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2021年8月2日

『准教授・高槻彰良の推察』原作ネタバレ!ドラマ最終回までのあらすじ・視聴率・結末考察

ドラマ『准教授・高槻彰良の推察』の1話から最終回までのあらすじを、原作ネタバレを含めてわかりやすく紹介しています。

伊野尾慧さん主演の連続ドラマ『准教授・高槻彰良の推察』を200%楽しむために、キャストや各話ゲスト、視聴率の推移をあらすじと一緒に随時更新してお届けしていきます。

※『准教授・高槻彰良の推察』全話ネタバレ完了済み(2021年9月26日)。

見逃し配信をチェック

当記事には、『准教授・高槻彰良の推察』の第1話から最終回までのネタバレが含まれています。先に内容を知りたくない方は、「FODプレミアム」で第1話から最終回までの放送をご覧になれます。
※記事の公開日(更新日)時点の情報です。

『准教授・高槻彰良の推察』の基本情報

概要(見どころ)

『准教授・高槻彰良の推察』は、脚本を藤井清美と伊藤崇が手掛けた、澤村御影の同名小説を原作とするヒューマンミステリードラマです。

一度見たことは決して忘れない絶対記憶能力を持つ「民俗学Ⅱ」を教えるイケメン准教授の主人公・高槻彰良(伊野尾慧)と、嘘を聞き分ける能力を持つ大学生・深町尚哉(神宮寺勇太)が、怪異現象に纏わる事件を解決していく中で、人と繋がることの大切さを描いた物語です。

キャスト一覧

  • 高槻彰良(たかつき あきら):伊野尾慧(Hey! Say! JUMP)
    青和大学文学部の怪異大好き准教授
  • 深町尚哉(ふかまち なおや):神宮寺勇太(幼少期:嶺岸煌桜)
    青和大学文学部の嘘がわかる大学生
  • 生方瑠衣子:岡田結実
    高槻研究室の大学院生
  • 難波要一:須賀健太
    尚哉の同級生、ちょいチャラ大学生
  • 佐々倉健司:吉沢悠
    警視庁捜査一課刑事、高槻の幼馴染・保護者
  • 谷村愛美:吉田あかり
    イマオキ女子大生
  • 佐々倉花江:和泉ちぬ
    健司の母

1話ゲスト

  • 平原まりか:志田未来
    第四小学校5年2組担任
  • 真鍋和夫:温水洋一
    第四小学校副校長
  • 木村莉子:神倉理帆、舩附純白:石井あかり、木村夏蓮:光村杏奈、千葉新:大河原智樹
    5年2組の児童
  • 尚哉の祖父:吉満寛人

2話ゲスト

  • 山崎綾音:山田杏奈
    青和大学陸上部にスポーツ推薦で入学してきた期待のエース
  • 山崎琴子:金澤美穂
    綾音の姉
  • 細木まりな:喜多乃愛、夏目春:三浦理奈
    青和大学陸上部1年部員
  • 相沢香織:石川萌香
    青和大学陸上部マネージャー

3話ゲスト

  • 山村肇:冨田佳輔
    酒井村役場職員
  • 鬼頭正嗣:久保酎吉
    毛皮を羽織り猟銃を手にしたいような姿の老人
  • 実和子:奥村佳恵
    正嗣の息子の妻

4話ゲスト

  • 藤谷更紗:市川由衣
    幽霊が見える女優
  • 宮原晴子:馬淵英里何
    更紗のマネージャー
  • 佐竹達也:時任勇気
    映画監督
  • 浜村雅文:阪田マサノブ
    録音部
  • 和田俊樹:篠崎大悟
    小道具
  • 西隆二:スチール哲平
    衣裳部
  • 森隼人:黄地裕樹
    メイク
  • 田辺純:北澤響
    製作見習い
  • 三谷勉:大平修蔵
    助監督
  • 黒木:夙川アトム
    高槻家の秘書

5話ゲスト

  • 桂木奈々子:鞘師里保
    声優の夢を諦め切れずに父親の反対を押し切り上京してきた相談者
  • 山口哲夫:蛍雪次朗
    『山口不動産』の店主
  • 山口雅史:金井浩人
    哲夫の息子

6話ゲスト

  • 雪村桃子:松本若菜
    図書館職員
  • 本橋美弥:横溝菜帆
    第四中学校2年生、マリエさんの呪いにかかってしまった少女
  • 谷村袖香:平澤宏々路
    美弥の親友、愛美の妹

7話ゲスト

  • 遠山宏孝:今井朋彦
    千葉県警広報官
  • 畑中健吾:森永悠希
    千葉の地元新聞の若手記者、佐々倉の大学剣道部の後輩
  • 村田康介:西村直人
    畑中の先輩記者
  • 林文雄:大水洋介(ラバーガール)
    毎朝新聞千葉支局の記者
  • 大野忠一:大朏岳優
    地元テレビ局の記者

8話(最終回)ゲスト

  • 謎の老人:モロ師岡
  • 松野真澄:ふせえり
    尚哉の祖母の知人
  • 瑠衣子のバイト先の神主:ベンガル

スタッフ一覧

  • 原作:『准教授・高槻彰良の推察』シリーズ
    作者:澤村御影
    出版社:KADOKAWA
    雑誌・レーベル:角川文庫
  • 監 督:池澤辰也、守下敏行、室井岳人
  • 脚本:藤井清美、伊藤崇
  • 音楽:信澤宜明
  • 主題歌
    曲名:群青ランナウェイ
    歌手:Hey! Say! JUMP
    レーベル:ジェイ・ストーム
  • チーフプロデューサー:市野直親、青木泰憲
  • プロデューサー:松本圭右、遠山圭介、高江洲義貴、黒沢淳、近見哲平
  • 制作協力:テレパック
  • 制作:東海テレビ、WOWOW

各話の視聴率

『准教授・高槻彰良の推察』各話の放送後、視聴率がわかり次第情報を追加します。
※『准教授・高槻彰良の推察』は、ビデオリサーチによる視聴率の発表がないため、SNS(Twitterつぶやき数など)の反響をもとに、視聴熱を5段階(★)で発表します。

各話放送日視聴率
1話8月7日★★★★★
2話8月14日★★★★★
3話8月21日★★★★★
4話8月28日★★★★★
5話9月4日★★★★★
6話9月11日★★★★★
7話9月18日★★★★★
8話・最終回9月25日★★★★★

『准教授・高槻彰良の推察』の原作ネタバレ

ドラマ『准教授・高槻彰良の推察』の原作は、2018年に角川文庫から出版された澤村御影による同名の推理小説です。2021年8月2日現在、6巻まで発売されています。また、月刊コミックジーンにて、同名漫画も連載されており、コミックは2巻まで発売しています。

『准教授・高槻彰良の推察』は、幼少期に体験した怪異が原因で人の嘘がわかる耳を持ち、ゆえに孤独になってしまった大学生・深町尚哉が、なんとなく受講した「民俗学2」のイケメン准教授で超記憶能力を持つ高槻彰良に気に入られ、怪異に出会うとついテンションが上がってしまう高槻の「常識担当」として助手のバイトをすることになることから、物語が始まります。

異能を持った凸凹コンビ、高槻と深町は、高槻の民俗学の知識と深町の嘘を聞き分ける能力で、舞い込んできた怪異事件を次々と解決していきます。

以下が原作小説で今まで(6巻まで)に解決した怪異事件です。

  • いないはずの隣人:誰もいないはずの隣の空き部屋から奇妙な音
  • 針を吐く娘:藁人形をきっかけに針につきまとわれる女子大生
  • 神隠しの家:お化け屋敷と呼ばれる廃屋で起きた神隠し
  • コックリさんの呪い:誰もが一度は聞いたことがある学校怪談
  • スタジオの幽霊:有名女優が主演する映画の撮影スタジオで起きた幽霊事件
  • 奇跡の子供:バス転落事故でただ一人生き残り、流行神として信仰を集める少女
  • 不幸の手紙と呪いの暗号:図書館のマリエさんなる聞き慣れない都市伝説
  • 鬼を祀る家:鬼神伝説が残る村を舞台にした怪異
  • 四時四十四分の怪:とある建築事務所で起きた「4」にまつわる不気味な事件
  • 人魚のいる海:江ノ島の人魚騒ぎを通じて本物の怪異に出会う
  • 死者の祭:深町の異能の原因となった祭りの真実に迫る
  • お化け屋敷の幽霊:お化け屋敷に設置された鏡の謎
  • 肌に宿る顔:高槻の従弟の婚約者に現れた人面瘡がみせる恐るべき真実
  • 紫の鏡:旅館のいわくつきの鏡

ここまでで、深町尚哉が、小学4年生の夏休みに、祖母が暮らす長野の田舎で死者の祭りに迷い込み、そこから抜け出す代償として人の嘘を聞き分ける能力を手に入れたことが判明しています。

また、高槻彰良が、母親によって「天狗様」という流行神にされていた過去があること。神隠し事件によって家族が崩壊したことが判明。
高槻の中にいる「もう一人の彰良」の存在、瞳が時々夜空のような青色に変わること、背中に広がる大きな傷、鳥を見ると気を失ってしまう体質など、高槻の秘密も少しずつ明かされながら、物語は続いています。

ドラマ『准教授・高槻彰良の推察』の最終回ネタバレ・結末考察

ドラマ版『准教授・高槻彰良の推察』は、原作小説の怪異事件をいくつかピックアップして、物語が進んでいきます。

東海テレビ・フジテレビ系で放送される『准教授・高槻彰良の推察』Season1では、深町尚哉(神宮寺勇太)の異能誕生の秘密に迫る「死者の祭り」が前半(第3~4話)に、高槻彰良(伊野尾慧)の過去に迫る「奇跡の子供」が最終回(8話)に放送されると予想します。

続く、wowowで放送される『准教授・高槻彰良の推察』Season2では、高槻彰良の「もう一人の彰良」に迫りながら、怪異事件を解決していきます。
最終回では、高槻と深町ともに過去(異能)を清算・解決。高槻が深町や生方瑠衣子(岡田結実)ら周りを振り回しながら、変わらず怪異に夢中になる姿が描かれる結末になると予想します。

『准教授・高槻彰良の推察』各話のあらすじ

2021年8月7日から東海テレビ・フジテレビ系にて放送開始された伊野尾慧さん主演の連続ドラマ『准教授・高槻彰良の推察』の各話あらすじネタバレを、放送後に随時更新してお届けしていきます。

1話のあらすじネタバレ

誰かの嘘は声が歪む

深町尚哉(King & Prince:神宮寺勇太 / 幼少期:嶺岸煌桜)は子どもの頃、夏休みに祖母の家に遊びに行き、青い怪しい提灯がぶら下がり、誰もがお面をつけて無言のまま踊る祭りに紛れ込んでしまいます。
そこで、ひょっとこのお面をつけた亡くなったはずの祖父に遭遇、その祭りに尚哉は来てはならず、祖父は代償を払わなければならないと言いました。

8年後、尚哉は青和大学に入学し、これといった理由もなく民俗学Ⅱを受講、准教授・高槻彰良(Hey! Say! JUMP:伊野尾慧)と出会います。
民俗学とは民間伝承を素材として一般庶民の生活・文化の発展の歴史を研究する学問、彰良が特に興味を抱いていたのは怪談や都市伝説などの怪異。
今まで聞いたことのある不思議な話をレポートにまとめて授業の終わりに提出するよう、彰良は学生たちに求めるのでした。

尚哉は大学からの帰り、コックリさんを怖がる小学5年生の少年・智樹と出会い、自宅マンションまで送ります。
智樹の帰りが遅く、心配して探しに出てきた母親に、智樹がコックリさんを怖がっていることを尚哉は伝えました。
ところが、その母親は信じず、尚哉は誰かが嘘をつくとその声が歪んで聞こえることを打ち明けた日のことを思い出します。
尚哉の母親も信じてくれなかったのです。

「他人の嘘がわかるようになってしまったそうです」
彰良は尚哉が提出したレポートを研究室で読み、とても興味を覚えました。

第四小学校のコックリさん騒動

翌日、尚哉が彰良の研究室を訪ねると、尚哉が同じパーカーを着て教室の前から4列目に座っていたことを彰良は覚えていました。
彰良は1度見たものは忘れない、完全記憶の持ち主だったのです。
教室に居着いて子どもたちを別の世界に連れて行こうとしているコックリさんを恐れる智樹の話を尚哉がすると、彰良は早速、尚哉を連れて第四小学校を訪ねます。

校門の前に彰良と尚哉が立っていると、監視カメラを見た副校長・真鍋和夫(温水洋一)が現れました。
5年2組の女子生徒3人がコックリさんをしたのは先週の放課後、第四小学校ではコックリさんは禁止。
真鍋が5年2組の教室に案内すると、担任・平原まりか(志田未来)とコックリさんをしていた生徒の1人、神倉が居ました。

コックリさんをしたのは神倉、石井、そして光村の3人、はい・いいえ・鳥居に50音表が書かれた紙を使い、質問していると3人が人差し指で押さえた10円硬貨が動き、「ち」と「な」と「つ」の3文字を繰り返し指したのです。
神倉が当時のことを彰良に話していると突然、教室の後ろにある1台のロッカーの扉が開き、「お願い、許して」とロッカーに向って神倉は言い教室を飛び出しました。
神倉たちはコックリさんがロッカーに居て、帰らなくなったと思っているのです。

ちなつが神倉たちからイジメ?

第四小学校では4年生から6年生まで同じクラス、しかし、ちなつは4年生で2組になったものの大病を患い学校に来られなくなったのです。
ちなつが亡くなり霊になったと思う彰良でしたが、ちなつは生きており5年生に進級して治療のため転校しました。
「わたしの児童になんてこと」
ちなつを霊扱いする彰良に、平原は激怒します。

彰良はコックリさんに使用した紙を見せてもらおうとしましたが、その紙は平原が既に燃やしていました。
「こんなことがあるまでは、みんな友だち思いの良い子で一体感があったんです。」
帰り際に平原が彰良にそう言うと、声が尚哉に歪んで聞こえ、尚哉は顔をしかめ、彰良は尚哉のその表情を見逃しませんでした。

その夜、彰良が尚哉を連れて『佐々倉古書店』に立ち寄ると、佐々倉花江(和泉ちぬ)から頼んでいた本を受け取ります。
受け取った3冊のうちの1冊は『狐狗狸』、彰良は研究室に戻り、尚哉とコックリさんを始めます。
ふたりが人差し指でコックリさんの紙の上で10円硬貨を押さえ、尚哉は緊張、この緊張により不覚筋動が起こり硬貨が動き、更に人の潜在意識が硬貨をある方向へ導く、これを予期意向と呼びます。
神倉たち3人がちなつに罪悪感などの強い思いを抱いていると、ち・な・つの文字を指すこともあり得るのです。

翌日、研究室に所属する大学院生・生方瑠衣子(岡田結実)が調べた結果、ちなつが治療のため転校したのは事実で、現在、治療の効果も出ており、ちなつは第四小学校に居た頃、楽しかったと言っていることが分かったのです。
イジメの可能性はなく、彰良は潜在意識でないとするなら他に合理的可能性を思いつかず、怪異と判断します。
しかし、尚哉が平原の嘘を見抜いており5年2組には何かあると主張、彰良は怪異以外の可能性も探ることにしたのでした。

26と27、ちなつはまだ平原の生徒

智樹に石井と光村を大学のキャンパスに連れてきて貰い、彰良はコックリさんをしていた時に何を質問したのかふたりに教えてもらいました。
そして、彰良は尚哉と瑠衣子を伴い、5年2組に平原を訪ねます。

石井・光村・神倉の3人はクラスに自分のことを好きな人がいるかコックリさんに尋ねていたのです。
光村が好きなのは中村翔、石井が好きなのは辻昭雄、そして神倉が好きなのは千原康太。
3人の潜在意識がち・な・つの文字を指していたのでした。
しかし、禁止されているコックリさんを仕向けたのは平原、彰良はそう推察しました。
コックリさんに詳しくないという平原でしたが、コックリさんに使用した紙を燃やし、これはコックリさんの作法、詳しくないと燃やそうとは思わないのです。

平原は神倉たち3人にコックリさんをするよう仕向け、最後の質問も指定、3人にちなつを思い出させようとしました。
何故そこまでするのか疑問でしたが、先日、「わたしの児童になんてこと」と平原が言ったのを思い出したのです。
そして、教室に貼られている絵は26枚なのに机は27台、ちなつの机でした。
平原にとって、ちなつはまだ5年2組の生徒だったのです。

平原はちなつが転校することを神倉たち3人に伝えましたが、神倉たちはちなつを覚えていませんでした。
平原はショックを受け、5年2組が理想のクラスではないと思い、自責の念に駆られていました。
そんな平原に、ちなつが5年2組が楽しかったと言っていることを教え、子どもの毎日は初めてであふれ忘れるのも成長の証と彰良は慰めます。
「気が楽になりました」
そう言う平原の声は、尚哉に歪んで聞こえませんでした。

尚哉が嘘が分かるようになったのは飴を食べてから

潜在意識と子どもに言っても難しく、巫女でもある瑠衣子がお払いしに第四小学校に向かい、研究室には彰良と尚哉のふたり。
彰良はココアを勧めましたが、甘いものが苦手な尚哉はコーヒーを選びます。
尚哉は彰良に淹れて貰ったコーヒーを飲み、彰良のココアにはたっぷりのマシュマロが入っていました。

尚哉が提出したレポートについて、彰良はレポートの少年が尚哉と推察、何か食べていないか尚哉に尋ねます。
どこかに行って何かを食べるというのは、その共同体に属する意味があり、古事記の黄泉戸喫が正にそれ、イザナミは死者の国のものを食べたからその国の者となったのです。
少年が嘘を分かるようになったのも異界のものを食べることで、異界に足を踏み入れてしまったと彰良は解釈しました。
そして、尚哉が時々顔をしかめるのは、嘘が他の音に聞こえると彰良は考えていたのです。

すると、尚哉は彰良に全てを打ち明けます。
嘘を聞くと声が歪み、それは祭りに行き飴を食べてからでした。
祖父に3つの飴の中から1つ選べと言われた尚哉、りんご飴を選べば歩けなくなり、あんず飴を選べば言葉を失い、べっこう飴を選べば孤独になります。
子どもの頃の尚哉は孤独になる辛さが分からず、べっこう飴を選びました。
嘘が分かるようになってからも、それが孤独につながる理由が分かりませんでしたが、やがて気がつきます。
友だちはおろか親でさえ、嘘を見抜く人間に傍に居て欲しいとは思わないのです。

そんな尚哉を既に研究室の人間という彰良、尚哉が研究室のコーヒーを飲んだからでした。
そして、怪異を経験した人に初めて会った彰良は、尚哉を大歓迎します。

「やっと見つけた」
尚哉が研究室を後にしひとりになるとそう呟いた彰良の黒い瞳は、青色に変わるのでした。

2話のあらすじネタバレ

陸上部のホープに呪い?

清和大学キャンパス、大きな木を囲むようにいくつものベンチが配置され、陸上部のホープ・山崎綾音(山田杏奈)とその姉・琴子(金澤美穂)が1脚のベンチに座り、琴子が綾音の足をマッサージしていました。
琴子がマッサージを終えるとトレーニングシューズを綾音に渡し、そのシューズを綾音が履くと痛みを覚え、シューズの中から針が出てきたのです。
「私に任せて」
琴子が綾音にそう言うと綾音は練習に戻り、琴子がバッグを取りに行くと、いくつもの針が刺された藁人形が落ちていました。

翌日、深町尚哉(King & Prince:神宮寺勇太)は、コックリさんが怖くなくなった第四小学校の児童に替わり礼を言いに、民俗学の准教授・高槻彰良(Hey! Say! JUMP:伊野尾慧)の研究室を訪ねます。
彰良は『隣のハナシ』というサイトを運営しており、そのサイトにも先日の児童と思われる感謝のコメントが書き込まれていました。
このサイトには、時々怪異にまつわる相談が寄せられ、彰良は話を聞きに行くことがあり、その手助けをして欲しいと尚哉を助手にスカウトするのでした。

この日の3限目の授業は民俗学Ⅱ、鬼と雷様の講義が終わり、彰良が学生たちと談笑していると琴子が怪異の相談に訪れます。
快く引き受ける彰良は、通り掛かった尚哉を捕まえて了承もなく助手と紹介しました。

研究室で琴子の話を聞く彰良と尚哉、琴子は研究室に入るのが初めてで緊張していました。
綾音が呪われていると話す琴子でしたが、彰良は綾音にピンときません。
尚哉が高校の制服を着て金メダルを首にかけた綾音の写真をスマホで彰良に見せ、スポーツ推薦で入学した期待の新入生で有名人であることを教えました。

綾音は入学して2週間目、琴子が見学しにきた日、汗を拭おうとしたタオルに針が紛れており、頬を針で怪我してしまいます。
マネージャー・相沢香織(石川萌香)がゼッケンを縫いつけていた針で、香織は直ぐに謝罪。
こんなことがあってか、この日は綾音の記録が伸びませんでしたが、琴子は気にしていませんでした。
ところが、この日以来、綾音の記録が全く伸びなくなったのです。
そして、昨日、綾音のシューズの中から針、その上、藁人形までも、しかし、その藁人形を琴子は捨てていました。
怪異に興奮する彰良を制する尚哉、彰良は綾音から話を聞くことを望みましたが、綾音を不安にさせたくない琴子は断ります。
すると、彰良は尚哉に綾音のヒアリングに行かせることにしたのです。

助手に向く難波

校舎内の掲示板でアルバイトを探す綾音に、不自然に話しかける尚哉は綾音に警戒されてしまいます。
すると、救世主のように難波要一(須賀健太)が現れ、あっさりと綾音から必要なことを聞き出してしまいました。

綾音を呪っているのは身近な人?

琴子が藁人形を見つけたあたりで、大きな木を入念に確認する彰良に、尚哉が綾音のことを報告します。
綾音は1人親家庭で、琴子が働き家計を支えていましたが、それでは足りず、シューズや体のメンテナンスのために綾音はアルバイトを探していました。
綾音は不調の原因を知っており、上手くいかない理由が分からないと言った綾音の声が尚哉に歪んで聞こえたのです。
綾音が呪われていることを自覚していることから、彰良は身近な人間が呪っていると推察するのでした。

綾音に再び針、呪った犯人は陸上部員?

学食に尚哉が居ると、知らない女性が隣に座り「大仏くん」と尚哉に声を掛けます。
その女性は生方瑠衣子(岡田結実)、いつも化粧もせず寝ぐせの瑠衣子と知り尚哉は驚いてしまいました。
瑠衣子が大仏と呼んだのは、尚哉がいつも大仏のマグカップを使っているから、メイクするのは塾のアルバイトの日だけ、メイクには37分掛かり、その時間を研究に費やす方が良いので普段はメイクをしていませんでした。
そこへ、彰良が現れ尚哉の前に座り、テーブルを1台挟んだ向こうに、綾音、細木まりな(喜多乃愛)、夏目春(三浦里奈)、そして香織の4人が座っていました。
瑠衣子の調査によると、まりなは綾音と同じ中距離でライバル、春は綾音と奨学金を争い敗北、そして香織は怪我で断念した元選手でした。

綾音がドリンクを口にすると口の中から針が…。
彰良が綾音から針を貰うと、彰良はシューズの針の件について綾音に尋ねました。
しかし、綾音は何も答えず帰ろうとしてバッグを手にすると、いくつもの針が刺された藁人形が床に落ちたのでした。

まりな、春、そして香織の3人から話を聞く彰良、針の混入は琴子が綾音にべったりで不可能とまりなが否定。
呪いの可能性に彰良が言及しましたが、まりなは今の綾音なら勝てると思っており、春は親が会社を経営し奨学金の必要はなく、そして香織はサポートが向いていると思っており、みんな呪いを否定しました。
そんな3人から出た綾音を気遣うような言葉が全て歪んで聞こえ、尚哉は気を失いその場に倒れるのでした。

藁人形はただの人形

尚哉が気がつくと、研究室のソファーで横になっていました。
研究室からの帰り、尚哉がまりな、春、そして香織の3人について彰良に尋ねると、彰良は3人とも筋が通っており、綾音を呪うとは考えていませんでした。

翌日、琴子を研究室に招き、彰良は昨日のいくつもの針が刺さった藁人形を見せると、琴子が以前見た藁人形と同じでした。
藁人形を平然と触る瑠衣子に驚く琴子でしたが、瑠衣子は呪いの人形ではないと言います。

藁人形で人を呪うことを丑の刻参りと呼び、丑三つ時、午前2時から2時30分の間に白装束で頭に3本のろうそくを刺し、神社のご神木に呪う相手に見立てた藁人形を五寸釘で打ちます。
このように、人を呪うには厳密な作法があり、また琴子が藁人形を見つけたあたりに藁人形を打ちつけた痕跡はありませんでした。
今回の藁人形を作った者の目的は、呪いではなく怯えさせることだと彰良が琴子に告げると、琴子は不満そうな顔をするのでした。

キャンパス内のベンチに座っている彰良に、尚哉は図書館でコピーしてきた琴子が金メダルを取った記事を見せます。
琴子が首から下げているメダルは、綾音と同じメダル、琴子は24歳で高校を卒業したのは6年前、その前後大学新聞の記憶を辿る彰良、録画を再生するように記憶を辿る彰良の能力は、超記憶症候群あるいは瞬間記憶能力と呼ばれ12歳の時に身に着けました。
記憶をたどり終えた彰良は「だから初めてなんだ」と言うと、その場を立ち去るのでした。
その夜、佐々倉古書店に出向く尚哉、彰良と待ち合わせしている中、店主・佐々倉花江(和泉ちぬ)の息子で刑事・健司(吉沢悠)と出会います。
健司は彰良の幼馴染で、彰良は頼んでいた古書を健司から受け取りました。

怪異は解釈

翌日、彰良は琴子・綾音姉妹を研究室に招き、古書『視聴草』の一編、『奇病』について話して聞かせ、主人公・梅の気持ちが綾音に分かるか尋ね、「分からない」と答えた綾音の声が尚哉に歪んで聞こえました。

奇病
14歳の梅が松屋という薬屋で奉公していたある日、体のあちこちが痛み、痛いところを摩ると皮膚の下から針の先端が飛び出します。
治療しても効果はありませんでしたが、梅が家に戻ると痛みは消え、梅の母親はイタチが原因だと思いました。

怪異は現象と解釈で成り立ち、奇病は江戸時代の話、当時の人は針の先端が飛び出すという現象をイタチで理解したのです。
この奇病を現代人として解釈する彰良は、梅がイジメもしくは虐待されていると考えましたが、もう1つ別の可能性について言及、梅が奉公先から逃げ出すために自傷していた可能性です。

彰良は針も藁人形も綾音が用意したと推察、理由は梅と同じ逃げるためと琴子に告げます。
綾音は念願の大学進学が叶ったものの調子が出ず、夢を諦めた琴子がサポートしてくれているため、この説明のつかない事態を呪われていると解釈したのです。

シューズに針を入れられた時、琴子がつきっきりで誰かが針を入れる隙はなく、針を入れられたのは、琴子か綾音しかあり得ません。
そして、2回目に藁人形が見つかった時、琴子はその場に居ませんでした。

琴子が犠牲になっていると思い、それがプレッシャーになっていた綾音は、タオルに針が紛れていた時、調子が悪くても琴子は容認し、綾音は凄く楽に感じたのです。
犠牲になっていることを否定する琴子でしたが、彰良は疑義を唱えます。
藁人形が呪いではないと知った琴子は彰良に不満な顔を見せ、綾音の不調は呪いしかないと言わんばかり、琴子もまた解釈を求めていたのです。
琴子と綾音は互いに謝りましたが、「これからも応援して欲しい」と言った綾音の声と「ずっと応援する」と言った琴子の声が尚哉には歪んで聞こえました。

嘘も現象と解釈

神社の境内を行く彰良と尚哉、琴子・綾音姉妹の最後の言葉が尚哉に嘘に聞こえ彰良は喜びます。
嘘に聞こえたのは、綾音は琴子のプレッシャーを跳ね除ける決意をし、琴子は綾音への干渉をやめることにしたと彰良は解釈しました。
尚哉に現象と解釈という彰良は、「いつも失望する必要はない」と尚哉を励まします。
突然、カラスが飛び出し、驚く彰良はしゃがみ込み、彰良を心配して駆け寄る尚哉に鳥が苦手という彰良の瞳はブルーでした。
気を取り直して先を行く彰良の後を追いかける尚哉、そんなふたりを謎の男がタブレットを使いカメラに収めていました。

3話のあらすじネタバレ

鬼に襲われた男?酒井村鬼伝説

講義が終わり難波要一(須賀健太)と伏木に次の連休の予定を尋ねられる深町尚哉(King & Prince:神宮寺勇太)。
難波たちは旅行を予定しており、尚哉を誘ってくれたのですが断りました。
難波たちと別れた尚哉に母親からスマホにメッセージが届き、連休の予定を尋ねるものでしたが尚哉はやはり断ります。
すると、民俗学の准教授・高槻彰良(Hey! Say! JUMP:伊野尾慧)からもメッセージが届き、連休中のアルバイトの誘いでした。

研究室に出向いた尚哉は、動画サイト『MyTube』に投稿された『酒井村 鬼を撮影』と題した動画を見せられ、その真偽を彰良に尋ねられます。
動画には鬼に襲われたという男の姿が映っており、撮影者はその後行方不明、尚哉には動画の音声が歪んで聞こえず、彰良は動画が本物だと喜びました。
彰良の運営するサイト『隣のハナシ』に、昨日、相談が寄せられ、この投稿者不明の動画のために役場に問い合わせが殺到し困っているというのです。
『おに』とは『おぬ』が転じたもので、おぬとはこの世に在らざるもの、酒井集落には村を襲ったという鬼を退治した伝承があり、彰良は酒井に鬼が居るかもしれないと心躍らせるのでした。

洞窟から頭蓋骨

境別駅に着いた彰良に生方瑠衣子(岡田結実)、そして尚哉の一行、酒井までかなりありましたが、彰良はハイキングがてら酒井に向かうと役場の迎えを断っていました。
酒井集落を眼下に見下ろす一行、集落の向こうには富士山が見えました。

酒井に辿り着いた彰良たちを、酒井村役場職員・山村肇(冨田佳輔)が出迎え村を案内します。
村の家々には藁に包んだ豆が吊るされ、これは魔除けを意味し、この村では豆を撒くのではなく節分の日に北東の方角に吊るすのが伝統でした。
節分とは季節の分かれ目、立春・立夏・立秋・立冬の前の日を指し、今日は立夏、節分の行事は立春に1回だけ行うのが一般的でしたが、酒井では年4回、全て行っていました。

ある家で豆の入った藁が引き千切られていることに気づく彰良、昨夜、この家を含め5軒、役場に豆が食い散らされたと報告があり、しかも妙な足跡もあったのです。
鬼が居たと云われる大江山の鬼の足跡に似ていましたが、大江山では足跡が岩に残っていました。
彰良は足跡に興味を示さず、動画に映っていた祠へ急ぎます。

洞窟を見渡す彰良、山村はこの村の出身で、若い人たちは村に残りたがらず、こんな山の中に住みたいとは思わないという山村の声が、尚哉には歪んで聞こえました。
すると、悲鳴と共に洞窟の奥から飛び出してきた難波たちと遭遇、難波は鬼の頭蓋骨を見たと言います。

彰良が洞窟の奥に駆け込むと、今朝の地震で祠が倒れており、難波の言った通り頭蓋骨が地面に転がっていました。
頭蓋骨の額には穴が開き、伝承では村を襲った鬼は1本角、しかし彰良は瑠衣子に警察への通報を要請、人の骨だったのです。

祠を代々守る鬼頭家

警察が駆けつけ洞窟周辺を封鎖、すると代々祠を管理する鬼頭家の当主・鬼頭正嗣(久保酎吉)とその息子・正臣の妻・実和子(奥村佳恵)が駆けつけました。
「鬼神様を祠に戻せ!」
正嗣は語気を荒げ警察に訴えましたが、人の骨の可能性がある以上、鑑定するまで返せませんでした。
彰良は正嗣に鬼神様の伝承について尋ねようとしたものの取り合ってもらえず、すると幼い正也を抱きかかえる実和子が教えると自ら申して出くれたのです。

鬼頭家に代々伝わる鬼の伝承

鬼頭家の屋敷に招かれ、囲炉裏を囲む彰良たち、実和子は正也を寝かしつけていました。
猟銃を食い入るように見つめる尚哉、猟銃は鹿を撃つためのもので、この辺りの畑は鹿によく荒らされるのです。
立派な家に感心する彰良、鬼頭家は昔、金貸しをしており、年配の人の中には鬼頭家を人喰いと呼ぶ者もいましたが、現在は裏の畑でとれる野菜を売ったり、東京に出た正臣の仕送りで凌いでいました。
昨年、正嗣の妻が他界、実和子は足の悪い正嗣をひとりにしておけず、正也を連れて鬼頭家に移り住むようになったのです。
彰良が茶箪笥に飾られた正臣の写真を手にすると、正也を寝かしつけた実和子が現れました。

遠い昔、酒井が境と呼ばれていた頃、額に大きな角が1本生えた鬼が村を襲いました。
鬼頭家の先祖は、鬼を家に招き酒とご馳走で歓待、鬼が寝入った隙に石臼で角を折って弱らせると、首を刎ねて鬼を殺したのです。
鬼が蘇ることを恐れた先祖は、地震でできた洞窟に祠を建て鬼の首を祀ると、鬼頭という姓を名乗り、末代まで祠を守り続けると鬼に誓いました。
鬼神様を祀った後、鬼頭家は成功を収め、その財産を村人に貸し与えたおかげで村が豊かになったと言い伝えられていました。
人喰いと呼ばれることについては、金貸しの頃に返さなかった者から恨みを買ったのだと、正嗣は実和子に教えていたのでした。

実和子が嘘!

鬼頭家を出た彰良と山村、山村は豆の調査に急ごうとしましたが彰良は断りました。
豆を食い散らしたのは人、豆を食べる鬼も居なくはありませんが、問題は足跡の傍にあった柊、尖った葉が目を潰し鬼は柊だけは避けるのです。
鬼騒動は村興しのために山村が仕組んだもの、山村は誰も村に住みたがらないと言っていましたが、山村はこの村を愛していました。
しかし、騒動の発端、動画は山村の仕業ではありませんでした。

一方、片づけを手伝う瑠衣子は、美しい実和子とかわいい正也と離れて住んでいる正臣が、心配して頻繁に戻って来るのではと実和子に尋ねました。
仕事が忙しく今年になって1度も戻ってないと答える実和子の声が、尚哉には歪んで聞こえたのでした。

実和子に正臣の連絡先を尋ねる彰良、あの動画は正臣が投稿したもので、正臣は子どもの頃、鬼を見たと言っていたのです。
鬼頭家を後にする彰良は、東京で正臣に会うのを楽しみにします。

正臣は消息不明、正臣に会うなら酒井

連休明け、尚哉はキャンパスで難波に会います。
いつもひとりで居る尚哉を心配していた難波は、彰良たちと楽しそうにしているのを見て安心していました。
そして、難波の言う言葉に嘘はありませんでした。

研究室に出向く尚哉、彰良は講義があり正臣を訪ねられず、代わりに瑠衣子が正臣のもとに行っていました。
すると、報告がてらコーヒーを飲みに刑事・佐々倉健司(吉沢悠)が研究室に立ち寄ります。
見つかった頭蓋骨は確かに人骨でしたが、200年以上前、江戸時代のもので額の穴は鈍器で殴られた跡でした。
そこへ、瑠衣子から彰良のスマホに電話、正臣は不在で1カ月以上前から消息不明、経営する会社は破産寸前だったのです。
日が傾き始め、尚哉は実和子が嘘を言っていたことを彰良に告げ、彰良が記憶を辿り正臣に会うために酒井へ戻ることにしました。
翌日、彰良と尚哉は佐々倉古書店に集合、健二が車を出してくれることになっていたのです。

彰良の背中に秘密

健二に上司からスマホに電話があり、健二が近所の農家から借りてきた脚立を持って彰良と尚哉はふたりで先に洞窟に入ります。
彰良が脚立を洞窟の岩場にかけ脚立に上ったその時、1発の銃声が響き何羽ものカラスが飛び立ちます。
カラスを見て意識を失った彰良が脚立から落下、尚哉が彰良を背負い洞窟を出たところへ、健二が戻ってきました。
健二が尚哉に代わって彰良を背負うと、まるで2枚の羽根をもぎ取ったかのような背中の痕が、彰良の濡れたシャツ越しに透けて見え、尚哉が驚きます。
健二は慌てて着ていたジャケットを脱ぐと、彰良の背中にかけて隠しました。
そこへ、余所者を毛嫌いする正嗣が激怒し現れたのです。

正嗣は銃声が原因と知り、尚哉に健二、そして彰良を鬼頭家に泊めることにします。
彰良は夜になっても意識が戻らず、健二が見守っていました。
尚哉は健二に彰良の背中のことを尋ねましたが、教えてもらえず見たことも彰良に明かすなと口止めされるのでした。

鬼退治、鬼神様は六部

尚哉が目覚めると、彰良が起きていました。
彰良のスマホには瑠衣子からメールが届き、瑠衣子によると、正臣は鬼伝説のゲームを開発、このゲームが売れれば会社が持ち直し、そのため正臣はいろいろと宣伝工作をしていたのです。

外には雨が降り、正嗣は縁側に座っていました。
彰良は正嗣に昨夜の礼を言うと、祠の鬼神様の正体を暴きます。
鬼神様として祀られていたのは六部、全国を巡礼する僧侶のこと。
全国を旅する六部は路銀を持ち、そんな六部の隙を見て殺害し金品を奪うというのは、江戸時代の貧しい村では割とあることでした。
江戸時代に全国を旅する旅人が1人居なくなっても、今の時代とは違い誰も気づきません。
それが盗賊やならず者なら尚更、村に災いをもたらす余所者は鬼、そんな鬼の殺しを請け負っていたのが鬼頭家、村を救っていたにもかかわらず人喰いと忌み嫌われる所以でした。

先祖の罪に縛られる鬼頭家、消息不明の正臣はどこに?

遠い昔の話でしたが、塚の中に1つだけ真新しいものがありました。
健二が雨の中、眼鏡を持って戻ります。
この眼鏡は正臣のもの、正臣が酒井に戻ったと知った彰良は、洞窟に違和感があったのを思い出し記憶を巻き戻すと岩場に眼鏡があったのです。
眼鏡があったのは洞窟の裂け目から正臣が落下したため、そして真新しい塚は正臣のもの。

話を実和子に聞かれた正嗣は慌てて駆け出し、猟銃を自らの首に突きつけます。
正臣を殺したという正嗣の声が、尚哉には歪んで聞こえました。
引き金を引こうとする正嗣を彰良たちが止めに入り、銃弾は正嗣の頬をかすめただけで済みます。

裂け目付近には足の悪い正嗣が使用している杖の跡はなく、正嗣が突き落としたような痕跡はありません。
正臣は宣伝のために動画を撮影しに来て、自ら転落したのです。
鬼神様をいつものように拝みに来た正嗣が正臣の遺体を発見、実和子が悲しむと思い正臣が洞窟に埋めたのでした。

実和子は正也を寝かしつけている時、正臣が来たことを薄々気づていました。
ところが、その日以来、正臣と連絡がつかなくなり、正嗣は様子がおかしくなったのでした。

佐々倉古書店に彰良に尚哉、そして健二の3人、正臣の遺体は彰良の予想通り真新しい塚の下から発見されました。
瑠衣子の調査によると、正臣は正嗣を東京に呼び寄せようとしていましたが、正嗣は鬼神様を理由に拒んでいました。
先祖の過去の罪が鬼頭家を縛り続けていたのです。

夜、自宅アパートに帰宅した尚哉はめまいがして、その場に倒れるのでした。

4話のあらすじネタバレ

霊感女優

サスペンスホラーの新作映画『館』、現在、制作中のこの映画は豪奢な洋館で撮影されていました。
主演女優・藤谷更紗(市川由衣)が撮影中に階段から転落、体を引っ張られたという更紗でしたが、更紗の傍には誰も居ませんでした。
ところが、更紗は白い服を着た女性の腕が見えたと言い……。

体調を崩した深町尚哉(King & Prince:神宮寺勇太)は大学を休み、自宅アパートで寝ていました。
講義を欠席した尚哉を心配する民俗学の准教授・高槻彰良(Hey! Say! JUMP:伊野尾慧)は、尚哉を見舞いお粥を作って食べさせるのでした。

週が明け、体調が良くなった尚哉が大学に登校、尚哉を見かけた難波要一(須賀健太)がキャンパスで声を掛けてきました。
この日はバラエティー番組の撮影が大学であり更紗と彰良が対談、見学できるよう尚哉に頼みにきたのです。
更紗のファンではないという難波でしたが、尚哉には難波の声が歪んで聞こえます。
最近、更紗はバラエティー番組で幽霊が見える『霊感女優』として話題で、難波は怪異を好む彰良との対談が気になっていたのです。

一方、彰良がテレビに出演すると知り、刑事・佐々倉健司(吉沢悠)が彰良を心配し研究室を訪ねていました。
健司は彰良の過去を知る人間が彰良に気づくことを恐れていましたが、当時、彰良は12歳、誰も気づかないという彰良。
例え気づかれたとしても、「探している答えが見つかるなら危険を冒すべき」彰良はそう考えていました。

「私は幽霊を見たことがあるんです」
対談中に言った更紗のこの言葉は事実、尚哉には更紗の声が歪んで聞こえなかったのです。
対談が終わり、相談があるという更紗をマネージャー・宮原晴子(馬渕英里何)と共に彰良が研究室に招きます。
霊感女優と呼ばれて困るという宮原でしたが、尚哉には宮原の声が歪んで聞こえました。
撮影中の映画で怪奇現象が頻発していると訴える更紗、しかし更紗が説明する怪奇現象は全て嘘、気分が悪くなった尚哉は研究室を後にします。
更紗は怪奇現象の原因究明を彰良に依頼し、彰良は快く引き受けるのでした。

中耳炎で孤独の呪いから解放?

耳鳴りがする尚哉は、大学からの帰り耳鼻咽喉科クリニック『奥野医院』に立ち寄ります。
受診した結果、尚哉は中耳炎、中耳炎が子どもの病気という認識でいた尚哉でしたが、大人でも風邪をこじらせたりすると中耳炎になることがあるりました。

治療を終え帰宅した尚哉のもとに母親から電話があり、「尚哉が居ないと寂しくて」と言った母親の言葉が歪んで聞こえたことを思い出す尚哉、ところが今日の電話で同じことを言った母親の声が、歪んで聞こえなかったのです。
翌日、尚哉は誰の声も歪んで聞こえず、べっこう飴を食べて以来、初めて呪いから解放されたのでした。

嘘が見抜けない尚哉は不要?

翌日、撮影現場である洋館に集合する彰良に尚哉、大学院生・生方瑠衣子(岡田結実)、そして難波、4人は制作見習い・田辺純(北澤響)の案内でスタッフから怪奇現象の説明を受けました。
説明中に席を外した尚哉の姿が見えなくなり捜していた難波でしたが、更紗の姿を見るなり更紗のデビュー作『森で眠る』のパンフレットを出しサインを貰います。
快くサインに応じる更紗でしたが、難波が森で眠るが一番好きと言うと少し嫌な顔をしたのでした。

尚哉は、誰にも何も言わずに撮影現場を去っていました。
尚哉を心配する彰良からのメールがスマホに届いたものの、尚哉は無視します。
尚哉はショーウィンドーに飾られたコーヒーカップを見て、彰良が見舞いに来た時、研究室に尚哉用のカップを置いておくよう言ったのを思い出しました。
尚哉が研究室で使っているカップは来客用で、彰良は尚哉が客ではないと認識、ところが呪いから解放された尚哉は嘘が見抜けず、もう彰良の役に立たないと思っていたのでした。

彰良の過去に何が?

一方、撮影現場を後にした彰良は佐々倉古書店に居ました。
そこへ、高槻家の秘書・黒木(夙川アトム)が現れ、目立つ行動を控えるよう彰良に警告、館の公式SNSに彰良の写真が掲載されていました。
しかも、彰良の父は先日のテレビ出演も知っており、彰良が目立つことで彰良の過去を掘り返されることを彰良の父は嫌っていたのでした。

撮影現場で起きる怪奇現象の真相とは?

翌日、彰良と尚哉は再び撮影現場である洋館を訪れます。
撮影中に2階のテラスに白いドレスの幽霊が現れ撮影を中断、スタッフたちが2階に駆けつけました。
2階に現れた彰良は、今回の怪奇現象を仕掛けたのがスタッフたちであることを暴きます。
完全記憶の持ち主である彰良は見たもの全てを記憶、撮影していた庭から駆けつけたスタッフは6人、ところが2階には7人のスタッフ、幽霊を演じていたのは庭に居なかった小道具・和田俊樹(篠崎大悟)でした。
しかし、和田は幽霊であることは認めたものの、これまでの怪奇現象は事実だと言い張るのです。

彰良は1階に関係者を集めると、これまでの怪奇現象も偽物であることを暴きました。
和田が昨日、彰良に語った女優が亡くなった事故、健司に調べて貰った結果、事故の記録はありませんでした。
録音された女性のすすり泣きの声を聞かせてくれた録音部・浜村雅文(阪田マサノブ)は、今回の撮影現場での怪奇現象について語る時は歯切れが悪いものの、別の撮影現場での話は饒舌に語りました。
彰良は、浜村が嘘が苦手なことを直ぐに見破っていたのです。
監督・佐竹達也(時任勇気)は何も知らず、スタッフが映画の邪魔をしたと憤りましたが、それは逆でスタッフは映画の成功を願っていました。
今回の怪奇現象の仕掛け人は更紗、森で眠る以上の主演作を更紗は熱望、更紗の本気を感じた7人のスタッフは更紗に協力したのです。

更紗は31歳、霊感女優と持て囃されチャンスなのは確かでしたが、分かれ目でもありました。
30歳を超えたからこそ、出来ることがあるにもかかわらず、周りが森で眠るをピークに勝手に限界を押しつけていたのです。
落ち目と言われもがいていた更紗が、霊が見えると言っただけで注目を浴び、更紗はチャンスととらえたのでした。
絶対に映画を成功させるという更紗は佐竹に頭を下げ、「このまま騙されていて下さい」と懇願し、佐竹は撮影の続行を決意しました。

更紗は最後にテレビで霊が見えたのは、事実であることを彰良に告げます。
子どもの頃、祖母の霊を見たのです。

助手を辞める!彰良は尚哉の意志を尊重

撮影現場からの帰り、能力を失った尚哉は助手を辞めることを彰良に申し出ます。
彰良は能力の有無にかかわらず尚哉が良いと言いましたが、強く引き留めることはせず尚哉の意志を尊重するのでした。

5話のあらすじネタバレ

不幸の手紙

災難続きの難波要一(須賀健太)が『不幸の手紙』を差し出し、キャンパスに居た深町尚哉(King & Prince:神宮寺勇太)に助けを求めます。
不幸の手紙を受け取る訳にもいかず、尚哉は難波を連れて高槻彰良(Hey! Say! JUMP:伊野尾慧)の研究室に相談に行きます。

不幸の手紙は文面を変えずに3日以内に5人に送らなければ不幸になるという典型的な内容、難波は今日、不幸の手紙が鞄に入っていることに気づき、思い返すと水曜日から災難が続いていました。
彰良は難波が呪われていると確信し大喜び、尚哉に制止され落ち着きを取り戻すとお祓いをします。
昔から穢れを祓うには人型に肩代わりさせてきたという彰良は、難波に5通の不幸の手紙を書かせました。
ところが、彰良が紙を切り抜いて用意した人型は4体、残りは怪異を体験したい彰良が受け取ることにします。
難波は人型の太郎、次郎、三郎、四郎、そして彰良、不幸の手紙にそれぞれ宛名を書いて出しました。
難波は彰良を心配しつつ礼を言い、研究室を後にするのでした。

黒髪切

彰良が運営するサイト『隣のハナシ』に相談が寄せられ、この後、相談者に会う予定の彰良は尚哉を誘ったものの、尚哉は役に立たないと断り帰宅しました。

相談に研究室を訪れたのは桂木奈々子(鞘師里保)、彰良と生方瑠衣子(岡田結実)が応対します。
奈々子は九州出身で実家の店を手伝っていましたが、声優の夢を諦め切れずに父親の反対を押し切り今年上京しました。
飛び出すように家を出て東京の家賃の高さに驚き、予算に合うアパートが昔、妖怪・黒髪切が出たというアパートだったのです。
黒髪切は日本全国に出没した記録が残っており、東京では番町・下谷・小日向に出没、家賃が安いといわれたのは下谷と呼ばれた台東区の下町、奈々子が住んでいたアパートは、その台東区にありました。
『山口不動産』の店主・山口哲夫(蛍雪次朗)は「朝、起きたら布団の上に髪が散らばってたなんて話も聞くから」と勧めなかったものの、奈々子はそのアパートに決めたのです。
すると、夜中に金縛りにあうようになり、何度引っ越しても恐怖体験は続き、奈々子は妖怪に憑りつかれたのではないかと思うようになりました。

調査を引き受けた彰良は、瑠衣子と共に早速、山口不動産を訪ねます。
哲夫は奈々子の母親と同郷で、母親が奈々子に哲夫を頼るように言い、奈々子は山口不動産の世話になるようになりました。
奈々子は5回引っ越しており全て山口不動産が紹介、彰良と瑠衣子は哲夫の息子・山口雅史(金井浩人)に最初のアパートを案内して貰います。
既に新しい入居者がおり部屋には入れませんでしたが、雅史によるとその入居者が恐怖体験をしたというようなクレームはありませんでした。

彰良が階段から転落、健司に秘密を明かす尚哉

恐怖体験の原因が奈々子自身か、それとも現在住んでいるマンションの部屋にあるのか確かめるため、彰良は奈々子の部屋に泊まることにしました。
奈々子が山口不動産から借りた合鍵を玄関先で預かると、彰良は奈々子と部屋に入ります。
この部屋での恐怖体験は鏡の場所が移動していたこと、この部屋は角部屋で声を出す練習には適しており奈々子は引っ越したくないと考えていました。

彰良は19時17分から録画を始め時間を潰すために読書をし、そして21時50分頃、物音がして玄関から外に出ると濡れた黒髪が落ちていました。
奈々子のマンションに向かう瑠衣子は何者かとすれ違い、見上げるとマンションの階段の踊り場に彰良の姿が見え呼びかけようとしたその時、彰良は階段から転落するのでした。

病院を拒む彰良は痛み止めを飲み研究室のソファーに眠り、そこへ尚哉が駆けつけます。
瑠衣子によると彰良の傍には誰もいなかったにもかかわらず、彰良は何かを避けるようにして階段から転落、瑠衣子は怪異を疑っていました。
瑠衣子と入れ替わりに佐々倉健司(吉沢悠)が駆けつけ、不幸の手紙の呪いにしろ何者かの仕業にしろ突き止めたいという尚哉でしたが、危険すぎると健司は反対します。
そんな健司に、専門的な知識も力もないという尚哉は、人が嘘をつくと声が歪んで聞こえることを明かすのでした。

山口さんと山口不動産さん

翌日、尚哉は難波に協力してもらい山口不動産を訪ねましたが、哲夫の声は歪んで聞こえませんでした。
彰良は『佐々倉古書店』に尚哉を呼び出し、持ち帰った黒髪にマッチで火をつけ、人工毛の特徴的な縮れ方であることから、何者かが偽の怪異を仕掛けていることを示唆します。
その何者かが尚哉に危害を加える恐れがあり、彰良は尚哉を心配していたのでした。
尚哉が協力しようとして哲夫と話してくれたことに彰良は感謝しましたが、尚哉が話したという山口不動産の人は雅史でした。
この時、彰良は、奈々子が『山口さん』と『山口不動産さん』と使い分けていたことを思い出しました。

尚哉はキャンパスで難波を見かけ、先日の礼をを言います。
難波は哲夫が奈々子の父親の友人と認識、しかし尚哉が先日見た瑠衣子の取材ノートには哲夫は奈々子の母親の知人となっていたのです。
尚哉は怪異の原因を突き止めために健司に連絡し山口不動産に向かいます。
すると、山口不動産の近くで彰良が待っていました。
山口不動産に行くことを、健司が彰良に伝えていたのです。
そして、奈々子も駆けつけ、3人は山口不動産へ……。

偽の怪異は親心と恋心

黒髪切の話は奈々子を怖がらせ九州に返すためと尚哉は哲夫を追求、違うと言った哲夫の声が歪んで聞こえ、失っていた尚哉の能力が戻ります。
雅史も夢を追いかけ家を出ていた時期があり、奈々子の父親と話が合った哲夫は黒髪切の話をして奈々子を脅かしたのです。

ところが、哲夫は偽の怪異は起こしていませんでした。
怪異を起こして困るのは物件を扱っている山口不動産だからで、哲夫が雅史に同意を求め困るという雅史の声が尚哉には歪んで聞こえます。
奈々子は哲夫を山口さんと呼び、雅史を山口不動産さんと呼ぶ、合鍵を貸してくれた人を奈々子は山口不動産さんと呼んでおり、あの日、雅史がマンションに来ていたのです。
マンションの部屋の前で鍵を預かり奈々子と親しく話す彰良を雅史は目撃し、引き離そうとして怪異を起こしました。

しかし、金縛りは雅史に起こせません。
奈々子の金縛りは、慣れない東京暮らしの上、年下の養成所仲間と緊張の毎日を送り、緊張・ストレス・不規則な睡眠、それらが原因の睡眠麻痺が金縛りの正体でした。
金縛りだと思う奈々子は引っ越しを決意し山口不動産に訪れ、この時、雅史は怪異を起こせば奈々子に会えると気づきます。
奈々子の部屋は引っ越すたびに声を出すのに適した物件に変わっていき、今では奈々子が引っ越したくないと思うほど。
初めは奈々子に会いたい一心の雅史でしたが、いつしか奈々子の夢を応援したいと思うようになったのです。
鏡が移動した原因は収斂火災、奈々子の部屋の鏡には拡大鏡がついており太陽光の光を集め小火が起きていました。
管理物件の掃除もしている雅史は小火に気づき合鍵で部屋に入り火を消し止め、鏡を移動したのでした。

山口不動産からの帰り、尚哉が階段から転落した理由を彰良に尋ね、「僕が悪い」とだけ彰良は答えます。
雅史を追っていた時、彰良の瞳は青く変わり、瑠衣子に気づいた彰良は腕で目を覆い隠し、その時、階段を踏み外したのでした。

不幸の手紙は幸運の手紙?

研究室に尚哉と難波を招いた彰良は、不幸の手紙を解決します。
1922年、幸運の手紙は新聞に載るほどの騒ぎになり、最終的には警察の取り締まりの対象になります。
しかし、幸運の手紙は少しずつ文面を変えながら生き残り、いつしか文面から幸運の文言が抜け落ち、不幸の文言だけが残ったのです。

不幸の手紙は呪いを媒介、悪いことが起きると人はその原因を求め、説明をつけるのが呪いというシステム。
呪いだと考え始めると人はネガティブ思考に陥り、何をやっても普段より上手くいかず、結果、自分を自分で呪いにかけてしまうのでした。

難波は不幸の手紙の差出人を知っていました。
知らないうちに鞄に不幸の手紙が入っていたという難波でしたが、災難に見舞われ始めたのは水曜日からと明言していたのです。
家庭教師のアルバイトで小学4年生の女の子を教えている難波、その女の子は難波を慕っており、そのことを知っていたにもかかわらず、彼女ができて浮かれていた難波は彼女ができたことを話してしまったのでした。
呪いを恐れる必要がなくなった難波は、研究室を後にします。

佐々倉古書店でごはんをご馳走になることにした彰良と尚哉、途中、尚哉は研究室に置くためのマグカップを買いに立ち寄り、そこで彰良は天狗様にお世話になったという知人女性と出くわすのでした。

6話のあらすじネタバレ

図書館のマリエさん

「次は700-3-27-256」
難波要一(須賀健太)の恋人・谷村愛美(吉田あかり)にスマホで見せられた画像の数字を声に出して読み上げる深町尚哉(King & Prince:神宮寺勇太)。
難波は尚哉が呪われたかもしれないと言い、尚哉と難波は准教授・高槻彰良(Hey! Say! JUMP:伊野尾慧)の研究室を訪ねます。

『図書館のマリエさん』、昨日、愛美が中学生の妹・柚香(平澤宏々路)に友だちが呪われたかもしれないと相談を受け、その呪いを解くには暗号の解読が必要でした。
しかし、難波も愛美も暗号が解読できず、尚哉に数字を見せたところ何も知らずに読み上げてしまったのです。

彰良は難波と『佐々倉古書店』で、愛美と柚香、そしてその呪われた友だち・本橋美弥(横溝菜帆)に会い話を聞きます。
『東京西部中央図書館』の近くに信号のない横断歩道があり、昨日、美弥がその横断歩道を渡ろうとした時、黄色いワンピースを着た高校生ぐらいの少女を見かけ、次の瞬間、大型トラックに轢かれかけました。
美弥がこの話を柚香にしたところ、柚香は図書館のマリエさんの呪いだと思ったのです。

一方、生方瑠衣子(岡田結実)は用があると出かけ、呪われてるかもしれない尚哉は留守番で研究室にひとり。
とあるファイルが気になり尚哉が開くと、誘拐事件の新聞記事がスクラップされており、誘拐されたのは12歳の頃の彰良でした。
丁度そこへ、疲れた様子の難波が戻って来たのでした。

都市伝説誕生の瞬間?

マリエさんの呪いは3パターン

  1. 呪われて3日後に死ぬ、但し暗号を解けば助かるという柚香が部活の先輩に聞いた話
  2. 呪われた後、図書館へ行くと異世界に連れて行かれるが、3日以内に暗号を解けば助かるという美弥がクラスの友だちに聞いた話
  3. 3日以内に暗号を忘れないと、マリエさんに殺されるという部活の先輩の友だちの話

3つ目だけは暗号を忘れることになっており、これに似た『紫鏡』という都市伝説がありました。
20歳まで紫鏡という言葉を覚えていると死んでしまうと云われており、その理由として20歳で事故死した女性の鏡という説がありました。
3つ目のマリエさんの呪いは、その紫鏡を知る者の創作だと彰良は考えます。
都市伝説は噂が広がる中でより面白くより怖く創作されることが多く、マリエさんの呪いは生まれてから日が浅いために話の体裁が整っておらず、彰良は都市伝説誕生の瞬間に立ち会うことに興奮していました。
しかし、呪いがないとは言い切れず、話が生まれるにはその土台となる話があり、そこに怪異が潜んでいる可能性があるのです。

暗号解読は困難?

図書館に行き、彰良は暗号解読、尚哉と難波はマリエさんについての聞き込み、ところが職員に聞いてもマリエさんは知らず、暗号も解けませんでした。
暗号の数字は図書館で使う本の分類番号、700-3-27-256の700は美術の区分を指し、3は棚から何段目、27は端から数えて何冊目、そして最後の256は次の本に暗号が書かれているページ数を意味していました。
2冊目は見つかったものの3冊目が見つかりません。
暗号が書かれたのが何年も前なら、紛失や廃棄の可能性もあり見つけようがないのです。

マリエさんは喜多嶋茉莉江

調査に出かけていた瑠衣子から連絡があり、15年前、夏休み最後の日に女子高生・喜多嶋茉莉江が図書館に行く途中、美弥が轢かれかけた横断歩道で妊婦を庇って事故死していました。
亡くなった茉莉江の同級生の話では、茉莉江には雪村という親友がいました。
彰良は図書館のおすすめ本コーナーに、『ダークブルーな夜』を勧める推薦文の中に『雪村』という名があったのを思い出します。

数字はいたずら?都市伝説に隠された秘話

美弥が数字を読み上げてから3日目、今日がタイムリミット、彰良は図書館で働く雪村桃子(松本若菜)から美弥たちと話を聞きますが、マリエさんを知らないという桃子の声が歪んで聞こえる尚哉。
立ち去ろうとする桃子に、何でも良いからと縋る柚香でしたが何も教えてもらえず、美弥が諦めると柚香はこれからも一緒と数字を読み上げました。
桃子と茉莉江のように美弥と柚香は親友という彰良は、『喜多嶋茉莉江』のことを教えて欲しいと桃子を説得。
すると、桃子は、呪いではないと茉莉江のことを話し始めました。

高校2年生の時、茉莉江は後輩の男子から告白され、茉莉江が返事を保留するとその男子は毎日、茉莉江に好きと言い続け、茉莉江は夏休みの直前に返事をすると決めます。
その男子に自分と同じくらい本を好きになって欲しい茉莉江は、夏休みいっぱいを期限に図書館の本に書いた暗号を解読すれば告白の返事をすると言ったのです。
しかし、茉莉江は返事をすることなく夏休みが明ける前に亡くなり、男子が暗号を解読できたかは桃子にも分かりませんでした。
桃子も暗号のことは忘れており、昨年、図書館に異動し暗号を見つけたのです。
ある女子生徒が本の落書きを見つけ、桃子はそれが茉莉江の字だと直ぐに分かり、茉莉江が亡くなる直前に書いたものだから消さないで欲しいとその女子生徒に頼みました。

桃子は暗号を書いた最初の1冊、ダークブルーな夜にしか茉莉江に聞いておらず、呪いの切っ掛けとなったのは2冊目。
その2冊目には「90-8-2-14-205」、文学の双書、選書、全集の何かと彰良は推察、桃子は修繕のために書庫に入っている全集を思い出すのでした。

暗号に隠された告白の返事

茉莉江のお気に入りの席に座る桃子、その隣に座っている彰良の席が桃子の定位置でした。
暗号が変になったと美弥と柚香が本を持って駆けつけ、書かれている暗号は「9-1-1700-1F-NEWS」、Wの文字が丸で囲まれていました。
最後の暗号という彰良は、「9月1日17時1階の西で会いましょう」と解読します。
2学期最初の日に返事をすると思った美弥と柚香でしたが、茉莉江は既に返事をしていました。
暗号が書かれた本のタイトルの頭文字は「ダ」、「イ」、「ス」、「キ」、「デ」、「す」

茉莉江の返事は「大好きです」、そして彰良は男子の答えも見つけていました。
「僕もずっと大好きです 2006.9.1」、置時計が置かれていたテーブルを避けると壁に記されていました。
男子は、暗号を解読し待ち合わせ場所に来ていたのです。

彰良と尚哉を図書館の外まで見送る桃子の、呪いが消えて良かったという声が尚哉に歪んで聞こえたのでした。

忘れられることのない茉莉江、美弥と茉莉江に繋がり?

佐々倉古書店に彰良と尚哉、佐々倉健司(吉沢悠)が、歪んで聞こえる尚哉の耳のことを知っており、彰良は自ら尚哉が健司に教えたことを喜びます。
そしてその夜、彰良は再び図書館の桃子のもとを訪ねました。
桃子は来月、結婚を予定しており図書館も辞めます。
茉莉江のことを覚えている人が居なくなることを危惧する桃子は、呪いが消えて欲しくありませんでした。
そんな桃子に、茉莉江のことを覚えているのは桃子だけではないという彰良。
マリエさんが黄色いワンピースを着ているとは誰も言っていないにもかかわらず、美弥だけは黄色いワンピースの少女を見たと言っていました。
健司に調べて貰った結果、美弥は茉莉江が助けた妊婦の娘だったのです。
美弥は月に一度、事故現場に寄り手を合わせてから家に帰ることにしていました。
美弥とその母親は、救ってくれた茉莉江のことを忘れないようにしていたのです。
事故に遭いかけた時も美弥は黄色いワンピースの少女に気を取られ、そのお陰で助かったのです。
図書館のマリエさんのことを怖い幽霊ではなく、優しくてみんなを守ってくれる少女であることを広めると美弥は桃子に約束するのでした。

青い瞳

研究室に向かい校舎の階段を上る彰良と尚哉、健司に調べて貰ったのはもう1点、美弥が事故に遭い掛けた日の防犯カメラ映像、美弥は茉莉江を見たのではなく、現実に黄色いワンピースを着た少女が通り掛かっていたのです。

研究室に戻った彰良をクラッカーで出迎える瑠衣子、難波、愛美、そして健司、今日は彰良の誕生日。
尚哉が大勢の人と騒ぐのは小学生以来、次のサプライズは尚哉という彰良は尚哉のことを大切な友だちと言います。
トイレに行くと言って席を外す尚哉は、研究室を出て階段に座っていました。
すると、秘書・黒木(夙川アトム)が、彰良の父から預かった誕生日プレゼントを彰良に渡そうとするところに遭遇、しかし別に用があるはずという彰良は受け取りません。
彰良の父のもとを、先日、彰良が会った天狗様にお世話になったという知人女性・霧島が訪ねていました。
彰良は、霧島に夫以外の若い男性と当時ドライブしていたと失礼なことを言い、黒木は輝の父の指示でその件に釘を刺しに来たのです。
黒木が立ち去り尚哉が彰良に声を掛けると、尚哉の方を見る彰良の瞳の色は青く、彰良はその瞳を隠そうとはしませんでした。

7話のあらすじネタバレ

四時四十四分の呪い

軽い遊びを切っ掛けに、千葉県警記者クラブの記者に災難が続き……。

高槻彰良(Hey! Say! JUMP:伊野尾慧)の民俗学の講義に出席する深町尚哉(King & Prince:神宮寺勇太)は、彰良の誕生日の夜のことを思い出します。
青い瞳を尚哉に見られた彰良は、楽しい話ではないからと今は説明したくないと言いました。
講義が終わると彰良は尚哉を研究室に誘います。

佐々倉健司(吉沢悠)は母校の後輩、千葉新聞記者・畑中健吾(森永悠希)から怪異と思われる相談を受けました。
畑中から信用されている健司でしたが、今回は畑中が嘘をついている気がして尚哉の力を借りに来たのです。

始まりは、畑中、畑中の先輩記者・村田康介(西村直人)、毎朝新聞千葉支局の記者・林文雄(ラバーガール:大水洋介)、そして地元テレビ局の記者・大野忠一(大朏岳優)の4人での雑談から。
『四時四十四分の呪い』、4時44分に何かが起こるという村田が小学生の頃に流行った怪談でしたが林は全く聞いたことがなく、村田の知るこの呪いをやってみることに……。

千葉県警にある記者クラブの部屋、村田は、ホワイトボードに円を描き、その円の中に4人が同時に4時44分に左手を入れると4次元の扉が開き中に引きずり込まれると説明、大野の小学校では呪われるとされていました。
4時44分に左手を入れたものの何も起こらず、その日は笑い話で終わりました。
ところが次の日、4時44分に4人全員にメールが届き、村田には「444」、他の3人は「4444」、その日の帰りにマンションからレンガが落下し村田が足を負傷。
更に数日後、村田を除いた3人にメールが届き、林には「44」、他の2人には「444」、林が資料室に居る時に棚が倒れ下敷きに、幸い林に怪我はありませんでした。

村田はいつも良いネタを見つけてくるベテラン、林は昨年、少年犯罪をスクープをした記者クラブのエース。
「考えられません」
2人に襲われる理由がないか尋ねられ、そう答えた畑中の声が尚哉に歪んで聞こえました。

謎の千葉県警広報官

怪異を疑う彰良は尚哉と共に喫茶店に出向き、呪いの被害に遭った村田と林に会います。
ところが、話を聞こうとした矢先、千葉県警広報官・遠山宏孝(今井朋彦)が現れ何故か2人に戻るよう指示、詳細はメールで送ってもらうことになりました。

研究室に戻った彰良と尚哉は健司と合流、健司は遠山を知っていました。
千葉県警との合同捜査で会ったことがあり、遠山は取り調べで何人も自白に追い込んだ凄腕でしたが、急に態度が変わり怒鳴ったりすることから、黒遠山が憑りついたと陰口を叩かれていたのでした。

翌日、彰良は生方瑠衣子(岡田結実)とレンガが落ちてきたマンションを調査、管理人に聞いたところ、村田の一件以前はレンガが落下するような事故はありませんでした。
マンションを立ち去ろうとした時、彰良は遠山が居ることに気づき、瑠衣子に遠山の調査を依頼します。

彰良はその足で記者クラブの畑中を訪ね資料室へ、畑中が資料室と呼ぶ部屋は正式には広報課別室、捜査資料などが置かれており、本来、記者は立ち入ることが出来ません。
あの日、林と田村、そして大野の3人は、ファイルを運ぶのを手伝い資料室に入っていました。
倒れた棚だけでも見せて欲しいと彰良が畑中に頼んでいる時、遠山が現れます。
彰良は遠山に頼み棚を見せてもらいましたが、資料室に入ることは許されませんでした。

研究室に戻った彰良は、瑠衣子から遠山の調査報告を聞きます。
交番勤務時代は近隣住民から慕われ、その後、少年課に配属、何人もの少年を更生させており、健司の言う黒遠山とは印象が違いました。

遠山の正体

次は畑名、定食屋で畑中は届いたメールを健司に見せ、健司に促されて遠山の件を打ち明けます。
遠山は前任の広報官と村田、林、そして大野の3人の不正を疑っており、畑中に3人を探るよう指示していました。

健司から畑中の話を聞き、彰良は尚哉を連れて千葉県警に、そして出掛けの遠山から話を聞きます。
「理由なんかありません」
喫茶店で初めて会った時に事件関係者か否かを気にしていた理由を彰良が尋ね、そう答えた遠山は尚哉の反応を見て立て続けに嘘をつきました。
遠山は彰良と尚哉に、自らの能力のことを明かします。
青い提灯の祭りに行き、遠山は尚哉と同じように嘘が歪んで聞こえるのです。
だから、村田たち3人が謝礼と引き換えに遠山の前任者から捜査情報を手に入れていたことに気づきました。
彰良は畑中が危険であることをスマホで健司に連絡、村田たち3人が廃倉庫に畑中を呼び出し、襲おうとしているところへ健司が掛けつけ畑中を救出するのでした。

呪いは自演?

村田たち3人は遠山に疑われていることに気づいており、不正の証拠を隠すために思いついたのが四時四十四分の呪い。
倒れた棚には、遠山の前任者が広報官だった頃の昨年度の捜査資料が入っていました。
昨年の千葉県は未成年の殺人事件が世間を賑わし、そして林は少年犯罪をスクープしたのです。
そんな話をしながら、彰良、尚哉、健司、そして畑中の4人が研究室に戻ると遠山が待っていました。

遠山が棚にあったファイルを見直したところ、犯人の隣人の調書がなくなっていたのです。
警察はその供述を切っ掛けに犯人の少年を初めて疑いましたが、供述調書と同じ日に林は関係者に取材し記事にしていました。
大野の勤めるテレビ局は、同じ日に犯人の少年にインタビューしその映像はスクープとして何度も放映されました。
村田も昨年、良いネタを掴み記事にしており、調べたところ千葉新聞主催の演歌公演のチケットをホテルや食事付きで提供していたのです。
林が資料室で倒れたふりをしたのは、供述調書を抜き取るためでした。

畑中を襲おうとしたのは、畑中を休ませ遠山に何か報告していないかパソコンを確認するため。
呪いを畑中に信じ込ませれば、襲われても呪いとは言えずに畑中が曖昧な証言をせざるを得ず、田村たち3人は警察が捜査をしないように呪いを企てたのでした。

田村たちを尊敬していた畑中はショックを受け、そんな畑中を誘い健司は飲みに出掛けました。

遠山が尚哉に助言、生きるためには諦めを覚えろ!

同じ境遇、同じ能力を持つ尚哉を遠山は警察に勧誘しましたが、彰良が遮ります。
研究室を後にした遠山の後を追い、尚哉は能力との向き合い方を尋ねました。
社会に出れば、向き合う嘘がこれまでとは比べ物にならないほど悪質になり、真実を見逃さなければ生きていけなくるという遠山は、「諦めることを覚えるしかない」と尚哉に助言し立ち去るのでした。

彰良の過去

尚哉が研究室に戻り喜ぶ彰良でしたが、尚哉は彰良に自身の気持ちは分からないと反発します。
そんな尚哉に、「特別な体験をしてそれを背負って生きる辛さは知っている」と彰良は言い過去を明かしました。
12歳の時に誘拐された彰良、裕福な家でしたが身代金の要求はなく金銭目的の犯行ではありませんでした。
彰良は1カ月後、世田谷の家から遠く離れた京都の鞍馬で発見されましたが、1カ月の間の記憶はなく、無事に保護とは報道されたものの、完全記憶能力、鳥が苦手、瞳が青くなる症状、何れも保護の後からのもの。

現実的な父親は犯人が薬物を使用したことによる症状と解釈、一方、母親は彰良が恐ろしい犯罪に巻き込まれたことが受け入れられず、天狗の仕業と思い込もうとしました。
理由は2つあり、1つは鞍馬に天狗の伝説があること。
彰良は徐にシャツを脱ぎ、尚哉に背中を見せます。
そしてもう1つは背中にある大きな痣、母親はこの痣を天狗が人間界に彰良を戻す時に翼を切り取った痕だと考えたのです。
彰良は自分の身に起きたことが悪意なのか、それとも怪異なのか、知りたいと思っていたのでした。

8話(最終回)のあらすじネタバレ

村の老人たち誰もが知る呪い

深町尚哉(King & Prince:神宮寺勇太)が『青い提灯の祭り』で嘘が分かる呪いをかけられて8年、試験も終わり今年もまた祭りの季節が近づいていました。
高槻彰良(Hey! Say! JUMP:伊野尾慧)に頼まれ、盆踊りの調査で信州へ行っていた生方瑠衣子(岡田結実)。
お土産をたくさん持って瑠衣子が研究室に戻って来ましたが、地元の図書館に青い提灯の祭りの記録はありませんでした。
祭りが行われた村まで調査に行こうとする瑠衣子を、危険であることを理由に彰良は止め、瑠衣子は何か腑に落ちないまま研究室を後にします。

同じ頃、尚哉は同じ呪いにかかる千葉県警広報官・遠山宏孝(今井朋彦)とカフェで会い、青い提灯の祭りについて尋ねていました。
村の人口は減り、合併して既に地名もなく、3年前、遠山が墓じまいに村を訪ねた時には祭りは行われていませんでした。
青い提灯の祭りは何だったのか、祭りがなくなり分からなくなってしまったことに意気消沈する尚哉は、ひょんなことから幼い頃に酷く祖母に怒られたことを思い出し研究室に急ぎます。

「そんなことしたら気づかれるだろう!」
誰かの声が歪んで聞こえ、幼い尚哉が耳を押さえていると祖母は声を荒げたのです。
祖母に怒られたのは村に居る時だけでした。
彰良に相談する尚哉は、危険を承知で彰良と再び村に行くことに……。

尚哉は育たない?

佐々倉健司(吉沢悠)の運転で村へ向かう尚哉と彰良、途中インターチェンジに立ち寄り、彰良は弁当に巨峰、そして筍の水煮を買います。
一方、『佐々倉古書店』を訪ねた瑠衣子は、『ある農村の風習』という本を手に取りました。
その本には、『のろいの盆踊り』の記述があり、その盆踊りには青い提灯が使われていたのです。

尚哉のいとこ・和也の案内で祖母の家を尋ねる尚哉たち、祖母が亡くなって以来、空き家になっていました。
この辺りは桃の産地で、彰良が桃を買える場所を和也に尋ねると近くの農家から分けてもらうことになりました。

村の盆踊りは5年前になくなり、かつては村の人が『お山』と呼ぶ山の中腹にある神社で盆踊りが行われていました。
「子どもは帰れ、寄り道せずまっすぐ、そして今夜は早く寝ろ!」
盆踊りの日は、蛇が出ることを理由に盆踊りの時間以外お山に立ち入ることを禁じ、普段は優しい村の老人たちは厳しい口調で子どもたちに注意していたのです。

和也に頼まれた桃を持って訪ねて来た近くの農家の女性・松野真澄(ふせえり)は、尚哉が幼い頃によく来ていた「尚ちゃん」と知り唖然とします。
「尚哉は山神様にとられたから育たんかもしれん」
祖母は入院した後、そう言っていたのでした。

今でも村で続くなくなったはずの盆踊り

尚哉と彰良が神社に向かう途中、ふたりは謎の老人(モロ師岡)に遭遇、蛇が出るから登らない方が良いと注意されます。
その老人と話をする彰良、尚哉には老人の言うことがほぼ歪んで聞こえました。
健司が現れ老人は立ち去りましたが、その老人の嘘を逆に解釈すれば、お盆の間は特別のことがあり山に登ることは許されず、なくなったはずの盆踊りは今でも続いていました。
別の村を調査していた健司によると、その村の祭りの提灯はやはり赤でしたが、その村の人たちは幽霊が出ることを理由にこの村の祭りには絶対に参加しないのです。
益々興味を覚える彰良は、老人の注意をよそに山を登るのでした。

その頃、瑠衣子は巫女のアルバイトをしている神社に神主(ベンガル)を訪ねていました。
ある農村の風習に恐れを感じる瑠衣子は神主に相談、盆踊りに死者が帰るという本の記述自体は珍しくはないものの瑠衣子と同じように著者も恐れているという神主。
本には巻幣が描かれており、巻幣とは未練を残した死者がこの世に戻るのを防ぐおまじないだったのです。

神社まで登って来た尚哉、彰良、そして健司の3人、尚哉は彰良のバッグを持たされ疲れ切っていました。
彰良のバッグには、弁当に巨峰、そして桃が入っていたのです。
彰良は賽銭を入れお札を手にし、そのお札には筍の絵が描かれており「やっぱりね」と納得するのでした。

彰良が死者に会った人がいるという盆踊りの調査に行っていることを、佐々倉古書店の店主・花江(和泉ちぬ)から聞かされ、彰良を心配する瑠衣子は彰良に電話しメールで資料を送ると言って切ります。
届いたメールにはある村の風習のページを撮った写真が添付されており、「盆踊りの時にのろいの文句を唱えると死者が戻って来てくれる」と書いてあったのです。

青い提灯の祭り、黄泉国からの脱出

夜、霧が出てきて、尚哉が御社殿から境内を覗くと、いつの間にか櫓が建っており櫓を中心に青い提灯が吊るされていました。
尚哉が御社殿をから飛び出し後を追った彰良でしたが、尚哉の姿が忽然と消えます。
幻想を見せられていた尚哉が気づくと、面を被る人たちが青い提灯の下で櫓の周りを踊っていました。
「山神様にとられた子、もう戻れない」
尚哉の腕を掴み語気を強める尚哉の祖父、そこへ彰良が現れました。

尚哉の祖父は尚哉と彰良を御社殿に連れて行き代償を払わせようとしましたが、彰良が尚哉の分まで代償を払おうとすると拒みます。
祖父は好んで代償を払わせようとしている訳ではありませんでした。
そして、祭りも怖い死者の祭りではなかったのです。
尚哉のために帰って来た祖父でしたが、この祭りに生きている者が参加してはならず、やはり代償を払わせようとします。
そんな中、他の死者が御社殿に入って来ました。

代償を払うという彰良は、イザナギの黄泉国の伝承に習い、山葡萄の代わりに巨峰、筍の代わりにお札を置いて、尚哉を連れて御社殿を飛び出します。
そして、神社の境内を出たところに倒れていた尚哉と彰良が気がつくと瑠衣子と健司の声がし、彰良は健司から桃3個を受け取り並べると霧が晴れていきました。

後日、尚哉はカフェで遠山に会い、孤独ではないことを伝えます。
そして、のろい(呪い)はまじないとも読み、祭りで本当に大切な人に会うためのまじないをかけてもらったと思うようにしたと尚哉は遠山に告げました。
研究室に戻った尚哉は彰良にココアを勧められましたが、コーヒーを選択します。
意外と頑固な尚哉に呆れる彰良でしたが、「これが俺」という尚哉は自分がどういう人間か自分で決めることにしたのでした。

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