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『それぞれの断崖』8話(最終回)のネタバレ感想!酷評の嵐!共感できないが最後までついみてしまう?

2019年9月21日に放送されたドラマ『それぞれの断崖』8話(最終回)のネタバレを含むあらすじと感想を、放送後にSNSで最も注目を集めた出来事を含めてお伝えします。

いよいよ最終回、被害者の父が加害者の父になることなどできるのか?
拒絶する満。はつみへの満の叫びに、志方が出した結論は…。

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※記事の公開日(更新日)時点の情報です。

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『それぞれの断崖』最終回のあらすじネタバレ

少年院を出た八巻満(清水大登)は、松戸のアパートの一室で母のはつみ(田中美里)と暮らし始めます。そこに志方恭一郎(遠藤憲一)が時々顔を出し、社会復帰の手助けをしたいのですが、なかなか心を開こうとしない満。ホームセンターでの買い物(植木鉢に植える苗など購入)の帰りには、顔写真がネット流失している関係で少年たちに絡まれます。

三崎海岸近くで畑仕事をして暮らし始めている恭一郎が、はつみと満を呼びます。空き家だった家を借りている恭一郎。満が畑仕事をやりたがっているのを知って、三崎海岸に居を構えることにした恭一郎。三人で、スイカを食べた後、母子を畑に案内します。

この海岸は、恭介(渡邊蒼)が死ぬ直前に、恭一郎と来ていた場所。ここで、恭介は、「生きていくのは辛いね」と言い、恭一郎が、「うん、それでも生きて行かなければ」と応じていました。その場所で三人は集合写真を撮りますが、満は一人思い悩みます。

満が一人でアパートにいると、そこに刑事の角田知宏(清水伸)が来ます。パート仕事ではつみは留守。角田刑事は出直すと言ってアパートを去ります。――最寄りの公園ベンチに角田刑事とはつみ。角田が、14年前に別れた夫(沢田陽介)の写真をはつみに提示します。半年前に出所し、そして、一週間前に自動車事故で死んだと告げられます。事故時の車は盗難車であり、他にも窃盗の余罪あるとのこと。一応、他殺の疑いもあり捜査中。満が、公園の陰から二人の会話を聞いています。

アパートの部屋に戻る満とはつみ。何時か会えるものと思っていた父の死を悲しむ満。ミュージシャンになる夢を追いかけていた夫。満が生まれて、それが負担になった夫は家を出ていました。父との死別は悲しくて、それでも「おじさん(恭一郎)と暮らすのは嫌だ」と満は言います。――恭一郎と別れるか、それとも、自分と一緒に死ぬかの選択を迫る満。包丁を握る満に、「覚悟があるのなら刺しなさい」と言って、ひるまないはつみ。満は、部屋を飛び出します。それに追い縋(すが)ったはつみは階段上で振り払われ、そこから落下します。頭部から血が出ています。全身打撲で意識不明の重体です。――この一件、事件にしないでくれと角田刑事に頭を下げる恭一郎。「分かりました」と角田刑事。

はつみの入院先病院で、満と会う恭一郎。「失うくらいなら、いなくなった方が好い」と、再び、満が恭一郎に言います。はつみの病室には満がいて、それで母子だけにしてやりたいという配慮で病室には入らず、ソファーで横になる恭一郎。が、夜中に目を覚ますと病室から満がいなくなっています。アパートにも戻っていません。嫌な予感がする恭一郎は、三崎海岸に走ります。翌朝の海岸で、満が入水自殺を図ります。恭一郎が海中から砂浜に満を引き戻します。そして、満の頬を張る恭一郎。「何で助けた?」と満。何も答えず、満をただ抱き締める恭一郎。満が泣きます。恭一郎も目を潤(うる)ませています。

はつみが病室で意識不明状態から目覚めると、恭一郎とは既に離婚している雪子(田中美佐子)がいます。自殺未遂で精神的に不安定になっている満に付添っていないといけない恭一郎が、意識不明状態のはつみの付き添いを別れた妻の雪子に依頼していました。――満が何処にいるのか尋ねるはつみ。雪子は、恭一郎と三崎にいるから安心してと答えます。雪子から、はつみの意識回復を聞いた恭一郎と満は、その翌日、病院に向かうことになります。

消灯後の二人の会話。――「おじさん、僕、生きてて好いのかな?」、「生きて行くのが辛いよ」と言う満に、「それでも、生きて行かなきゃな」と恭一郎。これは死の前日に、恭介に返した言葉と一緒です。

はつみの病室に恭一郎に付添われた満。満が「ごめん」と言って、母と抱き合います。「良かった無事で」と、はつみ。恭一郎は、母子の会話を邪魔しないよう、そっとドアを閉めてその場を去ります。

志方家は、家族四人が久しぶりにファミリーレストランに集結。「ありがとう、助かった」と恭一郎が雪子と娘に頭を下げます。11月に花婿の実家、水戸で挙行される結婚式に出て欲しいと長女の真弓(仁村紗和)に言われます。恭介の事件でいろいろ考えるところもあって法学部受験を考えていると次女の真紀(永瀬莉子)には報告されます。

二週間後。
病院の屋上で、恭一郎がはつみに、海から引き上げた際、満をひっぱたいたことを詫びたうえで、それでも「恭介も、一度くらい、ひっぱたいてやれば良かった」と恭一郎が述懐します。「ありがとう。満はちゃんと一人で生きて行くと思います。恭一君のこと、忘れずに生きて行けます。私も、ちゃんと自分の足で立って生きて行きます。生きていくって辛いけど、捨てたもんじゃない」と、はつみ。

三崎海岸近くに恭一郎が借りた畑。畑仕事している恭一郎に、作業着姿の満が歩み寄ります。(最終話/完結)

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『それぞれの断崖』最終回のネタバレ感想

50代男性

ゆの字

心の広い雪子という役が、田中美佐子さんには困難だった様子が伺えます。(自ら進んで?)はつみの病院に見舞いに行く雪子がいて、それで何となく視聴者が全体構造を了解するという、おそらく制作側が望んだ着地点が、上手に決まりません。
例えば、我が子、恭介の大人に対する不信感(満と共感していた)とか、不登校の家庭内暴力児になってしまった理由が浮かび上がったり、その反省意識から、満とその母を「赦(ゆる)す」という図式には無理があったのでしょうか。または、妻や娘に対して家庭内暴力を働く息子(恭介)を殺してしまいそうな予感(可能性)を恭一郎が感じていて、それで、満を「赦す」という図式も有り得たと思われますが、それらは全て回避されています。恭介の家庭内暴力のことは忘れ去られたまま、物語は、幕を閉じます。

でも、まあ、そもそも、不登校児で家庭内暴力をしている恭介が、満の「高城秀子傷害事件」を執拗に咎(とが)めるというのが不自然すぎます。――遠藤憲一さんの希望により、全てのシーンのその表現については、基本的に出演者との話し合いを通じて確定したということのようですから、その話し合い(合議制)というものの難点が出て、一貫性とか整合性が失われてしまったのかなとも思いました。その都度、声が大きかった人に引き摺られたのかなという感じがしました。で、確かに座りの悪いストーリーになったキライはありますが、それでも、一定のリアリティーは保持されていると思いました。

世の中、全部が理屈通りの整合性で進みません。訳が分からない部分を飲み込んだうえで、それで了解して、前に進もうというのが人生なのかなと思うわけです。この位の訳の分からなさがあっても好いのかなという気がしました。あるいは、全体にとっての真実は所詮ヤブの中ということでしょうかね。

酷評の嵐!共感できないが最後までついみてしまう?

恐ろしい程にネット(つぶやき)が酷評で溢れましたね。

登場人物の誰かに共感できればいいんですが、皆無といえる状態(若干、満の気持ちはわかるかな?)。
それなのに遠藤憲一さんや出演者の演技力や意味不明言動により、最終回まで気になって目が離せない!
とても不思議なドラマでした。

まとめ

これほどまでにネットをざわつかせたドラマは稀なんじゃないでしょうか?

登場人物の言動には理解できない部分が多いという声が多く、中には、「こんなに共感できないドラマは他に無い」「変なドラマ」といった声も出ていました。

でも、見ちゃう…。

最後、満はなぜ志方の畑に来たのでしょう。
「ちゃんと自分の足で立って生きて行きます。」といっていたはつみですが、やっぱり心変わりをして、満と共に志方と暮らし始めたのでしょうか(このドラマならあり得る)?

『それぞれの断崖』…ある意味で伝説を作ったドラマとなったような気がしますね。