ドラマル

2020年12月27日

『岸辺露伴は動かない』ネタバレ!実写化ドラマのあらすじ・キャスト・視聴率まとめ

ドラマ『岸辺露伴は動かない』のあらすじを、ネタバレを含めてわかりやすく紹介しています。

高橋一生さん主演の実写化ドラマ『岸辺露伴は動かない』を200%楽しむために、キャストや各話ゲスト、視聴率をあらすじと一緒に随時更新してお届けしていきます。

※『岸辺露伴は動かない』全話ネタバレ完了済み(2020年12月31日)。

見逃し配信をチェック

当記事には、ドラマ『岸辺露伴は動かない』のネタバレが含まれています。先に内容を知りたくない方は、「U-NEXT」で過去の放送をご覧になれます。
※記事の公開日(更新日)時点の情報です。

『岸辺露伴は動かない』の基本情報

  • タイトル:岸辺露伴は動かない
  • ドラマ公式URL
    https://www.nhk.jp/p/ts/YM69Q8456J/
  • ドラマ公式Twitter
    https://twitter.com/nhk_dramas
  • 主演:高橋一生
  • ジャンル:ミステリードラマ
  • 放送局:NHK総合、BS4K
  • 放映日時:月曜 22:00 – 22:49(3夜連続放送)
  • 放送開始日:2020年12月28日

概要(見どころ)

『岸辺露伴は動かない』は、荒木飛呂彦の同名漫画を原作とするミステリードラマ。
漫画家でスタンド使いの主人公・岸辺露伴(高橋一生)が、取材先で遭遇する人知を超えた事件や事象の数々に挑んでいく物語です。

露伴ファンであるという高橋一生さんが、原作の人気キャラ露伴をどう演じるのか。
人気漫画の実写化に、放送前から注目を集めています。

キャスト一覧

  • 岸辺露伴:高橋一生
    特殊能力(スタンド)「ヘブンズドアー」を持つ漫画家
  • 泉京香:飯豊まりえ
    大手出版社「集明社」に勤務、露伴の担当編集
  • 一究:柴崎楓雅(第1話登場)
    富豪村の案内役、露伴たちにマナーの試験を課す
  • 志士十五:森山未來(第2話登場)
    露伴と同じ出版社で連載を抱える漫画家
  • 片平真依:瀧内公美(第3話登場)
    インテリアコーディネーター、娘の真央と二人で暮らし
  • 平井太郎:中村倫也
    京香が付き合っている写真家、事故で記憶喪失

スタッフ一覧

  • 原作:岸辺露伴は動かない(全2巻)、岸辺露伴は叫ばない 短編小説集
    作者:荒木飛呂彦
    小説:北國ばらっど
    出版社:集英社
    雑誌・レーベル:ジャンプコミックス
  • 脚本:小林靖子
  • 音楽:菊地成孔
  • 演出:渡辺一貴
  • 人物デザイン監修:柘植伊佐夫
  • 制作統括:鈴木貴靖、土橋圭介、平賀大介
  • 制 作:NHKエンタープライズ
  • 制作・著作:NHK、ピクス

視聴率

『岸辺露伴は動かない』の放送後、視聴率がわかり次第情報を追加します。
※視聴率はビデオリサーチ調べ

各話放送日視聴率
1話12月28日
2話12月29日
3話(最終回)12月30日

『岸辺露伴は動かない』のネタバレ(予想)

ドラマ『岸辺露伴は動かない』の各話タイトルは、原作のままなので、おそらく実写化ドラマのストーリーは、原作の内容に沿ったものになると予想されます。
以下は、『岸辺露伴は動かない』公式サイトで発表されている内容と、原作ネタバレです。

1話「富豪村」は、原作コミック『岸辺露伴は動かない』1巻エピソード#05に掲載された物語です。

周囲から隔絶された山奥に豪邸が立ち並ぶ「富豪村」。所有者はいずれも各界で成功した大富豪ばかりで、20代でこの村の土地を所有して成功しているという。ただし、ある条件をクリアしないと買うことが許されないらしい。真偽を確かめるべく露伴(高橋一生)は、編集者の泉京香(飯豊まりえ)と共に富豪村に赴く。そこで課されたのは奇妙な試験だった。それは「マナー」。マナーに寛容はない。「正しい」か「正しくない」か…

原作では、豪邸に到着するなり、京香が3つのマナー違反を侵してしまい、富豪村の案内役・一究(柴崎楓雅)に、「無礼なる者にお売りする土地はございません。」と言われてしまいます。

京香は再トライを懇願します。とその時、何の因果関係なのか、「ヒナ鳥」「京香の母親」「京香の婚約者」を失ってしまいます。

攻撃されていると感じた露伴は、一究にヘブンズドアー(露伴のスタンド名)をかけ、一究を本にして、敵の正体が「山の神々」であることを知ります。
しかし、一究の頭の中を読むという行為をマナー違反と捉えられ、京香までもが倒れてしまいます。

このままでは帰れない露伴は、京香の代わりに試験を受けることに。
トウモロコシの食べ方で審査を受ける露伴でしたが、見事にマナーを守り勝利します。
更に露伴は、ヘブンズドアーを掛けた時、一究にマナー違反をさせるよう"本に書き込み"をしていました。
こうして、「京香」に加えて、「ヒナ鳥」「母親」「婚約者」も生還させます。
露伴は「イカサマだ!山の神の怒りを買うぞ!再トライするか」と問う一究に、「帰る。二度と来るつもりもない」と言い残し、その場を後にします。

2話「くしゃがら」は、小説『岸辺露伴は叫ばない 短編小説集』に掲載された物語です。

露伴(高橋一生)は同僚の漫画家・志士十五(森山未來)から奇妙な相談を受ける。担当の編集者から「くしゃがら」という言葉は使用禁止だと言われたのだ。しかしネットにもどんな辞書にも意味は載っていない。使うなと言われると使いたい。だが意味を知らないと使えない。何かにとりつかれたようになった十五を露伴がヘブンズ・ドアーで「本」にすると、そこにはうごめく何かが存在していた。

その"何か"がいるのは、なんと「袋とじ」。
露伴は、ヘブンズドアーで「くしゃがら」に関する記憶を消すため、十五に書き込もうとしますが、書き込めません。
「くしゃがら」という禁止用語を使わずに書き込む必要があったためです。

そこで露伴は、袋とじにいる"何か"を阻止するべく、「一か月間の記憶をすべて忘れる」と書き込みます。
こうして、十五は記憶を忘れることで、くしゃがらの呪縛から逃れます。

3話「D.N.A」は、原作コミック『岸辺露伴は動かない』2巻エピソード#08に掲載された物語です。

担当編集の京香(飯豊まりえ)から付き合っている写真家の平井太郎(中村倫也)の記憶喪失を“催眠術”で探って欲しいと頼まれた露伴(高橋一生)。写真家だった太郎は6年前に交通事故にあい、一命は取り留めたが、社会復帰できずにいた。京香に太郎を紹介され話しているところに娘を抱えた片平真依(瀧内公美)が通りかかる。すれ違い様、娘の手が太郎の袖をつかみ転倒させてしまう。露伴はその瞬間、娘に異変を感じていた。

「D.N.A」は、原作コミックとドラマ版で、設定が異なるため、ストーリーは変わりそうですが、結末は似た着地になるでしょう。

6年前に交通事故で夫を亡くした真依。
その夫に似ている記憶喪失の太郎こそが、死んだはずの夫だと、露伴のヘブンズドアーによって明らかになります。
そして、太郎は京香と別れて、真依と結婚するという結末になると予想します。

『岸辺露伴は動かない』各話のあらすじ

2020年12月28日からNHK総合・BS4Kにて放送開始された高橋一生さん主演の実写化ドラマ『岸辺露伴は動かない』のあらすじネタバレを、放送後に随時更新してお届けしていきます。

1話のあらすじネタバレ

特殊能力『ヘブンズ・ドアー』

深夜、漫画家・岸辺露伴(高橋一生)邸に2人の男が侵入、露伴は大手出版社『集明社』の漫画週刊誌『週刊少年ジャンボ』に漫画『ピンクダークの少年』を連載する人気漫画家。
窃盗犯を調べていた露伴は、漫画のネタのため鍵を掛けず泥棒を毎日待ち構えていたのです。
「ヘブンズ・ドアー」
露伴が呟くと、2人の泥棒の顔に亀裂が入り本になりました。
露伴には特殊能力があり、その能力を『ヘブンズ・ドアー』と自身で命名、ヘブンズ・ドアーは他人の記憶を本にし読むことができるのです。
ピンクダークの少年が子供のころ好きだったと言った泥棒(増田朋弥)が、過去形にした理由が気になる露伴は、泥棒の子供のころの記憶を読むのでした。

人の話を聞かない新しい編集者

翌日、週刊少年ジャンボ編集部に配属になり、新たに露伴の担当になった編集者・泉京香(飯豊まりえ)が、前任者が露伴に頼まれた大量の犯罪資料を持って露伴邸を訪ねます。
生きた資料を手に入れた露伴に、資料は必要ありませんでした。
次回の短編に泥棒がたったの1コマだけ登場、しかし泥棒にはセリフがあり、1コマだけでもリアリティーのないセリフがあると作品そのものが台無しになると考える露伴は、窃盗犯について調べていたのです。
漫画を描くのに邪魔になる泉を資料ごと家から叩き出すと、露伴は去り際に泉に向かって舌打ちします。

昨夜捕まえた泥棒2人は、露伴に従順で協力的でした。
ヘブンズ・ドアーは他人の記憶を本にするだけでなく、その本に命令を書くと人を意のままに操ることができました。
書斎に戻った露伴は泥棒を見ながらセリフを考え無言にすることに決めると、デスクに向かいいきなりペンで漫画を描き始めるのでした。

ふんわりした泉の恋人が見つけた300万円の別荘地

ある日の午後、船の汽笛が聞える公園のベンチに泉の恋人・平井太郎(中村倫也)が座って待っていると、愛犬のジャックラッセルテリア・マロンを抱いた泉が現れます。
ふたりはオープンカフェに行き、一方的に泉が露伴の愚痴をこぼしていました。
露伴が変だと思う泉でしたが、捕まえた泥棒は翌日には警察に引き渡し、描いた短編も好評で才能はあると思っていました。
あまり話さない太郎に何か見つけたか泉が尋ねると、「300万」とポツリと呟き太郎が泉にスマホを見せました。

夕方、泉が突然、次回の短編のネタを持って露伴邸を訪ねてきました。
人里離れた森の中に、道路もなく送電線もない、ただヘリポートはある『富豪村』と呼ばれる村がありました。
300万とは、その富豪村で売りに出された800坪の区画の値段だったのです。
富豪村には11軒の豪邸があり、何れの富豪も親の代からの富豪ではなく財産を継いだ訳ではありませんでした。
20代でその村の土地を購入し、後に大富豪になったのです。
値段は安いものの富豪村で土地を購入するのは難しく、案内サイトにさえ辿り着くのは困難で、更に購入するには条件がありましたが、調べてもその条件は分かりませんでした。

漫画にリアリティーを求める露伴に、事故に遭い記憶を失った太郎が興味を示した別荘地を泉が300万円で購入し、そんな背景を持った泉の人生を取材しないかと持ちかけます。
始めは気乗りのしなかった露伴でしたが、偶然にしては11軒という数は多く、集明社がヘリコプターを用意する条件で取材を決めたのでした。

富豪村

取材当日、泉はマロンを太郎に預け、露伴とともに富豪村を目指します。
ヘリポートは住人しか使えず、露伴と泉は森の中の道なき道を徒歩で行きます。
この森は禁足地、人が踏み入ることは許されない土地でした。
1本の道を見つけ、露伴と泉はその道を進みます。
泉のスマホに、太郎からメッセージで富豪村の新たな情報が届きます。
別荘地を売りに出しているのはこの別荘地の代表者、礼儀作法に厳しくマナー違反者には販売しませんでした。

露伴と泉は武家屋敷のような門の前に辿り着き、その前で立っていると、きしんだ音とともに門が開き、ブレザー姿の少年、案内役・一究(柴崎楓雅)に迎えられます。

マナー試験

露伴と泉は門の前でコートを脱ぎ手に持つと一礼して門を潜り、一究の案内で大広間に通されます。
広間は畳敷きで絨毯が敷かれ、その絨毯の上には手前から1人掛けのソファーが2脚、1卓のテーブル、そして3人掛けのソファー1脚ありました。
露伴と泉は敷居を跨ぎ畳の縁を踏まずに1人掛けのソファーにそれぞれ座り、手に持っていた鞄を畳の上に置きます。
ふたりを見届けた一究は、一旦、下がりました。
玄関からマナーの試験が始まりホッと一安心のふたりでしたが、一究が紅茶を運んでくると、ふたりに上座の3人掛けのソファーを勧めます。

席を移った露伴と泉の前に一究が紅茶を置くと、広間を出て廊下で控えていました。
ふたりは紅茶の飲み方のマナーを知らず迷っていましたが、思い切って泉はカップソーサーを持ち上げ紅茶をひと口飲みます。
すると、一究は泉のマナー違反を指摘、膝より低いテーブルでカップソーサーを持ち上げるのは正しい作法でしたが、ティーカップのハンドルに指を入れるのは間違いでした。

泉が再試験を懇願し、マナー試験が再開されると、泉のスマホの着信音が鳴り、電話に出ると太郎からでした。
マロンが急に倒れ病院に向うところでしたが、電話の最中に太郎が車の事故に巻き込まれます。
1つのマナー違反で大事なものを1つ失う、泉は2つのマナーに違反していました。
1つは紅茶、そしてもう1つは電話でした。
泉は断りもなく電話に出て、しかも席を外さずその場で電話に出たのです。
激しく動揺する泉は広間を飛び出し、露伴が呼び止めると意識を失い倒れます。
泉の顔は本になり、露伴は「しはばらく目を覚まさない」と書き込みました。

そして、露伴はヘブンズ・ドアーを一究に使い、意識を失い倒れた一究の記憶を読みます。
この別荘地は迷信ではなく山の神々が住む禁足地、代表者とは山の神々だったのです。
そして、断りもなく他人の記憶を読む露伴もまたマナー違反、右腕が動かなくなりました。

マナー違反は一究

帰ることを勧める一究でしたが、露伴はマナー試験を続行します。
そして、3人掛けのソファーに座り、露伴の前に出されたのは1本のトウモロコシでした。
マナーが分からず迷う露伴でしたが、右腕が使えず片手でトウモロコシを掴み食べます。
手掴みなら両手を使うのがマナー、一究に指摘された露伴は動揺することなく、一究のマナー違反を指摘します。
一究は畳の縁を踏んでいました。
露伴がヘブンズ・ドアーを使った時、畳の縁を踏むよう書き込んでいました。
あり得ないミスに動揺する一究をよそに、露伴の右腕は動くようになっていました。

そして、露伴は英国のビクトリア女王の逸話をもとにマナーの本質を一究に説きます。
晩餐会でフィンガーボールの使い方が分からず、その水を1人の客が飲んでしまい、ビクトリア女王は客に恥をかかせまいと同じようにフィンガーボールの水を飲みました。
その客は恥をかくことなく、晩餐会を楽しむことができました。
マナーの本質とは相手を不快にさせないよう人を思いやる心、一究には思いやる心がありませんでした。

動揺する一究は再び畳の縁を踏み、事故現場では太郎が意識を取り戻し、倒れたマロンも元気でした。

更に、露伴は最大のマナー違反を一究に教えます。
最大のマナー違反とは、その場でマナー違反を指摘することでした。
崩れ落ち悔しがる一究をよそに、露伴はマナー試験を再トライせず別荘地を後にするのでした。

富豪村のネタはボツ

露伴とともに露伴邸に戻った泉には、露伴が記憶を加筆し、紅茶のマナー違反でリタイアした記憶しかなく、再び富豪村に行こうとも思いませんでした。
そんな泉は富豪村の短編を描くことを勧めましたが、露伴はボツにし食い下がる泉を舌打ちして追い帰します。

一方、刑務所に収監された泥棒の1人のもとに、ピンクダークの少年のコミック本が差し入れられ、獄中で楽しそうに読んでいました。

露伴邸を後にした泉は公園で太郎と会い、その太郎は事故に巻き込まれた時の車の急ブレーキ音で、断片的に記憶がよみがえっていました。

ひとりになった露伴はレコードをかけ、マナーを守り紅茶を書斎の片隅で飲むのでした。

2話のあらすじネタバレ

くしゃがら

深夜、榴ヶ岡大学の校舎内を見回り中の警備員(竹口龍茶)が「くしゃがら」という悲鳴を聞きつけ研究室に駆けつけると、考古学研究者・藤堂隆太郎(佐々木睦)が死んでいました。
藤堂の遺体に外傷はなく、警察は、餓死の可能性が高いと見て捜査を進めていました。

研究に没頭するあまり餓死してしまった研究者の新聞記事を見て、漫画家・岸辺露伴(高橋一生)は藤堂の記憶を読んでみたいと思うのでした。

ある日、大手出版社『集明社』の露伴の担当編集者・泉京香(飯豊まりえ)が露伴邸を訪ねましたが、露伴の姿は見当たりません。
露伴はオープンテラスのカフェで、ひとりお茶を楽しんでいましたが、露伴を偶然見かけた漫画家・志士十五(森山未來)が断りもなく相席してきました。
露伴のことはお構いなしに十五は話しまくり、イラつく露伴は舌打ちをします。
そんな十五の担当編集者(吉田亮)は先週から行方不明で、最後に会った時、十五は『禁止用語リスト』を渡されたのです。
リストの中のくしゃがらが、十五は気になっていました。
リストには意味と禁止の理由が記載されていましたが、このくしゃがらだけは意味も理由もなく、担当編集者は使うなと言うだけだったのです。
ネットや辞書で調べても分からず、再度、聞こうとした時、担当編集者は行方不明になっていました。
十五は話す内に、益々気になり、この場を奢ると言ってお金をテーブルに置き、カフェを後にしました。

泉の恋人・太郎は著名な写真家

入れ替わりにカフェに来た泉と帰宅した露伴は、くしゃがらが気になり調べ始めます。
一方、アトリエに戻った十五は次回作のホラーの検討をしていましたが、くしゃがらが頭から離れずにいました。

そんな中、愛犬のジャックラッセルテリア・マロンを連れて、泉は恋人・平井太郎(中村倫也)と公園で会っていました。
記憶のない太郎は自身をネットで検索、太郎は著名な写真家でネットに太郎の情報が溢れていました。
ところが、太郎はネットの情報に実感がわかず、泉はネットから離れリアルな生きた情報を自分の足で探すことを太郎に勧めます。
露伴の受け売りでしたが泉は一理あると思い、太郎も合点がいったようでした。

変わり果てた十五

1週間後、露伴は言語学や民俗学など大学教授がよく訪れる古書店に足を運ぶと、顔はやつれすっかり変わり果てた十五に遭遇。
禁断症状のようにくしゃがらの意味を求めては、十五は店主(諏訪太朗)に絡み、見かねた露伴は十五を店から連れ出し人気のない場所へ行きます。
十五が最後に食べたのは露伴と会った日、1週間も何も食べていませんでしたが、十五本人は3日程度の認識でいました。
そんな十五に、露伴はらしくないと認めつつ、くしゃがらを気にしないことを勧めます。
しかし、くしゃがらに憑りつかれた十五は聞く耳を持たず、露伴に襲い掛かり、十五の拳をかわした露伴は自らの拳を突き出し寸止め、その拳の圧で十五は尻餅をつきます。
尚もくしゃがらを求め十五は地面を這いつくばり、露伴は肩を貸し十五のアトリエまで連れ帰ります。

アトリエは荒れ果て、十五は積み上げられた書籍を貪り、くしゃがらを探します。
アトリエを出た露伴は、十五が口にした「くしゃがらをくしゃがら知りてぇー」に違和感を覚えます。
そして、通りかかった配達員に十五のアトリエにピザを届けるよう金を渡し、その場を後にします。

くしゃがらはタブー、謎の黒い物体

帰宅し書斎でひとり佇む露伴のもとを、泉が訪ねて来ました。
露伴が打ち合わせをしてくれず暇をしていた泉は、連絡が取れない十五の編集担当者の実家を訪ねました。
編集担当者は実家から少し離れた倉庫に引きこもり、その倉庫には電話もテレビもなく、スマホの電波も届きませんでした。
倉庫を訪ねた泉はくしゃがらについて尋ね、編集担当者はくしゃがらをタブーと言っていました。

するとそこへ、十五がピザを食べながら突如現れたのです。
十五は何かとくしゃがらと言い、その喉には謎の黒い物体が蠢いていました。
十五が完全にイってしまい危険と判断した露伴は、泉を外に出すと、人の記憶を本にして読み、その本のページに書き込んだ内容通り人を操る特殊能力『ヘブンズ・ドアー』を十五に使います。

くしゃがらは、この世の禁止用語

露伴は本になった十五の顔のページを捲り、くしゃがらが書きなぐられたページを開きます。
そのページには、露伴が今まで見たこともない黒い袋とじがあり、その袋とじはくしゃがらと連呼、露伴はこの袋とじがくしゃがらという言葉そのものだと気づきます。
しかし、露伴はこの袋とじをどう対処すべきか分からず躊躇していましたが、十五に影響が少ない「くしゃがらを忘れる」とページに書き込みます。
ところが、書いたそばから消えてしまい、ページに書くことができません。
禁止用語とは、自主規制レベルの生易しいものではなく、この世の禁止用語だったのです。
そして、くしゃがらは、くしゃがらを気にする露伴に伝染しようとしていました。
身の危険を感じる露伴でしたが、再びページに書き込みます。

玄関の外で待っていた泉を書斎に連れ戻すと、十五は大人しく椅子に座って寝ていました。
露伴が肩を叩くと目を覚まし、何故、露伴邸に居るのか理解していませんでしたが、十五はスッキリしていました。
「一カ月の記憶を忘れる」
こうページに露伴は書き込み、この1カ月間の十五の記憶を消したのでした。

露伴邸を十五が後にすると、十五が大人しくなったことに不思議がる泉に、露伴は能力のことは隠し簡単な催眠ということにしました。
すると催眠術を知りたがり、面倒になった露伴は泉を玄関から放り出します。
めげない泉は、催眠という言葉に何かを閃くのでした。

アトリエに戻った十五は、荒れ果てた部屋の様子に驚いたものの、次回作を検討するためデスクに向かい禁止用語リストに気づきます。
覚えのない十五は、リストをゴミ箱に捨てるのでした。

翌日、古書店に足を運ぶと、くしゃがらが店主に伝染、露伴はヘブンズ・ドアーで店主のこの3日間の記憶を消します。
帰りの道すがら、十五がくしゃがらをどれだけばらまいたのか憂いつつ、くしゃがらがウィルスのように好奇心に寄生し、既にあの袋とじが露伴自身にできているのではと不安になります。
そんな不安を振り払うかのように、露伴は玄関の前で首を振ります。
「不用意な言葉は、使わないに限るな」
露伴はそう呟くのでした。

3話(最終回)のあらすじネタバレ

真央

雨の中、事故で停まった車、運転席の片平央(奥野瑛太)は小指で頭を掻いていました。
困った時の央の癖で、助手席の妻・真依(瀧内公美)が指摘すると、央は足もとの鞄から甘い缶コーヒーを取り出し真依に勧めます。
真依は眉間にしわを寄せ、今度は、そのしわを央に指摘されます。
眉間にしわを寄せるのは、真依の癖でした。
そして、央は真依を笑って励まし…。

6年前の事故の夢で目を覚まし、真依は涙を拭います。
仕事をしていたリビングから、真依は2階の子供部屋に行きます。
子供部屋には、ぬいぐるみが積み上げられたドームがあり、そのドーム中に幼い娘・真央(北平妃璃愛)がいました。
真央の瞳は左右の色が違うオッドアイで、言葉を逆さまに話すのでした。

真央と太郎が遭遇

漫画家・岸辺露伴(高橋一生)は、書斎で3つのサイコロを投げ、1と4のゾロ目を続けざまに出し、大手出版社『集明社』の露伴の担当編集者・泉京香(飯豊まりえ)は奇跡と騒ぎます。
その泉は露伴の催眠療法を、次回作の短編のネタにしようとしていました。
漫画家・志士十五(森山未來)が暴走した時、露伴は人の記憶を本にして読み、その本のページに書き込んだ内容通り人を操る特殊能力『ヘブンズ・ドアー』を十五に使い正気を取り戻させました。
この時、泉にはヘブンズ・ドアーのことは隠し、簡単な催眠療法で治療したと言っていたのです。
泉は短編に託つけ、事故で記憶を失った泉の恋人で写真家・平井太郎(中村倫也)を催眠療法で治療しようとしていました。
露伴は興味を示さず、執拗に食い下がる泉を玄関から叩き出したのでした。

真依は真央をバギーに乗せ、散歩に連れ出します。
バギーのシェードを深く下ろし、人から真央を隠すようにしていました。
石段に差し掛かり、真依は抱き上げた真央をショールで包み、バギーを畳むと石段を下ります。
そんな真依を露伴が追い越し、オープンテラスのカフェを出て露伴邸に向かい石段を上る泉と太郎に鉢合わせします。
そんな3人の間を通り抜けようとした時、真央が「はちにんこ」と声を掛け太郎の袖を引き、太郎が転倒してしまったのです。
この時、露伴は真央に注目していました。
太郎は頭を打ち、念のため、病院へ行くことになりました。

病院で太郎の検査が終わるのを待つ露伴と泉、そして真依と真央。
泉が真依が著名なインテリアコーディネーターであることに気づきます。
集明社から真依の著書が出版され、真依のファンだった泉は自費で購入していました。
真央に興味がある露伴は、真央の年齢を尋ねます。
バギーを使うには、少し真央が大きいと感じたのです。
真央は5歳でした。
泉は露伴のことを催眠療法士と紹介、すると真依は露伴に何か言いかけ止めてしまいます。
そんな中、検査を終えた太郎が現れ、真央は再び「はちにんこ」と太郎に声を掛けます。
過去に事故に遭った太郎は、念のためレントゲン検査を更にすることになり、心配ないと真依と真央を帰すのでした。

真央の言動の原因は真依?

露伴は真央の件で話があると真依の担当編集者に泉から連絡させ、催眠療法士と称して片平家に泉と押し掛けます。
リビングまで押し入った露伴は、2階に真央が居ることに気づきます。
露伴は真依が真央を恐れているように思えました。
真央に会わせまいとする真依でしたが、真央の治療を望む真依は露伴と泉を子供部屋に案内します。
ぬいぐるみドームは真央が作り、小さい時から真央は何かに潜るようになり、散歩以外はぬいぐるみドームで過ごしていました。
6年前の自動車事故で央を亡くし、その時、お腹に真央がおり、真依は真央とふたり暮らしでした。
真央は生まれつきオッドアイで、ぬいぐるみドームから出ようとせず、真依は真央の将来を心配し、せめてぬいぐるみドームから出ることを望んでいました。
それだけでは子供を恐れるとは思えず、露伴は更に真依を追及、真央の周りで事故が多発し、その災いの原因は真央で、それは遺伝ではないかと考えていたのです。
真依も事故で両親を亡くしていたからでした。

露伴はぬいぐるみドームに入り、真央にヘブンズ・ドアーを使います。
真央は身体ごと本になり、露伴がページを捲ると文字はなく絵だけでした。
その絵は淡い色の明るい色彩で、その明るい色彩を包むように、どのページにも青い腕が描かれていました。
ぬいぐるみドームから出てきた露伴は、オッドアイも逆さに話すのも潜りたがるのも真央の個性、どこにも問題はなく治療の必要はないと真依と告げます。
真央を普通じゃないと思う真依は、真央を再度、露伴に診てもらおうと、嫌がる真央を無理やり引きずり真衣は転んでしまいます。
その隙に真央は逃げ出し階段を下りると、露伴と泉の目の前で忽然と姿を消すのでした。
露伴は自身以外にも、ギフト(神または天から与えられた能力・資質)を持った人間が居ることに驚きを隠せません。
突然消えたという泉の言葉が信じられず、真依はリビングに下り真央を捜します。
そんな真依に、露伴は真央の言動の原因が真央を隠したいという真依の無意識にあると指摘します。
真依はショールで真央を包み、バギーのシェードを深く下ろしていたことを思い返し、これらのことを、真依は真央を守っているつもりでしていました。
すると、玄関のドアの閉まる音がし、露伴たちは真央が外に出たことに気づきます。

真央と太郎が行方不明

露伴と泉、そして真依は家の周辺を捜しましたが、真央は見つかりません。
露伴は真央が病院に行ったのではないかと推測、3人は病院に向います。

一方、太郎はレントゲン検査を待っている間に病院を抜け出していました。
露伴と泉、そして真依の3人は病院を捜しましたが、真央は見当たりませんでした。
真依は太郎に心当たりはありませんでしたが、真央が自ら人に近づいたのは初めてのことでした。
泉には気なる点がありました。
6年前、太郎も事故に遭い、その時、事故で亡くなった方から臓器提供を受けていたのです。
真依と央は結婚した時、『臓器提供意思表示カード』に臓器提供の意思を記入、央が亡くなった時、何人かに臓器が提供されていました。
そんな中、看護師が駆け寄り、太郎が病院を抜け出したことを3人は知ります。

太郎は児童公園の木陰のベンチに、ぼんやりと座っていました。
鞄からカメラをおもむろに取り出し、遊具で遊ぶ子供たちにカメラを向けると、ファインダーに真央が現れ、太郎はカメラを下ろします。
真央は太郎のもとへ行くと、隣にちょこんと座り「はちにんこ」と挨拶します。
露伴と泉、そして真依の3人が遊歩道を駆け真央を捜していると、真央の笑い声が聞え、声の方に3人が向うと滑り台で真央と太郎が遊んでいたのです。

DNAの奇跡?

真央が真依に気づき「ママ」と叫び、真衣が駆け寄ると真央は滑り台を滑り、そのまま走り出します。
呼び止める太郎の言葉も聞かず、真央は走り続け、真央が向う道の先に車が来ていることに太郎が気づき走り出します。
間に合わないと思ったその時、露伴が真央を抱き上げました。
真依と泉、そして太郎が駆け寄り、露伴は真央を真衣に預けると、4人にヘブンズ・ドアーを使い、4人は本になりました。

木陰のベンチに積まれた4冊の本、露伴は泉の薄っぺらい雑誌を放り投げるとベンチに座り、太郎の本を読みます。
6年前の雨の日、集明社で出版予定の写真集の打ち合わせに30分遅れるとスマホで連絡した矢先、太郎は事故に遭いました。
内臓が激しく損傷し、太郎は緊急手術になります。
その後のページは真っ黒に塗りつぶされ、露伴は太郎の心臓が一時止まり黒いページが死を意味することに気づきます。
ページを進めると、これまでの太郎の色彩と変わり黄色を基調としたページになりました。
そして、更にページを進めると飛び出す絵本のような立体的な創作物が現れます。
真央の本を手に取りページを捲ると、真央は赤を基調としており、同じような立体的な創作物が飛び出してきました。
そして、真依の本は青を基調とし、やはり同じように立体的な創作物が飛び出してきたのです。
ベンチに並んだ3人の本には、それぞれ手があり、それらの手が重なり繋がっているようでした。

真央と真依が手を繋ぎ遊歩道を歩き、真央の隣には太郎が居ました。
真央が太郎のシャツの裾を引き、太郎が真央と手を繋ぎます。
喉が乾いた真央に、太郎はジュースを買い与えます。
太郎の仕草で、真依は眉間にしわが寄っていることに気づきました。
頭のことを気遣う真依に困った太郎は小指で頭を掻き、真依はその仕草にハッとします。
そして、太郎に缶コーヒーを勧められます。
その缶コーヒーは央が好きなものと同じで、事故に遭った時、央に勧められたものでした。
真衣は事故の時、央が真依を励まし最後に言った言葉を思い出します。
「君も俺も、その子も、きっと良い奴」
先を行く真央と太郎の手を繋ぐ後ろ姿を見つめ、真衣が少し大きな声で「きっと」と言うと、太郎は「きっと良い奴」と返したのです。
真依は笑顔で駆け寄り、真依と太郎は真央を間に挟み3人で手を繋いで歩くのでした。

後日、露伴邸の書斎に露伴と泉、露伴はサイコロを振っていました。
起こってしまえば奇跡ではないという考えの露伴にも、央の臓器を提供された太郎と真央が出会い、真央が太郎のことに気づいていたことは説明がつきませんでした。
しかし、未だ解明されていないことが多いDNAに魂が記憶されることがあるなら、そして真央だけが感じ取ることができていたとするなら、露伴はそう考えるしかありませんでした。
真央が真衣に太郎を引き合わせ、泉はロマンチックだと思い、そんな泉は太郎にフラれた割には元気だと露伴は呆れます。
太郎は写真を撮ることを再開しましたが、以前の写真とは違い、ほのぼのしていて泉の好みではありませんでした。
ふと、泉は真央が消えた時のことを思い出し、露伴が超能力があたかもあるかのように解説した訳を追及、面倒になった露伴は泉を玄関から叩き出します。
書斎でひとりになった露伴は、漫画を描く前の準備運動をし、そしてデスクに向うのでした。