ドラマル

2020年7月12日

ドラマ『閻魔堂沙羅の推理奇譚』原作ネタバレ!1話から最終回までのあらすじ・キャスト・視聴率まとめ

ドラマ『閻魔堂沙羅の推理奇譚』の1話から最終回までのあらすじを、原作ネタバレを含めてわかりやすく紹介しています。

中条あやみさん主演の連続ドラマ『閻魔堂沙羅(えんまどうさら)の推理奇譚(きたん)』を200%楽しむために、キャストや各話ゲスト、視聴率の推移をあらすじと一緒に随時更新してお届けしていきます。

※『閻魔堂沙羅の推理奇譚』全話ネタバレ完了済み(2020年12月20日)。

見逃し配信をチェック

当記事には、『閻魔堂沙羅の推理奇譚』の第1話から最終回までのネタバレが含まれています。先に内容を知りたくない方は、「U-NEXT」で第1話から最終回までの放送をご覧になれます。
※記事の公開日(更新日)時点の情報です。

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『閻魔堂沙羅の推理奇譚』の基本情報

概要(見どころ)

NHK総合「よるドラ」(土曜/11:30)枠にて全八話。
原作「閻魔堂沙羅の推理奇譚」(講談社文庫)は、ミステリー作家、木元哉多(第55回メフィスト賞受賞)デビュー作のシリーズ化作品。閻魔堂沙羅役、中条あやみ主演でのテレビドラマ化。あの世の裁判官、沙羅は、閻魔大王の娘なのです。

沙羅が現世に未練を残したまま殺された死者たちにゲームを課します。これは、「命を奪った犯人を推理特定できれば蘇り、それが分からなければ地獄行き」という生還を賭けたゲームです。沙羅の前にやって来る亡者たちは生き返りを賭けて、自らが殺された殺人事件の真相に挑みます。その過程で生前の生き方が問われます。時に毒気を含みつつも天真爛漫な沙羅の言葉が、人の生き方を教えます。

キャスト一覧

  • 閻魔沙羅:中条あやみ 
    閻魔大王の娘、閻魔堂の主
  • 浜本尚太:小関裕太(1話)
    27歳、死因・凍死、鶏肉専門の卸業「鶏賑」の営業マン、沙羅いわく“ヘタレ”
  • 向井由芽:賀喜遥香(2話)
    17歳、死因・撲殺、父と2人暮らしの高校生2年生、沙羅いわく“貧乏人”
  • 澤木夏帆:黒島結菜(3・4話)
    22歳、死因・交通事故死、バドミントンの元トッププレーヤー、沙羅いわく“臆病者”
  • 池谷修:R-指定(5話)
    30歳、死因・???、ゆすり屋、沙羅いわく“銭ゲバ”
  • 武部建二:村上淳(6話)
    43歳、死因・刺殺、大阪府警の刑事、沙羅いわく“犬”
  • 新山律子:牧瀬里穂(7・8話)
    43歳、死因・刺殺、店舗デザイナー、沙羅と浅からぬ因縁がある

スタッフ一覧

  • 原作:閻魔堂沙羅の推理奇譚
    作者:木元哉多
    出版社:講談社
    雑誌・レーベル:講談社タイガ
  • 脚本:古家和尚
  • 音楽:岩崎琢
  • 主題歌
    曲名:-
    歌手:-
    レーベル:-
  • 演出:渡辺良雄、葛西勇也、石川慎一郎、鈴木航
  • 装協力(沙羅):飯嶋久美子
  • 制作統括:出水有三

各話の視聴率

『閻魔堂沙羅の推理奇譚』各話の放送後、視聴率がわかり次第情報を追加します。
※『閻魔堂沙羅の推理奇譚』は、ビデオリサーチによる視聴率の発表がないため、SNS(Twitterつぶやき数など)の反響をもとに、視聴熱を5段階(★)で発表します。

各話放送日視聴率
1話10月31日★★★
2話11月7日★★★
3話11月14日★★★
4話11月21日★★★
5話11月28日★★★
6話12月5日★★★
7話12月12日★★★
8話・最終回12月19日★★★

ドラマ『閻魔堂沙羅の推理奇譚』の感想

40代女性

わかな

中条あやみが演じる閻魔堂沙羅は、訪れた死者を天国行きか地獄行きかを裁決する番人。スレンダーなスタイルに人外的なメイクと衣装が似合っていて、小悪魔っぷりがハマってます。
そうしてやってきた死者に生き返るチャンスを与えるのです。自分はどうやって殺されたのか、また殺した犯人を言い当てたら現世に戻してあげる約束をします。

沙羅はお茶でも飲みながら悠長に時を待ちますが、殺された本人でも誰に殺されたのかわからないのは不幸なことです。まさに命をかけた謎解き推理を楽しむドラマで、一話完結型なのでそれほど複雑ではないのもちょうどいいところです。

ドラマ『閻魔堂沙羅の推理奇譚』の最終回ネタバレ(予想)

原作、各話独立で全6巻。現世に未練を残して殺害された亡者たちの前に立ち現われる閻魔大王の娘・沙羅(中条あやみ)。
タブレット型の閻魔帳を手に赤マント。沙羅は、訳も分からす不意に殺害された者たちにゲームを持ちかけます。
自分の命を奪った殺人犯を言い当てられれば現世に生還。犯人が分からなければ地獄行き。

第1巻。
親と喧嘩して学校の部室に泊まり込んだ女子高生が絞殺されます。犯人は部室を盗撮していた顧問教師。女子高生はこの盗撮カメラを発見し、殺されました。女子高生は犯人を言い当て、生き返ります。
次いで、ダメダメ社員が冷凍倉庫内で荷物の下敷きになり凍死してしまうというケースがあり、三つ目が、82歳のおばあちゃんの老衰死の話。音信不通になっている息子に未練を残したまま、おばあちゃんが老衰死します。こちらは、息子の消息推理が沙羅からの課題になります。これを言い当てたおばあちゃんは1時間だけ生き返り、そして、孫から息子の足跡を聞いた後、静かに永眠。
で、最後の四つ目は、元暴走族のフリーターが、暴力団に撲殺される話。

第2巻(負け犬たちの密室)。
破天荒な刑事、狡猾な小心者のユスリ屋、撲殺された元甲子園球児の社長、いずれも余り善い人とはいえない人たちの人生観が語られます。――元甲子園球児社長の場合、現場は密室でした。容疑者として浮かび上がったのは、かつて共に戦った甲子園球児です。

第3巻(業火のワイダニット)。
天涯孤独の男は大学受験を前に友人の家で焼死。自分には特に生きる目的も無いので死んで良いとは思うものの、しかし、殺された理由を知りたい受験生。「なぜ友人は、自分を殺したのか?」。現世に復活して、もう一度、友人と語り合いたいと願い、推理ゲームに挑みます。

第4巻(点と線の推理ゲーム)。
女子中学生が、知らぬ間に撲殺されます。ナイフで脅され拉致されたものの、一旦解放。その直後の撲殺でした。女子中学生は沙羅の前で推理を働かそうと記憶を辿りますと、まず、担任教師の不倫写真が発覚したこと、そして、ダメ親父の絵画が高額で販売されていたことを思い出します。それらの不可解な点と線を結び付けて、女子中学生は自身の死の真相を解明します。

第5巻(落ちる天使の謎)。
イジメを受けていた少女に恋をしてフラれたイケメン男。イジメの原因を調べている最中、少女は飛び降り自殺。それを受け止めようとした男は少女と共に死亡。自分の死はともかくとして、少女の死を許せない男がイジメの原因を推理解明します。

第6巻(金曜日の神隠し)。
過去を消しデザイナー業と子育てに忙しい女性には、実母が殺人犯であるという秘密があります。彼女は殺人犯の母を持つ娘として、幼い頃から虐待されて育ちます。そんな中で努力を重ね、デザイナーとしての地位を確立。そんな折り、母に金を貸したという筋悪の借金取りが現れます。更には、縁を切ったはずの性悪の母も刑務所を出所してやって来て、別れた夫の周囲をうろつきます。それで、ただでさえ思春期の一人娘とはうまくいっていない現状に、苦しみが加算します。そういう状況下、自宅にやって来た母を殴り、その数日後、何者かに刺殺されます。
ひたすら過去を隠し、人に頼らず生きて来たはずの彼女が、自らの推理に打ちのめされます。親の心子知らず、子の心親知らずがテーマになっています。

ドラマ版『閻魔堂沙羅の推理奇譚』も上記の原作に沿った物語が展開されていくと予想します。

殺された理由、そして犯人を言い当てる推理ゲームは、殺害された者の洞察力なり、優しさが問われています。
つまり、誰に殺害されたのか、その犯人に心当たりが無いとか、犯人が不明確のままということは、ある意味、優しさの欠如なのかも知れないのです。

沙羅の言葉の意味を考察

「不快感」の最上級が「殺意」であり、であればこそ、できうる限り他者には「不快感」を振り撒かぬよう十分配慮して生きなければなりません。
「不快感」を加算、増幅させまいという、そういう配慮を欠いていますと、つい、ウッカリ「自我の拡散」に伴う、「不快感」の撒き散らしをしてしまいます。

そして、なお悪いことに、当人がそれに気付いていないということがあります。
すると、他者から向けられている「殺意」に対するその構え(備え)姿勢さえも疎かになります。よって、他者に狙われていることを感知できず、不用意に殺害されてしまいます。

他者の「殺意」を感知して、優しく生きよと沙羅は言いたいのでしょうか。
何故、殺人者に「殺意」が芽生えたのかを知ることが、あるいは、殺された側の「優しさの復活」に繋がります。生き方の反省に繋がります。

沙羅の言葉は、周囲に「不快感」を与えない為の、そういう配慮の行き届いた優しい生き方への導き学習になります。沙羅の言葉は、「優しく生きよ」という、そういう生き方の勧めになっているものと思われます。

『閻魔堂沙羅の推理奇譚』各話のあらすじ

2020年10月31日からNHK総合にて放送開始された中条あやみさん主演の連続ドラマ『閻魔堂沙羅の推理奇譚』の各話あらすじネタバレを、放送後に随時更新してお届けしていきます。

1話のあらすじネタバレ

浜本尚太(小関裕太)が目を開けると目の前には女性が座っています。
とても不思議な空間。
「ヘタレ」と向かいに座る女性、閻魔堂沙羅(中条あやみ)が口を開きます。
「は?」と尚太。
すると「ヘタレで腰抜け、根性無しの意気地なし、ちゃんと大人になりきれないまま平凡な人生を終わらせた訳ですね。ご愁傷様でした」と沙羅は言います。

「し、死んだ?死んだって誰が?」と尚太。
「あなたがです。浜本尚太。享年27。死因は冷凍室での凍死」と沙羅は言いました。

数時間前。
「浜本お前またやったのか。ミスしない様、確認しろといつも言ってるだろう。すぐに岩田がフォローしたから最悪の事態は免れたが」と怒る鹿子木富次雄所長(中川浩三)。
謝る尚太。

そこに後輩の岩田優斗(田中亨)がやって来ます。
「すまんな。余計な仕事増やして」と所長が言います。
「いいんすよ。先輩の尻拭いは慣れっこなんで」と岩田は言います。
「もし僕に手伝える事があったら」と言う尚太。
「じゃあこれ持って冷凍室の1番奥に行って来て下さい」とメモを渡し岩田が言います。
しかし、メモは白紙です。

冷凍室に入る尚太。
「何なんだよ。一体」と呟く尚太。
メモを見ると字が浮かび上がりました。
「手伝い不要。かえって仕事が増えます」と書かれていました。
「消せるペンか。手が込んでるな」と尚太は言います。

「この日は大口の取引先に送る商品の配送ミスをやらかして所長に叱られ、いつもフォローしてくれる後輩の岩田からも思いっきり馬鹿にされて」と尚太。

そこに「お疲れ」と天野京香(古畑星夏)がやって来ました。
「へこんでるね」と京香が言います。
「同期入社以来、天野さんには片想いをしている。高嶺の花すぎて告白する勇気なんてずっとなかったけど」と尚太。

「僕会社辞めようかな」と尚太が言うと「辞めてどうするの?芸術家でも目指す?左利きはクリエイティブな人が多いんだって」と京香は言います。
「このまま会社にいたって皆んなに迷惑かけるばっかりだし」と尚太は言います。
「君みたいな人、中途採用してくれる所ないと思うけど」と京香。
「はぁ。もういっその事、死んだ方がマシかな」と尚太は言います。
「ふぅ。はい、これ女子社員の分」と書類を渡す京香。
「ああ。若鶏会の」と尚太。
「死ぬ前に会長の仕事はきっちりこなしてよね。じゃないと私が迷惑するんだから」と京香は言います。
「天野さんが副会長引き受けてくれたのは嬉しいけど」と尚太が言うと、そこに同僚の千原和馬(中山義紘)がやって来ました。
「天野、浜本お疲れ」と言います。
「千原マネージャーお疲れ様です」と京香は言います。
「ちょっとその呼び方止めてくんない?照れ臭いから」と千原が笑顔で言います。
そして「天野、今ちょっといいか?」と京香を連れて行きました。

「千原はこの地区のエリアマネージャーで同期では1番の出世頭だ。天野さんを好きな事も知ってる。僕じゃ勝負にならない」と溜息を吐く尚太。

「料亭一条に配送ミスですか?」と千原が言います。
頭を下げ謝る尚太。
「このままだと浜本先輩のせいでいつかこの会社潰れちゃうかもしれませんね」と岩田が言います。
「別に仕方ないだろ。浜本なんだから」と千原は言います。
「正直、この時の千原の態度が1番堪えた。ダメな同期である僕をいつも親身になって叱ってくれていたのに。とうとう見放された様な気がして。そんな悔しさを引きずりながら、冷凍室で一仕事こなした。今度はミスのない様に、慎重に確認しながら」と振り返る尚太。

「昼休みはどん底の気分で外で過ごした。食事を摂る元気もなかった」

岩田が取引先の谷川スーパーと電話をしています。
尚太が席に戻ると、封筒が。
中を見ると、千原から若鶏会の返事でした。
出席、欠席、両方に丸が付いていて不思議に思う尚太。
すると、「先輩、午前中谷川スーパーから発注受けました?」と岩田が聞きます。
「注文通り送ったけど」と尚太は言います。
「それがまだ届いてないって言うんです」と岩田は言います。
「まさか。ちゃんと伝票切って、本日配達分の所に移しておいたんだ。もう届いてないとおかしいよ」と尚太は言います。

冷凍室に入る尚太。
「何でだよ。何で僕はいつも」と悔しがる尚太。
そして棚の1番上の荷物を探します。
すると棚が尚太に向かって倒れて来ました。
尚太は下敷きに。

ハッと思い出した尚太。
「そうだ。棚から段ボールが落ちて来て、それで」と言う尚太。
「人類への貢献度ゼロ。周囲に迷惑は多々。ただし大きなマイナスはなく、かき集めれば小幅なプラス。まっ、天国でいっか」と沙羅は言います。

「私は沙羅。閻魔大王の娘です。閻魔堂へようこそ。ここは魂が天国行きか地獄行きかを決める場所です」と沙羅は言います。
「ここって死後の世界?」と尚太。
「男女平等やら働き方改革やらの影響で今日は娘の私が父の代理なんです。朝からぶっ通しでご飯もまだ。それってつまりどういう事か分かります?ダラダラ居座られると迷惑。天国行きの扉出してあげたんだから早く行って下さい。邪魔です」と沙羅は言います。

「あっ。はい。すみませんでした」と扉に向かう尚太。
「来世に期待しましょう。その若さで一度も恋愛も出来ずに殺されちゃった分も取り戻せる様に」と沙羅が言います。
「え?」と立ち止まる尚太。
「ん?」と沙羅。
「えっ、いや今、殺されたって」と振り返る尚太。
「あっ、やべ」と沙羅。
「どう言う事ですか?あの冷凍室で起きた事って事故じゃなかったんですか?」と尚太は聞きます。
「あー、お腹空いた」と沙羅は言います。
「誤魔化さないで下さい。殺されたって一体誰に殺されたんですか?理由も分からないまま殺されて終わりだなんて納得出来ません。なんとか生き返る方法はないんですか?」と尚太は言います。

「あなたが生き返ってなんの意味があるんです?浜本尚太。大学卒業後、鶏肉専門の卸業、株式会社鶏賑に入社。配属された南営業所での成績は万年最下位。毎日の様に上司に怒られているお荷物社員。メンタルも弱く、ちょっと怒られただけで不安に駆られ自己嫌悪に陥る。自信喪失になり慎重になり過ぎてまたミスを重ねる悪循環。27年間彼女なし。そんなダメダメな人生に何の未練があるって言うんです?生きてても仕方ないですよね?生まれ変わってやり直した方がマシ。お疲れ様でした」と沙羅はズバッと言います。

うなだれる尚太。
沙羅は電話を掛け、ご飯を大至急用意する様に言います。
尚太は立ち上がり、ドアの方に歩いて行きます。
ドアノブに手を掛け、開きます。
その時、京香の事を思い出します。
「好きな人に告白しようと思ってたのに。ずっと好きだった天野さんに。今年、若鶏会で会長と副会長になったから、どこかで気持ちを伝えるチャンスがあるかなと思ってた。そりゃあ断られるのなんて目に見えてるけど、それでも彼女に何も伝えないまま死ぬなんて嫌だ」と言って扉を閉めます。

「このまま死にたくない」と強く言う尚太。
「じゃあ、ゲームする?」と沙羅。
「ゲームのクリア条件は1つ。自分を殺した犯人を言い当てる事。それが出来たら生き返らせてあげます」と沙羅は言います。
「推理して殺した犯人をですか?」と尚太は聞きます。
「そうです。私はルール上、何も教えない。でも今、あなたの頭の中にある情報だけで言い当てる事は可能です。名付けて、死者復活!謎解きゲーム」と手を叩く沙羅。

「言い当てれば生き返る事が出来るんですね?」と尚太。
「もちろん。相応のリスクは負って貰います。一度失った命を取り戻したいなんて考えは自然のリスクに反する大罪。不正解は問答無用で地獄に堕ちて貰います。天国に行けばより良い条件を備えて人間に、地獄に行けば極限の責め苦で魂は浄化され生まれ変わるのは動物か虫。いわゆる輪廻転生です。これが最後のチャンスです。生き返りか地獄行き。二者択一のゲームに挑戦しますか?」と沙羅は聞きます。

「します」と答える尚太。
「OK。では制限時間ですがあなたはカチカチに凍りついて死んだ訳だから、これでいいかな?」と氷が入ったグラスを持つ沙羅。
「今からアイスティーにするのでこの氷が溶けるまで推理を完了する様に」と沙羅は言います。
「その氷小さくないですか?」と尚太は言いますが「ゲームスタート」と沙羅は指を鳴らし、ゲームは始まってしまいました。

「あれが事故だったって事は棚が崩れる仕掛けがあったって事ですよね?」と尚太は言います。
アイスティーを注いで行く沙羅。
「でも他の社員だって作業するかもしれないのに僕だけを狙った細工をするなんて不可能じゃないですか?」と沙羅に聞く尚太。

食事が届き嬉しそうな沙羅は話を聞いていません。
「あの聞いてますか?思い出せ。あの時の事を。僕は谷川スーパーの商品を取りに冷凍室に行って。そうだ。僕が左利きだからだ。手前の段ボールを脇にどける時、右利きなら右手で右側に寄せるし、左利きなら左手で右側に寄せる。右側のビスを緩めておけば僕が作業をする時、重量が掛かって崩れる仕掛けだ。問題は誰がやったか?」

「僕を殺して得する奴なんていないですよ。この会社に」と尚太。
沙羅は聞いていません。
「あの。美味しそうですね。それ」と尚太は沙羅が食べている食事を見て言います。
「天然酵母のパンに鶏肉とチーズを挟んであるんです。こっちの世界で今流行ってるの」と沙羅は言います。
「あの、家の会社直営店もやってるんですよ。焼き鳥とフライドチキンのチェーン店でメニュー開発コンペとかも盛んなんですよ。僕の案は一度も通った事はないですけど。その、参考までに一口頂けないかと」と尚太は言います。
沙羅はお皿に乗ったサンドイッチを渡します。

「うーん。美味しい。絶品ですよ。これ。これは一度蒸してあるなぁ。タレは醤油ベース。レモンにハチミツ。ナッツとオリーブオイルも入ってるな」と興奮する尚太の後ろで沙羅が腕を組み立っています。
「どうでもいいけど時間ないですよ?」と沙羅は言います。

「頭の中にある情報だけで犯人を推理出来るって事は、あの日会った人間だろ?となると、まず鹿子木所長。岩田。天野さん。千原」
そして皆んなに罵倒された錯覚を見て叫ぶ尚太。

「間もなくタイムオーバーです。諦めますか?」と沙羅は聞きます。

「そうだ。変だよ、あの棚の細工。いつ仕掛けたんだ?午前中作業した時には何ともなかったのに。いつなんだ?誰が」と言って床を見るとメモ用紙が落ちていました。
手に取りデスクに向かう尚太。

「やっぱりそうだ」と千原が出した若鶏会の出欠が書かれた用紙を見て言います。
すると「タイムオーバー」と沙羅の声。
「では解答をどうぞ」と沙羅は言います。

「犯人は分かりました。でも動機に確信が無くて」と尚太は言います。
「構いません。犯人特定のロジックさえ成立していれば」と沙羅は言います。

そして推理を始める尚太。
「まず、冷凍室の棚は僕が左利きである事を利用したものです。右側のビスを緩めて僕が作業した時に崩れる様にしておいた。問題はその細工がいつ行われていたかと言う事です。午前中の作業では無事で、午後の作業でそれは起こった。つまり犯人は僕が昼休憩に外出している間に細工したんです。ただ、犯人は僕を殺すつもりはなかったんだと思うんです。せいぜい怪我をさせるとか、精神的ダメージを負わせる事が目的だった。どうでしょう?」と尚太は話します。

「つまり犯人は誰?」と沙羅は聞きます。
「千原です」と尚太は答えます。
「根拠は?」と沙羅は聞きます。
「若鶏会の参加申し込み書です。社内で使ってるペンの中には書き損じをしても消せるペンがあるんです。摩擦熱でインクが透明になる特性があるからなんですけど、実際には消えた訳では無いので冷やせば消した文字や絵が浮かび上がってくる。岩田にもそれを使ってからかわれました。千原は最初、参加申し込みに丸を付けていたんでしょう。でも何故かそれを消して欠席に書き直した。そして彼は参加申し込みを僕のデスクに置きに行く前にあの犯行を思い付いたんです。伝票を握り潰し発送用の段ボールを元に戻し細工を施しました。その時、冷凍室の冷気が透明になっていたインクに作用してしまった。だから僕が確認した時、出席と欠席の両方に丸が付けられていたんです。これが千原が犯人と考える根拠です。どうでしょう?」と尚太は話します。

「いいでしょう。正解です」と沙羅は言います。
喜ぶ尚太ですが「だけど何故千原が?」と尚太は言います。
「千原の犯行に心当たりは?」と沙羅は聞きます。
「え?厄介払いかな?エリアマネージャーとして使えない社員を解雇する為に。会議の時も、もう僕の事は見限ったって感じだったから」と尚太は答えます。

「残念。彼の動機は単純明解。ただの嫉妬です。ゲームクリアのご褒美に補足説明してあげましょう。あの日あなたと天野さんが話している時、千原が現れて天野さんを連れて行きましたね。あの後千原さんは天野さんをデートに誘ったんです。しかし返事はNO。彼は以前からアタックしていましたが玉砕続きで、その理由をあの日初めて聞かされたんです。あなたです。浜本君の事が好きだからあなたとは付き合えない。天野さんははっきり千原さんに答えました」と沙羅は話します。

「まさか。何で天野さんみたいな人が僕なんかの事を?」と尚太は驚きます。
「うーん。母性本能がくすぐられるって感じ?あなたがヘマをする度に声を掛け、それとなく励まし続けて来たんです。若鶏会の副会長を引き受けたのも同じ。まっ。あなたは気付く様子もないし、彼女は彼女で気付いてくれるのを健気に待っていた訳ですが」と沙羅は言います。

「じゃあ千原はそれが理由で」と尚太。
「会議の時の態度も嫌がらせで棚に細工をしたのも、あなたの言う通り彼に殺意はありませんでした。さて、あなたが死んでから現世では2日が経っています。あなたは冷凍室で意識を失い天野さんに発見されました。病院に搬送されましたが心肺停止のまま死亡を確認。天野さんは号泣。鹿子木所長や岩田君、もちろんご両親もショックを受けています。あなたの死を知った千原は取り乱し、全てを上司に告白し警察に出頭しました」と沙羅は説明します。

「じゃあ早く戻らないと。千原が殺人犯になっちゃいますよ」と尚太は慌てます。
「お人好し過ぎない?」と沙羅は呆れます。
「事故みたいなものでしょう。あいつは同期の星でこれからの鶏賑に必要な人材です」と尚太は言います。
「あっそう。じゃあ早速始めますか」と沙羅は言います。

掌を開き「これ、現世の時空に干渉してその隙間に無理矢理魂をねじ込む閻魔大王の秘技なんです。こんな事、父にバレたらシャレにならないですけどね」と沙羅は言います。
「ご迷惑掛けます。本当に」と尚太は言います。
「もちろん、ここに来た事は消去しますから」と沙羅は言います。
「そっか。じゃあ天野さんの気持ちも忘れちゃうんですね。いつも皆んなに迷惑かけて馬鹿にされる毎日だったから、少しは自信になるかなって思ったのに」と尚太は言います。

「迷惑は掛けてるけど馬鹿にはされてない。ヘマが多くても人間から愛されている。それはあなたの真面目さや誠実さを皆んなが評価しているからです」と沙羅は言います。

取引先と電話をしながら頭を下げる尚太を見ている所長。
「だから鹿子木所長は大事なお得意様の担当にあなたを据えている。岩田君はいつもあなたのフォローを笑顔で引き受けてくれる。天野さんはあなたに好意を寄せ、千原もまた自分が持っていないあなたの魅力や人間性を高く評価している。気付いていないのはあなただけです。周りの人に恵まれていて、いつも助けられてばかり。確かにそれは事実です。しかし努力もせず不満ばかりを言い、周囲に感謝の念を持たない者を誰も助けたりはしません。そう言った恩恵を受けられるのもあなたの人間性によるものでしょう。あなたにはいい所が沢山あるんです。もう少し自信を持ちなさい」と沙羅は話します。

「はい」と答える尚太。
「では、時間を巻き戻してあなたを死の直前に戻します」と沙羅。
「死の直前?」と尚太は聞きます。
「あー。大丈夫。その辺は上手くやるから。あっ。時空の隙間に無理矢理ねじ込むのでめっちゃ痛いからそのつもりで。現世帰還、発動」と沙羅が言いました。

1ヶ月後。
「どうかな?この味」と尚太が聞きます。
「美味しい」と京香は言います。
「あと少しオリーブオイル足した方が」と尚太は言います。
「あっ。そう言えば来週から千原が仕事復帰するよ」と言う尚太。

土下座をして謝っている千原。
「こっちが申し訳なくなるぐらい謝ってくるからさ。今度高い焼肉奢ってくれって言っといた」と言う尚太。
「あっ。でもその前に僕も天野さんにちゃんとお礼言わないと。なんたって命の恩人だから」と尚太は言います。
「ううん。私じゃないよ。突然目の前に現れて言われたんだよね。浜本君が危ないからすぐ戻りなさいって。浜本君本当に心当たりないの?」と京香は聞きます。
それは沙羅でした。
「うーん。ある様な。ない様な。これはどうかな?」と尚太は言います。
「うん。凄く良くなってる。でも珍しいよね。君がこんな迷いなくテキパキ作業するの」と京香は言います。
「一応、味のイメージの完成形は頭の中にあるからね。それをどう完成させるかってだけで」と尚太は言います。
「浜本君。何か変わった気がする」と京香は言います。
「変な言い方だけど、この間の事で生まれ変わった様な気がするんだよね。僕なんかまだまだダメダメだけど、それでも死ぬ気でやれば出来る気がするって」と尚太は話します。
「無理し過ぎないでね。ちゃんと息抜きもしないと」と京香は言います。
「息抜きか。じゃあさ、今日の夜、食事でもどお?さっき言ったお礼。良かったら2人で」と尚太は言います。
「うん。いいよ。行こっか」と京香。
「本当に?」と笑顔で言う尚太です。

2話のあらすじネタバレ

女子高生の向井由芽(賀喜遥香)が目を覚ますと、辺りは南国の様な雰囲気の場所。目の前には閻魔堂沙羅(中条あやみ)がいます。目が合うなり、貧乏人と言う沙羅に驚いている様子です。
女子高生は制服が小さいままサイズは合っていないし、髪は自分で切っている為に乱れています。
それを指摘する沙羅。

閻魔堂の説明を受ける由芽ですが、信じられない様子で自分が死んだ事を告げられます。
由芽は撲殺されたのです。

ラーメン屋さんでバイトを始めた由芽。
ある日、友人の栗竹七菜香(大出菜々子)が塾をサボり店を訪れました。
来る途中に凄い物を見たと興奮している七菜香ですが、その凄い物は教えて貰えないままの由芽でした。

由芽の母は他界していて、画家で無職の父、向井鉄矢(橋本じゅん)と二人暮らし。
父の絵は売れず、貧乏暮らしをしていました。
生活費は内職と由芽のバイト代。
父は公園で絵を売ったりしていますが全く売れません。

学校で授業を受ける由芽。
同級生の男子、徳永晃平(伊藤真央)が自分のテストが100点なのがおかしいと由芽に相談します。
間違えている所にも丸がされていて不思議に思っている様子。
話していると担任の駒野秀明(田村ツトム)がやって来て、文化祭の劇の役を決めると投票が始まりました。
ヒロインのジュリエットは友人の七菜香。
七菜香は嬉しそうにしています。
相手役は徳永です。
七菜香が徳永を好きな事を知っている由芽は七菜香に投票。

その話をしながら歩いていると、同級生の江藤聖也の母、江藤未羽(赤松悠実)とぶつかってしまいます。
睨まれる由芽。
由芽は江藤の母に嫌われている様でした。

1年前。
由芽を貧乏人と激しく馬鹿にし、やり過ぎた為にクラスに居づらくなったと言う江藤聖也(久保田直樹)。
由芽のせいでクラスからイジメに合ったと逆恨みしているのでした。

ある日、由芽の父の絵が10万円で売れました。
信じられない由芽。

父の絵が売れた2日後。
街で江藤を見かけた由芽。
何故か由芽がバイトする隣町のホテル街にいたのでした。

更に2日後。
ポストに手紙が入っていて、それを見た由芽は父を殴ります。
中身は写真。
父がベンチの下に落ちている財布を取る様子が収められていました。
由芽は怒るのですが、誰があんな写真を?と不思議に思います。

文化祭の準備中。
クラスメイトが隣町のホテル街で担任の駒野と江藤の母が一緒にいる所を見た生徒がいると由芽に話します。
由芽が驚いていると、七菜香が綺麗なドレスを来て教室にやって来ました。
ドレスを見て驚く由芽。
クラスメイトは七菜香が最近、お金遣いが荒いと言いました。

放課後。
七菜香と帰ろうとすると下駄箱に手紙が。
それを見た七菜香は最悪だと言って帰ってしまいます。
手紙は徳永からでした。
話があるから夜8時に公園で待っていると書かれていました。

夜になり公園に向かう由芽。
徳永を待っていると、いきなり後ろから襲われました。
ナイフを見せられ怯える由芽にボイスチェンジャーの声で「あまり調子に乗るな。これは警告だ。次なはい」と聞かせる犯人。
犯人はそのまま逃走。
何だったのかと不思議に思いながら、階段を降りようとすると声を掛けられ振り返った瞬間。 
殴られ階段から落ちたのでした。

思い出した頃、目の前では沙羅が父、閻魔大王と喧嘩中。
八つ当たりの様に由芽に言います。
沙羅は親より先に死んでしまったのは親不孝だからと地獄行きを命じます。
しかし由芽は女子高生らしい事を何もしないまま死ぬのは嫌だと生き返らせてと沙羅に頼みます。

すると沙羅はゲームを提案。
由芽を殺した犯人を当てれば生き返る事が出来ると。
「死者復活!謎解きゲーム」の始まりです。

制限時間は沙羅がガチャガチャで当たりを引くまで。

由芽は考えます。
自分を殺す事が出来るのは、公園に行く事を知っていた人。
ラブレターの差出人の徳永。
七菜香。
お父さん。

考えていると、由芽は気付きます。
後ろから襲って来た人物と殴って来た人物は違うと言う事に。
殴られた時の犯人の声は誰なのか?

そしてタイムオーバー。

由芽は謎解きを始めます。

始まりは七菜香が塾をサボり、バイト先に来た日。
あの日、七菜香が言っていた凄い物は、担任駒野と江藤の母の不倫現場。
七菜香はそれを動画に収め、2人を脅迫。
自分が脅迫者とバレない様、何人かのクラスメイトの要求を駒野にぶつけたと話す由芽。
駒野が取った謎の100点、七菜香が劇のヒロインになった事もそれのせい。
父の絵を買ったのは、江藤の母。

2人は自分が脅迫していると思った為、父が財布を拾った写真を送りつけて来たのは警告をする為。
自分には心当たりが無いし、七菜香の要求はエスカレートして行き、2人は追い詰められてしまいました。

そして直接脅す為、偽のラブレターを使い公園に呼び出しナイフを突き付けたのは駒野だと。

自分を殺した犯人は江藤聖也だと由芽は言います。
その理由。
江藤はずっと引きこもっていて、自分の母の不倫の事や、脅迫されている事、公園に呼び出した事など全てを知っていたのだと。

引きこもりの原因と思い込んで恨んでいる自分の事をこの機会に殺そうと。

江藤は先に公園に着き隠れていました。
彼は知らなかった。
自分が江藤の身長を追い越してしまっていた事を。

声を掛けて来たのは、一段下がった所で足止めをする為。
普通なら真後ろにいるのに声を掛ける必要はありません。
階段から突き落とさず石で殴ったのは確実に殺人事件にして、駒野を犯人にしたかったから。

由芽の推理は以上です。

沙羅は完璧ですと言います。
由芽は巻き込まれてしまっただけでした。

現世では死後2日が経ち、初めに襲われた時に由芽が噛み付いた血痕から駒野が逮捕されていました。
父は悲しみ後を追おうとする事12回。
周囲の人が必死に止めていると沙羅は教えます。

そして沙羅は閻魔大王の秘技を始めます。
すると由芽は何故、自分にチャンスをくれたのかと沙羅に聞きます。
沙羅は同じダメ親父を持つ娘同士。
そして、由芽の瞳の奥に光る物を見つけたと言います。
「人間は生まれながらにして不平等。環境や親によって与えられる試練が違うのも当然。しかしそこに立ち向かう事。今、手にしている物に外れなどないと知る事。それが生きる事ですよ」と沙羅は言いました。

沙羅は死の直前に魂を戻すと言って、現世帰還、発動!と唱えます。

公園で殺されかけてから1週間。
襲って来た江藤は助けに来た父に殴られて、七菜香は駒野と江藤の母を脅迫していたのがバレ停学。
駒野は処分され学校からいなくなりました。
そして由芽はバイトがバレてしまい、職探し中。

事件の日。
酔って眠る父に水を掛け、娘が危ないと女性が言ったと父は話します。
沙羅と名乗った女性。

父は絵を辞めると言い出しました。
父が完成させた絵のタイトルは沙羅。
この絵を完成させて満足したと父は言います。
仕事を探すと言う父に、仕事しながら絵を描けば良いと言う由芽。
この絵が素敵だからと言います。

ジュースを買って来てと頼む父。
由芽が歩いていると沙羅とすれ違います。
沙羅の手には父の絵が。
由芽が振り返ると沙羅はもう居ませんでした。
そして由芽は笑顔で見つめているのでした。

3話のあらすじネタバレ

目を覚ますと狭い部屋。
部屋から出て回りをみるとまるで刑務所の様な雰囲気。
廊下を歩くと前方に女性が。
閻魔堂沙羅(中条あやみ)です。

こちらを見る沙羅。
ラケットで何かを打って来ます。
突然の事に怒る澤木夏帆(黒島結菜)。

ラケットを持つ様に言う沙羅に嫌だと抵抗する夏帆。
沙羅に向かって走り出しますが、沙羅は消えてしまいます。

少し離れた高い場所に姿を現した沙羅を見上げる夏帆は、沙羅から交通事故で死んだと告げられ思い出す様に言われます。

死ぬ前の記憶。
バドミントンの元日本代表だった夏帆は後輩と練習をしています。
練習相手は全日本Jr.チャンピオンの内山静香(藤川心優)。
打ち方を教えて欲しいと言う静香にざっくりと教える夏帆。
それを見ていたコーチの小野寺範広(木内義一)が、きちんと教える様に言います。

体育館の外で座る夏帆。
膝のサポーターを下ろすと足に傷がありました。
小野寺がやって来て、痛むのか?と聞きます。
怪我から1年半経っているからもう大丈夫と答える夏帆。

話している最中、母親から電話が。
父親が危篤で今夜が山だろうと言われます。
父澤木明嵩(要冷蔵)はバドミントンに人生を捧げた人でした。
元選手で引退後は日本バドミントン界の発展に尽力し、協会の副理事を務めていました。
その影響で夏帆と3歳年上の澤木南緒(山下リオ)はバドミントンを始めました。
母、澤木綾乃(木全晶子)と南緒がお父さんに声を掛けます。
22時51分。
お父さんは息を引き取りました。

バドミントンを辞めた事を話せないまま、お父さんは亡くなりました。
お母さんが夏帆にメモを渡します。
そこには乱れた字で「かほ、つづけろ」と書かれていました。

数週間後。
父の偲ぶ会が自宅で開かれました。
集まったのは日本代表監督やコーチ陣。
現役のトップクラスの選手達。

居心地の悪さを感じる夏帆。
すると日本代表監督の稲葉弘保(畑中ふう)が声を掛けて来ました。

足の具合を聞く稲葉。
大丈夫と答える夏帆に、今更戻ろうなんて思うなよと言います。
夏帆の事を才能だけの選手だったと言う稲葉。
皆んなが期待していたと言うと、夏帆は「すみませんね。期待はずれで」と言います。

稲葉は「お前は天才だったが父親の魂迄は受け継がなかった。現役に戻ろうなんて絶対に考えるな」と告げます。

1人庭でいると静香がやって来ました。
続いて日本代表の志田舞(Mayuri)もやって来て、「夏帆さんて想像通りの人でした。何かたるんだ顔して、この人ボーッと生きてるんだろうなという感じ」と言う舞。
練習嫌いで才能だけでやっていた選手だったと舞は言います。

1年半前。
珍しく練習をしていたのは格下の南緒に追い付かれそうだったからと舞は言います。
そして足を怪我したと。
舞は南緒と夏帆を侮辱する言葉を浴びせます。

自分を負け犬だと言う夏帆。

偲ぶ会も終わり夜。
舞が南緒の事を悪く言っていた事を話し注意した方が良いと言う夏帆に、現役の選手に言われるより、引退した元選手に哀れに思われる方がカンに触ると南緒は言いました。

そして目を覚ました夏帆。
走馬灯を見ていた様です。
沙羅から閻魔大王による裁定無しで天国行きが決まっていると沙羅は言います。
その理由は夏帆の父親。

父、澤木明嵩は生前の行いからブロンズカードが送られていました。
カード保持者の家族は生前、余程の生前の行いが悪かった場合を除いて天国行きを優遇されると沙羅は説明します。

沙羅は評価する価値のないつまらない人生を送った人にとっては棚ぼたみたいなものだからと、早く行く様に言います。
そして天国でお父さんに感謝しなさいと言います。

そんな沙羅の言い方に反論する夏帆。
評価する所がないから父親のおこぼれで天国に行くのは納得出来ないと言い出し、死んだ時の事も思い出せないからまだ天国には行けないと言う夏帆に、そんな事を知っても意味はないと言って、殺された事をポロッと口にしてしまう沙羅。

それを聞いた夏帆はどう言う事かと詰め寄ります。
本当、時間の無駄と言って夏帆にデコピンをします。

すると生前の記憶に戻ります。
練習を見ている夏帆。
休憩で外に出ると日本代表コーチの美輪洋介(小堀正博)が声を掛けて来ました。
現役には戻らないのか?と聞きます。
今更戻っても無様な姿を見せるだけと夏帆は答えます。

美輪の言葉が頭に残り、父が最後に書いたメモを見つめる夏帆。
父や美輪コーチの言葉に触発された訳じゃない。
でも心の中で何かがくすぶり始めていました。

飼っている犬のハナが逃げて追いかける夏帆。
走っても痛みを感じない足。
その瞬間、何かが弾けた。

晩御飯だからと南緒を呼びに部屋の前に立つ夏帆。
南緒は誰かと話し中。
電話の相手は彼氏の様です。

朝になり、体育館でストレッチをする夏帆。
そこに静香もやって来て、2人は自主練を始めます。
静香に自主練の事は内緒だと伝え、静香は頷きます。

失った体力と反射神経を取り戻し2年以内にトップに返り咲く。これは自分の意志。出した事のない本気を出して見返すと誓います。

ジョギングに出掛け様と玄関に出ると舞が訪ねて来ました。
中に入る様に伝えて、夏帆は走り出します。

長い階段で大きく伸びをすると誰かに背中を押されました。
落ちそうになりましたが、何とか無事に着地出来ました。
振り返ると誰もいませんでした。

それから3週間後。
自主練に静香が現れませんでした。
胸騒ぎがして静香の家に向かうと、自転車置き場に静香のシャトルが落ちていました。
自転車に乗り探す夏帆。
坂道でブレーキを握りますが、ブレーキが掛かりません。
慌てる夏帆。
そこへ車がやってきて、衝突。

思い出した夏帆。
ブレーキを壊した人物と背中を押して来た人物は同じかと沙羅に聞きますが、沙羅はどうでしょう?と知らん顔。
悔しがる夏帆。
沙羅に何かを言い掛けて止める夏帆。
満足したと天国に向かおうとします。

そんな夏帆に臆病者と言う沙羅。
「頭によぎった疑問を飲み込みましたね。静香が無事かどうか?どうする事も出来ないから何も聞かないし、何もしない。そう言う所が臆病者だと言ったんです」と沙羅はいます。
静香が無事かと聞く夏帆に「教えなーい」と言う沙羅。
「静香に何かあったら私」と夏帆は言います。
「最初からその姿勢を見せていれば生き返らせると言う選択肢もありました」と沙羅は言います。
「じゃあ、生き返らせてよ。今すぐ」と夏帆。
「却下。嘘つきは生き返らせません」と沙羅。

「あなたは他人ではなく自分に嘘をつき続けている。自分の才能に溺れて努力を怠り、自堕落な振る舞いを装って来た。本音は逆。練習嫌いもスポーツ選手としての節制を怠って来たのも全ては負けた時の言い訳が欲しかっただけ。あなたはただ臆病なだけ。自分の才能の限界を知るのが怖かった。だから1年半前、足の靭帯を切った時もホッとしたんです。負けて惨めな姿を晒すより怪我で引退した方がプライドを保てるから」と沙羅は言います。

「うるさい。私の気持ちなんてどうだっていいでしょう。生き返らせろって言ってるの」と夏帆は言います。
却下。
沙羅は告げます。

バドミントンで自分が勝ったら生き返らせてと夏帆は言います。

笑い出す沙羅。
ラケットを手に離れた所から打ち込む沙羅。
そのスピードに驚く夏帆。
「人間ごときが私に勝負を挑むなど、無礼千万。心が折れましたか?では閻魔堂沙羅の権限においてブロンズカード保持者の家族に与えられる特典を澤木夏帆から剥奪します。閻魔に対し虚偽、暴言、挑発的な言動を弄するなど言語道断。臆病者のあなたを生き返らせた所で内山静香を救う事など叶わないでしょう。あなたの様な痴れ者は今すぐ地獄に落ちなさい。さようなら」と沙羅は指をパチンと鳴らします。
すると床が開き堕ちて行く夏帆。

4話のあらすじネタバレ

床が開き地獄に堕ちてしまった澤木夏帆(黒島結菜)。

しかし、夏帆は堕ちた穴から這い上がって来ました。
奈落の穴から這い上がってくる亡者なんて100年に1人いるかどうか、と少し楽しそうな閻魔堂沙羅(中条あやみ)。
余裕だと言う夏帆に、もう1回試すかと聞く沙羅。
すると、ごめんなさいと言う夏帆。

そして話し始めます。
バドミントンなんてしたくなかったと。
父と姉の影響で始めただけ。
勝ってチヤホヤされるのは嬉しかった。
でも負けて、気分良くいられる場所を失うのも怖かった。
怪我をした時、逃げ出す理由が出来てホッとしていたと夏帆は話します。

沙羅は夏帆の本音はどうでも良いと。
重要なのは勝ち負けではなく、恐怖に向き合い勝ったか否か。負け犬なんてずうずうしい。ちゃんと負ける事すら出来なかったただの臆病者だと言います。

それを聞いた夏帆は認めるから生き返らせてと頼みます。
静香を助けたいと。

そして沙羅は「死者復活!謎解きゲーム」を提案。
生き返りか地獄行き。
二者択一のゲームが始まります。

制限時間は空中を舞う沢山の羽。
これが全て落ちるまでに推理を完成させる事。

夏帆は思い出します。
自転車のブレーキを壊したのは誰なのか?

夏帆は思います。
怪我をさせるだけで良かったんだと。
現役復帰出来ない様な怪我を負わせたかったのかもしれないと。

体育館にいる内山静香(藤川心優)に話し掛ける夏帆。
朝練をしている事を誰かに話したかを聞きます。
自転車で朝練に来てるのを知っている人物がブレーキを壊したと夏帆が言うと、「私が壊した」と言う静香。
夏帆が現役復帰をしたら邪魔なライバルが1人増えるからと静香は言います。
するとコーチの小野寺範広(木内義一)が現れ、世界を目指すにはそれぐらいの執念が必要だと言います。
お前は自分に負けて、その結果死んだと言います。
そして、ブレーキを壊したのは俺だと笑います。

突き飛ばされた公園に後輩の志田舞(Mayuri)が現れます。
自分が階段から突き飛ばし、ブレーキを壊したと言います。
自分達はずっと本気で練習して来た。
気まぐれで練習を再開させた夏帆には戻る場所はないと言い、突き飛ばされます。

目が覚めると自宅にいる夏帆。
すると監督の稲葉弘保(畑中ふう)が現れ話します。
無様だなと言う稲葉。
自分はずっと復帰を反対していた。他の選手の士気にも関わるから。夏帆の様な天才がやる気を出せば成果は出せる。その結果として割りを食う奴が出て来ると指を指す稲葉。
指を指す方に澤木南緒(山下リオ)がいます。
あの日、飼い犬のハナを逃したと言う南緒。
夏帆に追い掛けさせれば古傷が痛むはずと思ったと言います。
そして自分がどんな気持ちでいたか分かるかと言う南緒。
努力して、努力して夏帆を抜けると思った時、怪我であっさり引退?
ふざけるなと思ったと言います。
それを聞いた夏帆は南緒をいつも凄いと思っていたと話します。
南緒は夏帆に馬乗りになり首を絞め、死んでよと叫びます。

苦しみながら目を覚ます夏帆。
眠っている沙羅を起こし、自分の頭の中にある情報だけで犯人なんて分からないと言います。
タイムオーバーはまだだと答える沙羅。
夏帆は心当たりがあり過ぎて分からないと言います。
それを聞いた沙羅は面倒くさい人だと言います。
父の恩恵を受けて天国に行くのは嫌と言う。
地獄に堕ちるとなると必死で抵抗する。
ある意味分かりやすい。
そして皆んなは夏帆の性格を分かっていると沙羅は言います。
どう言う意味かと聞く夏帆に、次起こしたら即ゲームオーバーと言って眠ります。
そして考えてみたらシャレが効いていると沙羅。
庭にいるのは犬ではなくやっぱりニワトリ。
だってあなたは臆病者。
チキンですからと言います。

自転車置き場に落ちていた静香のシャトル。
でも何故3つだけ?
そして何か閃いた夏帆。
すると父、澤木明崇(要冷蔵)が現れました。
体育館の方に歩いて行く父。
幼い姉妹を指導しています。
夏帆をあまのじゃくだと言って一人前にするには難儀しそうだと話します。
それを聞いた夏帆は考えます。
そして静香のシャトルを見つめ「だから静香はこれを」と呟きます。
夏帆は父に謝ります。
生きてる間にヤル気を出せなかった事。
バドミントンが好きだと言う事を伝えます。
父は「続けろ」と言いました。

その時、沙羅がタイムオーバーを知らせます。
推理が始まります。
犯人はバドミントン関係者。
動機は自分がヤル気を出して現役復帰を阻止する為。
その人は自分にヤル気を起こさせない為に、古傷の再発を狙いハナを逃した。
でもそれは現役復帰を後押しする結果になってしまった。
その人は自分が怪我をするチャンスをずっと狙っていたはず。
階段から突き飛ばしたのもブレーキを壊したのも殺意ではなく怪我をさせたいだけだったのではと話します。
ブレーキを細工中、偶然静香に見られた犯人。
静香は犯人に連れ去られてしまったと夏帆は言います。
そして犯人は日本代表コーチの美輪洋介(小堀正博)。
根拠は静香が残していたシャトル。
美輪は美しいに輪っかの輪。
静香は知らずにシャトルを3つ残した。
三つの羽で三羽(みわ)。
静香は判断力も機転も効くからヒントを残したと夏帆は言います。

それを聞いた沙羅は「いいでしょう。正解です」と言います。
沙羅が色々ヒントを出してくれていたと言う夏帆。
さぁ?と知らん顔をする沙羅。
そして沙羅が補足説明を始めます。
夏帆の父が残した「続けろ」と言うメッセージ。
それは母から稲葉監督に伝わっていました。
稲葉監督は関係者を集め話し合いました。
どうすれば夏帆のヤル気を引き出せるか。
南緒は簡単だと言って、散々こき下ろして復帰するなと言えば反発してくると言います。
引退した時、父が何も言わなかったのはそれが理由だと南緒は言います。
そして後輩の舞に、あなたが挑発すれば乗ってくると言う南緒に出来ないと言う舞。
それを聞いていた美輪は、「夏帆が現役復帰したらお前は」と言います。
「正面から実力であいつをコテンパンにしてやりたい」と南緒は笑顔で言いました。

皆んなの冷たい態度は計算されたものでした。
内緒で夏帆が始めたトレーニングも母や南緒から聞き、関係者は知っていました。
そして美輪も全て知っていました。

自分が復帰する、しないは美輪には関係のない事だと言う夏帆。
しかし沙羅は関係あると言います。
何故なら、南緒と美輪は交際をしているからでした。
南緒を人一倍、応援していた美輪。
その為、夏帆の復帰をどうしても止めたかったと言います。

南緒は父の魂を受け継いでいる。
だからこそバドミントン界の更なる発展の為に夏帆の復帰を後押ししていたと沙羅は話します。
あなたの様な才能だけのチャランポランな人間の復帰にあれだけの人が力を尽くしてくれていたなんて。
全ては明崇さんの人徳です。
さすがブロンズカード保持者と沙羅は言います。

自分を最低だと言う夏帆。
そして怪我をした前に戻して欲しいと頼む夏帆。
すると沙羅はあなたのその調子のいい所が最低なんですと言います。
無駄にした時間を取り戻せる様努力すると誓う夏帆。
そして沙羅は「現世帰還」を発動します。

死の直前に戻った夏帆。
自転車に乗ろうとした時、夏帆は静香のシャトルを見つけます。
すると「その自転車ブレーキが壊れてます。坂道では止まれません。下手したら死にますよ。5秒後に電話」と沙羅が現れ言いました。
沙羅だと気付かず驚いている夏帆。
そして南緒から電話が。
南緒は「大丈夫?自転車には乗らないで。今から言う場所に来て。私も向かうから」と言います。

古びたビルの駐車場。
夏帆が到着すると、南緒が美輪を殴っていました。
泣きながら、どうして?と言う南緒。
車のトランクには縛られた静香がいました。

警察署で話す夏帆と南緒。
父の意志を受け継ぎ夏帆を復帰させる為に酷い態度を取っていたと話す南緒。
そこに稲葉が現れ、夏帆はバドミントンをやりたいと告げます。
「復帰するのは自由だ。明崇の娘だからって優遇はしない」と稲葉は言います。
「分かっています。父にも続けろと言われましたから」と夏帆は伝えました。

美輪はコーチを解任。
南緒とも別れてしまいました。

その後、練習中。
静香が夏帆に試合を頼みます。
相手は南緒。
そして試合が始まりました。
静香は「2羽のツバメ」と2人を見て呟くのでした。

5話のあらすじネタバレ

1人の男性が目を開き、周りを見渡しています。
すると頭上からお金が落ちて来ました。それを拾いながら進む男性。
閻魔沙羅(中条あやみ)が現れ男性を蹴り上げます。
「銭ゲバ」と沙羅は言います。

男性の名前は池谷修(R-指定)。
子供の頃からずる賢く、小学6年生の時、将来犯罪者になりそうランキングでぶっちぎりの1位を獲得。その予想は見事的中。
そして、その若さである意味自業自得な死を迎えたと。
享年30。死亡場所は自宅。そう沙羅が説明すると驚く池谷。

野間口(中川晴樹)と言う男性に、奥様から調査の依頼があったと浮気現場の写真を見せ、この写真を買い取って欲しいと池谷はゆすります。
そして、妻の方の不倫写真を野間口に見せる池谷。
巧みな話術で相手の心を揺さぶり野間口との取引は500万円で成立しました。
野間口が帰ると、池谷の相棒、強面の阿賀里勉(一ノ瀬ワタル)が笑顔になり、顔には似合わない優しい話し方で池谷に「やったね」と話し掛けます。

阿賀里勉とゆすり屋を始めて6年。
最初に始めたのはひったくり。
防犯カメラのない道を逃走ルートに使うのがルール。
ゆすり屋を始めた頃はゆすり方を間違えて何度も殺されかけた事を思い出す池谷。
2人はいつも一緒に危ない事をして来ました。
目標金額は1億円。
もうすぐ手が届く。

銀行の二重ロックの貸金庫。入り口のロックの解除は阿賀里しか知らず、金庫を開けるパスワードは池谷しか知りませんでした。
それは裏切りを防ぐ為、2人で決めた事でした。

貸金庫には9900万円。目標まではあと少し。
そして、目標を達成した時、阿賀里を殺そうと計画している池谷。

一方、阿賀里は顔色が悪くお酒ばかり飲む池谷を心配していました。

睡眠薬を飲みベッドに横になりながら考える池谷。二重ロックの解除の暗証番号をどうやって聞き出すか。
阿賀里は優しそうに見えて実はサイコパス。
下手をすると自分が殺されると池谷は思います。

阿賀里は女性とデート中。
そんな様子をカメラに収める池谷。
女性を調べる池谷。
女性の名前は中岡芽以(川上千尋)21歳。
心理学を専攻する大学生でボランティアで老人ホームに出入りしている。
阿賀里とは不釣り合いだと池谷は思います。
そして計画が固まったと池谷。

阿賀里は自分のいびきがうるさいと言った池谷の為に、防音マットを付けていました。
そして、睡眠薬を飲んだら良く眠れたと阿賀里は言って、また欲しいと池谷に頼みます。

池谷は芽以を拉致、監禁しようと考えていました。
その動画を阿賀里に送り、身代金を要求。
相談してきた阿賀里に自分達のお金を使う様に提案。
そして2人を殺そうと計画をしていました。
そんな事を思いながら眠りにつき、そして死んでしまった池谷。

1億円の心配をする池谷ですが、沙羅は今更そんな心配をする必要はないと言います。
「あなたの様な小悪党は当然ストレートで地獄行きですね。おめでとう」と手を叩く沙羅。

それでも1億円の心配をする池谷に、生き返る方法はあると沙羅。
突然泣き出し、自分の悪行を詫びる池谷。
でもそうなったのは自分を正しく導いてくれる人が居なかったからだと池谷は言います。
そして自分のターゲットは悪人ばかり。
その悪人から奪ったお金で動物愛護団体を立ち上げ様と思っていたと話します。

「で?あなたは私に何を望んでいるのです?」と沙羅は聞きます。
「来た、来た。絶対生き返ったる」と思う池谷。
お美しい沙羅様に生き返えらせて欲しいと頼む池谷。
お美しいと言う言葉に嬉しそうな沙羅。
「ちょろい」と感じる池谷。
そして沙羅はゲームを提案。
制限時間は沙羅が料理を作り終えるまで。
それまでに自分の死因を推理する事。
そしてゲームがスタートしました。

阿賀里にお前が殺したのか?と聞く池谷。
殺したら金庫のお金が出せないと阿賀里は答えます。

ヒントが欲しいと沙羅に頼む池谷。
「あなたの死因は病死でもあり、事故死でもあり他殺でもあります」とヒントを与える沙羅。

睡眠薬は原因ではないと池谷は思います。
他殺なら絶対に阿賀里だと思う池谷。

デジカメを見ながら何か思い付いた様子の池谷でしたが、ここでタイムオーバー。

推理が始まります。

笑い出す池谷。分かりましたと言います。
自分を殺したのは阿賀里勉。
動機は1億円。
その為に自分を監禁して拷問してパスワードを聞き出す必要があった。
阿賀里が睡眠薬を欲しがったのは自分を昏睡状態にする為。部屋の防音マットも拷問を行う時の為。
そしてあの日、お酒に睡眠薬を混ぜたと池谷は言います。
そのお酒を飲み、部屋でも睡眠薬を飲んだ池谷。
体調を崩していた自分にはあの量の睡眠薬は命取りだったと池谷は話します。

沙羅は「いいでしょう。正解です」と言います。
池谷は芽以が計画を企ていたんでしょう?と沙羅に聞きます。
「その通り。この計画を立てたのは阿賀里ではなく中岡芽以。彼女は正真正銘の悪女です。彼女は表向きは真面目な女子大生を演じていますが、老人ホームで働いているのは老人から金銭を巻き上げる詐欺行為の為。更に付け加えるとあの若さで5人の命を奪った殺人犯です」と沙羅は説明します。

阿賀里と芽以の出会いは阿賀里のナンパ。
芽以は即座に阿賀里の人間性を見抜き、女の武器を駆使して飼い主の座をあなたから奪ったと沙羅は言います。

2人とも殺すと思いながら、沙羅に生き返えらせてくれる様に頼む池谷。

沙羅は「生き返ったら2人に復讐しますか?」と尋ねます。
「殺す」と思いながらも芽以を警察に突き出すと言う池谷。

沙羅は言います。
「いい人生を送ればいい死に方をし、悪い人生を送ればロクな死に方をしない。もちろんそんなのはデタラメです。ただし死後の世界での裁きは常に公正です。誤魔化しは通用しません。何故なら閻魔に見抜けない嘘はないからです。確かに私はドS女ですが、それ程チョロい女ではありません。ちゃんと料理も出来ますしね。生き返ったら望み通りあの2人を殺せるといいですね」と。

そして殺される直前に戻った池谷。
お酒をこぼしてしまいます。
すると阿賀里が「素直に飲んでくれりゃいいのによ」と殴り掛かって来ました。
意識を失う池谷。

目が覚めると縛られていました。
阿賀里の横には芽以がいます。
金庫のパスワードを聞く芽以。
騙されるなと言う池谷を殴る阿賀里。
そして「僕の事殺そうとしてたんでしょう?」と聞く阿賀里。
「勉君。いきなり殴っちゃダメ。拷問って言うのはね、死なない程度に少しずつ強くしていくものなの」と芽以はタバコを池谷に押し付けます。

一晩中の拷問の末、パスワードを言うから殺してくれと言う池谷。
「やっと?」と笑う芽以。
「KANEO N N A」と言う池谷。

阿賀里は池谷に顔を近づけて「ねえ、修君。僕の暗証番号はね0369だよ。分かる?修君だよ」と言う阿賀里。
悔しがる池谷。
そこに沙羅が現れました。
「おはよう。消した記憶を戻してあげた方がいいですね」と言う沙羅。
池谷は沙羅を思い出し、助けて下さいと言います。
「助けるも何もあなたはもう死んでいます。これはあなたが生きていたら遭遇したであろう出来事の追体験。あなたは地獄に堕ちたんです。もうすぐ2人が戻って来てあなたは殺されます。しかしそれは終わりではありません。時間が巻き戻ってあなたはこの苦痛を1万回繰り返し受け続けるんです。お気の毒様。では来世に期待しなさい」と沙羅は言いました。

阿賀里と芽以が戻って来ました。
お金を見せる2人。
「僕達、こんなに頑張ったんだね。お疲れ様。なるべく楽に殺してあげるからね」と阿賀里は言って池谷の首に腕を回しました。

沙羅は「池谷修の地獄行き…と」と呟きました。

6話のあらすじネタバレ

男性が目を覚まします。
閻魔沙羅(中条あやみ)が男性に「犬」と声を掛けます。
「ここどこや?病院とちゃうな」と男性は立ち上がり言います。
「さすがは現職の刑事。実に冷静ですね」と沙羅は言います。
もしかしてあの世か?と頭を抱える男性。
家の外で刺されくたばったのか?と沙羅に聞きます。
ご明察と言ってここが閻魔堂である事を説明する沙羅。
誰が俺を刺した?と怒る男性。
くだばる少し前を振り返ってみなさいと言う沙羅。

男性の名前は武部健二(村上淳)享年40歳。
死因は刺殺。

逃げる男を追う武部。
捕まえて殴って蹴って怒鳴ります。
それを見ていた部下の森野智也(上川周作)は恐怖を感じている様子です。
森野は自分は足手まといではないかと武部に聞きます。
武部は毒が足りないと言います。
武部は自分は狩りが好きなだけだと言います。
係長は勉強にはなるけれど見習うな。武部は一歩間違えば道を踏み外すタイプだと笑います。

武部は思います。
自分は刑事になっていなければ犯罪者になるタイプだ。
結婚生活も2年で終わってしまった。

翌日。
殺人事件が起きました。
また狩りが始められると武部は思います。
様子を見に来た同僚の話によると、被害者の頭が潰れていたと。
被害者は英会話講師の榎並颯天(北川瞬)、27歳。
狂気の灰皿は現場から亡くなり慰留品は1つだけ。
海外ブランドのネックレスの金属片だけ。
遺体を見た森野が吐き気を起こし現場がめちゃくちゃになり、武部と共に捜査から外されてしまいました。

第一発見者、玉橋由季菜(井上安世)34歳。
取調べを受けていると、武部が現れ榎並との不倫を問いただします。
割り切った関係だと言う玉橋。
旦那にバラすと脅されたのでは?と武部は聞きます。
しかし武部は取調べ室から追い出されてしまいました。

2人目の容疑者、榎並の元恋人、清水真帆(大島正華)26歳。
榎並と別れる時、暴れたと言う清水。
その事を武部は待ち伏せて聞きます。

3人目の容疑者、榎並の現在の恋人、芳根美加(辻千恵)20歳。
事情聴取が終わり帰ろうとする芳根の車を止め、恋人が殺された心境を聞きたいと言う武部。
女癖の悪さが許せなかったのでは?と聞く武部。
一緒にいた芳根の姉、芳根華怜(辻本みず希)がアリバイを主張しますが、自分にはそんな事、関係ないと言う武部。
そして上司から怒鳴られる武部。
慰留品捜査を森野に押し付け動いていた為、あちこちから苦情が来た様です。
その時、凶器が見つかったと連絡が入ります。

森野は玉橋が犯人でしょうか?と武部に聞きます。
しかし武部はピンと来ないと答えます。
第2容疑者の清水に探りを入れてみると言う武部。

清水の自宅のチャイムを鳴らしますが、応答はありません。
鍵が開いている為中に入ると、榎並のネックレスらしきものが遺書と共にありました。
榎並を殺したと書かれた遺書。
風呂場を覗くと清水は血まみれで浴槽にいました。

屋上で1人考えている様子の武部。
そこに森野が現れ上司達が喜んでいると伝えます。
本部を出し抜いて大手柄だと。
しかし、武部は見つかった凶器が何故、玉橋がいつも利用している駅のコインロッカーで見つかったのか?と疑問に思います。
森野は清水の偽装工作では?と言います。
玉橋と清水の接点はなく、罪をきせようとした清水が自殺するのはおかしいと武部は言います。

森野は武部を飲みに誘います。
自分も武部の捜査に協力すると言うと、気を遣わずに彼女とデートをしろと言う武部。

夜道を歩いている武部。
突然、背後から刺されてしまいました。

思い出した武部。
しかし、犯人は分かりません。
沙羅は武部が天国行きか地獄行きか微妙だと言います。
褒められた生き方をして来た訳ではない。
そして、最後の最後に大失敗をやらかしたと沙羅は言います。

武部は、「それは、やっぱり清水が犯人じゃ無かったって事か?」と聞きます。
死んだ人にはもう関係の無い事だと沙羅は言いますが、武部は納得いきません。
自分は事件を洗い直そうとしていたから。
あなたは犯人を追う事に喜びを感じる狩猟犬ですと言う沙羅。
その通り。
だから狩りの途中でリタイアなんてと武部は言います。
すると沙羅は「死者復活。謎解き推理ゲーム」を提案。
生き返りか地獄行き。
二者択一のゲームに挑戦しますか?と沙羅は聞きます。
「やるに決まってるやろ」と答える武部。
制限時間は沙羅がパズルを完成させるまで。
そしてゲームがスタートしました。

殺害現場に現れた武部。
すると背後に以前捕まえた男が現れます。
しかしお前には俺を刺す度胸はないと言います。

そして、榎並の事件の容疑者、玉橋と芳根が現れます。
解決した事件をほじくり返すなんてと言う2人。
しかし、武部は捜査のやり直しを知るはずがないと言うと、背後に亡くなったはずの清水が現れます。
武部を恨む人間は沢山いると告げる清水。

武部は沙羅に犯人が誰か本当に分かるのか?と聞きます。
ヒントは出せないと言う沙羅。

事件に関わる人物か?と資料を漁る武部。
ネックレスの写真を見て、まさか?と思います。

そして榎並の部屋にやって来た武部。
ネックレスの金属片を見ながら「そうか。やっぱりそう言う事か」と呟く武部。

すると「タイムオーバー」と沙羅が言いました。

推理が始まります。

自分を刺したのは…と武部。
正解ですと沙羅は言います。

刺された武部が入院する病院に森野が見舞いに現れました。
入院中に考えたと言う武部。
自分を刺したのは誰か?
榎並の事件の犯人に納得いかなかった理由を考えた武部。
榎並殺しの真犯人は芳根美加。
そして現場にネックレスが残された。
姉は妹から聞き、嘘のアリバイを供述。
問題は玉橋、清水に罪を着せようとした偽装工作。偽装工作に手を貸した人物がいた。
現場検証の前、芳根美加のネックレスだと気付いた森野が武部の注意を引くためわざと嘔吐し、そのどさくさでネックレスを回収。
ネックレスの一部を残して。
「何故、僕が?」と森野は言います。
森野の恋人は芳根の姉。これでパズルのピースがピタッとはまったと言う武部。
捜査情報を流し偽装工作に協力したと武部は言います。

まずは玉橋を狙い、玉橋がいつも使う駅のロッカーに灰皿を置いた。
しかし、武部は玉橋が犯人ではないと思い始めた為、森野は強行手段に出たと話します。
清水の偽装工作をしたにも関わらず、武部が納得行かない様子を見て焦り始めた森野。
そして、武部が彼女の事を口にした為、探られていると感じたのでは?と武部は言います。
全てがバレてしまうと思った森野は自分を背後から襲ったのではないか?と話します。
すると森野が話し始めました。
榎並に裸の姿を撮られ、売春してお金を貢ぐ様に脅されていたと言う芳根。
武部は森野を見直したと言います。
こんな事をする猛毒がお前の中にあるんだと。
それを聞いた森野は「お前は大失敗したんや。武部」と大きな声で言います。
俺に出し抜かれ証拠隠滅、偽装工作、清水まで殺され、自分も殺されたと怒りを露わらにする森野。

「お前に刺された夜。妙な女に会ったんや」と話す武部。
助けを求める武部に嫌だと言う沙羅。
何故、刺され、自分がどんな大失敗をしたのか考えてみることです。
そして、その大失敗から学びなさい。
あなたに何が足りなかったのか。
毒は所詮、毒だと言う事を、と沙羅は話しました。
それを言われ考えた武部。
今までの自分なら這ってでも森野を追い詰めていた。
でも、そんな気になれない。
自分の大失敗は森野とちゃんと向き合わなかった事。
自分の毒が森野を変えてしまった。
「すまんかったな」と言う武部。
泣きながら「今更」と言う森野。
そして、上司がやって来て森野に手錠を掛けます。
森野は武部を睨みつけ「死んどったら良かったんや。このクソ刑事」と罵声を浴びせました。
何かを思う武部。
その様子を沙羅は見つめているのでした。

7話のあらすじネタバレ

小さな女の子がキッチンの床に倒れています。
それを見下ろす閻魔沙羅(中条あやみ)。
「見届けさせてもらいます。これからのあなたの生き様を。くれぐれも後悔しない様に」と沙羅は言いました。

35年後。
新山律子(牧瀬里穂)が朝食の準備をし、娘の新山美久(長澤樹)を起こします。
無理矢理布団をめくる律子を睨み付ける美久。
「あなたにちゃんとして欲しいのよ」と言う律子を鼻で笑う美久。
「娘とギクシャクし始めてからはいつもこうだ」と律子は思います。

律子が勤める会社。
デザイナーとして働く律子を取り上げた新聞記事。
その記事は評判がいい様でした。
同僚の野上叶恵(飯島順子)が美久との事を心配して聞いて来ます。
「野次馬の叶恵に美久の事を愚痴ったのは失敗だった」と思う律子。
「仕事は順調。家事も出来る限りこなして来た。ただ一点。母親としての自信が持てない」と律子は思います。

律子が歩いていると男性が声を掛けて来ました。
その男性の名前は川澄吾郎(徳井優)。
金融会社の人でした。
飯塚町子、律子のお母さんの事で話があると言います。

蘇る記憶。
幼い律子に「あんたなんか産むんじゃなかった」と町子は言いました。

川澄の話によると、町子がお金を借り夜逃げしたと言う事でした。
金額は1000万円。

35年前。
勤めていた工場の社長と不倫をし、社長の妻を殺害し金品を奪い逃走。
その残忍な殺害方法に、切り裂き町子と週刊誌が名付けていました。

川澄に、「叔父夫婦に引き取られ育てられてから一度も会っていません」と言う律子。
今後も関わりたくないと律子は言います。

自宅のマンション。
入り口で美久が男子学生と楽しそうに話しています。
男子学生が帰ろうとすると律子が声を掛けました。
彼は蔵本樹季(向鈴鳥)。美久のクラスメイトだと言います。
「今日からお付き合いさせて頂く事になりました。試しに1ヶ月付き合ってくれるって」と樹季はが言います。
明日からは樹季が朝迎えに来て学校に行くのだと言います。

樹季の事を美久に話す律子。
「わざわざ家に来るのもね。ご近所の目もあるし。もう中学生なんだからあなたもちゃんと」と律子が言います。
ちゃんとしろと言う言葉がうざいと美久。
律子は何でも自分の思い通り完璧にしたい人だと美久の父親も話していたのです。
美久と分かり合えない律子。
「こんな時いつも思う。あの時死んだ方が良かったんじゃないか?」

母、町子は幼い律子に暴力を振るい食事も満足に与えていませんでした。
あの日も男に会う為5日、帰って来ていませんでした。
お腹が空いた律子。
高い所にある戸棚を漁っていると誤って転落。
死んでもおかしくはない状況でした。

その後も人殺しの娘と言われ肩身の狭い人生。

結婚はしない。
子供を持たない人生も選べたけれど。
アルバムを見ながら沙羅が頭をよぎります。
「ふいに彼女を思い出す事がある。こんな様よ。私の生き様は」と呟く律子。

蔵本が迎えに来て美久は学校に向かいます。

律子の携帯に川澄から電話が掛かって来ました。
マンションの前までやって来ていました。
利息分だけでも肩代わりしてほしいと言う川澄。
律子は断ると、町子の事件の事や美久の父親、叶恵、美久の名前を出して脅して来ました。

会社では叶恵が川澄から連絡があったと話し、町子の事件の記事を出して来ました。
関係ないと律子は言いますが、叶恵は頭を抱えてしまいます。

美久の父親の福森幸次(井之上チャル)が現れました。
川澄から連絡があったと。
結婚したばかりの福森。
新しい妻から了解を得ていて、美久を引き取りたいと言い出しました。

自宅で、帰って来た美久に話があると律子は言います。
それは町子の事。
子供の頃、人一倍努力して幸せになりたいと思っていた事。
人殺しの娘だからと1人で生きて行くのは嫌だと。
虐待された経験があっても、結婚していい母親になると思っていた事を話します。
「でも駄目だった。お父さんともあなたともちゃんと向き合えなかった」と律子は言います。
そして福森が会いに来た事を伝えます。
美久を引き取りたいと言っている事を話します。
「私は美久の気持ち分からない。どうすれば良い母親になれるのかも」と律子は言います。
全てを話したのは、自分が楽になりたかったからだと律子は言います。
そして自分を最低の母親だと言う律子。
「でも私なりに美久を愛しているの」と律子は伝えます。
そして美久に判断を任せました。

「美久はきっと私を捨てる。それでも美久の幸せが守れるならそれでいい」と律子は思います。その時。
「卑怯者」と沙羅の声が聞こえて来ました。
「今のは何?あの時、そんな事は言われていない」と驚く律子。

ある日、マンションに律子が帰ると、母・飯塚町子(湖条千秋)が駆け寄って来て、会いたかったと言います。
拒絶する律子。
すると、マンションの住人に言い回ると脅す町子。
とりあえず部屋に上げ、お金を渡して帰る様に律子は言います。
帰る所がないと町子は言い、「金輪際、顔を見せないで」と言う律子に、「だったらお金ちょうだい。とりあえず2000万円」と言います。
律子は川澄に連絡しようとします。
怒り出す町子、「分かったわよ。ならあんたの娘に稼いでもらうわ。体の中に流れてるのはどうせ私の血なんだから。ろくな人生歩まない」と言います。
それを聞いて怒りが込み上げる律子は、スマホを握りしめて振り上げ、町子の後頭部を殴打。
そして、とりあえず自分の部屋に、町子を隠しました。

ホームセンターで遺体処理のための道具を買う律子。
家に戻ると美久が帰っている様子。
静かに部屋に向かいます。
すると部屋は荒らされ町子が居なくなっていました。
そこに美久がやって来て「帰って来たら変なおばあさんが居たんだけど。どなたですか?って聞いたらうるさいって出て行った」と美久は話します。
驚いている律子に「もしかしてあれが切り裂き町子?」と聞く美久。
「違う。知り合いよ」と律子は誤魔化します。
「生きてた。クソババア」と呟く律子。

いつも通り出勤する美久。
「あんな事があったのに油断していた」と律子。
仕事中、美久と樹季が学校に来ていないと学校から連絡が入ります。

町子か川澄に攫われたと考え、律子は雨の中、美久を探し回ります。
見つからず自宅に戻ると、美久の傘がある事に気付きます。
するとびしょ濡れで汚れている美久が帰って来ました。
何でもないと言い、倒れる美久。
「改めて突き付けられた気分だ。私は母親失格だと」と思いながら歩く律子。

病院に入院した美久、律子がマンションに戻ると、樹季が待っていました。
「昨日美久に何をしたの?何処に行ってたの?」と律子は聞きます。
「美久さんは?」と聞く樹季。
入院したと話すと樹季は驚いた様子。
律子は「もう関わらないで」と言います。

部屋に戻ると、川澄から連絡が入り、母の事ならと言う律子に、美久が秘密にしている事だと告げ、人目につかない様に自宅近くの造船所の跡地に行くよう言われます。

コンテナの1つを開け中に入る律子。
暗くて何も見えない為、スマホで灯りをつけようとします。
すると突然、何者かに刺された律子。
倒れて自分の血に驚きます。
そのまま意識はなくなり。

目を覚ました律子は周りを見渡します。
「新山律子。享年41。死因は刺殺。自宅近くにあるコンテナの中で。覚えていませんか?」と沙羅は聞きます。
「覚えていますけど」と律子は答えます。
そして沙羅はここが閻魔堂である事を説明します。
「沙羅さん。覚えています。あなたの事を」と律子は言います。
「でしょうね。あなたは私が初めて現世へと生き返らせた人間です。あなたは一度死んでいるんです。35年前。椅子から転げ落ち床に頭を打ちつけた時。そして当時6歳のあなたもまたここにやって来た」と沙羅は言います。
「じゃあ沙羅さんが助けてくれたんですか?」と聞く律子。
「生き返らせたのが助けた事になるか否かはあなた次第でした。残念ながらあなたにとって生き返りは助けにはならなかった。あの時死んだ方が楽だった。そう感じながら人生を送り最悪の形で2度目の死を迎えた。違いますか?私はあなたの強さに賭けた。実につまらない結果に終わりました」と沙羅は言います。
すると沙羅の横には幼い頃の自分がいます。
驚く律子。
幼い律子はじっと律子を見つめていました。

8話(最終回)のあらすじネタバレ

幼い律子が閻魔沙羅(中条あやみ)に天国には行かず生き返りたいと頼みます。
母親から愛されず虐待を受けていた事は、生まれ変わっても変わらないと沙羅が言うと、幼い律子は「ママに好きになって欲しい。大人になって幸せになりたい」と言いました。

どのような人生を送るかを見届けていたと言う沙羅は期待外れだったと言います。
元の場所に戻してと新山律子(牧瀬里穂)は言いますが、沙羅は無理ですと言います。
娘の美久を心配する律子に「手放そうとしていたんでしょう?ただ自分が楽になる為に」と沙羅が言うと、沙羅の隣に立つ幼い律子は「母親失格」と言いました。
幼い律子を抱きしめようと駆け寄る律子ですが、フッと消えてしまいます。

「私にとって死者復活ゲームとは人間の可能性への確認。人は背負った宿命や業に対して抗う事が出来るのか?人間は強くもあれば弱くもある。立ち向かう者もいれば逃げ続ける者もいる。過ちを重ね大切な事を見失い、限りある生を浪費し、やがて死を迎える。そしてあなた達はここにやって来る。その人生に相応しい審判を下されに。ここでは犯した罪は必ず裁かれるのです。人間の世界とは違って確実に」。「新山律子。期待したのが間違いでした。あなたは地獄行きです」と告げる沙羅。
間違いではないと否定する律子は、「私にもう一度生き返るチャンスを頂戴。勝手に終わらせないで。最後まで責任持って付き合いなさいよ」と言います。
「あなたの人生には多くの苦悩が絡み付いている。母親から与えられた傷。人殺しの娘と言う業。それが消せない事は既に証明されました。それでも生き返りたいと望みますか?」と沙羅は聞きます。
「望みます」と答える律子。
「じゃあゲームをしましょう。死者復活謎解きゲーム」と沙羅が言い、ルールを説明します。

そして、幼い律子は布で覆われ、沙羅が指差す先には地獄からの使者が立っています。
使者が手を触れればゲームオーバー。
幼い律子は地獄に堕ちてしまいます。
それは律子の35年分の人生が消えて無くなると言う事。
「あなたがこのゲームで賭けるのはあなたの人生と娘の存在。ではゲームスタート」と沙羅は言いました。

殺されたコンテナの中。
最初に疑ったのは川澄吾郎(徳井優)。
そして飯塚町子(湖条千秋)も現れ、殴られた仕返しだとナイフを見せます。
「ここに来るって知ってたの?まさかあんた達グルだったの?あれも録音して口裏を合わせる為?私のお金を脅し取るつもりだった」と律子は言います。
「やっぱりあんたなんか産むんじゃなかった」と言う町子。

律子の自宅。
野上叶恵(飯島順子)がナイフを手に「人殺しのイメージより殺人事件の被害者の方が会社のイメージを守れるのよ」と言います。
すると蔵本樹季(向鈴鳥)が現れ「美久ちゃんと付き合うのに邪魔だったから」と言います。
そして福森幸次(井之上チャル)が現れ「仕方ないよ。君は誰も信用しない、誰にも心を開かない。だから美久の幸せの為に」と言います。
廊下に逃げ出す律子は、またも刺されます。
新山美久(長澤樹)が現れ「どうして私を産んだの?自分が楽になる為に捨てようとしたくせに」と言いました。

「分からない。私は母親からも娘からも嫌われる様な人間なんです。誰が犯人でも不思議じゃない」と律子が言うと「それがあなたの生き方の最大の間違いです」と言う沙羅。
その間も近付いて来る使者。
ゲームをしなければ自分が地獄に堕ちるだけで済んだのかと聞くと「そうです」と答える沙羅。
どんな罪かを聞きますが、沙羅は答えられないと言います。

お金を取る為ならあんな事はしないだろうから川澄は違う。
自宅の玄関に向かい、傘が3本あるのを不思議に思う律子。
何か分かった律子は下駄箱を開け、汚れた靴を見つけます。
荒らされた自分の部屋を見ながら考える律子。
美久との事を思い出します。
涙を流し呆然とする律子。

使者があと少しの所まで近付いて来ます。
「推理が出来ました」と律子は言います。
「まず、川澄と飯塚町子はグルだと思います。あの2人の目的はお金を取る事。だから私を殺す事は考えられません」と律子は言います。
「では、誰があなたを刺したんです?」と沙羅が聞くと「美久のボーイフレンド、蔵本樹季君です」と律子は言いました。
あの夜、ある事をする為コンテナの中にいた蔵本ですが、律子と知らずパニックになり刺してしまった。あのコンテナにナイフを持って居たのは、全て美久の為。
「あなたのお陰で分かりました。私が地獄に堕ちる理由。私は人殺しです。母、飯塚町子はあの時やっぱり私が殺してしまっていたんです。美久が帰宅し、死体に気付いた。レコーダーを聞いてそれが誰なのかも分かった。あの時は、死体は美久の部屋にあったんです。翌朝、美久が早起きしていたのは、自分の部屋に来させない為でした。やっぱり私は最低な母親です。全然気付かなかった。私の代わりに死体を処理しようとしていたなんて」と律子は言います。

そして美久は蔵本に助けを求めた。
遺体を2人で運んでいる時、川澄が見てしまった。
傘を持たずコンテナの穴を掘り遺体を隠そうとした2人ですが、夜になり作業を中断。
美久の入院を知り、蔵本は1人作業をする為にコンテナに戻ったと律子は説明します。

「いいでしょう。正解です」と指を鳴らす沙羅。
使者を突き飛ばす律子の前に母、町子が現れました。
「側にいておくれ、許しておくれ」と言う町子に「あんたは地獄で罪を償え」と言う律子。

続いて美久が現れました。しかし、すぐに姿を消してしまった美久。
「美久さんの未来は守られました」と沙羅は伝えます。
そして、沙羅は律子の言う通り、川澄と町子はグルで律子からお金を取ろうとしていたが、律子が町子を殺害し、美久が遺体を処理してしまったと説明します。
律子は何故、美久は自分の為に?と聞きます。
「美久さんもあなたと同じ思いを抱いていたんです。こんなやつなんかの為に自分とお母さんの人生を台無しにされてたまるかと。そんな思いを抱いた理由はただ1つ。あなたの愛情がしっかりと美久さんに届いていたからです」と沙羅は言います。

気を張って生きてきた律子に沙羅は「理解すべきです。自分を助けようとする人間がいると言う事を」と言います。
叶恵は川澄から律子を守る為、弁護士に相談し、元夫の福森が美久を引き取ると言ったのは、律子と美久の関係を改善する為でした。

2度目の復活は初めてだと言い、確認をします。
人殺しの業を背負ってしまった律子と、人殺しの娘と言う業を背負わせてしまった事を後悔するかもしれないと。
「精一杯生きて行こうと思います。生きていて良かったと思える選択をする為に」と律子が言うと「それはこれからのあなたの生き方次第」と沙羅は言いました。

コンテナの扉を開け灯りを付けると蔵本が居ました。
隣には町子の遺体。そこに美久も現れました。夜が明け、美久を病院に連れて行く様に蔵本に頼む律子。
警察には行かないでと側に居るからと言う美久に「これは私のケジメなの。あなた達は関係ない。いいわね?」と律子は言います。
謝りながら美久を抱き締める律子は「美久の事を愛してるから」と伝え「私もだよ」と美久は泣きました。
遺体の町子に「私を産んでくれてありがとう。あなたのお陰で私は美久に出会えた」と律子は言います。

警察署の前に沙羅がいます。
律子が出会った事があると言うと「他人の空似じゃないですか?それより面白いニュースを見つけたんです。昨日の夜もの凄い雷がこの辺りに落ちたでしょう?で、その雷が直撃して中年のおじさんが黒焦げ死体で見つかったって」と沙羅は言います。
ニュースを見るとそれは川澄。
こんな死に方をするのは酷い事をして来たんだろうと「地獄行き確定です」と沙羅が言うと、「だったら私も地獄へ行くわ」と律子が言うと「まだあなたは生きています。だからそれは、これからのあなたの生き方次第」と沙羅が言います。
「同じ言葉を何処かで聞いた気がする」と律子が言うと「気のせいですよ。多分」と沙羅は言いました。
そして律子は警察署へ歩いて行きます。

「見届けましょう。あなた達の生き様を」と沙羅は言うのでした。