『いだてん』23話のネタバレ感想!関東大震災で被災したシマちゃんは五りんの祖母だった!
2019年6月16日に放送されたドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』23話のネタバレを含むあらすじと感想を、放送後にSNSで最も注目を集めた出来事を含めてお伝えします。
23話では、大正12年9月1日に発生した関東大震災が描かれる。
変わり果てた東京の町、四三は混乱の中で行方不明のシマを探すが…。
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※記事の公開日(更新日)時点の情報です。
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『いだてん』23話のあらすじネタバレ
金栗四三(中村勘九郎)の依願退職を覆すべく、教室に立て篭もった村田富江(黒島結菜)たち。
そんな富江たちに、父・大作(板尾創路)は「女は男にはどうしたって勝てないのだから、体を鍛えるなど無駄だ。だから女子を鍛えようとする金栗先生も不要だ」と言い聞かせます。
そうな暴論を主張する大作に、増野シマ(杉咲花)は「女が男に勝てない?ならば娘さんと勝負をしてください」と提案しました。そして、もし富江が勝利したなら、四三の依願退職を撤回させるという条件つきで。
これに、徒競走に覚えのある大作は自信を持って受けて立ちます。
そして行われた、村田親子のかけっこ勝負。
結果は、富江の圧勝でした。
こうして、四三はクビを免れたのでした。
一方その頃、酒や博打に金を注ぎ込んでいた美濃部孝蔵(森山未來)は、家賃滞納で夜逃げをしていました(一回目)。
夜逃げした先でも生活を改めようとせず、酒びたりの孝蔵。
妻のりん(夏帆)は、いよいよ愛想が尽きてきました。
大正12(1923)年 9月1日。
この日は朝から変な天気でした。雨がパラついたと思ったら日が照り出したり、風が強く吹いたり。そしてとにかく暑苦しい日でした。
四三は、嘉納治五郎(役所広司)に誘われ、完成間近の神宮外苑競技場の見学に来ていました。
嘉納はこの競技場が完成した暁には、東京にオリンピックを招致すると息巻き、そして、世界中に柔道を浸透させるという夢を熱く語りました。
一方、シマは富江たちに誘われ、オペラを見に浅草の凌雲閣にやってきていました。
しばらく凌雲閣の入口で富江たちを待っていましたが、なかなか現れなかったので、中で待とうと建物に入ります。その時、
午前11時58分 関東大震災が発生しました。
凄まじく大きな揺れにより家屋は倒壊。
そして、それにも増して恐ろしかったのが、その後の火災でした。浅草から日本橋、芝の方まで燃え広がり、二日間にも渡って火の海となった東京。
東京は壊滅状態、大混乱に陥りました。
地震発生当時、昼食の用意をしていたりんは、慌てふためいてうまく火消しができずにいましたが、孝蔵が咄嗟に水をぶっかけて事なきを得ます。しかし、その後、東京中の酒を大地に吸わせるのはもったいないと、りんをそっちのけで酒屋に出向き、浴びるように樽酒を飲む孝蔵。
そんな、どうしようもない孝蔵に、怒り心頭のりんは、戻ってきた孝蔵に「あたしゃ身重なんだよ!」と激白しました。これに驚き、動揺する孝蔵でした。
一方、四三は皆の無事を確認すべく、駆けずり回っていました。
まずは播磨屋。播磨屋は主人の黒坂辛作(三宅弘城)をはじめ、皆無事でした。また、シマから預かっていた赤ちゃん・りくも無事であることを確認し胸を撫で下ろします。
教え子の富江も大作共々、無事でした。
そして清さん(峯田和伸)も。
ただ、シマの無事が確認できず、シマの夫(柄本佑)と共に探し回りました。
しかしオペラ座公演を見に行ったシマは凌雲閣の12階にいたと思われ、その凌雲閣は地震の際に、8階から先が崩れ落ちていました。
絶望感が漂い、泣き崩れる増野を元気付ける四三でした。
◆
そして、その震災の様子を語る古今亭志ん生(ビートたけし)。
弟子・五りん(神木隆之介)が、神妙な面持ちで祖母も関東大震災に被災したことを明かします。
祖母の写真を皆に見せる五りん。
そこには、金栗夫妻と共に映るウェディングドレスを着たシマの姿がありました。
『いだてん』23話のネタバレ感想
ドラマ大好きうさうさ
関東大震災の凄惨さが様々な角度からひしひしと伝わってきました…。
そしてシマちゃんが…!
あの時代に女性ながら頑張ってきたシマが、こんなことになってしまって本当に悲しいです…。でも、最後に五りんの出自が明かされて、シマの写真が出てきたとき、シマの意志が、生きてる証が今でも息づいていると感じられて、少し気持ちが救われました。
それにしても孝蔵は、大震災のときでも相変わらずでしたね。
まさか、まっさきに取った行動が、酒屋に行って酒を救うことだったとは…!
普通パニックになって、体も思考も停止してしまうだろうに、そんなところにまで考えが行って行動を起こせたのは、逆にすごい!
そんな孝蔵だからこそ、未曾有の事態では、殊のほか頼もしく感じられたのかもしれませんね。
孝蔵の羽織を着て「だって寒いんだもん」と言ったおりんの気持ちが、ちょっとわかりました。孝蔵がいてくれたら寒くない=心細くない、のだと。
関東大震災で被災したシマちゃんは五りんの祖母だった!
関東大震災で祖母が被災したと打ち明けた #五りん。
「写真は一応、定期に入れて持って歩いてますけど…」
五りんが取り出したのは #シマ と #増野 の結婚写真でした。#いだてん#りく pic.twitter.com/U89tdMPY6b— 大河ドラマ「いだてん」 (@nhk_td_idaten) June 16, 2019
今回登場したシマの娘・りくが後の五りんの母だとすると、日本という島国(シマ)がアジア大陸(りく)として初の五輪(五りん)を開催する、ときれいに繋がるんですよね #いだてん
— ブラキストン線の向こう側 (@cupsoup2) June 10, 2019
#いだてん 21話を見返してたら、五りんの落語シーンで
「この時代、職業婦人という言葉がありますが、シマさんはまさにその走りで……いやあ、すみません」と涙をふくシーンが。
甲斐性のない旦那たちと比べ、シマの旦那が素晴らしいという意味で泣いたとごまかしてたけど…
違う意味だったんだ…泣 pic.twitter.com/2XpjDdsZf1
— ホリーニョ (@horinyo) June 16, 2019
震災の下りを、ものすごく真剣に聞いているな五りんくん、と思った。
ああ、シマちゃん先生…
「被災した」「会ったことないんで」から伝わる辛い事実。。#いだてん pic.twitter.com/Cwml90A49E
— ミカヅキ (@Goodmoanin_ll) June 16, 2019
「あまちゃん」では実際の被災の様子を極力描かないことで東日本大震災を取り上げたクドカンが今回はシマという女性の生き様に焦点を当てて惨状をリアルに描き、震災時の流言飛語による朝鮮人虐殺まで45分間に盛り込んだ。見事という他はない展開。#いだてん#いだてん東京オリムピック噺
— ベル紫 (@cornelius0321) June 16, 2019
関東大震災の噺をする古今亭志ん生(ビートたけし)を真剣に見つめる五りん(神木隆之介)の姿は、ラストのシマちゃん(杉咲花)が実は祖母だったに結びついていたんですね。
ということは、五りんは、シマの娘・りくの子ということかな?
シマちゃんは『いだてん』出演者の中でも、いい雰囲気をまとっていたので、亡くなってしまったことは非常に悲しかった!
それにしても、関東大震災で混乱する中、酒屋に走る孝蔵(森山未來)の頭の中はどうなっているんでしょう。さすがというべきなのかな…。
『いだてん』24話のあらすじ
公式サイトが発表している『いだてん~東京オリムピック噺~』24話のネタバレStory(あらすじ)は以下の通りです。
関東大震災により、東京は壊滅状態に。治五郎(役所広司)が作った神宮外苑競技場は避難所として人びとを受け入れ、そこで富江(黒島結菜)ら女学生が傷ついた人びとの救済に尽力する。四三(中村勘九郎)は心配する熊本のスヤ(綾瀬はるか)や幾江(大竹しのぶ)の元にも僅かな時間帰省。援助物資として食料を譲り受けるなか、神宮で復興運動会を開催し、スポーツで人びとを元気づけるアイデアを思いつく。そして「復興節」の歌がはやり、孝蔵の落語が疲れ切った人びとに笑いをもたらす。
出典:https://www.nhk.or.jp/idaten/r/story/