ドラマル

2021年3月21日

『イチケイのカラス』原作ネタバレ!ドラマの1話から最終回までのあらすじ・キャスト・視聴率まとめ

ドラマ『イチケイのカラス』の1話から最終回までのあらすじを、原作ネタバレを含めてわかりやすく紹介しています。

竹野内豊さん主演の連続ドラマ『イチケイのカラス』を200%楽しむために、キャストや各話ゲスト、視聴率の推移をあらすじと一緒に随時更新してお届けしていきます。

※最新話のネタバレは、リアタイ(視聴)後に追加します。

見逃し配信をチェック

当記事には、『イチケイのカラス』の第1話から最終回までのネタバレが含まれています。先に内容を知りたくない方は、「FODプレミアム」で第1話から最新話までの放送をご覧になれます。
※記事の公開日(更新日)時点の情報です。

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『イチケイのカラス』の基本情報

  • タイトル:イチケイのカラス
  • ドラマ公式URL
    https://www.fujitv.co.jp/ichikei/
  • ドラマ公式Twitter
    https://twitter.com/ichikei_cx
  • 主演:竹野内豊
  • ジャンル:リーガルエンターテインメントドラマ
  • 放送局:フジテレビ系
  • 放映日時:月曜 21:00 – 21:54(初回30分拡大)
  • 放送開始日:2021年4月5日

概要(見どころ)

『イチケイのカラス』は、浅見理都の同名漫画を原作とする、浜田秀哉が脚本を手掛けたリーガルドラマ。
型破りなクセあり裁判官の主人公・入間みちお(竹野内豊)が、性格も価値観も事件へのアプローチも全て真逆の堅物な裁判官・坂間千鶴(黒木華)と出会い、難事件の裏に隠された真実を明らかにしていく姿を描いた物語です。

物語が進むにつれて、実は元弁護士という異色な経歴を持つみちおの知られざる過去も次第に明らかになっていきます。

キャスト一覧

  • 入間みちお(いるま・みちお):竹野内豊
    東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)の刑事裁判官、型破りなクセあり裁判官
  • 坂間千鶴(さかま・ちづる):黒木華
    若くして特例判事補になったエリート裁判官、冗談が全く通じない堅物
  • 石倉文太(いしくら・ぶんた):新田真剣佑
    元傍聴マニア、みちおのファンを公言している裁判所書記官
  • 井出伊織(いで・いおり):山崎育三郎
    正義感の強いクールな中堅検事、元高校球児でエースで4番
  • 浜谷澪(はまや・みお):桜井ユキ
    姉御肌の裁判所書記官、三つ子の男の子を育てる母
  • 一ノ瀬糸子(いちのせ・いとこ):水谷果穂
    物おじしない新人の裁判所事務官
  • 川添博司(かわぞえ・ひろし):中村梅雀
    お人よしの主任書記官
  • 駒沢義男(こまざわ・よしお):小日向文世
    30件あまりの無罪判決に関わっている伝説の裁判官でイチケイの部長、みちおを裁判官の道へ導いた師
  • 城島怜治(じょうじま・れいじ):升毅
    井出の上司、主任検事、駒沢の司法修習時代の同期でライバル
  • 日高亜紀(ひだか・あき):草刈民代
    最高裁判所判事、坂間の司法研修所時代の上席教官
  • みちおを見守る会のメンバー:長田庄平・松尾駿(チョコレートプラネット)

ゲスト一覧

  • 江波和義:勝村政信(1話)
    衆院議員
  • 長岡洋一郎:松澤一之(1話)
    江波の秘書
  • 長岡誠:萩原利久(1話)
    大学生、洋一郎の息子
  • 相馬真弓:松本若菜(1話)
    洋一郎が電車に引かれた時の目撃者
  • 奈々:古川凛(1話)
    小学三年生の真弓の娘
  • 深瀬瑤子:前田敦子(2話)
    人気料理研究家

スタッフ一覧

  • 原作:イチケイのカラス
    作者:浅見理都
    出版社:講談社
    雑誌・レーベル:モーニングコミックス
  • 脚本:浜田秀哉
  • 音楽:服部隆之
  • 主題歌
    曲名:-
    歌手:-
    レーベル:-
  • プロデュース:後藤博幸、有賀聡、橋爪駿輝
  • 演出:田中亮、星野和成、森脇智延、並木道子
  • 編成企画:高田雄貴
  • 制作協力:ケイファクトリー
  • 制作・著作:フジテレビ第一制作室

各話の視聴率

『イチケイのカラス』各話の放送後、視聴率がわかり次第情報を追加します。
※視聴率はビデオリサーチ調べ

各話放送日視聴率
1話4月5日13.9%
2話4月12日
3話4月19日
4話4月26日
5話5月3日
6話5月10日
7話5月17日
8話5月24日
9話5月31日
10話・最終回(仮)6月7日

ドラマ『イチケイのカラス』の最終回ネタバレ(予想)

2021年4月5日からのフジテレビ月9ドラマは、竹野内豊さん主演のリーガル物語『イチケイのカラス』です。
原作は、浅見理都さんの大ヒット漫画。4巻をもって完結してしまったので残念!と思っていた方も多いはずですね。
原作を元に『イチケイのカラス』最終回までのあらすじを紹介し、結末を予想します。

原作とドラマの設定の違い

物語のあらすじを紹介する前に、『イチケイのカラス』の原作とドラマとの設定の違いについて少々説明しておく必要があります。
とっても大きな相違点ですので箇条書きします。

  • 原作の主人公はエリート裁判官の坂間信平ですが、ドラマでは弁護士出身で変わり者裁判官の入間みちお(竹野内豊)に変更されています。
  • 坂間信平は、坂間千鶴(黒木華)と女性となっています。
  • 原作では舞台となっている裁判所は武蔵野地方裁判所第1刑事部ですが、ドラマでは東京地方裁判所第3支部第1刑事部で裁判所名は伏せられています。

『イチケイのカラス』原作のあらすじ

原作の物語は、特例判事補の坂間真平(ドラマでは千鶴。黒木華)が第1刑事部に配属されて来たところから始まります。
特例判事補とは裁判官を5年以上経験し、判事と同等の権限を持つ判事補のこと。
エリート裁判官の証とも言える立場です。
しかし、馴れ々しい態度の第1刑事部の書記官・石倉文太(新田真剣佑)や反応テンポの遅い一ノ瀬糸子(水谷果穂)を、坂間は少し警戒しています。
着任早々、坂間は中学生の法廷見学で質疑応答の役割をさせられることになります。

最初の「裁判官の年収ってどのくらい?」の中学生の質問に、
「自分で調べてください」と冷たくあしらった坂間。
次の「判決を下す時どのくらい悩みますか?」の質問には、
「(検察官がしっかり立証するから)悩むことは無い」と答え、
「更生とかは自分の仕事ではないし、(被告人に)説諭もしない」などと坂間は言い切りました。
そして究極の質問「裁判官って何ですか?」の問いには「誰にも干渉されず、ルールに沿って自分で判断できる仕事」だと胸を張って答える坂間。

そこに中学生の付き添い教師かと思えた男が口を挟んできました。
「現実には裁判官も自分の人事評価や他人の出世も気になり、被告人は犯罪を犯した悪い奴と決め付けている裁判官もいる」
坂間はその人物から中学生達の前で鋭く裁判官批判を受けます。

坂間がそれに反論する中、勝手に見学場所の法廷から去ったその男、実は第1刑事部の刑事裁判官・入間みちおだったのです。

第1刑事部長の駒沢義男(小日向文世)と裁判官室で右倍席に座る入間みちおの2人は坂間にとって驚くべき裁判官でした。

駒沢部長は62歳で任官してからずっと刑事事件を担当し、無罪判決を30件以上出しているベテラン判事。
しかも、そのすべてが確定しています。
99.9パーセントの有罪率と云われる日本の刑事裁判では突出して多い無罪判決件数。
その上、駒沢部長は「裁判官の為の訴訟指揮入門」なる冊子を自作していて、それを千円で坂間に売りつけたのです。

右倍席の入間みちおは、裁判官に任官する前の弁護士時代、十数件の無罪判決を刑事裁判で勝ち取っていたヤリ手の弁護士。
「入間みちおを見守る会」などというファンサイトまであります。
坂間の友人の裁判官・山之内秀作は、駒沢部長も入間みちおも要注意な人物だとの情報を入れてくれました。

そして、最初の合議事件の裁判が行われる日がやってきました。
著名な小説家の田端紀道が強制わいせつの疑いで逮捕・起訴された事件の初公判です。

田端紀道はノーボル賞を受賞している世界的な作家なので、世間も注目しマスコミの取材陣もたくさん裁判所に詰め掛けています。
駒沢部長も入間みちおも変装して出勤するほどの念の入れようですが、坂間は普段どおりだったので記者から追い掛け回されて困惑顔です。

第1回公判は型どうりの人定質問から検察官の起訴状朗読、被告人の起訴事実の認否と進みます。
ここで判事の駒沢部長は被告人に黙秘権があることを述べた上で・田端紀道に否認の場合でもその意思を明らかにするように促したのです。
左倍席に座る坂間は「黙秘権には否認の場合にも黙っている権利はあるはずだ」と心の中でつぶやきます。

誰もが予想したとおり田端紀道は「私は、やっていません」とわいせつ行為の事実を否認しました。
田端被告の弁護士も無罪を主張し、ここからが証拠調べという裁判の手続きが始まりました。

検察官の冒頭陳述。
要旨は、嵐が丘駅近くに設置されている女子トイレの中で田端被告が若い女性の背後から胸をワシ掴みにするというわいせつ行為をした というものでした。

証拠採用の段階で弁護側は、警察官と検察官による供述調書に不同意です。
そこで検察側は、被害者の証人尋問を証拠請求し、次の第2回公判で行われることになりました。

裁判官室に戻った坂間は、まだ駒沢部長が否認の場合にも黙秘権があることを云わなかったことに不満を持っています。
そんな坂間に入間は、「手続きの向こうにいるのは生身の人間だからこそ、ちゃんと伝わらなきゃダメなんだ」と坂間には理解不能なことを云います。

第2回公判では、被害者女性が田端被告を犯行現場で認知していたかどうかが争われました。
警察の事情聴取の際に犯人を写真で特定したからです。
振り向いた時、田端被告の顔を覚えていたかどうか、そこが争点でした。

弁護側の立証場面で小野弁護士は、「検証」を請求します。
「検証」とは裁判官が現場に赴き事実を確認することで、同じ状況の再現が難しく記録を取る必要もあるため手間がかかり通常、裁判所は「検証」を認めることはまずありません。

駒沢判事、入間みちお、坂間の3人の合議では、坂間ひとりが証拠は十分揃っていると「検証」に反対しますが、入間は積極的です。
「君は検察官がプリンに醤油をかけるとウニの味になると云ったら食べずにそれを信じるか?」と坂間に畳み掛けます。

結局、駒沢判事も「検証」の経験を坂間に述べるに至り、「検証」を実施することになりました。

そして、嵐が丘駅前に立った裁判官3人が自ら実証実験をすることになりました。
駒沢判事を筆頭に、女子トイレの中の暗がりで振り返って見た男を裁判官3人はみごとに言い当ててしまいます。
「今回の検証は必要なかったのでは?」
帰りの電車の中で坂間は入間に勝ち誇ったように言います。

「自分だけ納得して判決書を書いても伝わらないんだ。被告人に被害者に検察官に弁護人に」入間は坂間にだけ聞こえるように云います。

判決の日が迫る頃、世間では冤罪ではないかとの声がSNSなどで広まっていました。
ノーボル賞作家の無罪を支持する圧倒的なアンケート結果がマスコミに登場。

最終弁論でも、弁護側は無罪を主張し続けています。

駒沢から判決文を書くように指示された坂間は、検察官の請求どおり懲役2年と、それに4年の執行猶予の判決文を作成します。

しかし、坂間の思った以上の世間の判決に対する批判。
完全に裁判所は悪者にされています。

「納得なんて考える必要はないんだ」坂間の怒りは入間の言った“納得”に向けられていました。

そこに駒沢部長から言葉が坂間に掛かります。
「田端さんは上訴権を放棄したそうです」

「坂間さんの起案した判決に納得したのかもしれませんね」

本当に控訴しなかった理由はそれなのか?坂間の当惑はまだ続きます。

入間みちおの裁判指揮

川沿いの高架下で暮らすホームレスの夫婦がいました。
結婚こそしてはいなくても5年テントの中で連れ添ってきた妻が体の不調を訴え、夫の大木義晴は嵐宿町の田口綜合病院へ妻を連れて行き診察してもらいます。
結果、医師の診断は「特に異常は無い」と言うものでした。
しかし、妻は数日後、痛みを訴えることも出来ずに急性心筋梗塞で亡くなってしまいます。

夫の大木は「あの時、医者がもっとちゃんと診てくれていたら妻は死なずに済んだのに」と怒り、妻が直前まで使っていた包丁を形見にして持って病院に行き医者に会おうとします。
ところが、病院の事務局長は面談を拒否し取り合おうとしません。

憤った大木はタオルに包んだ包丁を床に叩き付けた時、刃がむき出しになってしまったのです。
それで病院中は大騒ぎとなり警察官が来てうなだれてソファに座り込んでいる大木が逮捕される騒ぎとなりました。

2ヵ月後、武蔵野地方裁判所では入間みちお裁判長が開廷を宣言します。
法廷の傍聴席には坂間が座って入間の裁判指揮を見ています。

裁判長の人定質問の後、検察官の起訴状読み上げがあり、被告人認否になりましたが、大木は「早く女房のいるところへいかせてください」と投げやりになっています。
審理が開始されると、検察官は犯行までの大木の状況や経緯を事細かに説明し始めます。

ただし、それはすべて大木の有罪を立証するために構築された論理です。
その中で、
・本件が大木の執行猶予中の犯行だったという点
・大木が担当医に危害を加えようとして凶器の包丁を持っていたという点
が強調されていました。

一方、大木の法定弁護人は検察の提出した証拠のすべてに同意し、大木への弁護人質問は傍聴人が「校長先生の説教尋問」と例えるほど形式的なものでした。

この様子を見て入間は補充質問を大木に対して行いました。
そして審理が進むに連れて、

大木の前の罪が放置自転車を拝借した占有離脱物横領罪であったこと。
大木に包丁で危害を加えようとする強い加害意思が認められないこと。
が明らかになります。

この日の裁判が終盤になり、検察官が論告求刑を申し立てます。
「懲役1年6月」
傍聴人席では意外と重い求刑に緊張した空気が流れています。
弁護側の最終弁論が、お決まりの「寛大な判決を求めます」で締めくくられるのを聞いた入間裁判長のひとこと。
「寛大とは?」
これがやる気のない弁護士に対し怒りを抑えた発言だったことは直後に解る事になります。
「即日判決します」
そう言い終えた入間は、数時間で書き終えた判決内容とは。

「被告人を罰金20万円に処する」というものでした。
しかも、未決拘留中の期間分1日5千円に換算し、実質負担なしの判決。

更に、検察官に大木の更生緊急保護の手続きを弁護人に指導するように申し添えたのです。

ある日、坂間は入間が懇意にしている占い師からアラスカのワタリガラスの話を聞きます。
カラスがこの世を創った神話です。

自由奔放で身勝手で気まぐれだけど、知恵を駆使して、人間に光や火や水を与えたりもするカラス。
神様や英雄なんかじゃないけど個性がある奴だとその占い師は云います。

そして最後に、その話は入間みちおから教えてもらったと坂間に伝えるのです。

クレプトマニア(依存症)の被告・瀬川恵子

次は、坂間が担当するクレプトマニア(依存症)の被告・瀬川恵子の話です。
盗癖がある執行猶予中の主婦がスーパーマーケットで商品を盗み、保安員に噛み付いた事件。
夫はドイツに長期出張中、義母の介護でノイローゼとなった4歳の娘のいる母親でした。

坂間が当番の日に警察から拘留期限の延長申請が出たところから物語は始まります。
弁護士の堤は、瀬川恵子に子供がいることや住居があり逃亡する恐れの無いことや病んでいることを理由に延長申請を認めないで欲しいと熱心に坂間に食い下がります。
だが坂間は瀬川の盗みが執行猶予中の犯罪であると述べて簡単には申し出に応じようとしませんでした。

しかし、本人に対する拘留質問で素直に罪を認めている瀬川に坂間は、帰宅を許可し拘留期限の延長申請を退けたのです。

弁護士は瀬川恵子を病院へつれて行き、クレプトマニア(依存症)の治療プログラムを開始させます。
けれど、急遽帰国した夫・拓馬から「裁判が終わったら離婚しよう」と切り出されてしまいます。
更に「娘のほたるは俺が引き取る」と付け加えられていました。

裁判当日、娘のほたるを家で留守番させて、瀬川夫妻は出廷します。
異変に気づいていたほたるは、その日、熱があると言い出して学校を休んでいました。

そして、夫妻が裁判所へ出かけるとベッドから抜け出し、身支度を始めたのです。
家を出たほたるは牛乳屋さんで裁判所への道を聞くと教えてくれた通り、バスに乗って両親を追いかけてゆきます。

バスの中で親切な女性と出会ったり、裁判所見学の児童に紛れたりといろいろあって、母の公判が行われている部屋へ入ることが出来ました。

そこで、ほたるちゃんは検察官から責められている自分の母親を見ています。
ついに「執行猶予中の犯行ですよね。また万引きを繰り返すのではないですか?」と容赦ない質問が女性検事の口から吐き出されたその時でした。

「ママがんばれ!」「ママは大丈夫だもん ほたるがいるから大丈夫だもん!」
法廷に幼い娘の声が響きました。

驚きの空気が流れる中、坂間は裁判官として、ほたるの父親に娘の退廷を命じます。

その後も、実刑を主張する検察官と刑罰ではなく治療を主張する堤弁護士の弁論は続きました。
そして、この日をもって結審。

だが、坂間は悩み始めています。
判例を調べても実刑か、再度の執行猶予でも再犯すれば併せて長期の実刑となる。

悩んでいる坂間をみて、駒沢部長は結審後に異例の補充質問を勧めます。
入間も躊躇(ちゅうちょ)する坂間を後押し。

坂間裁判官による瀬川恵子に対する補充質問は2問だけでした。
・娘ほたるが法廷に現われてどう思ったか?
・治療にどう取り組んでゆくのか?
この質問をすると決めた段階で坂間の判断は決まっていたのかもしれません。

瀬川恵子は素直にそして前向きに自分の気持ちを述べてくれて、坂間は満足でした。

坂間が下した判決は、執行猶予3年付きの懲役1年。
親子は別々に暮らす必要は無くなりました。

坂間の顔に初めて人間らしい笑顔が戻ってきました。

そんな坂間が宿舎に帰ると、姉の絵真がドアの前に座り込んでいます。
彼氏に浮気されて弟に愚痴をこぼしにやってきたのです。
前にもこんなことがあって、もううんざりの弟。
そんな時に、階下の入間がやってきて、なんと絵真と入間が意気投合して、姉は弟の部屋に泊まると言い出し恋人談義が始まってしまいました。

裁判員裁判

さて次は、裁判員裁判のお話です。
武蔵野地方裁判所では、裁判員裁判への辞退率が上がって改善が求められているようです。
そんな折、イチケイでも裁判員裁判がありました。

今回は傷害致死事件、当日集められた裁判員の候補者の中から8人が選ばれます。
まず、辞退を申し出た人と個別に質問のある人が、裁判官、検察官、弁護人の前で面接を受けます。
審査して残った人と面接のなかった人の中から8人が抽選でその日の裁判員に選ばれたのです。

2番落合、5番立原、7番柳田、11番西園寺、14番小中、22番大前、補充裁判員として9番津名、24番新村
名前は自己紹介の時に本人が言った苗字で、偽名でも良いそうです。
裁判では番号で呼ばれ、討議では本人が申し出た苗字で呼ばれていました。

その8人の中には主婦やサラリーマン、大きな会社の会長やウェブデザイナーや小説家志望者まで様々です。
ここで、坂間から注意事項の説明があります。
「法廷で見聞きしたことは秘密にしなくても結構です、但し、評議の内容については誰にも明かしてはいけません。例えば裁判長は有罪の意見だとか、何番さんは懲役3年だとかですね」
「それに裁判が終わるまでは自分が裁判員であることは不特定多数の人に知らせてはいけません」

裁判・評議の進行手順や着席順など事務的な説明もあって、駒沢部長が裁判員に、「裁判員に選ばれてプレッシャーもあるでしょうが、ひとりで悩まずお互いに意見を出し合ってひとつのチームとして結論を出すのが裁判員制度です」と準備を締めくくります。

そして裁判員裁判が開廷しました。
まず、検察官の起訴状朗読に沿って事件の概要をまとめると、こうなります。

被告人・小木島修二は月の森グラウンドにおいて被害者・露井清の顔面を右腕で殴り、急性硬膜下血腫の傷害により死亡させたものです。

この説明に対し、弁護人は「被告人の暴行は止むを得ない応戦だったのが経緯であるため正当防衛」と無罪を主張。

小木島修二の暴行が正当防衛に当たるのかどうかが争点となりました。

検察官の冒頭陳述は続きます。
まず、被告人・小木島修二の状況について、年齢は63歳で妻と2人暮らし、子供2人はすでに自立しています。
印刷所の職人でしたが3年前に定年退職し、現在は無職です。

当日、月の森公園で散歩をするため車で向い、途中コンビニへ寄ったところ、隣の車の運転手が窓からタバコを投げ捨てたのを目撃し、運転手に注意しました。
その運転手が被害者の露井さんです。

注意された露井さんは被告人と口論となり、被告人は逃げるように立ち去って月の森公園駐車場へ行き車を停めたのです。

すると、後を追ってきた露井さんに気が付いた被告人は、妻を散歩に行かせて「あっちにゆこう」とグラウンドに露井さんを誘導しました。
グラウンドに立った被告人小木島修二の行動が後で議論のポイントとなります。

検察側は、「被告人はメガネを外し、ファイティングポーズを取った」と言い、
弁護側は、「メガネが危険と感じたので外し、防御姿勢を取った」と言います。
双方とも、最初に殴ったのが被害者となった露井さんの方である事は一致しているのですが、被告人の反撃の度合いに差異があります。

正当防衛か否かの重要な事実が争われることになります。

裁判は、目撃証人、遺族、被告人本人への検察・弁護人双方の質問という手順で進んでゆきました。
一貫して被告人・小木島修二は、「自分は悪くない」と無罪を主張し続けますが、その態度に裁判員からは評議の場で、
「反省がない」「被害者遺族に何もしていない」「(露井さんの追跡から)逃げられたんじゃないか」など批判が一斉に湧き上がります。

しかし、7番柳田は、「自分があの状況だったら逃げられなかったし、自分の父親でも同じ状況になったら小木島さんと同じ結末になっていたかも知れない」と意見を述べています。
その他、24番新村のように真犯人目撃証人説を主張する裁判員もいましたが、無視されていました。

意見が出尽くしたところで、駒沢部長が裁判員全員に対しとても重要なサジェスチョンを与えました。
「事件の真実を知るのは被告人だけです。裁判官も検察官も弁護人も本当のことは知りません。一番避けなければならないのは冤罪」「疑わしきは被告人の利益に」を念頭において考えることが大切と伝えます。

その後、評議は続けられ判決はまとまりました。

再び、法廷のシーン。
「それでは、判決を言い渡します。被告人は無罪」

8人の裁判員はそれぞれ元の生活に戻り、新しい一歩を踏み出していました。

生徒への傷害罪で訴えられた高校教師

最後は生徒への傷害罪で訴えられた高校教師の話です。

授業に集中せず成績が悪い生徒を叱りつけた担任の更科康平先生に反発して、侮辱する言葉を吐く男子生徒・巣堂佑樹。
更科先生は「授業の妨害をするなら出て行け」と佑樹の腕を掴み廊下に連れ出して力ずくで床に座らせようとします。
その時、更科先生は誤まって佑樹の指をひねってしまい小指と中指を骨折させてしまったのです。

思わぬ事に「おい、巣堂、大丈夫か!?」と声をかけますが、その様子はすべて佑樹の仲間の生徒がスマホで撮影していたのです。
後日、佑樹の両親が抗議に校長室を訪れ、更科先生の退職を迫ります。
そこは結論を保留する形で収めたかと思っていた学校側ですが、佑樹が指を骨折したシーンの動画がSNSへ投稿され拡散されるとマスコミまでこの問題を取り上げ始めたのです。
そして遂に刑事告訴の日を迎えます。

この裁判を担当するイチケイでは、駒沢部長の提案で入間みちおと坂間真平の3人の合議制が取られることになりました。
初公判で冒頭の手続きが終わると、2回目の公判での被害者・巣堂佑樹の尋問を坂間が求めます。
検察の調書や証拠調べの前に高校生の被害者尋問は異例ですが、これは駒沢部長の指示だったのです。

次回公判で証言台に立った佑樹は、事件の経緯や被害の状況を打ち合わせたとおりに述べました。
そこで、駒沢部長は坂間に追加質問を促します。

それを感じた坂間は、「言い残したことはありませんか?」とダメ元で思いつきの質問を佑樹にしてみました。
すると、佑樹の口からは思いがけない証言が飛び出してきたのです。
「先生とボクを助けてください」

佑樹は、先生を困らせてやろう位に考えてしたことだったのに動画が拡散されてからどんどん大事になり、こんなことにまでなったのが怖くて堪らなかったのです。

裁判はこの被害者証言で大きく展開し、判決は罰金刑の微罪。

誰もが納得する結末となりました。

駒沢部長がこの裁判を異例の合議制にして、坂間に被害者証言を求めさせ追加の質問までさせた意図はこの物語の結末で明らかになります。

坂間が、再び中学生の裁判所見学の質疑応答を担当する場面です。
前回にもあった「裁判官の年収は?」「判決を出すのは怖くないですか?」の質問には平然と自分流の答えを返した坂間。
しかし最後に付け加えて、こう言います。
「ですが、僕にとっては面白い仕事です」

ドラマ『イチケイのカラス』の結末予想

原作漫画では入間真平が主人公だったため、真平の裁判官という仕事に対する心境の変化が結末に据えられていました。
しかしドラマでは設定が変わり主人公が入間みちおになったことから、みちおが弁護士から裁判官になった謎が明かされる結末になるのではと予想しています。

それは、ドラマのタイトル『イチケイのカラス』にも関係する裁判官の役割に対する入間みちおの思いが込められた部分なので見逃せません。

『イチケイのカラス』各話のあらすじ

2021年4月5日からフジテレビ系にて放送開始された竹野内豊さん主演の連続ドラマ『イチケイのカラス』の各話あらすじネタバレを、放送後に随時更新してお届けしていきます。

1話のあらすじネタバレ

東京地方裁判所第3支部第1刑事部(イチケイ)の刑事裁判官・入間みちお(竹野内豊)は中卒で司法試験を突破した叩き上げ。
そんなイチケイに、東大法学部出身の特例判事補エリート・坂間千鶴(黒木華)が赴任。イチケイ部長の駒沢義男(小日向文世)は、千鶴に入間と組むよう指示。千鶴の異動は、事件の処理件数があまりに少なく、民間会社なら倒産しているイチケイを立て直す為であり、最高裁事務総局判事・日高亜紀(草刈民代)の指令です。

入間を裁判長に、千鶴と駒沢の三人での合議制で取り組む起訴案件は、大学生の長岡誠(萩原利久)が、代議士の江波和義(勝村政信)に全治一ヶ月の怪我を負わせた傷害事件。駒沢部長の提案による合議制裁判が千鶴の異動後の初仕事です。
誠は、江波代議士の秘書だった長岡洋一郎(松澤一之)の息子。洋一郎は、二ヶ月前、江波代議士の不正献金疑惑が発覚した矢先、電車への飛込み自殺をしていました。

第一回公判。検察側は、東京地検第3支部の井出伊織(山崎育三郎)と城島怜治(升毅)。誠は江波が先に殴りかかったと証言し、更には、父は自殺ではないと主張。自分の就職祝いをやろうと店を予約していた父が自殺などするはずが無いと誠は確信しています。入間は、洋一郎の飛び込み自殺の真相を確かめようと捜査権を発動。現場検証を実施します。
傍聴席には、みちおを見守る会のメンバー(長田庄平、松尾駿/チョコレートプラネット)がいて、入間裁判長の言動に注目しています。

洋一郎が自殺とされたのは、たまたま目撃者がいたからでした。工場での仕事終わりに踏切を通りかかった相馬真弓(松本若菜)は、洋一郎が電車に飛び込むのを目撃したと証言していました。また、江波代議士も洋一郎が自ら不正献金で得た金をクラブ女性に貢いでいたと告白して、その直後に、電車に飛び込んだと証言していました。
が、真弓の娘、小学三年生の奈々(古川凛)が踏切に折り紙の花を供えているのを、入間は現場検証の折りに見ていました。真弓は、二年前に離婚しているシングルマザーで、当日も、娘と一緒に踏切付近にいたということになります。

第三回公判を前に、真弓に対する所在尋問を実施する入間。
あの日、奈々と連れ立って帰宅の途に着いていた真弓。近くの工事現場の騒音の他、線路と併行して走る幹線道路の交通量も多い中、奈々がオルゴール音楽を聞きながら踏切に入り、そこで、オルゴール箱の中身を線路上に落としました。で、電車の接近に気付かずに、それを拾い集めようとしている奈々の背中を押して、自らは、電車に轢かれた洋一郎。洋一郎は、その時、たまたま踏切近くで江波議員と不正疑惑に関して揉めていて、奈々の危険を察知。代議士の不正献金の受け取りに関して、これを公表すると言ってから、奈々の救出に向かっていました。
で、その時、真弓は江波から虚偽証言を求められます。真弓が勤めていた工場の経営者と懇意だった江波は、仕事仲間の解雇をちらつかせて、虚偽証言を迫りました。真弓は別の大手企業を斡旋され、それで経済的には随分と楽にもなっていたので、娘の命の恩人(洋一郎)を見殺しにしていました。命を助けられた娘の奈々は、そのことに苦しんで、踏切で花を手向けていました。

結局、誠は、懲役1年6月(執行猶予付き)の判決。

11年前。「私は無実です」と書いて死んだ男がいて、それで、弁護士バッジを外す決意をしていた入間。そんな時、駒沢部長に「裁判官になってくれませんか?」と要請された入間。「あなたが司法を裁くのです」と入間に言った駒沢部長。彼の念頭には、最高裁事務総局判事の日高亜紀がいます。どうやら、入間が日高を裁く日が来るのを駒沢部長は期待しているようです。
……国から貸与されている弁護士バッジを船上から海に投げ捨て、それは国に返却すべきものであることを駒沢部長に指摘される入間がいます。

2話のあらすじネタバレ

『イチケイのカラス』2話のあらすじネタバレは、2021年4月12日(月)21:00の放送後こちらに追加します。今しばらくお待ちくださいませ。