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『心の傷を癒すということ』4話(最終回)のネタバレ感想!安和隆は知らずに「心のケア」を実践していた!

2020年2月8日に放送されたドラマ『心の傷を癒すということ』4話(最終回)のネタバレを含むあらすじと感想を、放送後にSNSで最も注目を集めた出来事を含めてお伝えします。

遂に最終回、苦しむ人たちのために必死に尽くして和隆にがんが発覚する!
死を間際にして和隆は、ついに「心のケア」の本質にたどり着く…。

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※記事の公開日(更新日)時点の情報です。

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『心の傷を癒すということ』最終回のあらすじネタバレ

震災から5年が経って、神戸の街並みはかつての賑わいを取り戻しつつあります。
テレビ画面には安和隆(柄本佑)が対談をする様子が映し出されています。

2000年4月
ジャズバーで湯浅浩二(濱田岳)が仲間達と和隆の対談の様子をテレビで見ています。
「笑顔や。笑顔。表情固いな」と浩二は言います。
「そんなん今言うてもしゃーないわ」とママ(濱田マリ)は笑って言います。
その後ろでは和隆がパソコンを叩きます。
「論文書いとん?」とママが聞きます。
「もう一冊本出したいんや」と和隆は言います。
「何の本?」とママが聞くと「解離性同一性障害の本」と和隆は答えます。
「難しそうやな」とママ。
「いや。一般の人に分かりやすい言葉で書くんや。そしたら患者さん達が生きやすくなるんちゃうか思って」と和隆は答えます。
「そやな」とママは優しい声で言います。

西市民病院。
「よう来たなあ。出来たてほやほやの診察室や」と和隆は診察に来た片岡心愛(清水くるみ)に言います。
「どうぞ」と看護師の新島聡子(平岩紙)が言います。
「これからはここで話聞かせてな」と和隆は言います。

お昼休み。
和隆は北林史也(浅香航大)とご飯を食べています。
「例えば学校で心のケアを体験出来るとしたらええと思えへん?」と和隆は言います。
「子供達に肌で感じてもらえますね。自分は大切な存在なんやて」と北林は言います。
和隆はノートにやりたい事を書き留めます。

夜。子供達に絵本を読んであげる和隆。
子供達が眠り、妻の安終子(尾野真千子)とベランダで星を眺めます。
「ペテルギウス今も存在するんやろうか」と和隆は言います。
「星の光が地球に届くまで時間がかかるやろ?今あそこに見えてんのは何百年も前のペテルギウスや。実物は既に爆発して消滅してるかもしれへん」と話します。
その話を笑顔で聞く終子。
寒くなって来たと和隆に寄り添います。
その時、和隆は腰の辺りに違和感を感じ手でさするのでした。

病院の廊下で医師とすれ違います。
「東堂先生」と和隆は声を掛けます。
和隆は診察を受けます。
東堂医師は「肝臓が腫れていて表面がラフなので早急にCT撮りましょう」と言います。

家の玄関ドアの前で立ち止まる和隆。
静かにドアを開けます。
洋一がパパと言って出迎えます。
「今日はカレーでしょうか?カレーじゃないでしょうか?」と問題を出します。
「うーん。カレー」と和隆は答えます。
「当たり」と洋一は嬉しそうに言います。
終子がやって来て「パパ疲れてるから布団に戻って」と言います。
和隆は検査結果を終子に伝えようとしますが言えず「つわりはどうや?」と聞きます。
「大丈夫」と終子は言います。

部屋で段ボールの父の遺品を見ている和隆。
最初の本「心の傷を癒すということ」が出て来ました。
本をパラパラとめくると、父が引いたであろう線が文章の所々に引かれていました。
それを見て泣き出す和隆。
「お父さん、怖いねん。僕まだ何にもやってへん」と呟きます。

しばらくして涙をこらえ、机に向かいノートを開きやりたい事を書き留め始めます。

東堂医師と治療の話をする和隆。
「妻には病気の事を言わないで頂けますか?妊娠していて僕の口から伝えたいんです」と言います。

病院のベッドでくつろぐ和隆。
「きっと悪い病気ちゃうよ」と終子は入院の用意をしながら言います。
「終子。座って。ごめんな。ほんまは検査入院ちゃうねん。ガンなんや。手術ではもう治らへんねん」と和隆は話します。
「ちゃうよ。そんな訳ないやん」と終子は言います。
「まだ打つ手はあるんや。今な代替療法について勉強しててな。これで治った人もいるんや」と話します。
泣き出す終子。
終子の手を握り「こっちおいで」と和隆は言います。
終子は声を出し泣き出します。
「うち帰ったら泣かれへんもんな。ここで泣いて帰り」と和隆は言います。

兄の安智明(森山直太朗)がアメリカから帰り病院にやって来ました。
「先生に話聞いてくるわ。検査結果借りてセカンドオピニオン頼まんとな」と言って部屋から出て行きました。
そこに永野良夫(近藤正臣)がお見舞いにやって来ました。
起き上がる和隆に寝ている様に言います。
泣き出す和隆。
「辛い時は言葉にした方がええ。悲しみや苦しみを表現するのは、はしたない事やない。君、本にそう書いてた」と永野は言います。
すると苦しみ出す和隆。
痛いか?と聞き腰の辺りをさする永野。
「先生。僕もう退院しようと思ってるんです。病院にいたら痛みは取って貰えますけど、自然治癒率は500分の1だそうです。それでも希望はあると思ってます。僕どうしても諦めきれんのです。生きる事」と和隆は言います。

そしてノートを見せます。
「これ、今やれる事全部やりたいんです」

まずはガンの治療について勉強する。
春子に一輪車を教える。
洋一にチェスを教えて、生まれて来る子の名前を考える。
あと患者さんの診察もしたいです。
と和隆は話します。

2000年8月。
智明と母・朴美里(キムラ緑子)が歩いています。
仕事中の和隆を訪ねます。

「化学療法を受け。薬と放射線で治すんや」と智明は言います。
「嫌や」と和隆は言います。
「何でよ」と美里は聞きます。
「この治療法が上手く行かんかったら赤ちゃんに会えんと死んでしまう事になる」と和隆は答えます。
「ほな、この病院で何か治療してもらい」と美里は言います。
「痛み取るぐらいしか出来へん」と和隆は言います。
「そんでもええから」と美里は言います。
「お母さん。合う治療は様々でな。僕に合う治療法を探してるとこなんや。今僕に出来る事は家族の側におる事だけ。お願いやからそうさせて」と和隆が言うと涙ぐむ美里。

家族で食事をする和隆。
「弁当美味しかったわ。ありがとう」と終子に言います。
「良かった。明日も作るね」と終子は言います。
「大人向けの料理でごめんな」と和隆は春子と洋一に言います。
「おいしい」と春子は言います。
「パパ。食べ終わったらトランプしよな」と洋一は言います。

2000年10月。
階段を上る和隆と浩二。
和隆は荒い息遣いになっています。
ジャズコンサートにやって来ました。
「ええ席取れたんや」と浩二は言います。
「楽しみ」と和隆。
しかし、階段があと一段の所で和隆は立ち止まります。
「気分悪いんか?」と浩二は言って和隆を座らせます。
「お前だけでも中で聞いてき」と和隆は言います。
「あほな事言うな」と浩二は言います。
「そやけどええ席取れたんやろ?もったいないわ」と和隆は言います。
目を閉じて涙を堪えながら「お前の隣で好きな歌聞いてんねん。これ以上ええ席はない」と浩二は言います。

寝室で和隆の背中をさする終子。
和隆はお腹の子の名前を考えています。
「そんな根詰めんといて」と終子は言います。
「この子が一生使う名前やから。考え抜いて決めたいんや」と和隆は言います。

腹水の水を抜く治療をする和隆。
「精神科に戻って最後の診察して暫くお休みもらいます」と和隆は東堂医師に伝えます。

和隆の車椅子を押す看護師の聡子。
「白衣着んと」と聡子に手伝ってもらい少し時間をかけて白衣を着ます。
「ちゃんと医者に見えてる?」と和隆は聞きます。
「名医に見えます」と聡子は答えます。

そこに北林が走ってやって来て聡子に代わり車椅子を押そうとします。
北林のネクタイが白衣から出ているのに気付き直しながら和隆が言います。
「北林先生は自分の事ようどんくさいって言うけどそのままでええよ。焦る事ない。北林先生はゆっくり進む事で皆んなが見落としたもん、見つけられる人やと思うわ」と和隆は言います。
「はい」と答える北林。

診察室で心愛に休む事を伝える和隆。
「この北林先生が責任持って診てくれる。ごめんな」と言います。
「今までありがとうございました」と心愛は言います。
「こちらこそありがとう」と和隆は頭を下げます。
和隆は病院にあるピアノを弾いて心愛に聞かせます。
優しい音色のピアノを聞く心愛と北林。
穏やかな笑顔で涙ぐみながら聞く心愛。

七五三のお参り。
家族で写真を撮ります。
春子に勉強を教える和隆。

車椅子に乗る和隆。
美里が車椅子を押し、隣をお腹の大きくなった終子が歩きます。
子供達は無邪気に走ります。
「ちょっと待って」と和隆は言います。
終子は落ち葉を拾っています。
その姿を見て「心のケアって何か分かった。誰も1人ぼっちにさせへんって事や」と和隆は言います。
「何や。あんたがずっとやって来た事やな」と美里は言います。
「うん」と和隆は言い、終子を見ます。
「押し花にしようって言うで」と美里に言います。
すると終子が「なぁ。これ押し花にしよう」と言いました。
その様子を見て笑う美里。

1人名前を考える和隆。
閃いた様子で「終子、名前な」と声を掛けると終子は眠っていました。

11月30日。
苦しむ和隆。
終子が救急車を呼ぼうかと言いますが、平気だと和隆は言います。
すると終子の陣痛が始まりました。
「ついて行かれへんでごめんな」と和隆は言います。
「早よ病院行ってな」と終子は言います。
和隆のお腹は腹水でパンパンになっていました。

弟の安壮介(上川周作)が車を運転して終子を病院に連れて行きます。
行くでと壮介が言うと「またな」と和隆は言います。
車が走り出し「壮介。頼むで」と和隆は力を振り絞り言います。
「あんなに悪いって気付いてあげられへんかった。壮介さん知っとったん?」と終子は聞きます。
何も答えらない壮介。
「お母さんも?」と終子は言い涙を流します。

家族写真を手にタクシーで病院に向かう和隆。
「かなんなぁ」とポツリと呟きます。

病院に着き聡子が和隆を呼び続けます。
和隆は反応しません。
終子の出産が始まりました。

12月1日。
北林が和隆の病室を訪ねます。
酸素マスクをしている和隆。
美里は涙を流し、壮介は立ち尽くしています。
北林は慌てて病室を出て机の引き出しからビデオカメラを出し終子の病院に向かいます。

看護師に「いつ外出出来ますか?」と北林は聞きます。
「早くて明日ですね」と言われ、ビデオ撮影の許可を貰います。
そして急いで和隆の病室に戻ります。

「安先生。見て下さい。赤ちゃん無事産まれましたよ」とビデオを見せる北林。
眠る赤ちゃんが写っています。
和隆は「可愛いなぁ」と笑顔になり画面を撫でます。
「可愛いなぁ」と美里も言います。

赤ちゃんを抱きタクシーにのる終子。
鞄の中の本に紙が挟まっていました。
それは和隆からの手紙でした。

「赤ちゃんの名前決めたわ。灯にしよう。ともしびと書いてあかり。きっとこの子は僕と終子の世界を明るくしてくれる。僕の7か月を明るくしてくれたみたいに。どんな怖い映画も悲しい映画も最後には絶対、終って言う字が出て自分の世界に帰ってこれる。そう分かってるから耐えられるやろ。僕もそうやった。仕事大変でもキツイ話いっぱい聞いても家に帰ったら終子がいて、笑って迎えてくれるって分かってるから耐えられたんや。ありがとう」と書かれていました。
そして和隆の病院に到着した終子。

2000年12月2日。
安先生は亡くなった。
39歳だった。

ジャズバーで喪服を着て浩二が呆然と仲間達と椅子に座っています。
永野はカウンターに。
そこに音楽が流れ「あの演奏や」と浩二が言います。
ママは笑顔で浩二を見ます。
そして皆んなは演奏を始めます。
涙を流し演奏を聞くママ。

永野は思います。
「安君。生きたかったやろう。悔しいやろう。まだ君にはさよならは言わへん。残された僕達は時間をかけて君の不在を受け入れて行く。そして…」

智明は東日本大震災後、原発廃止の声にいち早く耳を傾けて福島で原発事故対策に力を尽くした。

新聞社の谷村英人(趙珉和)は福島で活動しようとする人に話を聞きます。
和隆の心の傷を癒すということの本を差し出し「この本、被災者の心のケアを行った安先生の本なんですけど、高校の時に読んで精神科医になろうと思ったんです」と青年は話します。

安先生が残した著書「心の傷を癒すということ」は今もなお被災者支援に役立てられている。

「子供の心の傷に気付いたら側に寄り添って話を聞いてあげて下さい」と北林は話します。

ジャズバーを訪ねる終子。
閉店の張り紙が貼られています。
ドアを開けてみるとママがいました。
「ご無沙汰しております」と終子は言います。
「来てくれて嬉しいわ」とママ。
「ずっと来たいと思ってたんですけど、ここに来たら色々思い出すから」と終子は言います。
「色々思い出すなぁ」とママも言います。
ドアが開く音がしてママが目をやると、驚いた顔になります。
「もしかして灯ちゃん?」とママ。
「はい。あと春子と洋一です」と終子は言います。
涙ぐむママ。

神戸の夜の街を歩く終子。
前を歩く子供達。
「こんなに大きくなったよ。和隆さん。大変な事いっぱいあった。私は和隆さんとちゃうから自分がしんどいの隠して相手気遣ったり出来へん。そんな優しくなられへんよ。そやから言うけど寂しいわ」と終子は思います。

隣には和隆の幻が。
笑顔の和隆がいる様な気がする終子。
そして笑顔で歩き出す終子。

和隆は優しい笑顔でいつまでも見守っていました。

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『心の傷を癒すということ』最終回のネタバレ感想

40代女性

なか

震災から5年後のお話になり、驚く程の早いスピードで街が復興して行く中、震災の恐怖で心に傷を負った人と向き合い続けた和隆。
自分が病気になっても回りに優しくあり続けた姿に感動しました。

妊娠した妻を気遣い涙を見せず堪えていた和隆が永野教授の前で泣き諦めたくないと話した所に涙が出ました。
産まれてくる赤ちゃんを抱きたいだろう。
2人の子供の成長を楽しみたいだろう。
妻と穏やかに暮らす未来を夢見ていただろうと思うとこんな優しい人がなぜと言う思いでした。

体調の悪化と終子の陣痛が重なった時、こんな悲しい事はないと思いました。
涙が出っ放しでしたが、和隆が苦しむ人の為に残した本が何十年経っても人の心を救う為に役立てられていると知り嬉しく思いました。

和隆の人に対して優しく語りかける姿に自分もこういう風にいられたらと何度も思いながらとても優しい気持ちになれるドラマでした。

安和隆は知らずに「心のケア」を実践していた!

がんを告知され、「僕 まだ何もやってへん」とはじめて弱音を吐いた安和隆。
後に、「心のケアって何かわかった だれもひとりぼっちにさせへんてこと」と気づき、その言葉を受け、和隆の母が「何や、あんたがずっとやってきたことやな」と言われます。

和隆がずっとやってきたことが、成すべき・成し遂げるべきことだったんですね。
何もやっていない人生ではなかった!
母の言葉を聞き、充実した表情を見せる和隆が印象的でした。

まとめ

心に沁みるいいドラマでしたね。
最終回では、親友の湯浅浩二(濱田岳)とのシーンが泣けました。
湯浅にとって安は人生において欠かすことが出来ない友だったと思います。その友を失う痛みが言葉ににじみ出ていました。

心を痛めている人を救う一番の方法は、「一人にしないこと」。まずは自分が関わる身近な人々に対して、優しい気持ちで向き合って行こうと思わされました。

それにしても、安先生(本人)と柄本佑さん似すぎてませんか?
最終回ラストに登場した息子さんも柄本佑さんに似てました。

キャスティング理由の真相はわかりませんが、柄本佑さんの演技が光りましたね。
独特の間と優しい口調から発せられる言葉が心に届きました。
視聴者がみな「あんなお医者さんに診てもらいたい!」と思ったのではないでしょうか?