ドラマル

2021年3月14日

『ドラゴン桜2』原作ネタバレ!ドラマの1話から最終回までのあらすじ・キャスト・視聴率まとめ

ドラマ『ドラゴン桜2』の1話から最終回までのあらすじを、原作漫画ネタバレを含めてわかりやすく紹介しています。

阿部寛さん主演の連続ドラマ『ドラゴン桜2』を200%楽しむために、キャストや各話ゲスト、視聴率の推移をあらすじと一緒に随時更新してお届けしていきます。

※『ドラゴン桜2』全話ネタバレ完了済み(2021年6月28日)。

見逃し配信をチェック

当記事には、『ドラゴン桜2』の第1話から最終回までのネタバレが含まれています。先に内容を知りたくない方は、「Paravi」で第1話から最終回までの放送をご覧になれます。また、大ヒットした『ドラゴン桜(1)』もParaviで配信しています。
※記事の公開日(更新日)時点の情報です。

『ドラゴン桜2』の基本情報

概要(見どころ)

『ドラゴン桜2』は三田紀房による日本の青年漫画を原作とするヒューマンドラマ。
かつて、落ちこぼれの生徒をたった半年で東大に合格に導いた伝説の弁護士である主人公の桜木建二(阿部寛)が、あれから16年、教え子の水野直美(長澤まさみ)を引き連れ、再び教育現場に戻り、東大合格の指南をしていく姿を描いた物語です。

前作で大きな話題を集めた“桜木メソッド”と呼ばれる勉強法。
16年経った2021年、試験内容が大きく変化した現代の大学受験に向けて、桜木がどんな斬新な方法で生徒たちに勉強を教えていくのかに注目です。

キャスト一覧

  • 桜木建二(さくらぎ・けんじ):阿部寛
    伝説の弁護士
  • 水野直美(みずの・なおみ):長澤まさみ
    一浪の末に東大に合格して弁護士になった桜木の教え子
  • 瀬戸輝(せと・あきら):髙橋海人(King & Prince)
    龍海学園近くのラーメン瀬戸屋の息子、偏差値28の学年最下位
  • 岩崎楓(いわさき・かえで):平手友梨奈
    全国トップレベルのバドミントン選手
  • 早瀬菜緒(はやせ・なお):南沙良
    今まで何かを頑張った経験がないイマドキ女子
  • 天野晃一郎(あまの・こういちろう):加藤清史郎
    優秀な弟と比較され劣等感から勇気が持てない
  • 藤井遼(ふじい・りょう):鈴鹿央士
    学年トップの成績、優秀ゆえに他人を見下す癖がある
  • 小杉麻里(こすぎ・まり):志田彩良
    成績は学園文系トップで優秀だが受験に興味がない、卒業後は就職を考えている生徒
  • 原健太(はら・けんた):細田佳央太
    昆虫をこよなく愛する心優しい生徒
  • 米山圭太(よねやま・けいた):佐野勇斗
    桜木の元教え子
  • 岸本香(きしもと・かおり):早霧せいな
    桜木法律事務所のNo.2弁護士
  • 龍野久美子(たつの・くみこ):江口のりこ
    桜木たちに反発する理事長
  • 高原浩之(たかはら・ひろゆき):及川光博
    桜木たちに学校再建の依頼をする教頭、生徒たちの教育を一番に考える教育熱心な教師
  • 小橋(こはし):西山潤
    龍海学園の金髪生徒
  • 岩井(いわい):西垣匠
    龍海学園の茶髪生徒
  • 清野利恵(きよの・りえ):吉田美月喜
    バドミントン部のNo.2
  • 石渡(いしわたり):齋藤瑠希
    楓と菜緒のクラスメイト
  • 大山将大(おおやま・まさひろ):内村遥
    教師、高原の考えに賛同、難関大コースの担任
  • 田村梨江子(たむら・りえこ):山田キヌヲ
    教師、3年の学年主任
  • 辻圭輔(つじ・けいすけ):ケン(水玉れっぷう隊)
    教師、煩わしいことをしたくない性格
  • 鶴ヶ﨑(つるがさき):鶴ヶ﨑好昭
    体育教師
  • 奥田義明(おくだ・よしあき):山崎銀之丞
    龍海学園・校長
  • 龍野恭二郎(たつの・きょうじろう):木場勝己
    久美子の父、龍海学園の元理事長
  • 坂本智之(さかもと・ともゆき):林遣郁
    龍山高校の水野の後輩で東大時代の同級生、ITベンチャー『ファルコン・ゲート(FALCON GATE)』の創業者
  • 岩崎明人(いわさき・あきと):駿河太郎
    楓の父
  • 岩崎裕子(いわさき・ゆうこ):馬淵英里何
    楓の母
  • 天野裕太(あまの・ゆうた):深田竜生(少年忍者)
    進学校に通う晃一郎の弟
  • 小林麻紀(こばやし・まき):サエコ
    桜木の元教え子でタレント
  • 玲:大幡しえり
    輝の姉
  • 柳鉄之介:品川徹
    数学特別講師
  • 恵子:森口瑤子
    菜緒の母
  • 祥子:相築あきこ
    麻里の母
  • 繁:迫田孝也
    麻里の父
  • 由梨杏奈:ゆりやんレトリィバァ
    英語の特別講師
  • 緒方英喜:小池徹平
    外資系コンサルタント会社勤務
  • 奥野一郎:中尾明慶
    トキワ自動車でエンジニア
  • 矢島勇介:山下智久(声だけの出演)
  • 香坂よしの:新垣結衣
    IT企業勤務

スタッフ一覧

  • 原作:ドラゴン桜2
    作者:三田紀房
    出版社:講談社
    雑誌・レーベル:モーニング
  • 脚本:オークラ、李正美、小山正太
  • 音楽:木村秀彬
  • 主題歌:-
  • 演出:福澤克雄、石井康晴、青山貴洋
  • プロデューサー:飯田和孝、黎景怡
  • 制作著作:TBS

各話の視聴率

『ドラゴン桜2』各話の放送後、視聴率がわかり次第情報を追加します。
※視聴率はビデオリサーチ調べ

各話放送日視聴率
1話4月25日14.8%
2話5月2日13.9%
3話5月9日12.6%
4話5月16日14.3%
5話5月23日13.8%
6話5月30日14.0%
7話6月6日14.4%
8話6月13日14.6%
9話6月20日15.4%
10話・最終回6月27日20.4%

ドラマ『ドラゴン桜2』の最終回ネタバレ(予想)

公式サイトには詳しいあらすじが掲載されていないので、モーニングに連載されている原作漫画の最新話までの内容からあらすじと結末を予想してみましょう。

原作のストーリーは、まだ完結はしていませんが、大きく2つのテーマがあります。1つは、理事長と教師の対立、もう1つは、生徒の東大合格へのチャレンジです。

理事長と教師の対立は、学校売却を推し進めようとする理事長(原作では理事長代理)の龍野久美子(江口のり子)と、それに反発する前作で龍山高校の再建に取り組んだ弁護士の桜木健二(阿部寛)、かつての教え子である水野直美(長澤まさみ)、教頭の高原浩之(及川光博)とのせめぎ合いが描かれます。
原作では、桜木グループが東大に多数の合格者を輩出する事により、学校の価値を高め、売却を回避できるのかどうかという流れですが、今のところは、まだ売却を回避できるのかわからない状況です。ドラマでも、この辺りも描かれ、思惑通りに学校売却を回避できるストーリーになると予想します。

もう1つの東大合格へのチャレンジは、前作と同じく東大専門クラスを設立して東大を目指していくというのは同じですが、現代風にSNSやスマホアプリを活用したりと学習内容が変わっています。前作では、受験メソッドが大きな話題になりましたが、今回も、新たなメソッドが話題になっていくでしょう。
前作から世の中の時代背景も詰め込み主導からゆとり世代に変わっていて、原作では、うまく描写できていますので、ドラマでも忠実に再現されるはずです。

生徒に関しては、原作は、軽い性格と早瀬菜緒(南沙良)と優柔不断な天野晃一郎(加藤清史郎)の2名が東大専門クラスの生徒となり、話の中心となります。いかにも現代っ子の2人が成長する過程が描かれます。
ドラマの配役は、まだ発表途中ですが、生徒役は増えそうで、肝心の東大合否については、恐らく、原作の進み具合から、ドラマの方が先に結果がでるでしょう。全員合格というわけにもいかず、合格者と不合格者で明暗が分かれると予想します。
ただ、本作は、合否は問題ではなく、教師と生徒の絆や生徒の成長が一番伝えたい点だと思いますので、感動を呼ぶ結末になると予想します。

原作漫画のあらすじ

かつて東大合格者を輩出していた龍山高校では、有名私立大学への進学実績が上がる一方、ついに東大合格者が0人になってしまいました。
龍山高校の合格実績によって、名を売っていた弁護士の桜木健二はこのままでは自分の弁護士事務所の名が落ちてしまうと考えます。
桜木は、過去に龍山高校初の東大合格者を輩出させた人物です。

そこで桜木は再び教育現場を訪れて、龍山高校にテコ入れをしようとします。しかし、龍山高校の様子はかつてと変わっていました。桜木を待ち受けていたのは「女帝」と呼ばれている理事長代理・龍野久美子でした。彼女は東大合格を目標にすることに対して、消極的な人物です。
また、ほかの教員たちは彼女に異を唱えることができませんでした。

教員たちは有名私立進学コースで指導を行っていました。東大合格者を輩出した龍山高校のかつての栄光を取り戻すために、桜木は強引に東大合格を目指す「東大専科」を立ち上げます。

そして、全校集会で、生徒たちに過激な言葉を投げかけて東大専科の参加者を募りました。
その結果、早瀬奈緒と天野晃一郎という二人の生徒が東大専科にやってきました。

こうして、桜木とかつての教え子である水野による東大合格のための授業が始まりました。水野は龍山高校の初の東大合格者です。

東大専科が始動

東大専科に志望した二人に桜木はまず、センター試験の過去問を解かせます。そして、その結果の問題点を厳しく指摘。
一方、水野は桜木の厳しい言動から二人の生徒が東大専科をやめてしまわないようにフォローをしていました。

生徒二人はそれぞれ個人的な問題を抱えていました。そしてついに、早瀬が東大専科をやめると言い出してしまいます。そんな彼女に対して桜木は、彼女の実家にまで押しかけて「自分が幸運なことに気が付いていないと、やがて不幸になる」と激しく言葉をかけます。
しかし、結果、彼女のセンター試験の過去問題の成績が思ったよりも良く、それに気をよくした早瀬は東大専科を続けることにしました。

一方の天野は、早瀬が東大専科をやめかけてしまったことと、センター試験の過去問の成績が良くなかったことに対して気を落とします。そして、静かに東大専科をやめてしまおうとするのです。
桜木は、天野が早瀬以上に複雑な問題を抱えていると指摘します。そんな桜木は、メンタルが弱い天野に対して「完全な失敗だ」と追い打ちをかける言葉を投げかけます。
しかしその後、「こういう時は笑うんだよ」といい、二人は無理やり笑いました。

成績アップの三種の神器

センター試験の過去問題の失敗を見つめなおし、再び東大受験を目指しだす二人。そんな二人に、桜木は成績をアップするための三種の神器を教えます。それが、「受験マトリックス」「付箋」「スマートフォン」の3つです。
まず、解いた問題から、苦手な問題、得意な問題、できた、できないを可視化するために付箋と受験マトリックスを使用します。そしてそれをスマートフォンで撮影。現状の学力をしっかりと記録に残します。
そして、わからないところはスタディサプリというアプリを使って底上げを図るようにします。
こうすることで、主観的な「なんとなく」を排除して、自分の学力を客観視するように桜木は言いました。

その頃、難関大コースを担当している他教員の田村と水口は、東大専科に自分たちのクラスが負けないように話し合っていました。そこで二人は、理系でトップの藤井遼と文系でトップの小杉麻里に東大を受験させよう、という計画を立てます。
そこでさっそく、藤井と小杉を呼び出して二人に東大受験の意思がないか問います。すると藤井はあっさりと承諾します。しかし、小杉は浪人したくない、という理由で東大受験を断ってしまいます。小杉に東大受験を断られてしまい、悩む水口。そして水口はついに桜木に助けを求めることにします。

水口の相談を受けた桜木は、東大受験を断った小杉に対して水口がどんな言葉をかけたのか尋ねます。「なにも言うことができなかった」という水口。そこで桜木は水口に、「自分が絶対に現役で東大に合格させる!!」と言え、という風に指示します。教師も、生徒と同じように合格できるかどうかわからないことに対して、責任とリスクを負え、というのです。
そんな桜木の話を泣きながら聞いた水口は、さっそく小杉のもとへ行って、自分の情熱を彼女に伝えました。

ビデオカメラで課題を明確化

早瀬と天野の受験マトリックスはついに完成しました。このことによって、二人の苦手、得意、できる、できない、が客観的にみられるようになったのです。
そして成績アップのために「苦手でできない問題」は後回しにするべきだ、と水野は言います。苦手でできない問題にこだわると、成績がなかなか上がらず、勉強の意欲が下がってしまうからです。
そのため、「得意でできなかった問題」をまず解けるようにすることが大事だと水野は言います。その問題のケアレスミスをなくして、基礎はスタディサプリで補完していく。そのことによって、「得意でできなかった問題」のミスをなくして確実に得点源にしていこうという作戦です。

するとここで水野はビデオカメラをとりだします。そして、スタディサプリで習った内容を誰かに説明するように話して、それを録画するように言います。誰かに説明することによって、学んだことを記憶として定着させるのです。
上手に説明できなかった部分はしっかりと理解できていないということになります。記憶の定着と、理解できていない部分の確認のためにビデオカメラを使うのです。
さらには、早瀬と天野で互いに刺激しあうという、「ピア効果」も期待できます。

どう説明をすればよいのかわからないという早瀬に対して水野は、SDS法とPREP法という方法を勧めました。
早瀬は、関係詞についてPREP法を使って説明してみます。早瀬は、流れるようにテンポよく説明をして、センスの良さを見せました。ところが、早瀬の説明は中盤になるにつれて中身のないものになってしまっていました。
しかし当の早瀬は自分の説明に満足げです。

続いて挑戦した天野は、緊張気味で説明のゴールを見失ってしまって、まったく上手に説明をすることができませんでした。

この授業後、水野は授業を見学していた教員の宮村に対して、今回の授業の目的は二人の性格を知るためだったと話します。
二人の性格について、早瀬は何でも分かった気になって先にすすんでいってしまうタイプで、天野はミスを怖がるあまり、一つのことにこだわりすぎてなかなか前進できないタイプだということがわかりました。二人とも、いつかはこの性格を変えていかなければならないだろう、と水野は話しました。

SNSで英語学習

そんなある日、難関大クラスでの東大合格を目指す藤井が、天野だけが残っていた東大専科の教室にやってきました。藤井は天野に対して、東大に合格することを自信満々に話して去っていきました。わざわざ偉そうに話しに来たことに対して天野は嫌な印象を抱きます。
一方の藤野も、やはり東大専科の天野と早瀬をライバル視していました。

翌日、桜木は早瀬と天野にセンター試験で満点獲得を目指すように指示します。その理由は、東大生にとってセンター試験満点は当たり前のようなことなのだ、とわからせます。
そのための対策として、早瀬と天野にまずは英語に重点を置くように指示する桜木。生きた英語を使うためにSNSを使うことをすすめます。
早瀬にはtwitter、天野にはyoutubeを始めるように言います。そして二人はそれぞれのSNSで英語のアウトプットを行うことになりました。
そして桜木は、改めて志望する科は文科1類と理科2類だと言います。この2つの科はセンター試験での足切りラインが低く、2次試験で逆転が狙えるからです。

そんなある日、難関大クラスの藤井は桜木に話しかけます。桜木に「東大専科に入らなくても東大合格はできる」と言う藤井。そんな藤井に対して桜木は、人を下に見る態度を変えなければ合格できないと言います。その言葉に藤井はショックを受け、心のなかで怒りました。

新学期になり、本格的に勉強を始めた早瀬と天野のもとに英語教師の鍋明美がやってきます。
鍋は、完璧を追い求めず人を真似することが英語学習に大切だと言い、シャドーイングなどを教えました。

龍山高校を5年かけて中間一貫校へ

東大合格のための勉強を積み重ねいてく2人。いよいよ夏休みが訪れます。

2人が自習室や自宅で勉強をする中、桜木は教師陣たちに龍山高校の改革プロジェクトについて話していました。
桜木は、龍山高校を5年かけて中間一貫校にすることを提案します。また、生徒たちがフラットな目線をもてる教育が大事だと話します。
桜木の主張を他の教員はしっかりと聞いていました。

そんな折、早瀬と天野の夏休みの勉強が上手く行っていることを聞いて満足気な桜木。桜木たちは秋以降の受験計画をたてることにとりかかり始めます。

『ドラゴン桜2』各話のあらすじ

2021年4月25日からTBS系にて放送開始された阿部寛さん主演の連続ドラマ『ドラゴン桜2』の各話あらすじネタバレを、放送後に随時更新してお届けしていきます。

1話のあらすじネタバレ

経営破綻寸前の龍海学園!偏差値32のバカ校に東大専科

千葉県の『龍海学園高等学校』、自由な校風を理想に掲げる理事長・龍野久美子(江口のりこ)が、父であり元理事長・恭二郎(木場勝己)から学校経営を引き継いで以来、龍海学園は経営不審に陥いり衰退の一途を辿っていました。
今年度の入学希望者数は定員割れの6割未満、3年生は8教室中7クラスが稼働、2年生は5クラス、1年生に至っては3クラスと半数以下。
毎年のように生徒が減り、ここ3年で教師の3分の1がリストラ、『経営状況調査報告書』によれば龍海学園は3年後には経営破綻が予測されていたのです。
この危機に、教頭・高原浩之(及川光博)は龍海学園に東大合格のための『東大専科』の設置を職員会議で提案、職員会議は久美子派と高原派で紛糾します。
高原は今や全国に名を馳せる進学校『龍山高校』の元教師で、たった1年で東大合格者を3人も輩出した弁護士・桜木建二(阿部寛)を招請。
ところが、職員会議に現れたのは、『水野法律事務所』を営む桜木の元教え子、弁護士・水野直美(長澤まさみ)だったのです。
桜木は、2年前に起こった『弦巻高校』の不祥事から消息不明になっていました。
久美子は東大専科を設置する龍海学園の進学校化を却下し、職員会議を切り上げようとしましたが、高原は次回の定例理事会での決議を久美子に要求。
進学校化は教師の約6割が賛成、龍海学園の寄附行為規定では過半数の要望が集まった場合、理事会に諮る定めになっていました。
しかし、久美子は桜木が居ないことを理由に理事会での決議を拒否するのでした。

すっかり落ちぶれていた桜木

水野は自身を「先輩」と呼ぶ東大の同期で龍山高校の後輩、ITベンチャー『ファルコン・ゲート(FALCON GATE)』の創業者・坂本智之(林遣都)に桜木の捜索を依頼していました。
母・悠子(美保純)が病に倒れ東大2次試験の受験を断念した水野は、その後、一浪して東大に合格、現役で合格した坂本と同期で、先輩と呼ばれることを水野は嫌がっていたのです。

職員会議が終わってから20時間後、福井県で汚れきったスーツ姿で釣りをしていた桜木は、居合わせた釣り人とトラブルになり交番に居ました。
桜木は反論することなく拘留寸前、そこへ水野が現れ桜木を助け出します。
水野は桜木に新しいスーツを買い与え、漁港近くの食堂に連れて行きかつ丼を奢りました。
龍海学園の再建を打診したものの桜木は断り、水野を漁港でまくと、夜に自宅のボロアパートに帰宅します。
すると、部屋の中で水野が待ち伏せていたのです。
桜木はアフマドと名乗り国籍を詐称、家賃は滞納し、水道は止められていました。
この日、遂に電気まで止められてしまい、桜木は滞納した家賃80万円、スーツ代など20万円、取り分は龍海学園からの報酬の半分に週7日3食の食事を要求、そして監修であるこを条件に龍海学園の再建に手を貸すことにしたのです。

定例理事会、久美子派を切り崩せるか

東京・人形町にある水野法律事務所に、水野と桜木、そして高原の3人が集まっていました。
龍海学園の理事会のメンバーは5人、水野と桜木を龍海学園で雇うには定例理事会で理事3人の票が必要でした。
理事会は、久美子、先代の恭二郎、校長・奥田義明(山崎銀之丞)、元校長・小松川、そして外部理事で文科省出身の教育評論家・日比野晋平で構成されていました。
現状、進学校化に賛成しているのは恭二郎と日比野、奥田と小松川は久美子に同調し反対していたのです。
久美子派の1人を切り崩す必要がありましたが、奥田と小松川は恭二郎が理事長時代に教師として採用したものの久美子には頭が上がりませんでした。

定例理事会当日、高原の進学校化の案の決議が諮られ、その結果、3対2で高原の進学校化が採択されました。
あの奥田が久美子を裏切り、進学校化に1票を投じたのです。

久美子と高原、そして恭二郎は理事長室に場所を移し、高原は進退を賭け初年度に東大合格者5人の排出を恭二郎に約束させられ、実現した暁には久美子が理事長職を退くことになりました。

始業式、東大には行くな!

始業式当日の朝、登校途中にコンビニに立ち寄った龍海学園3年生・岩崎楓(平手友梨奈)は、『アクトチョコ(ACTCHOCO)』1本を万引き、店から出ると瀬戸輝(King & Prince:髙橋海人)が楓を怒鳴り、居合わせた桜木に万引きがバレてしまいます。
桜木を呼びに来た水野が桜木を先生と呼び、楓は焦るのでした。

体育館で始業式が始まり、水野が登壇し東大専科の生徒を募ったものの、生徒たちは誰も聞いていませんでした。
そして、高原の紹介で桜木が登壇、桜木は「(自ら考えない龍海学園の生徒には東大に行く価値がなく)東大になんか絶対行くな!」と断言するのでした。

数カ月後には何処の大学も興味を示さない!?

始業式が終わり、教室に向かい階段を上る楓は再び桜木に遭遇、すると楓は右足に激痛が走り階段から落ちそうになったところを桜木に助けられます。
東大に興味を示さない楓に、東大も楓を拒否すると言い放ち、周りにいた生徒たちに桜木は笑われてしまいます。
楓は、全国トップクラスの有名なバドミントン選手だったのです。
ところが、桜木は数カ月後には何処の大学も楓に興味を示さなくなると断言するのでした。

一方、水野は職員室で東大に合格しそうな生徒を探していました。
東大合格候補者リストには生徒がたったの2人、理系トップは3年5組・藤井遼(鈴鹿央士)、高校受験当日のトラブルで止む無く龍海学園に入学。
文系トップは3年7組・小杉麻里(志田彩良)、成績の良い麻里でしたが受験に興味はなく就職を希望していました。
亮は東大を志望していたものの、龍海学園の生徒を見下しておりバカがうつると東大専科を断り、水野は麻里にも断られてしまいました。

龍海学園は女子バドミントン部が有名で、水野は高原に案内され練習中のバドミントン部を見学します。
オリンッピック候補と呼び声高いエース・楓と、そのパートナー清野利恵(吉田美月喜)が昨年のインターハイでペアで準優勝、イワキヨペアと呼ばれ校内では絶大な人気がありました。
楓は大学トップの『青南大』から既に声がかかっており、もちろん東大には興味がありません。
そんな楓は、桜木のことが気になり、練習に集中出来ませんでした。
部活の終わった楓は、桜木に言われた大学の件を輝に打ち明けるのでした。

東大専科に小橋と岩井が希望

この日、東大専科へ申し込む者はなく水野が諦めかけていた矢先、金髪の小橋(西山潤)と茶髪の岩井(西垣匠)が東大専科申し込みに教室に来たのです。
教室にテントを張り棲みつこうとしている桜木は、興味を示さず教室を出ます。
廊下にはオオクワガタが歩くのを床に這って観察する原健太(細田佳央太)と、健太に寄り添う麻里が居ました。
オオクワガタを触ろうとした桜木は、健太に怒られてしまいます。

波止場の先で釣りをする桜木に、東大専科に興味のある天野晃一郎(加藤清史郎)が具体的な勉強法など矢継ぎ早に質問攻め、晃一郎に質問し泳げると知った桜木は晃一郎を海に放り投げるのでした。

弦巻高校で2年前に何が!?

その夜、水野はファルコン・ゲートを訪ね、坂本と桜木の元教え子・小林麻紀(サエコ)と3人でシャンパンを酌み交わします。
東大に行くなと言った桜木の変わりように腹を立てる水野、原因は2年前にあると麻紀と坂本は考えていました。

2年前、桜木は虎ノ門に桜木法律事務所を構え順風満帆、そんな桜木が龍山高校の後、唯一、再建に取り組んだのが破綻寸前の弦巻高校でした。
この日は、東大の合格発表で8人が受験し7人が合格、不合格になったのは米山圭太(佐野勇斗)1人でした。
パートナー弁護士・岸本香(早霧せいな)は偏差値45の弦巻高校から7人も合格者を出し、経営者として今後の教育コンサルタント事業を見込んでいましたが、桜木は反対します。
桜木と岸本、そして水野の3人は事務所を後にし、雨の中、銀座の『Okura House』に入る二つ星レストランへと向います。
Okura Houseの前で桜木に米山からスマホに電話があり、岸本と水野を先に行かせ電話に出ます。
先生と呼ぶ声がして振り返ると、米山が傘もささずに近づいて来ました。
そして、米山はおもむろにナイフを取り出すと自らの首へ……。

桜木が気がつくと、そこは病院、米山は集中治療室に入っていました。
このことはワイドショー・週刊誌などに取り上げられ、日本中の話題になったのです。
水野が腑に落ちないのは誰がリークしたか、米山がさらし者になるため、母親とは考えられませんでした。
この結果、桜木の評判は地に落ち、水野は反撃するつもりでいたものの退院の日、水野が病院に行くと、既に桜木はおらず自宅マンションももぬけの殻、以来、桜木は消息不明になったのです。

岸本は桜木法律事務所を閉め、直ぐ近くの虎ノ門7丁目にオフィスを借りると、岸本香法律事務所を設立、桜木の顧客は全て岸本が引き取りました。
この時、米山の責任を感じる水野は岸本の誘いを断り、独立して事務所を設立したのでした。

小橋と岩井を丸刈り、水野がハラスメント?

一方、桜木はラーメン屋『らーめん瀬戸屋』で店を手伝う輝と再会、両親は既に他界し店は姉・玲(大幡しえり)が切り盛りしていました。
輝は高校卒業後、苦労する姉に代わり瀬戸屋を継ぐつもりでいたのです。
その頃、濡れた制服をドライヤーで乾かす晃一郎は、弟・裕太(少年忍者:深田竜生)に桜木のもとを訪ねた訳を問い質されていました。

翌日、水野は山積みの問題集を小橋と岩井に渡し、テントから出てきた桜木は無駄だと言い残し教室を出ます。
すると、小橋と岩井は見た目が原因で人から信用されないと、バリカンを水野に渡し頭を丸坊主にして貰うことにしました。

ある日、水野がバリカンで頭を刈る動画が数日前から動画サイトにハラスメント動画として投稿され、問題になります。
そして、桜木が晃一郎を海に放り投げた動画もまた問題視されました。
久美子は次の理事会で、水野と桜木の進退を諮ることにします。

東大専科の教室で小橋と岩井を追及する水野、小橋と岩井は始めから東大を目指す気はありませんでした。
動画を何とかしたい水野は、小橋と岩井の言うがままに謝罪、桜木は動画を撮影していた小橋のスマホを取り上げ窓から捨てると小橋に詰め寄るのでした。

理事長室で久美子に弁明する水野でしたが、小橋と岩井が髪を犠牲にしてまで水野を陥れる理由がないと、久美子は聞く耳を持ちません。
更に、奥田が理事長室に駆け込み、水野が謝罪する動画を久美子に見せたのでした。

自転車に跨り学園を後にした桜木は、波止場の先に座り込んでいました。
すると、バイクに跨る小橋と岩井が現れ、桜木を海に突き落します。
そんな中、水野のスマホに白水銀行からローンの督促メールが届くのでした。

桜木が反撃

浜辺近くの飲食店『オーシャンキッチン・ブラックパール(Ocean Kitchen Black Pearl)』でタバコを吸いたむろする小橋と岩井のもとに、桜木が鉄パイプを持って現れます。
未成年者喫煙禁止法で処罰されると桜木に言われたマスターは、小橋と岩井を店から追い出します。
小橋と岩井はバイクで逃げようとし、桜木が小橋の背中を掴むと小橋は転倒、岩井のバイクの後ろに乗り、ふたりは走り去りました。

小橋の残したバイクに跨る桜木はふたりを追走、その頃、理事長室では奥田が裏切った理由を久美子に追及され、桜木に弱みを握られていることを打ち明けます。
しかし、その弱みについては、どれだけ久美子に責められても口を割りませんでした。

追い詰められた小橋と岩井は学園に入り、バイクを乗り捨て校舎に逃げ込みます。
桜木はバイクのまま校舎に入り、小橋と岩井を廊下の端まで追い詰めました。
バイクから降りた桜木は鉄パイプを手に、ふたりに詰め寄り、集まった生徒たちは各々スマホで桜木たちを撮影します。
桜木が鉄パイプを振り下ろし小橋の頭上で寸止め、騒ぎを聞きつけた久美子に水野に高原、そして奥田が駆けつけました。
小橋は漏らしてしまい、気がついた健太が騒ぎ出すと、集まっていた生徒たちが小橋を撮影します。
守るべき子供に対する桜木の過ぎた指導に苦言を呈す久美子に、桜木は小橋が桜木を突き落とす動画を見せました。
漏らした動画を小橋と岩井のように桜木も動画サイトに投稿しようとし、止めるよう懇願するふたりに桜木は謝罪を要求、そしてふたりは桜木に土下座するのでした。
久美子は、桜木の言動に呆然とする奥田に小橋と岩井を保健室に連れて行くよう指示するのでした。

桜木が生徒を海に落としたことを責める久美子でしたが、落とされた本人である晃一郎が反論、桜木は一緒に海に飛び込み、「グダグダ考えてないで飛び込んでみろ」と晃一郎に言いました。
この時、晃一郎は東大に挑戦しろと桜木に言われているような気がしていました。
そして、晃一郎は東大専科で桜木に学ぶことを宣言します。

バイクを返しに走り去る桜木の後ろ姿を見ながら、楓は桜木に弱みを握られていることに恐怖し、その胸中を輝に告げます。

その夜、ブラックパールにたむろする小橋と岩井、そして輝、小橋と岩井に水野と桜木を陥れさせたのは輝だったのです。

一方、桜木はコンビニに行き、生徒が払い忘れたと詫びと合わせて5千円札を1枚店員に渡し、更に防犯カメラの映像を要求しました。

事務所に戻った水野は桜木に渡された請求書の山に驚愕、そんな中、オフィスにいる坂本から電話が来ました。
桜木の復活の可能性を知った坂本は、1人の社員が資料を持って来ると電話を切り、その社員に桜木の復活の可能性を示唆します。
「やつを潰すにはもってこいの展開ですね」
そう坂本に言った社員は、あの米山だったのです。

2話のあらすじネタバレ

万引きで疑心暗鬼に陥り、追い詰められる楓

偏差値32の千葉県の『龍海学園高等学校』、自由な校風を理想に掲げる理事長・龍野久美子(江口のりこ)の反対を押切り、教頭・高原浩之(及川光博)は経営再建のため東大進学専門クラス・東大専科を設立。
2年前、経営再建中の『弦巻高校』で東大受験に失敗した米山圭太(佐野勇斗)が自殺を図り、以来、行方不明だった弁護士・桜木建二(阿部寛)は、元教え子で弁護士・水野直美(長澤まさみ)に懇願され、あくまで監修であることを条件に龍海学園の再建に手を貸すことに……。

東大専科の教室にテントを張り、ねぐらにする桜木は、コンビニから回収した防犯カメラ映像をノートパソコンで見ていました。
防犯カメラ映像には、全国トップクラスのバドミントン選手・岩崎楓(平手友梨奈)が、万引きする瞬間が捉えられていたのです。

夜遅くまで体育館で練習する楓とダブルスのパートナー・清野利恵(吉田美月喜)、利恵は練習を切り上げ、楓は練習を続けます。
瀬戸輝(King & Prince:髙橋海人)が体育館に楓を訪ね、楓は桜木が防犯カメラ映像を入手したことを知り不安に駆られます。
輝は楓のために楓が万引きした『アクトチョコ(ACTCHOCO)』の代金を払いにコンビニへ行き、桜木が防犯カメラ映像を手に入れたことを知りました。

久美子派の校長・奥田が久美子を裏切った理由とは?

翌日、輝の指示で桜木や水野を陥れる動画を撮影した小橋(西山潤)と岩井(西垣匠)が、桜木の行き過ぎた指導以来、不登校になり怒り心頭の久美子。
久美子は理事長に就任以来、不登校ゼロを掲げ実現してきたものの、桜木が原因で不登校生徒が出てしまったのです。

高原の責任を言及すると、久美子は高原と別れて理事長室に戻り、その久美子の後に校長・奥田義明(山崎銀之丞)が付き従います。
そんな腰巾着の奥田が、進学校化を諮る定例理事会で久美子を裏切ったのは、桜木に弱みを握られたからでした。

奥田がマッチョな男性と腕を組み歩く写真を、久美子は奥田に突きつけます。
しかし、桜木が突いてきたのは奥田がゲイであることではなく、その男性に奥田が金を渡したことだったのです。

万引きを告発する張り紙、益々追い詰められる楓

『関東高等学校バドミントン選手権大会(関東大会) 千葉県予選』の出場メンバーが発表されるこの日、オリンッピク候補と呼び声高いエース・楓と、そのパートナーの利恵は昨年のインターハイのダブルスで準優勝、イワキヨペアと呼ばれ校内では絶大な人気があり、学園中が注目していました。
そんな中、部室の楓のロッカーの中に、万引きを告発する張り紙が貼られていたのです。

動揺する楓は輝とともに桜木を校舎の屋上に呼び出すと、桜木に目的を質します。
すると、桜木は関東大会に出場するという楓に、無理だと言って立ち去りました。

女子バドミントン部のコーチ・宮村が関東大会の出場メンバーを発表、部員以外の生徒たちも体育館に集まっていました。
宮村は1回戦は眼中になく、問題は勝ち上がることが確実視される2回戦の君津西高戦、この試合には大学トップチームの『青南大』のコーチ・柏木の他、一流大学のコーチが見に来ることになっており、楓の青南大推薦はこの試合にかかっていました。
君津西の山野・浮田ペアは千葉県ランキング2位、イワキヨペアはランキング1位で、宮村はこの試合で圧勝することを楓と利恵に命じます。

菜緒と晃一郎が東大専科に入ったものの初日でリタイア

メンバー発表後、女子バドミントン部は練習を始め、懸命に練習する楓を見ていた早瀬菜緒(南沙良)は、何かに打ち込む楓のようになりたいと東大専科に入ります。
菜緒は何をやっても続かず、両親は直ぐに辞めても怒ることはありませんでした。
始業式の桜木の言葉を聞き、菜緒は初めて大人に怒られた気がしていたのです。

現状の菜緒と天野晃一郎(加藤清史郎)の学力を知るため、昨年度の全国大学共通テストを使い、5教科7科目を本番同様、2日間で実施します。

練習が終わり、楓が部室に戻るとロッカーの中に再び張り紙がされていました。

1日目の共通テストが終わり、早々に菜緒がリタイアします。

その夜、桜木と水野が、輝の自宅でラーメン屋『らーめん瀬戸屋』で食事をしていると、晃一郎から水野のスマホにメッセージが届き、晃一郎もリタイアしてしまいました。

店を手伝う輝は、姉・玲(大幡しえり)に頼まれ出前に行きます。

桜木が謹慎、テントで火事

消防車のサイレンが鳴り響く中、瀬戸屋で食事をしていると、水野のスマホに着信があり、慌てて桜木を連れて水野は店を出ます。
桜木と水野が学園に着くと、火事で人だかりが出来ており、その中に輝も居ました。
火事は東大専科の教室、出火元は桜木のテント、原因はタバコでした。
職員室に駆けつけた教師が集まり、久美子に追及される桜木は反論することなく、非を認めます。
そして、桜木は次の定例理事会で処分が決まるまで、謹慎することになりました。

輝が放火を自白

翌日、校門前の防犯カメラが、出火前に校舎に入る輝を捉えていたことが判明。
浜辺で海に向かってライターを投げ捨てようとする輝は、水野に声を掛けられ投げるのを止めます。
火事の日、水野が輝と会った時、輝は配達の途中で火事に気づき学園に来たと言っていましたが、輝は火事の前に来ていたのです。
疑われて憤る輝でしたが、水野は追及することなく、防犯カメラに映っていたもう1人のもとに向かいます。

関東大会千葉県予選当日、体育館に着いた龍海学園女子バドミントン部、楓は他校の選手から心無い言葉を浴びせられます。
女子トイレに、楓が万引きを告発する張り紙が貼られていたのです。

そんな中、コートに向かう龍海学園女子バドミントン部、火事騒動に進展があり、いつもなら応援に来ている教師たちの姿はありませんでした。
イワキヨペアは1回戦を圧勝、一方、職員室では輝がテントに放火したことを職員室で自白していました。
学園の規則では、警察に通報する必要がありました。

注目の2回戦、君津西戦とのダブルスが始まり、好調の楓でしたが、シャトルを追う楓と利恵が接触、右足に痛みを覚える楓はその後精彩を欠き、利恵が楓をフォロー、柏木が利恵に注目し始めると、宮村は試合を棄権します。

テーピングしてシングルスに出場しようとする楓に、桜木は棄権するよう忠告し体育館から連れ出そうとします。
嫌がる楓に、放火したのは楓で、楓を庇い輝が放火を自白したと、桜木は告げました。

火事の直前、防犯カメラには楓と輝が映っており、防犯カメラに楓が映っていることを水野からに聞いた輝は、その後、放火を自白したのです。

右膝の半月板損傷、楓の故障を知っていた桜木

楓は千葉大学病院で検査を受け、その結果、右膝の半月板はボロボロで重症であることが判明。
治療は、手術で半月板を取り除くか、半月板を再生するPRP療法の何れかでした。
手術では膝に不安定感が残り、これまで通りのプレーは望めません。
PRP療法はこれまで通りのプレーが出来る可能性はあるものの、成長過程の中高生に勧められず、卒業後に治療を開始し、更に1年間のリハビリが必要でした。
しかも、PRP療法には個人差があり、選手として復帰できる保証はなかったのです。

楓の父・明人(駿河太郎)と母・裕子(馬渕英里何)は共に元バドミントン選手、オリンピック出場は叶わず、楓にオリンピック出場を期待していました。
明人は故障に気づかなかった宮村のもとに楓を預けておけず、退部させPRP療法に詳しい専属トレーナーをつけることにします。
選手生命ばかりを気にする明人とは対照的に、桜木は選手を辞める道があることを楓に教えます。
そんな中、青南大の推薦は利恵に決まり、楓は利恵からスマホに電話で連絡を受けました。
利恵のことを知った楓の両親は激怒し、楓を残して病院を後にします。

輝が東大志望?

楓は放火の件で警察に自首しようとしましたが、その必要はなく桜木は楓を止めます。

職員室で警察に通報するか話していた時、水野は放火の罪は重く、場合によっては死刑の可能性があることに言及、通報に待ったをかけました。
そんな中、桜木が現れ、警察から過失で厳重注意を受けたことを報告、東大を志望する輝が、自身が去ると東大を目指せなくなると思い輝が庇ってくれたと言いました。
東大を目指す輝が居るため東大専科は存続することになり、久美子は何も言えませんでした。

輝の無事を知り、楓は安心します。

楓の故障は利恵と宮村にも責任

いつの間にか桜木の子分になっていた岩井が用意したバイクに、桜木が跨り楓を後ろに乗せると学園に向かいます。
そして、同じくいつの間にか子分になっていた小橋が体育館の鍵を開けると、体育館には利恵と宮村が閉じ込められていました。

青南大の推薦枠は1人、利恵は補欠で推薦候補に挙がっており楓が邪魔でした。
青南大の推薦を利恵にとらせるため、宮村は利恵と結託して楓を陥れたのです。
宮村は楓の故障に以前から気づいており、わざと膝に負担のかかる練習をさせていました。
楓を陥れることに見事に成功し饒舌に話すふたりを、桜木は隠し撮りしていました。
万引きを告発する張り紙をしたのは利恵、楓が輝と万引きの件を話すのを聞いていたのです。

楓の故障に桜木が気がついたのは楓が階段を踏み外した時、桜木はバスケ部で楓と同じ故障で選手生命を絶たれていました。
その後、桜木は暴走族で憂さを晴らす毎日、しかし、そこから立ち直る切っ掛けになったのが勉強で、我武者羅に勉強するうちに苦しみが消えたのです。

選手を諦めない楓が東大専科

関東大会千葉県予選決勝当日、楓は裏方としてサポート、楓が何かを企むと考える利恵は疑心暗鬼に陥ります。
体育館には、水野に呼ばれた菜緒と晃一郎が観戦に来ており、輝もひとりで観に来ていました。
シングルスで実力の発揮できない利恵を楓が励まし、利恵は優勝しました。

東大専科の教室で新しく買ったテントを張る桜木のもとに、楓が現れ、東大でスポーツ医学を学び選手としても復活しオリンピックを目指すと宣言します。

帰宅した楓は、参考書を買っているのが裕子に見つかり、明人に勉強より練習と叱責され、言い返すことが出来ませんでした。

暗躍する米山と坂本

ある日、東大を訪れた桜木は、米山を見つけます。
米山は2浪して東大に合格していました。
桜木は龍海学園の再建にあたり、米山の承諾を貰いに来たのです。

快諾した米山は、その足でITベンチャー『ファルコン・ゲート(FALCON GATE)』に出向き、創業者・坂本智之(林遣都)に桜木の復活を報告します。
必ず叩き潰すと坂本に宣言する米山は、「あいつだけは」と最後に呟きます。

米山の承諾を得た桜木は、誰もいない東大専科の教室で教壇に立っていました。

3話のあらすじネタバレ

東大合格者を見送るドラゴン桜

千葉県の『龍海学園高等学校』、弁護士・桜木建二(阿部寛)は校庭に1本の桜の樹を植えました。
龍海の龍の字を取って『ドラゴン桜』、これから続々と排出される東大合格者を、この桜が見送ります。
桜木は今や全国に名を馳せる進学校となった『龍山高校』にも桜を植え、弁護士・水野直美(長澤まさみ)は懐かしそうに桜を見ていました。
集まって来た天野晃一郎(加藤清史郎)と早瀬菜緒(南沙良)に岩崎楓(平手友梨奈)、そして瀬戸輝(King & Prince:髙橋海人)、この4人が東大に合格する頃、桜は満開になります。
始業のチャイムが鳴り、水野に促される4人と、桜の植樹を手伝いに来ていた小橋(西山潤)と岩井(西垣匠)が教室に向かいました。

残った桜木は桜の樹の下にしゃがみ込む原健太(細田佳央太)に気がつき、健太の手にある虫を見て、「アオオサムシか」と声を掛けました。
頷く健太は立ち去ろうとする桜木に10時頃に大雨が降ると忠告し、桜木が空を見上げても雨雲はなく青天でした。
健太を迎えに来た文系トップ・小杉麻里(志田彩良)に桜木が声を掛けると、麻里は東大には興味がないと言い残し、健太を連れて教室に向かうのでした。

進学校化反対の久美子が難関大コース新設

東大専科に4人も生徒が集まり憤る理事長・龍野久美子(江口のりこ)は、校長・奥田義明(山崎銀之丞)を理事長室に呼び出しました。
東大専科を自らの手で握り潰すと豪語する久美子は、『難関大コース設立企画書』を机に叩きつけるのでした。

東大専科の2つのルール

その1:親には言わないこと
その2:水野や桜木に言われたことは納得できなくても、まずやってみること

生徒たちの前で遂に教壇に立った桜木は、この2点のルールを伝えました。

日常を英語で配信

桜木は東大専科の4人の生徒たちに基礎からのやり直しを指示し、全教科の学研プラス『わかるをつくる 中学 パーフェクトコース問題集』を配布、3週間で最低5回は解くことを命じました。
更に、SNSを使い日常を英語で配信することを指示、晃一郎と輝は『ユーチューブ(YouTube)』で1日1動画、楓と菜緒は『ツイッター(Twitter)』で1日20ツイートのノルマを課します。

4人の生徒の現在の実力をはかるため中学のミニテストを実施、水野が問題用紙を配る中、突如、雷鳴が轟くと激しく雨が降り出しました。
この日の天気予報は晴れ、腕時計を見る桜木は健太の予報通りに10時に雨が降り驚愕します。

放課後、雨は上がり、第1回ミニテストの結果が出ました。
500満点中、晃一郎は250点、菜緒は225点、楓は300点、輝は120点、輝は全教科が赤点でした。
東大専科の目標は東大に5人合格、あと2人は生徒が欲しいと思う水野、桜木には候補者に心当たりがありました。

理系トップ・藤井遼には東大は無理!東大専科の廃止を賭け遼と勝負

東大専科の教室で晃一郎と輝が机に向かい問題集を解いていると、理系トップ・藤井遼(鈴鹿央士)が現れました。
東大専科の生徒を小バカにする遼に憤る輝が遼と掴み合いになり、教室に戻って来た水野が2人を止めに入ります。
テントから顔を出す桜木は、偏差値68、東大理科I類志望の遼に東大は無理と断言、反発する遼の挑発に乗る桜木は、東大専科の4人と遼の勝負を受けます。

東大専科の4人と遼の勝負を聞きつけた久美子は桜木と水野を理事長室に呼び出すと、勝負に立ち会うと言い出し、挙げ句、勝負に東大専科の廃止を賭けさせ、桜木は受けて立ちます。
東大専科が負けた場合、東大専科の4人は久美子が新設した難関大コースで引き受け、現在、難関大コースには既に遼が入っていました。

勝負は3週間後、遼の点数と東大専科の生徒たちの平均点、どちらか高い方が勝利。
試験問題は東大の過去問から出題し、桜木と水野に久美子、そして難関大コースの担任の4人が協議して決めることになりました。

遼との勝負に勝つ3つの方法

問題集を解き理解できないところは生徒が互いに教え合う

中学の問題集を解き、解説を見ても解らなければ、理解している生徒が理解できない生徒に教えます。
各教科の点数が高い生徒が教え、晃一郎は数学、菜緒は国語、楓は英語をそれぞれ担当します。
生徒が互いに教え合う利点、それは自分より少し出来る人が相手だと脳が自分にも出来ると判断、更に教える側も知識が整理され曖昧さがなくなり理解度が高まります。

行動の遅い奴はチャンスを逃す

ユーチューブとツイッターをとにかく始めます。

水野からのお題

朝、学校に来る前と放課後に水野が出題し、それを解きます。

帰宅した晃一郎は早速動画を撮影、そんな中、「三日坊主とは何か、ひと言で説明せよ」水野から『LINE』のグループ「東大専科」にお題が送られてきました。
生徒たちが自宅で考えていると、「日本で流通するかぼちゃは、どの産地のものが多いか?」水野から再びお題が送られてきます。
英語のツイートに中学の問題集、やることが多く、お題をクイズと思う菜緒はイラついていました。

東大が求める能力は本質を考える力、水野のお題は全て東大の過去問

翌日、「『朝焼けは雨、夕焼けは晴れ』なのはなぜか。」水野からお題が送られ、登校してきた菜緒がスマホを見ながら校舎内の廊下を歩いていると、遼とぶつかります。
遼の落とした付箋びっしりの英単語ノートを見て、菜緒は驚きました。

教壇に立つ水野がかぼちゃの話を始め、遼の英単語ノートを見て焦る菜緒は1つでも英単語を覚えた方が良いと反発します。
そんな、菜緒にテントから顔を出した桜木は英単語の覚え方を尋ね、何回も口にし書くと菜緒が答えると、桜木は受験に失敗する典型と一蹴します。
頭の良い人は記憶力が良く勝てる訳がないと反発する菜緒に、桜木は東大生の8割は菜緒と同程度の記憶力だと教えました。
「どうして」
菜緒が呟くと、水野は「unite(団結する)」を例に暗記のコツを教えます。
なぜuniteが団結を意味するのか水野に問われた菜緒は元々決まっていたと答え、桜木は菜緒のその考え方が駄目だと指摘します。
本質を考える力、桜木は東大専科の4人に東大が求める能力を教えます。
uniteの語源は1つを意味する「uni」、uniteには団結する以外にも意味があり、何れの意味も1つという言葉に由来すると考えると覚えやすくなると水野は教えました。
桜木は、更にuniがつく言葉を4人に尋ね、何れの英単語も1つという言葉に由来し、晃一郎は覚えやすいと思うのでした。
桜木は最後に日常、目にするものの「なぜ」を考えその本質を見ようとする東大生の思考法を真似、本質をあらゆる角度からとらえるようアドバイスしました。
そして、水野のお題がクイズではなく、東大の過去問であることを明かすのでした。

らーめん瀬戸屋に暗雲

難関大コースを新設した久美子でしたが、生徒は集まらず遼1人だけでした。
難関大コースの担任・大山将大(内村遥)の出身大学は三流私立大学、難関大コースの生徒を募集した際、大山の出身大学を生徒たちの前で遼がバカにし、しかも難関大コースに籍は置いても授業には出席しないと言い放ったのです。
一方、暗記のコツを教わった東大専科の4人はそれぞれ実践、輝は自ら単語帳を作っていました。

その夜、桜木がラーメン屋『らーめん瀬戸屋』で食事をしていると、瀬戸屋の電話が鳴り、電話に出た輝の姉・玲(大幡しえり)は電話の相手に待って欲しいと謝罪、桜木は玲の様子に違和感を覚えジッと見ていました。

東大専科 対 遼

勝負前日、ミニテストの結果が返され、500満点中、晃一郎は400点、菜緒は380点、楓は420点、輝は270点、4人とも短期間に飛躍的に伸びていましたが、勝負となると厳しく、出題される問題次第でした。

放課後、出題する問題を理事長室で協議、過去20年分の東大の過去問から各教科ごとに候補が絞られていました。
なぜか桜木は、出題問題の選択を久美子に一任します。

ドラゴン桜の下で単語帳の英単語を暗記する輝に、足を引っ張ていると挑発する遼は、輝に身を引くことを勧めます。

勝負当日、輝の姿はなく、久美子から生徒たちに欠席が伝えられます。
テスト開始まであと5分、楓はスマホから輝に電話しましたが、輝は出ませんでした。
テストの時間になり、動揺する楓と菜緒、そして晃一郎の3人に、桜木は集中するよう叱咤します。
一方、瀬戸屋では石が投げ込まれ、入り口のガラスが店内に散乱していました。

試験は20点満点で制限時間は20分、輝を除く東大専科 対 遼の勝負が始まるのでした。

テストが終わり採点が進む中、テストが実施された教室に生徒たちが集まり、奥田も駆けつけます。
採点が終わりテストの結果を大山が発表、晃一郎14点、菜緒13点、楓15点、そして遼は11点、東大専科が勝利しました。

出題された問題は英語と地理、1問目の英語、遼の解答は論理性に欠け、難しい単語や言い回しを使いすぎスペルミスも多い、一方、東大専科の解答はシンプルで解りやすく、簡単な英語でスペルミスもありません。
複雑に難しく答えるよりもシンプルに答える方が難しく、これは社会に出てからも求められるスキルでした。
東大専科で毎日議論したり、互いに勉強を教え合ったりしていたのは、このスキルを養うためで、ユーチューブやツイッターもこのスキルのためだったのです。
2問目の地理は人の気持ちを想像できるか否かが問われていました。
遼の解答には市民側の視点がなく、行政側の視点からしか答えていなかったのです。
採点ミスを疑った挙げ句、東大専科に有利な問題を選んだという遼に、桜木は久美子が問題を選んだと反論します。

桜木に誘導されたと反発する久美子の言葉を桜木は意に介さず、遼の敗因はその性格の悪さにあると指摘します。
他人を見下し、独りで勉強してきた遼でしたが、遼のミスは誰かの助言さえあれば避けられたものばかりでした。
東大では多角的な視点を問う問題が度々出題され、それはあらゆる立場にいる人間の気持ちが想像できる人材を求める東大からのメッセージだったのです。
桜木が遼に東大が無理だといったのは、このような理由からでした。

バカとブスこそ東大に行け!

遼を罵る野次馬の生徒たちをバカと一蹴する桜木は、この国の唯一の平等は勉強と説き、「バカとブスこそ東大に行け」と一喝します。
久美子は集まっていた生徒を解散させ、桜木は根性を叩き直してやると遼を東大専科に誘ったものの、遼は誘いを断りました。

東大専科の廃止は免れたものの、東大専科は未だ4人、5人を合格させる必要があり、水野は桜木が以前言っていた候補者について尋ねます。
桜木は「そのうち来る」とだけ言いました。

健太が校舎のエントランスの床にうつぶせになり、歩くオオクワガタを観察していると、麻里が迎えに来て一緒に帰ります。

桜木と水野が教室に戻ると、瀬戸屋に行くという水野が桜木を誘ったものの、桜木は暫く瀬戸屋に行くことを禁じます。
瀬戸屋では輝が割れた入口のガラスに紙を貼り補修、そんな中、店の電話が鳴り響き、玲は電話に出ようとしませんでした。

4話のあらすじネタバレ

ヤミ金の取り立てに追い詰められる瀬戸屋

雨の中、休業中の『らーめん瀬戸屋』の前で傘を差し立ち尽くす弁護士・桜木建二(阿部寛)。
誹謗中傷の張り紙がそこかしこに貼られ、店の電話が鳴り続ける瀬戸屋は、ヤミ金の取り立てに追い詰められていました。
瀬戸輝(King & Prince:髙橋海人)は姉・玲(大幡しえり)に退学して働くと告げると、輝が勉強をしていたことを知る玲は、ゴミ箱から取り出しておいた単語帳を輝に渡します。

マイナス281,131円、ノートパソコンに向かい『水野法律事務所』の収支表を見る弁護士・水野直美(長澤まさみ)は、千葉県の『龍海学園高等学校』の校舎内のリフレッシュコーナーで桜木の領収書の山を前に頭を抱えていました。
戻って来た桜木はスマホで撮った瀬戸屋の写真を水野に見せ、瀬戸屋がヤミ金に借金していることを伝えましたが、助けようとする水野を止めるのでした。

受験にIT活用は常識、スタディサプリで己の弱点を炙り出せ!

今日も東大専科の教室に輝の姿はなく、輝が登校しなくなってから3日が過ぎていました。
東大専科の天野晃一郎(加藤清史郎)、早瀬菜緒(南沙良)、そして岩崎楓(平手友梨奈)の3人は輝を心配し、そんな3人に勉強に集中するよう桜木は注意します。

合格への近道は己の弱点を知ること、授業を始めた桜木は3人に『スタディアプリ』を紹介します。
オンライン学習サービスのスタディサプリは、その学習履歴から何を理解し何を理解していないかがデータ化され、得意不得意が一目瞭然、効率よく勉強することが出来るのです。

一方、東大専科に反対する理事長・龍野久美子(江口のりこ)は、東大専科に敗れた『難関大コース』を廃止し『一流大学コース』を新設。
東大専科の3人に敗れた理系トップ・藤井遼(鈴鹿央士)が籍を置き、難関大コースの時とは違い、遼は授業に出席していました。

努力の原動力はポジティブよりネガティブ感情、バカはちまきを巻け!

教壇に立つ水野は紙袋から『バカ』と書かれた白いはちまき『バカはちまき』を取り出し、晃一郎と菜緒、そして楓の3人に配ります。
解けない問題があるとバカはちまきを頭に巻き、解けるようになったら外すを繰り返すことで解けない問題がなくなります。
恥ずかしがって巻くのを嫌がる晃一郎と菜緒でしたが、努力の原動力はポジティブよりネガティブ感情の方がパワーが強く、バカはちまきを巻きたくないという思いで必死に問題に取り組み、理解しバカはちまきを外すと、いつしかそれが快楽となり勉強に対してポジティブな感情が生まれるのです。
楓が四の五の言わずにバカはちまきを巻くと、晃一郎と菜緒も嫌々続くのでした。

バカはちまきは学園中の噂になり、東大専科の教室の前に野次馬の生徒たちが集まり、その中に遼も居ました。
気がついた桜木が廊下に出て遼を東大専科に誘いましたが、断る遼はその場を立ち去り不敵な笑みを浮かべます。

過激化するヤミ金の嫌がらせ、輝は東大を断念

輝は浜辺近くの飲食店『オーシャンキッチン・ブラックパール(Ocean Kitchen Black Pearl)』で、店長にアルバイトを頼んでいましたが、龍海学園がアルバイト禁止であることを知る店長は断ります。

放課後、晃一郎と菜緒、そして楓の3人は、菜緒の提案で瀬戸屋へ輝の様子を見に行きました。
戻って来た輝がラーメンを作り、3人がラーメンを食べ終わると早々に追い返します。
店を出る楓は、入口の扉のガラスが段ボールとガムテープで補修されていることに気がつきました。
桜木と水野が瀬戸屋に向かって来るのを晃一郎が気づき、3人は慌てて逃げ出します。

2人のガラの悪い客がラーメンに異物が混入されていたとクレームをつけ店内で騒ぎ出し、そこへ桜木と水野が現れ2人を追い返しました。

3年前に他界した両親には借金があり、返済しようと玲は頑張ったものの支払期限に間に合わず、玲はヤミ金『レインボーローン』から100万円を半年前に借りました。
しかし、100万円だった借金はどんどん膨れ上がり、気がつけばどうにもならなくなっていたのです。

他人に迷惑を掛けたくないという輝は、東大を諦めアルバイトをすると桜木と水野に告げ、東大専科の3人には黙っておくよう懇願しました。
納得した桜木はラーメンを食べ終えると、水野と店を出ます。

輝を助けたいと望む水野でしたが、職場での嫌がらせはヤミ金の常套手段、龍海学園にも被害が及ぶと桜木は輝を助けようとはしませんでした。

楓が自宅マンションの自室でスタディサプリの動画を見て数学の勉強をしていると、菜緒から『ライン(LINE)』のメッセージが届きます。
瀬戸屋がネットで炎上、エゴサで気がついた菜緒が楓に知らせて来たのです。

そんな中、菜緒の母・恵子(森口瑤子)が菜緒の部屋に入り、机の上にあったバカはちまきに気がつきます。
恵子は最近、帰宅してから部屋に閉じこもりきりの菜緒を心配していましたが、菜緒はそんな恵子を勉強しているだけと部屋から追い出しました。

部屋で晃一郎が『ユーチューブ(YouTube)』で配信する動画を撮影しようとしていると、突然、ドアが開き、帰宅した弟・裕太(少年忍者:深田竜生)が入って来ました。
裕太は龍海学園に通う同じ中学出身の生徒に聞き、晃一郎が東大専科に籍を置いていることを知っていたのです。
東大専科のルールであることを説明し、母には内緒にするよう、晃一郎は裕太に懇願するのでした。

東大合格必勝法 家庭の10か条

翌日、晃一郎と菜緒、そして楓の3人は、スタディサプリで東大専科の教室で勉強していましたが、楓は輝のことが気になり集中出来ませんでした。
そんな中、教頭・高原浩之(及川光博)が教室に慌てて駆け込んで来ました。
菜緒の母・恵子と晃一郎の母・美紀が、東大専科に子供が籍を置くことを知り、学園に乗り込んで来たのです。

「こいつらこれで東大目指してます」
バカはちまき巻いた晃一郎と菜緒の写真と共に遼が『ツイッター(Twitter)』に投稿、大量にリツイートされていました。
投稿に気がついた菜緒と晃一郎は、親バレを恐れ動揺します。

会議室の恵子と美紀を桜木と水野、そして高原が応対、東大に受かるはずがないと恵子と美紀は激怒、恵子はバカはちまきのツイッターの写真を見せ、もてあそんでいるのかと抗議します。
生徒たちの人生に関わる話、その話は生徒たちにも聞く権利があると主張する桜木は、東大合格に否定的な恵子と美紀に生徒たちの前で話し合うことを提案するのでした。

子供たちの強い意志を壊すものは親の否定、東大専科の教室の教壇に立つ桜木は、恵子と美紀、そして3人の生徒の前で親に内緒にさせていた理由を説明すると、3人に問題を出します。

「台湾の人が日本に来る目的は観光が多い、では日本のどのような地域が観光地として人気が高いと考えられるか?京都・奈良以外でどこなのか答えろ」
クイズだと思い込む恵子と美紀は憤慨、そんな中、菜緒と晃一郎が答えます。
菜緒はディズニーランドのある千葉とUSJのある大阪、晃一郎は台湾では雪が降らないことを理由に北海道と答えます。
憤る恵子と美紀に、2010年度の東大入試に出題された地理の入試問題であることを水野は説明しました。
そして、ここにいる3人が3週間勉強して学年トップの遼にテストで勝ったことを、桜木は恵子と美紀に伝えます。
驚く恵子と美紀に子供が信じられるか桜木は問い質し、信用すると恵子と美紀が言うと、桜木は『東大合格必勝法 家庭の10か条』を伝授します。

  1. 一緒に朝ごはんを食べること
  2. 何か1つでも家事をさせること
  3. 適度に運動させること
  4. 毎日同じ時間に風呂に入らせること
  5. 体調の悪いときは無理をさせず休ませること
  6. リビングはいつもかたづけておくこと
  7. 勉強に口出ししないこと
  8. 夫婦仲良くすること
  9. 月に一度家族で外食すること
  10. この10か条を父親と共有すること

この10か条は、受験のために家庭の日常を変えてはいけないことを意味していました。
受験のために家庭が勉強中心に変わると、家族に負担をかけていると子供が罪意識を感じ、それはやがて重圧と変わります。
そして、子供が受験を放棄する恐れがあるのです。

納得した恵子と美紀は、桜木に促され教室を後にするのでした。

一方、輝はガソリンスタンドでアルバイトしながらも、単語帳は手放さずにいました。

詰め込みこそ真の教育、数学はスパルタ、数の暗黙知を夏までに爆上げ!

スタディサプリの結果、晃一郎と菜緒、そして楓の3人は、共通して数学が弱いことが判明、そこで桜木は伝説の数学教師・柳鉄之助(品川徹)を招請しました。
基礎が大事な数学は徹底して基礎を固めておく必要があり、3人は小学校2年の算数からやり直すことになります。
3人が数学を苦手とするのは計算力不足に起因し、そして、その分かれ目が小学校2年生だったのです。

柳の教育理念はスパルタ、勉強法や時代の変化は関係なく詰め込みこそが真の教育でした。
柳はお手製の小学校2年生の計算問題100問のプリントを3人に制限時間3分で解かせ、満点しか許しません。
当然、3人の結果は満点にほど遠く、しかし3人が劣っているわけではありませんでした。
柳の目的は数の暗黙知に到達すること、暗黙知とは考えなくても感覚でする力のことをいい、計算も考えずに感覚で解けるようになることが数の暗黙知なのです。
柳は今から徹底してやり込めば、夏までには高校レベルまでに数の暗黙知を引き上げられると考えていました。

東大専科に輝が復帰

夕暮れ時、疲れた表情の輝がブラックパールの前を通りかかると、桜木に感化された小橋(西山潤)と岩井(西垣匠)が慶応か早稲田を目標に勉強していました。

スマホに連絡があり慌てて瀬戸屋に輝が戻ると、店に桜木が居たのです。
輝はアルバイトを解雇され、その原因は桜木の通告でした。
時給4,000円のアルバイトを輝に紹介するという桜木、アルバイトとは東大専科に戻ることで、東大卒業生の生涯賃金は約5億円、この1年に換算すると時給4,000円になるのです。

誰にも迷惑をかけたくない、そんな輝は借金以上に龍海学園に押しかけると言ったヤミ金の言葉を恐れていました。
しかし、その心配はもう必要はなく、玲が完済証明書を輝に見せます。
玲が借金したレインボーローンは強引なやり方を繰り返し、調べると非合法行為の証拠が直ぐに集まりました。
桜木は業務停止を盾に交渉し、玲が払い過ぎた分まで取り返したのです。
桜木は取り返した金を置いて、店を後にするのでした。

翌日、東大専科の教壇に柳が立つと、教室に輝が入って来ました。
席に座った輝に、桜木はバカはちまきを渡し、輝はバカはちまきを手に取ると頭に巻き、柳に自己紹介の挨拶をします。
そして、柳は水野に計算問題のプリントを配らせるのでした。

東大専科は現在4人、5人を東大に合格させる必要があり、あと1人、生徒が足りません。
校舎の屋上から海を眺める桜木は、水野法律事務所宛てに届いた『岸本香法律事務所』からの122,200円の請求書を水野に渡し立ち去ります。

水野はスマホで弁護士・岸本香(早霧せいな)に電話、ヤミ金のリサーチに手を貸してくれたのは岸本だったのです。
桜木の完全復活を歓迎する岸本でしたが、来客があり電話を切ります。
岸本の執務室に通されて来たのは、桜木の元教え子・米山圭太(佐野勇斗)だったのです。

龍海学園の校庭で蝶を追いかける原健太(細田佳央太)、その後を文系トップ・小杉麻里(志田彩良)が追いかけます。
桜木を見かけた健太が立ち止まり、桜木に挨拶します。
健太の隣に立つ麻里の額には痣があり、桜気が気づくと麻里は痣を前髪で隠し、健太の腕を引くと行ってしまうのでした。

5話のあらすじネタバレ

暗躍する米山

夜に弁護士・岸本香(早霧せいな)が『らーめん瀬戸屋』を訪ね、弁護士・桜木建二(阿部寛)と弁護士・水野直美(長澤まさみ)とテーブルを囲みラーメンを食べていました。
以前に仕事で来たことがあるという岸本は大房岬などこの辺りのことを知っており、桜木は怪訝な顔をするのでした。

岸本は車に乗り込み店を後にし、店から離れると後部座席に隠れていた米山圭太(佐野勇斗)が顔を出します。
「おおかた賛成ですが、やはりあそこだけは……」
岸本に進捗を尋ねられた米山は、そう答えるのでした。

東大専科 対 遼の再戦決定

数学はスパルタ、校庭を走りながら数学の勉強をする東大専科の4人、理事長室から東大専科の様子を眺める理事長・龍野久美子(江口のりこ)は、スパルタ教育が不快でなりません。

東大専科との勝負に負けて以来、荒れる一方の理系トップ・藤井遼(鈴鹿央士)は、授業中に一流大学コースの担任・大山将大(内村遥)を罵倒。
遼を案じる久美子は理事長室に桜木、水野、教頭・高原浩之(及川光博)、そして校長・奥田義明(山崎銀之丞)を集め、遼と東大専科の再戦を要請します。
反対する水野でしたが、桜木は大学入学共通テストの形式での対決を提案、負けた方のクラスは即廃止、久美子を牽制する桜木は名前を変えてコースを新設するのを禁じました。
勝負は2週間後、英・国・数の3科目、ハンデはなしで、東大専科の各科目の最高得点と遼の得点を競います。

東大専科の秘密兵器は学年断トツビリの健太!

東大専科の教室に戻った桜木と水野から遼との再戦を聞いた東大専科の4人は、負けは必至と文句ばかり、最高得点で競う今回の対決は代表が1人居ればよく、東大専科の代表を桜木は教室の窓から指差します。
窓際に集まった4人が見た生徒は、中庭で虫を観察する学年で断トツのビリの原健太(細田佳央太)だったのです。
健太は東大専科の生徒ではありませんでしたが、いつの間にか桜木がスカウトしていたのでした。

水野が職員室に駆け込み、3年の学年主任・田村梨江子(山田キヌヲ)に頼み健太の成績をノートパソコンで見せて貰います。
健太の成績は理科と美術、そして情報の3科目を除いて、1年、2年の全学期とも評価は『1』、水野は桜木の考えが理解できず頭を抱え込むのでした。

中庭に出た桜木は、天野晃一郎(加藤清史郎)、早瀬菜緒(南沙良)、瀬戸輝(King & Prince:髙橋海人)、そして岩崎楓(平手友梨奈)の4人を、健太に新しいクラスメイトと紹介します。
そこへ、職員室に偶然居て、健太が対戦相手と知り憤る遼が現れ、健太を罵倒、その上、健太が大事にしている虫を誘き寄せて観察するお手製の箱を投げ捨てました。
激怒した健太は遼に突進、タックルして倒すのでした。
暴力を振るった健太を諭す桜木は、暴力に頼らなくても健太が遼をぶちのめせると言い遼と賭けをします。
健太が負けたら桜木が土下座、桜木が勝ったら遼が東大専科の合宿に参加、了承した遼はその場から立ち去りました。

健太を東大専科に巻き込み激怒する田村は、職員室に桜木を呼び出します。
健太を利用し、健太の幼馴染で文系トップ・小杉麻里(志田彩良)を東大専科に引き入れようとしていると田村は考えていたのです。
健太を心配する麻里も職員室に来ており、麻里は東大専科に入らないと宣言すると、田村と共に職員室を後にします。
しかし、桜木は健太を利用して麻里を東大専科に入れようなどとは考えていませんでした。

水野を連れて中庭に戻った桜木は虫取り網で虫を捕まえ、健太に虫を渡します。
桜木が渡した虫はハンミョウ、健太が昆虫の辞典でも読んでいるかのようにハンミョウの解説を呟きだし、水野は驚愕。
そんな健太はハンミョウを逃がし、その飛ぶ様子を見つめていました。
健太は羽の羽ばたきに興味があり、そのことに気づいていた桜木は2冊の本を健太にプレゼントするのでした。

語彙力強化の勉強法はゲーム

東大専科の教室に戻った桜木は遼との対決に向け、高校の英・国・数の3科目のドリルを繰り返し最低でも5回解くことを東大専科の4人に指示、それと合わせて語彙力の強化も指示します。
受験にはなんとなくの知識は厳禁、必要なのは確かな語彙力、そして、その語彙力強化の勉強法はマジカルバナナ的ゲームでした。
同義語・反対語・類似語をリズムに乗って答えます。
このゲームは英・数・国・理・社なんでも応用でき、リズムに乗って行うことで脳が活性化、記憶の定着力が高まるのです。
成績アップに必要なのは苦労ではなく、楽しい努力と桜木は4人に教えます。
健太のことを気にする楓でしたが、桜木は健太にはこのゲームは不要と断言するのでした。

健太は仲間

健太が桜木に本を貰ってから4日目、健太は毎日ドラゴン桜の周りを回っていました。
東大専科の授業中、健太を気にする楓は健太を仲間と呼び、中庭に健太を迎えに行きます。
健太はスケッチブックに何かを無心に書き、辺り一面にスケッチブックの用紙が散乱していました。
絵を描いて散らかしたと思う東大専科の4人が健太に駆け寄ると、健太が書いていたのは英文や数式だったのです。

放課後、田村は麻里と共に桜木と水野を会議室に呼び出し、田村が担任するクラスに健太を連れ戻すと桜木に告げます。
健太は東大専科の4人の教室の隣の教室に1人でおり、麻里は健太が仲間外れにされていると抗議しました。
桜木が勘違いする田村と麻里を健太の居る教室に連れて行くと、健太は床にうずくまり唸っていました。

唸るのは健太が考える時の癖でしたが、健太の周りにある英語や数学の問題集を見て、勉強を強制していると田村は桜木に抗議します。
水野が健太の書いた英文や数式を見せても、2年間、健太の担任をしてきた田村は簡単な英語すら書けない健太に書けるはずがないと激怒しました。

東大専科の4人が心配して健太の教室に集まり、「ゲームしよう」と輝は健太を誘います。
輝の言うゲームとは大学入学共通テストの問題を速く解いた方が勝ちというゲームで、先ず健太は英語で楓と対戦します。
健太は一瞬にして問題を解き、輝は田村に採点を依頼、全て正解で田村は驚きのあまり卒倒するのでした。

健太の才能は視覚的記憶

動揺する田村は健太の才能が目覚めた理由を知りたがり桜木に詰め寄ると、桜木は田村を廊下に連れ出します。
桜木は虫好きの健太の特性を尊重しただけ、田村も尊重していましたが田村のしていたことは押しつけでしかなかったのです。
田村は昆虫標本を教室に飾りましたが、健太は教室に居ることすら出来ませんでした。
それは当然のことで、健太は虫を殺すことが許せず昆虫標本は大嫌い、健太の望みは虫が居心地の良い場所で生を全うすることだったのです。

桜木が虫の羽の羽ばたきに興味がある健太に渡していた本は、昆虫研究の第一人者であるハーバード大学のコリン・ネルソン教授の最新の論文『昆虫の羽ばたきについての考察』と英語の辞書でした。
健太は驚くほどの勢いで論文を読み、更に自身の理論をネルソンに見てもらうため英文の手紙も書いていたのです。
健太は聴覚的短期記憶能力が低い代わりに、目から記憶したものは絶対に忘れることはなく、現に英語の辞書1冊を暗記していました。
そして、東大専科の生徒たちも自主的に健太に協力、健太は試験になると興味を示さず、そんな健太が興味を持つように問題の一部を虫の絵に置き換えた問題集を作りゲームにしていたのです。
健太のお陰で東大専科の生徒たちが自発的に行動するようになり、色々なゲームを試行錯誤し全員が成績を伸ばしていました。
1人では成し遂げられないことも協力して乗り越える、健太によって東大専科はそんなクラスになっていたのです。

東大に合格したとしても講義についていけないのではと麻里は心配していましたが、東大には書き起こし文化があるのです。
東大に通う発達障害の学生は少なくはなく、当番制で教授の講義を文字に書き起こしていました。

健太の才能に桜木が気がついたのは数週間前の大雨の日、天気予報はどこも晴れでしたが、健太は大雨を言い当てました。
健太に天気が予測できた理由は蟻の観察、蟻は触覚や体毛から気温などの変化を敏感に感じ取り、低気圧を察知すると巣の中が大洪水になる前に巣に蓋をします。
健太はその蟻の行動を天気も含め日時まで正確に記憶しており、データから法則を導き出していたのです。

健太の才能を見抜けず自ら担任失格の烙印を押す田村でしたが、例え間違っていたとしても自身のために一生懸命やってくれた田村の気持ちは健太に届いていました。

遼との勝負に勝てると思う麻里でしたが、簡単ではありませんでした。
麻里を東大専科の教室に連れて行く桜木と水野、物陰から遼がこれまでの経緯をうかがっていました。
桜木は健太の教科・科目別成績を麻里に見せます。
健太は英語のリスニングと国語の読解力に問題があり、それも健太の特性と受け入れる桜木は東大専科の生徒に期待しつつも人生初の土下座を覚悟していました。

東大専科の生徒たちが麻里を買収?

その夜、菜緒は麻里を瀬戸屋に誘い、ラーメンを奢って麻里を東大専科に入れようと買収、しかし、麻里への勧誘は菜緒で4人目、東大専科の生徒たちが手を変え品を変え麻里にアプローチしていたのでした。

健太が遼の罠に、健太の命は要らない命

東大専科 対 遼の再戦当日、間もなく試験が始まろうとしていましたが、健太の姿が見当たりません。
麻里が桜木を連れ健太の居る砂浜に駆けつけると健太が東大に行かないと言い出し、そんな中、試験が始まります。

1時間前、中庭に居た健太は、東大でやると言われ遼に虫の解剖の動画を見せられていました。
そして、遼は虫が踏みつぶされるのは、役に立たず邪魔だからで虫の命は健太と同じ要らない命と言われたのでした。

要らない命はないという桜木は、人間の都合で殺される虫は害なのか健太に問い質します。
自然界にとって害なのは人間、食べる以上に殺すことは許されないという健太は、どんな命も平等と答えました。
桜木は虫と共生できる未来を健太に作れと言い、健太に東大へ行き研究者になることを勧めます。
東大に行くと宣言した健太が砂浜を駆け出し、「自分の人生だ。お前が決めろ!」そう桜木に言われた麻里は健太の後を追いかけるのでした。

教師の役目は生徒の好奇心を刺激すること

教室に駆けつける健太と麻里でしたが1科目目の数学は残り20分、麻里は水野に東大専科に入ることを宣言し健太と共に試験を受けます。
驚異的な速さで問題を解く健太に、久美子は驚きを隠せません。

廊下に出た久美子は、健太に何があったのか桜木を問い質しました。
久美子は多様性を尊重し協力していくことを生徒に学ばせるために、発達障害の生徒を普通学級で受け入れてきました。
健太が才能を伸ばせたのは、勉強を強制させなかった久美子が掲げる自由な校風のお陰で、健太に勉強をさせても健太は勉強に対する抵抗感がありませんでした。
しかし、自由に野放しにするだけで良い訳ではないという桜木は、教師の役目は生徒の中に眠っている好奇心を刺激することではないかと久美子に問い返すのでした。

東大専科の勝利、遼の敗因は仲間が居ないこと

採点が終わり、大山が結果を発表、各科目200点満点で遼は国語169点、英語170点、数学162点。
東大専科の最高得点は、国語が麻里の175点、英語も麻里で179点、そして数学は健太の198点で、東大専科が遼に勝利しました。
一流大学コースの廃止を宣言する久美子は遼に責任はないと告げ、桜木は仲間が居なかったことを遼の敗因に挙げます。
東大受験は集団で目指す方が、圧倒的に合格率が高いのです。

麻里が大学に行かない理由

放課後、東大専科の教室で水野は麻里と面談、せっかく東大専科に入った麻里でしたが、大学に興味はないと東大専科を辞めます。
反対しているのなら親と掛け合うと水野が言うと、麻里は激怒しました。

健太と下校した麻里は、自宅の前で健太と別れました。
「女のくせに大学行きてえなんて生意気なんだよ!」
ものが割れる音と共に、男の怒鳴り声が麻里の家から響き、隣に住む健太が自宅から慌てて飛び出します。
麻里を案じる健太でしたが、麻里の家の前でおろおろするしかありませんでした。

6話のあらすじネタバレ

高原が理事長?頓挫していなかった龍海学園売却!

教頭・高原浩之(及川光博)は理事長室を訪ね、東大専科の合宿の許可と合わせて、理系トップ・藤井遼(鈴鹿央士)と文系トップ・小杉麻里(志田彩良)を東大専科に入れるつもりであることを報告します。
遼と麻里は東大合格の可能性が高く、東大専科が東大合格者を5人出せば理事長・龍野久美子(江口のりこ)は理事長を辞職しなければなりません。
久美子の父で元理事長・龍野恭二郎(木場勝己)は、高原を理事にし、いずれは理事長にすることを考えていました。
その恭二郎が会っていた男は不動産関係者、校長・奥田義明(山崎銀之丞)から男の報告を受けた久美子は、恭二郎が高原を利用し学園売却に反対する自身の排除を目論んでいることに気づきます。

東大専科の5人は読解力不足

東大専科の教室では、弁護士・桜木建二(阿部寛)が太宰治著『走れメロス』を10分で100字にまとめさせていましたが、東大専科の5人、天野晃一郎(加藤清史郎)、早瀬菜緒(南沙良)、岩崎楓(平手友梨奈)、瀬戸輝(King & Prince:髙橋海人)、そして原健太(細田佳央太)は上手くまとめることが出来ませんでした。

何をまとめれば良いのか分からない5人、分からないのは読解力不足が原因、読解力とは作者の主張を理解し簡潔にまとめる力、この力が5人には欠如していたのです。

読解力は幼い頃から読書をしていた者ほど高く、受験まで1年しかなく5人は絶望、しかし今からでも読解力が身に着く訓練法があるという桜木は、5人に明日の朝6時にドラゴン桜の前に集合するよう指示、合宿を行うことを告げるのでした。

合宿の初日は自由、勉強ができる人とできない人の違い

朝6時、ドラゴン桜の前に晃一郎、菜緒、楓、輝、そして健太の5人が集まり、昨日、桜木に誘われた麻里も来ていました。
東大専科の教室の窓から顔を出す桜木は、ドラゴン桜の周りを20周して脳を活性化してから教室に入るよう指示します。

6人が教室に入ると、既に遼が教室に居ました。
そして、桜木が発表した今日の予定は自由、「時間を自由に使え」と言い残し桜木は教室を後にしました。

弁護士・水野直美(長澤まさみ)は、受験生当時、桜木が合宿で行った勉強の体力をつけるための『1日16時間勉強』のカリキュラムを用意していました。
しかし、水野の成功体験は邪魔になると、桜木は1日16時間勉強はゴミと一蹴、強制と服従だけの時代は終わり今の子供の価値観を認め信じろと水野に言うのでした。
ところが、水野が教室に戻ると、遼、麻里、そして健太の3人を除き、輝たち4人が居なくなっていました。

校舎の屋上に輝と楓、勉強が思うように捗らない輝は悩んでいましたが、勉強ができる人とできない人の違いは何か、楓は輝に問い掛けます。
輝と楓が戻ると晃一郎と菜緒に教室の前で鉢合わせ、4人が教室を覗くと麻里の教科書はボロボロで、どれだけ読めばあんなになるのかと驚愕、教室で自習を続ける3人に触発され、「負けたくない」という楓に続き全員が教室に戻るのでした。

輝たち4人を水野が学園中を捜し回っていると、荷物を積んだ軽トラに乗り、小橋(西山潤)と岩井(西垣匠)を従えて桜木が戻ってきました。
輝たちは教室に居るという桜木の言葉通り、桜木と水野が教室に戻ると輝たち4人は戻って自習していたのです。
競争心に火がつかない者は東大受験に勝てない、そのことに輝たちが気づいたと桜木が言い、遼と麻里を桜木が合宿に誘った意図を水野は理解するのでした。

集中した勉強時間の確保には食事が重要

その夜、桜木はリフレッシュスペースでポークカレーとほうれん草入りのだし巻き卵を振舞います。
豚肉は栄養価が高く、倦怠感を解消するビタミンB1が多く含まれ、勉強に疲れた体にベストの食材。
卵とほうれん草には脳の伝達物質、必須アミノ酸が多く含まれ、ほうれん草入りのだし巻き卵は受験生にとってスーパーフードでした。

教室に戻った生徒たちは、腹がいっぱいになり眠くなります。
急いで食べると血糖値が急激に上がり、糖をエネルギーに変えるインスリンが大量に分泌されます。
食後に強い眠気や倦怠感を感じるのは、このためでした。

急いで食事を取るのは勉強時間を多く確保したい受験生にありがちな間違いで、一度間違えた方が記憶に残るという桜木は、より多くの勉強時間を確保するための食事のアドバイスを贈ります。

  • 腹いっぱい食べるな
  • 急いで食べるな
  • 血糖値の急上昇を抑えるために脳のエネルギー効率を考えた食事をしろ

そして、桜木は明日の朝6時にドラゴン桜の前に制服を着て集合するよう指示するのでした。

特別な試験日を日常化

朝6時、ドラゴン桜の前に集合した生徒たちは、制服を着てラジオ体操をします。
ジャージの方が動きやすいともらす生徒たちでしたが、桜木は試験本番を意識させるためにやらせていました。
朝6時、本番と同じ時刻に起き、同じ食事を取り、試験時間に勉強し、本番前夜と同じ時刻に寝る、日常的に試験日と同じ過ごし方することで試験日が特別な日ではなくなるのです。
服装は自分を落ち着かせるための重要なアイテム、いつもの服装、いつものルーティンで、いつもの力を出す、本番で結果を出す重要な方法と桜木は生徒たちに告げるのでした。

国語とは科学そして創作とは建築学、東大合格の鍵は読解力

桜木が新たに招請したのは国語のスペシャリスト・太宰府治(安田顕)。
東大専科の生徒たちの走れメロスの要約を読んだ太宰府は、エキサイトし国語とは科学、創作とは建築学と語気を強めます。
読解(要約)とは単に文章を読むだけではなく、頭の中で構造化すること、論説文は同等関係・対比関係・因果関係、この3つで論説文は構造化できると大宰府は教えます。

同等関係の基本構造は、具体的な文章Aと抽象的文章Bを『つまり』などで言い換える文章。
対比関係は主張を明確にするために、文章Aと文章Bで反対のものを明示し、『しかし』などで対比する文章。
そして、因果関係は2種類、原因から結果へ導く文章Aと原因より先に結果を明示する文章Bがありました。

東大の読解問題は同等・対比・因果、この3つを意識して作られており、中でも同等関係(言い換え)が重要でした。
そして、この言い換えは国語に限らず、英・数・国・理・社、全ての教科において言い換える力が必要とされていたのです。
東大で出題される問題は「この文章を言い換えろ」というのが大半で、読解力を身につければ全教科で格段のレベルアップが可能となります。
東大合格の鍵は、読解力にありました。

そんな中、麻里のスマホに母・祥子(相築あきこ)から『ライン(LINE)』のメッセージが届き、麻里の顔が曇ります。

麻里が退学?

麻里の大学進学に反対する父・繁(迫田孝也)が祥子を伴い学園に乗り込み、会議室で応対する桜木と水野に麻里の退学を宣告、そして麻里を連れ帰りました。
繁に憤る東大専科の生徒たちでしたが、桜木は勉強しろと言うだけでした。
その夜、帰宅した麻里は卒業まで学園に残りたいと繁に盾突き、頬を打たれて部屋に閉じこもります。
そんな中、桜木は理事長室を訪ね、久美子と面会するのでした。

翌朝8時、桜木は再び走れメロスの要約を指示、今回はキーワードが指定されていました。
そのキーワードを時系列順に並べ、そしてキーワードを主語述語法で具体的に文章にすると要約が完成。
すると、桜木は別の課題を生徒たちに与えます。

退学の手続きに来た繁と祥子、そして麻里の3人を会議室で応対、女に学歴は必要ないと断言する繁に対して、桜木は麻里を優位に立たせたくないという繁の学歴コンプレックスを批判します。

この日も麻里の顔には痣があり、学園側はDVに既に気づいており繁の告発を検討していたものの、麻里が望みませんでした。
昨夜、水野が麻里のスマホに電話し、繁の告発を打診しましたが麻里は認めませんでした。
かつては優しく暴力など振るわなかった繁が変わったのは10年前、祖父が他界し会社が倒産してからでした。
苦労する繁の姿を知る麻里は、ある日、繁がひとりで泣いているのを目撃、自分さえ我慢すれば、その時、麻里はそう思いました。
繁は世界にたったひとりの父親で、麻里は警察に通報しないよう水野に懇願したのです。

繁を信じて待つ麻里を繁は裏切り続け、そんな繁を桜木は非難、そんな中、桜木に課題として出された麻里が東大に進学すべき理由の要約が完成し、健太が会議室に飛び込んできました。
健太を止めに入った東大専科の生徒たちに桜木は要約を読ませ、麻里に要約の批評を求めます。
麻里は気持ちは伝わったと答え、東大を目指したいと繁に懇願、繁は麻里に謝罪するのでした。

繁と祥子は離婚の方向で話が進み、麻里と祥子の住まいを久美子が見つけていました。
理事長室に顔を出した桜木は久美子に感謝し、桜木のために力を貸した訳ではないという久美子には、父親に縛られて生きる麻里のつらさが理解できたのです。

遼が東大専科

東大専科の教室に戻ると、麻里が教室にひとり、他の生徒は食堂の調理場を片づけに行っていました。
遼は麻里の家の大変さに共感、遼には優秀な兄が2人おり、高校受験に失敗した遼は家で肩身の狭い思いをしていたのです。
輝たちと共に桜木が教室に戻り、桜木が輝たちの勉強意欲をかき立てた遼に感謝すると、水野や楓、そして菜緒は遼に別れを告げます。
焦る遼が立ち上がり、そんな遼に東大専科に入れば東大に合格させてやるという桜木は、性格から叩き直すと言います。
「俺も東大専科に入りたい!」
遼がやっとこの言葉を口にすると、桜木は健太にどうするのか委ねました。
健太が立ち上がると遼の手を握り「一緒に勉強しよう」と言い、遼は健太に先日の件を謝罪するのでした。

合宿が終わったある日、桜木は生徒たちに東大模試を受けさせることを伝え、東大模試で合格見込みがないと判断された者は東大専科を辞めさせると告げるのでした。

7話のあらすじネタバレ

東大専科が3人に?東大模試の結果次第で東大専科クビ!?

天野晃一郎(加藤清史郎)、早瀬菜緒(南沙良)、岩崎楓(平手友梨奈)、瀬戸輝(King & Prince:髙橋海人)の4人に加えて、原健太(細田佳央太)、文系トップ・小杉麻里(志田彩良)、理系トップ・藤井遼(鈴鹿央士)が入り東大専科は7人に。
ところが、弁護士・桜木建二(阿部寛)は東大模試の結果、合格見込みのない者は東大専科をクビにすると言い出しました。
晃一郎、菜緒、楓、そして輝の4人はE判定必至、東大専科の生徒たちに動揺が広がります。

東大専科の教室を後にした桜木と弁護士・水野直美(長澤まさみ)は、廊下で教頭・高原浩之(及川光博)と出くわします。
クビには反対の水野が高原に訴えかけると、桜木が課した条件を撤回すべきと桜木に抗議し、高原はその場を去りました。

やけに力が入っていると思う水野でしたが、その理由を理事長室で知ることになります。
6月26日・27日に実施される第1回東大模試の件を理事長・龍野久美子(江口のりこ)に報告に来た桜木と水野は、東大合格者が5人出れば高原が理事に昇格し、久美子が理事長を退任することを聞かされます。
久美子の父で元理事長・龍野恭二郎(木場勝己)が久美子を追い出したがっていることを察した桜木、しかし久美子はその理由、龍海学園の売却については桜木に明かしませんでした。

放課後、菜緒と晃一郎は狼狽の色が隠せず、帰宅した晃一郎は日常を英語で配信する『ユーチューブ(YouTube)』の動画撮影にも身が入りません。
そんな中、弟・裕太(少年忍者:深田竜生)が部屋に入ってきて、第1回高1実力判定模試の結果を置いて行きます。
全国に名を馳せる進学校『黎明館高校』に通う裕太の第1志望は理Ⅲ、第2志望は理Ⅱ、何れもA判定でした。

ポイントは適当とモノマネ、ぼそぼそシャドーイング

東大模試まであと2日、桜木は英語の特別講師・由梨杏奈(ゆりやんレトリィバァ)を招請。
東大英語におけるリスニングの割合は全体の4分の1、それはリスニングを鍛えれば英語の得点が飛躍的に伸びることを意味します。

シャドーイング、英語を聞いて即座に復唱するこのトレーニングはリスニングが上達する上で最も有効とされていました。
由梨はComposer『Marc Ferrari、Wendy Ellen Feldstein、Emily Lynn Jalving』の楽曲『Tell Me What You Want』を流して歌って踊って見せましたが、その歌声は小さく何を言っているのか分かりません。
由梨が提唱するのは『ぼそぼそシャドーイング』、聞き取れなくても良いのです。
リスニングの第1段階はぼそぼそ、泳げない人がバタ足から始めるのと同じでした。

日本人は言語に関して完璧主義が多く、それが上達の妨げになっていました。
先ずは完璧を目指さず、間違っても小さい声で自信を持ってぼそぼそ話し、恥ずかしがらずに顔の筋肉を使い話すことがリスニング強化のコツ。
そのポイントは適当とモノマネ、とにかくマネること、なりきることが重要でした。

由梨のあとについてぼそぼそシャドーイングを楽しむ生徒たちでしたが、東大模試まで時間がなく菜緒は意味がないと反発、桜木は菜緒に教室からの退場を命じました。

海岸沿いのベンチにひとり座る菜緒、そんな菜緒を健太が励まし麻里が叱咤します。
一方、砂浜にひとり座る晃一郎を励ます遼、優秀な兄弟が居る気持ちは遼にも分かりました。
しかし、晃一郎には余裕がなく、遼の言葉は届きませんでした。

東大模試6カ条

東大模試を目前に控え、桜木は生徒たちに『東大模試6カ条』を伝授します。

その1:東大模試は年6回うける
その2:国語は必ず古文から始める
その3:数学は言葉で方針を書く
その4:必ずおやつを持っていく
その5:社会は既習範囲しか出題されない
その6:リスニング試験でメモをとるな!

その1

東大型の模試は年10回以上実施され、そのうち6回は受けることを要求、東大模試は長丁場で科目によっては2時間超えも珍しくなく、精神力と体力が要求されます。
6回も受けるのは、長丁場の試験に体を慣らすためでした。

その2

受験で一番注意すべき点は時間配分、東大国語の現代文は非常に難しく、それに比べて古文・漢文は単純な現代語訳の問題もあり点が取りやすいのです。
効率よく問題を解くことが勝負のカギ、確実に解ける問題から解くことが重要で、その問題が古文でした。

その3

東大数学は現代文同様に難しく、東大専科の生徒の何人かは数式を書き解答するのは不可能、しかし書かなければ点が貰えず0点。
東大数学は途中経過も含め採点されており、解答に辿り着くことが見えれば、部分点が貰える可能性があるのです。

その4

東大の試験は朝9時から夜7時20分までの長丁場、特に文系国語の試験時間は2時間半、体力勝負となり、試験の合間にエネルギー補給は必須、また好きなものを持っていくことでリフレッシュ効果も期待できました。

その5

社会は習ったところまでしか出題されず、6月の模試では近代は出題されません。
余計な勉強をする必要がないのです。

その6

東大の試験では放送を聞きながらメモを取っても良いことになっていましたが、英文は次々に流れ、メモを取りながら聞いているとメモすることに気を取られ大事な要点を聞き逃す危険性が高いのです。
更に、リスニングが始まる前に問題文と設問を見ておくことが重要で、事前にどんな文章が流れるか予想しておくことで、格段に記憶に残りやすくなるのでした。

桜木はこれら6カ条を踏まえて、今、持っている力を全て出し切れと生徒たちを激励します。

晃一郎に立ち直りの切っ掛け

東大模試当日、試験会場に向かう晃一郎と一緒になった遼は、晃一郎を励ましたつもりが、逆に晃一郎を怒らせてしまいます。
一方、菜緒は試験会場の雰囲気にのまれていました。

国語・数学の2科目が終わり、昼休みに菜緒が食事をとる余裕がない一方、麻里と健太はフードファイター並に食べていました。
そんな中、トイレの個室にこもる晃一郎は、とある2人の生徒がトイレで話しているのを聞き立ち直ります。
生徒の1人が晃一郎の動画を見てハマっていたのです。
東大模試を受けることを公言していた晃一郎の直近の動画はアクセス数が伸び、東大を目指す受験生からのコメントもついていました。
晃一郎は落ち着きを取り戻し、俄然、やる気になります。

そして、模試が終わり、遼を見かけた晃一郎は、朝の件を謝罪しましたが、遼は無視して行ってしまいました。

その夜、米山圭太(佐野勇斗)は、ITベンチャー『ファルコン・ゲート(FALCON GATE)』の創業者・坂本智之(林遣都)に手に入れた『龍海学園 売却に関する調査資料』を提出するのでした。

菜緒が東大受験を諦める?

翌日、菜緒は東大専科を辞めると教室を飛び出します。
夜8時になっても菜緒が帰宅しておらず、菜緒の母・恵子(森口瑤子)から連絡を貰った水野が桜木を東大専科の教室にあるテントまで呼びに来ました。

波止場にひとり居た菜緒に、輝に楓に晃一郎、そして麻里からも菜緒を励ます『ライン(LINE)』のメッセージが届く中、水野から『らーめん瀬戸屋』集合のメッセージが届きました。

桜木と水野が瀬戸屋でラーメンを食べていると、菜緒がやって来ました。
菜緒が麻里を凄いと思い恐れているという桜木は、「絶対東大に合格してやる」その覚悟が持てれば周りは気にならないと菜緒を叱咤します。
まだ東大模試の結果が出ていないにもかかわらずE判定を気にする菜緒に、桜木はE判定は合格率20%、生まれ持っての幸運の菜緒なら20%でも合格できる可能性があると励まします。
受験には運も大事で、受験しなければその運も使えず、運を使うか捨てるかは菜緒次第と桜木は言うのでした。

E判定でクビは勘違い!

数週間後、東大模試の結果が届き、桜木が発表します。
麻里はA判定、健太はC判定、遼はD判定、そして晃一郎、菜緒、楓、輝の4人はE判定でした。
この結果は現在の東大専科の生徒たちの実力で、結果と向き合い、それでも東大に行きたいと思うなら東大合格の見込みがあると桜木は生徒たちに告げました。
桜木はE判定で東大専科をクビにするとは、言っていませんでした。

E判定とはビリから20%の範囲という意味ではないと、桜木は生徒たちに教えます。

A判定:8%
B判定:10%
C判定:10%
D判定:22%
E判定:50%

模試にもよるもののA~D判定で全体のおよそ50%、今回の場合、模試を受けた人の半分がE判定でした。
E判定の4人の中で、菜緒が最もD判定に近い点数を取っていました。

滑走路を走り浮力がたまると一気に上昇する飛行機、桜木は勉強も飛行機と同じで力がたまり上昇する時が必ず来ると生徒たちに告げます。

D判定に落ち込む遼は、ひとり砂浜に座っていました。
桜木が遼を叱咤し立ち去ると、晃一郎は東大模試の朝のことを再び遼に謝罪し、そして遼を励ましました。

龍海学園売却の裏で暗躍する岸本

その夜、桜木が水野と瀬戸屋で食事をしていると、件名『龍海学園売却計画について』というメールが桜木のスマホに届きます。
そのメールには、3つのファイルが添付されていました。

そんな中、ファルコン・ゲートで恭二郎と龍海学園に来ていた松原(市川右團次)、そして梶谷、更に米山と坂本と共に岸本香(早霧せいな)が会合を開いていました。
龍海周辺の商業地域の土地は、龍海学園を除き、既に岸本たちが押さえていたのでした。

8話のあらすじネタバレ

楓を責める裕子

インターハイ目前、岩崎楓(平手友梨奈)の膝の故障が発覚後、ダブルスのパートナーだった清野利恵(吉田美月喜)に否が応でも注目が集まりました。
バドミントン大学トップの『青南大』の推薦は利恵に決まり、楓にはろくな大学から誘いが来ず、そのことが気に入らない楓の母・裕子(馬渕英里何)は故障した楓を責めるのでした。

東大合格者5人でも龍海学園消滅、水野法律事務所大ピンチ!

龍海学園売却計画の匿名メールを受け取った弁護士・桜木建二(阿部寛)は、理事長・龍野久美子(江口のりこ)にメールに添付されていた資料を提供、桜木に弁護士・水野直美(長澤まさみ)、久美子と校長・奥田義明(山崎銀之丞)、そして教頭・高原浩之(及川光博)が理事長室に集まりました。
提供された資料では、龍海学園を除き、周辺の土地は全て買収が完了、久美子は父で元理事長・恭二郎(木場勝己)が龍海学園の売却を企てていることを明かします。
龍海学園周辺で統合型リゾート計画が立ち上がり、地域住民は大反対し久美子も反対してきました。
しかし、今売れば通常の3倍の値で売れ、恭二郎は学園や生徒よりも金が大事だったのです。

理事長である久美子の賛同がなければ、龍海学園の売却はできず、恭二郎が龍海学園の進学校化に賛成したのは久美子を追い出すためでした。
今年度、東大合格者が5人排出されれば、理事長から退任することを恭二郎と約束していた久美子、恭二郎は契約書まで作り久美子に署名させていたのです。

東大に5人合格させれば、『水野法律事務所』は、この先5年間、龍海学園と契約することになっていましたが、5人合格してもしなくても契約が消滅することに水野は気づいたのでした。

東大との距離を縮める最速かつ確実な戦略

理事長室を後にした桜木と水野は、東大専科の教室へ行きホームルームを始めます。
この日のテーマは『東大との距離』、東大との距離とは目標点数から現在の自分の点数との差、この距離を縮める行為が受験勉強、そして距離縮めるには最速かつ確実な戦略が要求されるのです。
そこで桜木は東大専科7人の生徒個別のオーダーメード戦略を作成しました。
桜木は、理系の天野晃一郎(加藤清史郎)、楓、原健太(細田佳央太)、そして藤井遼(鈴鹿央士)は理科Ⅱ類の受験を指示。

2021年合格最低点(共通テスト+二次試験550点満点)
理科Ⅰ類:333点
理科Ⅱ類:314点
理科Ⅲ類:376点

難易度が低いといわれる理科Ⅰ類は志望者も多く、合格最低点が異様に高くなり合格が難しく、理科Ⅲ類に合格できるのは宇宙人、それらに比べ、理科Ⅱ類はここ数年合格点が低く、年によっては5割以下でも合格でき東大への近道でした。
理科Ⅰ類を志望する遼はこの桜木の戦略に反発しましたが、東大に合格させるだけで感情までは知らないと桜木は意に介しません。

文系の小杉麻里(志田彩良)、早瀬菜緒(南沙良)、そして瀬戸輝(King & Prince:髙橋海人)には、桜木は文科Ⅲ類の受験を指示しました。

文科Ⅰ類は天才ばかり集まる最高難易度、文科Ⅱ類は論理的思考を必要としており、たった1年勉強した程度では合格不可能、それらと比べ募集枠最大の文科Ⅲ類は、共通テスト8割、二次試験6割取れれば合格可能、麻里は文科Ⅱ類でも問題ありませんでしたが、菜緒と輝が合格するには文科Ⅲ類しかありませんでした。
麻里は文学を希望していて文科Ⅲ類に不満はなく、同じ文科Ⅲ類を受験することになり菜緒は喜びました。

今日の特別講師はお前ら、勝者の言い訳と敗者の言い訳

授業を始めるという桜木が特別講師を呼んでいると7人に告げると、その講師は「お前ら」と言い、授業の録画の準備を始めました。
これまで基礎知識を徹底的に詰め込んできた東大専科、しかし知識を使えるようにするには実際に使う必要があるのです。
人に教えるには、その知識を理解しそしゃくし整理し使いこなせる必要があり、そこまでできて初めて真の理解といえました。
授業を録画するのは、自分の思考を客観的に見ることができるからでした。

この日、生徒たちが教えるのは「mustの使い方」、脱E判定を目指す輝が先陣を切ります。
しかし、輝の授業は所々間違えており、桜木はミスした理由を追及、言い訳に意味がないという輝に、桜木は「言い訳しない受験生は伸びない」と言います。

言い訳は2種類、勝者の言い訳と敗者の言い訳があり、たまたまと片づけたり人の所為にして自分は悪くなかったと思おうとするのが敗者。
対して勝者はミスした状況を分析、改善できる方法を模索し次に生かすのでした。

拡散型と保全型、性格による夏休み攻略法

1学期最終日、夏休みの特訓を期待していた東大専科の生徒たちでしたが、桜木は自立を促します。
自分で乗り切った経験は自信となり、苦しい時を乗り切る力になります。
桜木は、夏休みに本当の強さを身につけろと指示し夏休みの攻略法を伝授します。

水野は生徒たちの性格を診断するため、本の読み方を尋ねました。
気になる本が何冊かある時、同時並行でいろいろ読むのか、それとも読み終わってから次の本を読むのか、水野は2択の質問をします。
菜緒、輝、楓、そして健太の4人はいろいろを選択、晃一郎、麻里、そして遼の3人は読み終わるまでを選択しました。
いろいろを選択した4人は『拡散型』、読み終わるまでを選択した3人は『保全型』と水野は診断します。
拡散型は興味を持ったら即行動に移すタイプ、保全型はちゃんとやりたい失敗したくないというタイプでした。

拡散型の夏休み5カ条

キーワード:ワクワクすること
1.勉強する場所は気分で決めろ!
2.ノルマは5日間の中で自由に調整しろ!
3.憧れの人をロールモデルにしろ!
4.テンションが上がる問題集を1冊見つけろ!
5.ゲーム感覚で、ハイレベルな問題に挑戦しろ!

保全型の夏休み5カ条

キーワード:自信と安心の積み重ね
1.勉強する場所は固定しろ!
2.1日ごとのノルマを決めろ!
3.仲間と進捗状況を報告しろ!
4.今持っている問題集を徹底的にやれ!
5.最初からハイレベルな問題には手を出すな!

夏の間に徹底的に基礎を固めると秋以降に飛躍的に伸びると水野は断言、ここからは家族の協力が必須となり『家庭の10カ条』に協力してもらえるよう念を押します。
水野の話を聞いた楓の顔が曇るのを、桜木は見逃しませんでした。

楓が日本ユニシスで1カ月特訓

夏休みになり、東大専科の7人に小橋(西山潤)と岩井(西垣匠)の2人が加わり、9人で浜辺近くの飲食店『オーシャンキッチン・ブラックパール(Ocean Kitchen Black Pearl)』で勉強していました。
7日目、楓に父・明人(駿河太郎)からスマホに電話があり、楓はとあるホテルへ行き、カフェで『日本ユニシス実業団』の菅井コーチを紹介されます。
楓は夏の間、日本ユニシスの特別練習に参加することになり、断ることができませんでした。

登校日の前日、ブラックパールの前を桜木が自転車で通り掛かると、小橋と岩井がテラス席で勉強していました。
小橋と岩井は早慶を狙っていましたが、受験科目が少なくても大変だと桜木に忠告されます。
小橋と岩井は東大専科の生徒たちと毎日ブラックパールで勉強していましたが、最近、楓の姿は見かけていませんでした。
桜木は「明日の登校日を忘れるな」と小橋と岩井に東大専科の生徒たちへの伝言を頼むと、自転車で走り去りました。

1台の車が桜木を追い越して停車、ITベンチャー『ファルコン・ゲート(FALCON GATE)』の創業者・坂本智之(林遣都)が降りてきました。
坂本は水野から匿名メールの送り主の特定を頼まれていましたが、まだ分かっていませんでした。

出題側・採点側の意図が分かるようになる自己採点

登校日、東大専科の教室に集まった生徒たち、次の模試の時、答案用紙に書いた答案を全て書いて教室に集合するよう水野は指示します。
答案用紙に清書する前に問題用紙に書いた下書きから自分の答案を再現し、自己採点するのです。

自己採点には2つのメリットがありました。
1つは早くできないを潰せること、模試の結果が出るまでには数週間掛かり、自己採点することで、早く結果が分かり、何を間違え何処を改善すべきか直ぐに戦略を立てます。
もう1つは、自分で採点することで何処で加点され減点されるかが分かり、繰り返していくことで出題側・採点側の意図が分かるようになるのです。

次の模試で合否判定が上がることを期待する輝たちでしたが、桜木は期待しないよう釘を刺します。
夏はインターハイを終えたスポーツ組が受験に参戦、気力・体力・根性・集中力全てを兼ね備えた強敵で、受験人口も増え平均点も上がり、前回より点数が上がっても判定が良くなるとは限らないのでした。

メリットしかない、シャッフルして他人の答案を採点

模試が終わり、東大専科の教室に集合した生徒たちの書いてきた答案を水野が集めると、シャッフルして互いに他人の答案を採点させます。
他人の答案を採点することには大きなメリットがありました。
自分のものだとミスに気づき難く、他人のものだとミスに気づき易い、他人の採点をすることによりミスし易いポイントを見つけたり、新たな発見をしてレベルアップする可能性があるのです。

採点が終わり、水野が模試の結果を発表します。

二次試験440点満点
健太:156点→201点(45点UP)
麻里:203点→225点(22点UP)
遼:147点→171点(24点UP)
晃一郎:104点→129点(25点UP)
菜緒:106点→138点(32点UP)
輝:89点→111点(22点UP)
楓:118点→122点(4点UP)

模試の結果が横這いで、楓を心配する輝と菜緒でしたが、「大丈夫」と楓は声を荒げます。
桜木は楓を廊下に呼び出し、「責任の取れる選択をしろ」と言うのでした。

両親を失望させられず東大専科のことを隠す楓

楓が体育館に顔を出すと、インターハイに向けバドミントン部が練習をしていました。
練習を切り上げた利恵は、日本ユニシスの練習に参加する楓を「中途半端」と批判します。
楓は故障して両親を失望させ、東大を受験すると言って再び失望させたくないと思い東大専科のことを隠していたのでした。
そんな2人の様子を、キャットウォークから菜緒が見ていました。

菜緒は楓を尾行し、日本ユニシスの体育館までついて行きます。
そして、その帰り『らーめん瀬戸屋』に寄った菜緒は、桜木に楓の両親を説得するよう懇願、しかし桜木は「楓の問題」と突き放すのでした。

久しぶりにブラックパールに来た楓に、東大専科の生徒たちが手を差し伸べたものの、受験勉強も練習も両方できると楓は拒否、しかし店を出ようと立ち上がった楓は意識を失い倒れてしまいました。

楓が両親に東大受験を告白

千葉大学病院に搬送された楓がベッドで目覚めると、水野、菜緒、輝、そして桜木が居ました。
楓が倒れた原因は過労と寝不足、水野から両親が来ると聞くと楓は逃げ出します。
待合席で輝が追いつくと、桜木は楓に東大専科のクビを宣告しました。
立ち去る桜木に楓は「東大に行きたい」と懇願、桜木は東大に行きたいことを親に言えない理由を問い質します。
両親を失望させられず恐れる楓に、親の期待を一身に背負う必要がないという桜木は、縁を切る覚悟で両親を理解させろと言うのでした。

駆けつけた両親に楓は日本ユニシスの練習に参加せず、東大受験をすることを告げます。
激怒する明人は楓に手を出してしまい、それでも楓は東大と五輪、両方の夢を叶えたいと両親を必至に説得しました。
明人と裕子は何も言わず、楓を残して病院を後にします。

2学期が始まり、インターハイで女子ダブルス・ベスト4の利恵・清野ペアを記念して、リフレッシュスペースでバドミントン部が集合写真を撮っていました。
楓が顔を出し利恵を体育館に呼び出すと、利恵のお陰で自分弱さに向き合えたことを感謝し、利恵のベスト4を祝います。
利恵は東大に合格するよう激励し、ふたりは次の五輪でペアを組むことを誓うのでした。

小橋と岩井が東大専科

1月の共通テスト1次まであと137日、桜木は東大専科の教室に集まった生徒たちに檄を飛ばします。
小橋と岩井が教室を覗いているのに気づき、桜木は教室を出ました。
小橋と岩井は早慶は無理と桜木に言われ諦めていましたが、桜木は「東大はやり方次第」と小橋と岩井を東大専科に迎えます。
そんな中、水野が坂本に電話し依頼していた匿名メールの件を尋ねましたが、海外のサーバーを経由していて突き止められなかったと電話を切りました。
そんな坂本は、弁護士・岸本香(早霧せいな)と米山圭太(佐野勇斗)と3人で車で乗りつけると、龍海学園に降り立つのでした。

9話のあらすじネタバレ

カウントダウン

大学入学共通テスト115日前、国語の太宰府治(安田顕)、数学の柳鉄之助(品川徹)、そして英語の由梨杏奈(ゆりやんレトリィバァ)、これまで招へいした特別講師陣とともに東大専科は追い込みに入りました。

龍海学園売却阻止に奥田か高原が理事長に?

龍海学園売却阻止に一丸となる弁護士・桜木建二(阿部寛)、弁護士・水野直美(長澤まさみ)、理事長・龍野久美子(江口のりこ)、校長・奥田義明(山崎銀之丞)、そして教頭・高原浩之(及川光博)の5人。
5人が理事長室に集まる中、水野が売却阻止の妙案を思いつきます。
東大専科から東大に5人以上合格し久美子が理事長を辞任した後、奥田か高原が理事長に立候補、売却に反対するのです。
龍海学園の理事は5人、久美子の父で元理事長・恭二郎(木場勝己)と恭二郎が連れてきた外部理事で文科省出身の教育評論家・日比野晋平の2人は売却賛成派、久美子と奥田の2人は売却反対派、残る元校長・小松川が反対派に回れば奥田か高原の何れかを理事長にし売却阻止ができるのです。

ところが、翌日、水野の妙案はあっさりと潰えます。
昨日、奥田が大手を振って小松川の懐柔に出掛けたものの、小松川は既に恭二郎の息が掛かっていたのでした。
水野は他に策がないか検討することにし、職員室に戻ると寄附行為の関係書類を読み漁ります。

遼の2人の兄が論文で受賞、追い詰められていく遼

大学入学共通テストまで109日、桜木は東大専科の生徒たちに『大学入学共通テスト受験案内(願書)』を渡します。
願書を書き終えた後、記載に間違いがないか3回チェック、そして両親など第三者に確認してもらい、コピーをとり控えを手元に持って置くよう桜木は生徒たちに指示しました。
そんな中、国際エネルギー研究所と共同研究を行っているハーバード大学の遼の兄・祥と峡の兄弟が論文で表彰されニュースに、劣等感のある遼は追い詰められるのでした。

最後の模擬試験は本番同然に受験

共通テストまで46日、本番前、共通テストの最後の模試を2週間後に控え、本番同然に受験しろと指示する桜木は、『大学入学共通テスト心構え5カ条』を東大専科の生徒たち授けます。

大学入学共通テスト心構え5カ条
その1:終わった教科のことは考えるな
その2:難しい問題にとらわれるな
その3:1日目の試験の後は一人で帰れ
その4:答えを問題用紙に書いておけ
その5:自分さえ受かればいいと思って挑め

その1
たった1つのミスでも心に引っ掛かりを覚えれば、人は不安を抱くもの。
休憩中は音楽でも聴き、外部(他の受験生など)から聞こえる声を遮断、1日目の試験が終わればその日の教科のことは忘れるよう桜木は指示。

その2
共通テストでは1教科は難しい問題が出題されるのが常、そんな教科は平均点が低くなり、早く気持ちを切り替えた者が勝ち。
共通テストの問題数は異常に多く、確実に点が取れる問題を優先するよう桜木は指示します。

その3
顔を見ただけで互いの出来不出来が分かってしまい、そんな些細なことでも不安に駆られる恐れがあるのです。
桜木は電話や『ライン(LINE)』での連絡も禁止しました。

その4
終わった後にその日のうち答え合わせをするためでしたが、本番では二次試験(東大本試験)の願書提出に影響するのです。
共通テストの結果で二次試験の願書を提出、点数によっては足切りを避けるため志望学部を変える必要がありました。
ところが、共通テストの結果が届くのは願書提出の後、自己採点結果をもとに足切り状況を確認しながら願書を提出する必要があるのです。
例年、東大は届いた願書の数をホームページに掲載、毎日更新されていました。
足切り状況がホームページを見ていれば分かるようになっているのです。
受験生は出願状況の推移を見て足切りを判断、定員に対しての倍率を考え足切りが実行されるか見極めます。

令和3年度2次学力試験願書出願速報
文科Ⅰ類:募集人数401 志願者数1253
文科Ⅱ類:募集人数353 志願者数987
文科Ⅲ類:募集人数469 志願者数1452
理科Ⅰ類:募集人数1108 志願者数2987
理科Ⅱ類:募集人数532 志願者数1968
理科Ⅲ類:募集人数97 志願者数373

今間違ってラッキー、やがて来る飛躍を信じて

最後の模試当日、東大専科の生徒たちが受験する中、水野は職員室で売却阻止のため関係資料を調べていました。
休憩中、遼は旧友2人と遭遇、その旧友の遼を小バカにする態度を見て、かつての自分を思い出します。
そして、言い返さずに堪えた遼のことを健太が見ていました。

模試が終わると、みんなで龍海学園の東大専科の教室に戻ることになっていましたが、遼は教室に戻らず屋上で1人、自己採点をします。
すると突然、健太がバナナを持って屋上に現れ、遼を励まします。
遼を気にかける健太は、みんなから外れて行く遼を見てついて来たのでした。

模試の採点が終わり東大専科の教室に集まった生徒たち、模試の結果が黒板に貼り出されます。

輝:495点
楓:587点
菜緒:568点
晃一郎:634点
麻里:810点
健太:713点
遼:695点
岩井:331点
小橋:343点

受験勉強の結果が出るには時間が掛かるという桜木は、飛躍を信じて頑張れと生徒たちを励ますのでした。

水野が売却阻止の糸口を発見

この夜も、職員室で関係資料を読み漁る水野でしたが、売却を阻止できるようなものを見つけられずにいました。
そんな中、水野がキャビネットからファイルを取り出そうとした時、龍海学園が文科省宛てに提出した『寄附行為・追加申請資料』の封筒が落ちてきます。
資料を読んだ水野は、桜木と久美子に奥田、そして高原を理事長室に集め、追加申請資料を見せました。
喜ぶ高原は、教職員の説得を買って出るのでした。

東大に行く目的とは

合格を信じてそれぞれ勉強に励む東大専科の生徒たちは、遂に共通テストの前日を迎えます。
桜木は東大専科の教室に集まった生徒たちに、東大に行って何をしたいか尋ねました。
言葉にすることで目的を明確にし、他人と共有することで自分に良いプレッシャーを与えることができるのです。

輝は金を稼ぐ方法を見つけて姉・玲(大幡しえり)を楽にさせるのが、菜緒はいろんな人に会って自分のしたいことを見つけるのが、そして楓は東大と五輪の夢を両方叶えるのが目的でした。
晃一郎は自信を持てるように、健太は虫と人間が共生する社会を作るために研究者、そして読書好きの麻里は、東大にある貴重な文献を読み漁り、それが生かせる職業に就くのが目的でした。
小橋は人の役に立つため、岩井は楽しくなった勉強を続けるため、そして遼は親や兄たちを見返し、東大専科のみんなが口も聞けなくなるほど偉くなるためでした。
「勝利を掴んで来い」
人生はどうなるかではなくどうするかという桜木は、生徒たちに檄を飛ばすのでした。

ミスを想定し不安をコントロール

共通テスト1日目、東大専科の生徒たちは試験会場で円陣を組み、士気を高めます。
桜木の教えを守り共通テストに挑む生徒たちは、1日目を終え、それぞれ1人で家路につきます。
途中、輝がバスケットゴールのある公園を通り掛かると、龍海学園の体育館で東大専科の生徒たちの前で桜木とフリースロー10本勝負をした日のことを思い出しました。

結果は桜木が6ポイント、輝が5ポイントで桜木の勝利。
当初、桜木をリードしていた輝でしたが、追いつかれた輝はシュートを外し続けました。
輝の敗因は運だけではなく、全て決めようとしたこと、逆に桜木は6割入れば良いという心づもりでいたのが勝因でした。
追いすがる桜木に、輝は5本目を外すと、もう外せないと焦りが生まれました。
不安で失敗した輝、桜木は不安をコントロールしろと言います。
不安を抱いていることを自覚し、あらかじめミスを想定して準備をしておく者が本番に強く、桜木は完璧を求めず試験中は冷静でいるようアドバイスを贈りました。

共通テストのミスを悔いていた輝は、落ちていたバスケットボールを拾い、フリースローを決めると気持ちを切り替えるのでした。

輝は受験断念、遼は文転

共通テスト2日目を終えた翌日、生徒たちは東大専科の教室に集まっていました。
桜木は共通テストの問題用紙を回収し龍海学園の教師たちが共通テストを採点、採点が終わると桜木が教室に戻り結果を発表します。

菜緒:738点
楓:752点
麻里:810点
健太:803点
晃一郎:801点
岩井:484点
小橋:492点
遼:719点
輝:620点

岩井と小橋は合格点に到達せず、来年、再び東大を目指します。
620点の輝は奇跡でも起きない限り厳しく、桜木の言葉に落ち込む瀬戸は教室から出て行きました。

思ったほど点が伸びず屋上に1人佇む遼、周りを気にして生きるのを辞めろという桜木は遼に文転、文科Ⅲ類への出願を勧めます。
3年間理系を目指してきた遼は納得できませんでしたが、文系でも理系でも東大は東大、恥も外聞も捨てろと桜木は遼に檄を飛ばしました。
教室に戻った遼は文転を生徒たちの前で宣言し、頭を下げると生徒たちに国語と日本史の教えを乞うのでした。

その夜、『らーめん瀬戸屋』に帰宅した輝は、テーブル席に座り涙を流し、東大専科の教壇に立つ桜木は輝の席を見つめるのでした。

高原は売却派、波乱の臨時理事会の幕開け

東大専科の教室で2次試験に向け、自習する生徒たちでしたが、輝の席は空いていました。
そんな中、臨時理事会に向かう水野と桜木は、学園の顧問弁護士として理事会に出席。
会議室で待つ久美子、奥田、高原、水野、そして桜木、そこへ恭二郎がリゾート計画を進める『イエーガーコーポレーション』のプロジェクトリーダー・松原(市川右團次)と梶谷を連れて現れました。
恭二郎は顧問弁護士の同席を要求、現れたのは『岸本香法律事務所』の代表弁護士・岸本香(早霧せいな)。
驚く水野を更に驚かせたのは、岸本をサポートしているというITベンチャー『ファルコン・ゲート(FALCON GATE)』の創業者・坂本智之(林遣都)と米山圭太(佐野勇斗)でした。
入室してきた坂本と米山は、桜木と水野が学園に来る前から岸本と組みリゾート計画に携わっていたのです。

2019年6月3日に追加された寄附行為追加規定6条9項「理事長が理事会の過半数で選任された場合でも学園に属する全教員の4分の3が異議を申し立てた場合には否決される」
この条項を盾に、水野は売却に反対します。
久美子が理事長を辞任したとしても、学園の全教員が売却に反対している以上、売却推進派の理事が理事長になることはなく、学園が岸本たちの手に渡ることはないのです。
この条項は、久美子が海外出張中に恭二郎が追加したものでした。

高原は全教員を会議室に招くと、売却に賛成する者を恭二郎側に、反対する者を久美子側に並ばせ、恭二郎側には高原を含む12人が、久美子側には5人が並びました。
高原は教員の説得に失敗したのではなく、最初からリゾート計画に関与していたのです。
「ちゃんと仕事してくださいね」
7人を合格させると宣言した桜木に、不敵な笑みを浮かべる岸本はそう言うのでした。

10話(最終回)のあらすじネタバレ

周辺住民は反対派がやや優勢、最後の手段は現金

東大2次試験まで約1カ月に迫ったある夜、龍海学園の理事長室に集まる弁護士・桜木建二(阿部寛)、水野直美(長澤まさみ)、理事長・龍野久美子(江口のりこ)、校長・奥田義明(山崎銀之丞)の4人。
久美子は父娘の争いに巻き込んでしまったことを、桜木と水野に謝罪、そして桜木と水野に生徒たちと全力で向き合ってもらうため、久美子は水野の借金1,000万円の面倒をみることにします。

一方、ITベンチャー『ファルコン・ゲート(FALCON GATE)』のオフィスには、久美子の父で元理事長・恭二郎(木場勝己)と教頭・高原浩之(及川光博)、IR事業を進める『イエーガーコーポレーション』のプロジェクトリーダー・松原(市川右團次)と梶谷、そして弁護士・岸本香(早霧せいな)、ファルコン・ゲート創業者・坂本智之(林遣都)と米山圭太(佐野勇斗)が集まっていました。
桜木たちの前では周辺住民の同意を既に取りつけていると言っていた松原でしたが、カジノと聞き二の足を踏む者も多く、賛成が3202人、反対が3401人で反対派がやや優勢でした。
岸本は、足のつかない現金で反対派票を集めることを坂本と米山に指示。
この計画が成功すれば高原は県議会議員、岸本はIR事業の顧問弁護士、岸本は反対派の個人情報の取集を坂本に更に指示しました。
残る問題は東大合格者5人、高原は東大専科9人のうち合格の可能性があるのは、瀬戸輝(King & Prince:髙橋海人)と小橋(西山潤)と岩井(西垣匠)の3人を除いた6人とみていました。

科類変更

その夜、『らーめん瀬戸屋』にひとりでラーメンを食べに来た桜木は、輝に文科Ⅲ類から文科Ⅱ類への科類変更を勧めます。
今年の出願状況から文科Ⅱ類の足切り点が低くなると桜木は予想していたのです。
そして、輝は文科Ⅱ類への科類変更を決意します。

翌日、文転した藤井遼(鈴鹿央士)でしたが、遼が東大を目指したのは工学部でロボットが作りたいから、遼は最初の志望通り理科Ⅰ類で受験することを桜木に告げます。
東大に行く近道を示しただけという桜木は、遼の決意に反対しませんでした。

東大専科の生徒たちは、東大専科の教室でそれぞれ自習に励み、そして東大2次まであと10日、大学入学共通テスト合格発表の日を迎えます。
12時になり、輝は瀬戸屋からスマホで『2022年度 第一段階選抜合格発表』のページにアクセスしたものの繋がらず、そうこうするうち店の外から歓声が聞こえ、東大専科の生徒たちと輝の姉・玲(大幡しえり)が店になだれ込んできました。

足切りライン
文科Ⅰ類:713点以上
文科Ⅱ類:620点以上
文科Ⅲ類:700点以上
理科Ⅰ類:645点以上
理科Ⅱ類:639点以上
理科Ⅲ類:733点以上

桜木の予想通り文科Ⅱ類の足切り点は低く、620点の輝も含め小橋と岩井を除く東大専科の7人が足切りをクリアしたのです。

最強助っ人

東大2次まであと1日、東大専科の教室で自習する生徒たちでしたが、緊張の色は隠せませんでした。
そんな生徒たちのために、桜木は元教え子の緒方英喜(小池徹平)、小林麻紀(サエコ)、そして奥野一郎(中尾明慶)の3人を龍海学園に呼んでいました。
現在タレントの麻紀が教室に入ると、生徒たちは驚きます。
緒方は外資系コンサルタント会社、奥野はトキワ自動車でエンジニアをしていました。
3人とも東大を卒業、東大専科の生徒たちに東大入試の経験をアドバイスをしに来てくれたのです。

受験妨害、健太のピンチに遼

東大2次当日、岩崎楓(平手友梨奈)は東大受験に反対していた父・明人(駿河太郎)が握ったおにぎりを持って受験会場に向かいます。
模試で雰囲気に慣れた小杉麻里(志田彩良)は平常心を保ち、来年が本番のつもりでいる輝は他人事のように余裕。
早瀬菜緒(南沙良)は体調を崩し、天野晃一郎(加藤清史郎)が自身の『ユーチューブ(YouTube)』動画を見るとコメント欄が炎上しており動揺、一方、五輪は4年に1度、東大受験は毎年という明人のアドバイスのお陰で楓は冷静でいられました。
そんな中、試験がゲームと思う原健太(細田佳央太)は大勢の受験生とゲームができて「楽しい」と声を上げ、隣の席の平野と後ろの席の原田に目をつけられます。
試験が始まり、健太は平野と原田に椅子を蹴られるなどの妨害行為を受けました。
昼休み、遼がキャンパスで食事を取っていると健太が平野と原田に絡まれているところに遭遇、自分のことだけに集中しろと桜木にアドバイスされていた遼は、迷ったものの健太を助けに行き、その際、右手首を負傷してしまいました。

東大専科から東大合格

合格発表当日、東大専科の生徒たちはキャンパスへ行き、龍海学園では職員室で桜木たちが、ファルコン・ゲートのオフィスでは恭二郎たちが合格発表に注目していました。
麻里が合格しネットで合否を確認した職員室は歓喜に湧いたものの菜緒は不合格、健太と晃一郎、そして楓が合格し合格者は4人。
しかし、遼が不合格となり職員室は意気消沈、オフィスの恭二郎はこれまでの努力が無駄になったと怒りをあらわにします。

キャンパス内の集合場所で抱き合って合格を喜び合う麻里と健太、そこへ平野と原田が現れ健太に襲いかかり、小橋と岩井が助けに入りました。
平野と原田は不合格、小橋と岩井は一生受からないと平野と原田に言い放ち、2人を追い返すのでした。

そんな中、まだ1人居ると静かに職員室で待つ桜木、不合格という輝がキャンパスの集合場所に戻ってくると、輝が文科Ⅱ類ではなく文科Ⅲ類の掲示板を見ていたことに菜緒が気づきます。
そして、東大専科の生徒たちと文科Ⅱ類の掲示板を見に行くと輝は合格、ネットで輝の合格を確認した職員室は歓喜に湧き上がりました。
輝が胴上げされ宙を舞う中、落ち込む菜緒を「頑張った」と励ます楓は菜緒を抱き寄せます。
輝の合格をネットでオフィスから確認した坂本と米山は、目を見合わせてほくそ笑むのでした。

遼は1留、菜緒は青学?

合格発表から戻って来た生徒たちが東大専科の教室に集まり、遅れてきた遼は一旦帰宅し両親に土下座して来年も東大を受験する許可を貰っていました。
受験の日に健太を助けた遼を叱責する桜木、遼は健太を助けたことを後悔しておらず、以前なら助けなかったはずの自分が助ける自分に変われたことに誇りを持っていました。
そんな遼なら来年は東大に合格すると桜木は確約、一方、菜緒は共通テスト利用で青学の経営学部にちゃっかり出願していて合格、浪人せずに青学に行くことを決意。
これまで頑張ることをしてこなかった菜緒は頑張る自分になりたくて東大専科に入り、楓に頑張ったと言われ報われた気がしたのでした。

龍海学園周辺がリゾート地になるという噂を店の客から聞き、輝が真偽を桜木に質し、生徒たちに動揺が広がる中、教師・大山将大(内村遥)が桜木と水野を呼びに来ました。

龍海学園売却阻止

会議室に桜木たちと岸本たち双方が集まる中、久美子は約束通り理事長を辞任、高原が新理事長に就任します。
恭二郎が緊急動議を発議し、理事の全員が賛同し龍海学園の売却が決定しました。
ところが、坂本と米山が岸本たちの反対派の買収を暴露、隠し撮りしていた映像を会議室のモニターに映し出したのです。

坂本と米山は、2年前から桜木を陥れた犯人を探っていました。
2年前の事件直前、「お前はダメだ、受かりっこない」というメールを米山は桜木から何通も受け取っていました。
しかし、坂本が調べた結果、メールを送っていたのは桜木ではなく岸本、当時は桜木からのメールと信じていた米山は精神的に追い詰められ、東大に落ち自殺未遂までしたのです。
更に、米山の件をマスコミにリークしたのも岸本、怒りに震える米山は岸本を徹底的に潰すと岸本に迫ります。
岸本たちの悪事をマスコミに流す準備は整っていましたが、桜木は米山の復讐を認めず、前を向けと米山を説得しました。

恭二郎は尚も売却を進めようとしましたが、岸本たちの卑劣なやり方に呆れた松原はプロジェクトを進められないと判断し会議室を後にするのでした。

会議室には桜木、水野、坂本、そして米山の4人、桜木のスマホに元教え子の矢島勇介(山下智久)からメールが届き4人で見ていました。
メールには坂本と米山に協力していたことと、もう1人の協力者が桜木に会いに行くことが書かれていました。
米山に感謝する桜木、すると職員室に行けと矢島から再びメールが届き、4人が職員室に行くと、職員室には電話が殺到しており、教師たちが電話対応に追われていたのです。
龍海学園から5人の東大合格者を出した水野のことが、既にネットニュースになっていました。

そして、1週間後、もう1人の協力者、香坂よしの(新垣結衣)が龍海学園に現れ、桜木と水野は香坂との再会を喜ぶのでした。

桜木も卒業

卒業式当日、東大専科の教室に生徒たちが入ると、教室にいつもあった桜木が寝泊まりしていたテントがなくなっていました。
桜木は龍海学園を水野に任せ、辞めることにしたのです。
無一文で落ちぶれていた自身を立ち直らせてくれた水野に、桜木は頭を下げ礼を言いました。
「人生を切り開け!常識を変えろ!」
桜木は東大専科の生徒たちを鼓舞するのでした。

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