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『いだてん』34話のネタバレ感想!ラトゥールの心を動かしたのは「目黒のさんま」?

2019年9月8日に放送されたドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』34話のネタバレを含むあらすじと感想を、放送後にSNSで最も注目を集めた出来事を含めてお伝えします。

34話では、二・二六事件が発生し、東京に戒厳令が敷かれる!
そんな中、田畑は来日したIOC会長ラトゥールの案内役を任せられ…。

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『いだてん』34話のあらすじネタバレ

昭和11(1936)年 2月26日。
皇道派(天皇親政の下での国家改造(昭和維新)を目指す)の影響を受けた陸軍青年将校らによるクーデターが起こりました。[二・二六事件]

雪が降りしきる中、行軍し、総理大臣官邸や警視庁、参謀本部等を占拠します。
そして、高橋是清(萩原健一)大蔵大臣など閣僚を暗殺。

物々しい雰囲気の中、急ぎ、東京朝日新聞社へ出社した田畑政治(阿部サダヲ)。
緒方竹虎(リリー・フランキー)は記事作成の指示を出しますが、内務省から、記事の差し止めを命じられます。

そして間もなくすると、「国賊新聞を叩き壊す!」などと叫びながら青年将校が押し入ってきました。
緒方は社員たちに、危険だからと退避を命じます。
しかし「言論の自由のために、ここは踏ん張るべき」と訴える田畑。新聞社内を荒らす将校に立ち向かっていきます。けれど力の差は歴然としており、あっけなく打ちのめされてしまうのでした。

その後、自宅で目を覚ます田畑。
自分が関わってきた政治家、五・一五事件の犬養 毅(塩見三省)に続き、高橋是清までも暗殺されてしまい、恐怖を抱きます。そして今、オリンピック招致を手掛けている田畑は、こんな状況下で、平和の祭典だなんだと浮かれていていいのか、という疑問も抱きはじめます。

そんな中、嘉納治五郎(役所広司)から呼び出された田畑。
IOCのラトゥール会長が訪日するのだから、そのための対策を練らねばと言います。
しかし田畑は、「こんなときにオリンピックか?」と問いかけました。けれど一方で「やりたい!」と思う気持ちも素直に吐き出す田畑。
田畑自身も、この矛盾する気持ちに苛まれ、葛藤していたのです。
そこで、治五郎に結論を委ねます。「あんたが本気なら、ついていく」と。
これに力強く応える治五郎。
治五郎の強き想いを聞き、迷いを打ち消す田畑でした。

そうして、田畑はラトゥールの案内役を引き受け、迎えるための準備が進めました。

3月19日。
一ヶ月の渡航を経て、ラトゥールが東京へ到着しました。
ラトゥールの出身国であるベルギーの国旗を手にして、盛大に迎えます。

このとき既に二・二六事件の首謀者たちは投降し、事件は解決していたものの、未だ軍人らが街中を闊歩するなど物々しい雰囲気があり、戒厳令は敷かれたままでした。
そういうこともあり、都内の移動手段は、小回りがきいて、かつ道に詳しい元車夫の清さん(峯田和伸)に頼むことに。

ラトゥールを清さんの引く人力車に乗せて、歌舞伎鑑賞や寄席鑑賞、会食など、そしてラトゥールたっての希望で岸 清一(岩松 了)のお墓参りもしました。

そして神宮外苑競技場を案内する治五郎。
関東大震災で被災した市民を受け入れ、皆がここから力強く這い上がったことも話します。
多少、手狭(ベルリン競技場が10万人収容なのに比べ、神宮は4.5万人収容)であることを気にする治五郎。しかしラトゥールは「市民のためのものなら大きくすることはない。十分だ」と言ってくれたのでした。

その後、将校らのいる道を避け、下町へと入った清さん。
ラトゥールは、下町の子らが遊んでいる姿に興味を示します。そこでは、ベーゴマやけん玉、ゴム跳びなど様々な遊びをする子たちが、オリンピックを真似て、花で作った冠で表彰していました。
これに、オリンピックの精神が子供にまで受け継がれていると、感銘を受けるラトゥールでした。

観光の後、治五郎と柔道をとるラトゥール。
治五郎の弟子である杉村陽太郎(加藤雅也)も道着を着て、仲間と手合わせしていました。
これに気付いたラトゥールは、杉村に話しかけます。
そこで、あらためてオスロ総会での非礼を詫びる杉村。IOC委員を辞任すると宣言します。

すると治五郎は「ムッソリーニを説得しようという禁じ手を言い出したのは、この私だ」と明かし、その理由も述べました。

世界の平和の祭典を、何としてもこのアジアにも持ってきたかったこと、日本だって欧米に負けずオリンピックに高い関心を持ちしっかり準備を整えていること、それを知ってもらいたかったこと、そして、自分には時間が無く焦ってしまったこと。

これらを素直に白状した上で、誠心誠意、謝罪したのでした。
そして最後に、あらためて、ラトゥールがこの極東まではるばる着てくれたことに感謝を伝える治五郎でした。

視察最終日。
ラトゥールは、この訪日を大変満足し、「日本にはオリンピック精神が浸透している。オリンピックはアジアに来るべきだ」という声明を出してくれたのでした。

そして帰る道中、清さんの人力車に乗ったラトゥールが、足袋を履いて走る二人の男性を見つけ「カナクリ、カナクリ!」と声を上げます。
これに「金栗は今、熊本ですから」と否定する田畑。

しかし実のところ、二人はまさにその金栗四三(中村勘九郎)と弟子の小松勝(仲野太賀)でした。

というのも…

一月ほど前に池部家を家出した四三。
しかし、その矢先に二・二六事件が起こってしまい、都内が大混乱という報せを聞いて、また熊本に戻っていました。
そこで今度は、スヤ(綾瀬はるか)や幾江(大竹しのぶ)に素直に事情を明かし、東京行きを相談します。
幾江は、四三がまた4年も家を空けてしまうことに寂しさを見せるも、最終的には快く背中を押してくれました。

そうして晴れて東京へ来ることになり、かつてのように、日本橋を快走していたのでした。

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『いだてん』34話のネタバレ感想

40代女性

ドラマ大好きうさうさ

「言論の自由を守らなくちゃ!」と将校たちに立ち向かったまーちゃん、カッコよかったです!
力では全然歯が立たなかったけれど、でも、立ち向かおうとした田畑に「記者」としての姿を見ました。
最近、公開された「拝謁記」でも、昭和天皇が、忘れられない出来事のひとつとして、また戦争へ突入する大きな転機となったものとして二・二六事を挙げられてました。痛ましい事件でしたね…。

ムッソリーニとの一件について、潔く謝った治五郎の姿にジーン…!
そうなんですよね、間違えたら正々堂々、素直に謝ればいいのですよね。すごく単純なことだけど、とても大切なことを教えられた気がします。

そして、四三と幾江さんとのシーン。たまらなく泣けました。
幾江にとって四三は腹を痛めて生んだ息子同然で、離れ離れになってしまったら寂しいし、心細いし、心配にもなってくる。今まで、そんな素振りは一切見せず、強い姑を演じてきてたからこそ、余計にその本音、親としての情が胸に迫りました。四三が思わず「おかあさ~ん!」と言って、まるで小さな子供のように幾江に甘えようとした気持ち、すごくわかります!

この34話が放送された今日、ちょうど目黒のさんま祭りがありました。
ただ天候に恵まれず、大雨に見舞われてしまったそうで…。
そんな時節を捉えた演出も、この「いだてん」の魅力ですね!

ラトゥールの心を動かしたのは「目黒のさんま」?

田端も言っていましたが、オリンピックは見栄や国の威信ためではなく市民(人々)のためであり、盛大に楽しむお祭り!

ラトゥールの心を動かしたのは、盛大なおもてなしではなく、間違いなく庶民(子どもたち)のオリンピック(お祭り)に対する思い・期待だったのではないでしょうか?

でもこれで招致が確定したわけでもないし、実際に1940開催は実現しません。
ですが、ラトゥールへの田端らのおもてなしは大成功だったと言えるでしょう。

『いだてん』35話のあらすじ

公式サイトが発表している『いだてん~東京オリムピック噺~』35話のネタバレStory(あらすじ)は以下の通りです。

1936年夏。ベルリンで4年後の次回大会の開催地を決めるIOC総会が始まり、嘉納治五郎(役所広司)は「日本で平和の祭典を!」と熱く訴える。その直後に開幕したベルリンオリンピックは政権を握るナチスが総力をあげて運営する大規模な大会となり、田畑政治(阿部サダヲ)を圧倒し当惑させる。マラソンでは金栗四三(中村勘九郎)と同じハリマヤ足袋を履くランナーが出場。水泳では前畑秀子(上白石萌歌)のレースが迫る。

出典:https://www.nhk.or.jp/idaten/r/story/