ドラマル

2020年7月6日

『DIVER-特殊潜入班-』ネタバレ!1話から最終回までのあらすじ・キャスト・視聴率まとめ

ドラマ『DIVER-特殊潜入班-』の1話から最終回までのあらすじを、原作漫画ネタバレを含めてわかりやすく紹介しています。

福士蒼汰さん主演の連続ドラマ『DIVER-特殊潜入班-』を200%楽しむために、キャストや各話ゲスト、視聴率の推移をあらすじと一緒に随時更新してお届けしていきます。

※『DIVER-特殊潜入班-』全話ネタバレ完了済み(2020年10月20日)。

見逃し配信をチェック

当記事には、『DIVER-特殊潜入班-』の第1話から最終回までのネタバレが含まれています。先に内容を知りたくない方は、「FODプレミアム」で第1話から最終回までの放送をご覧になれます。
※記事の公開日(更新日)時点の情報です。

『DIVER-特殊潜入班-』の基本情報

概要(見どころ)

原作は漫画作品「DIVER―組対潜入班―(全二巻完結)」(大沢俊太郎)で、兵庫県神戸市が舞台。5週連続の特別ドラマ(カンテレ・フジテレビ系)として放送されます。

主演は、黒沢兵悟役の福士蒼汰。10代の頃は窃盗暴行の常習者。その後、兵悟は警察官となります。で、秘密裏に結成された特殊潜入班(原作では組対潜入班)メンバーとして全国の「いわく付き」警官がその候補者となる中、北海道警出身の兵悟は、IQの高さ、判断力、そして、抜群の身体能力が認められ、このチーム(通称D班)に加わります。

最初の仕事が巨大詐欺集団への潜入であり、求められているのは情報、証拠収集です。が、兵悟は、そのまま詐欺集団の黒幕を暴いて詐欺組織を壊滅させます。兵悟の働きで詐欺被害者たちに騙し取られた金が戻ります。

次いで、潜入して消息を絶っている公安刑事の救出を依頼されると、今度はカルト集団に潜入することになります。常に命を落としかねない綱渡りのような特殊潜入捜査を断行し、悪の組織に立ち向かいます。毒をもって毒を制するかのような兵悟の凶悪性、ダークヒーロー像が痛快に描かれます。

キャスト一覧

  • 黒沢兵悟:福士蒼汰
    28歳、兵庫県警潜入捜査課D班
  • 佐根村将:野村周平
    27歳、兵庫県警潜入捜査課D班
  • 伊達直哉:安藤政信
    45歳、兵庫県警組織犯罪対策課・潜入捜査課D班班長
  • 阿久津洋子:りょう
    47歳、兵庫県警本部長
  • 皆本麗子:片瀬那奈
    闇医者
  • 宮永壮一:浜野謙太
    D班のIT担当、ホワイトハッカー
  • 鏡光一:正名僕蔵
    伊達の上司
  • 上島哲也:正門良規(Aぇ! group / 関西ジャニーズJr.)
    組対課の新人刑事
  • 大山祟:中山義紘
    組対課の中堅刑事

1話ゲスト

  • 海藤武史:杉本哲太
    闇金会社の社長

2話ゲスト

  • 小野原光生:鈴木仁
    グルメサークルを主催する烏鷺谷(うろや)大学の学生
  • 井川エリ:山口真帆
    小野原と繋がるグルメサークルのさくら
  • 橘由紀夫:山中崇
    非常勤講師

3話ゲスト

  • 飯島洋介:梅原勇輝
    七年前の母子強盗殺人事件の犯人
  • 亜紀:宮野陽名
    伊達の娘

4話ゲスト

  • 遠藤洋三:小市慢太郎
    警視庁・警視監
  • 渡辺和之:戸田昌宏
    元外交官、リトレイド貿易社長
  • 岡本正秀:寺脇康文
    捜査官
  • 真下一郎:峰蘭太郎
    百貨店前に爆弾を仕掛けた人物、極左組織の元幹部

5話(最終回)ゲスト

  • 横山運送の社長:横山健蔵

スタッフ一覧

  • 原作:DIVER-組対潜入班-
    作者:大沢俊太郎
    出版社:集英社
    雑誌・レーベル:グランドジャンプ
  • 脚本:宇田学
  • 音楽:KOHTA YAMAMOTO
  • 主題歌
    曲名:灯ル祈リ
    歌手:コブクロ
    レーベル:ワーナーミュージック・ジャパン
  • プロデューサー:萩原 崇 (カンテレ)、大城哲也(ジニアス)
  • 演出:宝来忠昭、木村弥寿彦(カンテレ)、西片友樹
  • 制作著作:カンテレ

各話の視聴率

『DIVER-特殊潜入班-』各話の放送後、視聴率がわかり次第情報を追加します。
※視聴率はビデオリサーチ調べ

各話放送日視聴率
1話9月22日9.6%
2話9月29日6.1%
3話10月6日5.8%
4話10月13日6.6%
5話・最終回10月20日6.7%

ドラマ『DIVER-特殊潜入班-』の最終回ネタバレ(予想)

北海道警在職中は、一人でロシアンマフィアを壊滅させたという逸話を持つ黒沢兵悟。特殊潜入班(D班)に召集された兵悟は、「オレオレ詐欺」で荒稼ぎする「頭脳派詐欺集団(Aチーム)」の壊滅に向けて動き出します。

兵悟はこの詐欺集団の下部組織にあたるヤミ金から300万円を借り受け焦げ付かせます。それでヤミ金の乱暴者たちに捕らえられます。散々暴行を受け、借金返済名目でヤミ金で働かされることになります。潜入成功です。

ヤミ金の社長は雇われ社長ということになっている海藤明でした。表向きは、「頭脳派詐欺集団(Aチーム)」社長の柏田義之が上の黒幕と見られています。が、真の黒幕は下で働く海藤だと見抜いた兵悟。上層部に一週間の猶予を与えられ、その証拠を探します。が、その二日後、捜査一課は柏田に狙いを定め、Aチームアジトの強制捜査に踏み切ることが決定してしまいます。

一課がAチームアジトに踏み込んだ時、そこを何とか脱出した兵悟は海藤明のアジトに辿り着きます。兵悟を信用している海藤は兵悟をアジトに迎き入れ、自分が真の黒幕なのだと打ち明けます。で、表向きリーダー(黒幕)としていた柏田逮捕後のAチーム再建を図り、その道筋を付けよと名簿、マニュアルを兵悟に手渡します。
その瞬間、証拠が揃ったと言って、兵悟が海藤に拳銃を向けます。が、海藤は鋏(はさみ)を持ってこれに反撃し、兵悟の銃を奪います。が、兵悟はもうひとつの拳銃を隠し持っていて、その銃で、海藤を撃ち殺してしまいます。正当防衛という名目で、既に降伏していた海藤を撃ち殺します。更に、金庫の金を持ち去ります。

捜査陣の調べでは、Aグループは銀行口座を使っておらず、それで、詐欺被害者に金は戻らないと思われていましたが、そこに匿名での多額な寄付。その寄付金で被害額の全額が返済されます。兵悟のやったことは「鬼手仏心」でした。動機が慈悲の心なら、方法は悪しき鬼の手でも構わないという手法でした。

次いで兵悟が向かうのは、カルト教団への潜入捜査です。D班の同僚刑事、佐根村将とともに悪徳カルト教団の「御再臨の印」に潜入します。この教団は第三国に信者を送り込み軍事訓練を受けさせているという噂の危ない教団です。何時でも武力によるテロが可能な集団です。それで、公安刑事が潜入捜査していたのですが、この捜査員との連絡が途絶えています。D班は、公安から消息を断った刑事の救出を依頼されます。

まず、教団潜入の手始めとしてセミナー参加です。
当初は無添加パンを食べ比べて健康を考えるという平和な講習会と思わせますが、催吐剤(さいとざい)の入ったお茶を飲まされて参加者は嘔吐。皆が苦しむ中、教祖が登場。「さあ、悩みを吐き出して」と言いつつ、嘔吐で苦しむ参加者の悩みを聞いて回ります。D班の二人も入信が認められます。そこから洗脳教育が開始され、その過程で教団施設内から拳銃を発見します。

兵悟は拳銃に火を放ち、その咎で教祖に監禁部屋に閉じ込められます。そこには先客として連絡が断たれていた公安刑事がいました。その翌朝、兵悟の「破邪の儀式」が始まります。これは槍で邪な存在を破壊し清めようという儀式です。通常は槍先を2mmにして、突いても死には至らぬよう配慮します。が、兵悟の儀式に際しては、槍先を5mmにするよう教祖は指示。
柱に縛り付けられた兵悟は、槍で突かれます。それでも兵悟は恨み言を言わず、「お清め、ありがとうございます」と教祖に礼を述べます。

そこに佐根村が現れ、教祖の部屋から拳銃が見付かったと皆に告げます。「教祖様のやっていることは、どうもおかしい」と言い放ちます。が、兵悟は、その言葉を遮ります。「教祖様を責めてはいけません。教祖様も気を病むことはあります。教祖様を破邪で清めて差し上げましょう」と幹部たちに言います。その言葉を聞き、槍を手にした幹部たちは教祖を取り囲みます。洗脳され易い者を講習会で選別して教団に引き入れていた関係で、彼ら信者は、兵悟の言葉にも簡単に洗脳(誘導)されました。こうして、兵悟らは監禁状態にあった公安刑事を無事に救出します。強制捜査で逮捕されたカルト教団幹部には、死刑もある内乱罪の適応が検討されます。

原作第一巻では、無抵抗になっている詐欺集団の黒幕を兵悟は射殺してしまいますが、この場面はドラマでは回避され、通常逮捕ということになると思われます。
また、第二巻のカルト教団の壊滅に向けてのクライマックスシーンについては、このイエスキリストの如く磔(はりつけ)にされて槍で突かれる場面をどう映像化するのかが見どころ。しかし、ダークヒーローの兵悟をイエスキリストに模すことで何らかのクレームがありそうなので、この磔シーンの見せ方はドラマでは難しくなりそうです。磔ではなく、単に拘束されて地面に転がされている兵悟を槍で突き回すことになるのでしょうかね。

原作漫画のネタバレはこちら

ドラマ『DIVER-特殊潜入班-』原作漫画の結末ネタバレ!黒沢兵悟(福士蒼汰)が悪を制す

『DIVER-特殊潜入班-』各話のあらすじ

2020年9月22日からカンテレ・フジテレビ系にて放送開始された福士蒼汰さん主演の連続ドラマ『DIVER-特殊潜入班-』の各話あらすじネタバレを、放送後に随時更新してお届けしていきます。

1話のあらすじネタバレ

兵庫県警管内では、年間390億円の特殊詐欺(オレオレ詐欺)が発生しています。特殊詐欺に関与しているとみられる闇金会社に潜入した黒沢兵悟(福士蒼汰)は、闇金トップの海藤武史(杉本哲太)社長に接触。
まず、青木を名乗って3百万円を闇金から借り受け、それを踏み倒し逃げ回ります。結局、海藤に捕まり、その時、スコップの先で小指を詰めて詫びようとします。で、海藤の足がスコップに踏み降ろされます。それで、とりあえず青木は命を奪われることなく、海藤から借金返済の為の仕事(バイト)を貰えることになります。
闇医者の皆本麗子(片瀬那奈)に指の縫合手術を受け、何とか小指も繋がります。青木は、柔らかい砂浜の上では、スコップによる小指の切断は不可能だと承知していました。

青木を名乗っている兵悟。十代の頃の兵悟は、警察も手を焼く窃盗、暴力事件の常習犯でした。高いIQを持ち、巧妙な手口で犯罪を繰り返し、更に、その判断力、身体能力も相当なもの。それを見込んだ兵庫県警本部長の阿久津洋子(りょう)が、秘密裏に結成した潜入捜査官チーム(通称D班)要員として、スカウトしていました。

海藤の会社、三ノ宮ファイナンスで、オレオレ詐欺の受け子として働き始める青木。次々に高齢者から金を巻き上げ、2週間で3千万円の荒稼ぎです。報酬は10万円ですから、全部で30回の仕事が必要です。
その後、バーで飲み逃げを企てた大学生の木嶋が海藤に捕まり、こちらも海藤の下で働くことになります。で、この男の教育係に青木が指名されます。
そんな中、木嶋を受け子として高齢者に差し向け金を騙し取ろうとしている時、木嶋が張り込んでいた刑事、警察官に取り囲まれます。物陰に控えていた青木は、バイクで警察官を蹴散らし、木嶋を後部シートに乗せ逃走します。警察に受け子が来るのを通報したのは海藤であり、これは、青木をテストする目的でした。青木が警察の犬である可能性を感じ、テストしていました。
組織犯罪対策課刑事の上島哲也(正門良規)、大山崇(中山義紘)が、鏡光一(正名僕蔵)課長に、受け子の取り逃がしを報告します。

その後、海藤らの詐欺グルーブに個人情報を売ることで荒稼ぎしている柏田義之(浜田学)なる人物に、青木は売られます。柏田の元に移った方が大金が稼げるということで、残りの借金の数十倍の値段で、海藤は柏谷に青木の身柄を売りました。

D班の秘密基地に、闇医者の麗子、ホワイトハッカーの宮永壮一(浜野謙太)がいて、そこに青木を演じている黒沢兵悟が現れます。そんなD班メンバー三人が集結している場に、D班班長の伊達直哉(安藤政信)が現れます。組織犯罪対策課兼務の伊達は、通報で待ち構えてオレオレ詐欺の受け子を現行犯で捕まえようという時、兵悟が警官隊にバイクで突っ込み、彼らをハネたことを怒っています。伊達は兵悟につかみ掛かり組み伏せます。が、兵悟は、特例の潜入捜査官として好きなようにやって良いと本部長に言われたので、ここにいるのだと主張し、伊達の言う警官としての正当性を無視します。

後日、兵悟は伊達班長に柏田の会社のガサ入れを求めます。それをそのまま組対課長の鏡に伝えガサ入れが決行されます。伊達は勿論のこと、上島、大山両刑事も「一網打尽」の掛け声の鏡に続きます。
警察のガサ入れ突入後、伊達の額に拳銃を突き付けた兵悟は、弾丸一発を威嚇発砲した後、非常階段を降りて脱出。そのまま、海藤のいる三ノ宮ファイナンス事務所に駆け込みます。

柏田がガサ入れで逮捕されたことを報告する青木(兵悟)に、海藤は、自分こそが詐欺グループの影のトップであり、柏田は単なるダミーなのだと告げます。水は下に流れるが、金はどんどん上に流れると言う海藤。どうやら、海藤に詐欺犯罪の準備資金を流すスポンサー筋(金主)に金は向かっているようです。
とりあえず、警察の手が迫る三ノ宮ファイナンスを引き上げようとする海藤。逃走前に証拠書類を鞄に納めようと社長室を出る海藤。その間、青木は社長室の金庫の金を手提げ袋に移します。海藤が詐欺書類を詰めた鞄を抱えて社長室に戻ると、それを青木が預かり、食事に行こうということになります。
その時、青木が窓を背にして、兵悟に戻ります。「あんたは必要な人だよ。あんたがいなければ俺は存在しない。あんたのような悪こそが、俺の唯一の存在理由」と、海藤に言います。兵悟の手には証拠書類の入った海藤の鞄と金が入った手提げ袋があります。

その時、組対刑事を率いた伊達班長が、三ノ宮ファイナンスのドアをノックします。「警察だ、開けろ!」と言っています。
伊達の突入を前に、兵悟は、三ノ宮ファイナンス事務所の4階窓から路上に飛び降ります。路上で待ち受けていたのは麗子の運転する小型ダンプで、その荷台に着地した兵悟は、そのまま逃走。

海藤を逮捕した伊達でしたが、金も証拠書類も無くなっているとあっては証拠不十分で釈放です。あまりに早い釈放です。海藤は、誤解した金主からの報復を恐れ、伊達に拘留を懇願します。それがダメなら、せめて覆面パトカーで送ってくれと頼みますが、伊達はそれを拒否して海藤を見送ります。
その直後、海藤の悲鳴が聞こえ、海藤が何者かに車で拉致されます。

海藤が砂浜の波打ち際で、コト切れています。伊達班長は、兵悟の遣り口を責めます。海藤の余りにも早い釈放を見た金主は、間違いなく海藤と警察が取引をして金主の素性を明かしたものと考えます。であれば、海藤が命を狙われるのは必然です。そういう筋立て目的で、兵悟は証拠書類と金を持ち出していました。兵悟の描いた絵図を疑わない金主が、海藤を消すものと兵悟は確信していたことになります。海藤の金庫から盗み出した金は、詐欺被害者に返却されます。

阿久津本部長に伊達班長が兵悟の危険性について報告し、「あんな奴の面倒は見切れない」と噛み付きます。そこに、佐根村将(野村周平)が現れます。彼は幼い頃から成績優秀、文武両道で防衛大学を首席で卒業しています。これまで海上自衛官としてエリートコースを歩んで来た彼が、阿久津の要請を受けD班に加わることになりました。それというのも、過去の個人的事件の真相解明が彼の秘かな狙いであり、その目的の為にD班加入要請に応じています。

阿久津本部長は、「兵悟が危険過ぎるとあなた(伊達)は言った。だったら、それを抑えるもう一人(将)が必要になる」と主張。強い警察を取り戻そうというのが阿久津本部長の決意です。D班の存在を知っているのは、本部長と班長の二人だけです。

2話のあらすじネタバレ

女子大生の鴨橋日向が下着姿のまま神戸のラブホテルで投身自殺します。女子大生を買った最後のデリヘル客(笠松祐介)から聞き取りをしていた組織犯罪対策課兼任刑事としての伊達直哉(安藤政信)が、彼を殴り飛ばします。人の死に対して聞き捨てならないことを口走った男を、伊達は許しません。
いずれにせよ、これで、風俗店(ぼったくりバーなど)でアルバイトをしていた様々な大学に通う五人の女子大生が相次いで自殺したことになります。投身自殺の他、列車への飛び込み自殺もありました。

ほどなくして、匿名通報により自殺者女性全員が烏鷺谷(うろや)大学の学生、小野原光生(鈴木仁)が主催するグルメサークル(ワールドグルメキャンプ)に所属していたことが分かります。阿久津洋子(りよう)本部長が伊達班長にD班の捜査開始を命じます。
ただ、面倒なのは、小野原光生の父親、修司は、検察官上がりの参議院議員ということです。

黒沢兵悟(福士蒼汰)が学生(偽名、佐藤)を装って烏鷺谷大学構内を歩いていると、グルメサークルに興味を示す素振りの江川エリ(山口真帆)に声を掛けられます。兵悟はエリと一緒にサークル集会に参加。サークルでは、一見、食に関する健全な活動が行われているようです。
ただ、試食、試飲が繰り返されますが、そういうことの中で、暗示にかかり易い人物を選定しているようにも見受けられます。暗示にかかり易い人、つまり、人に騙されやすい人をチョイスしていることになります。
因みに、エリは高級バッグに高級腕時計を身に付けていて、兵悟は、彼女が女子大生ではなく、今回の女子大生の連続自殺に関わる黒幕の配下の者と勘付いています。

大学構内を動き回る兵悟を、伊達班長の指示を受けたエリート自衛官上がりの佐根村将(野村周平)が監視しています。それに気付いた兵吾が、「何者だ?」と、狭いトイレ内で殴りかかります。「あんたの味方だ」と言って、将が応戦します。
D班の秘密基地に戻ってからも、「お前には、この仕事は無理だ。バレバレなんだよ」と、兵悟が言います。

自分の教え子だった女子大生、田口彩美が不可解な自殺したのに、全く警察が捜査しないのを嘆いていた非常勤講師、橘由紀夫(山中崇)を伊達が訪ねます。彼に捜査協力を求めますが、そんなことをしたら非常勤講師はクビになりかねないこと、そして、小野原の父親が地元出身の国会議員であることを理由に躊躇します。

後日、「ワールドグルメキャンプ」の終了後、キャンプに参加していた女子大生の美香が路上に出てからフッと倒れ込みます。薬物を飲まされているようです。兵悟がすぐに助け起こしますが、それを小野原が引き取り、そして、女性スタッフが建物内に運び入れます。そんな場面にエリが現れ、兵悟を食事に誘います。が、これを兵悟が断ると、そこに将がやって来て、自らが食事をと志願します。
エリは、将をぼったくりバーに誘い込みます。将を酔わせて、エリは先に帰り、その後、喧嘩に巻き込まれたという筋書きにしますが、実は金の持ち合わせの無い将がボコられただけ。何らかの情報収集に繋がると考え、冷静に殴られ続け路上に座り込んでいる時、小野原が美香の肩を抱いて、ぼったくりバーに入って行くのを目撃します。美香は、放っておくと、ここで理不尽な高額請求をされ、そして、薬漬けにされ、その借金返済名目で風俗に身を沈め体を売ることになりそうです。

将は、美香がぼったくりバーの隠し部屋に監禁されているものと推察します。組織対策課課長の鏡光一(正名僕蔵)、伊達らが、ぼったくりバーをガサ入れし、隠し部屋で下着姿の美香を発見します。ぼったくり容疑の他、暴行、監禁容疑で木下店長を逮捕します。

前後して、橘が、伊達に捜査協力を申し出て来ます。サークル事務所の鍵を持ち出した橘がワールドグルメキャンプの室を開け、兵悟と将を潜入させます。小野原が女子大生をぼったくりバー、キャバクラなど風俗店に紹介して得た斡旋代金、8千8百万円を金庫内で発見します。風俗斡旋(紹介)業を小野原はしていたことになります。
彼は女性たちを薬漬けにして借金を膨らませ、そして、風俗産業で身を売らせた挙句に自殺に追い込んでいたのでした。薬漬けにされた彼女たちは警察通報も躊躇しますので、なかなか真実が表に出て来ませんでした。

レストランを貸し切ってのワールドグルメキャンプの会場設営の手伝いに入る兵悟。キャンプが開始されると、今回は、嗅覚の不思議についての話を始める小野原。そして、飴(あめ)を口にする参加者たち。で、参加者の何人かが倒れ始めます。そのタイミングで、伊達が部下を引き連れ、「麻薬取締法違反」ということで踏み込みます。と、主催者の小野原とエリも倒れ込みます。「救急車を呼べ!」と伊達が叫んだ時、黄色の飴が床を転がり、それを眼にした兵悟が席を立ちます。

D班の室に戻っていた兵悟に将が近付きます。「死んだか?」と問う兵悟に、「生きているよ」と将が応えます。将は、小野原を逮捕するだけで良かったと考えていて、殺そうとした兵悟を許せません。で、いまのところ、小野原(エリも?)は、薬物の過剰摂取で意識不明の重体に陥っています。
実は、小野原を殺そうとしたのは、橘なのでした。兵悟と将が金庫の大金を発見した後、再び、ひとりで室に戻った橘は、致死量のコカインを混入させた飴を机に置いていました。が、それを、改めて、致死量には至らないコカイン混入の飴と摺り替えていたのが兵悟なのでした。

「小野原容疑者は依然、意識不明」というサイトニュースを不思議な顔で見ている橘。そんな橘の元に伊達班長が近付き、「あなたも共犯だったのですね」と、静かに言います。橘の専門は化学ですから、薬物の調合はお手のものです。
つまり、伊達に捜査協力するフリをして、小野原をハメることにした橘。グルメキャンプのスタッフは、みな、黄色の飴には薬物が入っていないことを知っていて、この黄色の飴だけを口にします。その黄色の飴に致死量のコカインを混入し、これが小野原に渡るよう細工していた橘。

橘には、娘の心臓の手術の為の大金が必要でした。その手術費用を得る為、橘は、小野原に協力せざるを得なかったのですが、飛び込み自殺する女子大生を見て、「私は降りる」と申し出ていました。が、それは許されず、「お金が必要なんでしょ」と、その後も小野原に言い含められていました。娘の看病をする為に大学教授を止め、非常勤講師という時間的余裕のあるポジションに異動していた橘にとって、娘の命が最優先でした。そんな橘でしたが、いよいよ五人もの自殺者が出たのを見て、小野原の殺害を決意。それで悪行サイクルを完全に断ち切ろうとしたものと思われます。

が、小野原が意識を取り戻します。死ななかったということは、最終的に、コカインの含有量が致死量に達していない飴を持ち込んだのが兵悟だったというのが、どうやら確かなことのようです。
邪魔立てするばかりで、自分を全く信用していない将の存在を兵悟が否定し、その件で阿久津に噛み付きますが、兵悟は、「必要な時が来る」と説得されます。

3話のあらすじネタバレ

神戸の中華街で飯島洋介(梅原勇輝)が二人組に背後から刺殺(出血性ショック)されます。彼は、七年前の母子強盗殺人事件の犯人、二人組の一人でした。遊ぶ金欲しさに港区の一軒家に押し入り、女性(母)とその息子を殺害していました。当時、捜査を指揮していた伊達直哉(安藤政信)が、事件発生三日後に飯島を逮捕。ところが、飯島の親族が警察関係者の天下り先企業(パチンコ店グループ)の重役であったことから、殺人証拠やら覚醒剤使用による精神耗弱を捏造。飯島は大幅に減刑され、服役(懲役七年)を終えていました。
一方、飯島と共犯だった立川竜樹は、無期懲役を喰らい、山陽刑務所で服役中です。

いま、この事件関与家族が相次いで誘拐されています。関係者の妻、子供が誘拐されています。D班のホワイトハッカー、宮永壮一(浜野謙太)によれば、飯島に軽い量刑を下した裁判官、減刑に導いた弁護士、そして真実を隠蔽した警察官をターゲットに、闇サイトでは懸賞金が掛けられています。
伊達直哉刑事/娘、亜紀(宮野陽名)/誘拐懸賞金2百万円という書き込みも発見されます。

伊達は、飯島と立川に妻と息子を殺された不動産会社オーナーの丸山英二(近藤公園)が相次ぐ誘拐の首謀者と見込み、娘の警察警護を求めますが、阿久津洋子(りょう)は、信憑性の乏しいサイト書き込みだけでは動けないと主張。半年前から姿を消している丸山による誘拐という確証が無いと対応できません。黒沢兵悟(福士蒼汰)も、「あんた(伊達)の個人的騒動に巻き込まれるのはゴメンだ」と協力を拒否します。
仕方なく、伊達は休暇を取って、家で娘の亜紀を警護することになります。そんな部下を心配する組織犯罪対策課課長の鏡光一(正名僕蔵)は知り合いの警備会社に連絡し、警備員二名の伊達家派遣を要請。それでも三人組の覆面男に急襲され、亜紀は拉致されてしまいます。覆面三人組と揉み合う中で、伊達は、覆面男の一人の頬、もう一人の腕をナイフで切り付けていました。

誘拐犯側からの犯行声明が公表されます。七年前の母子強盗殺人の罪を懺悔せよと言い、そして、誘拐された人たちを捜索しようとすれば、人質を殺すとも言っています。
そうこうするうち、丸山の足取りがつかめて来ます。二週間前には神戸空港に降り立っています。一昨日まで、ホテル滞在しています。

ふと、兵悟の腕の切り傷を伊達が発見します。その傷は、娘が拉致された際、伊達が犯人の一人に与えた傷です。伊達はD犯の秘密基地に向かい、そこで亜紀と再会します。そこには頬に傷を負った将もいます。兵悟の発案によるこの誘拐狂言は、亜紀を安全に保護するための手段でした。
兵悟の戦略が続きます。本物の誘拐犯をおびき出す為、亜紀がD犯に捜査協力します。キリン面を被った兵悟、フクロウ面の宮永、そして、亜紀の居場所を犯人側に伝えます。三人組の本物の誘拐実行犯が現れ、キリン面とフクロウ面を倒し、亜紀を連れ去ります。亜紀が連行された先に拳銃を持った丸山がいます。先に誘拐されていた三人の女性と子供が一人います。三人組は丸山から誘拐報酬を受け取り立ち去ります。この三人組の覆面男たちに将が紛れていて、亜紀を降ろした車中で二人を確保。この二人が、飯島殺害の実行犯と思われます。

「一人なら死刑にならない。死ぬのは誰が良いか決めてくれ」と誘拐拉致被害者たちに言う丸山。誰も名乗り出る者はおらず、亜紀に銃を向ける丸山。その時、亜紀を追尾していた将が、丸山に発砲します。致命傷には至らず、立ち上がった丸山は亜紀の喉元にナイフを突き付け屋上に逃れます。屋上で追い詰められたものの、丸山は将に拳銃を捨てろと要求。将が拳銃を床に置くと、丸山は亜紀を突き放し、屋上の縁に立ちます。投身自殺しようとする丸山を、素早く駆け寄った伊達が身を挺して阻止。それを後方から見ていた兵悟が、「ああ、どうしようもねえな。丸山は死んだ方が救われた」と、うそぶきます。

「丸山英二受刑者、立川竜樹受刑者を殺害後、自殺」というニュース報道が流れます。兵庫県警本部長の阿久津が、立川が収監されている山陽刑務所に丸山を送り込んでいました。阿久津は、丸山の正義を貫き通せるよう手を貸していました。

山陽刑務所の塀に百合の花一輪を捧げる兵悟。
ホルモン焼き店にいる兵悟に将が近付き、「阿久津さんの狙いを知っていたのですか?」と尋ねます。「さあな」と兵悟が言葉を返し、それに対して、「アンタにはアンタの遣り方がある。オレはオレの遣り方で、この仕事をさせて貰う」と、将が言います。それを聞いた兵悟が微笑み、残りのビールを一気に飲んで、ホルモン店を立ち去ります。

4話のあらすじネタバレ

数週間後が日米安全保障会議です。そんな時、神戸の百貨店前で爆発事件が発生。爆発物の残骸から微量の化学物質が検出されます。阿久津洋子(りょう)はテロの可能性を危惧。が、国際会議直前にテロを許したということでは、日本警察の威信はガタ落ちです。
警視庁、監視監の遠藤洋三(小市慢太郎)は、この一件の事実隠蔽を指示。これを不発弾の爆発ということにします。そのうえで、日米安全保障会議での厳重警備を阿久津に厳命。

あの時、岡本正秀(寺脇康文)捜査官を直ぐに救出しないと危険であると、遠藤に進言していた阿久津。が、遠藤は何も手を打たず、岡本を見殺しにしていました。岡本は遺体となって発見されます。
あの時、「お前が殺せ!」と名前(素姓)を変えて裏社会に潜入していた黒沢兵悟(福士蒼汰)に、拳銃が手渡されました。拳銃を手にした兵悟が岡本に迫りますと、岡本が小声で兵悟の耳元に何事かを呟き、その直後に岡本は射殺されていました。岡本の遺体を前にして、「これが警察の正義ですか?」と阿久津が遠藤に問いますが、それに対して、「何か言ったか?」という言葉が返っていました。

阿久津は、警視庁から届いたテロに関する資料(報告書)を伊達直哉(安藤政信)班長に渡し、D班に潜入捜査を指示。その資料には、怪しい人物として、元外交官の渡辺和之(戸田昌宏)の名前があります。渡辺は外務省を辞めた後、化学物質の輸出入を業とするリトレイド貿易を立ち上げていて、最近になって、猛毒の神経ガス(VXガス=化学兵器)原料を不正輸入しようとしていたようです。更に、渡辺には麻田現外務大臣によって、かつての働き場所、サンフランシスコ領事館を退官させられたという苦い過去がありました。渡辺の上層部批判が、退官という結果になっていました。

であれば、現外務大臣のメンツ潰しという意味でも、国際会議に向けてのテロ行為というのは、渡辺の復讐動機としては十分です。爆発テロ実行犯が渡辺に接触する可能性もあり、黒沢兵悟(福士蒼汰)と佐根村将(野村周平)は、早速、社員(トラック運転手)としてリトレイド貿易に潜入。
渡辺の社長室にカメラ、盗聴器を仕掛けます。

後日、ハッカーの宮永壮一(浜野謙太)の調べで、百貨店前に爆弾を仕掛けた人物が、真下一郎(峰蘭太郎)と判明します。極左組織の元幹部です。過激な暴力行為を好み、それで組織を脱退しています。海外を拠点に国際テロを支援しています。で、この真下と一緒に極左組織を抜けていた田島なる人物が、渡辺社長に接触していました。
社長室を出た田島を将が尾行。田島は神戸空港に向かいます。が、途中、将は襲われ田島を見失います。

その一方で、まさかの潜入捜査をする闇医者の皆本麗子(片瀬那奈)。赤いドレスで身を包み、潮和化学工業代表取締役の金田結に扮して渡辺に接近します。機能性色素、有機合成中間体の製造が得意分野なので、海外からの受注品でも何でも良いので仕事を回して貰いたいと依頼します。で、食事の後、ホテルの一室に渡辺を誘い込みます。そこに二人組の覆面男が襲いかかり、渡辺の見ている前で、麗子を撃ちます。勿論、偽装射殺です。そして、渡辺を眠らせます。覆面男は、兵悟と伊達です。

渡辺に麻酔を嗅がせて眠らせ、裏社会のアジトらしき場所に運びます。英語を駆使して、海外マフィアを演ずるD班メンバー。目隠しをされている渡辺は、完全に殺されるものと思い込んでいます。
渡辺は、田島との契約を白状します。持ち込まれるブツ(DIISOPROPYLAMINE)は、VXガス製造原料です。これを海外から密輸して田島に渡すことで、その報酬が3千万円。ブツの受け渡しは、明日の早朝4時。波止場に船が着く手筈になっています。兵悟は英語を駆使して、2倍の報酬を渡辺に約束します。社長室に報酬を届けるから、それを確認し、自分たちの組織にブツを渡すよう命じます。で、話が済んだところで、再び麻酔で眠らせて、今度は社長室に運びます。そこで目覚めた渡辺は、スーツケースの中の約束の報酬額を確認します。

翌朝の波止場には、一斗缶に入ったブツが持ち込まれています。ブツを運び込んだ船員に約束の金を渡した渡辺がフォークリフトを運転し、まずは兵悟のトラックに沢山の一斗缶を載せます。そこから将の運転するパンに積み替え、D班の倉庫に運ぶという算段です。そこに警視庁の捜査員が大挙してやって来て、兵悟と将を遠巻きに取り囲んでいます。兵悟は、将のバンを先に行かせ、捜査員の中を突っ切れと指示します。将を逃がした後、兵悟は警視庁捜査員に逮捕されます。社長室に戻った渡辺も、テロ等準備罪で逮捕されます。

警視庁によって逮捕され、阿久津本部長との面会を要求する兵悟。やって来た阿久津は、全員の人払いを要求。警視庁捜査員は、あくまでこれは警視庁案件だと言って、阿久津の要求を撥ね付けようとしますが、「あなたは誰にモノを言っているのか!」と一喝。「キャリアを外れた私の言うことなど聞けないということか」と詰め寄り、「ナメてはいけない。あなた如きの処遇など、今の私でも、どうにでもなる」と恫喝。それで、警視庁捜査員のみならず、伊達班長も追い出します。去り行く警視庁の人間に、「カメラも全部消して!」と命じます。

「将を逃がしたのは流石(さすが)ね。それにしても、遠藤には見事にハメられた。テロ情報をこちらに流しておいて、その手柄は警視庁に全部持って行かれた」と、阿久津。あの時、岡本を見殺しにした遠藤は、実は、今のD班の存在を察知していて、この違法捜査の限りを尽くしている組織の存在を明るみに出そうとしています。それで、遠藤としては、テロだけでなく、目の上のタンコブ的存在の阿久津を叩き潰せるものと見込んでいます。そういう違法な班を組織した張本人の阿久津を世に曝し、世論からのバッシングを浴びさせようとしています。阿久津が本部長になって以来の兵庫県警の検挙率の高さは、そういう違法性の元に成り立っていたことを暴露したい遠藤。「相変わらず腐ってるなあ。権力ってやつは……」と兵悟が言葉を漏らします。

東京の警視庁への兵悟の移送は、阿久津にも止められません。「お別れか……。でも、安心してくれ。今まで世話になったから、何も喋らないよ」と、兵悟。それを聞いた阿久津が取調室を立ち去ろうとすると、背後から、「ああ、ラーメンが喰いたいんだけど……」と言う声。阿久津はニヤリと笑い、立ち去ります。「さてと……」と、兵悟が次の一手の模索を始めます。

5話(最終回)のあらすじネタバレ

元外交官のリトレイド貿易社長、渡辺和之(戸田昌宏)から密輸取引のブツ(DIISOPROPYLAMINE=VXガス製造原料)を受け取った黒沢兵悟(福士蒼汰)は警視庁捜査員に確保され、兵庫県から東京に移送されます。どうやら、警視庁監視監、遠藤洋三(小市慢太郎)が仕掛けた罠にハマった模様です。遠藤の不正疑惑を明るみに出そうとしている県警本部長の阿久津洋子(りょう)、彼女を更に追い落とすのが遠藤の目的のようです。そんな遠藤の企みを嘲笑うかのように、兵悟は神戸空港に入る直前、移送中の護送車から逃走します。

神戸百貨店前での爆発事件の犯人、真下一郎(峰蘭太郎)についての兵悟からのメッセージを受け取った伊達直哉(安藤政信)班長は、兵悟が遠藤を襲うものと直感します。しかし、兵悟が遠藤を狙う真の理由を、この時、伊達は知りません。
あの時、警察の内部情報が何者かによって漏らされ、岡本正秀(寺脇康文)捜査官を直ぐに救出しないと危険であると遠藤に進言していた阿久津。が、遠藤は何も手を打たず岡本を見殺しにしていました。岡本は、同じく阿久津によって送り込まれていた麻薬組織潜入捜査官の兵悟に撃たれていました。

岡本は遺体となって発見されます。「これが警察の正義ですか?」と、阿久津が遠藤に問いかけていました。初の女性警視総監候補と言われていた警視庁在籍時代の阿久津でしたが、そんな彼女の昇進を阻もうということで遠藤が陰で暗躍し、潜入捜査官の岡本の死後、兵庫県警に飛ばしていました。そういう筋書きが、まことしやかに流されていました。岡本は、阿久津にとっては警視庁勤務当時の同僚であり、そして、兵悟にとっては最も尊敬していた潜入捜査官なのでした。

テロ攻撃の標的とされる日米安全保障会議会場。
爆発物が持ち込まれているという情報で、全員待避。ガスマスク警官に扮装した男によって一階に仕掛けられた爆発物が炸裂。遠藤は護衛官と退避です。ガスマスク警官は、VXガスを発生させると思われる液体が入った小瓶を手に遠藤を追います。それを割って入った黒沢が阻止しようとしますが、逆に、殴り倒されてガスマスク警官の行動を許します。
地下駐車場で遠藤に追いついたガスマスク警官が、足元に小瓶を投げつけます。その時、ガスが立ち混(こ)める前に、スプリンクラーが作動してガスの発生を止めます。ガスマスク警官に倒された黒沢が、ホワイトハッカー宮永壮一(浜野謙太)にスプリンクラー作動を指示していました。それでも、ガスマスク警官は護衛の者を締め落とし、遠藤を殴り倒します。遠藤は、一発で気絶。ガスマスク警官は、遠藤をそのまま射殺しようとしています。その時、その背後に黒沢がやって来て、「もうマスクを取れよ」と言います。ガスマスク警官の正体は佐根村将(野村周平)なのでした。

ここに至るまでに、ことの真相が見えていました。
安全保障会議の会場を狙った国際テロに見せかけておいて、その中で、黒沢に憎き遠藤を仕留めさせるというのが、初期段階での、阿久津の真の狙いなのでした。また、宮永による防犯カメラ映像の身長解析で、VXガス製造原料を持ち込んだリトレイド貿易社長の渡辺と取引したものとされていた田島なる人物の正体も分かっていました。
百貨店前に爆弾を仕掛けた真下一郎(峰蘭太郎)と一緒に極左組織を抜けたとされていた田島。真下と田島は、将の扮装であったと分かります。実際、真下は一年前にロシアで死亡していました。そして、田島と思い込んでいた人物は、横山運送の社長(横山健蔵)であり、テロとは全く無関係でした。

つまり、全ては、阿久津と将が仕組んだことなのでした。黒沢が上手く言うことを聞かないと分かり、阿久津は、将に遠藤射殺を期待していました。作戦変更していました。
佐根村というのは偽名であり、本名は岡本将。潜入捜査官、岡本正秀の息子なのでした。将の母は、父の死後、精神的ショックで自殺していました。で、阿久津に、父親は「遠藤の裏切りで、麻薬組織に殺された」と聞かされていた将。その復讐として、遠藤が将のターゲットになっていました。

遠藤を射殺しようと銃を構える将。「本当にそれでいいのか? お前のオヤジを殺したのは、この俺だ」と黒沢。その言葉に即座に反応した将が、黒沢の脇腹を撃ちます。「何故、急所を外した?」と黒沢。
そこに伊達が飛び出して来て、「銃を下せ!」と将に命じます。「眼の前の男は、お前の父親が命を懸けて守った男だ。そいつ(黒沢)を殺してしまえば、お前の父親の命が無駄になる」と諭します。将が二発目を兵悟の頭部をかすめて放ち、そして、膝から崩れ落ちます。銃を手放します。辛うじて撃たれずに済んだ黒沢は、未だやるべきことがあると言って、その場を車で去ります。組織犯罪対策課の課長、鏡光一(正名僕蔵)らの追手を振り切ります。

波止場で蹲(うずくま)る黒沢に阿久津が近付き、「何の用かしら、大丈夫なの?」と、声を掛けます。将に撃たれた黒沢は、脇腹から出血しています。
阿久津には、事前に、将との計画を自分が邪魔すると警告していた黒沢。阿久津は、どうやら、将が遠藤殺害を失敗しても構わないと考えていたことになります。つまり、失敗したら再チャレンジすれば良いというのが阿久津流です。ただし、潜入捜査官が一人死んだら、一人補充すれば良いという阿久津の考え方を黒沢は理解しません。
一方、逆に、黒沢の狂気性を買ってD班に引き入れた阿久津としては、黒沢の優しさとか、人間性の重視発言というのは、どうやら期待外れなのです。権力の腐敗を叩くには、失敗を恐れない強い警察が不可欠だという阿久津の理想は、黒沢には伝わりません。「正義が強者の利益の為に利用されている。権力が全てをネジ伏せようとしているのなら、私は手段を選ばない」と阿久津。「もう、そういうことはどうでも好いよ」と黒沢。

阿久津との全ての会話を録音していて、それを公にする構えを見せる黒沢。「オレはアンタが嫌いだよ」という黒沢に、「知ってる」と阿久津が応じ、一発、発砲。弾丸が、黒沢の左頬をかすめます。阿久津が、録音機を海に捨てるか、それとも渡すかの二者択一を迫ります。黒沢は、もうひとつの選択肢として、自分を撃ち殺すという手があると阿久津に教えます。「可笑しいわね。何故、そんなに死にたがるの?」と、訝る阿久津。「生きろ、生きて悪を絶て」というのが、尊敬していた岡本正秀捜査官が、最後に黒沢の耳元で小さく囁いた言葉でしたが、黒沢には、その言葉が重すぎるようです。そう言って、自分に向けて引き金を引いていた岡本。同僚部下の潜入捜査官、黒沢を守る為に自らの命を絶っていました。それを自らの失態と認識している黒沢。

最後に阿久津が問います。「岡本を、本当に、あなたが撃ったの?」。黒沢が「そうだよ!」と明瞭に応えます。嘘を言います。その瞬間、阿久津が黒沢に発砲します。黒沢が海中に落下します。小型録音機も海に沈みます。

一年後、警視庁に戻った阿久津。大勢の幹部を引き連れ、我がモノ顔で廊下を歩きます。遠藤監視監と廊下ですれ違っても、挨拶さえしません。どうやら、立場が逆転した模様です。

倉庫街を大勢に追われて将と兵悟が走り、伊達に早く車を回すよう求めています。命と金のどっちが大切かということで、金が入ったアタッシュケースを捨てるよう、車の前の伊達が指示しています。将は言われるままにアタッシュケースを捨てますが、兵悟はそのまま走り続けます。
潜入捜査なのか、単に、三人組の泥棒稼業なのか、そのあたりは良く分かりません。