親にも内緒にしているという。
それを聞いてショックを受けながらも「夕見子ちゃんはその男を愛しているのか?」と尋ねる小畑雪次郎(山田裕貴)。

これをきっかけに、それぞれが抱く『愛とは何か』の哲学論に発展。
夕見子は「愛とは志。志が消えたら愛も消える」と言い、堀内幸正(田村健太郎)は「(夕見子の愛は)合理的なものに聞こえる」とやや否定的に評し、三村 茜(渡辺麻友)は「理屈抜きでただ一緒にいたいと思えることが愛じゃないか」と言う。
そして、この場に乗じて「君にとっての愛は何?」となつに尋ねる坂場一久(中川大志)。これに酔い潰れたなつは「ごちゃごちゃうるさいっ」と毒突きながら、気持ち悪そうに項垂れました。
そんな様子をみた年配のカスミと岸川亜矢美(山口智子)は「愛を語れる若さが素晴らしい」と締め括ったのでした。

翌朝、夕見子と朝食をとりながら今後のことについて尋ねるなつ。
夕見子はしばらくは東京にいるつもりで、働く場所を探しているという。
そこで「とりあえずここで働かない?」と提案する亜矢美。十分な給金は出せないけれど、働く時間は自由でいいからと。これは、夕見子のことを心配して、少しでも目の届くところに置いておきたいという亜矢美の配慮でした。
そんな亜矢美の申し出に、夕見子は「仕事が見つかるまでの間お願いします」と有り難く甘えたのでした。

それから、短編映画の作画作業が始まりました。
新人の神地航也(染谷将太)は、早くも先輩方を愛称で呼ぶなど、すっかり打ち解けます。その実力も大したもので、描き上げるスピード、正確さ、構図の良さ、全てにおいて申し分ありませんでした。

仕事からなつが帰宅すると、風車のカウンタに、なつが一瞬「おじいちゃん?!」と見まごうような佇まいの、髭を生やした青年(須藤蓮)が座っていました。
「その人が今一緒にいる人」と紹介する夕見子でした。

第92話:一生かけてあなたと共に作りたい

青年の名は、高山昭治。
開拓者一世である泰樹(草刈正雄)の風貌に憧れ、髭を生やすようになったという。

高山は、夕見子と同じように歯に衣着せぬ物言いで、古いものや既成観念への批判をし、淡々と先進的な自身の哲学を述べます。
そんな高山は、じつは良い家柄の息子で、親の決めた許婚もいるという。しかし、高山はそれに納得できず、同じ志を抱く夕見子とともに駆け落ち同然で東京にやってきたとのこと。

なつは、高山の古いものを切り捨てる物言いがどうにも気に入らず、食って掛かります。
すると面倒を感じた高山はそそくさと「別の店で飲み直す」と出て行ってしまいました。

翌日。
突然、下山克己(川島 明)が原画作成に参加すると言い出しました。
この短編映画は若い者たちに任せるという話だったのに、どういうことなのかと、なつたちは訝しがります。
すると下山が次のように明かしました。

坂場が、井戸原 昇(小手伸也)と仲 努(井浦 新)に呼び出され「漫画映画は純粋に子供が楽しむもの。難解な社会風刺は取り入れるべきではない」と指摘されたという。
これに対し坂場は「漫画映画は子供が見るもの、という概念が古い。これからは、子供だけでなく大人も楽しめる作品であるべき」と主張。
両者の意見は真っ向対立したのでした。

これを受けて、今回の短編映画が仲たちの反感を買わないよう、多少の軌道修正をするために下山が自らの判断で加入を決意したという。

このいきさつを聞いて、表情を曇らせるなつたち。
なつと大沢麻子(貫地谷しほり)は其々の当事者と話をします。

喫茶店で仲と話をする麻子。
麻子は「最後まで皆で決めたストーリーでやらせてほしい」と嘆願しました。
すると仲は、以前の「僕は口を出さないよ」の言葉通り、ストーリーを曲げさせる気は全くないと断言。ただ、坂場の考え方に疑問を感じている、と明かします。
これに対し、坂場やなつの熱意と将来性を身をもって実感した麻子は、彼らの考えも認めてほしいとお願いしたのでした。

一方、坂場と話をするなつ。
仲たちの作品を『古い』と言って否定するのは如何なものかと、詰め寄ります。
坂場は「仲さんの描くものも可愛らしくて大好きだ」と肯定しつつも、「けれど、それだけではこれからの時代、漫画映画は生き残れない」と指摘。子供だって、単純ではない世の複雑さを感じ取ることができるんだ、と。
というのも、坂場自身、子供の頃に空襲に遭い、その悲惨な経験と絶望感から、子供ながらに世の不条理を感じたという。
だからこれからは漫画映画も、世の中の明るい部分だけじゃなく、表も裏も描く奥深さが必要なのだと訴えます。

そして、なつにはそれが描けるアニメーターだと信じており、「一生かけてあなたと共に作りたい」と願う坂場でした。

第93話:夕見子の決意

ある日曜、いつものように仕事をするために風車へやってきた夕見子。
しかし風車は日曜はお休み。
なつはせっかく来たのだからと、休日を一緒に過ごそうと提案します。

とりあえず、雪次郎の様子をみにアパートを訪ねることに。
そこで互いの意中の人を探るべく、恋バナに花を咲かせます。
けれど、照れくさそうにはぐらかして、結局意中の人を明かさないなつと雪次郎でした。

その後、雪次郎の提案で外国映画を観に行きます。
すると練習のために、俳優の口の動きに合わせて字幕を読み上げる雪次郎。
隣の客はそれを迷惑がって席を立ってしまいます。夕見子も雪次郎の呟きをうざったそうに顔を顰めたのでした。

映画の後、川村屋を訪れるなつたち。
野上健也(近藤芳正)がいつもの皮肉で出迎えます。
そして、以前からずっと咲太郎(岡田将生)を慕っていた三橋佐知子(水谷果穂)からは驚きの発表も。
マダムの前島光子(比嘉愛未)からの紹介で見合いをし、結婚を決めたという。
「咲ちゃんを待てなくてごめんなさい」となつに謝罪する佐知子。そんな佐知子になつは「とんでもない!」と返し、佐知子の幸せを祝福したのでした。

そして、結婚観について論じる夕見子たち。
夕見子は、駆け落ち相手の高山と、とくに結婚は望んでいないという。志を共にし、傍にいられればそれでいいのだと。また、結婚が女の幸せというわけではないし、自分の足で立っていたいから結婚に甘えたくない、とも。
そんな夕見子は、自身で生計を立て、物書きの高山を支えるべく、新宿でジャズ喫茶をはじめたいとマダムに相談しました。

その様子をみたなつは、夕見子は北海道に戻らず東京に根を下ろすつもりだと察し、頭を悩ませます。
これについて亜矢美は「その問題はなつ一人で抱え込むことじゃないわね」と零しました。

その亜矢美の言葉に触発され、富士子(松嶋菜々子)に夕見子のことを話す決意をしたなつ。
電話にて、全てを明かしました。ただ、夕見子から口止めされていることも明かし、話を聞いたことは内緒にしてほしいとお願いします。
これに固く約束をする富士子。

しかし夜更けの電話で、何事かと心配になって起きてきた剛男(藤木直人)や泰樹に、何の電話だったかと問い詰められてしまうのでした。

第94話:夕見子は男に騙されてる!

「ヘンゼルとグレーテル」の作画作業も大詰めを迎えました。
それでも坂場の容赦ないダメ出しは続き、麻子やなつを悩ませます。

なつが今手掛けている木の怪物の原画についても「樹齢を、生きてきた歴史を感じさせる動きになっていない」など答えが見えにくい難題をふっかけられ、「そんなのわからないよ」と憤るなつでした。

そこで、いつものように自ら体を動かしながら化け物になりきって、真髄を掴もうとするなつ。
それでも閃きが得られず、森の背景を描いている天陽の兄・山田陽平(犬飼貴丈)にアドバイスを貰いにいくことに。

陽平は事情を知り「それは大変だなぁ」となつに同情します。
背景画についても坂場はダメ出しをし、陽平自身も頭を悩ませているという。
ただ、坂場の熱意や貪欲さを、買ってもいました。絵が描けないからこそ研究熱心で、美術雑誌もよく読んでおり、そのため以前帯広で受賞した天陽(吉沢 亮)の絵も知っていて、それを坂場がいたく褒めていたことをなつに明かしました。
これを聞いて、なんだか嬉しくなるなつでした。

一方その頃、風車で、楽しく会話をしながら下準備をする亜矢美と夕見子。
そこへ、富士子から電話が掛かってきます。
電話を取った亜矢美は、夕見子に気付かれてはいけないと、交換手が音問別と繋いでいる合間に切ってしまい、夕見子には「間違いだった」とはぐらかしました。

その夜、なつから富士子に電話をし、事情を話します。
そして、あらためて電話越しに会話をする富士子と亜矢美。
はじめましての挨拶をしながら、富士子は世話になっている感謝を伝えます。亜矢美はこれに恐縮しつつ、「夕見子ちゃんは大分落ち着いてきてるから、今がチャンスかもしれない」と伝えました。

電話を切った富士子の背後には、様子を窺っていた剛男と泰樹がいました。
そしてまた電話の内容を問い詰められ、とうとう事情を明かした富士子。そして、自身でも独自に調べた情報、相手の男が高山昭治という名で札幌の老舗デパート社長の長男であること、高山と夕見子が大学に休学届けを出していることも明かしました。
これに激怒する剛男。
「夕見子はその男に騙されている!一刻も早く連れ戻さないと」と言い募ります。
その様子をみて、やはり男親は冷静になれないから駄目ねと呆れる富士子。ただ、自身も親である以上、夕見子を迎えに行っても冷静に話ができないのではと案じます。
そこで、いつもは厳しい泰樹が夕見子に優しくしてやれば、強情な夕見子も軟化するのではないかと読み、泰樹に白羽の矢を立てたのでした。

第95話:あの男がやってきた!

夕見子と高山が、怒りの表情で風車へとやってきました。
なつに「親に言ったでしょ。裏切り者…!」と責める夕見子。
富士子が大学や高山の実家に電話をして、いろいろ探っていたのが知られてしまったのです。

険悪な雰囲気が漂う中、亜矢美は「お腹空いてるでしょ?とりあえず朝食、食べましょう」と声を掛けました。

食卓を囲みながら、高山は「駆け落ちなんて上手くいくはずがなかったんだ」と弱音を吐き出します。そしてさらには「夕見子は全然優しくしてくれないし、甘えてもくれない。本当は俺のことなんて好きじゃないんだ」と夕見子の想いにまで疑惑をかける始末。

これを聞いて涙を流しながら怒るなつ。
「夕見は、一切嘘がない人。だから一番信頼できる。そんな夕見を疑うのなら、あんたに夕見はやらない!結婚も認めない!」と言い募ります。そして、夕見子が甘え下手なのは、小さい頃、親に最も甘えたかった時期になつがやってきたから、夕見子は甘えられなくなった。いわば自分のせいだ、と。

それでも夕見子への疑念が晴れずに、「俺だって結婚する気なんてない!」と言い放って、帰ろうとする高山。

その店先には、北海道からやってきた大樹の姿が。
少し前からそこにいて、一連のやりとりを聞いていた大樹は、甘ったれた高山に「抹殺!」と言って一発お見舞いします。
重いパンチを受けた高山は床に崩れ落ち、それからそそくさと立ち去ったのでした。

その後、夕見子へと優しく「一緒に帰るべ」と声を掛ける泰樹。
夕見子は、とうとう堪えていた涙が溢れ出し、泰樹へと抱きついたのでした。

その後、なつは北海道に帰る泰樹と夕見子を見送ることに。
その泰樹の背中を見送りながら、何かを感じ取るなつ。

すぐさま職場へ戻り、坂場にダメ出しされていた木の怪物の原画作成に取り掛かりました。
今までは正面からのアングルで描いていたものを、背中からのアングルで描きます。
これにより、その者の背中から、生きてきた時の流れ、歴史や、想いや、温かさを滲ませたのでした。
坂場はこれを見て「この表現は素晴らしい。伝わってくる…!」と評価しました。

第96話:白馬の王子様とイタリアへ

「ヘンゼルとグレーテル」の短編映画の映像制作が終わり、いよいよアフレコへと進みました。
亀山蘭子(鈴木杏樹)や土間レミ子(藤本沙紀)らにより声が吹き込まれ、より一層生き生きと画面の中で動き回るキャラクターたちを見て、なつや麻子たちは感無量の表情を浮かべます。

そして、作業がひと段落したことで、皆でバレーボールしたりピクニックをしたりと、しばしの休息を楽しみます。
とくに美しい森の中でのピクニックでは、格別な気晴らしなったと同時に、絵描きのインスピレーションも刺激され、仲間との絆も深まりました。
そこでこれからは、制作に入る前にも、こういうことをしようと提案する坂場たち。

ふと、物思いに耽って空を見上げる麻子。
その様子が気になって、なつが声をかけます。
すると、麻子から驚くべき発表が。

学生時代から付き合っている彼がいて、その彼が建築家を目指してイタリアへ行くことになったから、結婚して自分もイタリアへ行くと言うのです。
当然、アニメーターの仕事は辞めることに。

なつは、これを聞いてショックを受けます。
麻子は憧れの先輩で、ずっと一緒に仕事をしていきたいと願っていたからです。

けれど麻子は、自身の才能についてどこか限界を感じていて、なつや坂場のようにいかない自分にもどかしさを感じていたという。
ただ、今回の短編映画では満足のいくものが作れたから悔いは無い、とも。

この言葉に安心したなつは、「必ずまた戻ってきてください!」と約束します。
そして最後に、記念として皆の集合写真ならぬ、記念の集合絵を描いたのでした。

『なつぞら』第16週のネタバレ感想

40代女性

ドラマ大好きうさうさ

ついに泰樹が東京へ!
高山を「抹殺!」と言って一発殴り飛ばしたシーンにはスカッとしました!その拳には「よくも夕見子ちゃんを傷つけてくれたな。許せん!」という視聴者の想いも込められていたかと。

それにしても夕見子は、なんであんなダメ男に惚れてしまったんでしょう。
一生懸命勉強してせっかく難関の北海道大学に入学できたのに、それを辞めてもいいと思ってしまうほどに…。
そこまで夕見子が惚れ込んだ男なら、それこそ泰樹のように一本筋が通っていて、ちょっとやそっとのことじゃへこたれない意志の強さを持った、見所のある男だろうと想像していたんですけどね。ただの世間知らずの甘ったれお坊ちゃまでしたね。
泰樹に憧れて髭を生やすなんて、100年早いっ!

せっかく東京にやってきた泰樹、もうしばらく東京にいてくれたらいいのに~と名残惜しく感じました。…でも、北海道にいる可愛い牛たちを放っておくわけにもいかないですもんね。

そして結婚するのは夕見子ではなく、麻子でした。
まさか学生時代から付き合っていた人がいて、その人とイタリアへ行ってしまうとは…!
麻子は全然男っ気ないように感じてたからびっくり。
彼を「白馬に乗った王子様」と表したところに、麻子の乙女心が垣間見れました。
外面は、厳しくて、気が強くて、少し冷たさを感じさせる麻子だったけど、内面は人一番情熱的で、繊細で、女性らしい心をもっていたように思います。
麻子は、抱える悩みも含めて共感できる人物だったのでいなくなってしまうのが寂しいけれど、またいつの日か、イタリアから新しい武器(センス)を携えて戻ってきてくれたらいいな!

第16週で最も話題になった出来事

泰樹の抹殺パンチが炸裂!

柴田剛男(藤木直人)の高山昭治(須藤蓮)に対する怒りから前振りされてましたが、泰樹(草刈正雄)が「抹殺」といいながらフックで高山をノックアウト。

憧れの泰樹から殴られた高山。彼もこれで少しは心を改めるんじゃないでしょうか?

それにしても、泰樹はあそこまでパフェに執着していたんですね(笑)。
きっと泰樹はなつとも一緒に行きたかったんでしょうが、なつは夕見子にお爺ちゃんと甘える時間を作ったんでしょう。なつも成長したな~。
欲を言えば、出来れば泰樹が川村屋でパフェを食べるシーンを見せて欲しかった。

『なつぞら』第17週のあらすじ

公式サイトが発表している『なつぞら』第17週のネタバレStory(あらすじ)は以下の通りです。

1963年、なつ(広瀬すず)は優秀な女性アニメーターとして注目されていた。その実力を買われ、坂場(中川大志)と一緒に新設されたテレビ班に行くように仲(井浦新)から命じられる。「鉄腕アトム」が大ヒットしたのを受け、東洋動画は本格的にテレビ漫画に進出することになった。映画に未練を感じる坂場を励ましつつ、なつはテレビの世界に飛び込んでいく。テレビ特有の効率優先のアニメ作りに戸惑いつつも、なつは新たな表現の開発に取り組む。

出典:https://www.nhk.or.jp/natsuzora/story/17/