ドラマル

2020年8月25日

ドラマ『危険なビーナス』原作ネタバレ!1話から最終回までのあらすじ・キャスト・視聴率まとめ

ドラマ『危険なビーナス』の1話から最終回までのあらすじを、原作ネタバレを含めてわかりやすく紹介しています。

妻夫木聡さん主演の連続ドラマ『危険なビーナス』を200%楽しむために、キャストや各話ゲスト、視聴率の推移をあらすじと一緒に随時更新してお届けしていきます。

※最新話のネタバレは、リアタイ(視聴)後に追加します。

見逃し配信をチェック

当記事には、『危険なビーナス』の第1話から最終回までのネタバレが含まれています。先に内容を知りたくない方は、「Paravi」で第1話から最新話までの放送をご覧になれます。また「Paravi」では、Paraviオリジナルストーリー「安全なビーナス」が本編第3話の放送後、独占配信されます。
※記事の公開日(更新日)時点の情報です。

『危険なビーナス』の基本情報

概要(見どころ)

『危険なビーナス』は講談社文庫から出版されており、著者は東野圭吾です。
このお話は主人公である独身獣医の手島伯朗(妻夫木聡)のもとに、かかってきた1本の電話から全てが始まります。
電話をかけてきたのは伯朗の弟である、明人の妻の矢神楓でした。楓は明人が失踪したといい、伯朗に助けを求めました。
2人で明人を探しているうちに、伯朗は次第に楓に惹かれていきます。恋も、失踪の謎もスリリングなミステリードラマです。

キャスト一覧

  • 手島伯朗(てしま・はくろう):妻夫木聡
    38歳、池田動物病院の院長代理として勤務する獣医、美女にはめっぽう弱い
  • 矢神楓(やがみ・かえで):吉高由里子
    30歳、伯朗の弟・明人の妻だと名乗る謎の女
  • 矢神勇磨(やがみ・ゆうま):ディーン・フジオカ
    40歳、矢神家の養子、楓にアプローチ
  • 矢神明人(やがみ・あきと):染谷将太
    29歳、伯朗の異父弟、矢神家の現当主の血を引く唯一の存在
  • 蔭山元美(かげやま・もとみ):中村アン
    31歳、池田動物病院で伯朗の助手を務める動物看護師
  • 支倉百合華(はせくら・ゆりか):堀田真由
    26歳、支倉家の長女、明人の従妹、楓に敵意
  • 君津光(きみつ・ひかる):結木滉星
    27歳、矢神家の使用人兼執事
  • 永峰杏梨(ながみね・あんり):福田麻貴(3時のヒロイン)
    34歳、矢神家当主・矢神康治の専属看護師、シングルマザー
  • 手島一清(てしま・かずきよ):R-指定(Creepy Nuts)
    故人、伯朗の亡くなった実父、売れない画家
  • 矢神佐代(やがみ・さよ):麻生祐未
    61歳、康之介の養子、高級クラブのママ
  • 兼岩順子(かねいわ・じゅんこ):坂井真紀
    57歳、禎子の妹、伯朗の叔母
  • 支倉祥子(はせくら・しょうこ):安蘭けい
    58歳、康治と波恵の異母妹
  • 支倉隆司(はせくら・たかし):田口浩正
    59歳、祥子の夫。介護施設グループの経営者
  • 矢神牧雄(やがみ・まきお):池内万作
    56歳、祥子の実弟、医師
  • 矢神康之介(やがみ・こうのすけ):栗田芳宏
    故人、巨万の富を築いてきた矢神家の前当主
  • 矢神康治(やがみ・やすはる):栗原英雄
    68歳、伯朗の母・禎子の再婚相手、矢神家の現当主で医師
  • 矢神禎子(やがみ・ていこ):斉藤由貴
    故人、伯朗と明人の母、矢神家の御曹司・康治と再婚
  • 矢神波恵(やがみ・なみえ):戸田恵子
    66歳、康治の実妹、独身、矢神家の遺産を管理
  • 兼岩憲三(かねいわ・けんぞう):小日向文世
    65歳、順子の夫、数学者、伯朗の叔父
  • シェリー:蒼井翔太
    バー「Venus」の名物マスター、Paraviオリジナルストーリー「安全なビーナス」の主演

スタッフ一覧

  • 原作:危険なビーナス
    作者:東野圭吾
    出版社:講談社
    雑誌・レーベル:講談社文庫
  • 脚本:黒岩 勉
  • 音楽:菅野祐悟
  • 主題歌
    曲名:エメラルド
    歌手:back number
    レーベル:ユニバーサル シグマ
  • プロデューサー:橋本芙美、髙丸雅隆、久松大地
  • 演出:佐藤祐市、河野圭太
  • 編成:佐藤美紀、高橋秀光
  • 制作著作:共同テレビ、TBS

各話の視聴率

『危険なビーナス』各話の放送後、視聴率がわかり次第情報を追加します。
※視聴率はビデオリサーチ調べ

各話放送日視聴率
1話10月11日14.1%
2話10月18日12.5%
3話10月25日11.7%
4話11月1日11.0%
5話11月8日10.9%
6話11月15日11.2%
7話11月22日10.9%
8話11月29日
9話12月6日
10話・最終回(仮)12月13日

『危険なビーナス』の感想

20代女性

ぴよ

大富豪一家の相続問題をめぐるサスペンスミステリーです。
遺産目当てに起こる様々な事件を、妻夫木聡さんと吉高由里子さんが協力してあばいていくのですが、登場人物全員悪役に見えて怪しい!
遺産争いのサスペンスってありがちですが、今までにないのが、一番怪しい人間が味方である吉高由里子さんという点です。
一体本当に大富豪一家に嫁いだ嫁なのか?それとも正体を偽って遺産を狙っているのか??
危険なビーナスというタイトルなのも気になるところです。
なんといっても東野圭吾の小説が原作なので、ラストに向けて予想できない展開があることに期待です!

40代男性

マッキー44

東野圭吾原作というだけあって、謎が謎を呼ぶスリルに満ち溢れたミステリードラマです。観るたびに新たな伏線があって物語の真相を推理するのは容易ではありません。

タイトル通りに謎のヒロインである楓を吉高由里子が好演していますが、彼女が正義の使者なのか悪のプランナーなのかいまだに判断がつきかねています。
妻夫木聡も昼行灯の動物病院医師を好演していますが、少しコメディ部分もあって緊迫した展開に張り詰めた神経が和らぐ感じです。はやく続きが観たいです。

『危険なビーナス』の最終回ネタバレ(予想)

原作では、独身獣医の手島伯朗のもとに電話の主である矢神楓が、明人の失踪のことで困っている様子で現れたところから始まります。

伯朗は、実の父親(一清)が亡くなってから母親(禎子)が嫁いだ先である矢神家のお世話になることになりました。矢神家に後から入ってきた伯朗は、肩身の狭い思いをしていたので関わらないように生活してきました。

しかし、弟である明人が失踪したとなると矢神家と関わらなくては謎を解くことができないと、久しぶりに矢神家を楓と一緒に訪れます。
そこでは、明人の祖父(康之介)の遺産を巡って、言い争いになっているところを聞いたり、康之介の高級そうな美術品や、サヴァン症候群患者が描いたと思われるフラクタル図形を見ることもできました。これらのことから、矢神家には約30億もの遺産があることを知り、明人の失踪に関係しているのではないかと疑いを持ちます。

その後、伯朗と楓は矢神家にあったフラクタル図形と同じものをブログに載せていた専業主婦と接触をはかります。
なぜ同じものがブログに載せてあるかというと、この専業主婦の父が事故によって脳に損傷を受けて亡くなってしまったのです。事故にあってから亡くなるまでに、担当医だった明人の父親(康治)は、フラクタル図形について研究していたことを知っていた専業主婦は、父の遺作となったフラクタル図形を康治に、感謝の意を込めて受け取ってもらったからです。

このように少しづつ矢神家の謎が解け始めつつありました。そんなときに、母の再婚相手である父親の子供(勇磨)が楓と共に伯朗の前に現れます。2人だけの秘密だったはずなのに楓は、勇磨に全てを話したと言います。なぜかと言うと、勇磨は最初から全てを知っているからです。
そう、楓は明人の妻ではなく警察官だったのです。そして、明人の失踪の話も全部嘘。すべては明人が警察に16年前の禎子の死について再調査を依頼したことから始まりました。
当時は事故による変死で片づけられたが、今回の潜入捜査で禎子の姉(順子)の旦那(憲三)が禎子を殺害したことが判明しました。なぜ殺害したのかというと、憲三は清一が描いた禎子しか知らない図形を手に入れたかったのです。
しかし、盗み出そうとしたところに禎子が現れました。禎子は警察ではなく順子に電話すると言い出しました。そんなことを言われて気が動転した憲三は殺害してしまったのです。

以上が原作の結末までの流れです。
ドラマ版『危険なビーナス』でも、大筋の展開は同じになると予想します。

『危険なビーナス』各話のあらすじ

2020年10月11日からTBS系にて放送開始された妻夫木聡さん主演の連続ドラマ『危険なビーナス』の各話あらすじネタバレを、放送後に随時更新してお届けしていきます。

1話のあらすじネタバレ

◇伯朗のナレーション

僕の調べによると、東京都心部で一人暮らしをする女性の7割がペットを飼っている。
彼女達は総じて収入が多く余裕があり、気品と知性、大人の色気を兼ね備え、結婚適齢期を迎えている。
そんな魅力的な花嫁候補が集う場所。
それが動物病院だ。
正直に言う。
ここは動物達の命を守る最後の砦であると同時に僕の結婚相手を探す最後の砦でもある。

手島伯朗(妻夫木聡)が猫の診察をしています。
その猫の飼い主の豊満な胸に目が行く伯朗。
それを見ている看護師の蔭山元美(中村アン)。

診察中、誰かが訪ねて来ました。
受付に向かう伯朗。
女性が1人。
振り返ると伯朗は思います。
「来た。僕の好みど真ん中」と。

そして伯朗は初めてですよね?と声を掛けます。
「いや。ペットではなく私の問題で」と女性は言います。
「うちは動物病院ですけど」と伯朗は尋ねます。
「ずっとあなたの事を見ていました。少しだけこのままにしていて下さい」と伯朗に抱きつく女性。
と言う妄想をする伯朗。
「なんて事が起きるはずが無い。とは限らない」と思います。

女性は私の問題で、と伯朗に言います。
妄想と同じセリフを言われて驚く伯朗。
「こちらに手島伯朗さんいらっしゃいますか?」と尋ねる女性。
「手島は私ですが?」と伯朗。
「わぉ。運命的」と女性は喜びます。
「私、矢神楓(吉高由里子)と言います。私、明人君の妻です。初めまして、お義兄様」と言うと、結婚したのかと驚く伯朗。
結婚の報告をしていなかった事に、やっぱりと言う楓。
「いいんですよ。兄弟と言っても今は赤の他人だし、アイツとは元々そう言う関係ですから」と伯朗は話します。

そして楓は明人が行方不明になった事を告げます。
「僕に言っても困ります。そう言う事は明人の友人にでも相談して下さい」と伯朗は言いますが「頼れる人がいないんです。お願いします。話だけでも聞いてもらえませんか?」と言う楓。

「昔からそうだ。僕は困っている女性にめっぽう弱い」と思う伯朗です。

楓がお義兄様と呼ぶのが落ち着かないと言う伯朗。
「お義兄様はお義兄様です。ちゃんと血は繋がっているって聞きましたよ?」と楓が言います。
「まぁ。そうだけど」と伯朗は答えます。
「昔は一緒に住んでいたんですよね?お母様が亡くなる前までは」と楓が聞きます。
「お袋が亡くなる前に俺は家を出ました。兄弟付き合いらしい事は全くない」と伯朗は答えます。
「勿体無い。明人君といると楽しいのに」と楓は言います。
明人は今、IT関連の仕事をしていると話す楓。

凄いと言う伯朗に「弟の事、何も知らないんですね」と言う楓。
「人生の成功者になる事は子供の頃から容易に想像出来た。アイツは天才だったから。僕とは比較にならないぐらい」と伯朗は話します。

そして伯朗はいつから行方不明になったのか聞きます。
「4日前です。帰国して2日目でした。明人君が借りてるマンションにいるんですけど、私が帰ったら置き手紙があったんです。ちょっとしたミッションがあるので出掛けます」と。
電話をしても出なくて、メールをしても返信がなく、警察は真面目に取りあってくれないと楓は話します。

明人が普通の人では思いつかない突拍子の無い事をする事はよくわかっているでしょう?と伯朗は言います。
「待っていればその内帰って来ますよ」と席を立ち帰ろうとする伯朗を引き止める楓。
「一緒にお見舞いに行って欲しいんです」と楓は言います。
誰の?と聞く伯朗。
「知らないんですか?お義父様が危篤だって事」と楓は言います。
お義兄様にとって育ての親ですよね?と聞く楓。
「僕は康治氏を父親と呼んだ事もそう思った事もない。僕は20歳になって直ぐに手島の名字を選んだ。本当の父親の名字を。矢神家とは縁を切ってるんだ。悪いけど1人で行ってくれないか?」と伯朗は言いました。

「明人君の失踪は矢神家の誰かの仕業だと思います。お義父様が危篤で遺産相続の話もあるので明人君は帰国したんです。そのタイミングで失踪したんですよ?おかしいと思いません?」と楓は言います。
「矢神家の誰かが明人に遺産が渡らない様、拉致したって言いたいの?考え過ぎだろう」と伯朗は言います。
「矢神家の遺産は全て合わせると30億以上あると明人君は言っていました。それぐらいの事してもおかしく無いですよね?お義兄様なら矢神家の事よく知っていますよね?私と一緒に明人君をさらった人間を探してくれませんか?」と楓は頼みます。

「僕は困っている女性にはめっぽう弱い。相手が美人なら」と伯朗は思います。

そんな2人の姿をカメラに収める人物が…。

矢神邸。
伯朗の叔母で当主、康治の妹、矢神波恵(戸田恵子)が楓の写真を見ながら「可愛らしい事」と呟きます。
「明人の嫁ですか?いいじゃないですか。見せてくれても。私達は曲がりなりにも兄弟なんですから」と言いながら現れたのは、前当主、矢神康之助の養子、矢神勇磨(ディーン・フジオカ)。
波恵が写真を見せると「へー。これが新たな矢神家当主の妻ですか」と言う勇磨。
「まだ認めていません」と波恵は言います。
「明人から連絡は?」と勇磨が聞くと「ありません」と答える波恵。
「明人が現れなかった場合、遺産はどうなるんでしょうか?まさかこの嫁に?」と勇磨が言うと「私が遺産を管理している限りそんな事はありません」と波恵は言います。
「もちろん波恵さんの事は信頼しています。が、この家では何が起こるか分かりませんから。くれぐれもご注意を」と勇磨は言います。

看護師の元美は、楓を見て気をつけた方がいいと伯朗に注意をします。
只者では無い気がすると。

伯朗は楓に結婚するまでは何をしていたのかと尋ねます。
JALのCAをしていたと言う楓。
ステイ先のバンクーバーのお店で明人と知り合ったと話します。

本当に明人と結婚したのか怪しんでいた伯朗は結婚式の写真を見せてもらいます。
スマホに残されていた写真は1枚だけ。
伯朗は驚きます。
他に撮った写真はパソコンに移したと言う楓。
それも今度見せて欲しいと言う伯朗。

楓が矢神家について質問します。
矢神家は元々医者の家系。
康治も康之助も医者で大きな病院を経営していると言います。
介護施設や保養所などの運営をしていました。
康治と再婚した伯朗の母の連れ子として矢神家にやって来たのでした。

矢神家に到着。
楓は明人が失踪した事は内緒で、明人はアメリカに残っていると話していると言います。
矢神家に明人の失踪を知る者がいれば、自分が嘘をついている事に気付くはずだと。
そして自分に近づいて来ると楓は話します。

「明人。お前を恨むよ。ここにはもう2度と来ないって決めていたのに。こんな謎だらけの怪しい嫁の為にもう1度会う事になったんだからな。矢神家の連中に」と思う伯朗。

親族が並ぶリビング。
楓が挨拶をしようとすると「ここは矢神の親族会です。お2人は客間へどうぞ」と波恵が遮り、歩き出します。

波恵が「いつ以来かしら」と伯朗に聞きます。
「母の7回忌です。その節はお世話になりました」と答える伯朗。
「あの時、伯朗さん何て言ったか覚えてる?」と波恵。
「今日は手島家を代表して来ましたと」と伯朗。
「だから兄が病気で倒れた際も連絡しなかったんです。兄も知らせなくていいと言いましたしね」と波恵が言います。
「連絡が無かった事に不満はありません。今日は彼女を紹介に来ました」と伯朗は楓を紹介します。

そして波恵は康治の所に伯朗と楓を連れて行きます。
専属看護師の永峰杏梨(福田麻貴)が部屋から出て行きます。

伯朗の義父、矢神康治(栗原英雄)が酸素マスクをつけ眠っています。
「この頃はほとんど寝てるわ。ずっと起きていられるのは30分ぐらいかしら」と言う波恵。

波恵に式は挙げたが、入籍はまだだと話す楓に驚く伯朗。
初耳だと伯朗が言いますが、聞かれてないからと答える楓。
明人が戻れば入籍すると答え、康治の容態を聞く楓。
「積極的な治療はしておらず、その時が来るのを静かに待っていると言う感じです」と答える波恵。
「この家に住んで付き添っているのは、あの、その」と言いにくそうな伯朗。
「あなたはついぞ叔母さんとは呼びませんでしたからね。だから今もどう呼んでいいか困っている。お互い、いい年をした大人なんですから名前で呼んで下さって結構です。それとも私の名前をお忘れかしら?」と波恵は言います。
「付き添っているのは波恵さんだけですか?」と伯朗は聞きます。
「住んでいるのは私と牧雄さんだけです。まぁ。あの人は研究しかしていませんけどね」と答える波恵。

部屋に篭り研究に没頭する康治の異母弟、矢神牧雄(池内万作)。

そして遺産の事で親族会を開く事が増えたと言い「皮肉なものですね。人が亡くなる時だけこの屋敷が賑やかになるんですから」と呟きます。

目を開いた康治が何か言いたげにしています。
伯朗が康治に近付き、声を聞きます。
康治は「明人に背負わなくていいと」と聞こえたと伯朗は言いました。

広いリビングに移動した3人。
楓は康治と話せた事に感激し、波恵に手伝える事があれば何でも言って下さいと嬉しそうに言います。
しかし波恵は「入籍していないのだから、正式な嫁として認める訳には行きません」と言います。
どうすれば?と尋ねる楓に「次の親族会議に出て頂きます。矢神の人間にふさわしいと認められるかどうかは、これからのあなたの振る舞い次第です」と波恵は言います。
楽しみと喜ぶ楓。
そして波恵は「伯朗さんにも出て頂いた方がいいかも知れません。遺産の相続について話し合いますので」と言います。
関係ないと伯朗は言いますが「兄の遺産の中にはあなたのお母さん禎子さんの遺品も含まれています。あなたにも関係あるでしょう。では日取りは改めてお知らせ致します」と波恵は言いました。

使用人が来るまで待つ様言われた2人。
すると楓が屋敷の中を偵察してくると言い出しました。
明人の失踪のヒントがあるかもしれない、もしかすると監禁されているかも知れないと。

廊下を歩く楓。
「何をしている」と牧雄が現れました。
「トイレを探していて」と楓が言うと「その扉がトイレに見えるのか?」と牧雄は言います。
目の前の大きな扉。
何の部屋かと尋ねる楓に「開かずの扉だ」と牧雄は答えます。
鍵は波恵が持っていると。

中には矢神家の遺産があると言う牧雄。
その部屋を怪しむ楓。
そして「あれは私の物だ」と牧雄は1人呟きます。

伯朗が部屋で待っているとドアが開きます。
お茶を持って現れた女性。
その女性が誰か分からない伯朗。
「覚えてないでしょうね。まだ伯朗さん小さかったし。ほとんど話もしませんでしたし。矢神佐代(麻生祐未)です。康治さんのお父さん康之助の養女です。康治さんや波恵さんとは血が繋がっていない兄弟って事ね。どう思います?明人君のお嫁さん。遺産相続の間際になって夫より先に実家にやって来た。随分変わったお嫁さんだなと思って」と言います。
伯朗が「矢神家の人はどう思っているんですか?」と楓の事を聞く伯朗。

「詐欺師だよ」と勇磨が現れました。
「俺の事は覚えてるみたいだな。貧乏人。俺もはっきり覚えてるよ。地下室でベソかいてた情け無い顔。俺達は今、こう思ってる。遺産相続の直前に現れたあの女が怪しいとな。ついでに言うと、一緒に現れた手島伯朗と言う男も相当胡散臭い。死んだお前のお袋も金目当てだったからな」と言います。

そこに楓が戻り自己紹介を始めますが、伯朗は楓を連れて部屋を出ます。
「意地悪ね。勇磨ったら」と佐代は言います。
「昔からアイツをからかうのは楽しかった。負け犬根性って言うのは大人になっても抜けないもんだな」と言う勇磨を後ろから抱き締める佐代。

伯朗は親族会には行かないと言います。
そこまで矢神家を嫌がる理由は何かを聞く楓。
「アイツらはずっとお袋や僕を疑いの目で見ていた。上手い事、康治氏をたぶらかして遺産目当てで卑しい貧乏人だろうって、ずっと言われ続けて来たんだ」と言う伯朗。

楓は、無理矢理連れて来た事を謝り、シフォンケーキを作ったから一緒に食べましょうと誘います。

広いマンションに驚く伯朗。
まだ楓を疑う伯朗は部屋をじっくり眺めます。
飾られている写真を見て結婚は本当かと思います。

その写真の中に母、矢神禎子(斎藤由貴)の実家の写真がありました。
禎子は実家の浴槽で裸で倒れ亡くなっていました。
それを禎子の妹、兼岩順子(坂井真紀)が見つけたのでした。
家中の鍵は全て掛けられていた為、事故だと言われたと言います。
死因は溺死。

何故明人がこの写真を持っているんだろと言うと写真立てから音がしました。
中に何か入っていると言って伯朗が開けると鍵が入っていました。
どこの鍵だろうと首を傾げる2人。

楓が「叔母様を紹介して頂けませんか?」と言います。
矢神家ではなく禎子の方の。

そして2人で順子を訪ねます。
順子の夫、兼岩憲三(小日向文世)は歓迎してくれました。

明人から憲三から数学を教えて貰っていたと聞いていた楓がその事を聞くと、憲三は教えた記憶はないと言います。
明人は1人数学の本を読んで勉強していたと。
順子が「伯朗君は全く興味を示してなかったけどね」と言います。
「僕とはベースが違うんだよ。アイツの父親は医者でこっちは画家だからね」と伯朗が言います。

順子が伯朗の父親が描いた絵を見せてくれました。
伯朗が「あれ?死ぬ前に最後に描いていた絵は?言葉では表現しづらいんだけど、それまでとは全く画風が違って、模様の様な抽象的な絵なんだけど、何故か強烈に引き寄せられたんだよね」と話します。
順子はこれだけしかないと言います。
楓は矢神家の禎子の遺品の中にあるはずだから、一緒に親族会に行こうと言いますが、伯朗は拒みます。
関わりたくないと言って。

それを聞いた楓は1人で行って、禎子の遺品を持ち帰ると伯朗に言います。
順子は気を付けるように注意します。

楓は明人が3日の日に、お家に電話をしたら留守だと言っていたと話出します。
憲三は家にいたと言いますが、順子は出掛けていたと言います。
その様子を怪しみながら見る伯朗。

帰り道。
3日は明人が失踪した日で電話は掛けられないのに、何故あんなアリバイ確認の様な事をするのかと伯朗は聞きます。

失踪に関係していない根拠はないと言います。
それを聞いた伯朗は、「僕は君の方が怪しいと思っている。全部君が仕組んだ事で明人を何処かに監禁して、その妻を演じて矢神家の遺産を受け取ったら姿を消す、そう言う事を君がしようとしていると」と言い掛けた時、楓が伯朗の頬を殴りました。
「私は明人君の妻です。彼を愛しています」と楓は言いました。

1人矢神家を訪ねる楓。
親族が集まる中、波恵が1人ずつ紹介をします。
波恵の妹、支倉祥子(安蘭けい)と夫、支倉隆司(田口浩正)。
2人の娘、支倉百合華(堀田真由)。
祥子の母は康之助の2番目の妻で、康治、波恵とは母親違いになります。

牧雄は祥子の弟で2人は母親が同じ。
佐代と勇磨は康之助の養子。

そして会議が始まりますが、明人がいないと話が進まないと勇磨が言います。
楓は明人の意向は自分が把握していると言います。

波恵が遺言書を読み上げます。
一切の財産は全て矢神明人に遺贈すると書かれていました。
明人から聞いて知っていた楓は何故、康治ではなく孫の明人に遺贈すると書き記したのかを尋ねます。
佐代は「気まぐれな人だったから」と言います。
すると祥子が「随分詳しいのね。お父様の事」と嫌みったらしく言います。

勇磨が「明人の母が自分の息子に全てを残せと、老い先短い康之助に吹き込んだ」と言います。

康之助が亡くなった時、幼い明人に莫大な遺産をまだ渡せないと康治が管理する事になり、明人が大人になった時判断してもらうと。

楓は明人の意向を話します。
「喜んで亡き祖父の遺志を継ぎたい。すなわち矢神家に残る全ての遺産を相続する。16年前に支払われた金融資産の一部についても改めて精査を行い不正がなかったかを確認したい。不正を確認した場合、直ちに返還を求める。以上です」と伝えます。
今すぐ明人に電話をする様にと言われる楓ですが、明人から任せられていると言います。

そして15時に開かずの間に集合と波恵が言って、楓は客間で待つ様に言います。

順子が伯朗を訪ねて、楓から全てを聞いたと話します。
伯朗の気持ちを知らず悪い事をしたと反省していたと言う楓。

客間で待つ楓。
するとドアの隙間からメモが。
「北緯35度37分48.90秒
東経139度37分13.18秒へお越し下さい」と書かれていて、それを伯朗に電話で伝える楓。

楓は「もしも私の身に何かあったら代わりに明人君を見付けて下さい」と伯朗に頼みます。
矢神の家から逃げ出した自分に何故頼るのかと聞く伯朗。
「明人君が言ってたんです。お義兄様だけは信頼出来るって。お会いしてから短いですが私もそう思いました。お義兄様は私の事、疑ってらっしゃるみたいですけど、私はお会い出来て良かったです」と伝える楓。 
それを聞いた伯朗は慌てて病院を出て行きます。

スマホで位置を確認しながら屋敷を歩く楓。
1つのドアの前で止まります。

伯朗が屋敷に着き、楓を探します。
矢神家に来た時の事を思い出す伯朗。
「坊や。今願い事が1つ叶うなら何をお願いする?」と矢神康之助(栗田芳宏)が聞きます。
幼い伯朗は「お母さんが、皆んなに嫌われなきゃいいなと思います」と答えました。

「僕は守られているだけで何も出来なかった。でもあの日、全てが変わった。明人。お前が母さんを守ってくれる存在になった。だから明人。今度は俺が守るよ。お前の嫁を」

地下室。 
楓が棒を振り上げ伯朗に向かって来ました。
伯朗に気付き、驚く楓。
誰かに閉じ込められたと言います。
アイツらだと伯朗は言います。

15時になり開かずの間に集まる矢神家。
そこに伯朗と楓が現れました。
楓が閉じ込められたのはこの中の誰かの仕業だと言う伯朗。

勇磨に「昔、僕を閉じ込めたみたいにあんたがやったんだろう」と掴み掛かる伯朗。
コンプレックスの塊だと勇磨は言います。

「あなた達はいつもそうやって、外から来た者を金目当てだと決め付ける。だけど、いるんですよ。お金とか遺産とか関係なくその人を好きになって一緒に幸せになりたくて結婚する人だって」と伯朗は言います。
「何、青臭い事言ってんの?」と祥子は冷たく言います。
「一生理解出来ないでしょうね。だけどこれだけは言っておきます。あなた達が何と言おうが僕は楓さんが明人の妻だと信じます。彼女は僕の義妹です。傷付ける事は絶対に許しません」と伯朗は強く言うのでした。

「遺産の確認は日を改めます」と波恵は告げますが、牧雄は見せろと興奮気味に言います。
もっと価値のある物を持ってたはずだと大声で言いました。

矢神家を出て、明人が遺産を全て相続するとは聞いていないと言う楓。
そう言えば犯人が近付いて来ると思ったと笑顔で言います。
心強い味方がいるから大丈夫と「これからも頼りにさせて頂いていいですか?お義兄様」とてを差し出す楓。
伯朗も手を出して2人は握手をします。

楓が使用人から地下室に閉じ込められていた時刻、牧雄がいなかったと聞いた事を伯朗に話します。
牧雄が言っていた価値のある物の為にかも知れないと。
21時に牧雄と待ち合わせをしたと楓は言います。
エスカレーターに乗る牧雄。
誰かに突き飛ばされてしまいます。
21時を過ぎても現れない牧雄。
その時救急車が。
そして牧雄が倒れていて、楓が「襲われたんですよ。遺産を狙っている誰かに」と言ったのでした。

2話のあらすじネタバレ

救急車が到着し、矢神牧雄(池内万作)が運ばれて行きます。
その場を立ち去り急いで車に乗る手島伯朗(妻夫木聡)と矢神楓(吉高由里子)。

「牧雄さんが約束の時間に来ようとしていたなら、ついさっき襲われた事になります」と楓は言います。
「でも何で牧雄さんが?」と伯朗は聞きます。
「口封じじゃないでしょうか?牧雄おじさんは遺産に隠されたもっと価値のある物の正体を知っていました。それを知られたくない誰かの仕業じゃないでしょうか?」と楓は答えます。
「君を地下室に閉じ込めたのも、明人を誘拐したのも全部牧雄さんの仕業じゃなかったのか?」と伯朗は言います。
牧雄がこんな事になったと言う事は別の誰かも動き始めていると、楓は話しました。
そして、屋敷にいないか、帰ったばかりの人間が犯人だと思うと、矢神家のチャイムを鳴らして、勝手に中に入ります。

矢神波恵(戸田恵子)と支倉祥子(安蘭けい)が急に入って来た楓を見て驚きます。
そして慌てて書類を閉じました。
2人にずっとここに居たかを聞く楓。
そうだけど、と答える波恵。
勇磨と佐代は何処にいるかと楓は聞きます。
「2人ともお忙しいから夜のお仕事で。昔から私達とは違うんですよね。あの養子コンビは」と祥子が答えます。

「車のボンネットがまだ温かかったのですが、誰か出掛けていたのではないですか?」と楓。
「君津が買い出しにでも行ったんでしょう」と波恵が言います。
「ええ。つい先程戻りました」と君津光(結木滉星)が答えます。
何処に?と楓。
近くのスーパーだと答える君津。
「それよりどうしてこんな時間に?」と波恵は聞きます。
「お父様のご様子を伺いに来ました」と楓は答え、矢神康治(栗原秀雄)が眠る部屋に向かいます。

部屋に入ると、支倉隆治(田口浩正)と看護師、永峰杏梨(福田麻貴)が慌てて離れます。
隆治に康治の様子を聞く楓。
変わらずと答える隆治。
「お2人はずっとこの屋敷に?」と楓は聞きます。
「波恵さんや妻と遺産についての話し合いに参加していた。後は、康治さんの診察を」と答える隆治。
「私もずっと康治さんについていましたけど」と杏梨も答えます。
「百合華さんは?」と楓は聞きます。
友達とコンパに行っていると隆治は言います。
それを聞いた楓は康治の近くに行きます。
手を握り挨拶を済ませると楓は部屋を出て行きました。

「今までの証言が全部本当ならここにいない勇磨さんと佐代さんだけがアリバイがないと言う事になりますよね?」と楓は言います。
楓を見つめる伯朗を見てどうしたのかと聞く楓。
「いや、君はたまに違う顔を見せる様な気がして」と伯朗は言います。
「私はただ必死なだけです。牧雄叔父様を狙った犯人を突き止めれば明人君に辿り着けると思うので」と楓は答えます。

その時、屋敷の電話が鳴りました。
警察から牧雄が病院に運ばれたと言う連絡でした。
波恵と祥子が向かおうとすると楓も一緒に行くと言い出しました。
何も言わない波恵。

牧雄は頭を強く打ち予断を許さない状況だと医師は言います。
そこに矢神勇磨(ディーン・フジオカ)と矢神佐代(麻生祐未)が現れました。
「あら、佐代さん。弟が死にそうだって言うのに随分と華やかな格好ね」と嫌みを言う祥子。
「これが私の正装です」と笑顔で答える佐代。
「それにしても、このタイミングで牧雄さんが転落事故だなんて。これは遺産相続にも影響しそうだ」と勇磨が言います。

「こいつら誰も牧雄さんの心配なんてしていない」と伯朗は思います。
そこに警察が現れました。
事故ではない可能性を調べていると話す刑事。
「それはつまり牧雄さんを突き飛ばした可能性もあると言う事ですか?」と勇磨が聞きます。
根拠があるのかと尋ねる隆治。
不審な点はないが一応の確認だと答える刑事。
トラブルに巻き込まれたりしていたり悩みがなかったかと刑事が聞きます。
「遺産争いが関係しているんじゃないですか?」と伯朗は言い出しました。
刑事が話を聞きます。
「ここにいる全員は今、矢神家の遺産の取り決めをしている真っ最中なんですよ。牧雄さんが居なくなれば遺産の取り分が増えると言う事です」と伯朗が説明します。
刑事は21時頃何処に居たかと確認しますが、波恵はきちんとした手続きを取れば弁護士が対応すると答えました。
康治が刑事部長の国見と親しい間柄だから、1度上司と相談した方がいいのでは?と波恵は言います。
「上級国民かよ」と思う伯朗。

そこに別の刑事が現れメモを渡します。
波恵達を呼び止め、この電話番号を知らないか?と尋ねる刑事。
その番号は転落1時間前に牧雄の携帯に着信していた番号だと言います。
すると、多分私のですと楓が手を挙げました。
楓に話を聞く許可をと波恵に刑事が聞きます。
「どうぞ。彼女は矢神の人間ではありませんから」と波恵は答えます。
楓は刑事と共に歩いて行きました。
波恵は「ご説明頂けるかしら?」と伯朗に言いました。

「何故、楓さんは牧雄さんに電話をしていたのですか?」と聞く波恵。
「あの女が牧雄を呼び出して殺そうとしたのね」と祥子。
「違いますよ。楓さんは牧雄さんに電話して話を聞くつもりだっただけです。楓さんを地下室に閉じ込めたのは牧雄さんじゃないかってなって、問いただすはずでした。待ち合わせに来る直前にあんな事に」と伯朗は話します。
「なら、楓さんは牧雄さんが転落した時近くにいたって事ね?」と佐代が言います。
「やはりあの女が牧雄を」と祥子が言うと「楓さんがそんな事するはずがないでしょう」と伯朗は言います。
「随分、入れ込んでるな。弟の嫁なのに」と勇磨は言います。
取り調べが終わってから楓の事は考えましょうと波恵が言います。
「この中に牧雄さんを襲った犯人がいるのか?それとも、まさか楓さんが?」と考えます。
すると勇磨が楓の情報を教えるからと伯朗を自分が経営する店に連れて行きます。

勇磨は居酒屋やダイニングバーを幾つか経営していると話します。
康之助の遺産を使い何倍にも膨らませたと話します。
料理が運ばれ食事を始める2人。

話を始める2人。
牧雄が倒れた時、楓と一緒にいたから、楓は犯人ではないと話す伯朗。
「断言できるか?牧雄さんを待ってる間、お前ずっと楓さんと一緒にいたのか?」と聞く勇磨。
「それは」と言いかけ思い出す伯朗。
あの時、見回りに行くと言って1度その場を離れた楓。まさか?と思う伯朗。
「心当たりがありそうだな。彼女1度はお前から離れたが何食わぬ顔で戻ってきて、それから暫くしてサイレンの音が聞こえて来た。そんな所じゃないのか?図星か?彼女、自分が犯人じゃないと思わせる為あえてお前と一緒にいたのかもな」と勇磨が言います。

「楓さん。本当に明人の嫁だと思うか?俺は明人のシアトルの会社に何度も連絡しているが、一向に返答がない。気になって地元の弁護士を雇って調べさせた。そしたらどうも明人は日本に出国しているみたいなんだよ。にも関わらず嫁と名乗る女が1人でやって来て明人は仕事だの一点張りだ。おかしいと思わないか?俺の予想だと明人は何処かに監禁されているか、すでに殺されている」と勇磨は言います。

そして、楓の正体を暴く為、楓のスマホを取ってくる様頼みます。
伯朗に明人の本当の嫁か疑っているだろうと言う勇磨。
出来ないなら勇磨の店に楓を連れてくる様に勇磨は頼みました。

伯朗の病院。
看護師の蔭山元美(中村アン)がお昼ご飯に行くと伯朗に声を掛けます。
たまには一緒にと誘う伯朗。
「知ってましたよ。副医院長がずっと私の事を見ていたの。最近は弟のお嫁さんに夢中だったみたいですけど」と言いながら伯朗の膝に座ります。
驚く伯朗。
「私気付きました。視線を独り占め出来なくなると嫉妬するものなんですね」と言って伯朗を抱きしめます。
「何て事は起こるはずがない。とは限らない」と妄想する伯朗。
そして元美がうどん屋さんに伯朗を誘います。
すると楓がやって来ました。
元美は1人でランチに向かいます。

楓の話を信じ帰してくれたと楓は言います。
矢神家は事故を主張していると話す楓。
誰が牧雄を狙ったと思うかと伯朗に聞く楓。
勇磨と答える伯朗。

勇磨に対して怖さを感じ、矢神家に対して劣等感を感じていると話す伯朗。
勇磨はずっと明人を目の敵にしていたと話します。
だから、遺産が明人に渡る事を1番納得していないのは勇磨かもしれないと言います。

そして楓は勇磨に会いに行くと言うのを止める楓。
勇磨は手が早いから付いて行くと伯朗は言います。

勇磨のお店で食事をする伯朗と楓。
「明人が帰って来るまで色々と相談に乗りましょうか?明人が遺産の全てを独り占めするのかどうか?矢神の人間達は神経を尖らせています。特に16年前に分配された一部の遺産についてそれが今更、取り上げられるのではないかと焦っている。誰もが楓さんの事を疎ましく思い怪しんでいる。あの家では全員が敵です。ですが、このまま距離を置いていてもラチがあかない。私がパイプ役になりましょう。楓さんも矢神の誰かと繋がっている方が安心でしょう?」と言う勇磨。
「嬉しい。ありがとうございます。勇磨さん。それに勇磨さんと仲良くなったら美味しい物沢山教えてくれそうですよね」と笑顔で答える楓。

そして厨房の中を見せてくれると言い、喜んで行く楓。
部屋に残ったのは伯朗と勇磨。
「感謝するよ。伯朗」と言ってスマホに手を伸ばす勇磨。
その腕を掴む伯朗。
「どう言うつもりだ」と勇磨。
「楓さんのスマホを盗ませる為にここに来たんじゃない。彼女を守る為に来た」と伯朗。
「お前、惚れてるのか?彼女に」と勇磨は聞きます。
「何言ってんだよ。彼女は僕の弟の妻だぞ?」と伯朗は答えます。
「動揺し過ぎだよ」と手を振り払う勇磨。

「気持ちは分かる。確かに魅力的な女性だ。JALでCAをやってたらしいがお前知ってるか?」と勇磨。
「ああ。聞いた」と伯朗。
「JALには何人か知り合いがいて聞いてみたんだが、みんな言ってたよ。2年前に辞めた古澤楓と言う人物に心当たりはないって」と勇磨が言います。
「大きな会社だから不思議はないだろう」と伯朗は言います。
「それじゃあ確かめてみるか」と勇磨。
スマホを触らせない様にする伯朗。
「お前信じてるんだろ?だったらスマホを俺に自信を持って渡せばいいんじゃないのか?」と勇磨は言います。

そこに楓がやって来て写真を撮りたいと、スマホを持って行きます。

店を出て、美味しかったと喜びながら話す楓。
明人の事について収穫はなかったと言う伯朗。
「今日の1番の目的はこれですから」と店に止めてある車を指差す楓。
それは勇磨の車でした。

そして楓がGPSを取り出して勇磨の車に付けると言う楓。
勇磨が明人を監禁しているなら明人の所に向かうはずだと言う楓。
車の真ん中の方に付けてと支持する楓。
伯朗は言われた通り付けます。
楓は飲み直そうと兼岩順子(坂井真紀)と兼岩憲三(小日向文世)の家に向かいます。

お酒を作りながら「うちは子供がいなかったから伯朗君や楓さんが来てくれると本当に嬉しいのよ」と順子が言います。
「僕は順子さんと2人で飲んでるだけでも十分楽しいけどね」と憲三は言います。
矢神家の話になり「あの家には僕ら一般人には分からない何かがあるのかな?」と憲三。
康之助が亡くなった時もゴタゴタしていたと順子は言います。
「お母様が亡くなったのは康之助さんが亡くなったすぐ後だったんですよね?」と楓は聞きます。
亡くなったのは気苦労があったのかもと順子は言います。

順子と憲三と笑顔で話す楓を見て「やっぱり楓さんが騙しているとは思えない。いや、そう思いたいだけなのか?」と伯朗は思います。

そして矢神家では、牧雄の事は事故で処理されると波恵に報告が入りました。
牧雄の意識は戻らない可能性が高いと知らされます。
すると波恵は矢神家の遺産相続の欄にある牧雄の名前を消しました。

うどんを食べながら、元美に勇磨か楓どちらの味方につくかを相続します。
伯朗は楓の方にと言います。
楓の事をどう思うか聞く伯朗。
「私なら楓さんの正体を確かめますね。嘘だろうが本当だろうがはっきりさせてスッキリしたいです。でも副医院長はあんまり考えない方がいいんじゃないですか?副医院長は考え過ぎると空回りするタイプだと思います。その場その場の直感で進んで行く方がお似合いかと」と元美は言いました。

歩きながら元美が「副医院長。ついにモテ期ですか?」と言います。
病院の前には支倉百合華(堀田真由)がいました。

「明君はいつ戻ってくるんですか?」と百合華が聞きます。
仕事が片づいたらと聞いていると話す伯朗。
楓に聞いてみたらと伯朗は言いますが「あの人とは話したくありません。伯朗さんは本当にあの人の味方なんですか?」と聞く百合華。
「そりゃ、弟の嫁で義理の妹だし」と答える伯朗。
「残念です。あの人は明君のお嫁さんなんかじゃありません。明君はあんな軽い女に引っかかる様なタイプじゃありませんから」と言って百合華は病院を後にしました。

すると楓から連絡が。
勇磨がよく行く場所を突き止めた楓。
よく行く場所の1つに団地がありました。
「おかしいと思いません?あんなギラギラゴージャスで西麻布辺りをウェーイってやってそうな勇磨さんがこんな所通うなんて」と楓は言います。
「もしかして?」と伯朗。
「ここに明人君が監禁しているのかもしれません。先週と同じなら勇磨さんは日曜日に団地に向かうはずです」と楓は言います。

団地に勇磨が現れ、それを確認する2人。
鍵を掛け部屋に入る勇磨。
中に入ろうとする楓を止める伯朗。
自分が行くと伯朗は言います。

ドアを開け静かに入る伯朗。
部屋を見回すと捕まれナイフを首に押し当てられます。
「お前ここで何してんだ?後をつけて来たのか?」と勇磨。
「らしくないな勇磨。焦ってるじゃないか。秘密がバレたからか?」と伯朗は勇磨を突き飛ばし部屋を見ます。

「ここは俺が矢神家に入る前に康之助が用意してくれた部屋だ。俺はここで育った。相変わらず鈍い奴だな。分からないのか?俺は康之助と愛人の間に出来た子供だ。建前上養子になっているが矢神康之助の血を引く実の息子でもある。そして見ての通りお前より貧乏人だった。だから昔からお前を見ているとイライラしてたんだよ。自分の境遇を嘆いてばかりいて戦いもせず、矢神の人間達に馬鹿にされているお前が。俺は戦って今の自分を手に入れた。たまにここに戻って来て昔の自分を思い出すんだ。それが今の俺のビジネスの原動力になっている。で?お前、俺を尾行してきた目的は何だ?そもそもお前、ここどうやって分かったんだよ。四六時中張ってた訳じゃないだろ?GPSか?車に。お前がそんな手を使うとは思えない。楓さんの仕業だな。お前そんな奴の事信じてるのか?どう考えても普通じゃないだろ?早く楓さんのスマホを持って来い。彼女の正体を見極めてはっきりさせ様じゃないか。なぁ。伯朗。彼女の事を信じているんじゃなくて、本当は彼女に騙されている事を気付くのが怖いだけなんじゃないのか?だが、一方でこうも考えている。彼女が明人の嫁じゃなかったら、自分の物に出来るかも知れないってな」と勇磨は言います。

勇磨に掴み掛かる伯朗。
「そうだよ。お前もそうやって戦えよ。伯朗。現実から目を背けるな。勝負に勝って自分が欲しい物手に入れろ。本当のお前は負け犬なんかじゃないんだよな。伯朗」と勇磨は言いました。

勇磨の新たな一面が知れたのは収穫だったと言う楓。
楓の実家はどんな感じかと聞く伯朗。

葛飾区で焼き鳥屋をやっていると話す楓。
今度連れて行ってと言う伯朗に「いいですけど、今はちょっと。明人が見つかってからでいいですか?」と言う楓。
明人をまだ紹介していないと言う楓。
姉はフランスにいると言い、写真を見せてと頼みますが無いと言われてしまいます。

車に乗ろうとする2人。
すると伯朗が小銭を貸してと楓に言います。
私が払いますと駐車料金を払いに向かう楓。
伯朗は車に乗りスマホを取りました。

勇磨から連絡があり、楓がスマホを失くしたと連絡があったと言って、楓が店に来るまでに持って来る様に伯朗に言います。

スマホを突き付けて正体を暴くと言う勇磨。
伯朗が盗んだ事は言わないと言う勇磨に楓の正体が分かったら教えてくれと頼む伯朗。

伯朗に指示して盗ませた事を楓に話す勇磨。
あなたは裏切られたと。

中を見たと言い、明人の妻でない事が分かったと話す勇磨。
どうするつもりかと聞く楓。
矢神家に知らせれば酷い仕打ちを受けるかも知れないと勇磨は言います。
自分に協力してくれれば明人の嫁だと矢神家を説得すると言う勇磨。
明人が戻っても死んでいてもどちらも困ると話す勇磨。
戻れば遺産は明人に。
死んでいれば遺産は矢神家の親族に分配される。
「私は全てを自分の物にしたい。その為の方法が1つだけあります。明人がこう言えばいいんです。ビジネスパートナーと認める矢神勇磨に遺産の全てを譲ると。もちろん明人がそんな事を言うとは限らない。あなたの協力があれば、話は別だ。明人の嫁として明人の伝言として私に譲るとおっしゃって下さい」と勇磨は言います。

自分が言ってもと躊躇う楓。
「確かに、全員の賛同を得るのは難しいでしょう。親族の一部に金を握らせ根回しする事は出来る。とにかく明人の言葉があれば後はどうにでもなる。あなたにも満足の行く報酬を支払います」と勇磨は言います。

どうして、そこまで?と楓。
「そうですね。一言で言えば復讐。愛人の子として屈辱的な日々を過ごし矢神一族から亜流と見下されて来た。俺の方がよっぽど能力は長けているのに。分からせてやるんですよ。矢神の名前にしがみついて食いつないでいるセレブ気取りの連中に。お前らは単なるクソだって事を。矢神の資産の全てを巻き上げる。これが私の夢です」と勇磨。
「だから牧雄叔父様を突き落としたんですか?」と楓。
「あれは私ではありません」と勇磨。
隠されている遺産、価値のある何かを知っているのかと聞く楓。
分からないと答える勇磨。

価値のある何かをある人に教えてもらったと話す勇磨。
牧雄叔父様か?と聞く楓に「その質問にお答えする前にご自身の判断をお聞かせ願えますか?どうです?私に協力してくれませんか?もちろん伯朗にはあなたが本当の明人の嫁だったと伝えます。あなたは馬鹿な裏切り者を捨て私と手を組みだけでいい。考えるまでもないでしょう」と勇磨は言います。

笑い出す楓。
私のスマホをじゃないと言い「お義兄様は私を裏切る人ではありません」と本当のスマホを見せる楓。

「やっぱりお前を疑って正解だったみたいだな。楓さんに全て話したんだよ。それで2人で相談して話に乗る振りをしてお前の腹の中を探ってみようって事になったんだ」と現れた伯朗が言います。

「お前のお陰だよ。勇磨。負け犬の俺に教えてくれただろ。現実から目を逸らすな。周りの人間を見極めて戦えって。ありがとうな。お陰で勝てたよ。お前との勝負にな」と伯朗は言い、楓と一緒に帰ります。

すると、勇磨の前に佐代が現れました。

伯朗と楓がビールを飲みます。
勇磨は明人の失踪には気付いてはいない様です。
牧雄の転落にも関わっていない様でした。

何故、私を信じてくれたのかと聞く楓。
分からなくなって来たから、最後は直感でと答える伯朗。
「そしたら直ぐに答えは出たんだよね。君は絶対に悪い人じゃない、信じ抜こうって」と伯朗は言います。

そしてスマホを渡し見て下さいと言いますが、伯朗は断ります。
喜び抱きつく楓。
そんな2人を見ている人物が…。

佐代が団地をどうやって見つけたのかと勇磨に聞きます。
従業員の実家を借りたと言う勇磨。
「伯朗君には言えないわね。あなたが養子になる前から目白の豪邸あてがわれて好きなだけ使えるクレジットカード渡されて贅沢三昧の生活を送っていたなんて」と笑う佐代。
「あの負け犬と一緒にされちゃ困る」と勇磨。
「ああいう境遇だと分かれば伯朗君もなびくと思ったけど案外あの2人固かったわね。美しい絆ってやつかしら?それとも兄弟の禁断の愛情?」と佐代は言います。

奥の部屋に誰かいると思い踏み込んだ伯朗を見て、明人を探している事に気付いた勇磨。
勇磨の顔を触り「あなたのそう言う顔が好き」と佐代。
明人が失踪した事を2人は隠している。都合の良い状況だと勇磨は言いました。

楓が伯朗と別れ1人歩きます。
歩道橋の階段から楓は、何者かに突き飛ばされてしまいました。

3話のあらすじネタバレ

矢神楓(吉高由里子)が何者かに突き飛ばされ歩道橋から転げ落ちました。

自宅で料理をしている手島伯朗(妻夫木聡)。
ワインをグラスに注いだ時、チャイムが鳴りました。
訪ねて来たのは蔭山元美(中村アン)。
「いた。ずっと電話してたんですよ。開けて下さい」と元美は言います。
ドアを開けると「ちくわ」と言う元美。
「今、ラタトゥイユ作ってて」と言う伯朗。
「うちに入院してるちくわ」と元美。
「あー。住吉さんの所のトイプードル。え?容態が急変したとか?」と伯朗は聞きます。
「いいえ。ぐっすり眠ってました。帰ろうとしたら受付の電話が鳴りました。病院からでした。楓さんが運び込まれたみたいです」と元美は言います。
驚き「どこの病院?」と伯朗は聞きます。

病院に行きますが、楓は処置を済ませて帰っていました。
マンションに向かい、チャイムを鳴らす伯朗。
すると楓が出て来ました。
入院を勧められた楓ですが大丈夫だと言って帰って来ていました。
「入院した方が良かったんじゃないか?」と伯朗は言います。
「この通り全然平気です。なんなら今から筋トレとストレッチしようと思っていたぐらいです」と楓は言います。

「何があった?」と伯朗は聞きます。
「歩道橋の階段から転げ落ちたんです。受け身がバッチリで脳にも異常なし」と楓は答えます。
「誰かに狙われたのか?」と伯朗は聞きます。
「お義兄様。さっきからずっと怖い顔してますよ?お義兄様の最大のチャームポイントは安心させるちょい弱感ですよ」と楓は言います。
「正直に答えてくれ」と楓の手を握ります。
「震えてる。怖い目に遭った時の動物の防衛本能だ。ペパーミントを飲んでいるのも心を落ち着かせる為じゃないのか?」と伯朗は言います。
「なるほど。動物のお医者さんが彼だったらこう言う風にしてくれる訳ですね」と楓。

そして「誰かに背中を押されました。前にも地下室に落ちたし、牧雄さんもエスカレーターから落ちてたし。矢神家と言うのは階段落としが得意なんですかね?」と楓は言います。
「警察には?」と伯朗。
「病院に着いた時には自分から足を滑らせたって言ったので警察は動いていません」と楓は言います。
「何でだよ」と呆れる伯朗。
「問題を大きくして矢神家に嫌われたくありません。それに犯人の目星はつきましたから」と楓は言います。
「え?もしかして顔を見たのか?」と伯朗。
「いいえ。匂いです。いい匂いがしました。あんな匂いがするなんて女性だと思います。矢神家の人間だとすると、波恵叔母様、祥子叔母様、佐代さん、百合華さんの誰かがやった事になります。あの匂いがする人を探し出せば犯人を見つけられます。明人君の行方も分かるはずです」と楓は話します。
「分かった。ただし、1人で動くのは禁止。何かする時は必ず僕を呼ぶ事」と伯朗は言います。
「では早速。不安なんで今日は泊まって行ってくれますか?」と楓。
「いやぁ。さすがにそれは」と伯朗。
「冗談ですよ、フフフッ」と楓は笑いました。

「どうしてこんなに必死に走ったんだ?彼女は大事な義理の妹だから?そう。それだけだ」と思う伯朗です。

動物病院。
伯朗が電話を掛けますが出ない様子。
それを見た元美は「恋人が気になって仕事が手に付かない様子ですね」と言います。
「恋人じゃない。義理の妹」と伯朗は言います。
「次の患者さん入れますよ?集中して下さい」と元美は注意します。
「分かってるよ」と伯朗は答えます。
楓に「勝手に1人で動くなよ」とメッセージを送る伯朗。

楓は矢神家を訪れていました。
使用人の君津光(結木滉星)がお約束はなかったはずですが?と楓に言います。
お邪魔しますと中に入る楓。
「何しに来たの?」と支倉祥子(安蘭けい)が言います。
隣には矢神波恵(戸田恵子)もいます。
「お義父様の看病にやって来ました」と楓。
「間に合ってます」と波恵は言います。
「見て頂いている隆司さんからはそろそろ覚悟をしておいた方がいいと言われていました」と波恵が言うと、突然、波恵を抱き締める楓。
「心中お察し致します」と波恵の匂いを嗅ぐ楓。
祥子も抱き締め匂いを嗅ぎます。
「ちょっと止めてよ。気持ち悪い。赤の他人となんてくっ付きたくないわ」と祥子は言います。
「それで?明人から連絡はあったの?」と波恵は聞きます。
「忙しいみたいで」と楓は答えます。
「あなた本当に明人と連絡が取れてるの?おかしいじゃない。実の父親がこんな状態だって言うのに。仕事にうつつを抜かしているなんて」と祥子は怪しみます。
「私も急ぐ様に言ってるんですけど」と楓は言います。

「実は今、祥子と話し合っていたんです。明人から連絡がないまま兄が亡くなった場合、遺産の管理は私が引き継ぐ事にしようかと」と波恵は言います、
「引き継ぐ?」と楓は聞きます。
「明人に全てを相続させると言う話は一旦保留にして、もう一度皆んなで話し合いましょうって事。あら、がめつく全部頂くと言う計画、崩れちゃったかしら?」と祥子が言います。
「え?いや。ただ、お義父様の了解もなくそう言う事を?」と楓は聞きます。
「ええ。だから意識がある内に、兄から言質を取っておこうと思っています」と波恵は答えました。

矢神康治(栗原秀雄)の部屋。
楓がタブレットを見ながら、看護師の永峰杏梨(福田麻貴)に聞いています。
「これでお義父様と意思疎通を図ってるんですか?」と聞きます。
目の動きと瞬きで文字入力が出来るので、簡単な指示をしてもらっていると説明する杏梨。
これだと、勝手にお義父様のメッセージを誰でも作れてしまうのでは?と楓は質問します。
「まあ、そうですけど、ここには必ず私か使用人の君津さんが居ますので」と楓の前に立ち、タブレットの操作をする杏梨。
すかさず匂いを嗅ぐ楓。

病院を訪れる楓。
受付にいる元美にお礼だと言ってスカーフを渡す楓。
少し困った様子の元美。

楓は矢神家に匂いを確かめに行った事を報告。
「1人で行動するなって言っただろう?」と言う伯朗。
「注意はされましたけど、約束はしていません。それに匂い忘れちゃいそうだったから急ぎたかったんです」と楓は言います。

同じ匂いの人は居たのかと聞く伯朗。
「いました」と答える楓。
「え?誰?」と聞く伯朗。
「杏梨さんです。お義父様に付きっきりで看病している看護師さん」と楓が言うと「あー。微妙に色気のある人」と伯朗は言います。
「そう言う目で見てたんですか?」と楓は言います。
「いや。憂いと言うかアンニュイと言うか。そう言う感じが漂ってる人だなって」と伯朗は言います。
「旦那さんと死別されて、子供さんと2人暮らしらしいので狙い目かもしれませんよ?」
「そんな事はいいから。で、あの人が同じ匂いだったの?」と聞く伯朗。
「はい。商品名も聞いて買って来ました」と楓。
シャンプーを取り出します。
「これを使ってる杏梨さんが君を襲ったって事?」と伯朗。
「私もそう思ったんですけど、杏梨さん。昨日の夜はお子さんの習い事でダンス教室に行ってたみたいなんです」と楓は言います。
「そんなの嘘かもしれないだろう?」と伯朗が言うと「確かめたので間違いありません」と楓は言います。
どうやって?と伯朗は聞きます。
「ダンス教室に電話して、杏梨さんのママ友ですって嘘ついて。昨日来てるかどうか聞きました」と楓は答えます。
「君は何者だよ」と伯朗。
「お義兄様の妹です」と楓。
祥子も波恵も違い、佐代はきっと市販のシャンプーは使わないはず。
佐代は香水の匂いの方が強いと楓は言います。
「じゃあ、まさか?」と呟く伯朗。
「残るは百合華さんだけと言う事になります」と楓は言います。

楓が伯朗に百合華の名刺を渡します。
じっと伯朗を見る楓。
「今掛けるの?」と伯朗。
「いつやるの?」と楓。
「今でしょう」と伯朗。
「古っ」と楓。
「いや、君が振ったんだろう」と伯朗は言います。

伯朗が電話を掛けると、百合華が出ます。
友人が本を出版したいからブックデザイナーの事を知りたいのと、明人について話を聞きたいと言う伯朗に、候補日をメール下さいと言う百合華。

「初めてデートを申し込む中学生を見ている様でした」と伯朗に言う楓。

楓を送る為、車を取りに行く伯朗。
待合室で待つ楓にスカーフを返す元美。
「気に入りませんでした?」と聞く楓。
「私の髪の匂いを確かめる為に買って来たんですよね?」と元美は言います。
「聞こえちゃってましたか?」と楓。
「私はあのシャンプー使ってませんよ?動物に刺激を与えない様に香りが少ない物を選んでいるので」と元美は言います。
「そうでしたか。勉強不足でした」と楓。
「私があなたを突き飛ばしたかも知れないと思ったんですか?」と元美は聞きます。
「その可能性はゼロではないと思います」と楓。
「私は遺産相続にも関係ないし、あなたのご主人とも全く関係ないですよね?」と元美は言います。
「関係あるかもしれません。それに単純に嫉妬しているのかなあって。副医院長先生の事、好きなんですよね?」と楓は聞きます。
「あなたは?」と元美。
「大好きなお義兄様です。やっぱり私の事、嫌いですか?」と楓。
「そうですね。今の所、好きになれそうにないです」と元美。
「学生時代からサバサバしてて、付き合いやすいってよく言われたんですけどね」と楓。
「私は1人で居るのが好きなタイプでしたから」と元美は言います。
「それは残念です」と楓は笑顔で言います。

「昨日の夜、楓さんの入院先教えたら、出来たてのラタトゥイユも開けたばかりのシャブリも置きっぱなしで駆け出して行きました。そう言う生き物の様なので、お義兄様の扱いにはくれぐれもご注意下さい」と元美は言いました。

元美が帰ろうとすると、伯朗が一緒に乗る様、声を掛けます。
「副医院長。楓さんの事、大事にした方がいいですよ?」言って帰ってしまう元美。
意味が分からず首を傾げる伯朗。
楓もまた「お義兄様。蔭山さんの事、大事にした方がいいですよ」と言う楓。
「何それ?蔭山君にも同じ事言われたけど。楓さんの事大事にした方がいいって」と伯朗は言います。
「素敵な看護師さんですね」と楓は言いました。

百合華に会ったら連絡すると言う伯朗。
何かあったら直ぐに連絡する様に楓に言う伯朗。

楓がマンションに入ろうとすると、楓を引き止めようと伸びる手。
それを止める伯朗。
相手は矢神勇磨(ディーン・フジオカ)でした。
「密会の邪魔するなんて無粋だろう」と勇磨。
「お前が勝手に待ち伏せていただけだろ」と伯朗。
「甥っ子の嫁に会いに来ただけだ。それに昨日の夜は2人っきりでホテルのバーで飲んだ仲ですしね」と勇磨は言います。
「もしかして。お前か?誰かに指示して楓さん突き飛ばしたの」と伯朗は言います。
「今度は楓さんが襲われたのか?いつだ?」と聞く勇磨。
「お前に会った直後だよ。あの時僕達にいい様にやられて、お前は悔しくなって楓さんを」と伯朗は言います。
「熱くなるなよ。貧乏人。会った直後にわざわざ襲う訳ないだろう。ちょっとは頭使え」と勇磨は言います。
「じゃあ何故ここで待ち伏せしてた?」と聞く伯朗。
「彼女を誘う為に」と答える勇磨。
「また彼女をたぶらかそうとしてたのか?」と伯朗。
「違う」と勇磨。
「じゃあ何故、彼女に付き纏う?」と伯朗は聞きます。
「それは単純に楓さんが魅力的だからだ」と勇磨は言います。
「ありがとうございます」と嬉しそうな楓。
「喜ぶなよ」と伯朗は言います。
「褒められて喜ばない人間は幸せになれないっておばあちゃんに言われていたので」と楓は言いました。

「どうです?今から。飲食業界には顔が利くのでどんな店でも用意しますよ」と勇磨。
すると「駄目だ。2度と彼女に近付くな」と伯朗は止めます。
「やっぱりお前、弟の嫁に惚れてんだろ」と勇磨が言います。
「そんなんじゃない。僕は楓さんを心配して」と伯朗が言い掛けると「じゃあ3人でどうだ?」と勇磨は言って歩き出します。
「いいですね。プチ親族会」と楓は嬉しそうに言いました。

中華料理屋。
「何で中華なんだよ。夜食べると太るとか言ってなかったか?」と伯朗は言います。
「中華な気分だったんで」と楓は言います。
「大皿なら毒を盛られる心配もないですしね」と勇磨は言いながら台を回します。
「矢神家にあるもっと価値のある遺産って何なんだ?」と伯朗は聞きます。
「何の事やら。相変わらず馬鹿なガキだな。お前は矢神の人間の事を何にも分かっていない。お前の知らない人間関係があるって事だよ」と、とぼける勇磨。

「お前は何を知ってるんだよ」と伯朗は聞きます。
「そうだな。例えば百合華。楓さんを襲ったのは百合華じゃないのか?百合華は明人に好意を抱いていました。それも親しい親戚同士のレベルではなく男に抱く恋心と言った類いのものです。いきなり結婚相手だと言う女性が現れたら百合華はどんな気持ちになるでしょうね」と勇磨は話します。
「私が百合華さんの立場なら絶対に明人君を奪い返します」と楓は言います。
「そんなに魅力的な男性ですか?明人君は」と聞く勇磨。
はいと答える楓。
「どう言う所が?2人の馴れ初めについて、是非聞かせて下さい」と勇磨。
自分が本物の嫁か試す様な質問には答えないと楓は言います。

「私は楓さんの事を疑っています。あなたが明人の嫁だと言う事は信じていない。これからも食事に誘ったり酒に酔って口説いたり、気持ちに折り合いが付けば抱き締めたりするかもしれない」と勇磨は言います。
「私が愛しているのは明人君だけです」と勇磨を見つめて楓は言います。
「信じてないのに口説くってどう言う事だよ」と呆れる伯朗。
「嘘を抱えている女性には惹かれるもんだろう。俺もお前も。矢神の血だな」と勇磨は言います。
「僕にはそんな血は流れていない」と言う伯朗。

勇磨は百合華の友人を紹介すると言い出します。
百合華の近況や明人との事を聞き出せるかも知れないと勇磨は言います。
友人の名前は白川春乃。

駐車場の車に向かう勇磨。
車には矢神佐代(麻生祐未)がいました。
「随分親切ね。百合華さんの友人まで教えるなんて」と佐代は言います。
「それは嫉妬か?」と勇磨。
「心配なだけ。あなたまで楓さんに骨抜きにされるんじゃないかって」と言う佐代。
「利用するのはこっちだ。あの2人が百合華を潰してくれれば矢神家の人間が1人減る事になる」と勇磨は言います。
「私は逆がいいな。百合華さんが追い込まれれば、楓さん、本当に殺してくれるかも」と佐代は言うのでした。

百合華と明人の友人、白川春乃(大和田南那)と金森恵麻(中村里帆)をマンションに招待する楓。
伯朗も同席します。
自分達もお祝いしたいから日本で式を挙げてと言う2人。
メインディッシュを仕上げて来ると席を立つ楓。
食事をしながら伯朗が聞きます。
「どう思います?楓さんの事。正直に言うと、僕は明人の兄として素直に彼女を義妹とは認められないんだ。明人に直接確かめる事も出来なくて困ってるんだ。明人がああ言う人を選ぶのかどうか仲の良かった2人に教えて欲しいんだ」と伯朗は聞きます。

「絶対に怪しいよね?明君があんな人選ぶ訳ありません」と答える2人。
「やっぱりそうか。百合華さんはどう思っているのかな?2人は仲が良かったって聞いてるから」と伯朗。
「仲が良かったって言うか、あの2人は付き合ってるって私達は思ってました。百合華は明君の事好きだったし、明君もきっとそんな風に思っていたと思います。私達も明君が百合華に内緒で結婚していたなんて信じられなくて。いずれは百合華と明君が結婚するはずと思ってましたから。百合華、この間言ってました。明君は私の物だからって。絶対に誰にも渡さないって」と2人は話しました。
その会話をテーブルの下の携帯を通話にしている伯朗。
それを聞いている楓。

2人が帰ります。
笑顔で見送る楓。
溜息を付いた伯朗。
「人間の二面性を見た様で恐ろしかった。人間不信になりそう。君を階段から突き落としたのは百合華さんかもしれないな」と伯朗は言います。
「明人君を監禁しているのも百合華さんかも」と楓は言います。
「それって明人を自分だけの物にする為とか?」と伯朗は聞きます。
「そうです。遺産相続や30億を超えるお宝に目が行ってましたけど、今回の全ての原因は女の嫉妬だったのかも」と楓は言います。
「牧雄さんが襲われたのは?」と伯朗は聞きます。
「明人君を監禁しているのを牧雄叔父さんが気付いてしまって百合華さんが狙ったとか?」と楓が言うと「あの子がそこまでするとは思えないけど」と伯朗は言います。
「お義兄様。女の二面性についさっき驚かされていませんでしたっけ?」と呆れる楓。
伯朗は百合華に会った時に確かめると言います。
1番確認して欲しいのはシャンプーの匂いだと言う楓。

病院に百合華が現れました。
病院て話すと言う伯朗に、事情を知っている元美は「刺されたりしないで下さいね。掃除が大変なので」と忠告します。

その頃。
楓のマンションに誰か訪ねて来ました。
招き入れる楓。

病院では伯朗と百合華が向かい合い座ります。
「どうしたんですか?ずっと黙ってて。もしかしてバレちゃいました?私が犯人だって」と言う百合華。
驚く伯朗。
すると、百合華が立ち上がり伯朗に向かって来ました。
鈍い音がしました。
伯朗のお腹にナイフが刺さっています。
逃げる百合華。
元美がやって来て倒れた伯朗を起こします。
しっかりと声を掛ける元美。
「最後が君で良かった。僕も君の事が好…」と言い掛け息絶える伯朗。
元美は伯朗を呼び続けます。
「何て事が起きるはずがない。とは限らない。だが蔭山君に抱かれて死ぬのは悪くない」と妄想していた伯朗。

そんな伯朗に「どうしたんですか?」と声を掛ける百合華。
「もしかして分かっちゃいました?私が犯人だって」と言う百合華に驚く伯朗。
「やっぱり君が?」と伯朗。
そして、鞄に手をやる百合華。
部屋のドアがノックされ、慌てて立ち上がる伯朗。
お茶を持って来た元美の前に立ち、「逃げろ。蔭山君。彼女が楓さんを殺そうとした犯人だ」と言う伯朗。
「待って下さい。殺そうとなんかしてません。脅かそうとしただけです」と百合華は言います。
「楓さんは歩道橋の階段から転げ落ちて死ぬかもしれなかったんだぞ」と伯朗は言います。
「何の事です?私がやったのは親族会の時、楓さんを地下室に閉じ込めた事です。楓さん。どこかの歩道橋の階段から落ちたんですか?誰かに襲われたって事ですか?」と百合華。
「ちょっと待って。地下室に閉じ込めたのは牧雄さんじゃないの?」と聞く伯朗。
「それは、私が使用人の君津君にお願いして嘘の証言をしてもらっただけです。楓さんを閉じ込めたのは私です」と百合華は言いにくそうに話しました。
「それは、明人の事を君が想っていたから?」と伯朗は聞きます。
「明君も同じ想いだと信じていました。親族会で会った時、凄く華があるし、スタイルいいし何か明君が言ってた好みのタイプと全然違うくて、何にも彼の事分かって無かったんだと思ったら、凄く悔しくなって来ちゃって。それで呼び出して地下室に」と百合華は話しました。

「それだって立派な犯罪だよ」と伯朗は言います。
「すみません。謝ります」と百合華。
「とにかく、楓さんを階段で襲ったのは百合華さんじゃないって事だよね?」と伯朗は聞きます。
「はい。そんな事知りませんでした」と百合華は言います。
「なら、最後にお願いを聞いてくれないか?髪の毛の匂いを嗅がせて欲しい」と伯朗が言うと百合華は驚きます。
「副医院長」と言う元美。
違う、違うと否定する伯朗。
「楓さんを襲った犯人がこのシャンプーを使っていたみたいなんだ」とシャンプーを取り出す伯朗。
「それで嗅がせてって事で、フェチとかそう言うのとは全然違うから」と説明する伯朗。
「でしたらどうぞ」と少し嫌そうな百合華。

匂いを嗅ぎ「違うね」と元美に言うと、目を逸らす元美。
シャンプーの匂いを嗅いだ百合華が「これ、友達が使ってると思います」と言います。
友達って?と聞く伯朗。
「大学時代からの親友で明君とも一緒に遊んでいた子です」と百合華は言います。
「楓さんの事は教えた?」と伯朗が聞くと「勿論、伝えました」と百合華。
「その子の名前は?」と伯朗は聞きます。
「春乃です」と答える百合華。
「あの子か」と呟く伯朗。
「副医院長、知ってるんですか?」と元美が聞きます。
「楓さんと一緒に会った」と答える伯朗。
「聞きました。春乃、もう一度楓さんと会う約束したって言ってましたよ?」と言う百合華。
いつ会うのかは知らないと言う百合華。
伯朗は楓に電話を掛けながら、百合華に春乃に電話をする様、指示します。

春乃が電話に出ました。
スピーカーにして話す百合華。
楓と会うのはいつかと聞くと、「今、明君の家で会ってるよ?」と言って電話を切る春乃。
楓が電話に出ない為、伯朗と百合華はマンションに向かいます。

食事を始める、楓と春乃。
テーブルに置かれたパンを切るナイフを手に取る春乃。

伯朗と百合華がマンションに到着。

パンをナイフで切りながら春乃が話します。
「楓さんって嘘つきですよね?あなたは本当は明君の妻なんかじゃ無いですよね?」と。

百合華が明人から預かっていた合鍵で部屋に向かう2人。

「私も春乃さんに質問があります。前に家に来た時に気付いたんだけど、ベルファムってシャンプー使ってますよね?あなたでしょ?私を階段から突き落としたの」と楓が話すと玄関のドアが開き、慌ててナイフを手に取る春乃。
楓の首にナイフを当て「答えて下さい。あなた何者なの?明君の妻なんて言うのは嘘でしょう?正直に答えて」と春乃は言います。
「私は明人君の妻です」と答える楓。
嘘だと言う春乃に「彼女は明人のお嫁さんだ。兄貴の僕が保証する」と伯朗は言います。
「春乃。もう止めよう。そんな事」と百合華も言います。
「頼む。楓さんは僕の大切な義妹なんだ。もう離してくれ。彼女を守るって言っちゃったんだよ。これ以上、楓さんに何かあったら明人に合わせる顔がない」と近付きナイフをそっと春乃の手から取る伯朗。

春乃は泣き崩れます。
「どうして春乃が?」と百合華は聞きます。
「私も好きだったから。明君の事。百合華が相手なら仕方ないって我慢してた。なのに、こんな人と結婚するなんて。あり得ないって思った。あの時、楓さんが明君以外の人と抱き合ってるのを見て、どうしても許せなくて。気付いたら…」と話す春乃。
「警察に行こう」と伯朗は言います。
「お義兄様、もういいじゃないですか。無事解決しましたし」と楓は言いますが、駄目だと言う伯朗。

すると、突然皆んなでパスタを食べようと言い出す楓。
「ドルチェもありますし。甘い物、口いっぱいに頬張れば嫌な事も忘れますし。もう、お義兄様はそんな怒った顔は似合いません。相手を安心させる様なチョイ」と明るく言い掛けた楓の肩を掴み「いい加減にしろ。そうやって笑って誤魔化して。平気なフリして。連絡もしないで1人突っ走って無茶して。僕がどれだけ心配したか分かってるのか?君は明人の嫁だけど、僕にとっても大切な人なんだよ。本気で心配してる人がいるって事、忘れないでくれ。君らも、君らだ。自分だけが悲しい思いしてるみたいな事言うけど、楓さんの気持ちを考えた事あるのか?親族に嫌な思いさせられて、閉じ込められたり、突き落とされたり。彼女がどんなに心細かったのか考えた事があるのかよ?僕は楓さんを傷つけた人間を許す訳には行かない」と言って春乃の腕を掴む伯朗。

「ありがとうございます。もう十分です」と掴んだ手を離そうとする楓。
「どうして?」と伯朗。
「こんな事があったって知ったら明人君が悲しみます。彼を傷付けたくありません」と楓は言いました。

「そうだ。僕がどんなに思っても、彼女は明人の妻だ」と思う伯朗。

マンションのロビー。
百合華と春乃は楓に頭を下げ謝ります。
「まさか。地下室が百合華さんだったとは。もう。あの嘘つき執事め」と楓は言います。
そしてマンションの合鍵を返す百合華。
留守にしている間、自由に使っていいと言われただけと話す百合華。
楓は「ごめんね」と百合華に言うのでした。

散らかった部屋を見て、片付けて貰えば良かったと言う楓。
「全く。君の事が分からなくなるよ。さっき百合華さんに謝った時、ほんの一瞬だけまるで別の人みたいに見えたんだよね」と言う伯朗。
「私はお義兄様の事良く分かりました。私の事、本当に大切に想ってくれてるんだなぁって。心配掛けてごめんなさい」と楓は言います。
「期待されても困るけど、もう少し頼ってくれよな。最強タッグなんだろう?僕たちは。それに僕にとって君は。大事な義妹なんだから」と言う伯朗。
「ありがとうございます。でも、ハグは我慢します。また嫉妬で狙われても困りますから。なので、これどうぞ」と紙袋を渡す楓。

家に帰り中身を開けるとラタトゥイユでした。
そこにはメッセージカードが。
「今度、お義兄様の手作りも食べさせて下さい」と書かれていました。

「あざとい女だ。こう言う行動が有効だと知っている。だが正直に言う。こう言うのに僕は素直に弱い」と思う伯朗です。
そして「僕の方が上手いな」と呟くのでした。

病院に百合華が訪ねて来ました。
「あんな事があったのに恐縮なんですけど、伯朗さんに相談に乗って貰いたくてやって来ました。実は母が行方不明なんです」とメモを渡す百合華。
「しばらく出掛けます。祥子」と書かれていました。

「また新たな失踪者が出た」

4話のあらすじネタバレ

支倉祥子(安蘭けい)が居なくなったと話す支倉百合華(堀田真由)。
「居なくなったのはいつから?」と手島伯朗が聞きます。
「2日前です。メモ書きを置いて出て行ったきり」と百合華は答えます。
「置き手紙。明人の時と同じか」と伯朗は思います。
「電話も繋がらないし、メール送っても返事もなくて」と百合華。
「警察には?」と伯朗、
首を振り、父が…と話す百合華。

支倉隆司(田口浩正)が「旅行にでも出掛けたんじゃないのかな?」と言います。
警察に連絡すると言う百合華を止める隆司。
「百合華。矢神家は今、康治さんの事で大変なんだよ。そんな事したら親戚の皆んなに迷惑が掛かるだろう」と隆司は言います。

「妻よりも矢神家の関係の方が大事って事か」と伯朗は言います。
「父は元々、矢神家の人間ではないから、ずっと母や親族の顔色を伺ってやって来たんです。矢神園を引き継いでからは尚更だったと思います」と百合華は言います。
「矢神園って?」と伯朗は聞きます。
「おじいちゃんが医療法人の理事長で病院や色々な医療関係の事業をやっていたのはご存知ですよね?」と百合華は話します。

「康之助さんか。僕はあの人と話した事もそんなにないから、何となくでしか覚えてないけど」と伯朗は言います。
「事業の1つが老人ホームの矢神園です。16年前に遺産相続の話が出た時、母がお金の代わりに矢神園を受け継いで父が経営を引き継いだんです」と百合華は話します。
「その老人ホームを貰ったからお父さんは引け目を感じているって訳?」と伯朗は聞きます。

頷き「でも父は一生懸命だったと思います。自分の力で矢神園を拡大して行きました。私は父の事を尊敬しているし感謝しています」と百合華は言います。
「百合華さんって意外と矢神の人間っぽくないんだね」と伯朗は言います。
「伯朗さんの矢神家の印象って?」と百合華は聞きます。
「正直に言わせてもらうと、強欲で冷酷で傲慢で差別主義者。表の顔を使い分けて絶対に腹の中を見せない。嫌な連中」と伯朗は答えました。

「そうですよね。母が失踪した理由は遺産相続絡みの親族のいざこざが原因かも知れないって私も思っています。だから伯朗さんに相談に来たんです。お願いします。母を一緒に探してくれませんか?」と困った顔の百合華。
「同情はするけど正直僕は祥子さんの事を助けようと言う気にはなれない。あの人の事は。悪いけど帰ってくれるかな?」と伯朗は言います。

涙を流す百合華。
「伯朗さんが私の事を嫌っているのは分かっています。だけど、どうしてもお母さんが心配で」と言うとドアが開き蔭山元美(中村アン)が伯朗を呼びます。
診察が始まる為、百合華は帰ろうとします。
そして、楓には内緒にして欲しいと言う百合華。
「楓さんが母を誘拐しているかも知れませんから。楓さんに酷い事をしたのは悪いと思っています。でも明君と連絡が取れないし、結婚も急だし、楓さんが怪しいと思います」と百合華は言いました。

「またやるんですか?人探し」と元美は言います。
「仕方ないだろ?このまま放っておけないし」と伯朗は言います。
「楓さんには連絡するんですか?」と聞く元美。
「それはまあ」と伯朗。
「百合華さんの言う通りだと思いますよ?私も楓さんはちょっとおかしいと思います」と元美は言います。
「どうして?」と伯朗。
「何となく」と答える元美。
「でも結構当たりますよ?私の何となくは」と元美は言いました。

矢神楓(吉高由里子)が矢神康治(栗原英雄)の部屋にいます。
タブレットを操作しようすると、看護師の永峰杏梨(福田麻貴)がやって来ました。
何か手伝おうとする楓ですが、やんわり断られてしまいます。
「お義父様の看病をさせて頂くと約束したので」と言う楓。
「私も康治さんの事を頼むと支倉社長から申しつかっていますので」と杏梨も言います。
「支倉社長って隆司叔父様の事でしょう?」と楓は聞きます。
「元々、支倉社長の介護施設で働いていたのですが、康治さんが寝たきりになってからはこちらの専属に」と杏梨は言います。
すると矢神波恵(戸田恵子)と矢神勇磨(ディーン・フジオカ)と隆司、使用人の君津光(結木滉星)がやって来ました。
楓の前を通り過ぎた隆司の何かに気付いた楓。

康治は日に日に衰弱していると言う隆司。
「兄さん。分かる?私よ。波恵よ。明人が戻って来ないんです。それで遺言書の事で相談があります。このままだと混乱をしますので。遺産は明人が戻るまで私に任せて貰えないかしら?」と波恵は話し掛けます。
皆んな同じ意見だと言う隆司。

何か言おうとする康治。
波恵が君津を呼びます。
君津がタブレットを持って来ました。
視線を使い文字を打つ康治。
「明人を待て」と文字が現れました。

「しかし困りましたね」と隆司。
「まだ大丈夫だと自信があるのでしょう」と波恵。
「元々病院の優秀なお医者様だったんですよね?」と聞く楓。
「しっかりとした人でしたから。ああ見えて。色々考えているのかもしれませんね」と波恵は言います。 
「でもいつどうなるか分かりませんし急がないと」と隆司は言います。
「隆司さんに言われなくても分かっています」と波恵は言います。

「ところで祥子さんは?遺産相続の話はいつも波恵さんと祥子さんでしていたので。今日もいらっしゃるのかなと思って」と勇磨が聞きます。
旅行に行っていると言う隆司。
「こんな時に?」と勇磨。
「前から友達と約束していて断れなかったみたいで」と隆司は言いました。

「今日は行く。邪魔者は消えた」とメッセージを打つ隆司。
車に乗り怪しく笑顔になる隆司。

伯朗は百合華を訪ねます。
リビングに案内される伯朗。
リビングにあるテーブルに置き手紙があったと百合華は言います。
「部屋が荒らされたり何か無くなっているとかは?」と伯朗は聞きます。
「特には」と答える百合華。
「鍵は閉めてた?」と聞く伯朗に「そうですね。あっでも、そこのテラスは開いてたかも」と百合華は言います。
「祥子さんが何かトラブルに巻き込まれていたとかは?」と伯朗は聞きます。
百合華は「私が知っている限りではないと思います」と答えます。
そんな2人の様子を外から伺っている人物がいる様です。
テラスの窓が開きました。

2人は祥子の部屋へ。
部屋を見る伯朗。
百合華はキッチンを見てくると言います。

引き出しを開ける伯朗。
「祥子様へ」と書かれた白い封筒を見つけます。
封筒は3通。
「あなたの夫は善良ですか?」と書かれています。
2通目。
「あなたの夫は信用出来ますか?」と書かれています。
3通目。
「あなたは夫に殺される」と書かれていました。
それを写真に収める伯朗。

隆司の部屋を見る伯朗。
何者かは階段を上がって来ました。
薬を見つけた伯朗。
「まさか。隆司さんが祥子さんを?」と思う伯朗。

すると伯朗の口を手で塞ぐ人物。
伯朗が振り返ると「ご機嫌様。お義兄様」と楓がいました。
「外からお義兄様が見えたのでつい」と楓は言います。
「ついっておかしいだろう」と伯朗。
「庭の所が開いていたんですよ。物騒ですよね」と楓は言います。
「物騒なのは君だよ。不法侵入だぞ」と伯朗は言います。
「親戚のお家ですし、お義兄様から呼ばれたと言えばギリギリセーフかなと」と楓は言います。
「しかしたまげました。お義兄様の本命は蔭山さんだと思っていたんですけど、まさかの百合華さんでしたか。ご両親が不在の内にこっそりお邪魔しちゃうなんて中高生みたいで可愛いですね」と楓は言います。
すると隆司が帰って来ました。
忘れ物をしたと言う隆司。

「お義兄様はもう逃げられません。ここは私を逃す為に囮になって下さい」と頼む楓。
伯朗に気付いた隆司。
「伯朗君、何で君がここに居るんだ?」と隆司は聞きます。
「私がお願いしたの。お母さんを一緒に探して下さいって」と百合華は言います。
その時、静かに楓が階段を降りて行きました。
「隆司さんに無断でお邪魔した事謝ります。本当にすみません」
「君はもう矢神家とは関係無いはずだろ?こんな事は2度として欲しくない。出て行ってくれ」と隆司は言います。
失礼しますと出て行く伯朗。

百合華は「母の事はもう暫く待ってみます」と言います。
「そうだね。戸締りはちゃんとする様に。特にテラス」と伯朗は言います。
「はい。今日は本当にありがとうございました。伯朗さんのおかげで少しスッキリしました。明君が言ってた通りでした」と言う百合華。
「明人が何て?」と聞く伯朗。
「伯朗さんは心の真っ直ぐな人だって。嘘が付けなくて曲がった事が大嫌い。駆け引きも苦手。だけど兄貴は真っ直ぐで温かい。自分を犠牲にしても皆んなに幸せになって貰いたいと考える人だって」と百合華は話します。
「買い被りだよ」と伯朗。
「いいえ。私もそう思いました。もしも私が明君と結婚していたら、伯朗さんは私のお義兄さんになっていたんですね。それ、最高だったのにな」と百合華は言います。

「そんなに仲が良かったの?明人と」と聞く伯朗。
「はい」と写真を見せる百合華。
その写真に写る明人を見て、「こんな顔するんだな」と呟く伯朗。
「やっぱりちゃんと確かめた方がいいですよ。楓さんが本物のお嫁さんかどうか」と百合華は言いました。
「僕は楓さんを信用してるから」と伯朗は言います。
「ただこう聞くだけです。明人は俺の事何て言ってた?って。楓さんが本物のお嫁さんなら私がさっき言った言葉を明君から聞いてるはずですから」

伯朗が歩いていると楓が現れました。
「義妹脱出大作戦、成功でした」と嬉しそうな楓。

伯朗の病院。
「隆司叔父様が悪人だとしたら差出人は祥子叔母様を助けたかったんですかね?」と楓。
「もしくは脅したかったのか。とにかく祥子さんの失踪には隆司さんが絡んでいそうだな」と伯朗は言います。
「もしかして、祥子叔母様だけじゃなくて、明人君の失踪にも繋がっているのかも知れません。でもお義兄様、1つ疑問が。何故祥子叔母様が失踪している事私に直ぐに教えてくれなかったんですか?正直に話して下さい。私拗ねますよ。割と長めに」と楓は言います。
「それはその、百合華さんに口止めされてたから」と言う伯朗。
「と、言う事は私より百合華さんを選んだと言う事ですよね?最強タッグ解消かなぁ」と楓。
「今はこうして正直に話してるだろう」と伯朗。
「それも、ちょっと引っ掛かるんですよ。今、お義兄様、百合華さんとの約束破っています。そんなお義兄様信用出来なくなってしまいそうです」と楓は言います。

「何なんだよ。もう」と伯朗。
「もしかして、私とお義兄様がこれまで調べて来た事とかも話したりしてるんじゃないでしょうね」と楓は言います。
「話してないよ」と伯朗。
「誰にもですか?矢神家の人間以外も含めて」と楓は疑います。
「いやあ。それは」と伯朗が言うと「完全に口篭りましたね。誰に言ったんですか?」と楓は聞きます。
「蔭山君には前にうどん一緒に食べた時には話したけど」と伯朗は答えます。
「ふーん。大好きな看護師さんの気を引く為にダシに使われたんですね。私は」と楓は言います。
「蔭山さんに気があるんだったらうどんじゃなくて、もっとこう勇磨さんみたいに色気のあるお店にきちんと誘ってみたらいかがですか?」と楓はアドバイス。
「来るかな?」と伯朗。
「ご飯だけなら断る理由ないと思いますけど」と楓が言うとニヤける伯朗。
「喜びが顔に溢れちゃってますよ」とからかう楓。

犬が急に吠えたので驚き伯朗に抱きつく楓。
それを見てしまった元美。
伯朗と楓は慌てて離れ「蔭山君、どうしたの?」と伯朗は聞きます。
犬の容態を確認に来たと言う元美。
伯朗は大丈夫だよと言います。
「お邪魔しました」と言って元美は出て行きました。

すると楓が「今じゃないですか?」と伯朗を押します。
元美を追い掛ける伯朗。

「蔭山君、今度の休診日なんだけど」と言い掛けると「副医院長。百合華さんではなくて楓さんを選んだんですね」と元美は言います。
「君の助言を無視した訳ではないんだけど、僕の義妹だし」と伯朗は言います。
「もう1つ助言が。歯に海苔がついてます」と言って立ち去る元美。

診察室に戻る伯朗。
どうだったかと聞く楓。
「今すぐラムネちゃんになって檻に閉じこもりたい」と入院している犬を見ながら落ち込む伯朗。
「絶対脈ありますって。今後は私がサポートしますんで」と楓は言います。
「最強タッグの復活か」と伯朗は言います。
「まずは確かめに行きましょう。隆司叔父様です」と楓は言いました。

矢神園にやって来ました。
「隆司叔父様の車はあります。まだ居るみたいですね」と楓。
「何で分かるの?」と伯朗は聞きます。
「さっき、支倉家でナンバーチェックしましたぁ」と楓は言います。
「君はまるでスパイだな。よくそんな事が出来るな」と伯朗が言うと、楓がいきなり伯朗を自分の方に寄せ抱きつきます。
「出て来ました」と楓は言います。

自転車で出掛ける隆司。
「路地裏に入られたら困るので走って追い掛けます。お義兄様は車で来て下さい」と言う楓。
「ちょっと待って。だったら俺が行く。ヒールの女性を走らせる訳には行かない」と伯朗は言います。
「優しさは嬉しいんですけど、体力的に大丈夫ですか?」と楓は聞きます。
「最善は尽くすが限界はある」と言って車を降りる伯朗。

そして隆司を追い掛けます。
一軒の家に入る隆司。
苦しそうにしている伯朗に「生きてます?お義兄様」と聞きます。
頷く伯朗。
「あの家、もしかしたら失踪した祥子さんが」と伯朗は言います。
「はい。もしかしたら明人君も」と言ってこっそりと敷地にはいる2人。

中を覗くと縛られて目を閉じる祥子の姿が。
そして明人も。
慌てて窓を開けて中に入る楓。
明人を呼びます。
ロープを外そうとする楓。

「おい」と言ってボーガンを楓に向ける隆司。
慌てて中に入る伯朗。
飛び込んだ瞬間、隆司が矢を放ちました。
伯朗のお腹に矢が刺さります。
苦しむ伯朗。
「明人は無事か?」と聞く伯朗に「私は明人君よりお義兄様の方が大事なんです」と楓が言うと、伯朗は息絶えてしまいました。

「何て事が起こるはずはない。とは限らない」と妄想する伯朗。

料理をしている女性の後ろ姿。
その女性に近付き2人は抱き合います。
女性は看護師の杏梨。
驚く2人。

車に戻った2人。
「やっぱりあの2人そう言う関係だったか」と楓は言います。
「気付いてたのか?」と聞く伯朗。
「ほら、前に色んな人のシャンプーを確かめた時、隆司叔父様の匂いが杏梨さんと同じだったので怪しいなと思ってたんです」と楓は言います。
「なるほど。それを確かめる為に君は支倉家にやって来た訳か」と伯朗は言います。

隆司が出て来ました。
見送る杏梨。
車から降りようとする伯朗を止める楓。
「子供に罪はありませんから」と言います。
伯朗が見ると、杏梨の子供が隆司に甘えていました。
杏梨が死別した旦那さんとの間に生まれた子。
切なそうな顔で伯朗は見つめています。

矢神園に戻った隆司を2人は訪ねます。
「何の用ですか?こんな所まで来て」と隆司。
「祥子さんが行方不明だって言うのに愛人と密会ですか?」と伯朗は言います。
「見てしまいました。杏梨さんとの関係」と楓。
「中で話そうか」と隆司は言います。

「矢神の人間の誰かには話した?」と聞く隆司。
「誰も知りません」と伯朗は答えます。
「じゃあ百合華は?」と隆司。
「そんな事言える訳ないでしょう」と伯朗は言います。
「幾ら払えば黙っていてくれる?」と隆司は言います。
「あなたね」と呆れる伯朗の隣で指を2本立てる楓。
「1人100万ずつか?」と隆司が言うと「2000万です」と楓は言います。

立ち上がり「ふざけるな」と怒る隆司。
「安いもんじゃないですか。この矢神園を奪われる事を思えば」と楓は言います。
「何を言ってるんだ」と隆司は言います。
「矢神園の権利は祥子叔母様が持っていますよね?隆司叔父様は経営を任されているだけ。不貞を働いていると知ったら矢神家の皆さんどうするでしょうね?」と楓は言います。
「やっぱりあんた、そう言う輩だったんだ。分かった。2000万用意しよう」と隆司は言いました。

「冗談ですよ。隆司叔父様。私はただ、矢神家の嫁として、この事を隠しておいていいのかどうか迷っているだけです」と楓は言います。
「な、何が欲しい?」と隆司は聞きます。
「真実を教えて下さい。祥子叔母様の失踪。隆司叔父様の仕業でしょうか?」と楓は聞きます。
「私は関係ない」と隆司は言います。
「正直にお話して頂ければ、黙っているとお約束します」と楓は言います。
「祥子の事は本当に何も知らないんだ」と隆司は言います。
すると伯朗が「本当は殺したんじゃないんですか?」と言い出しました。
「何を馬鹿な事を」と隆司。
「殺す気はありましたよね?祥子さんの部屋には高血圧の治療の為に血圧を下げれ薬がありました。だけど隆司さんの部屋には急激に血圧を上げる為の昇圧剤があった。持ち出す事はまずあり得ない薬です。それぐらいの事は動物の医者にだって分かります。あれを高血圧の人に投与したらどうなるか?いつかあれを使って祥子さんを殺すつもりだったんですよね?」と伯朗が話します。

「もしもの時に使うつもりだった」と隆司は言います。
「もしもの時とは?」と聞く伯朗。
「妻に浮気がバレた時だよ。あいつは俺に離婚届けを突き付けて、この矢神園を返せと言って来る。ふざけるなだ。元々ここは矢神グループの中でも大した事のない事業だ。俺がここまで必死に大きくして来たんだ。それを今さら。バレてたまるかって言うんだよ。だけど、そう思ってただけだよ。考えるだけならこれ、罪にならないだろう」と隆司は言います。

「そう言う問題じゃないでしょう」と伯朗。
「伯朗君なら分かるだろ。祥子も矢神の連中も人を見下して馬鹿にして、ずっとあの家で気を遣って生きて来たんだ。そんな中、出会ったのが杏梨だった。彼女はごく普通の温かい女性だよ。質素だけどあの家で3人で暮らすひと時が私の唯一の救いだった。これが全てだ。全部話したぞ」と隆司は言います。
「もう1つ。祥子叔母様の失踪の理由に心当たりはありますか?矢神家の誰かと揉めていたとか。隠し事はなしですよ。隆司叔父様」と楓は言います。

「矢神の連中はいつも腹の探り合い、潰し合いをしている。その中でも祥子は勇磨君と佐代さんの事を恨んでいた」と隆司は言います。
どうして?と伯朗は聞きます。
「それは分からない。でも祥子はあの2人にだけは遺産は渡せないと言っていた。きっと祥子はあの2人と揉めて連れ去られたんだよ。もしかしたらもう殺されているかも知れない。正直、俺は祥子が居なくなってせいせいしてるんだ。俺にとってはこの矢神園を守れればそれでいい。後は明人君が全部持って行けば良いじゃあないか。だから絶対に言わないでくれよ。もし裏切ったら後悔するぞ」と隆司は言います。
「お約束します。他言はしません」と楓は言いました。

「お義兄様。何で薬の事教えてくれなかったんですか?」と楓は聞きます。
「まだ確証は無かったから、それに何処かで信じたかったのかも知れない。いくら矢神家の人間でも人殺しなんかする訳がないって。でも信じようとした僕が馬鹿だったよ。最悪だよ。あの連中は。祥子さんの事も、もうどうでもいい。」と伯朗は言います。
「お義兄様は祥子叔母様の事、嫌いなんですか?」と楓は聞きます。
「ああ。すこぶるね」と伯朗は答えます。
「勇磨さんにされていたみたいにイジメられていたんですか?」と聞く楓。
「僕じゃなくてお袋だ。矢神の家に嫁いで間もなくの頃。お袋が大切にしていたネックレスが無くなったんだ。僕は祥子さんを疑った。祥子さんが宝石箱を開けているのを見ていたんだ。だけどお袋に言っても祥子さんの事を責めようとしなかった。なのに祥子さんはずっとお袋をイビリ続けた」と伯朗は話します。

「あんまり過去に囚われない方が良いんじゃないでしょうか?」と楓は言います。
「そうだな。でも祥子さんの件には2度と関わらない」と伯朗は言いました。

病院にいる伯朗に楓から電話が。
「先程、波恵叔母様から連絡があって親族会の緊急召集が掛かりました。隆司叔父様が不貞を働いている件について話し合う様です。まあ、吊し上げでしょうね」と楓は言います。
「君がバラしたのか?」と伯朗は聞きます。
「違いますよ。勇磨さんみたいです。私も呼ばれています。お義兄様も来てくれませんか?」と楓は頼みます。
「断る。汚い争いに巻き込まれたくない」と伯朗は言います。
「祥子叔母様を攫った犯人を追い詰めるチャンスかも知れませんよ?」と楓は言います。
「言っただろう?もう祥子さんの事はどうでもいいって」と伯朗は言います。
「お義母様は何て言っていたんですか?ネックレスを盗んだのが祥子叔母様だと言った時、お義兄様に何ておっしゃったんですか?」と楓は聞きます。

「疑ったりしては駄目。矢神家の人達は家族なんだから」と矢神禎子(斎藤由貴)は幼い伯朗に言います。
「あんなの家族じゃない」と言う伯朗。
「そうね。家族じゃないわね。まだ。伯朗。家族になるにはね勇気がいるの。勇気を出して相手を信じなくちゃ行けない。そうして信じ続けていれば向こうも信じてくれる。そうやって家族になって行くのよ」と禎子は言いました。

「さすがお義兄様を育てた方ですね。お義兄様も矢神家を信じたいと言う気持ちがあったっておっしゃってたじゃないですか。矢神家の中にも誠意や優しさがあるかも知れませんよ。何よりお義兄様は私を信じてくれたじゃないですか。信じて家族として認めてくれたじゃないですか。一緒に行きましょう」と楓は言います。

矢神家。
何枚もの写真を見せる勇磨。
隆司に弁解は?と聞く波恵。
何も言わない隆司に「これは矢神家に対する裏切り行為。こんな事をする人間に矢神園の経営を任せていいのでしょうか?」と勇磨は言います。

「ふざけるな。あんただってやってるだろう。祥子だよ。祥子を誘拐しただろう?あんたと佐代さんが攫ったんだよ。祥子といがみ合っていたからな」と隆司は言います。
矢神佐代(麻生祐未)が「私達は別に祥子さんを特別視していませんよ。祥子さんがどう思っていたのかは定かではありませんけど。祥子さんが失踪したのなら、それこそあなたの方がよっぽど怪しいんじゃないですか?隆司さん」と言います。

「祥子さんが不倫に気付き口論となり、あなたが祥子さんを消し去った。そう考える方が道理が通っていると思いませんか?」と勇磨は言います。
「そうか。そう言う狙いだったのか。私に責任を押し付けて矢神園を剥ぎ取るのが」と隆司は言います。
「人聞きの悪い。まあ、でも明人さんも戻らず牧雄さんの意識が戻らない今、隆司さんが外れると自ずと矢神園の経営を任せられる人は限られて来ると思いますけど」と佐代は言います。
波恵の判断を聞く勇磨。

伯朗は百合華を気にしています。

すると「金とか遺産とかそんな事しかあなた達の頭の中にはないんですか?大体、さっきから百合華さんの前で何やってんだよ。百合華さんは純粋にお母さんの心配をしているんです。親族が1人消えたんならもっと心配するのが普通でしょう?浮気がバレて夫が殺したとか親族が攫ったとか。もうそんなのうんざりなんですよ。そんなんじゃなくてもっと普通に考えて下さいよ。祥子さんは夫の浮気を知ってショックを受けて家から出て行ったのかも知れない。嫉妬するとか怒るよりも落ち込んだのかも知れない。これまでの夫婦生活を見つめ直して、もう一度やり直すのかどうかを真剣に考えているのかも知れない。そう言う風に思いやるのが家族なんじゃないんですか?」と伯朗は涙を浮かべて言います。

「もうそろそろ出て来ていいんじゃないかしら?」と波恵が言うと扉が開きました。
祥子です。

伯朗の言う通り浮気を知り実家に戻っていた祥子。
泣きながら心配していたと伝える百合華。
祥子は謝ります。

祥子は隆司が心配して探してくれるのを待っていたと言います。
「私にも足りない所があったかも知れないと思って。それで、もしも私への思いがほんの少しでも残っているならもう一度やり直したいって。伯朗さん。もしご存知なら教えてくれませんか?私が居なくなってから夫はどうしていたんでしょうか?」と祥子は聞きます。

「昨日夕方、矢神園から抜け出す隆司さんに会いました。隆司さんは祥子さんを心配して必死に探していました。祥子さんは大切なんだと思います」と伯朗が言うと、驚いた表情の隆司。
そして泣き出す祥子。

「申し訳ない。これから心を入れ替えるよ。もう一度やり直したい」と隆司は言いました。
波恵は支倉家は今まで通り何も変わりませんと言いました。

「良かったんですか?昔いじめられていた仕返しをする絶好の機会だったのに」と楓は言います。
「あのまま本当の事を言ったら矢神の連中と一緒になる様な気がしただけ」と伯朗は言います。

すると祥子が声を掛けて来ました。
「これ、今更だけど」とネックレスを渡します。
それは禎子のネックレス。
「嫌がらせでね。地下室に隠したの。禎子さんも私がやったんだって気付いてた。だけどそんな事を言い出したら、余計、伯朗さんの居場所が失くなってしまうって思っていたのよ。禎子さんはどんな時も伯朗さんの事、考えていたから。あの人は誰よりもあなたに矢神家の一員になって欲しかったのよ。本当に申し訳ありませんでした」と頭を下げる祥子。

「良かったですね」と楓は言います。

そして伯朗は聞きます。
「明人は僕の事、どんな奴だって言ってた?」と。
「心の真っ直ぐな人だと言っていましたよ。嘘が付けなくて、曲がった事が大嫌い。駆け引が苦手で。兄貴の心は真っ直ぐなだけじゃなくて温かい。自分を犠牲にしてまで皆んなに幸せになって貰いたいと考える程だって」と楓は言いました。

それを聞いた伯朗は「本当に信じて良かった」と言ってネックレスを楓に渡します。
躊躇い「こんな大事な物いいんですか?」と楓は聞きます。
「いいに決まってるだろう。明人のお嫁さんなんだから」と伯朗は言います。
「マズいな。ちょっと泣きそうになってる」と楓は言いました。

勇磨と佐代が話しています。
支倉家を潰す計画は、伯朗によって阻止されたのが意外だった様子です。
伯朗は放っておけば良い。
問題は祥子さんだと勇磨は言います。
「あの人思った以上に曲者だったみたいね」と佐代は言います。

康治の部屋に祥子がやって来ました。
「ご苦労様だったわね。杏梨さん」と祥子は言います。
頭を下げる杏梨。
「申し訳ございませんでした。明日辞表を書きます」と杏梨は言いますが「いいのよ。このまま働いて貰うわ。遺産相続が終わるまでは居てもらわないと困るの。その為にあんなクソ夫との婚姻関係を継続したんだから。勇磨と佐代さんが浮気をネタに家を潰そうとしていたから、こっちはよりを戻すのに必死だったわ。大体家の旦那こんな物用意してたのよ?」と昇圧剤を見せる祥子。
「私が欲しかったのはあなたなのよ。杏梨さん。あなたに私の願いを叶えて欲しいから、今回の騒動も丸く収めてあげたの」と祥子が言います。

「どう言う事でしょうか?」と杏梨は聞きます。
「康治さんを殺して。酸素止めるだけ。簡単でしょう?」と祥子は言います。
「でも、君津さんも見ていますし」と杏梨は言いますが「大丈夫」と祥子は言います。
すると君津がやって来ました。
抱き合う祥子と君津。
「お互い様って言うのが夫婦円満の秘訣なの。明日の夜、実行する。彼とあなたがわたしに味方してくれれば遺言書も康治さんの命もどうにでも出来るのよ」と祥子は言いました。

5話のあらすじネタバレ

矢神康治(栗原英雄)の部屋で矢神楓(吉高由里子)と矢神波恵(戸田恵子)が話をしています。
波恵が遺産の鑑定金額の再確認をすると言い出しました。
今夜7時から開始すると言います。
そこに支倉祥子(安蘭けい)もやって来ました。

使用人の君津光(結木滉星)と看護師の永峰杏梨(福田麻貴)が祥子と廊下で話しています。
康治を殺害する計画は今夜。
しかし皆んなが集まるならやめた方がいいと君津は言いますが、祥子はむしろチャンスだと言います。

幼い頃の嫌な記憶を夢に見てうなされ起きる手島伯朗(妻夫木聡)。

病院では、蔭山元美(中村アン)が伯朗さん宛てに手紙が届いていると渡します。
手紙には「今夜、康治が殺される」と書かれていました。

楓が伯朗の病院を訪れます。
伯朗と元美と3人でランチをする事に。
楓は遺産の再確認に伯朗も来る様に波恵が言っていると言います。
波恵は気に掛けてくれていると楓は言いますが、伯朗はそれは違うと言います。
波恵は伯朗の母を1番毛嫌いしていたからと言います。

そして、伯朗が届いた手紙を楓に見せます。
イタズラだと伯朗は言いますが、矢神家は人殺しも辞さないと楓。
その手紙を見た元美は、気になるのはこの手紙を書いた人の目的だと。
殺す、ではなく殺されると危機的状況を知らせている、助けを求めていると元美は説明します。
何故、自分にと伯朗。
「お義兄様は最後の希望なんですよ」と楓は言います。
これが本当なら、誰かが康治を殺そうとしていて、誰かが止めようとしているのだと元美は言います。

伯朗と楓が康治の部屋にいます。
必ず守ると言う楓。
どうやって?と言う伯朗にこの部屋を見張ると楓は言います。
ずっと見張るのは難しい、盗聴か盗撮でもするかと伯朗は言います。
しかし急には準備が出来ません。

すると楓はベッドの下を覗き込み、ここが良さそうと言います。
自分がここに隠れて、犯人を暴き、犯行を未然に防ぐと。
伯朗はそんな原始的な方法で?と呆れている様子。
もしも見つかれば危険だと伯朗は反対します。
楓は伯朗が中に入れば?と言いますが、伯朗はそこまでして自分が康治を助ける理由がないと断ります。

何故?と聞く楓に幼い頃、自分がお父さんと呼べば全てが上手く行く事は分かっていたのに出来なかった理由を話します。
それは、動物実験でした。
子供の頃、康治の仕事場の研究室に母の矢神禎子(斎藤由貴)と行き、1人になった部屋で、ビデオを見てしまった伯朗。
猫の声がして、奥の部屋に進んでいく伯朗。
行かない方がいいと分かっていながら。
そして目にしたのは頭蓋骨を外され脳が見えている猫の姿。

その時、康治の事をお父さんと呼ぶ事は一生ないだろうと思ったと。
康治を避ける様になり、明人が生まれ更に距離が出来たと伯朗は話します。
康治にとって明人がいればそれで良かったと伯朗は言いました。

そう話す伯朗を抱き締める楓。
楓は一生その傷を癒やしてあげますと言うと…
「なんて事は起きるはずがない。とは限らない」とまたも妄想していた伯朗。

今夜は人が集まるから何も起きないと伯朗は言いますが、小型カメラを設置すると楓は言います。

そして楓は小型カメラを買いに行きました。

親族一同が集まる中。
この中の誰かが康治を殺そうとしていて、誰かが守ろうとしていると思いながら、その場に佇みます。

康治の部屋では支倉隆司(田口浩正)が杏梨に抱きつきに行きます。
すると、祥子と君津が現れました。
驚く隆司。
隆司を罵る言葉を口にする祥子。
矢神園から追い出す事はいつでも出来ると隆司を脅し仲間に引き入れる祥子。

康治殺害計画の決行は今夜7時10分。
その間、皆んなは開かずの間で鑑定をしているはず。
杏梨が酸素を止め、康治を殺す。
死亡を確認したら酸素を戻し部屋を出る。
君津が開かずの間に行き、康治の容態の急変を知らせ全員が康治の部屋に集まる。
その時に診察するのは担当医師の隆司。

波恵は康治の最後の言葉を聞こうとする。
タブレットには祥子に任せると映し出され皆んなは慌て出す。
その時心肺停止のアラームが鳴り、死亡確認。
と言う計画。

タッチパネルのタブレットは君津が用意していて、"祥子に任せる"と出る様に細工されています。
祥子の狙いは遺産の独り占めではなく、波恵を仲間に引き入れる事。
康治の葬儀の準備の最中に、自分には荷が重過ぎると波恵に伝え、一緒に遺産の管理をして欲しいと頼む。
波恵は必ず頷く。
そうすれば、遺産は勇磨と佐代には渡らないと祥子は話します。

そしてベッドの下には楓が潜んでいて会話を全部聞いていました。
物音を立ててしまった楓。
祥子がスタンガンを楓に押し付け気絶してしまいます。
楓のスマホを見てまだ誰にも知らせていないのを確認すると、いざと言う時は楓に罪を被せると祥子は言いました。
楓の指紋を酸素を止めるレバーに付ける祥子。

そして、開かずの間が開かれ楓以外の全員が中に入ります。
伯朗は何度も楓に電話をしますが繋がりません。

波恵が伯朗に禎子の遺品を渡します。
その中にはアルバムが。
明人が生まれてからの写真です。
けれど自分の写真がない事に気付き、寂しいかと波恵が聞きます。
予想していたと答える伯朗。
母には新しい家族が全てだったと。
波恵はアルバムを全て見たいと言い、2人は一緒に見ます。
家族写真は沢山あるけれど、伯朗が写っていない事に気付いた波恵。
伯朗は写らない様にしていた事を話すと、康治は悲しかっただろうと波恵は言います。
驚く伯朗。

康治の結婚を反対していたと言う波恵。
よその子を矢神家に入れるのは良くないと。
しかし、康治が「伯朗が矢神家の嫡男になるかどうかは関係ない。自分が伯朗の父親になれるかどうかが問題なんだ」と言ったと言います。
信じられない伯朗。

アルバムのページをめくり続けて手を止める伯朗。
そのページを見た波恵が「私もあなたも勘違いをしていた様ですね」と言います。

そこには1枚だけ。
幼い伯朗と禎子、康治が写った写真がありました。
一緒に相撲を見に行った時の写真。
「兄が貼ったのでしょう。どうやら兄は本気だった様ですね。あなたを含めずっと4人家族だと思っていたのですよ」と波恵は言いました。

康治の部屋では7時10分を迎え躊躇う杏梨がいました。
すると、康治と目が合う杏梨。
出来ないと杏梨は言います。
君津がハンカチを手に酸素を止めます。
苦しそうにする康治。

波恵に康治の為に今出来る事があるのでは?と言われ気付きます。
波恵を見て、「もしかしてあの手紙は…」と呟き、走り出す伯朗。

伯朗が康治の部屋に入ると、酸素をそっと戻す君津。
何も問題はないと杏梨は言います。

伯朗は康治と2人にして欲しいと言います。

康治に語り掛ける伯朗。
伯朗が獣医を目指すと言った時、反対した事。
何で動物なんだ?同じ医者なら人間を診る医者になった方が良いと言った康治。
ただ純粋に動物の医者になりたかっただけ。
だから今は獣医になって良かったと話します。

すると、楓がやって来て伯朗は楓を改めて明人の嫁だと紹介します。

伯朗と楓は祥子と話します。
殺害計画を知らないフリをする祥子に盗聴器が仕掛けられていたと言う楓。
多分、勇磨と佐代ではないかと楓は言います。
祥子の計画は全てお見通しだった様です。

祥子が勇磨と佐代を憎む理由。
祥子の母は康之助の愛人に殺されたと言います。
愛人が母に毒を盛ったと。
証拠もなく、診断書は医師である康之助が書いたと話します。
「この家はね、そう言う分からない事だらけで出来てんのよ」と祥子は言います。

そして、その時の康之助の愛人は佐代。
康之助と佐代の間に生まれたのが勇磨。
母が亡くなった後、勇磨と佐代を養子に迎えた康之助。

「母を殺した愛人とその息子と兄弟にさせられのよ。狂ってるでしょ」と言い、2人から今までに渡した資産を奪い返す、と言う祥子。
伯朗は康治の部屋にもう1つ盗聴器が仕掛けられていた事を祥子に教えます。
それは波恵でした。
伯朗に手紙を出して、康治を助けさせようとしたのも波恵。
もう康治に手を出す事は出来ないと伯朗が言うと、「あなたも私と一緒」と、だからこちら側に来るはずと祥子は言います。

それを聞いた楓は慌てて伯朗を連れ出そうとします。
そして祥子は「禎子さんも殺されたのよ」と言いました。

6話のあらすじネタバレ

支倉祥子(安蘭けい)に伯朗の母、矢神禎子(斎藤由貴)は矢神の人間に殺されたと告げられた手島伯朗(妻夫木聡)。
証拠はあるのかと聞く伯朗。
矢神の人間は証拠は残さないと言われます。

頭のキレる明人もきっと思っていたはずだと祥子は言います。
禎子が死んだ日アリバイ確認をしていたと言う矢神明人(染谷将太)。
伯朗は思い出しました。
明人に何処にいたのかを聞かれた事を。

祥子は2人に禎子を殺した犯人を見つけて欲しいと言います。
そうすれば遺産の取り分が増えると。

そして祥子は矢神勇磨(ディーン・フジオカ)と矢神佐代(麻生祐未)が祥子の母を殺した罪を暴く事が出来たら2人を潰せるのにと言います。

楓のマンションに戻り、明人から聞いた話を教えてほしいと伯朗は言います。
すると楓は話し始めました。

用心深い禎子はきちんと内鍵を閉める人。
なのに殺された日。
内鍵は開けられていた。
その頃の矢神家は遺産相続で揺れていたから、殺されたのかもしれない。
そして遺産相続の事で犯人が再び動く。
だからチャンスなんだと明人が楓に話しました。

もしかすると、禎子は30億より価値のある物が何か知ってしまったのでは?と楓。
その価値のある物の正体を知る矢神牧雄(池内万作)。
彼が鍵を握っていると2人は話します。

その頃、牧雄の病室に人影が。

伯朗の病院。
伯朗が蔭山元美(中村杏)と話していると、楓から連絡が。
牧雄が置き手紙を残していなくなったと話します。

矢神家を訪れた伯朗。
禎子の遺品を引き取りに来たのです。
矢神波恵(戸田恵子)に牧雄が居なくなった事を聞く伯朗。
そして禎子は殺されたのか?と聞きます。
もしも何かを知っていてもあなたには話す事はないでしょうと波恵は言います。
それを聞いた伯朗は波恵に「あなたも容疑者の1人だ」と言いました。

兼岩家を訪れた伯朗。
兼岩順子(坂井真紀)に禎子の遺品を見せます。
禎子が亡くなった日。
第一発見者である順子に当時の事を聞きます。
玄関の鍵は掛かっていたし、窓も全て鍵が掛けられていたと言う順子。
小泉の家の鍵を持っていたのは禎子と順子だけ。
だから警察は事故だと言ったと言います。
伯朗は、合鍵は誰でも作れると思います。
そして兼岩憲三(小日向文世)は順子が今でも夢でうなされていると言います。

順子は小泉の家を康治が取り壊し更地になった写真を送ってくれたと話します。
しかし、小泉の家にあった禎子の物やアルバムなど何処に行ったのかと首を傾げる順子。
禎子の遺品にないのはおかしいと伯朗は言います。

更地になった土地の名義は禎子。
売ったと言う話しは聞いていないからこの土地がどうなったのか調べなきゃと順子は伯朗に言います。

自宅に戻った伯朗。
楓に電話をしますが出ません。
すると、支倉百合華(堀田真由)から連絡が。
百合華は勇磨のインスタを見た事はあるかと聞きます。
見たいと思わないと答える伯朗にアカウントを送るから見て欲しいと百合華は頼みます。

ついさっきアップした写真を見る様に言われる伯朗。
そこには「新たな親戚」と書かれています。
百合華は楓ではないかと言います。
やっぱり楓はおかしい。
気を付けた方がいいと百合華は言います。

勇磨に送ってもらった楓は勇磨をお茶に誘います。
マンションに向かっていると、伯朗が現れました。
明人が居ない時に部屋に上がり込むなんてどう言うつもりだと言う伯朗。
伯朗が現れたので勇磨は帰って行きました。

2人で会った事に怒る伯朗。
楓は明人の為なら何だってやると言います。
口論になる2人。
伯朗はつい言ってしまいます。
「明人が本当に帰って来ると思っているのか」と。
伯朗を殴る楓。
2人は決裂してしまいます。

その頃、矢神家の開かずの間に牧雄の姿が。
必死に何かを探している様子です。
すると電気がつき、波恵が現れました。
「あなたは何を探しているのですか?」と波恵は聞きます。
「人類の未来だ」と牧雄は答え、出て行きました。

伯朗の病院で、様子を伺っていた元美が「楓さんとケンカしましたね?」と聞いて来ました。
「最悪な事を言って嫌われた」と伯朗は言います。
「嫌われていると思っている時は嫌われていないものですよ」と励ます元美は伯朗をランチに誘います。

個室の部屋を予約していた元美。
部屋に入ると、伯朗の背中に抱きつきます。
楓と比較されるのは嫌と言う元美。

「なんて事が起こるはずがない。とは限らない」とまたも妄想する伯朗。
個室に行くと楓がいました。
驚く伯朗。
元美は楓に仲直りするきっかけを作って欲しいと頼まれたのでした。
2人は全く関係ない話をしています。
すると元美から話し合いをする様に言われてしまいます。
伯朗は完全に自分が悪いと謝ります。
何とか仲直り出来た様子を見届けると、元美は先に病院へと帰って行きました。

食事を続ける2人。
小泉の家の土地に行くと言う伯朗。
楓に一緒に行こうと誘います。

小泉の家に向かう2人。
地図を見ながら迷いながらようやく到着したのは夜でした。
その場所を見て驚く伯朗。
更地になったはずの土地に、家が昔のまま建っていました。

更地になった写真は加工された物。
そうでなければ説明がつかないと楓は言います。

家の中に入ろうとしますが鍵が掛かっています。
すると明人が写真立ての裏に隠していた鍵を楓が取り出します。
それを使い中に入ります。

ブレーカーを上げてみると電気が付きました。
中に入って行く2人。

禎子が生まれた時のアルバムが出て来ました。
伯朗が生まれた時の写真。
そして伯朗と明人の子供の頃の写真もありました。
幼い2人は自分達のおもちゃを箱にしまい、押し入れの天井裏に隠しました。
まだあるかと見てみると、箱はまだありました。

蓋を開けると手紙が入っていました。
手紙は入れていないと伯朗は言います。
中を見ると明人からの手紙。
「この手紙を見ている人が居るとすれば、きっと兄貴だろうね。この家は母さんが殺された家として保存する事にした。残っている事を知っているのは父さんと僕だけだ。もしも兄貴が見つけたのなら誰にも言わないで欲しい。兄貴。僕にもしもの事があった時は頼んだよ。母さんを殺した犯人を見つけてくれ」と書かれていました。

禎子が棺の中で眠る側で話す伯朗と明人。
禎子が亡くなり、これで完全に矢神との繋がりは無くなると言う伯朗に「繋がってるでしょう?僕と兄さんだけは矢神じゃなくてさ、母さんの血で繋がってるでしょ」と明人は言いました。
それを思い出した伯朗。
楓は「やっぱりお義兄さんの事頼りにしてたんですよ」と言います。
涙を流す伯朗。
2人は明人は必ず生きていると強く思います。

黒い頭巾を被せられた人物が座っています。
手足を縛られ動く事は出来ません。
目の前にはビデオカメラが1台。ライトを当てられています。
男性が頭巾を外します。
明人です。
男性が明人にタブレットを見せます。
そこには「あなたの母親が譲り受けた貴重な物は、どこにありますか?」と映し出されています。
それを見て微笑む明人。
ビデオカメラに向かい「追い詰めますよ。必ずあなたを追い詰めます。誰よりも頼りになりますから。僕の兄貴は」と明人は言います。
するとタブレットにメッセージが。
「それは無理です」と。

「浸ってる場合じゃないな。お袋も弟もやられてる。このまま黙ってる訳には行かない。僕が犯人を追い詰めて必ず明人を救い出す」と伯朗が言った時、物音がしました。
廊下に目をやると、人影が近付いて来ました。
伯朗は楓を庇う様にして廊下の方を見つめました。

7話のあらすじネタバレ

ゆっくりと忍び寄る人影。
それは矢神牧雄(池内万作)でした。
そして、手島伯朗(妻夫木聡)と矢神楓(吉高由里子)を見て「あれは俺のものだ。絶対に渡さない」と言います。
拳銃を向け、人は死ぬ直前、何を語るのか教えて欲しいと言います。
「楓さんを愛しています」と言う伯朗。
「私もです」と楓。
そして2人は撃たれてしまいます。
「なんて事が起きるはずがない。とは限らない」と伯朗の妄想。

すると、現れたのは近所に住むお爺さん。
矢神禎子(斎藤由貴)がまだ生きている時に管理を任され、禎子が亡くなってからは矢神康治(栗原英雄)に引き続き管理を頼まれたと話します。
そのお爺さんは矢神明人(染谷将太)が思い入れがある様だったと言います。
誰か他に訪ねてくる人はいたかと聞く伯朗。
矢神家の人間が来たと言います。
その人物は女性。
名前を忘れたと言うお爺さんに、1人ずつ名前を挙げて行きます。
矢神佐代(麻生祐未)の名前を出すと、そう、その人とお爺さんは言います。
禎子が亡くなる前に現れた佐代。
禎子から頼まれ事をして来たと言っていたと言います。
合鍵を貸し、1時間程で返しに来たと話します。
合鍵を貸す様に禎子から連絡があったと言いました。

伯朗の動物病院に戻った2人。
そして佐代は合鍵を使い鍵を作る事は出来たはずと楓。
その鍵を使えば禎子を殺し外から鍵を掛ける事が出来たと伯朗。
何故、禎子は鍵を貸したのか?と不思議に思う伯朗。
楓は佐代のお店に行って直接、聞く事を提案。しかし、伯朗は有力な容疑者を見つけたから慎重に行きたい、その前に話を聞きたい人物もいると言いました。

病院の外では中の様子を伺う人物が。

矢神家を訪ねる伯朗。康治の部屋に矢神波恵(戸田恵子)が案内します。「盗み聞きはやめて頂ければ」と伯朗が言うと「そんな無粋な事は致しません」と波恵は言います。
伯朗が部屋に入り、康治に声を掛けます。ノートに書いた質問を見せる伯朗。「小泉の家を見ました。母は殺されたのですか?」と質問する伯朗。表情からは答えは読み取れません。
「母を殺したのは佐代さんですか?」の質問に、目を逸らし眠ろうとする康治。まだ眠らないでと伯朗は言います。
伯朗は最後の質問をします。「母に30億円の遺産を超える価値のある物を譲り渡しましたか?」と聞く伯朗。何か言おうとする康治にタブレットを近づける伯朗。文字を見つめながら目を閉じてしまった康治。「これはどう言う意味ですか?」と伯朗は聞きます。「あきとにうらむな」とタブレットには文字が映し出されています。

リビングにいる波恵に伯朗は牧雄は見つかりましたか?と聞きます。牧雄が言っていたもっと価値のある物が何か気になっていると話す伯朗。波恵は知らないと答えます。
続けて波恵に、禎子と佐代の関係を聞く伯朗。「適度な距離感を持った親戚同士と言った所でしょうか?」と波恵は答えます。波恵はまた反応を見て探っているのかと聞きます。伯朗は相変わらず何も読み取れませんと言います。
康治の衰弱も進み、遺産相続も間近。明人に早く帰る様にと楓から伝えて欲しいと波恵は言いました。

康治が勤めていた大学の教授室で何かを探している牧雄。案内をした大学職員が、最近康治の親族が訪ねて来たと話すと、探す手を止め、誰が来たかと牧雄は聞きます。
矢神勇磨(ディーン・フジオカ)と答える職員。この部屋にある物は康治の遺産になるので見せて欲しいと話し、1つの絵に興味を示し写真を撮っていたと言います。その絵を見る牧雄。裏を見ると、1990年 患者6Mと書かれていました。気づいてるのか?」と呟く牧雄。

その頃、勇磨はその絵の調査結果を見ていました。「フラクタル図形」と記されています。それを見つめる勇磨。

伯朗の病院に楓がいます。康治が残したメッセージ。あきとにうらむなについて話しています。
思い当たる事がない2人。
禎子を殺した犯人を恨むなと言う事か?と話していると院長の池田幸義(辻萬長)が現れました。昼間は滅多に現れず、夜中に入院中の動物達を見に来ている院長。そして院長は伯朗に養子縁組をしようと誘っていると話します。看護師の蔭山元美(中村アン)と結婚してこの病院を継いで欲しいと思っている様です。
そこに元美が現れ、院長と食事をする予定だと話します。すると元美が外に怪しい人がいると言います。伯朗か楓を見張っているのでは?と言います。元美が追い払うと言って、声を掛けに行くとその人物は立ち去ってしまいました。
元美は伯朗に、逆につけてみたらどうですか?と言います。それを聞いた楓は急いで向かいます。2人が病院を出ると、院長がライバル出現だねと元美に言います。

後をつける2人。ビルに入る人物。そこは佐代の店のビルでした。
中に入る2人は佐代を訪ねます。禎子との関係を聞く伯朗。禎子に頼まれ小泉の家に行った用事が何だったかは覚えていないと話す佐代。「母を殺したのはあなたですか?」と聞く伯朗に「私なら出来るかもしれませんね」と言う佐代。そして禎子とは仲が良かったと言います。

店を出ると「どこかで見た様な気がして」と伯朗は考え、急に家に帰ると言いタクシーに乗り込みます。

伯朗の自宅。禎子の古いアルバムを見る2人。
「お義兄様。もしかしてこれって」と楓。
「ああ、間違いない」と伯朗は言います。

そして再び佐代の店を訪ねる2人。
一枚の写真を見せ「これについて説明を」と伯朗は言います。すると向かいのビルのバーで待つ様に伝える佐代。伯朗1人で来る様に言います。

伯朗と別れた楓に勇磨から電話が。見せたい絵があると。その絵はおそらく禎子の死に関係がある。そして勇磨は明人の部屋に招いて欲しいと言います。明人がどこまで気付いているのか知りたいからと言います。

バーで佐代と話す伯朗。写真には学生時代の禎子と佐代が写っています。2人は高校時代の同級生。小泉の家に行ったのは卒業アルバムを借りる為だったと佐代は言います。
同窓会で再会し、その時禎子は伯朗の父と結婚していました。その話を聞いた伯朗は父と結婚している時から康治と会っていたのかと尋ねます。禎子と康治を引き合わせたのは自分だと言う佐代。
禎子は夫の病気、脳腫瘍の事を佐代に相談していました。よく錯乱状態になっていた夫。当時、康治は脳の研究をしていた様で矢神康之介(栗田芳宏)から康治に任せてはと提案されたと言います。そして特別な治療を受ける様になり、精神的にも落ち着き絵を再び描く様になったと言います。しかし急速に悪化し治療から間もなくして亡くなったと佐代は言います。
どんな治療が行われていたのか、康之介に聞いても教えてもらえなかったと言います。牧雄が一緒に研究していた様だと言う佐代に、今から矢神の家に連れて行って欲しいと頼む伯朗。

楓の自宅には勇磨が。

そして伯朗と佐代は研究記録を探す為、屋敷の部屋を探します。なかなか見つからない中、伯朗は1枚の絵を見つけます。それは「1990年患者6Mフラクタル図形」と書かれていました。

同じ時。楓もフラクタル図形を勇磨から見せてもらっていました。その精密な図形は全て手書きで描かれていて、何の為に使うものかはまだ分からないと説明します。牧雄が関係している為、何かあるのは分かっているが牧雄がいない為、行き詰まってしまったと話す勇磨。その為、明人の事を調べたいと言って部屋を探させて欲しいと勇磨は頼みます。
どうぞと言う楓。

伯朗はその絵を見て、父、手島一清(R-指定)が似た様な絵を描いていた事を思い出しました。
「何を描いてるの?」と聞く幼い伯朗。
「お父さんにも分からないんだ」と一清は答えます。
「分からないものを描いている。いや描かされているのかもしれないね」と言った一清。

それを思い出した伯朗。
治療を行なっていた事を何故、周りは自分に隠していたのかと聞く伯朗。
結婚する前から2人は出会っていたとなれば邪推する人も出て来ると佐代は言います。
それは本当に邪推なのか?
康治は母を手に入れる為に父の死を早めたのでは?
そして母もそれを黙認していたのではと伯朗は言います。
それが本当なら、禎子は良心の呵責に耐えられなくなり自首しようとしたけれど、バラされたくない犯人が禎子を…と佐代は言います。
康治が?と驚く伯朗。
もしくは共同研究者の牧雄かもしれないと佐代は言います。
この家は分からない事だらけ。でも1つだけ分かっている事を教えましょう。「楓さんには気をつけた方がいいでしょう。親友の息子さんへの心からの助言です」と佐代は言います。

自宅に戻った伯朗を牧雄が訪ねて来ました。
君が知らない事を話てやる。取引だと牧雄は言います。

楓のマンションに盗聴器を仕掛けた勇磨。マンションの近くで様子を伺っています。
誰かが楓を訪ねて来ました。その様子をイヤホンで聞いている勇磨は「そう言う事か。このゲーム俺の勝ちだ」と笑いながら言いました。

8話のあらすじネタバレ

『危険なビーナス』8話のあらすじネタバレは、2020年11月29日(日)21:00の放送後こちらに追加します。今しばらくお待ちくださいませ。