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『いだてん』39話のネタバレ感想!終戦後の悲劇!小松勝の言葉が『富久』に宿る!

2019年10月13日に放送されたドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』39話のネタバレを含むあらすじと感想を、放送後にSNSで最も注目を集めた出来事を含めてお伝えします。

39話では、志ん生と五りんの運命が満州の地で交錯!
三遊亭圓生と満州を巡っていた孝蔵は、小松勝と出会っていた。

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『いだてん』39話のあらすじネタバレ

昭和20(1945)年 3月。
美濃部孝蔵(森山未來)や三遊亭圓生(中村七之助)に、満州へ、ひと月ほど兵士たちの慰問興行へ行ってほしいという話がきました。
圓生はこれを二つ返事で受けますが、孝蔵は難色を示します。しかし、満州には空襲が無いとか、禁演落語もないといったことを聞き、家族にも背中を押され、引き受けることに。

昭和20(1945)年 5月。
満州の大連へやってきた孝蔵と圓生。
日本にいたときと違って空襲もなく、酒も飲め、慰問興行しながらのんきに暮らしていました。

そうして気づいたら、一か月の予定が、もう二か月に。
そんな折、満州の警備隊に就いていた小松勝(仲野太賀)が、興行を見にやってきました。
小屋へ入ろうとすると、絵葉書を手売りしていた中国人男性が、日本兵に押され、商品をぶちまけてしまいます。けれど日本兵らは誰も見向きもせず、無視して通り過ぎてしまいます。けれどそんな中、勝だけが地面に散らばった絵葉書を拾い上げました。そして一枚、絵葉書を購入した勝。

その後、孝蔵の「富久」を聴きました。
すると孝蔵へ、走り方のフォームがなってないと、ダメ出し。孝蔵はそれがうっとおしく、勝を追い返してしまいます。

昭和20(1945)年 7月。
孝蔵たちは、奉天(ほうてん)へとやってきて、放送局の社員で芸達者な森繁久彌(渡辺大知)に出会います。

満州へやってきて3か月経つというのに、燃料不足で引き揚げ船が全く出ず、日本へ帰れません。
さらには、沖縄の日本軍が全滅したとか、ソ連が中立条約を破って攻めてくるとか、広島や長崎に原爆が落とされたなど、悪い噂話ばかりが聞こえてきます。

そしてついに、ソ連軍が攻めてきて、街中が混乱。
そんなとき、また勝と出会います。
勝は、以前出会った後、本来は沖縄へ配置換えされる予定だったのですが、出発の前夜、戦況の悪化を悲観した分隊長(村杉蝉之介)が皆に「逃げろ!」と命じたため、今は逃亡兵として満州を彷徨っているという。
これに圓生は「良い隊長に恵まれたね」と零します。しかし、逃亡兵と行動を共にしたのでは、こっちに身の危険が及ぶと、突き放そうとする圓生。
するとそこへ、銃を持った中国人男性が、日本人を撃ち殺すという騒ぎが起きます。その男性は、圓生たちにも近づいてきましたが、勝の姿を認めると、向けた銃を下ろしました。その男性は、以前、勝が手助けした絵葉書売りの男性だったのです。
孝蔵たちは、勝のおかげで命拾いした、と感謝しました。

昭和20(1945)年 8月15日。
3人は、大連で終戦を迎えました。
中国人たちは歓声を上げ、日本人が住んでいた場所を荒らします。その様子をみて「これから仕返しが始まるんですね」と呟く圓生でした。

3人は、荒れ果てた興行小屋で酒を酌み交わします。
持ち出したお酒はロシアのお酒、ウォッカ。強い酒にもかかわらず、孝蔵や勝は、豪快に飲みます。そして酔った勝は、「日本に帰りたい」「走りたい!」と嘆いたり、師匠である金栗四三(中村勘九郎)のことをこき下ろしたり。

そして家族の話も。
圓生には子供が6人いて、孝蔵は4人、勝は1人。
孝蔵の長男・清(若林時英)は噺家で、日本へ引き揚げたら、清の高座を聴くのが楽しみだという。
これを聞いた勝は「金治もオリンピック選手になってくれたら嬉しいなぁ」と呟くのでした。

後日、興行を打つ孝蔵と圓生。
こんなご時世、誰もやって来ないかと思いきや、100人ほど客が来ました。けれど、そこでの客同士の会話は「若い女が青酸カリで集団自決した」とか「皇太殿下は捕虜になってアメリカへ連行されるらしい」といった暗い噂ばかり。
孝蔵は、こんな空気じゃウケる気がしないと尻込みます。けれど、圓生は物怖じせず、居残り組の我々にはアレだと「居残り佐平次」を演じました。
すると大ウケし、会場は盛り上がります。
孝蔵はこれをみて、自分は何を演じようかと悩みます。そこへ勝が「富久」をリクエストし、久蔵が走る距離を、浅草から日本橋ではなく芝まで伸ばしたら、もっと面白くなるだろうと助言。孝蔵は、芝まで走れる奴なんていない!と指摘しますが、勝は実際に四三は走ってると言い返します。
結局、孝蔵は勝の助言を全て受け入れ「富久」を演じることに。
するとこれまた大ウケ。
聴いていた勝も、演じる孝蔵の面白さに涙し、ついには居ても立っても居られず、自分も走り出してしまいます。そして、ポストの前を通った勝は、手元にあった絵葉書に「志ん生の『富久』は絶品」と書いて、金治へ送ろうとしました。
しかしその時、ソ連軍がやってきます。勝はソ連の兵士に囲まれ、逃げ出しますが、その背に銃撃を受け、倒れてしまうのでした。

興行が終わった後、勝の遺体を見つけた孝蔵たち。
孝蔵は、すでに絶命した勝へ「起きろ!」と必死になって起こそうとしますが、そこへまたソ連軍の車が。
圓生は、必死になって孝蔵を勝から引き離すと、やっとのことで逃げたのでした。

その後、勝の帰りを待つりく(杉咲花)のもとに勝の遺品が届きます。
その中には、投函されず手に残ったままだった絵葉書も。
りくと四三は、勝のボロボロになった足袋を抱きしめ、泣き腫らすのでした。

一方、満州は、ソ連軍の侵攻で荒らされる一方。
「こうなったら俺も死んでやる!」と、孝蔵は自棄になって、ウォッカをがぶ飲みします。
そして意識を失って倒れた孝蔵に、「死んじゃだめだよ、兄さん!せがれの高座、見るんじゃないのか!」と言って水をぶっかけた圓生。これに孝蔵は意識を取り戻します。
圓生のおかげで命が救われたのでした。

その頃、日本では。
一向に帰ってこない孝蔵を、おりん(夏帆)たちは心配していました。
万朝(柄本時生)は、もう半年も経って帰らないのなら、もう諦めたほうがいいと進言します。そうすれば、息子の清が「志ん生」の名を継げると。しかし、それを拒む、おりんでした。

おりんは、よく当たるという噂の占い師に占ってもらうことに。
バー「ローズ」にやってきました。
マリー(薬師丸ひろ子)の占い結果も、万朝と同じく「諦めたほうがいい」でした。しかしそこへ、田畑政治(阿部サダヲ)は入店し「この人、当たらないから」と一言。
これに救われるおりんでした。

昭和21(1946)年 1月。
いまだ日本に帰れず、満州にいた孝蔵。
圓生から、所帯持ちのほうが優先的に船に乗ることができると聞いて、偽装結婚することに。
しかしその相手は、とんでもない大酒飲みで豪快な女性で、孝蔵はたじたじ。逃げ出してしまいます。

昭和22(1947)年 1月。
今日死ぬか明日死ぬかといった過酷な生活を経た後、ようやく引き揚げ船に乗ることができた孝蔵。その際、ウォッカ売りをしていた美川秀信(勝地 涼)に声をかけられましたが、美川についての記憶がほとんどなく、そっけない態度であしらう孝蔵でした。

満州でも所帯をもった圓生は、その2か月後に日本へ引き揚げます。

昭和22(1947)年 2月。
日本帰国後の初高座で、孝蔵は「富久」を演じたのでした。

『いだてん』39話のネタバレ感想

40代女性

ドラマ大好きうさうさ

中村七之助さん演じる三遊亭圓生が、超絶上手い!
中村七之助さんの落語を、最初から最後まで生で聴いてみたくなりました。
話し方や仕草にユーモアがあって、さらに品もある。素晴らしすぎです!

日本に戻ってきた孝蔵の「また、貧乏に逆戻りか。でも俺だけじゃねぇ、日本がとびっきりの貧乏だ。これからは、みんな揃って上向いて這い上がっていけばいいんだから、わけねぇや」という台詞が、心に沁みました。
暗いどん底を味わった日本が、立ち直れたのは、こういうバイタリティーがあったからなんですよね。当時の人はカッコいい!

ドラマの雰囲気もこれから上向いていくようで、ワクワクします。
その幕開けとして(?)登場した美川くん。彼が登場すると、ぱっと場がなごみますねぇ。
満州へ行っても、やっぱり逞しかった!

五りんのお父さん・小松勝の話、泣けました。
絵葉書に書かれた「志ん生の『富久』は絶品」の裏には、こんなにたくさんのドラマと、想いが込められていたんですね…!感慨深いです。

終戦後の悲劇!小松勝の言葉が『富久』に宿る!

終戦後、ソ連軍に撃たれて殺されてしまった小松勝。
「日本に帰りたい」「走りたい」といっていた勝の無念が辛すぎました。

でも、小松勝の言葉(アドバイス)が、志ん生の「富久」に反映され、勝の息子・五りんと引き継がれていくことが、せめての報いでしょうか…。

「日本がさんざんっぱらやってきたこと」
この言葉が刺さりました。

多くの人々の哀しみ・苦しみの上に、国家が保たれた?国の豊かさがあった?
日本が勝ち続けていた時は、奪われる哀しみ・苦しみを感じることも少なかったが、奪われる側になり痛烈に感じる痛み。
当時の世界のあり方や、国家について考えされました。

号泣必至の今回。
哀しみをやはりこの人!美川くんが最後に埋めてきましたね 笑。

『いだてん』40話のあらすじ

公式サイトが発表している『いだてん~東京オリムピック噺~』40話のネタバレStory(あらすじ)は以下の通りです。

1959年。東京オリンピックの招致活動が大詰めを迎えていた田畑(阿部サダヲ)は、東京都庁にNHK解説委員の平沢和重(星野 源)を招き、きたるIOC総会での最終スピーチを引き受けるよう頼みこむ。断る平沢に対し田畑は、すべてを失った敗戦以来、悲願の招致のために全力を尽くしてきた自分の「オリンピック噺ばなし」を語って聞かせる。それは、戦後の食糧不足の中、浜松で天才・古橋廣之進(北島康介)を見いだすところから始まる──。

出典:https://www.nhk.or.jp/idaten/r/story/