ドラマル

2020年8月10日

『恐怖新聞』原作ネタバレ!1話から最終回までのあらすじ・キャスト・視聴率まとめ

ドラマ『恐怖新聞』の1話から最終回までのあらすじを、原作ネタバレを含めてわかりやすく紹介しています。

白石聖さん主演の連続ドラマ『恐怖新聞』を200%楽しむために、キャストや各話ゲスト、視聴率の推移をあらすじと一緒に随時更新してお届けしていきます。

※『恐怖新聞』全話ネタバレ完了済み(2020年10月10日)。

見逃し配信をチェック

当記事には、『恐怖新聞』の第1話から最終回までのネタバレが含まれています。先に内容を知りたくない方は、「FODプレミアム」で第1話から最終回までの放送をご覧になれます。
※記事の公開日(更新日)時点の情報です。

『恐怖新聞』の基本情報

概要(見どころ)

『恐怖新聞』は、つのだじろうによる日本の漫画を原作とするホラー作品です。2011年に映画化されるなど、コアなファンからの根強い人気があります。

女子大生の小野田詩弦(白石聖)は、子供のころから憧れていた一人暮らしを、大学入学を機に始めます。しかし一人暮らしを始めてすぐに恐怖新聞なるものが届くようになるのです。
その新聞に書かれた恐怖の事件は必ず現実にも起こり、その新聞を読むと寿命が縮まるという精神的な恐怖を訴えかけてくる物語です。

キャスト一覧

  • 小野田詩弦(おのだ・しづる):白石聖
    20歳、京都市内の大学に通う女子大生
  • 小野田歌子(おのだ・うたこ):黒木瞳
    47歳、詩弦の母親、風水にハマっていて、楽天的な性格で、一家の要
  • 松田勇介:佐藤大樹(EXILE / FANTASTICS from EXILE TRIBE)
    21歳、詩弦の恋人、バイトを3つ掛け持ちしているフリーター
  • 篠崎林太郎:駿河太郎
    京都東警察署の刑事、恐怖新聞の力を利用しようとする
  • 小野田蔵之介:横田栄司
    詩弦の父親、詩弦の出生の秘密を持つ
  • 宮沢桃香:片山友希
    詩弦の幼馴染、寂しがり屋、男性になびきやすい性格
  • 片桐ともを/鬼形礼:坂口涼太郎
    詩弦の隣人、病気がちの引き籠り、謎の存在
  • 蜷川冬夜:猪野学
    恐怖新聞の前の契約者、詩弦の行く末を暗示する存在
  • 大井川明日香:舞羽美海
    カウンセラー
  • 春海:福地桃子
    冬夜の妹

スタッフ一覧

  • 原作:恐怖新聞
    作者:つのだじろう
    出版社:秋田書店
    雑誌・レーベル:週刊少年チャンピオン
  • 脚本:高山直也(『世にも奇妙な物語』『TWO WEEKS』『特命係長 只野仁』)
  • 音楽:兼松衆
  • 主題歌
    曲名:FEARS
    歌手:THE RAMPAGE from EXILE TRIBE
    レーベル:rhythm zone
  • プロデューサー:後藤勝利、小松貴子、齋藤寛之、竹内絵唱
  • 協力プロデューサー:松本圭右(東海テレビ)
  • 演出:中田秀夫、服部大二、井上昌典
  • 企画:市野直親(東海テレビ)
  • 制作:東海テレビ放送、松竹株式会社

各話の視聴率

『恐怖新聞』各話の放送後、視聴率がわかり次第情報を追加します。
※『恐怖新聞』は、ビデオリサーチによる視聴率の発表がないため、SNS(Twitterつぶやき数など)の反響をもとに、視聴熱を5段階(★)で発表します。

各話放送日視聴率
1話8月29日★★★★
2話9月5日★★★★
3話9月12日★★★★
4話9月19日★★★★
5話9月26日★★★★
6話10月3日★★★★
7話・最終回10月10日★★★★★

『恐怖新聞』の最終回ネタバレ(予想)

原作では、主人公の男子中学生の鬼形礼が、恐怖新聞を届けられてから様々な事件に巻き込まれるという物語です。
恐怖新聞は鬼形しか読むことができず、友人に新聞のことを話しても信じてもらえないために段々と気味悪がられるようになってしまいます。
新聞を読む前は霊の存在を認めていませんでしたが、身の回りで起こる事件の数々によって除霊を試みるようになります。
しかし、恐怖新聞を届けてくるポルターガイストという存在に何度も邪魔をされてしまうため、霊媒師にも依頼しましたが、霊媒の途中にまたもやポルターガイストに邪魔をされ鬼形は死んでしまうのです。
すると、鬼形は死後、今度は自らが恐怖新聞の配達をするようになって物語は終わります。

ドラマ版でも、主人公のもとに恐怖新聞が届き始めることで、身の回りで様々な事件が起こり周辺の人を巻き込むようになるでしょう。
その中で鍵になるのが、主人公の小野田詩弦(白石聖)の母親、小野田歌子(黒木瞳)だと思います。
原作では、家族の存在はほとんど無いため主人公がクラスで孤立するというものでしたが、母親役が黒木瞳ということもあり、親子で恐怖新聞と戦うのではないかと予想します。
もし、主人公が死んでしまっても、母親は恐怖新聞と戦い続け物語は母親を中心として進むと思います。
結末は主人公の小野田詩弦が死に、母親に新聞を配達するようになるという展開を予想します。

『恐怖新聞』各話のあらすじ

2020年8月29日から東海テレビ・フジテレビ系にて放送開始された白石聖さん主演の連続ドラマ『恐怖新聞』の各話あらすじネタバレを、放送後に随時更新してお届けしていきます。

1話のあらすじネタバレ

ワンルームマンションでの一人暮らしを始めた小野田詩弦(白石聖)は、京都中央大学に通う20歳の2年生。実家を出ることについては父の蔵之介(横田栄司)に反対されたものの、母の歌子(黒木瞳)と親友の宮沢桃香(片山友希)に後押しされて念願が叶います。
歌子と桃香が引っ越しの手伝いにやって来て、桃香が若いイケメン男性の引っ越し業者を写真に収めていました。そして、引っ越し荷物の搬入後、もう一人の初老の引っ越し業者に、何枚かの用紙に作業完了確認のサインを求められていた詩弦。

引っ越し初日の深夜にドアを乱打され、郵便受けに恐怖新聞が投函されます。日付が数日後の恐怖新聞の記事には、転落死する制服姿の女子高生の挿絵が添えられています。で、恐怖新聞の日付日、始めたばかりの自転車宅配サービス(はんなりデリバリー)のバイト中、詩弦の眼前に女子高生が落下します。女子高生の投身自殺を目撃してしまいます。
その日の夜、詩弦の部屋を訪ねて来た京都東警察署刑事、篠崎林太郎(駿河太郎)は、現場の状況写真撮影(見物人)の中に写り込んでいる初老の男を見なかったかと詩弦に尋ねます。その時は心当たりの無い詩弦でしたが、後日、桃香に引っ越しのイケメン業者の写真を見せられ、その背後に写り込んでいた初老の引っ越し業者こそが、篠崎刑事に尋ねられた人物と確信し、それを篠崎刑事に伝えます。右耳に痣(あざ)のあるこの初老男は、引っ越し作業員の蜷川冬夜(猪野学)であり、恐怖新聞の前読者です。詩弦が求められていた引っ越し完了のサインと称されたものの中に、恐怖新聞契約が入っていたものと思われます。

蜷川の話を聞こうと勤務先を訪ねた篠崎刑事の前から、蜷川は逃走します。篠崎刑事は恐怖新聞の存在を、未だ知りませんが、ただ、引っ越し客の詩弦を見て、「こいつにしよう」と、蜷川呟いていたという事実を、勤務先の聞き取りでつかんでいます。

バイト先の先輩、松田勇介(佐藤大樹)が、自殺現場を目撃してショックを受けている詩弦を心配し接近。それで付き合いが始まります。で、詩弦が安心して眠れるよう彼女の部屋に泊まり込んだ夜、再び、恐怖新聞が届きます。不気味な足音が響き、ドアが激しくノックされ、それで勇介を起こしますが、彼は白目を剥(む)き意識がありません。
そういう夢を見て魘(うな)されているところを、逆に勇介に起こされます。立ち上がってドアに向かうと、足元に恐怖新聞があります。そこには、父(蔵之介)の死を報ずる記事が掲載されています。神社の鳥居らしき挿絵もあります。しかし、不思議なことに、その恐怖新聞の記事内容は勇介には見えておらず、ただの藁半紙(わらばんし)を指し示す詩弦の姿が訝(いぶか)しいだけです。

詩弦は父の死を阻止すべく喫茶店(君影草)を営む実家に帰ります。恐怖新聞を父に見せますが、父にも、やはり恐怖新聞は、ただの藁半紙にしか見えません。
実は、詩弦は父に嫌われているという自覚を持っています。詩弦が生まれるのを機に役者の道を諦めた父という話を何処からともなく聞いていた詩弦は、それが遠因かとも思っています。そんな娘に、母は、雨の日も風の日も神社に安産祈願で通い詰めていた父の話をして、父に嫌われているなどという話を二度としないよう釘ぎを刺します。

恐怖新聞の日付日、今日だけは外出しないよう求める娘の言い分を聞かず、神社に出掛けてしまう父。それを追う詩弦。
トラックに轢かれそうになるところを回避して、やれやれと思った神社からの帰り道、「どうして役者の道を諦めたの?」と言う娘の問いに、「時代が俺に追い付いていなかっただけ」と応ずる父。一人暮らしを開始した娘の為に、御守りを貰いに神社に行ったのだと言う父。どうやら父に嫌われていると思っていたのは誤解であったのかという時、自宅への帰り道に面している建物の修繕足場の鉄パイプが崩れ落ち、父の胸を貫きます。足場上部の神社の鳥居状になっている部分の鉄パイプが父を襲ったことになります。
病院に緊急搬送される父。それに付添う詩弦に驚愕の言葉が投げかけられます。「お前が生まれたせいだ。絶対許さない」というのが、父の最後の言葉になりました。詩弦が生まれるという時、安産祈願の為に父は神社に行ったと母の歌子は言いましたが、それは虚偽であり、実は、父の蔵之介は、「生まれて来ませんように、お腹の子を殺してください」と、神様にお願いしていたのでした。

母への不信感を募らせてマンションに戻った詩弦。
マンション隣人の片桐ともを(坂口涼太郎)が、「泣きたい時は泣いた方が良い」とベランダ越しに詩弦に声をかけます。父のブレンドコーヒーしか飲めない詩弦が、そのコーヒーを口にしています。片桐に美味しいかと問われた詩弦は、「父に愛されていると、一瞬、思ったが違った。コーヒーの味がしない」と、答えます。

2話のあらすじネタバレ

父、小野田蔵之介(横田栄司)の死について、詩弦(白石聖)は、母の歌子(黒木瞳)に、「一緒にいたのに、なんで、お父さんを助けなかったの。あなたがお父さんを殺した」と責められます。
母、歌子は父の遺骨を口に運び、噛み砕いて飲み込んでいます。娘の出生の秘密という闇を抱える母は、メモ紙の一点に赤ボールペンを押し付け突き立てるという奇妙な癖を繰り返しています。

実家での父の葬儀を終えてマンションに戻った詩弦は、とりあえず元の生活に戻ります。バイトも再開です。
逃亡を続ける蜷川冬夜(猪野学)から偽名でのデリバリー注文を受け、それを指定された公園に届けます。そこで、自分が恐怖新聞の前契約者だったという告白を冬夜から受けます。恐怖新聞を受け取るたびに百日寿命が縮むと教えられます。若者の写真を見せられ、「これが四年前の俺だ」と告げられます。どうやら、寿命が縮むというのは、加齢が急激に進むことを意味しています。
そこで、恐怖新聞の受け取りを回避する手立てを聞き出そうとするのですが、そこに詩弦を尾行していた篠崎林太郎(駿河太郎)刑事が現れます。逃げ出した冬夜は、階段から転落し意識不明に陥ります。因みに、篠崎刑事は冬夜が暮らしていたアパートで、平成6年生まれと記載された運転免許証を発見しています。とすると、初老に見える冬夜は、現在、26歳のはずなのです…。

それと前後して、風呂場での怖い夢を見た夜、新たな恐怖新聞が詩弦のベッドに届いていました。そこには京都市内での刺殺事件が掲載されていました。首を刺された女性が死亡し、その横に鬼の形相をした男が立ち尽くしている挿絵が添えられています。
その恐怖新聞内容を、親友の宮沢桃香(片山友希)に報告。その後、父の葬儀に出席してくれた恋人の松田勇介(佐藤大樹)にも相談。彼は、未来を予知できるのであれば、悪い未来を良い方向に変えるべきと主張。詩弦は、勇介と桃香を巻き込み、事件の阻止に動き始めます。
まず、詩弦は恐怖新聞の挿絵を忠実に再現し、犯人の特徴を勇介と桃香に伝えます。そのうえで、犯人を待ち構えます。恐怖新聞によれば、事件の場所は総合運動公園であり、犯行時間は午後3時です。

未成年女性に対する不祥事で会社を自主退職に追い込まれた津々木は、妻の由実と息子の健太に愛想を尽かされています。再就職も難しくなっていて、離婚が決定的になっています。途方に暮れて公園のブランコに座っていると、何故か、数名の若者に取り囲まれ、ボコボコに殴り倒されるという理不尽にも遭遇します。踏んだり蹴ったり状態になっている津々木がいます。
そんな津々木が、午後3時、総合運動公園にやって来て、それを詩弦が、恐怖新聞の挿絵の男と判断して呼び止めます。

その頃、待ち伏せしている勇介に、未成年(19歳)女性の諸積杏奈が近付きます。若い女性からの逆ナンパのようにも見えます。「話を聞いてくれる友達がいないので、話を聞いて欲しい」と、言い寄られます。勇介は追い払おうとしますが、「今より、ちょっとだけ幸せになりたいだけ」と言って、杏奈は勇介を解放しません。その一方、もう一人の見張り役の桃香の方は、篠崎刑事に話を聞きたいということで腕をつかまれ連行されそうです。

詩弦が桃香に、犯人に似た人物(津々木)発見の電話します。勇介への緊急連絡については桃香に頼みます。その時、勇介には、まだ、杏奈が付き纏っています。勇介は、「勇気を持って一歩踏み出せば良いことがある」と杏奈を説得します。その言葉を受け、「踏み出すんですね~」と、杏奈が不気味に呟きます。

詩弦に呼び止められた津々木は、行く手を遮る彼女を突き飛ばします。そこに、津々木の元妻(遠藤姓に戻っている)と息子がやって来ます。詩弦が「ダメ、来ないで!」と元妻と息子に向かって叫びます。
その時、詩弦の大声を聞き付けた杏奈が、「見~付けた」と勇介の背後で言って、大きなサバイバルナイフを手にします。そして、ナイフを振り被って突進します。杏奈のターゲットは、津々木の元妻の由実でした。杏奈は詩弦、津々木を置き去りにして、猛ダッシュで元妻の由美に突進し、頸動脈を一突きします。次いで、健太の頸動脈も一突きします。「私を捨てて、奥さんと子供を選ぶんだもん」と、杏奈が振り返って津々木に言います。それを言い終えてから、自らも頸動脈を切って自殺します。頸動脈から噴出する血液が詩弦、勇介、桃香の顔面を朱に染めます。

「私のせいだ。私が間違っていた」と詩弦。鬼の形相の男は加害者ではなく、被害者側遺族としての元夫の津々木だったのです。不図、気付くと、鞄に入れていた恐怖新聞の文面が変わっています。死者二名、加害者は自殺という文面になっています。最初に、ベッドに届けられた際には、死者一名、男の子は軽傷ということでしたが、詩弦の判断ミスにより、死者数が増えています。詩弦が人の運命を変えています。
「お前のせいだ、お前が引き留める声を出したせいで健太は死んだ。お前が健太を殺したんだ」と、津々木が詩弦につかみかかります。それを警官と勇介が必死に抑えます。

「ちょっと、いいですか?」と言って篠崎刑事が詩弦の前に現れます。この刺殺事件のことを事前に知っていたのかと問われた詩弦は、「はい、恐怖新聞を見て知っていました」と答えます。そのまま京都府東警察署での聴取を求められた詩弦は、篠崎刑事に、今後、手を組まないかと誘われます。

3話のあらすじネタバレ

小野田詩弦(白石聖)は、父、蔵之介(横田栄司)の死亡事故に続いて、総合運動公園での母子刺殺事件でも、自らの行動が人の運命を却って悪い方向に導いたことになり、それを悔やんでいます。
父には、死の間際に「お前のせいだ。お前は、生まれて来なければ良かった」と言われ、更には、刺殺事件では、被害者の元夫(父)から、死ななくて良かった子供の命が詩弦の行動により失われたことを責められていました。

自らの生存理由に疑問を深める詩弦。恋人の松田勇介(佐藤大樹)がそれを心配して、実家の母、歌子(黒木瞳)を訪ね、娘とのコミュニケーションを求めます。
その一方で、詩弦にはカウンセリング受診を奨めます。

詩弦は、カウンセラーの大井川明日香(舞羽美海)から、恐怖新聞との関わりを断つよう求められますが、篠崎林太郎(駿河太郎)刑事に追われて階段落下した蜷川冬夜(猪野学)の意識が戻らない以上、その方法は不明です。

勇介の勧めに従い歌子が詩弦のマンションを訪れます。その時、少女の虐待死事件が掲載された恐怖新聞がベランダ側の窓の外に張り付けられた形で届きます。事件発生は明後日とされています。
歌子は、娘だけに見えるという恐怖新聞の存在を信じ、悲しい事件の回避を娘に提案。篠崎刑事に会い、恐怖新聞で得た少女の虐待死情報と引き換えに、虐待に関する警察への通報リストを入手します。

詩弦は母とともにリスト記載住所を訪ね歩き、少女虐待死事件が発生しそうな家を特定します。
母と娘、息子の三人暮らしの家庭で、ここでは日常的に狂気の母親(安田カナ)による虐待が行われています。児童相談所のスタッフがこの家を訪ね、子供たちを保護します。どうやら、この家は、恐怖新聞がいう虐待死事件の家庭とは違うようです。

恐怖新聞のいう少女虐待死の犠牲者は、カウンセラーの明日香の娘、愛莉なのでした。
愛莉の父親は家庭内で仕事をしていて、仕事中に音を出すことが禁じられていました。が、愛莉はそれを守れずに、日常的に父親から虐待を受けていました。
詩弦が、恐怖新聞の挿絵の少女と愛莉との類似点に気付き、歌子とともに大井川家の門扉の前に立った時、そこに篠崎刑事がやって来ます。

その時、まさに、明日香の夫、孝弘が、仕事中だというのに音を立てた娘の愛莉を力一杯踏み付けようとしていました。が、来訪を知らせるチャイムが鳴って、すんでのところで、愛莉は足蹴にされずに済みます。
とりあえず、愛莉への折檻は中断されて、ドア越しに応対する孝弘と明日香。篠崎刑事がドアを開けるよう求めますが、孝弘は捜索令状を持って来いと言って、ドアチェーンを外しません。が、意を決した明日香が、夫の意に反してドアチェーンを外したことで、篠崎刑事、詩弦、歌子が玄関に雪崩れ込みます。
抵抗する孝弘を篠崎刑事が殴り倒し、一歩間違えば死に至っていた愛莉を救出します。
署に戻った篠崎刑事は、令状無しでの家宅踏み込みと被疑者殴打を上司(笹山)に叱責されます。

親友の宮沢桃香(片山友希)は、頸動脈を切って自殺した未成年女性(諸積杏奈)の返り血を浴びたショックから立ち直ることが出来ずに精神を病み、血だらけ死体を見た事件を思い出す度に体の震えが止まらなくなるという症状を勇介に訴えます。
平常心を保つことが困難になっていて、付き合っていた彼氏とも別離しています。

少女虐待死事件を未然に回避させて一件落着後、詩弦が恋人の勇介に電話して、今度会える日の約束を取り付けますが、その時、電話を受けた勇介の部屋のベッドには、口紅を乱した桃香が横たわっています。

そんなことは露知らずマンションに戻り、隣室の片桐ともを(坂口涼太郎)とベランダ越しに話をしていた時、意識が戻って病院から逃走していた冬夜から電話が入ります。
電話中の冬夜が詩弦の眼の前の男の存在に気付き、「そいつは人間ではない、気を付けろ」と忠告します。マンションの隣室に住むツリ目の20代の男、この片桐を名乗る男こそが、実は、鬼形礼という名前の恐怖新聞の配達人なのだと告げられます。

4話のあらすじネタバレ

蜷川冬夜(猪野学)の電話で、マンション隣人が鬼形礼(坂口京太郎)という名の恐怖新聞配達人だと知った小野田詩弦(白石聖)。更に、普通の人には白紙(ただの藁半紙)に見える恐怖新聞の上にサインさせると、そのサインした人物に購読契約が移るのだと教えられます。「死にたくなかったら、一刻も早く別の誰かにサインさせろ!」とも言われます。実は、恐怖新聞契約者がそのまま寿命が尽きて死に至ると、その前の契約者に配達先が戻されるシステムになっているので、冬夜は、詩弦に新規契約者を早く探すよう求めているわけです。

が、見ず知らずの人間にサインさせ、同様の恐怖に陥れることの善悪を考え込んでしまう詩弦。殊に、幼い子供にサインさせようとする自分に驚き、実家の母、歌子(黒木瞳)に、そのことを相談。すると、母は進んで自分がサインすると言い出します。流石にそれはできないということで、一般新聞紙上に載っている極悪人にサインさせようと考えたり、また、デリバリー配達先の悪質クレーマー男にサインさせようとしたりします。
更には、幼馴染みの宮沢桃香(片山友希)との浮気に走った恋人の松田勇介(佐藤大樹)を問い詰め、「二度とそういう過ちを犯さないことを誓う」契約書の提出を求めて、恐怖新聞の藁半紙にサインさせようともします。が、いずれも、名前を最後まで書かせることにはならず、すんでのところで詩弦は思い留まります。

一方、アパート前の張り込みの末、冬夜を確保した篠崎林太郎(駿河太郎)刑事でしたが、そこに、笹山係長の指示を受けた飯島、片桐両刑事が現れ、篠崎の行き過ぎた行動を諫めます。両刑事は、篠崎刑事の暴走阻止の為に、係長命令で篠崎刑事に張り付いていました。実際、篠塚刑事が冬夜を組み伏せた時、冬夜は吐血します。
とりあえず確保したことで、大学病院に入院させた冬夜の素性が明らかになってゆきます。当初、恐怖新聞は冬夜の妹の春海(福地桃子)に届いていました。篠崎刑事は奈良在住の春海を訪ねます。3年前の春海がまだ高校生だった時、クラスメイトに騙されて、彼女は恐怖新聞の契約(サイン)をしていました。で、もともと難病を抱えて病弱な妹に代わって、それを兄の冬夜が引き継いだという話を聞き出します。

新たな恐怖新聞には、「国道(奈良グリーンウェイ)での暴走トラック事故」が掲載されています。詩弦は、篠崎刑事に、この交通事故情報を通報します。丁度そんな時、篠崎刑事を追い回す役回りの飯島、片桐両刑事が篠崎を見失い、それで彼らから「何処にいるのか?」という問い合わせがあります。「迎えに行くから場所を言え!」と告げられた篠崎刑事は、「午後4時、奈良グリーンウェイ」と返答します。その時間、その場所は、詩弦に教えられた暴走トラックの大事故発生の時間であり、事故現場です。
案の定、二人の刑事が乗っている覆面の警察車両に暴走トラックが突っ込みます。トラック運転手は、何らかの病気なのか、激突前に死亡していたことが確認されます。いずれにせよ、篠崎刑事を追い回してその動向を探っていた二人の刑事は死亡します。何かと難癖を付け、眼の上のタンコブだった邪魔な二人の刑事を篠崎は消したことになります。

大学病院に入院して治療を受けている冬夜の元に、篠崎刑事が春海を連れて行きます。春海は、兄と二人だけになることを希望し、篠崎は病室の外で待機。「弁護士に後のことは全て任せてある」と兄の冬夜が言い、それに従って弁護士に会う春海。兄の全財産を相続することになる春海。
春海が病室を出た後、篠崎刑事が冬夜に話を聞きます。詩弦が早く次の契約者にサインさせないと、余命短い自分を飛び越え、妹の春海に恐怖新聞が届くことになりますので、なんとか詩弦には、次の契約者獲得を急いで貰いたいと願っている冬夜。

大学病院の屋上に出て、春海の話を改めて聞く篠崎刑事。事前に様々な事件、事故を恐怖新聞で知り、それを株式投資に利用して、冬夜は大金を稼いでいたのでした。難病を抱えている妹の春海を海外の病院で手術させる為の費用が必要だった兄の冬夜。兄はボロボロの体になって妹の手術費用を捻出。春海の難病手術は成功していました。そこまで話が聞けた時、看護師が冬夜の急変を知らせにやって来ます。急ぎ、春海と篠崎は冬夜の病室に戻ります。が、救命措置も虚しく冬夜は他界します。

そんなこんなの後日、詩弦がデリバリー配達のバイト中、自転車のブレーキが利かなくなって赤信号で止まれません。それで、横断歩道を渡っていたリヤカーに激突します。前方に1回転、もんどりうって転倒します。そこに勇介が駆け付け助け起こします。見上げると、眼に飛び込んで来たのはワイヤーカッターを手にした桃香です。桃香は、左手に持っていたカッターを路端に投げ捨て、ニヤリと笑って立ち去ります。
詩弦に、「桃香とは、二度と過ちを起こさない」と誓っていた勇介は、桃香と距離を置くようになっていて、それで、詩弦は桃香に逆恨みされたようです。ブレーキ故障は桃香の仕業と気付き、そこから詩弦の意識が遠のきます。

5話のあらすじネタバレ

幼馴染みで親友だったはずの宮沢桃香(片山友希)にブレーキワイヤーを切られ、はんなりデリバリーでの配達バイト中、制御の効かない自転車が横断歩道のリヤカーに激突し、大きく転倒した小野田詩弦(白石聖)。恋人の松田勇介(佐藤大樹)に助け起こされますが、その時、カッターを放り出す桃香を目撃し、意識が遠のきます。
その直前、勇介に助け起こされるまでの一瞬の間、詩弦は夢のような世界に迷い込んでいました。鬼形礼(坂口京太郎)に誘(いざな)われ、沢山の地蔵が居並ぶ野原に、詩弦は横たわっていました。

時は江戸、京の街。
腹を膨らませたシズ(白石聖)と母のヤエ(黒木瞳)が、越後屋店主の仁左衛門(駿河太郎)に奉公を願い出ます。仁左衛門はそれを断りますが、ヤエは、「娘は世の中で起きる凶事が分かる」と言って、「船頭の水死」というお告げの紙を示します。
後日、お告げ通り、酒に酔った船頭が堀に落ちて死亡。それを見て、仁左衛門はシズとヤエの奉公を受け入れます。で、シズのお告げを利用した商売で、越後屋は大いに繁盛します。大雨予測で傘を売り、火事予測では火傷軟膏を売り、塩を積んだ播磨船の沈没後は、塩を売りまくります。シズは使用人でありながら、ヤエとともに新しい着物を与えられたりします。
が、夜になると、芝居見物の帰りに刺殺された夫を思い出すシズは、悲鳴を上げて苦しみます。

そんな娘を何とかしようと、ヤエが僧侶の空元(横田栄司)を訪ねますと、仏様が多くの俗人を救う為に、シズの腹を介して「件(くだん)」を現世に遣わしたのだと言われます。シズのお腹にいるのは人間の子ではなく、人の頭を持つ牛の怪物であり、それでシズは災厄を予知できるのです。お腹の「件」の声が、シズだけに聞こえるのです。
シズの赤ん坊は、既に十月十日を経過していますが、「件」は、世に生まれ出ると直ぐに死ぬ定めなので、なかなか出産に至りません。いつ生まれるのか、シズにもヤエにも全く分かりません。

いずれにせよ、シズの腹の「件」の力を利用して私利私欲に走る越後屋を苦々しく思った空元は、浪人の中村半次郎(佐藤大樹)を訪ねるようヤエに言い聞かせます。ヤエの話を聞いた半次郎は、亡き妹、咲をシズに重ね合わせ、力になることを約束。仁左衛門が「侍に斬り殺される」というお告げが出て来るのと前後して、半次郎が越後屋にやって来ます。
その折り、半次郎は三人のならず者にからまれているシズを助けます。
シズが半次郎に向かって、「あなたは人を斬るのね。私のお腹の子も殺すの?」と問いかけます。

半次郎に様々な要求を突き付けられた仁左衛門は用心棒を雇い、殺られる前に殺ろうということで、半次郎を消そうとします。早速、半次郎は二人組の浪人に襲われますが、これを返り討ちで斬り捨てます。そして、そのまま空元とヤエが一緒にいるところに乗り込み、「オレが人を斬ることをシズが知っていたのは何故か?」とヤエに問います。ヤエに代わって空元が、「シズはお告げを伝える巫女に過ぎない。シズは件を宿しているのだ」と、説明します。
半次郎、空元、ヤエがシズのいる越後屋に急行します。越後屋の庭先では、仁左衛門と用心棒が密談しており、突然現れた半次郎を見て斬り掛かります。それも、返り討ちで斬り捨てます。

で、半次郎、空元、ヤエ、シズの四人だけになったところで、半次郎は、「件」の怖さを知ったからには、これを殺そうと考えます。それを空元が押し留め、自らシズを刺殺しようとします。と、ヤエが、夫を失って悲しんでいる哀れなシズを坊さんが殺そうとしていることを咎めます。その時、シズが叫びます。「あの人(夫)は、おっ母に殺されたんだ!」、と。
シズの腹の子を「件」にしたいと願ったのがヤエなのでした。それを拒否した夫を、いきなり、出刃包丁で刺殺したのがヤエでした。夫を殺されたシズはヤエに磔(はりつけ)にされ、悪魔の呪文と調合液により、腹の子を「件」に変身させられていました。「件」の書物を手に入れ、「件」の作り方を知ってしまったヤエ。それは貧乏であるが故のことでした。貧乏からの脱出に「件」の利用を考えたのでした。越後屋乗っ取りが最終的な目的でした。

真実を暴露され、いよいよ追い詰められたヤエが、突然、短刀を持ってシズを刺殺します。ヤエは「シズ、許して、ごめんよ」と娘の亡骸に取りすがります。それでも、貧乏が悪いのだというのが、ヤエの理屈です。そこから、シズのみならず、続いて空元もヤエは刺殺します。半次郎は、そんな鬼の所業を見せるヤエであっても、シズの母親は斬れません。

シズの死後、凶事を示すお告げが、京都の道端で見掛けられるようになります。それを拾い、お告げを読んた者の寿命は百日縮まりました。

地蔵の居並ぶ野原に鬼形と詩弦がいます。
奇妙な夢を見ていたと言って、詩弦が目覚めます。鬼形に、「夢ではなく、いま見たものは君の前世だ」と教えられます。「永遠に救われない定め」のもと、この世に生まれて来たのだとも告げられます。そこで、詩弦は、改めて、自分の前世がヤエなのだと知ります。自分の娘のシズを苦しめた母として、今後も、苦しみ続けなければならないと詩弦は悟ります。「君の苦しみは、まだ終わっていないのだ」と、鬼形に念押しされます。と、ここまでが夢(意識不明)の中での出来事。

リャカーにデリバリー配達中の自転車が激突。勇介に助け起こされ、一瞬、意識を取り戻す詩弦。その一瞬前に、江戸時代の京の街のエピソード、即ち、前世の記憶が走馬灯のように詩弦の脳裏を駆け巡りました。
父、蔵之介(横田栄司)が、死際に言い放った言葉、「お前は、生まれて来なければ良かった」の意味も、少しばかり明らかになりました。恐怖新聞の前身としてのお告げと、それが生まれた理由、そして、その因縁が現在にどう繋がっているのかも、うすぼんやりと明らかになって来ました。

6話のあらすじネタバレ

恐怖新聞の予言力を知った京都東警察署刑事の篠崎林太郎(駿河太郎)が、小野田詩弦(白石聖)に、恐怖新聞を引継ごうと申し出ます。
病室で死んだ蜷川冬夜(猪野学)の妹・春海(福地桃子)の話で、冬夜は予言を利用し春海の治療費を稼いでいたことを知った篠崎は、これを利用することで多額の借金返済が可能になると考えます。で、恐怖新聞の契約者になろうと志願するのですが、それを詩弦は断ります。というのも、既に誰かに恐怖新聞の契約が移っている可能性があるからです。詩弦は、これまでの恐怖新聞の記述内容が見えなく(読めなく)なっていますし、なにより、近頃は恐怖新聞自体が届きません。

「アシカガ」を名乗る者から、自転車ブレーキを壊した人物を知っているというメールが届きます。指定されたネットカフェ(ココネ)に入り、予約されていた410号室で「アシカガ」を待っていると、そこで火災が発生。多数の死者が出て、これは詩弦を火災に巻き込もうとしたものとも考えられます。恐怖新聞の新契約者の仕業の可能性もあり、それが宮沢桃香(片山友希)ではないかとも疑うことになります。

再び「アシカガ」からの呼び出しメールで詩弦と松田勇介(佐藤大樹)が指定カフェ(バリガシ)に行くと、今度は発砲事件に巻き込まれます。暴力団構成員が銃弾二発を浴びて店先で死亡します。暴力団抗争と警察は断定します。

詩弦は勇介と桃香のマンションを訪ねます。ドアは施錠されておらず、入室すると床に桃香のものらしき血痕と奥歯が見付かります。驚いた詩弦と勇介はその場を逃げ出しますが、後に鑑識が入ります。篠崎刑事も同行し、桃香の財布を発見。篠崎は財布から現金を秘かに抜き取ります。学生証(京都中央大学英米語学科)とクラブ券も抜き取ります。
篠崎は、そのままクラブに向かい、詩弦を襲うよう男たちに依頼していた桃香の存在を知ります。三人の男たちに、50万円の報酬と自らの身体を与えるという条件での依頼だったようです。以来、桃香は行方不明です。実家に帰った様子もありません。

勇介が自転車走行中に「苦しいよ~」という声を聞き、一軒家の庭先に回り込みます。盆栽の陰に桃香の首(頭部)を発見します。勇介は、驚いてその場を後にします。詩弦にも、自室で桃香との昔のツーショット写真を見ている時、桃香の亡霊が現れます。「許せない。あんたのせいで、私はこんなことになった。憎い、憎い…」と桃香の言葉が聞こえます。
勇介、詩弦ともに桃香の首を見たことから、突然、勇介の行動がおかしくなります。自分の人生を無茶苦茶にしたと言って勇介が怒り出し、突然、詩弦を殴り倒します。

憔悴しきって実家に戻った詩弦の頬に赤い痣があるのを見てしまう母の歌子(黒木瞳)。母は娘の頬を氷で冷やします。
あるいは、呼び出しを受けたものなのか、「今から、そちらに伺います」と、勇介が歌子に連絡しています。で、詩弦が、勇介と歌子が並んで歩いているところを目撃し、後をつけます。神社に入り、歌子が「お参りする?」と問いかけ、「はい」と勇介が応じ、身を屈めます。その瞬間、歌子が隠し持っていたスリコギで数発、勇介の後頭部を殴打します。詩弦が慌てて飛び出し、母の暴行を止めます。
勇介の頭部からの出血もありますが、それにしても多量の血液が地面に流れ出ているのを不審に思った詩弦が、勇介のバッグを開けますと、その中に桃香の首が入っています。そこで、詩弦は失神してしまいます。

病室で目を覚ますと、篠崎刑事がいます。母は警察に捕まっておらず、行方不明です。
一方、勇介は桃香の殺害を認めていると篠崎が教えてくれます。50万円の報酬で詩弦に危害を加えるよう三人の男に頼んでいた桃香を説得しようとした勇介でしたが、結局、桃香は勇介の言い分を聞き入れず、揉み合いになった末に、死亡していました。勇介に殴り倒されて奥歯が吹っ飛び、そして、押し倒されたはずみで、割れた鏡のガラス片が桃香の首に突き刺さりました。
その後、勇介は桃香の遺体をバラバラに切断し、自転車で運んで山中に遺棄していました。そのことを勇介は歌子に告白し、歌子は勇介に自首を勧めていたのでしたが、勇介が素直に応じようとしないので、スリコギ攻撃になってしまったようです。また、「松田勇介、知人女性と口論、殺害」という恐怖新聞を見て、歌子は詩弦が勇介に殺されるものと考え、護身用にスリコギを携帯していた模様。

詩弦が実家に帰ります。
そこで、悪党どもの事件が掲載されている地元新聞を発見します。ネットカフェの火災事故で死亡した木島は、飲酒運転の末に人を轢き殺したのに刑務所にも入らずのうのうと生きていた人物でした。カフェの店先で射殺された暴力団員の南利治(奥深山新)は、連続婦女暴行犯でした。

実家に隠れていた歌子が詩弦の前に現れます。恐怖新聞の新しい契約者は歌子なのでした。歌子が、事故や事件が起きると予告されている場所に、ターゲットをメールで誘い出していました。死んで当然のクズをおびき出していました。
それ以前、寸前で回避することが出来た虐待死(愛莉)の予告が掲載された恐怖新聞を保存していた歌子。親の暴行で死ぬはずだった愛莉を守れたことで、歌子は恐怖新聞に氏名を記入することを決断していました。娘の身代わりを買って出て、恐怖新聞を世の中の為に役立てようと考えました。ただ、詩弦を呼び出した「アシカガ」については、歌子は全く関知していないようです。何の目的だったのか、「アシカガ」の素性は不明のままです。

歌子が背を向けた隙に、詩弦は恐怖新聞の藁半紙に名前を書きます。書き終えた瞬間、藁半紙に記載されている文字と挿絵が浮かび上がります。鬼形礼(坂口涼太郎)も眼前に立ち現れ「向き合うことに決めたんだね?」と問います。「もう、逃げたりしない」と詩弦が応じます。

7話(最終回)のあらすじネタバレ

避けられない運命として恐怖新聞を引き受けた小野田詩弦(白石聖)。再び契約者となり、人の為に働こうと決意します。眼前に立ち現れた鬼形礼(坂口涼太郎)に「向き合うことに決めたんだね?」と問われ、「もう、逃げたりしない!」と詩弦が力強く応じていました。そんな健気な詩弦が、ネット上で、「ヒーロー気取りの偽善者」と揶揄(やゆ)されたりし始めます。父、蔵之介(横田栄司)や親友だった宮沢桃香(片山友希)の相次ぐ死についての関連性を云々され、自作自演との疑いもかけられます。更には、面と向かって、「アンタがこの世からいなくなれば好いんだ」と暴言を吐く者さえ現れます。

一年後。詩弦は、借りていたマンション(部屋)を引き払い、京都から姿を消します。
篠崎林太郎(駿河太郎)が、消えた詩弦を探し出そうと実家の喫茶店(君影草)で働く歌子(黒木瞳)を訪ねて来ます。詩弦の自転車ブレーキを壊したのは桃香だったことを伝えます。――で、一連の話の流れで、ネットカフェ店内での放火事件、カフェ店頭での射殺事件は、篠崎刑事の仕業であることに歌子は気付きます。詩弦に呼び出しメールをした「アシカガ」は、篠崎なのでした。詩弦を事件(事故)に巻き込んで殺害すれば、それ以前の蜷川冬夜(猪野学)は既に死亡していますから、その妹の春海(福地桃子)に恐怖新聞は届けられることになります。何やかやと理由を付けて契約を手放そうとしなかった詩弦と違い、春海からなら簡単に契約を引き継げるものと考えた篠崎は、詩弦の殺害を企てていたのでした。

策略を思い付いた歌子は、契約引継ぎを篠崎に要請します。自らの寿命を賭けて人の命を救うことに疲れ切っている娘を助けて欲しいと、恐怖新聞の藁半紙とペンを篠崎に差し出します。篠崎としては、上手くいけば、これで抱え込んでいる借金が返せます。恐怖新聞の予言力で大儲けをしようと企てている篠崎は、嬉々として氏名を書き入れます。書き終わった瞬間、篠崎の眼に恐怖新聞の記載が飛び込んで来ます。その時「報いを受けるが好いわ!」と、それまで歌子が保存してきた大量の恐怖新聞を篠崎に向かって放ります。頭上に舞い上がる沢山の恐怖新聞をいっぺんに眼にした篠崎は一気に老衰し、死に至ります。かなりの老人に変身しているのですが、身体的特徴から篠崎刑事に間違いないということで、現場にやって来た刑事らも、そう判断します。

詩弦は恐怖新聞の契約継続により年齢を重ね、歌子とウリふたつの姿になっています。
詩弦は歌子として拘置所の勇介に会いに出掛けます。勇介に、娘からの伝言があるという名目で会うことになります。「忘れて下さい。事件に巻き込んでごめんなさい」と、勇介に詩弦の言葉を伝えます。勇介は、歌子を演じている詩弦に気付きます。「詩弦なんだろ」という声を背に、詩弦は面会室を急いで立ち去ります。――その夜、拘置所の勇介の独房に桃香の亡霊(悪霊)が現れ、勇介は目を剥いて死亡します。

地蔵が居並ぶ場所で、詩弦と鬼形礼が対峙しています。「私、死んだの?」と詩弦が問い、「ああ、死んだ」と鬼形が応じます。詩弦の前世の罪は未だ許されてはいませんが、許される道として二つの選択肢があります。来世も呪われた者としての人生を送るのか、それとも、恐怖新聞の配達人となるかの二者択一を詩弦は迫られます。選択を拒否しますとペナルティーを課せられます。
因みに、詩弦が配達人となれば、晴れて鬼形は自由の身になるのだと、当人は説明します。生まれ変わって新しい人生を送ることが可能になるのだと鬼形は言います。詩弦は恐怖新聞の配達人になることを選択します。

詩弦が死亡したことで、前契約者の歌子に恐怖新聞が届くようになります。新しい契約者を早く見つけてと言う新配達人の詩弦に対して、配達人になった詩弦に会えるのなら、是非、このままが良いと歌子が言います。歌子は開店前の喫茶店内で死亡します。歌子が最後に眼にしたであろう大量の恐怖新聞が、遺体の周囲に散乱しています。

蜷川冬夜の妹、春海の部屋に異変が発生し、突然、恐怖新聞が届きます。歌子、篠崎、詩弦、冬夜が死亡したので、春海まで契約が戻ったのです。
春海は、恐怖新聞の藁半紙を使い、そこに架空の「アンケート」をコピーします。街角に出て、街行く人々に「アンケート」に答えさせ、そして、氏名を記入させます。これが、タクシー運転手、女子高生、小学生など、一気に沢山の契約者獲得に繋がって、新配達人の詩弦は大変です。小学生のランドセルに、目にも止まらぬ早業で恐怖新聞を挿し入れます。

月日が重なり、詩弦と歌子の働きで、親(父)の暴行による虐待死を免れていた女児が女子大生になっていました。その大井川愛莉(平山咲彩)のマンションの部屋のドアを激しくノックして、恐怖新聞を届ける詩弦。
「あの時、助けてくれたお姉ちゃんだよね。もう、恐怖新聞を届けないで…。今こんなことをするくらいなら、あの時、見捨ててくれれば良かったのに…」と、愛莉。その言葉を聞いた詩弦が、愛莉に渡すべき恐怖新聞を破り捨てます。

配達人としての仕事を放棄した詩弦には、当然、ペナルティーが加えられます。人間に生まれ変わったはずの鬼形が詩弦の前に現れます。
詩弦が配達人として鬼形の仕事を引き継げば、鬼形は、晴れて人間に生まれ変わってやり直せるというのは嘘であり、鬼形には人間であったという過去はありません。鬼形は「件(くだん)」によって作り上げられた操り人形なのでした。つまり、あくまでも地獄で死人を扱う鬼が、鬼形なのです。詩弦は、自分が配達人になることで、鬼形が人間界に戻れるものと信じていたのですが、その鬼形が、「逃がしはしない。地獄に落ちて苦しんで貰う」と、詩弦に宣告します。

京都の街では、「S(詩弦)さん、地獄に落ちたらしいよ」という噂が広がります(完)。