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2019年6月8日

『なつぞら』第10週(55話~60話)のネタバレ感想【なつよ、絵に命を与えよ】

2019年6月3日から放送されたドラマ『なつぞら』第10週「なつよ、アニメーターは君だ」のネタバレを含む55話~60話のあらすじと感想を、放送後に詳しくお伝えしています。

第10週では、天陽が十勝美術展で受賞!照男が砂良にプロポーズをします。
一方なつは、仲から社内試験の誘いを受け、アニメーターになる再チャンスを手に入れるが…。

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この記事には、『なつぞら』第10週(55話~60話)のネタバレが含まれています。まだご覧になっていない方は、「U-NEXT」で過去の放送をご覧になれます。

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『なつぞら』第10週のあらすじネタバレ

第55話:初出勤

昭和31(1956)年 10月。
念願の東洋動画に入社した奥原なつ(広瀬すず)。

仕上げ作業の説明を受けます。
作画の人たちが描いた絵を透明なセルロイドに書き写し(トレース)、色を塗って(彩色)、セル画を完成させるのが仕上課の仕事。
そのセル画が映画館の画面に映し出され、その数は1作品で数万枚にも及ぶという。

新人のなつは、まずは彩色を担当することになりました。
隣の席には、同年4月に入社したばかりの森田桃代(伊原六花)がいて、何かとアドバイスしてくれたり、なつの雑談にも付き合ってくれたりと、二人は意気投合します。

なつに割り当てられたセル画にはパンダのキャラクターが描かれていました。その可愛らしさに、しきりに感動するなつ。その作画担当者は仲 努(井浦 新)でした。
仲の絵に見惚れつつ、なつは緊張して震える手を堪えながら、色を塗っていきます。

そしてふと、物語の流れを理解した上で作業できたら、気持ちが入って作業がさらに楽しくなるだろうと思ったなつは、絵コンテ(映像の構図やカメラの動きが書き込まれたもの)を手に取ります。
そこへ仲や山田陽平(犬飼貴丈)がやってきて、就業後に時間があれば、作画課にも顔を出すと良いと誘ってくれました。

さっそくその日の終業後に作画課へ顔を出すなつ。
下山克己(川島 明)とも久しぶりに再会します。元警察官という下山が悪ふざけで銃を撃つ仕草をしてきたので、それに乗って倒れ込むフリをするなつ。
すると、その後ろを通った大沢麻子(貫地谷しほり)にぶつかってしまい、睨まれてしまいました。

第56話:白蛇姫

自宅の風車に帰ると、岸川亜矢美(山口智子)が夕飯を用意してくれていました。
さらにお風呂まで、何不自由ない生活を提供してくれる亜矢美の心遣いに、感謝しきりのなつでした。

そして夜は、作画課から描き損じた絵を何枚か持ち帰って、描き写すことで絵の技術を学ぼうとしました。
つい熱中してしまい、時間が経つのも忘れてうたた寝してしまいます。
それを微笑ましく見守り、そっと布団に寝かしつけてくれる亜矢美と咲太郎(岡田将生)でした。

現在、東洋動画では「白蛇姫」という物語を製作していました。
「白蛇姫」は中国に古くから伝わるお伽噺で、このような内容です。

◇◇◇

子分のパンダと楽しく暮らしていた若者・許仙(しゅうせん)。

ある日、市場で見世物にされている白蛇を見つけた許仙は、白蛇を買って逃がしてやります。
そんな優しい許仙に心惹かれた白蛇は、ある嵐の晩、美しい人間の娘・白娘(パイニャン)となって許仙の前に現れました。

そして恋に落ちる二人。

しかし、法海(ほっかい)という偉い人に白娘の正体を知られてしまいます。
二人に兵隊を差し向け、許仙を捕える法海
白娘は嘆き悲しみ、捕らえられてしまった許仙の後を追うのでした…。

◇◇◇

このように悲しい恋の物語である「白蛇姫」。
原画セカンド(現在、原画担当(アニメーター)は仲と井戸原 昇(小手伸也)の2名だけ。ただこの2名だけでは捌けない量のため、新人ながら原画を描く人をセカンドと呼んでいる)の麻子は、動画担当(2枚の原画の間を数枚の絵で描く人)の堀内幸正(田村健太郎)に「この表情では白娘の悲しみが伝わらない」と、書き直しを要求していました。
けれど堀内は、どこがいけないのか察することができず、二人は口論してしまいます。いくら言っても話の分からない堀内に痺れを切らした麻子は「もういい、自分で描く!」と言い捨てました。

苛立ちが収まらない麻子は、亜矢美がコーディネートしてくれた派手な衣装のなつにも突っ掛かってきます。
「ここには結婚の腰掛けで働いているお嬢様が多い。あなたも結婚相手探すためにきたの?そんな浮ついた気持ちでうろつかないで!」と怒りをぶつけます。

まったくそんなつもりのないなつは、驚き憮然とするのでした。

第57話:アニメーターとは絵に命を与える仕事

麻子に勘違いされて、釈然としないなつは帰宅後も苛立ちを隠せず、亜矢美や常連客にも「なに怒ってるの?」と言われ、さらにモヤモヤを募らせました。

その夜、気を取り直して、麻子がボツにした1シーンの動画を持ち帰ったなつは、どうしたら白娘の悲しみを表現できるのかを自分なりに考えてみました。

このシーンは、許仙を追って来た白娘が、法海と激闘し敗れ、傷付き体半分が白蛇にもどってしまう。白蛇に戻ってしまったら愛する許仙にもう会えなくなる…と涙するシーン。

なつは自分の経験の中から、涙が溢れ出てきたときのことを思い出し、描いていきました。
そうして時間が経つのも、食事をするのも忘れ、没頭するなつでした。

翌日。
麻子に浮ついていると言われたことを気にしたなつは、亜矢美に「もう少し地味なコーディネートで…」とお願いするも、亜矢美に「あなたはそういう(男にモテたい)つもりで着てた、と認めるの?」と問われ、それを認めたくないなつは、今まで通り鮮やかな服装で出社することにしました。

昼休み、中庭でパンを食べようとしたなつは、そこに下山の姿を見つけます。
下山は、周りの人々を観察してデッサンしていました。
なつは下山の隣に腰掛けると「麻子は怖い人?」と尋ねました。すると「怖くないよ。熱心なだけさ」と答える下山。麻子は美大卒業後、すぐに仲たちに才能を認められセカンドに抜擢された優秀な人だという。そして『命を吹き込むこと』にとても熱心で、だから怖くみえてしまうのかもしれない、と。
「命を吹き込むこと?」と聞き返すなつ。
アニメーションとは、もともとラテン語で魂を意味する「アニマ」から来ているとのこと。ゆえに、アニメーションとは動かないものに魂を与えることなんだ、と説明する下山。
下山の言葉を聞いて、麻子の怒りや情熱を理解するなつでした。

一方、色見本をとりに仕上げ課を訪れた麻子。
なつのデスク上に、白蛇が泣くシーンが描かれた動画の束を目にします。それはなつが昨晩懸命に描いていたもので、麻子はそれを手に取りパラパラとめくりました。

その出来映えに、目を見開く麻子でした。

第58話:チャンス到来!

麻子は、なつが描いた動画を持って作画課に戻ります。
そしてこのシーンの担当者である堀内に「こういう中割がほしかったのよ。動画は原画の単純な中継ぎをするだけじゃなく、これみたいに自由に発想を飛ばして、自分なりの演出を込めるべきなのよ」と大絶賛しました。

それは、白娘が項垂れながらも一度敵である法海をキッと見上げ、そしてまた悲嘆にくれて泣くという動作になっていました。

この一度見上げる動作があることで、白娘の強い恨みがまし怒りが滲み出し、そこから派生する無念や悲しみ、許仙への想いが一層際立つと、麻子は熱烈にべた褒めしました。
しかしその絵にはまったく思い当りが無い堀内は「これは自分が描いたものではない」と否定します。さらには、その絵の雑さから「こんな下手な絵は描かない」とも。

そこで、麻子を追ってきたなつが「それはわたしが描いたものです」と明かしました。
すると、下山や仲たちもその動画をパラパラと確認し、その粋な演出に唸ります。

麻子がどうしてこんな演出を考え付いたのかと聞くと、なつは、学生時代に自身が白蛇姫を演じたことを明かし、倉田先生(柄本 佑)から学んだ「自分の経験から想像し、自分の魂を動かして演じよ」の言葉を思い浮かべ、その通りにしたらこうなった、と答えました。
その説明を聞いて、天性の光るものを感じる仲でした。

なつが描いたシーンは堀内により清書され、採用されることになりました。

そして仲はさっそく、演出家である露木重彦(木下ほうか)になつが描いた動画を見せ、なつには光る才能があるから、すぐにでも作画課に引き上げてほしいと交渉しました。
もともと9月の作画採用試験でも、実技では問題ない点数を採っていたとも補足します。
しかし、露木は新人をすぐ引き上げるのには抵抗がある、というのと、動画担当が勝手に演出を加えるのも良くない、と難色を示します。
すると仲は「ただでさえ原画作成は人手不足なのだから、動画で演出を補ってもらえるのは助かるし、なんといってもこの若いセンスを活かさない手は無い!」と熱烈にアピールしました。
そんな仲の情熱に圧された露木は「ならばもう一度、試験を受けさせて、そこで申し分なければアニメーターとして採用しよう」と提案しました。

そうして後日、仲から社内試験の誘いを受けたなつ。
意気込みも新たに「やります!」と力強く答えました。

第59話:今度こそ…!

風車に帰宅すると、小畑雪次郎(山田裕貴)が来ていました。
そこで、チャンスを得たと誇らしげに明かすなつ。そんなイキイキと夢に向かって行くなつを見て、雪次郎は羨ましがります。自分は跡取りだから将来も選べず、後に帯広に帰らなくてはいけない、と。

すると、咲太郎も帰宅しました。
手には来年春公開の新劇『人形の家』のポスターを持っており、演劇に興味のある雪次郎は「絶対見に行く!」と目を輝かせたのでした。

それからなつは、一ヶ月後の社内試験に向けて、書き損じの動画を持ち帰っては自宅で寝る間も惜しんで練習したり、昼休みは周囲の人のデッサンをするなどして、絵の勉強に励みました。

そんな中、陽平から、弟の天陽(吉沢 亮)が十勝美術展で受賞したという話を聞きます。馬の絵を描いて受賞したそうで、天陽の描く馬に心底惚れているなつは「やっぱり」と漏らしました。
そして天陽にお祝いの手紙を書きました。

その頃、十勝の山田家では。
天陽は、変わらず畑や牛の世話をしながら、その合間に絵を描いていました。
そんな天陽に、両親の正治(戸次重幸)やタミ(小林綾子)は、早く所帯を持つようにと勧めます。山田家の畑や牛を守っていくなら家族が必要だ、と。そして、なつはもうここには帰って来ないのだから、とも。
そんなことは百も承知の天陽は、憮然と「わかってる」と短く答えるに留めました。

昭和31(1956)年 12月。
アニメーター能力審査試験の日を迎えます。
社内試験だけあって受験人数は少なく、なつを含めて5人だけ。
皆、半年の養成期間を経ての審査試験でしたが、なつは特別に養成期間なしで参加させてもらうことになり、そのことも試験官の仲と井戸原から皆に説明されました。

試験内容は、配られた原画2枚(石運びする少年)の間を、15枚以上の動画を描いて繋げるというもの。

なつは脅威のスピードで描き上げていきました。

第60話:くまのプロポーズ?

試験終了後、隣で試験を受けていた三村 茜(渡辺麻友)が声を掛けてきました。
なつが描く物凄いスピードに圧倒されたのだという。
けれどなつとしては、描いた枚数は30枚と多かったものの、清書できたのは13枚程度で、全く合格の自信が持てませんでした。

すると案の定、結果は不合格。
井戸原が「時間が無い中で、なぜこんなにたくさん描いてしまったの?」と尋ねると、なつは「イメージが沸いてきたから、どうしても描きたくて。でも手がそれに追いつけなかった」と答えます。
この答えに「はやくも我々と同じ悩みを抱いているのか」と、あらためてなつの可能性を感じて目配せする仲たちでした。

そうして、不合格となったなつは、そのまま彩色の作業を続けることに。
一方、試験で声をかけてきた茜は合格し、作画課で麻子から指導を受けていました。

その頃、北海道では。

天陽が絞りたての牛乳を持って阿川砂良(北乃きい)の森小屋を訪れていました。
そこへ、照男(清原 翔)が作ったというバターを持参して戸村菊介(音尾琢真)もやってきます。

菊介が天陽に「照男くんの恋路の邪魔をしないでくれ」とけん制すると、天陽はそれを無視し、一向に引こうとしません。あわや一色触発…!

…という場面で突然、熊(?)が乱入。

悲鳴を上げる砂良…でしたが、よくよく見ると熊は着ぐるみを着た照男でした。

そして照男は、熊のラブレター(鮭)を手に持ち「僕と結婚してください!」とプロポーズしました。
すると同様に、手にしたものを差し出して「お願いします」と畳み掛ける菊介と天陽。

この一連の流れは、3人が考えたプロポーズの演出でした。
砂良はこのプロポーズを受け入れ、その後、皆で囲炉裏を囲んで食事したのでした。

その後、一人キャンバスに向き合う天陽。
そこには描きかけのなつの絵が。
なつからの手紙を読み(最後は「私はここで生きていきます」で締め括られていた)、天陽は一粒涙を零しながら、描いたなつを赤い絵の具で塗り潰していきました。

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『なつぞら』第10週のネタバレ感想

40代女性

ドラマ大好きうさうさ

なつが東洋動画に入社したということで、今週はアニメーション作りについての丁寧な解説があり、とても勉強になりました。
原画動画作成は大変そうだけど、彩色の仕事はぬり絵みたいで楽しそう~なんて思いました。

演劇部で演じた白蛇姫が、ここにきて役に立ちましたね…!
倉田先生も喜んでいることでしょう。来週はアフレコ風景も見られるみたいですし、楽しみ!

そして今週は、天陽と照男たちの登場シーンがあって嬉しかったです!
天陽が絵を描くシーンと、なつが試験中に絵を描くシーンとがミックスされる演出(9月の採用試験のときも)に胸アツでした!まるで心が通じ合ってるようで。
…でも、天陽もそろそろ所帯を持つことになるのかなぁ。当然のこととはいえ、ちょっと切ない気も。でも天陽は天陽で、ちゃんと幸せになってほしいですもんね。

そんな天陽が、森小屋であの演技。
「なつに失恋すると砂良ちゃんにいくルート確定なの…?」なんて思っちゃいました。天陽の、言葉少ないながらも意志を曲げない頑固者な演技が、妙にリアルで、てっきり本当なのかと…笑。菊介さんもいい演技でした。最高の茶番劇でしたね!

そして、想い人と結ばれてよかった!照男兄ちゃん、おめでとー!
プロポーズの「おいしい人生を約束します」の言葉も素敵。

第10週で最も話題になった出来事

照男兄の求婚大作戦に癒される!

照男兄ちゃん(清原翔)が遂に砂良ちゃん(北乃きい)にプロポーズ。
ロマンチックな演出とは程遠い求婚大作戦(天陽と菊介を連れての小芝居)に、半ば呆れながらも砂良ちゃんはプロポーズを受け入れました。

それにしても、熊のような装いで登場して、「おいしい人生を約束します!」といって、シャケ(照男)・牛乳(天陽)・バター(菊介)を差し出すとは…。
「どんなプロポーズだよ!」って思わず突っ込んでしまいました。
考えに考え抜いて辿り着いた演出があれ…
照男は本当に不器用な男ですね。でもなんか癒される!

照男兄ちゃん!本当におめでとう!
次週は新婚旅行で東京にも来るようなので、なつとの再会シーンが楽しみですね。

『なつぞら』第11週のあらすじ

公式サイトが発表している『なつぞら』第11週のネタバレStory(あらすじ)は以下の通りです。

東洋動画で働くなつ(広瀬すず)たちは、数万枚におよぶ動画を描き上げ長編アニメ映画「白蛇姫」を完成させた。風車に帰ると、新婚旅行で東京を訪れていた照男(清原翔)と砂良(北乃きい)の姿があった。思い出話に盛り上がる中、咲太郎(岡田将生)も帰宅。2人の兄が初めて顔を合わせる。数日後、咲太郎の劇団の公演が幕を開け、なつは雪次郎(山田裕貴)とともにに訪れる。主演女優・亀山蘭子(鈴木杏樹)とも会い、なつは大きな刺激を受ける。そんな中、なつに再びアニメーターになるチャンスが回ってくる。

出典:https://www.nhk.or.jp/natsuzora/story/11/