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2020年7月3日

『キワドい2人-K2-(ドラマ版)』ネタバレ!1話から最終回までのあらすじ・キャスト・視聴率まとめ

ドラマ『キワドい2人-K2- 池袋署刑事課神崎・黒木』の1話から最終回までのあらすじを、原作小説ネタバレを含めてわかりやすく紹介しています。

山田涼介さん主演の連続ドラマ『キワドい2人-K2-』を200%楽しむために、キャストや各話ゲスト、視聴率の推移をあらすじと一緒に随時更新してお届けしていきます。

※『キワドい2人-K2-』全話ネタバレ完了済み(2020年10月17日)。

見逃し配信をチェック

当記事には、『キワドい2人-K2- 池袋署刑事課神崎・黒木』の第1話から最終回までのネタバレが含まれています。先に内容を知りたくない方は、「Paravi」で第1話から最終回までの放送をご覧になれます。また「Paravi」では、Paraviオリジナルストーリー「キワドくなりたい男」が独占配信されます。
※記事の公開日(更新日)時点の情報です。

『キワドい2人-K2-』の基本情報

概要(見どころ)

第56回江戸川乱歩賞受賞者(横関大)による刑事小説「K2 池袋署刑事課 神崎・黒木」(講談社文庫)が原作。

人情派の生真面目刑事、神崎隆一(山田涼介)と破天荒刑事、黒木賢司(田中圭)の同期コンビが、池袋署管内で起こる難事件を解決。正しい道こそが正義の道と信じ、清く正しく生きる神崎に対して、好い加減な生き方をしていて女性関係も良く分からない黒木。黒木は、事件解決の為なら手段を選びません。
そんなコンビなのですが、二人は互いに認め合い、信頼し合って捜査に当たります。二人は親友であり、実は、異母兄弟なのです。

キャスト一覧

  • 神崎隆一(かんざき・りゅういち):山田涼介(幼少期:高木波瑠)
    26歳、人情派の生真面目キャリア刑事
  • 黒木賢司(くろき・けんじ):田中圭(少年期:小林喜日)
    35歳、超破天荒のキレ者刑事、直観力と洞察力がピカイチで検挙率No.1
  • 諸星一朗(もろほし・いちろう):ジェシー(SixTONES)
    24歳、交番勤務から即刑事課に配属された優秀な若手刑事
  • 石館美空(いしだて・みそら):奥山かずさ
    24歳、強行犯係刑事
  • 木村ともこ(きむら・ともこ):江口のりこ
    40歳、強行犯係の頼れる姉貴的な存在の女刑事
  • 末長光一(すえなが・こういち):八嶋智人
    50歳、池袋署刑事課・強行犯係の統括係長
  • 神崎賢造(かんざき・けんぞう):椎名桔平
    61歳、神崎と黒木の父親
  • 謎の女→氏原彩乃:関水渚
    17歳、黒木が通う池袋のガールズバー店員
  • 澤登哲也:六角精児
    神崎と黒木が勤務する池袋署の副署長
  • 野島義明:中林大樹
    警視庁捜査一課の担当管理官
  • バーのママ:チャンカワイ(Wエンジン)
    Paraviオリジナルストーリー「キワドくなりたい男」
    に出演

2話ゲスト

  • 芳村敏生:神尾楓珠
    美容室カイサルで働くカリスマ美容師
  • 池田秀典:キンタカオ
    美容室カイサルのオーナー
  • 小坂晋也:遠藤雄弥
    カイサル店長
  • 角倉真斗:中田圭祐
    カイサル従業員

3話ゲスト

  • 牧野洋子:島かおり
    牧野米店・店主
  • 龍之介:清水尋也
    洋子の孫
  • 脇康介:増田昇太
    社交ダンスクラブの現会長の孫
  • 宇田川:桜木健一
    社交ダンスクラブ会員

4話ゲスト

  • 橘望美:蒔田彩珠
    高校生
  • 美咲:奥貫薫
    文科省のキャリア官僚、シングルマザー
  • 仙道敦子
    謎の女性→隆一の実母
  • 植田太一:中村育二
    警察学校の教官

5話ゲスト

  • 井原達也:高橋努
    賢造と繋がる情報屋(スパイ)、隆一の実父
  • 神崎の母:松原ひかり

スタッフ一覧

  • 原作:K2 池袋署刑事課 神崎・黒木
    作者:横関大
    出版社:講談社
    雑誌・レーベル:講談社文庫刊
  • 脚本:𠮷田康弘、皐月彩
  • 音楽:田渕夏海
  • 主題歌
    曲名:Your Song
    歌手:Hey! Say! JUMP
    レーベル:ジェイ・ストーム
  • プロデューサー:中島啓介、塩村香里
  • 演出:山室大輔、村尾嘉昭
  • 編成:渡瀬暁彦
  • 制作:TBSスパークル、TBS

各話の視聴率

『キワドい2人-K2-』各話の放送後、視聴率がわかり次第情報を追加します。
※視聴率はビデオリサーチ調べ

各話放送日視聴率
1話9月11日11.2%
2話9月18日8.6%
3話9月25日8.8%
4話10月2日9.0%
5話10月9日8.2%
6話・最終回10月16日7.6%

ドラマ『キワドい2人-K2-』の最終回ネタバレ(予想)

池袋署刑事課強行犯係に配属された神崎隆一(山田涼介)の初出勤日、相棒になる予定の黒木賢司(田中圭)は、なんと無断欠勤です。
早速、末長係長から黒木を探し出すよう命じられる神崎。前夜の動向を調べると、黒木はガールズバーを訪れており、女子大生アルバイトのキャパ譲と店を出た後の足取りが不明です。そんな中、車の急ブレーキ痕近くで血痕付着の黒木の警察手帳が発見されます。

どうやら黒木が誘拐事件に巻き込まれ、キャバ嬢とともに監禁されています。女子大生のキャバ嬢は建設会社経営者を父に持つ資産家の娘であり、身代金目的の誘拐です。
黒木が下着の中に隠し持っていた携帯電話で神崎に電話を入れ、それで事件は解決。池袋サンシャインの水族館に身代金を取りに来た犯人(居酒屋経営の園田兄弟)を逮捕します。――これは原作では、第五話(遺言)のストーリーです。原作での第一話(勲章)からドラマは出発しません。また、神崎と黒木には人には言えない秘密があって、それは、二人が異母兄弟であるという新たなドラマの独自設定があり、こちらも変更点になっています。ドラマでは、兄弟だからこその丁々発止の言葉の遣り取りに注目して欲しいということですが、原作では、二人は兄弟ではありません。

22年前、実の娘(井原秋絵)を連れて強盗を働き、そして立て籠もり事件を起こした男(井原昭二)の人質になっていた黒木少年。その時、黒木少年を逃がそうと父親に噛み付いたのが秋絵でした。
秋絵は怒った父親に階段から突き落とされ、それが原因で聴覚を失っていました。また、その事件解決にあたり、人質になった黒木少年を救い出した刑事が神崎の父、隆造でした。

以来、黒木は二つの目的(理由)で警察官を志望します。ひとつは、自分を逃がそうとして聴覚を失った秋絵を影から見守り、二度と彼女を傷付けさせまいとしました。そして、二つ目の理由が、自分を救い出してくれた刑事、神崎の父の隆造への恩返しです。

そういう結末話が原作(最終話<第八話>「決別」)にはあるのですが、神崎と黒木が異母兄弟であるというドラマ設定にした以上、ドラマでは何らかのオリジナル結末が必要です。

原作では、バディの神崎が、秋絵と黒崎の間にある愛の存在を指摘します。黒木は、自身のことを「神崎刑事」と秋絵に名乗っていて、本当の自分を隠していたつもりなのでしたが、秋絵は、「神崎」を名乗るこの黒木刑事が、かっての立て籠り事件での黒木少年であることを知っていました。そして、何時も気にかけて身辺に立ち寄る黒木刑事に秋絵は思いを寄せるようになっていて、だから黒木からの愛の告白を待っている筈と、神崎が黒木に忠告します。女遊びはもう年貢の納め時にして、秋絵の愛に応えるよう促します。

それで黒木は警察を辞めようとしている決意を翻すことになります。――警察を志した目的を達成したので、警察にいる理由が無くなったというのを翻意させます。つまり、秋絵の父が新たな重大事件で再逮捕され、それで終身刑になったので秋絵の身は安全になり、そして、警視庁監察官に自分(黒木)の不祥事報告を命じられていた神崎が、それに冷静に応じることで、本庁への異動が叶います。異動が約束されています。
奇行(不祥事)の多い黒木の警察からの追い出し作戦の成功が、そのまま、神崎の栄転に繋がります。で、この息子の栄転をもって、それで神崎の父への恩返しも済むものと考えている黒木。だから、もう警察にいる必要が無くなったという黒木を、神崎が引き止めます。減俸処分程度の咎めで済む報告書を、神崎は監察官に提出します。それで、当面、神崎の本庁への栄転は無しになります。

そういう原作結末を異母兄弟設定では、どう変更するのかが見どころになりますが、立籠り事件の人質少年(黒木)が、その事件解決後に、たまたま神崎の異母兄弟だったと判明するということにするのでしょうか。更には、神崎の父は原作では度々登場するので、その時の、父親に対する黒木の反応も見どころになりますね。

原作小説のネタバレはこちら

ドラマ『キワドい2人-K2-』原作小説の結末ネタバレ!秋絵は黒木の嘘を見抜いている?

『キワドい2人-K2-』各話のあらすじ

2020年9月11日からTBS系にて放送開始された山田涼介さん主演の連続ドラマ『キワドい2人-K2-』の各話あらすじネタバレを、放送後に随時更新してお届けしていきます。

1話のあらすじネタバレ

池袋署強行犯係に配属されたキャリア刑事の神崎隆一(山田涼介)。神崎の初出勤日、相棒になるはずの黒木賢司(田中圭)は無断欠勤をしており、末長光一(八嶋智人)係長から、早速、初仕事として黒木を探すよう命じられます。
前夜、黒木は馴染みにしているガールズバーで飲酒。そして、女子大生バイト嬢の萱島麻衣(関水渚)と一緒に店を出ていました。が、その後の足取りが不明。神崎は、麻衣のマンションを訪ね、そのマンション前で、車のブレーキ痕と黒木の警察手帳(血痕付着)を発見します。

黒木は麻衣とともに拉致監禁されたのでした。
GPSで居場所が判明し神崎が駆け付けた時、火災発生。黒木の咄嗟の機転で重曹を瓶に詰め、それを火元に投げ入れ、鎮火。この消火騒動の隙に、麻衣は再び、犯人に拉致されます。

黒木と神崎は配達業者を装って、麻衣の実家を訪ねます。三時間前、娘の麻衣の身代金として、確かに五千万円を要求されていましたが、萱島家にとっては意味不明です。麻衣の母、麻里子(村岡希美)は、娘は旅行中であり、誘拐などされていないと言います。実際、黒木らの訪問中、麻衣は旅行から帰って来ます。
訳の分からないことになりますが、つまり、麻衣になりすました綾乃が誘拐されていたのでした。本日午後五時、池袋西口公園が身代金の受け渡し場所と指定されています。麻衣の父、大吾(マキタスポーツ)が身代金を届けるよう指示もされています。が、娘は現実に両親の眼の前にいるわけですから、大吾が身代金を届けるなどということは有り得ません。

そこで、黒木が一計を案じます。
大吾は萱島建設社長であり、外国人労働者を沢山雇用しています。そこで、外国人労働者の労働時間(超過勤務)を記したノートを入手したという嘘の脅しで、大吾に協力を要請します。あくまでも娘を誘拐された父親を演じて、身代金を指定場所に届けるよう大吾に求めます。それで犯人をおびき出して逮捕しようという作戦です。

誘拐犯人は、池袋で何軒かの飲食店を経営をしている小野田グループです。小野田肇をトップにしている半グレ集団です。最近、食中毒事故を起こして経営が危なくなり、それで急ぎの資金が必要な小野田に、麻衣になりすました綾乃が接近。自分を誘拐して、実家の父から身代金を奪おうと持ち掛けます。身代金は折半ということで狂言誘拐が実行されます。

黒木と神崎は、麻衣こと綾乃の父、辰雄(小林隆)を訪ねます。こちらの父、辰雄は、建設現場の足場から落下して足を痛め、歩行困難状態で働くことが出来ません。で、そんな父の事故後、彩乃は高校を中退し、家出していました。

大吾は池袋西口公園から東口のカフェ、それから、外のトイレと犯人の指示のまま移動し、サンシャインに入ります。黒木、神崎が大吾を追い、身代金を受け取ろうとしている小野田とその部下に、水族館で対峙します。その時、はずみで綾乃は水中に落下。それを黒木と神崎が救い上げます。その間、警察車両内の無線で指示を送っていた末長係長と木村ともこ(江口のりこ)刑事。指示を受けた諸星一朗(ジェシー)刑事が、小野田を確保します。

綾乃の父の辰雄が足場落下した建設会社というのが、実は、萱島建設でした。それで、事故後の保証が不十分な萱島建設に恨みを抱いていた綾乃が、半グレの小野田肇に狂言誘拐を持ちかけました。大吾から身代金を奪い取り、それを父の動かない足の手術代に回すつもりでした。そういう計画の下準備として、まず、麻衣のバッグを盗難し、財布の金と学生証を抜き取りました。女子大生を示す学生証を使って、ガールズバーのバイトとして店に潜り込みました。で、高額なバイト料を得つつ、狂言誘拐の片棒を担いでくれそうな人物を物色していました。
当初、小野田は、ウララという源氏名の別のキャバ嬢を誘拐する計画で、その身代金は二億円と考えていましたが、より安全に金が手に入りそうな、麻衣こと綾乃の提示した狂言誘拐に乗りました。彩乃は、麻衣を騙(かた)り、そして、半グレを使って自作自演の誘拐を仕掛けていたことになります。

何かと毛嫌いしているように見えながら、彩乃が父(辰雄)を慕っているのは明らかでした。高校入試の際に御守り代わりに時計を貰っていた綾乃。綾乃は、今でも、ずっと父のその時計を愛用しています。そのことを、黒木は見抜きます。綾乃が幼い頃の父とのツーショット画像の父の腕に巻かれているのが、いま彩乃がしている時計だと、黒木は気付いていました。母(真子)が亡くなって以来、ずっと一人で育ててくれた父を、家出はしたものの、娘は決して見捨ててはいませんでした。

神崎が自分の父について黒木に語ります。それで黒木は、どうやら父親が一緒だと勘付きます。
手打ち蕎麦屋「おやじのそば」を経営している父、神崎賢造(椎名桔平)を訪ねる黒木。賢造は警察を退職後、長野県に移住して蕎麦屋を営んでいます。そんな父に、新しい相棒の神崎という男が異母兄弟なのかと確認します。そして、不意に、「俺はあんたを許さない」と言い放ちます。

黒木が神崎の住まいの一軒家に引っ越して来ます。「お前の兄だ!」と宣言して、その証拠写真を提示します。

2話のあらすじネタバレ

突然、自宅一軒家に押しかけられ、「俺たちは腹違いの兄弟だ」と、黒木賢司(田中圭)に告げられた神崎隆一(山田涼介)。破天荒な黒木に押しかけられて始まった共同生活が多大なストレスになる真面目人間の神崎。それに追い討ちをかけるように住宅街に猿が出没し、住民に向けての注意喚起のポスター貼りに駆り出される二人。

西池袋8丁目の美容室(ヘアーサロン・カイサル)オーナー宅で殺人事件が発生します。美容室オーナーの池田秀典(キンタカオ)が殺害(撲殺)されます。第一発見者は、前夜までの売り上げ金を届ける為に訪れた美容師(従業員)の角倉真斗(中田圭祐)と小坂晋也(遠藤雄弥)店長の二人です。
被害者の部屋のドア前に設置されている防犯カメラ映像には、そこから逃走する芳村敏生(神尾楓珠)の姿があります。更には、犯行を物取りの仕業に見せようとしたのか、玄関ドアに細工をしている姿も映し出されます。そればかりではなく、よりによって芳村には悪い過去がありました。16歳の時に人を殺め、2年間、少年院に収監されていました。ただし、少年院を出てからは一度も犯罪歴はありません。

長く家を留守にしていて、その間、番犬代わりの飼い猿、マイケルを知人宅に預けていた池田がマイケルを引き取って、そして、マンション入室前にマイケルを乗せたままの車を降り、煙草を買って戻ったらマイケルがいなくなっていたという話を美容室スタッフは聞かされていました。どうやら、逃げたマイケルが、住宅街に出没している猿ということになります。
神崎は芳村を取り調べている刑事二人を言葉巧みに取調室から追い出し、芳村に話しかけます。「来訪者(侵入者)に飛びかかる番犬代わりマイケルを事前に排除しようという目的で、マイケルを車から外に逃がした人物が、池田殺しの犯人だ!」と神崎が告げると、その言葉を受けた芳村が、急に「池田オーナーを殺した犯人は俺だ」と言い出します。

その頃、狂言誘拐を働いた氏原彩乃(関水渚)が、いろいろと世話になったことの礼に、神崎家にやって来ます。萱島建設社長の大吾(マキタスポーツ)が被害届を取り下げ、更に減刑の嘆願書を添えてくれたので、彩乃は早くに釈放され、そして、父、辰雄(小林隆)の足の手術も成功し、社会復帰が可能になっています。
そんな彩乃が黒木の「モンキーブラッドプロジェクト」作戦に協力します。美容室、ヘアーサロン・カイサルの客に扮して入店し、街中を逃げ回っている猿は狂犬病で、噛まれた人間は血清を打たないと死ぬと吹聴します。猿のマイケルが逃げ出した初期の画像を見ると、その胸に犯人のものと思われる血痕が付着していて、それでマイケルを車から逃がした犯人が車のドアを開けた時、マイケルに噛まれているのではないかと推察した黒木が、美容室で一芝居打ちます。それに彩乃が一役買ったのでした。

彩乃の一芝居が終わってから、美容室に猿が逃げ込んだと言って、末長光一(八嶋智人)係長以下、木村ともこ(江口のりこ)、諸星一朗(ジェシー)らが飛び込みます。そして、腕を朱に染めた黒木がマイケルに噛まれたと嘘を言い、それで、神崎に血清注射を尻に打たれます。その際、血清の注射器セットを運んで来た諸星が大袈裟に転び、その一つが上手く籠の下に滑り込みます。で、全員が美容室を去った後、池田殺しの犯人、即ちマイケルに噛まれた人物は、この籠下に残された血清セットを取りに戻るはずというのが黒木の目論見です。果たして、暗い美容室に血清を取りに戻ったのは、腕に噛まれた傷を負う小坂店長でした。

これより先に、睡眠薬が池田の遺体から検出されていました。
まず、池田の部屋に忍び込んだ小坂店長は、ウィスキーを割る際の冷蔵庫の氷に睡眠薬を混入し、店舗譲渡の話し合いをする池田と芳村を眠らせました。それからマンション外壁を伝わって、再び3階の池田の部屋のベランダから室内に侵入した小坂は、ウィスキー瓶で池田の頭部を殴打し殺害、ベランダから外壁を伝わって逃走。暫くして目覚めた芳村は隣で死んでいる池田を見て、慌てて部屋を去ります。その姿が防犯カメラに残りました。

株取引の失敗で3千万円の穴を開けていた池田。その補填に、池田は美容室を3千万円で手放すことになっていました。が、もともとは、小坂店長がそれを買い取る予定になっていたのですが、急遽、芳村が譲り受けることになりました。小坂にしてみれば、芳村の裏切り行為にも見て取れるのですが、実は、それは誤解でした。
芳村の押収物の中から「店舗及び営業権譲渡の覚書」を発見していた神崎。その契約書にサインしていたのは確かに芳村なのですが、しかし、美容室の名義人は小坂なのでした。芳村は自分名義の店舗にする意思など毛頭なく、小坂店長の下で今後も働くつもりでいたのでした。
少年院時代、同じ職業訓練所で美容師資格を取得していた両者。そして、行く当てのなかった自分(芳村)を美容室にスカウトしてくれた小坂店長への恩義を決して忘れていなかった芳村。それなのに、小坂は芳村を信じることが出来ず、それで約束を違(たが)えて芳村に店舗を譲ったものと誤解して、池田を撲殺していました。自分(小坂)の罪を被ろうとしている芳村の健気な心情に触れた小坂店長は、たまらずに「俺がやりました」と白状します。小坂が逃がした猿のマイケルも、保護されます。

3話のあらすじネタバレ

高齢者(馬淵重信)宅でアポ電強盗が発生します。
まず、池袋署の者と名乗る人物から在宅確認と持ち金についての電話での問い合わせがあり、その後、防犯点検の名目で家を訪問されます。玄関を開けると大きなマスクをした男がいて、在宅確認だけで、「じゃあ」と立ち去ります。が、その背後にオカメとヒョットコの面を付けた者がいて、出て来た馬淵を取り抑えます。
そこでピエロ面が登場し金庫はどこかと尋ねます。ところが金庫の中にあったのは、たった50万円。で、仲間割れが始まります。事前アポでは5百万円が金庫にあるということでしたが、馬淵の娘が直前に銀行に大方の金を移していました。
アポ電強盗の受け子リーダーはピエロ面の男であり、彼は、オカメとヒョットコに責められます。で、ピエロは、新しいヤマを直ぐにやるからということで、その場を納めます。そういう犯人側の会話を、暴行を受け意識が遠退く馬淵が聞いていました。

馬淵宅周辺での聞き込みを開始する神崎隆一(山田涼介)と黒木賢司(田中圭)。牧野米店に立ち寄り、店主、牧野洋子(島かおり)の孫、龍之介(清水尋也)に、「怪しい四人組を見かけなかったか?」と尋ねます。龍之介は「見ていない」と返答。その聞き込みの折り、店頭に置いてあった野球グローブを黒木が借り受けます。洋子の作った唐揚げも御馳走になります。

後日、犯行現場前の道を走っていたタクシーの車載ドライブレコーダーに四人組のひとり、見張り役の坂田大輔の姿が映り込んでいて、彼の身元が判明しますが、黒木は坂田を泳がせようと提案。被害者の馬淵から、次の犯行についての犯人たちの会話を聞いていた黒木は、必ず、坂田がリーダーのピエロに連絡を入れるはずと見て、次の犯行直前の一網打尽を狙います。
その一方で、ピエロが関わった犯行のアポ電被害者全員が社交ダンスクラブ会員ということが判明。このクラブ事務員で現会長の孫である脇康介(増田昇太)が、新たな被疑者として浮かび上がります。
神崎はクラブに潜入。ダンスパートナーとして氏原彩乃(関水渚)が協力します。木村ともこ(江口のりこ)と諸星一朗(ジェシー)も、パートナーとなって踊ります。

ダンスクラブでのレッスン終了後、会員の宇田川(桜木健一)が、彩乃を自宅に誘います。鰻があると言って誘います。
その序に、宇田川は変な電話の話を始めます。つい先日、「警察ですけど、いま家に一人ですか? 家にお金、いくらありますか?」という電話があったと言い出します。が、その電話の最中に息子が帰宅して、それで事無きを得ています。宇田川はその時の電話音声を録音していて、それで犯人の声を入手。馬淵宅への電話とほぼ同じ声です。会話の遣り取りの他、黒木はキイキイという機械音に気付きますが、それが何の音かは分かりません。

社交ダンスクラブ会報誌(2020年5月号)を入手した黒木。「会長交代/牧野洋子氏から脇恒彦氏へ」という記事が掲載されています。東通りで米屋をやっている洋子が前会長でした。そうなると、洋子は4月までクラブにいたことになります。黒木は新たな被疑者として、洋子の孫の龍之介に目星を付けます。

坂田とピエロが、次の犯行に向けての打合せで落ち合うことになる日時と場所(明日午後3時、目白公園)が分かります。
末長光一(八嶋智人)係長以下の強行班全員が彼らを待ち構えている中、オカメ、ヒョットコの面を外した二人と坂田が合流。あとは、ピエロが現れるのを待つだけという時、一人の老人が坂田の喫煙を咎めて近付きます。そんな老人を坂田は足蹴にし、それを見た神崎は溜まらずに飛び出してしまいます。で、既に合流していた三人は確保できたのですが、神崎の失態でピエロを取り逃がします。

神崎は、牧野米店に電話します。洋子が電話に出て、孫の龍之介は配達中で不在だと言います。その電話の遣り取り中、神崎はキイキイという精米機の音に気付きます。宇田川宅にかかってきたアポ電の後ろから聞こえたキイキイ音と同じ音が聞こえています。

神崎と黒木が牧野米店に急行します。黒木は、龍之介のグローブが右利き用なのに、食事中、左手で箸を持つ龍之介を訝しく思いマークしていました。
牧野米店に到着すると、龍之介がアポ電で集めた金を手に逃亡しようとしています。龍之介こそがピエロ面の受け子リーダーでした。そして、龍之介の正体は、鴻上健也という名の別人なのでした。鴻上が龍之介になりすましていたのでした。
実は、本物の龍之介は両親と一緒に半年前の交通事故で死亡していたのですが、認知症の祖母洋子にはそれが良く分かっておらず、それで孫のなりすましが可能でした。大きな詐欺グループに雇われ、受け子のバイトリーダーをしていた借金まみれの男というのが鴻上の素性でした。彼は、受け子のリーダーとして、サイト上での人集めもしていました。

鴻上は洋子に包丁を突き付け、彼女を人質に逃亡しようとします。が、神崎が鴻上を説得。鴻上は最初から洋子を騙そうとして接近していたのではなく、警官に追われていた時、偶然に逃げ込んだのが牧野米店なのでした。
その時、「りゅうちゃん、ご飯できているわよ」と洋子に言われ、そのまま孫を演じ続けることになっていました。最初から騙すつもりの根っからの悪人ではないとする神崎の説得により、包丁を投げ出し、崩れ落ちて泣く鴻上。洋子が鴻上の背中をさすり、「りゅうちゃん」と声を掛けます。鴻上が刑事に連れ去られて行くのを、洋子は「りゅうちゃん、遅くならないようにね」と、見送ります。

河川敷でキャッチボールする神崎と黒木。そこに彩乃がバットを持って飛び入ります。「俺のタマを打ったら、モンブラン一年分じゃー」と黒木が言い、フルスイングの彩乃が、大きな当たりを外野の左中間方向に放ちます。

「1998年10月4日/池袋ファミレス立てこもり事件」と書かれたCDをパソコンに挿入する末永係長。神崎賢造(椎名桔平)と、澤登哲也(六角精児)副署長が、この事件の担当刑事でした。
容疑者の井原達也は、暴力団仁瑞会構成員で殺傷事件を起こして指名手配中でした。で、子供を人質にとった井原は警官の発砲を受けて死亡。犯行現場には、井原の子供の他に、警察関係者の子供もいたと、当時のマスコミが報じています。二人(神崎と黒木)は、兄弟では無いと末長係長は勘付きます。

4話のあらすじネタバレ

警視庁警察学校に出向き、教官の植田太一(中村育二)に、22年前の井原達也(高橋努)によるファミレス立て籠り事件のこと、そして、井原と神崎賢造(椎名桔平)との関係を聞く強行犯係長の末長光一(八嶋智人)。植田は、井原が謙造の情報屋だったと告げ、週末に一杯飲みながら詳しい話を聞かせると約束。

不登校女子高生の橘望美(蒔田彩珠)が奥多摩で行方不明との一報が強行犯係に入ります。望美の母は、文科省キャリア官僚の美咲(奥貫薫)でシングルマザーです。
事件発生当日、美咲は望美と口論になり、山道を車で走行中、娘を車から降ろして置き去りにしていました。直ぐにUターンして戻ったものの、娘の姿はありませんでした。娘を置き去りにした場所に戻る途中、男が運転するピックアップトラックとスレ違っていました。美咲は娘が誘拐されたものと主張します。

望美のSNSと裏アカを特定した探偵もどきの氏原彩乃(関水渚)。「これから奥多摩なんだけど、マジ、しんどい」という望美の書き込みを見付けます。不登校の他、自殺願望、イジメ問題も裏アカで投稿されています。
神崎隆一(山田涼介)は望美の高校に潜入して、彼女の友人たちに聞き込みです。制服姿の彩乃を伴い、学ラン姿の高校生として校内に入ります。別クラスの女子高生の話では、望美がイジメを受けていたのではなく、望美がイジメていた前田優子がトラックに飛び込み自殺したとのこと。それ以来、望美の不登校が続いているということのようです。
担任教師による、優子へのイジメ目撃アンケートで望美の名前が挙がり、それで望美がイジメ犯ということにされていました。が、これは、イジメグループの首謀者が、事前に、望美の名前を書くよう指示していた結果でした。葵が、そういう話を神崎と彩乃、そして、黒木賢司(田中圭)に語ってくれます。寧ろ、イジメを受けていた優子を庇っていた望美が、彼女たちの恨みを買い、それで罪を押し付けられていたのでした。クラスメイトは、グループの指示に従わないと自分がイジメられると考え、イジメは望美の仕業だったとアンケートで答えよという、そういう指示に従っていました。

奥多摩には前田優子の墓がありました。あの日、山道に娘を置き去りにした時、美咲は無暗に山道を走っていたのではなく、優子の納骨式に参列し、そこに集まる親族に望美のイジメを謝罪させようとしていたのでした。謝罪さえすれば、イジメを世間に公表しないと遺族に言われ、それで文部省官僚の美咲としては、是非、娘の謝罪が必要でした。が、イジメなどしていない望美はそれを拒否します。母は娘の頬を打ちます。が、娘を打った母が、泣いているのも知っている娘。母娘の間の絆は残っています。その母娘の愛と絆を信じて、神崎が博打を打ちます。

望美が行方不明になって三日。神崎が退職願を末長係長に提出し、一世一代の賭けを提案します。黒木も神崎の賭けに乗り、係長以下、強行犯全員を説得します。大勢の報道陣が取り囲む中、駅前で娘探しのビラを配っている美咲を娘殺人容疑で任意同行します。望美を山道から崖下に突き落としたものとして、警察に引っ張ります。そのニュースは、娘の殺人容疑者、文部省官僚の美咲として報道されます。
そのニュース報道を見た望美が、警察に電話して、自身の生存を報告。「母は私を殺していません」と公衆電話から警察通報します。その公衆電話近くで同じ型のピックアップトラック所有者が判明。未成年者誘拐未遂という前歴がある男です。美咲が娘のところに戻る際にスレ違っていたピックアップトラックの男、濱中正樹が、望美を車で連れ去っていました。この濱中が、望美の裏アカにしつこく絡んでいた男なのでした。濱中の「吊り(首吊り)場所決定。NZ3(望美)ちゃん16歳。君の願い叶えたげるw」という書き込みも発見されます。望美は自殺しようとしていますし、男に殺される可能性もあります。

娘の母を思う気持ち、その反応が功を奏して、トラック所有者の濱中の部屋に神崎と黒木が踏み込みます。パソコン画面に、「廃ビル探索日記」サイトが映し出されています。望美の自殺の場所は最寄りの廃ビルのようです。
望美が濱中の指示で椅子に乗り、首にロープを掛けようとしています。そこに神崎と黒木が飛び込みます。濱中を未成年者誘拐容疑で逮捕します。が、望美は、首吊りがダメならと、窓から投身自殺しようとします。「君はイジメをしていない。そのことはお母さんにも伝えてある」と神崎が説得します。が、望美は、母が自分を信用しなかったことを未だ根に持っていて、なかなか説得に応じません。
そこで、「甘ったれるな。親だって完璧じゃないのだから、子供の全てを把握することなど出来ない」と、黒木が言います。毒親ではなく、命がけで娘を守ろうとしている母、文部省官僚の職が危うくなるのに、神崎の賭けに乗り、娘の殺人容疑者として任意同行される場面をテレビカメラに映し出されることを選択していた母。娘の居場所を見付ける為に、娘のアクション(反応)に期待して、そういう芝居を打つことに協力した母。「娘の為なら、犯罪者にもなる」と言った母の気持ちが、娘に伝わります。自分のことを世界で一番思っているのが母と分かり、神崎が下から差し伸べる手を握ります。望美が飛び降りようとしていた窓から床に降ります。廃ビルを出ると、現場まで迎えに来た母と娘が抱き合います。

広場では「交通安全のすすめ」というイベントが行われていて、そこで神崎警部補(キャリア)の挨拶です。神崎と黒木の秘密を握る謎の女性(仙道敦子)が、神崎の話に聞き入っています。

「明日、一杯やれそうか。俺の知っていることを全部話すわ」と、植田から末長係長に電話連絡が入ります。
翌日、小料理屋で植田を待つ末長。従業員女性が食器を落とし、ガチャンと大きな音を響かせます。「遅いな」と末長がスマホを手にします。路上に放り出されている植田のスマホにバイブレーター着信がありますが、誰もそれを取り上げません。スマホの横を植田の身体から出る血液が流れます。植田が胸に被弾して息絶えています。神崎と黒木の父、賢造が植田の遺体の横に立ち尽くしています。

5話のあらすじネタバレ

末長光一(八嶋智人)強行犯係長が、警察学校教官、植田太一(中村育二)と小料理店で待ち合わせ、22年前の井原達也(高橋努)によるファミレス立て籠り事件のこと、そして、井原と神崎賢造(椎名桔平)との関係を詳しく聞けるはずだったのですが、植田は何者かに射殺されます。
そして、賢造が植田の遺体を前に立ち尽くしていました。で、その直後、第二の射殺事件が発生します。被害者は、警備会社の重役になっていた安藤清隆元刑事です。二人の被害者は、左手、右足、胸部を撃ち抜かれていて、その狙われた部位は井原が撃たれたところと一緒です。

井原に発砲した三人というのが、殺害された植田と安藤、そして、池袋署副署長になっている澤登哲也(六角精児)です。

いずれにせよ、スマホの発着信履歴から、被害者二人が殺害される直前に賢造と連絡を取り合っていたことが判明。賢造は、連続殺人の容疑者となります。
神崎隆一(山田涼介)は捜査から外されただけでなく、捜査一課担当管理官の野島義明(中林大樹)からは、「お前、グルじゃないだろうな」と疑われます。神崎は、自宅待機を強いられます。

神崎の母(松原ひかり)の「隆一へ」という手紙を、黒木賢司(田中圭)に託した賢造。賢造は、生前のひかりから、「隆一へ」と書かれた手紙を託されていました。この手紙を、自分に何かあった時には、隆一に見せてやってくれと、賢造が黒木に依頼し、「これからも隆一の兄でいてくれ」と頭を下げます。
バーのホステスとして働いていたひかりは井原の内縁の妻であり、この二人の間に生まれたのが隆一でした。ひかりは病死したことになっていましたが、実は、井原が情報屋(エス)だと組にバレて、それで、井原の女だったひかりがトバッチリを受けることになっていました。
組員からの集団暴行を受け、その報復として井原は、ひかりを暴行した四人を殺傷してしまいます。そして、ファミレス立て籠り事件を起こすという流れになっていました。井原が三人の刑事に射殺され、ひかりは、「達也を失って生きて行く気力が無くなった」という手紙を息子の隆一に残し、自殺していました。

賢造の私物の中に、福本寺(住職/田辺権蔵)の名刺があったことを思い出した神崎。その時、「古い友人に会いに…」と言っていた父。いま、連続射殺事件の容疑者として指名手配(行方不明)になっている父、謙造は、あるいは福本寺にいるのかと当たりを付けて、その寺に向かいます。そこに井原家の墓を発見します。達也の命日が、平成十年十月四日と刻まれています。井原家の墓を前に、ベンチに腰掛けているところを、遠くから末長係長からの命を受けた諸星一朗(ジェシー)が見張っています。
諸星の尾行は直ぐに神崎が察知し、それから諸星が、車で神崎を自宅に送ると言って、その場を離れます。その時、日傘をさした謎の女性(仙道敦子)が、墓上の高台から神崎を見下ろしています。菊の花一輪を井原の墓に供えて立ち去るこの女性を神崎は追います。女性に「井原達也さんの親族ですか?」と尋ねますが、まともに返答してくれません。「警察には、お話ししたくありません。警察が憎いんです」と、言うだけです。

神崎家に頻繁に出入りしている氏原彩乃(関水渚)が、黒木との約束(内緒)を破って、「隆一へ」という手紙を神崎に見せてしまいます。神崎は、事実を知ってしまいます。神崎は、自分の実の父親が殺人犯だということを知っていながら、今までそれを隠していた黒木を恨みます。
神崎は賢造の隠し子であり、神崎が四歳になった時、隠し子の存在を知った賢造の妻が我が子(黒木)を連れて家を出たという話を黒木から聞かされていた神崎は、その嘘に怒ります。神崎は、神崎家を去り行きます。

22年前、十三歳の中学生、賢司(小林喜日)は、父親の賢造に連れられて車でファミレスに向かいました。井原とその息子、四歳の隆一(高木波瑠)の対面にテーブルを挟んで座った賢造と賢司。暫くして、何故か、隆一をトイレに連れて行くよう賢造に言われた賢司。「行こう~」と、隆一の手を引きます。すると、突然、横にいた井原が「ふざけるな!」と言って息子を引き戻し、「来たら撃つ!」と隆一の頭に銃を突き付けます。
その瞬間、井原を秘かに取り囲んでいた三人の刑事が発砲し、井原は死亡しました。誰が、致命傷になった胸部を狙い撃ったのかは分かりません。

駅の改札を出る澤登副署長を待ち伏せしている指名手配中の賢造。ポケットに入れたままの銃を突き付けて「話がしたい」と迫ります。どこかに連行されそうな澤登から、自宅にいる黒木にスマホ電話があります。澤登が、謙造の眼を盗み、黒木のスマホに発信したようです。電車の走行音とともに、「西目白、西目白~」という駅員のアナウンスの声が黒木の耳に届きます。続けて、「さっさと歩け!」(賢造)、「こんなことをして、どうするつもりですか?」(澤登)、「井原の胸を撃ったのはお前か?」(賢造)、「そんなことを聞いて、どうするんですか?」(澤登)、「自分の手でケジメを付けたい」(賢造)という声が入ります。黒木は、急遽、タクシーに飛び乗り西目白に駆け付けます。

下を線路が通る大きな歩道橋に佇む神崎が警察手帳を取り出し、そして、これまでの黒木との遣り取りを思い出して、一人涙を流しています。

6話(最終回)のあらすじネタバレ

神崎隆一(山田涼介)は、仁瑞会構成員(暴力団員)で犯罪者の井原達也(高橋努)が実父だと知ります。
一方、22年前のファミレス立て籠り事件で井原を射殺した 澤登哲也(六角精児)副署長から真相を引き出そうとしている神崎賢造(椎名桔平)は、彼を駅で待ち伏せしていました。澤登は黒木賢司(田中圭)に秘かにスマホ発信をして、自身の身の危険を知らせます。22年前の事件の真相を強引な形で澤登に語らせようとしている賢造が無茶をするのではないかと危惧した黒木は、急遽、澤登と賢造の元に駆け付けます。が、そこには多数の本庁捜査員(警視庁捜査一課刑事)の姿があり、謙造は銃を構えた彼らに取り囲まれています。賢造は澤登の罠(囮作戦)にハマったようです。
野島義明(中林大樹)管理官が、「少しでも動いたら撃つ」と、賢造に警告しています。そこで澤登は、井原を故意に侮辱する言葉を吐き、賢造がつかみかかって来るよう仕向けます。賢造が動き、それを黒木が押し留めようとした時、丸腰だった賢造は捜査員に一斉に撃たれます。脇腹から血が噴き出します。

数日後、警察官連続殺人の容疑者、捜査員に撃たれた神崎賢造が池袋中央病院に緊急搬送されており、そして、意識不明の重体であるというテレビニュースが流れます。神崎がヤケ酒を飲んでいるバーの設置テレビのライブニュースでも、それが流れます。と、隣席から「どうせ、金か女のモツレだろ。元警察官って、どうしようもないな」というヤクザ風の男らの声。父が撃たれて絶望の淵に沈んでいる黒木はそれにキレて、彼らと喧嘩を始めます。数人にボコボコにされて路上に放置されます。
翌朝、そんなボロボロの黒木を発見した強行班の木村ともこ(江口のりこ)と諸星一朗(ジェシー)のコンビ。助け起こしてくれた諸星を突き飛ばし、すかさず、木村が公務執行妨害で黒木を逮捕。これ以上、馬鹿なことをしないよう留置場に確保します。

異母兄弟だと思い込まされていた神崎隆一(山田亮介)が、そんな自暴自棄になっている黒木に拘置所で面会し、兄を名乗った理由を尋ねます。黒木は、自分と母を捨てた父が、犯罪者の息子をどう育てたのか知りたかったので、兄と告げたと述懐します。良い弟に育っているのを知り、兄と名乗りました。
一方の神崎は、父や黒木に支えられていることを改めて思い知ります。「あなたが一人で立てない時、その時は僕が手を貸します。僕はあなたの弟だから」と、言います。氏原彩乃(関水渚)に、今、あなたが一番救うべき人物は、兄の黒木なのだと諭されていた神崎。諸星が留置所の扉を開けます。強行犯係全員が黒木を出迎えます。

ほどなくして、会社経営者になっている元仁瑞会構成員(村田雄二)の証言が得られます。村田は、井原が仁瑞会に乗り込み、そこで四人の組員を死傷させた事件の時の見張り役でした。内縁の妻が暴行された報復として、井原が組事務所に殴り込みをかけ、そして、銃を乱射した事件とされていましたが、実は、先に発砲したのは井原ではなく、組員の方でした。井原は、あくまでも冷静に、反撃していたということでした。その見事な銃裁きを見た村田は、井原が、ただの組員ではなく、充分に訓練された人物と勘付いていました。井原は、れっきとした潜入捜査官なのでした。それなのに、澤登は井原をただの組員として射殺していたことになります。

黒木によるスナックママへの聞き込みで、神崎の母と井原のツーショット写真が入手出来ていました。そこに写っていた女性は、神崎が海辺の井原の墓で会っていた松原ひかり(仙道敦子)でした。彼女は自殺したことになっていましたが、生きていました。
警察学校教官、植田太一(中村育二)に、ひかりからの脅し電話を報告されていた賢造。そして、その直後に射殺された植田。賢造は、松原ひかりの犯行と思い込み、次に続く警官射殺を阻止しようと動いていました。

「まちの安全,秋まつり」という池袋署によるイベント会場。
澤登副署長に、ひかりからの連絡があり、当日会場に行くとのこと。神崎、黒木ほか、強行犯係の面々が待ち構えます。ひかりが現れ、コインロッカーを開けようとしています。諸星が声を掛けると、彼を突き飛ばし、ロッカー内に入っていた妙な銃を構えます。ひかりを包囲している強行班全員も、「動くな!」と、銃をひかりに向けています。膠着状態かと思われる中、静止を聞かずに動いたとして、ひかりを撃つ構えの澤登を神崎が横から突き飛ばします。ひかりに扮していたのは、彩乃でした

凶器となるはずのトカレフをコインロッカーに入れたのは澤登でした。受付の者に、自分を訪ねて来る女性がいるから、その時、この鍵を渡してくれと指示していた澤登。自らが仁瑞会と癒着していたという事実の発覚を恐れ、その口封じに二人の元同僚警官を射殺し、その罪を賢造に擦り付けようとしていた澤登。賢造が死ねばそれで一件落着でしたが、賢造が生還して、丸腰だった賢造がどうやら犯人でないことが分かって来ると、今度は、ひかりに罪を擦り付けようとしていたのでした。それで、二人の警官の射殺に使ったトカレフが、ひかりに渡るよう仕組んでいました。

仁瑞会と完全癒着していた澤登。暴力団に警察情報を流して、その見返りの報酬を得ていた澤登。

マル暴在籍中の五人の集合写真を賢造は大事に保管していました。その向かって右サイドが井原に発砲した澤登ら三人の警官で、左サイドにいるのが、賢造と井原。つまり、澤登は、井原が元マル暴時代の同僚であり、潜入捜査官であることを十分に承知していたのに、彼を全く面識のない暴力団組員として射殺していました。井原は賢造の情報屋というより、潜入捜査を任務とする警官でした。

全てが明らかになり、神崎が連続殺人容疑で澤登を逮捕します。彩乃が手にしていたのは、あくまでもオモチャの銃ですから、さて、本物のトカレフをロッカーから回収しようという時、そこにトカレフがありません。
強行犯係による澤登連行を阻止しようと、トカレフを構えたひかりが立ちはだかります。「その男は渡さない。私が殺します」と言い放ちます。そこを、神崎が身を挺して、澤登を守ります。
ひかりは、神崎が警察官になっているのを知った時点で、改めて、警察に対する憎しみが沸き上がっていました。だからこそ、警察に裏切られた死んだ父(井原)を持つ息子(神崎)が、何故、警官になったのか信じられません。が、「父(賢藏と井原)も兄(黒木)も警察官です。僕が警察官になるのは自然なことです。二人の父が僕を警察官にしてくれました」と、神崎が言います。「あなたはやり直せる。父(井原)は、澤登を殺すことを望んではいない。タンポポのように、強く笑って生きよと父(井原)は教えてくれた。家族としてやり直せるよ、お母さん。あなたが生きていてくれたから…。生きていてくれてありがとう」と、トカレフを母の手から優しく引き取ります。

長野県の手打ち蕎麦店、「おやじのそば」での営業を再開する賢造。賢造が送って来る蕎麦(そば)を自宅で食べる神崎と黒木。
翌日には、張り込み中の容疑者を追う二人。彩乃が、二人を応援しています。