ドラマル

2021年3月23日

『珈琲いかがでしょう』原作ネタバレ!ドラマの1話から最終回までのあらすじ・キャスト・視聴率まとめ

ドラマ『珈琲いかがでしょう』の1話から最終回までのあらすじを、原作ネタバレを含めてわかりやすく紹介しています。

中村倫也さん主演の連続ドラマ『珈琲いかがでしょう』を200%楽しむために、キャストや各話ゲスト、視聴率の推移をあらすじと一緒に随時更新してお届けしていきます。

※『珈琲いかがでしょう』全話ネタバレ完了済み(2021年5月25日)。

見逃し配信をチェック

当記事には、『珈琲いかがでしょう』の第1話から最終回までのネタバレが含まれています。先に内容を知りたくない方は、「Paravi」で第1話から最終回までの放送をご覧になれます。またParaviでは、本編放送後に、Paraviオリジナルストーリー「珈琲”もう一杯”いかがでしょう」が配信されます。
※記事の公開日(更新日)時点の情報です。

『珈琲いかがでしょう』の基本情報

概要(見どころ)

『珈琲いかがでしょう』は、コナリミサトの同名漫画を原作とする、『かもめ食堂』の荻上直子が脚本を手掛けたドラマ。
珈琲移動屋「たこ珈琲」店主の主人公・青山一(中村倫也)が、一杯一杯、丁寧に、誠実に、心を込めて淹れられた珈琲で、悩みを抱えたり、傷いたり、人生に疲れた人々を癒していく物語です。

人気珈琲店・猿田彦珈琲から技術指導をされた中村倫也さんのバリスタぶりに注目です。

キャスト一覧

  • 青山一(あおやま・はじめ):中村倫也
    移動珈琲店「たこ珈琲」店主
  • 垣根志麻(がきね・しま):夏帆
    職場近くで偶然「たこ珈琲」と出会う不器用女子
  • 杉三平(すぎ・さんぺい)/通称・ぺい:磯村勇斗(少年時代・込江大牙)
    青山の過去に深く関わる謎の男
  • たこ:光石研(若かりし頃のたこ・前田旺志郎)
    たこ珈琲のルーツとなったホームレスの男性
  • ぼっちゃん:宮世琉弥(10歳のぼっちゃん・長野蒼大)
    暴力団組長の17歳の三代目
  • 夕張:鶴見辰吾
    長年ぼっちゃんの組を支えてきたベテラン幹部
  • 花菱:渡辺大
    ぼっちゃんの組の幹部

1話ゲスト

  • 馬場:足立梨花
    志麻の後輩
  • 早野美咲:貫地谷しほり
    クレーム対応の電話オペレーター
  • 志麻が働く職場の部長:井上肇
  • 志麻が働く職場の社長 :大石五郎

2話ゲスト

  • 大門雅:山田杏奈
    東京に憧れを抱いた田舎町の女子高生
  • 礼:臼田あさ美
    東京で挫折した過去を持つ女性
  • ヤイ子:三浦透子
    礼のルームメイト
  • 雅の父:清水伸
  • ネネモ:柳英里紗
    礼が専門学校に通っていた時の同級生
  • 村下正:岩崎う大(かもめんたる)
    有名アートディレクター

3話ゲスト

  • 飯田正彦:戸次重幸
    仕事もルックスも完璧なサラリーマン
  • 森:小手伸也
    飯田の同僚、飯田とは見た目も性格も正反対
  • 飯田由美:筧美和子
    正彦の20歳年下の妻
  • アケミ:滝藤賢一
    スナックのママ
  • 遠藤:丸山智己
    アケミの中学の同級生

4話ゲスト

  • ゴンザ:一ノ瀬ワタル
    ガソリンスタンド店主、青山の知人
  • 山田真歩
    ゴンザの妻
  • 織江:池谷美音
    ゴンザの娘
  • 菊川貞夫:野間口徹
    時々給油しに来る不愛想なトラック運転手
  • 菊川マリ:松本若菜
    貞夫の妻
  • モタエ:光浦靖子
    元バリスタチャンピオン、珈琲界で有名なカフェ店主

5話ゲスト

  • ひとみ:駒井蓮(少女時代・筧礼)
    ぺいの初恋の相手
  • 川村エミコ
    ひとみの母親

8話(最終回)ゲスト

  • 幸子:市毛良枝(若かりし頃の幸子・森迫永依)
    たこの妻
  • マコ:宮野陽名
    良枝の孫

スタッフ一覧

  • 原作:珈琲いかがでしょう
    作者:コナリミサト
    出版社:マッグガーデン
    雑誌・レーベル:マッグガーデンコミックス
  • 監 督:森義隆、小路紘史、荻上直子
  • 脚本:荻上直子
  • 音楽:HAKASE-SUN
  • オープニングテーマ
    曲名:エル・フエゴ(ザ・炎)
    歌手:小沢健二
    レーベル:Virgin Music/UNIVERSAL MUSIC
  • エンディングテーマ
    曲名:CHAIN
    歌手:Nulbarich
    レーベル:ビクターエンタテインメント
  • チーフプロデューサー:阿部真士
  • プロデューサー:合田知弘、森田昇、山田雅子、平部隆明
  • 制作:テレビ東京、アスミック・エース
  • 制作協力:ホリプロ
  • 製作著作:「珈琲いかがでしょう」製作委員会

各話の視聴率

『珈琲いかがでしょう』各話の放送後、視聴率がわかり次第情報を追加します。
※『珈琲いかがでしょう』は、ビデオリサーチによる視聴率の発表がないため、SNS(Twitterつぶやき数など)の反響をもとに、視聴熱を5段階(★)で発表します。

各話放送日視聴率
1話4月5日★★★★★
2話4月12日★★★★
3話4月19日★★★★★
4話4月26日★★★★★
5話5月3日★★★★★
6話5月10日★★★★★
7話5月17日★★★★★
8話・最終回5月24日★★★★★

ドラマ『珈琲いかがでしょう』の最終回ネタバレ(予想)

人気名作漫画の『珈琲いかがでしょう』全8巻がドラマ化になりました。
主人公は珈琲移動屋「たこ珈琲」店主の青山一(中村倫也)。
心のこもった一杯の珈琲で、悩みを抱えたり、傷いたり、人生に疲れた人々を癒していきます。
そしてヒロイン役に、誠実で義理と人情を心がけるOLの垣根志麻(夏帆)。
志麻は会社で傷ついた心を癒しに、この「たこ珈琲」に訪れます。
そんな志麻に青山は「見てくれる人はちゃんとみてくれている」と言ってくれ、その後、訪れるピンチも青山が救います。
基本的には1話完結のお話。この後も、たくさん人が心を癒しに「たこ珈琲」に訪れます。

しかし、そんな主人公の青山には暗い過去が。実は元ヤクザ。ヤクザの組長を殺し、金を横領して逃げたという過去がありました。
青山の前に姿を現したのが、青山の暗い過去を知る、杉三平(磯村勇斗)。この三平が青山の居場所を探して、どんどん忍び寄ります。
ストーリーが進むにつれ、とうとう三平が青山と接触。そしてたまたま居合わせた志麻をも巻き込んで、ドライブに行く展開に。
そんな志麻に、三平は過去から激変した青山のことを話し始めます。
暴露された過去をすべて事実と認めた青山、衝撃の過去を聞いてしまった志麻。

そしてそのあと、青山は自分の過去を志麻にすべて話します。
過去に自分がヤクザをしていたこと、その中で出会った、たこじいさん(光石研)のこと。
「どうせなら小粋でポップに生きてえ」が口癖のたこじいさんは、ある日道端で野垂れ死んでしまいます。
青山は、そのたこじいさんに淹れてもらった珈琲で人生が変わりました。
ヤクザから足を洗い珈琲屋になる決意をした青山、しかしそううまくはいかず組を抜ける直前のトラブルを収めるため、実際は敵対する組織に殺されたボスを自分が殺したことにして、金を横領し逃げたことにしたんです。

暗い過去だと思っていた青山の本当の理由は、お世話になったボスの子供を敵対組織との抗争から守るための嘘でした。そして、悪だと思われていた三平は、青山の一番大事にしていた舎弟だったのです。

原作の結末は、人殺しも、金を横領したことも、大切な人を守るための嘘だと分かります。
そして、三平も一緒に珈琲屋を続け、ハッピーエンドで終わります。
気になる青山と志麻の恋の行方ですが、恋人同士になることもありませんでした。
今回のドラマの結末でも、おそらく原作通りになる可能性が高いと予想します。

なお、ドラマ版第3話では、原作にない監督によるオリジナルエピソードもあります。
ご覧いただく際は、ぜひ珈琲を片手に。

『珈琲いかがでしょう』各話のあらすじ

2021年4月5日からテレビ東京系にて放送開始された中村倫也さん主演の連続ドラマ『珈琲いかがでしょう』の各話あらすじネタバレを、放送後に随時更新してお届けしていきます。

1話のあらすじネタバレ

人情珈琲

垣根志麻(夏帆)は、幼い頃から書道家の祖母に厳しく躾けられたことで、誠実・丁寧・義理・人情をモットーとしており、仕事でも一切の手抜きができないちょっと不器用なOLでした。
その要領の悪さゆえに、効率重視の部長(井上肇)には毎日のように怒られており、もてはやされるのはいつも、明るくて要領がいい後輩・馬場(足立梨花)でした。

一人寂しくランチタイムを過ごしていたある日、どこからともなくいい匂いが漂ってきます。
香りの先には、青山一(中村倫也)が営むたこマークの移動珈琲店「たこ珈琲」が。8種類のブレンドを用意しているから「たこ」と名付けているという。
一杯一杯丁寧に淹れる工程と、出来上がった珈琲のおいしさに感動した垣根は、自分の不器用さにしんどさを感じていることを青山に打ち明けます。
すると青山は、「みんながその丁寧さや誠実さを求めていなくとも、きっと誰かには響き、その誠実さが必要とされることがあるだろう」と元気づけました。

そんな中、部長が、垣根がいつも取引先に添えている丁寧な手書きの御礼状がだたの時間の無駄だからと、長年懇意にしていたゴマ商事を、仕事が早い馬場に任せると言い出します。
しかし後日、馬場がお礼のメールを適当にコピペして宛名を間違えてしまうというミスを犯し、ゴマ商事を怒らせてしまうトラブルが発生。
部長は、その先方への謝罪は、馬場には任せられないからと、垣根に頼みました。

その後も、社長(大石五郎)から直々に、お茶会の招待状のあて名書きを任された垣根。
垣根の字は「社内で一番丁寧でキレイ」と、もっぱらの評判になっていたのです。

自分の誠実さや丁寧さが、じつはちゃんと伝わっていたことに喜びを感じる垣根。
「たこ珈琲」で一服していると、普段は手軽な自販機の珈琲を愛飲している馬場がやってきます。
馬場は、共働きの両親に育てられ、家の中はいつも散らかり放題、細かいことは気にしたことがなかったという。だから、いつもきちんとしている垣根に劣等感のようなものを抱いていたと告白。
馬場の軽やかさ要領の良さに羨ましさを感じていた垣根は、それを聞いてびっくり。「人って話してみないとわからないものね…」と零しました。

馬場と分かり合い、社内でも評価を得るようになった垣根。
後日、また「たこ珈琲」に顔を出そうとするも、そこにはもうその移動カフェはありませんでした。

死にたがり珈琲

クレーム対応の電話オペレーターをしている早野美咲(貫地谷しほり)は、心を無にしてただただ謝る毎日を送っていました。

ある晴れた休日、美咲が洗濯物を干していると、どこからか珈琲の香りが。
「こんな昼下がりは死にたくなる…」と穏やかなひと時に反して、ベランダでそんなことを思った美咲は、無意識に、手すりに片足をかけてしまいます。
その時、美咲の目の真下に、ちょうどアパートの駐車場にやって来た青山の姿が。
青山は美咲と目が合うと笑顔を見せ、それに驚いた美咲は、慌てふためいて干していたガードルを車の屋根の上に落としてしまいます。

急ぎ、取りに行った美咲は、開口一番「本当に申し訳ございません」と謝罪。
お詫び代わりに、珈琲を一杯注文することに。
無難な「カフェオレ」をオーダーし、思えば自分は、まるでカフェオレのような「没個性の女」だと自虐的に笑い出します。毎日同じようなベージュ色の服を着て、無難な職場で無難に仕事をこなして、無難なインテリアに囲まれて無難なものを食べる…と。
すると青山は、「カフェオレは没個性なんかじゃありませんよ。深入りした豆でドリップした珈琲と、温めたミルクを1対1で合わせることで、カフェラテともカプチーノともまた違う、マイルドで優しい味わいになるんです」と返し、「もし冒険してみたいなら…」と助手席に案内しました。

向かった先は、アパートの裏道にある個性的なカレー専門店。
ちょうど珈琲デリバリーの用事があり、ついでに食事をすることに。
いつもは無難に中辛を注文する美咲は、青山に倣って激辛を注文。
「辛い…でもおいしい」と舌鼓を打ちます。

食後は、青山が一杯のカフェオレをサービス。
ただ今回は、隠し味・ガラムマサラを加えました。これにより、チャイみたいな味わいに。
たったひとふりなのに、こんなにも味わいが変わるなんて…と驚く美咲。
青山との体験により、ほんのすこし何かを変えるだけで世界がガラッと変わると気付けた美咲は、「生きてるっていいかも」と思えるようになったのでした。

その後、青山は、カレー店の店主から「人の命を救うのもいいけれど、自分が明日死ぬかもしれない身なのに…。一か所に長くいるとヤバイぞ」と心配されたのでした。

2話のあらすじネタバレ

キラキラ珈琲

数日間、みかん畑に囲まれたある田舎道で「たこ珈琲」を開店していた青山一(中村倫也)は、また場所を移動することに。
営業を終えて、深夜、車で東京へ移動していると、後方で何やら物音が。確かめてみると、髪をピンク色に染めたみかん畑の娘・大門雅(山田杏奈)が、こっそり乗り込んでいました。
青山は慌てて引き返そうとしますが、雅は「田舎生活がとにかくイヤ!可愛さには自信があるから東京でも通用するはず!」と訴え、頑として帰ろうとしません。さらには、既に東京でオーディションを受けることや、泊まる場所も決めているという。
「東京で何かしらになりたい」と言って引き下がらない雅に根負けした青山は、雅の父(清水伸)へ報告することを条件に連れていくことにしました。

翌朝、東京に到着。
青山は景気付けに、「かわいいものが飲みたい」という雅のリクエストに応えて、ピンク色の珈琲「ロサ・メヒカーノ」を淹れてあげました。その昔、オーストリアの女帝「マリア・テレジア」が愛飲していたという。
雅は、その見た目の可愛らしさと美味しさに感動します。

その後、雅は、自身のインスタのファンだという礼(臼田あさ美)の世話になることに。
原宿を案内された雅は、かわいいものに囲まれたり、スカウトに声を掛けられたりと、東京での期待感が高まります。がしかし、オーディションでは緊張してしまい、何もできませんでした。

オーディションを終えた雅は、礼のアパートで休むことに。
すると突然、ごろつきのような男二人が入ってきて、雅に迫ってきます。礼は、少女売春斡旋のようなことをして、金を稼いでいたのです。
その時、青山が駆けつけました。
密かに雅の父から「もし危ない目に遭っていたら助けてやってほしい」と頼まれており、こっそり尾行していたのです。
男たちは、青山の腕っぷしと鬼気迫る眼力に怯え、すごすごと退散しました。

帰りの道中、雅は父の過保護っぷりを愚痴りながらも、一見華やかに見える東京の怖さが身に沁みたと零します。
そして、青山が淹れた珈琲を口にしながら、その美味しさを噛み締める雅。その珈琲は今朝飲んだものとは違う、ごくふつうの珈琲でした。基礎がしっかりしているから、アレンジした珈琲も美味しかったのだと気付きます。
今度、東京に行くときは、浮ついた気持ちではなく、ちゃんと地に足をつけ自分磨きをした上でリベンジしようと心に誓う雅でした。

だめになった珈琲

翌日、礼のルームメイト・ヤイ子(三浦透子)が、突然、部屋を出ていくと宣言。
犯罪にまで手を染めるほどに落ちぶれてしまった礼の行動には、もうついていけないという。
礼は、ついに独りぼっちになってしまいます。
そんな折、青山が訪ねてきました。
雅が、礼の部屋にスマホを忘れたという。

勝手に捜すように言われた青山が部屋中をあらためていると、古びたエスプレッソマシーンを発見。
礼はそのエスプレッソマシーンを懐かしそうに見つめながら、それを買った上京した頃のことを、青山に話し始めます。

上京して専門学校に通いながら絵描きを目指していた礼は、希望とやる気に満ち溢れ、どんなことでも吸収しようと、いろんな映画や個展を観に行ったり、書籍を読み漁ったりしていました。
けれど、評価されるのは、ろくに勉強もしていない同級生・ネネモ(柳英里紗)ばかり。

ある日、専門学校の個展に、ネネモが有名アートディレクターの村下正(岩崎う大/かもめんたる)を連れてやってきます。その様子は、まるで恋人同士のようにイチャイチャ。
実際、「ネネモは枕営業している」などという噂もありました。
「なんだ、色仕掛けで評価されてるだけか」と鼻で笑った礼は、けれど自分も、どうしても評価されたい一心で、村下に色仕掛けを試みることに。が、全く取り合ってもらえませんでした。

心の底では、ネネモには天性の才能があると気付きつつも、どうしてもやっかみが止められない礼は、ネット掲示板に誹謗中傷を書きはじめます。そんな折、上京した時に奮発して買ったエスプレッソマシーンも壊れてしまったのでした。

青山は、詰まった汚れをキレイに掃除すれば、また使えるようになると助言。
礼は、青山に掃除の仕方を教わり、懸命に汚れを落としていきました。

そうしてついに、また動くようになったエスプレッソマシーン。
礼もまた、心に淀んだものを吐き出せた気持ちになり、再び画家を目指そうと奮起したのでした。

スマホを見つけた青山が帰った後、礼のごろつき仲間・杉三平(磯村勇斗)がやってきます。
礼が描いた青山の似顔絵を見て、「こりゃ100%俺の捜してる男だわ」と一言。まさかの繋がりに驚きつつ「何した人なの?」と礼が尋ねると、杉は「人殺し」と答えたのでした。

3話のあらすじネタバレ

男子珈琲

飯田正彦(戸次重幸)は、仕事もルックスも完璧なサラリーマン。
あのヨン様にも似ていると言われるほどで、周囲に慕われていると本人は自覚していました。
青山一(中村倫也)の「たこ珈琲」に女子社員たちを引き連れ、全員分の珈琲を奢ったり、珈琲のうんちくを披露したりと「いい上司」をアピールします。
そんな折、新しい企画について部下と意見が衝突。かみ合わない不満を、見た目も性格も正反対の同僚・森(小手伸也)にぶつけます。森は、感情的になる飯田をなだめました。

そんな矢先、飯田はひょんなことから、女子社員の陰口を耳にし、自分が嫌われていることを知ってしまいます。
女性社員たちは、「勘違いしている」など飯田への罵詈雑言で盛り上がっていたのです。
さらには後日、自分より下に見ていた森が出世コースに乗って海外転勤することになり、ショックを受ける飯田。

飯田は、青山の前で、自分のカッコ悪さを嘆きました。
筋トレしたり、オシャレしたり、うんちく語れるように勉強したりと、周りからの評価を得ようと色々頑張っているのに、「自分はありのままでいい」とまったく背伸びしようとしない森のほうが出世し、皆から好かれていると。
そんな飯田に、青山は「ジャバロブスタ」というインドネシアの比較的安い豆で淹れた珈琲を提供。
そのままで飲むと、煮詰めすぎた麦茶のような味でさほど美味しくないものの、ほかの豆とブレンドすることで、個性的な苦みを発揮し、美味しくなるという。
「キリマンジャロやコロンビアのように、それだけでストレートに気品高い味を醸し出す珈琲も美味しいけれど、ジャバロブスタのようにブレンドされることで味わい深くなる珈琲もある。それぞれが、それぞれに、自分らしさを持っているから愛されるんです」と語ります。
この青山の言葉に、飯田は「俺はブレンドじゃなく、気品高いキリマンジャロになりたかった…」と項垂れました。

その後、女子社員からじつは不評だった香水をやめた飯田。
すると、20歳年下の妻・由美(筧美和子)がくんくんと飯田の体臭を嗅いできます。
「もしかして加齢臭がした…?」と心配する飯田でしたが、その飯田の加齢臭こそが大好きだという由美。それを聞いた飯田は、由美をぎゅっと抱き締めたのでした。

金魚珈琲

ある日、杉三平(磯村勇斗)(通称:ぺい)の姿を見かけた青山は、慌ててワゴン車で逃亡。
とある田舎町にたどり着きます。
が、そこでタイヤがパンクするというアクシデントに見舞われ、スナックのママ・アケミ(滝藤賢一)と出会い、なりゆきで数日間スナックの手伝いをすることに。
青山は、女性客も多いアケミのスナックで、あっという間に人気者となります。
そんな青山の姿を、昔どこかで見かけたような気がする…と感じるアケミでした。

ある日、偶然にもアケミの中学の同級生・遠藤(丸山智己)が来店。
遠藤は野球部のエースで、学校の人気者。方や、アケミは当時、本来の自分をひた隠しにするおとなしい生徒でした。
遠藤は今、起業してこの町に戻ってきたという。
二人は、青山が入れた珈琲焼酎を味わいながら、久々の再会を喜びました。

アケミはスナックを営む傍ら、母親の介護にも追われていました。
そして、「歌手になりたい」というかつての夢を諦めた後悔のような思いを、青山に吐露。
そんな心情を感じ取ったのか、遠藤は、閉店後の二人きりになった際、「閉鎖的な町から抜け出して、もう一度夢と向き合うべき」と語り掛け、さらには、「運気が高まるから」とオカルトな商品を売りつけようとしたり、怪しげなセミナーにまで入会させようとしました。遠藤は詐欺行為を働いていたのです。
明らかに怪しいと察知したアケミでしたが、遠藤に凄まれ、微動だにできません。
そんな折、青山が助けに入り、遠藤を追い返してくれました。その気迫を見て、昔、働いていたスナックでヤクザに襲撃された際、その中の一人だった青山(当時は金髪)に助けられたことを思い出すアケミでした。

その後、青山はスナックを出て、またワゴン車で移動したのでした。

4話のあらすじネタバレ

ガソリン珈琲

ワゴン車のタイヤがパンクした青山一(中村倫也)は、ガソリンスタンドに立ち寄ることに。
厳つい風貌の店主・ゴンザ(一ノ瀬ワタル)とは旧くからの知り合いで、笑顔を見せる青山に「昔のお前を知っていると身の毛がよだつ」とボヤきながら整備。早く出て行ってほしいと言わんばかりの素振りをみせます。

そんな中、一台の運送トラックがやってきます。
セルフでガソリンを入れ始めた運転手の菊川貞夫(野間口徹)は、どこか不機嫌な様子。ゴンザ曰く、声をかけても挨拶すらしない無愛想な客だという。
そんな菊川が、青山の珈琲の香りにつられ、動きをとめます。
けれど、青山が「淹れたての珈琲いかがでしょう?」と声をかけると、首だけ振って無言のまま立ち去ってしまいました。
その時のどこか寂し気な様子の菊川が気になり、青山は、しばらくガソリンスタンドで「たこ珈琲」を開くことに。
ゴンザはそれをあからさまに嫌がりましたが、ゴンザの妻(山田真歩)は、ガソリンスタンドの客寄せになるし、娘の子守もしてくれからと、青山の滞在を歓迎しました。

後日、また珈琲のいい香りがどうにも気になってしまう菊川。けれど、一向に飲もうとしません。
それには理由がありました。
最愛の妻・マリ(松本若菜)が病気に罹り、その病気が治るよう、願掛けの為に大好きな珈琲を断っていたのです。
しかしマリは一年前に死去。その事実を受け入れられず、珈琲断絶を続け、毎日二人分の食事を用意しながら、あたかもマリがそこにいるかのように話しかけていました。

ある日、菊川は、青山に珈琲を何度も勧められて、たまらず一口飲んでしまいます。
あまりの美味しさに「あぁ~おいしい」と笑顔を零すも、「飲んじゃったじゃないか」と怒り出します。
けれどもう止めることができず、もう一杯、追加注文したのでした。

珈琲を飲んでる間、マリとのエピソードを語る菊川。
マリは自分にはもったいないくらい美人で可愛らしい妻で、なんで自分なんかと結婚してくれたのかわからないという。
菊川のノロケ話を聞いた青山は、マリとの思い出の豆「ブルーマウンテン」をお土産に持たせました。

帰宅した菊川は、さっそくマリのために「ブルーマウンテン」を淹れてあげることに。
幻影のマリは、菊川が大好きな珈琲を解禁できたことを「一歩、前進できた」と喜び、珈琲を飲んでいるときの笑顔が素敵で、その笑顔を見て「絶対いい人」と確信したから結婚したのだと語りました。

それから菊川は、マリの死を受け入れ、マリが好きだと語った笑顔をみせるようになったのでした。

菊川の心を救った青山に「お前、変わったな。昔はこんなおせっかいしなかった」と漏らすゴンザ。
「もう行けよ、そろそろヤバいぞ」と忠告し、青山の出発を促します。
その時、杉三平(磯村勇斗)(通称:ぺい)からの指示で(娘に危害を加えると脅され)、青山のワゴンに盗聴器とGPSを仕込んだのでした。

ファッション珈琲

青山は、元バリスタチャンピオンとして珈琲界では有名なカフェ店主・モタエ(光浦靖子)のもとへ「コピ・ルアック」という豆を届けます。
「コピ・ルアック」とは、インドネシアのジャコウネコのフンから取り出した高級珈琲豆。
モタエは届けてくれたお礼も兼ねて、その珈琲を青山にも振舞いました。

そんな中、モタエが主催する珈琲教室の時間が迫り、4名の生徒が来店。
その中に垣根志麻(夏帆)(第1話で登場)の姿を見つけた青山は、急いで物陰に隠いれてしまいます。
まさかこの場に青山がいるとは思いもしない垣根は、珈琲に興味を持つきっかけとなった青山との出会いを語り始めました。

一方、『箔付け』のためだけに浮ついた気持ちで教室に通う生徒たちとのズレに悩んでいたモタエ。
普通の珈琲を「コピ・ルアック」と称して、生徒たちに提供しました。
すると生徒たちは「味わい深い」「上品」などと口々に絶賛。普通の珈琲だと言い当てたのは垣根だけでした。
モタエは「ちゃんと珈琲を味わってほしい。『箔付け』のためだけに珈琲を使わないで」と説教。すると垣根以外の生徒は、すごすごと帰ってしまいました。
垣根は「わたしは、おいしい珈琲を淹れたい。それだけです。だから先生、お願いします」と、引き続き指導を懇願。モタエも、垣根だけは真剣に取り組んでいると感じていたため、喜んでそれを引き受けたのでした。

一方その頃、暴力団幹部の花菱(渡辺大)に呼び出されたぺい。
青山のことを気に入っている三代目組長が行方を捜しているから早く捕まえろ、と催促されます。
花菱は、組長より先に青山を捕まえ、自分の手柄のようにして青山を突き出そうと考えていました。そうすれば『箔が付く』だろうからと。
花菱は、青山が三代目に気に入られ杯ももらい、箔が付きそうな矢先に「全部やめたい」と言い出したことが気に入らず、出て行く日、青山をとことん痛めつけました。その時、青山の弟分だったぺいにも暴行を強要。
「なんで、なんで…!」と全てを捨てようとする青山に疑問を投げかけるぺいに、青山は「俺はただ…おいしい珈琲を淹れたい。それだけだ」と答えたのでした。

青山は珈琲教室をこっそり抜け出し、ワゴン車へ。
すると、車にはぺいが待ち受けていました。と同時に、モタエから青山のことを聞いて、急いで追い掛けてきた垣根も姿を現し、固まってしまう青山でした。

5話のあらすじネタバレ

ほるもん珈琲

杉三平(磯村勇斗)(通称:ぺい)が目の前に現れ、そこへ垣根志麻(夏帆)までやってきて、ワゴン車の中で青ざめる青山一(中村倫也)。
ぺいは、青山の元仕事仲間だと自己紹介し、「静かなところで3人で話そう」と提案。
けれど、ぺいの目的が自分を花菱(渡辺大)のもとへ連れていくことだと察していた青山は、垣根は巻き込みたくないと、彼女だけ逃がそうとします。が、ぺいは青山を連れて行くための保険だとし、逃がそうとしませんでした。

青山の運転で移動中、垣根から青山の前職について尋ねられたぺいは、「強いて言えば清掃業」と回答。
血や泥にまみれながら「清掃業」をしていた当時について語り出しました。

依頼者から指定された「邪魔者」を、花菱の指示により片付けていた青山とぺい。
ある日、任務が終わった後、花菱が二人をホルモン屋に連れて行き、「ホルモン」の語源についてうんちくを語りました。その昔、ホルモンは捨てていた部位で、関西弁で「放るもん」と呼んでいたという。
その語源にちなんで、依頼者から指定された「邪魔者」を「放るもん(ホルモン)」と揶揄したぺいたち。

荒んだ毎日を送っていた青山は、いつの日か、ターゲットを取り違えて痛めつけてしまいます。
その時の青山は、ぺいが止めようとしてもその声が耳に届かず、常軌を逸したようにひたすら「ほるもん、ほるもん…」と呟きながら腕を振り上げ続けたのでした。

その後、この上なく美味しい珈琲と出会った青山は、次第に珈琲にのめり込み、人生観も変わっていきます。
その変化を「まるでオカルト宗教にのめり込んだみたいだ」と嘆くぺい。
そんな矢先、青山はこれまで懇意にしていた依頼人を殺し、組の資金を横領して逃走。その資金で、ワゴン車や設備を購入したのでした。

ぺいは、組を逃げ出したこと、そして弟分である自分を捨てた(放るもん)にした青山を責め立て、ついには、ナイフを手にして垣根に襲い掛かる素振りを見せました。
青山は慌ててナイフを奪い取り、ぺいを止めます。
するとぺいは、ナイフを持った青山の腕を掴み、あろうことか自分の太ももにグサリ。うめき声を上げながら、先日ゴンザ(一ノ瀬ワタル)にこっそり取り付けてもらった盗聴器を引きちぎると、車から降りたのでした。

初恋珈琲

あたかも青山の捕縛に失敗したかのように見せかけたぺいは、花菱に殴る蹴るの暴行を受けてしまいます。
そうして意識が薄れていく中、自分の真っ赤な血を見ながら、小学校時代の初恋の相手が背負っていた真っ赤なランドセルを思い出しました。

少年時代のぺい(子役・込江大牙)が恋心を抱いたのは、席替えで隣同士になったひとみ(子役・筧礼)。
家が貧しく父親に暴力を振るわれ、早くも人生に絶望していたぺいにとって、ひとみは天使でした。
その日も父親から暴力を振るわれ、学校をサボっていると、ひとみから「珈琲ゼリー、食べない?」と誘われます。家で母親(川村エミコ)と一緒に手作りしたという。
はじめて食べる珈琲ゼリーは、苦くて甘くて冷たくて…それはぺいにとって初恋の味となりました。

大人になってから、街で偶然、ひとみ(駒井蓮)と再会しますが、スーツを着て陽の光を浴びて歩く姿に「もう絶対に手の届かない存在になってしまった…」と痛感するぺいでした。

一方、黙って車から降りたぺいの真意を察した青山は、項垂れます。
それを元気づけようと、珈琲を淹れてあげることにした垣根。青山に、珈琲にハマるきっかけについて尋ねました。

ぺいと一緒にターゲットを追っていたある日、ホームレスのたこ(光石研)と出会います。
たこは、二人に珈琲を振舞うと言い出し、河川敷の住処に招待。
段ボールとビニールシートで作られた住処の中に入ってみると、珈琲を淹れるための器具がズラリと揃っており、二人は度肝を抜かれます。すべて、拾い物や貰い物だという。
「捨てられた物でも、ちゃんと磨いて手入れすれば立派なものになる」と言うたこ。それらを使って、極上の一杯を振舞いました。
それを一口飲んで、陶酔した表情を浮かべる青山。一方、ぺいはその良さがわからず苦味に顔をしかめてしまいます。

それから青山は珈琲にすっかり魅了され、たこを師匠と仰ぎ、学び始めたのでした。

6話のあらすじネタバレ

たこ(光石研)の淹れた珈琲に魅了され、弟子入りを懇願した若き青山ー(中村倫也)。
その申し出を受け入れたたこは、ただ単純に「珈琲を美味しく淹れる」だけではなく、青山自身に足りていない何かを気づかせるための修行を始めました。今まで自分が過ごしてきたヤクザな世界とは真反対な、穏やかな日常を過ごしたり、掻き込むようにして食べていた食事をじっくり味わうようにしたり、ちょっとしたシアワセに気づくような日々を送ります。
そうやって珈琲の腕前が上達していくのと同時に、青山の中でヤクザを続けていくことについての疑問が膨らみました。

ある雨の日、青山がいつものようにたこの家にいくと、そこには寝込んでいるたこの姿が。
雨の日になると体の調子が悪いという。
けれど、「もう大丈夫」と言って珈琲を青山のために淹れるたこ。それを飲んで、青山は「いつか俺も誰かに美味しい珈琲を淹れることができるんだろうか」と零します。
するとたこは、十分珈琲の腕前は上達したとし、あとは自分自身で究めなさいと返します。そのためには、「この人のために珈琲を淹れてあげたい」と思える心が大事で、まずは自分自身を大切にしなさい、と告げます。自分を大切にできなければ、人を大切に想うことはできないから、と。
そして、「わたしは君のことを大切に想っている」と告げ、青山自身のためにもヤクザの世界から足を洗った方がいいと促しました。
が、これまで人から大切に想われたことなどなかった青山は、たこの言葉に困惑し、つい「くだらない!」と吐き捨てて、帰ってしまいました。

翌日もどしゃ降りの雨の中、たこの家を訪ねる青山。
すると、たこが床に倒れており、もう息はしていませんでした。
たこの死により、青山はヤクザの世界から足を洗おうと決意。
花菱(渡辺大)に辞意を伝えると、見せしめのため暴行を加えられます。花菱の指示により、無理矢理やらされた杉三平(磯村勇斗)(通称:ぺい)の暴行も甘んじて受けたのでした。

たこの骨の一部を引き取った青山は、移動珈琲をやりながら、たこの親族を探すことに。
「移動珈琲店を営んで、たくさんの人に珈琲を振舞う」というのはたこの夢でした。
そしてもう一つ、たこが語っていた夢は「愛する奥さんと同じ墓に入る」こと。
この二つの夢を叶えるため、青山は移動珈琲店をはじめたのでした。

先程、わざと自分の足にナイフを突き立て車から降りたぺいは、青山に、たこの親戚宅の住所を書いたメモを渡していました。
青山の目的を知っていたぺいは、青山のためにと人知れず情報収集してくれていたのです。
青山はぺいの思い遣りに感謝し、垣根志麻(夏帆)を自宅に送り届けた後、さっそく、たこの親戚宅へ。
するとそこに、密かにぺいや青山の行動を監視していた暴力団組長三代目・ぼっちゃん(宮世琉弥)が待ち構えていたのでした。

7話のあらすじネタバレ

ぼっちゃん珈琲

ぼっちゃん(宮世琉弥)が、10歳だった頃(子役・長野蒼大)。
ぼっちゃんの面倒を見ることになった青山ー(中村倫也)は、ぼっちゃんが学校でいじめられていることに気付きます。
給食に出てくる人気メニュー・コーヒー牛乳が、いつもいじめっ子に取り上げられてしまい、一度も飲んだことがないという。
青山は、父親がヤクザの二代目(内田朝陽)であることを武器にすればと助言しますが、ぼっちゃんはヤクザが大嫌いだと一蹴。自分の力でクラスの底辺から脱出し、いつかコーヒー牛乳を飲むんだと意気込みます。その一環として、まずは逆上がりができるようにと、日々練習するぼっちゃん。
そんなぼっちゃんの覚悟を知った青山は、逆上がりの練習に付き合うように。
さらに、組の抗争によって連れ去られそうになった時には颯爽と救い出し、眠れない夜にはコンデンスミルクをたっぷり入れたコーヒー牛乳で喜ばせてあげました。
次第にぼっちゃんにとって、二代目がかまってくれない寂しさを埋めてくれる青山が、強くてかっこいいアニメキャラクター「とらモン」のような存在となっていき、青山のことを「とらモン」と呼ぶように。
そして、孤独が怖いぼっちゃんは、青山に「ずっとそばにいる」と誓わせたのでした。

そんな矢先、青山が珈琲店やりたさに組を抜けてかたぎになりたがっているという噂を耳にします。
ぼっちゃんはそれを阻止しようと、「もし一緒にいるという約束を破ったら、右手の指を2本詰めて」と要求。そうすれば、大好きな珈琲も淹れられなくなるだろうから、と。
するとその後、組を抜けて大金を奪った青山は、自ら指切りをしてそれを二代目に渡しました。
二代目は、青山の指をぼっちゃんに渡し、「お前はそれをもらって嬉しいか?」と問いかけ、ぼっちゃんの行為を言外に戒めたのでした。

その後間もなくして、組の抗争により二代目が死去。
これがニュースになったことで、ぼっちゃんの父親がヤクザの組長だということが学校中に知れ渡り、腫れ物のような扱いをされることに。
それに耐えられなくなったぼっちゃんは、ついに力を行使。いじめる側となって、その快感を味わいます。
こうしてぼっちゃんは、すべてを暴力で制するようになっていったのでした。

たこ(光石研)の親戚宅の前で、青山を捕まえたぼっちゃんは、青山を車に連れ込み、夕張(鶴見辰吾)の運転でとある料亭へ。
そこに、杉三平(磯村勇斗)(通称:ぺい)と垣根志麻(夏帆)も集められていました。
ぼっちゃんは垣根のことを青山の恋人だと勘違いしており、愛する恋人、大事な舎弟、そして自分、この3人のうち誰が青山の愛を一人占めできるかというゲームをはじめます。
珈琲版ロシアンルーレットと題して、3つの珈琲のうち1つに毒薬を仕込みました。毒薬入りの珈琲を引き当てた者は、一生青山の胸の内に残る=青山の愛をゲットできるとうそぶきます。
青山は、こんなことするなら自分に毒を飲ませたらいいと訴え続けますが、聞き入れてもらえません。それどころか、楽しみを邪魔すると一生珈琲を淹れられない体にしてやる、と脅されました。
すると、垣根がすぐさま1つを選んで、飲み干してしまいます。続いて、ぺいも。
命知らずなその行為にぼっちゃんが驚いていると、垣根は「青山さんが珈琲淹れられなくなるのは困りますから」と述べました。
それほどまでに慕われている青山に、さらに嫉妬を募らせたぼっちゃんは、残った1つを飲むことなく青山にぶっかけます。そして、思い通りにならないこともすべて暴力で制するようにしたいからと、腕っぷしが強かった青山に「僕もあんなふうにオシャレに力を振るいたい。やり方教えてよ」と指導を仰ぎます。そして、もしそれを拒むなら垣根を傷つけると脅したのでした。

8話(最終回)のあらすじネタバレ

暴力珈琲

暴力ですべてを制するようになったぼっちゃん(宮世琉弥)に、青山ー(中村倫也)は「そのやり方で手に入れたコーヒー牛乳はおいしかったですか?」と問いかけます。
ぼっちゃんの脳裏に蘇ったのは、同級生を脅して好きなだけコーヒー牛乳が飲めるようになったのに、なぜかまったく味がしなかった頃の記憶。
すると、これまで沈黙を貫いていた夕張(鶴見辰吾)が見かねて、青山が組を出て行ったときの真相と二代目(内田朝陽)の真意を語り出しました。

「青山が組の金を持ち出して、組を抜けた」ということになってますが、本当は、金は二代目が渡し、組を抜けて移動珈琲店をやりたいという青山の背中を押してやったのも二代目でした。
というのも、ぼっちゃんが誘拐されそうになった時に助けてくれたりと、何かとぼっちゃんの支えになってくれている青山に恩義を感じていたのです。
二代目は、息子であるぼっちゃんのことを本当に大事に想っていました。
亡くなった時の抗争も、相手の組がぼっちゃんに手を出そうとしていたため。この真実を夕張に口止めしていたのは、ほかならぬ二代目でした。親の死に自分が関係していると知ったら、辛い思いをさせるだろうから、と。

この真実を聞いても、「父は多忙で構ってくれることなんてなかった。自分を気に掛けていたなんてウソだ!」と言い張るぼっちゃん。
そんなぼっちゃんに、青山は、二代目との会話はいつもぼっちゃんについてだったと明かします。
「せがれは気が弱いところがあるが、見どころはある。三代目としての器がある」と期待していたことも。
とはいえ、幼くして親を亡くし、組を継ぐことになった重責はたいへんなもの。青山は、しばらくは夕張に組を任してみるのもいいのではないかと提案します。
しかしぼっちゃんは、「みくびるな!」と言い返し、偉大な父の期待に応えるべくガッツをみせたのでした。

ポップ珈琲

ぼっちゃんに開放された青山は、杉三平(磯村勇斗)(通称:ぺい)と垣根志麻(夏帆)と一緒に、本来の目的地であったたこ(光石研)の親戚宅へ。
たこの孫・マコ(宮野陽名)に案内され、たこの妻・幸子(市毛良枝)と出会います。たこの言っていた通り、綺麗で清楚な女性でした。
青山たちは、幸子に珈琲を振舞われ、それを一口飲んだ途端、たこの淹れた味と同じだと感じます。たこに珈琲の淹れ方を教えたのは幸子でした。

たこ(青年時・前田旺志郎)と幸子(青年時・森迫永依)は幼馴染で、病弱でいつも床に伏せていた幸子を元気付けようと、たこは足繁く幸子の家を訪ねていました。
その度に、幸子はおいしい珈琲を淹れてあげて、その珈琲を味わう時間が二人にとって至福のひとときでした。

ある日、幸子に縁談の話が出ます。相手は、親子ほども年の離れた地主。
「そんなところに嫁ぎたくない」と泣く幸子のために、たこは駆け落ちを決断します。
両親とは勘当となり、頼る者もいない中、二人は貧乏暮らしをすることに。
しかし二人は、支え合いながら幸せに暮らしました。

後に、男の子を授かります。
これにたこは喜びますが、元々病弱だった幸子が出産したことで、さらに体を弱らせることに。
お金も無く病院で診てもらうことも叶わなかったため、たこは幸子の実家を頼ることを決意。
幸子と縁を切ることを条件に、幸子を病院に連れて行く約束を取り付けたのでした。

おかげで幸子の状態は持ち直します。
が、これを境にたこは姿を消してしまったのでした。

たこの決断があったおかげで、自分は孫の顔まで見ることができたと言う幸子。
しかしその表情は、どこか悲しげでした。

青山は、たこの骨の一部(喉仏)を幸子に渡し、幸子と一緒の墓に入りたいというたこの願望を伝えました。そして、移動珈琲店をやりたいという夢を継いで、自分が移動珈琲店をやっているということも。
すると、「その夢は、私の夢でもあるのよ」と返す幸子。
昔、たこに珈琲の淹れ方を伝授したときに、その夢を語ったことがあったのです。自分とたこの夢が、こうして誰かに繋がっていることを幸子は喜びます。
そして、受け取った骨をおもむろに砕くと、それを珈琲の中に入れて飲み干す幸子。
「これでもう、たこさんはわたしの一部。わたしたちはずっと一緒です」と呟きました。

その後、幸子に珈琲を振舞う青山。
それを一口飲んで「たこさんの味だ…」としみじみする幸子でした。