ドラマル

『コタキ兄弟と四苦八苦』10話のネタバレ感想!二路の逃げ癖の理由が判明【老苦】

2020年3月14日に放送されたドラマ『コタキ兄弟と四苦八苦』10話のネタバレを含むあらすじと感想を、放送後にSNSで最も注目を集めた出来事を含めてお伝えします。

10話では、行方不明だったはずの父・零士(小林薫)に二路が再会することに!
一路と二路、そして父・零士の内に秘めた思いが遂に語られる…。

関連記事

『コタキ兄弟と四苦八苦』ネタバレ!1話から最終回までのあらすじ・キャスト・視聴率まとめ

見逃し配信をチェック

この記事には、『コタキ兄弟と四苦八苦』10話のネタバレが含まれています。まだご覧になっていない方は、「Paravi」で過去の放送をご覧になれます。
※記事の公開日(更新日)時点の情報です。

スポンサーリンク

『コタキ兄弟と四苦八苦』10話のあらすじネタバレ

【第10話:老苦(ろうく)】老いる苦しみのこと。

「さっちゃん(芳根京子)は俺たちの妹だ」
そう古滝一路(古舘寛治)が知ったのは、5年前のことでした。

5年前。
古滝家に、笹谷瑞樹(手塚理美)と名乗る女性がやってきました。
瑞樹は、さっちゃんの母で、つまりは父・零士(小林薫)の浮気相手。
なぜ古滝家にやってきたのかというと、ひょんなことから、ずっと行方不明だった零士の居所が分かったため、それを知らせにやってきたのでした。

警察から、行き倒れホームレスの身元確認をしてほしい、という連絡が瑞樹にきたという。警察が瑞樹の連絡先を知ったのは、零士が瑞樹から渡された婚姻届を所持していたから。
それは20年前、瑞樹が「はやく奥さんと別れて、これを出して」と迫ったときに渡したものでした。妻の欄には瑞樹の署名があり、夫の欄は空欄のまま。
「出す気もないのに捨てられなかったのが、あの人らしい」と瑞樹は零します。

久しぶりに目にした零士は、年老いて大分痩せていたという。
ただ、身元確認の際、瑞樹はしらばっくれて、そのホームレスが零士だとは明かしませんでした。
散々、勝手をされた瑞樹としては、恨みもあり、零士の面倒を看る義理はないと考えたのです。たとえ野垂れ死にしても自業自得じゃないか、と。
今は身寄りのない老人として、施設に入っているとのこと。
瑞樹は居場所を一路に伝えた上で、名乗り出るか出ないかについては任せる、と告げました。

その後、瑞樹が持ってきてくれた土産物の酒で酌み交わす一路。
今は別の男性と結婚し、飛騨高山の温泉宿で女将をやっているという。
娘のさっちゃんには、父のことはほとんど何も明かさず、ただ「あなたは、私とお父さんに望まれて、愛されて生まれてきたんだよ」とだけ伝えていました。
さっちゃんの名前『五月(さつき)』も、零士が名付けたものでした。
「俺は零士でゼロ。ゼロから生まれた子供には数字を付けたい。5月に生まれたから『五月』にしよう」と。

さっちゃんが「父親が船乗り」と認識していたのは、零士が咄嗟についた嘘でした。
当時、幼稚園児だったさっちゃんから職業を聞きかれたとき、零士行きつけの喫茶シャバダバに置かれた船の模型が目に止まったから。
瑞樹はそれをとくに否定せず、零士が行方不明になった際、船の事故で死んだと説明したのでした。

すべてを二路(滝藤賢一)に明かした上で、「これらは全部、俺たちの胸にしまおう」と言い聞かせる一路。さっちゃんに、本当はクズでどうしようもない父親だったなんて言えないし、良い思い出を壊したくないから、と。
二路もそれに同意。しかし、ずっと嘘を突き通すことが苦手で、上手く他人のフリをしていけるか不安でした。

5年前に、零士の居場所を知った一路は、その後、2~3か月に一度、老人ホームへ面会に行ってました。
二路からは「あんなクズ親父ほっておけばよかったのに」と言われますが、「俺は長男だ。無責任なことはできない」と返します。
そして、子供の頃、二路よりも父と一緒にいることが多かった一路。
夫婦喧嘩する度に、母は父親似の二路だけ連れて実家に帰り、一路は家に残されたまま。その間、父はふらりと女のところへ遊びに行き、一路は一人で食事をとる、というのが常でした。
そんな扱いを受けていたのに、なぜ?と疑問を零す二路。
「親父と会ったら、もうどうでもよくなった」という一路は、二路にも「会うか?」と問いました。

零士がいる老人ホームへ向かうコタキ兄弟。二路の足取りは重い。
ちょうど昼時で、食事の配膳にきた男性介護士に「男は嫌だって言ったじゃないか!」と悪態をついて困らせていました。二人は、相変わらずな零士の姿に呆れかえります。

ただ、零士はボケており、二人のことは息子だと認識できていませんでした。
そんな零士に、母親のことを語る二路。

母・貴子は、良く笑う可愛らしい女性でした。
零士と結婚し、一路(1973年)と二路(1977年)を出産。

二人が二十歳を過ぎた頃、病気になって寝たきりに。
以降、日に日に痩せて弱っていきました。
そんな姿を見るに耐えかねた零士は、病院には寄り付かず、寂しさから他所に女を作ってしまいます。それが笹谷瑞樹でした。

貴子は、傍にいてくれない零士の代わりに、父親似の二路をいつもそばにいさせようとします。が、病気が進行するにつれて精神に異常をきたし、二路と零士の区別がつかなくなってしまいます。
すると貴子は、二路の顔を見る度に、零士への恨みを込めて「アンタがいなければ私は幸せだった。アンタの顔を見るだけでヘドが出る」と罵倒するようになりました。

二路は、自分が母を苦しめているような錯覚に陥り、母親の傍にいないほうが良いのかもしれない、と思い始めるように。
敢えて母の最期を看取らなかったのも、「最期くらいは安らかに…かわいい母でいさせたかった」という二路なりの心遣いでした。

これを涙ながらに語った二路。
全てを聞き終わった零士は「たかちゃんには幸せになってもらいたかったな。俺と結婚すればよかったのに」などと呟き、二路は信じ難い視線を向けたのでした。

老人ホームからの帰り道、母の最期を看取らなかった本心を明かした二路に、一路もまた、5年前、零士と再会したときの真実を明かしました。
本当は、父親らしいことを何一つしてこなかった零士に「赤の他人です」と知らんぷりしたい気持ちがあったという。
けれど、それより先に「そんなヤツ知るか!俺に息子なんていない!俺にもし、息子がいたとしたら、そんな安そうな薄っぺらい鞄を持った男じゃない。俺の息子なら社長になっているはず」と罵倒されてしまった一路。これについ「あんたの息子で成功するはずがないだろ!」と反論し、大喧嘩。
おかげで意図せず、周囲に息子だとバレてしまいました。
ただ、その大喧嘩の後、零士が「俺だったらこんな老いぼれ捨てて逃げる。あいつは子供んときからまじめで…俺にちっとも似てねぇ」と零していたのを、介護士から聞きます。
本当はちゃんと息子だと認識していたのでした。かといって、父親を許す気にもなれなかった一路。
ただ、散々好き勝手に自由に生きて、一生勝てないと思っていた男が、あんなみすぼらしい姿になってしまったのが哀れに思えて、見捨てることもできなかったのでした。

老人ホームからの帰り道、喫茶シャバダバに立ち寄ることに。
零士に会った兄弟は「こんな気持ちになるのは俺たちだけで充分だ」と、あらためてさっちゃんに隠し通す意思を固めます。
そんな折、さっちゃんから二路に伝言が。
以前、有花(中村優子)にプレゼントした「レンタルおやじ無料券」を、娘の六花(川島鈴遥)が使いたいという。二路は、六花のもとへ向かいました。

一人、喫茶店に残った一路は、零士と再会した時の気持ちに思いを馳せます。

5年前、零士と再会した日の日記に「父に会った。猛烈に後悔した。二路には知らせない。こんな気持ちになるのは俺だけで十分だ」と綴っていました。

その後、予備校講師を辞めた一路。
一向に次の仕事が見つからず、暇を持て余します。
日記に「自由とは心もとない。孤独死はすぐそば」と綴り、婚活しようと一念発起。

そのときふと、瑞樹から聞いた妹の名「笹谷五月」でネット検索してみたところ、五月(さっちゃん)のSNSに、働いている喫茶店(シャバダバの前)の宣伝が載っていたため、様子を見に行き、隠し撮りをしました。
その写真を自宅に戻って眺めていた一路は、「これではストーカーのようだ」とハッとし、写真を封印。兄だと名乗り出るつもりはないのだし、妹のことは忘れよう、と決意したのでした。

しかしそれからしばらくして、喫茶シャバダバの前を通り掛かった際、買い物帰りのさっちゃんとすれ違った一路。
「共に暮らしたかもしれない妹のこと、見守るくらいはいいだろう」と思い至り、一路は喫茶シャバダバの常連さんとなったのでした。

「レンタルおやじ無料券」で有花と六花の買い物に付き合った二路。
帰り道、六花が気を利かせて、二路と優香は二人きりに。
職業柄、つい周りの目を気にしちゃう自分を嘆く有花に、二路はそれとなくフォローし、「俺はそんな有花が寝たきりのおばあちゃんになっても、ボケて俺のこと忘れたとしても、最後まで一緒にいるよ」と伝えました。

一方その頃、ムラタ(宮藤官九郎)に「レンタルおやじ」を依頼した一路。
飲み屋で待ち合わせ、ムラタに、聞きづらそうに「家で待ってる人は…?」と尋ねました。
これに「います」と答えたムラタは、二匹の愛猫の写真を見せます。
「自由は心もとない。だけど猫と老後を暮らしても誰にも怒られない自由が、私は好きです」と言うムラタ。その言葉に微笑ましい気持ちになりつつ、「長い老後、趣味のひとつでもあればなぁ」と零す一路でした。

スポンサーリンク

『コタキ兄弟と四苦八苦』10話のネタバレ感想

40代女性

ドラマ大好きうさうさ

零士は、二路たちが言ってた通り、なかなかのクズ親父っぷりでしたね。
ただ、「悪人」というわけではなく、「弱い人」といった印象。
愛しい人が弱っていく姿を直視できなかったり、一人じゃ寂しくてつい他に温もりを求めてしまったり、愛人に結婚を迫られても妻を捨てきれなかったり、かといって愛人から渡された婚姻届も捨てることができなかったり。
言うなれば、零士は「甘えん坊&お人好しの究極系」なのかもしれない。
一路と再会したとき「こんな男、息子じゃない!」と言い放ったのも、一路に迷惑かけたくない故の一芝居だったようですし。(あれ、なんかこれも、吉高由里子主演『知らなくていいコト』で、ケイトを娘と認めようとしなかった小林薫さんが演じた父親と重なりますね)
悪い人ではないんですよね~、零士さん。
なのになんで、あんなクズ親父になっちゃうんでしょう。人が良すぎるのも、かえって人を傷つける、ってことかしら。ままなりませんね、人生は。
そのままならなさを軽妙に描き切る野木亜紀子さん、本当にスゴい!

有花に「寝たきりのおばあちゃんになっても、ボケて俺のこと忘れたとしても、最後まで一緒にいるよ」と宣言した二路。
この言葉には、妻の弱りゆく姿を見届けられなかった父親に対する「俺は違う!」という反発心と、大好きな母親の傍に最期までいたかったのにそれができなかった悲しさ、ふたつの感情が込められていたように思います。だから感極まって泣きそうになっていたのかな、と。
女性としては、男性からそんな風に言ってもらえたら、嬉しくて仕方ないですね。

「苦労って言葉、嫌いなのよね」と言うさっちゃんママ、カッコ良かったです。
さすが、さっちゃんママ!といったところ。
さっちゃんが大抵のことには動じない逞しさをもっているのは、お母さんの血筋かな。

ところで今回、コタキ兄弟の生年月日が判明。
一路、6月23日生まれの蟹座。46歳。
二路、7月2日生まれの蟹座。42歳。
二人が同じ星座というのが、ちょっとツボでした。あんなに思想と行動が正反対な兄弟なのに、星占いの結果は同じ、なんですね。

二路の逃げ癖の理由が判明!

ダメ兄妹として見てきたコタキ兄弟ですが、10話で彼らを見る目が変わりましたね。

特に、兄・一路がカッコいい!
生真面目ゆえでしょうが、弟と妹のために秘密を守ろうとしたり、父を受け入れる(受け止める)心の広さにジンとしました。

そして、父を前にして気持ちが爆発した二路。逃げ癖(母の死に目から逃げた)の理由が分かり、二路も苦しんできたんだなと感じましたね。

妹・さっちゃんこと五月には"同じ思いはさせたくない!"
兄である一路と二路の優しさが尊い。

次回、そんな優しい兄2人が可愛いさっちゃんのために奮闘。生きる苦しみを抱える妹・さつきを見て、ポロっと兄であることをバラしちゃうのかな…笑。
11話も楽しみですね。

『コタキ兄弟と四苦八苦』11話のあらすじ

公式サイトが発表している『コタキ兄弟と四苦八苦』11話のネタバレStory(あらすじ)は以下の通りです。

レンタル兄弟おやじ、一路(古舘寛治)と二路(滝藤賢一)今回の依頼人は、なんとさっちゃん(芳根京子)が同棲していたという元彼女!復縁を迫りに来たミチル(北浦愛)だが、さっちゃんは突き放すような態度で「嫌い」と追い返してしまう。だが、そこには深い事情があったのだ…。ところが、一路は心無い言葉でさっちゃんを傷つけてしまう。一人じゃなくて二人の幸せ。二人の為に自分たちができることは何か。兄弟どうする!?

出典:https://www.tv-tokyo.co.jp/kotaki/story/