ドラマル

2020年9月23日

ドラマ『バベル九朔』原作ネタバレ!1話から最終回までのあらすじ・キャスト・視聴率まとめ

ドラマ『バベル九朔』の1話から最終回までのあらすじを、原作ネタバレを含めてわかりやすく紹介しています。

菊池風磨さん主演の連続ドラマ『バベル九朔』を200%楽しむために、キャストや各話ゲスト、視聴率の推移をあらすじと一緒に随時更新してお届けしていきます。

※『バベル九朔』全話ネタバレ完了済み(2020年12月22日)。

見逃し配信をチェック

当記事には、『バベル九朔』の第1話から最終回までのネタバレが含まれています。先に内容を知りたくない方は、「Hulu」で第1話から最終回までの放送をご覧になれます。
※記事の公開日(更新日)時点の情報です。

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『バベル九朔』の基本情報

概要(見どころ)

シンドラ第13弾のドラマ『バベル九朔』は、万城目学の同名小説を原作とするスペクタクル冒険譚。

5階建て、築88年の雑居ビル「バベル九朔」の新米管理人で、脚本家になることを夢見る主人公・九朔満大(菊池風磨)が、すべての願いがかなう偽りの世界「バベル」へ巻き込まれ、本来存在してはならない「バベル」という世界を終わらせるため、ビルの中で大冒険を繰り広げる姿を描いた物語です。

キャスト一覧

  • 九朔満大(きゅうさく・みつひろ):菊池風磨(子役・西山蓮都)
    27歳、バベル九朔5F「管理人室」に住む脚本家になることを夢見る青年
  • 後藤健:髙地優吾(SixTONES)
    27歳、九朔の高校時代からの親友で満大と同居する
  • 四条さん:池田鉄洋
    52歳、バベル九朔4Fの探偵事務所「ホークアイ・エージェンシー」所長
  • 千加子ママ:佐津川愛美
    29歳、バベル九朔B1Fスナック「SNACKハンター」ママ
  • 双見くん:前原滉
    32歳、バベル九朔2F雑貨店「ラブ&ピース」店主
  • 市川さん:アキラ100%
    54歳、バベル九朔1F古レコード店「レコイチ」店主
  • 蜜村さん:村松利史
    65歳、バベル九朔3F画廊「ギャラリー蜜」店主
  • 青野楓:カラス女/フユコ
    カラスのように全身黒づくめで、スタイル抜群、大九朔の娘(7話で判明)
  • 川上凛子:白い服の少女
    不思議な世界「バベル」で、満大の前に突然現れた謎の少女
  • 九朔勝:上地雄輔
    九朔満大の父親、17年前に突然姿を消している
  • 紗耶香:渡邉心結
    四条さんの娘
  • 里美:宮本奈津美
    四条さんの妻
  • くらまし:工藤景
    バベルに住み着く化け物
  • 正田涼子:鳴海唯
    健が高校時代から想いを寄せていた女性
  • 高橋賢太郎:佐々木亮
    涼子の婚約者
  • 莉子:吉田美月喜
    市川さんの姪
  • 石原彩音:西原愛夏
    人気グラドル
  • 双見茂雄:樋渡真司
    双見くんの父
  • モエカ:愛甲千笑美
    人気モデル
  • 大九朔:西原誠吾
    満大の高祖父
  • 聡:潤浩
    千加子の息子

スタッフ一覧

  • 原作:バベル九朔
    作者:万城目学
    出版社:KADOKAWA
    雑誌・レーベル:角川文庫
  • 監督:筧昌也、田中健一
  • 脚本:田中眞一、吹原幸太
  • 音楽: 野崎美波
  • 主題歌
    曲名:NOT FOUND
    歌手:Sexy Zone
    レーベル:TOP J Records
  • チーフプロデューサー:福士睦
  • 企画プロデューサー:長松谷太郎
  • プロデューサー:藤森真実、高橋淳之介、宇田川寧
  • 編成企画:前田直彦、川口信洋
  • 制作プロダクション:ダブ
  • 製作著作:日本テレビ ジェイ・ストーム

各話の視聴率

『バベル九朔』各話の放送後、視聴率がわかり次第情報を追加します。
※『バベル九朔』は、ビデオリサーチによる視聴率の発表がないため、SNS(Twitterつぶやき数など)の反響をもとに、視聴熱を5段階(★)で発表します。

各話放送日視聴率
1話10月19日★★★★★
2話10月26日★★★★★
3話11月2日★★★★★
4話11月9日★★★★★
5話11月16日★★★★★
6話11月23日★★★★★
7話11月30日★★★★★
8話12月7日★★★★★
9話12月14日★★★★★
10話・最終回12月21日★★★★★

ドラマ『バベル九朔』の最終回ネタバレ(予想)

脚本家になる事を夢見る青年が、執筆に専念するために一年間限定で高祖父が建てた雑居ビル「バベル九朔」の管理人をすることになりました。
探偵事務所や、スナックなど個性的なテナントがそろっているバベル九朔ですが、ある日、主人公は地下の物置部屋からもう一つの世界「すべての願いが叶う偽りの世界 バベル」に迷い込んでしまいます。

主人公の九朔満大を演じるのは、SexyZoneの菊池風磨さん。満大の高校時代からの親友役でSixTONESの高知優吾さんも出演されます。
原作は万城目学さんで、このバベル九朔は万城目さんの自伝的小説といわれています。それはなぜかというと万城目さん自身が主人公と同じように小説家を目指しながら雑居ビルの管理人をしていた時期があったからだそうです。

原作の結末は、崩壊が始まったバベルの世界、この世界を存続させるためには祖父の血を受け継いだ満大がこの世界に留まらなければなりません。「戻る」といって元の世界へ帰りバベルを見捨てるか、「ここにいる」といってバベルの中で生きるのか。
「ここにいる」と宣言した瞬間に、満大は5階の管理人室へと辿り着きます。管理人室へと戻った満大は書き溜めていた原稿用紙の束の表紙に、「バベル九朔」と書き込むのでした。
夢の世界を拒絶し元の世界に戻ったのか、自分の夢である小説をバベルに与えたことでその塔をさらに伸ばすことになったのか、原作では明らかにされず読者の解釈にゆだねられるラストでした。

ドラマ版では、原作の世界観のまま設定やストーリーを大幅にアレンジされており、「バベル九朔」の築年数も原作小説では築38年からドラマ版では築88年へと50年も伸びており、原作以上にいろいろなテナントが登場しそうです。
バベルを終わらせるため主人公がバベルと現実世界を駆け巡る、と書いてあるのでドラマ版では主人公と様々な登場人物が協力し、主人公は現実世界で生きていくことを選ぶ、という結末になると予想します。

『バベル九朔』各話のあらすじ

2020年10月19日から日本テレビ系にて放送開始された菊池風磨さん主演の連続ドラマ『バベル九朔』の各話あらすじネタバレを、放送後に随時更新してお届けしていきます。

1話のあらすじネタバレ

脚本家になることを夢見る青年・九朔満大(菊池風磨/Sexy Zone)は、高校時代からの親友・後藤健(髙地優吾/Six TONES)と共に、古い雑居ビル「バベル九朔」へとやってきました。
「バベル九朔」は、満大の高祖父・大九朔(西原誠吾)が建てたもの。以来、一族で代々このビルの管理人を務め、満大の父・九朔勝(上地雄輔)も管理人をしていました。
勝は幼い頃の満大(子役・西山蓮都)に、「管理人の仕事とは、ここで暮らす人々が快適に暮らせるようサポートし、悩みやトラブルを抱えてる人たちを助けることだ」と語っていました。

満大は、脚本の執筆に専念するため、一年間限定で「バベル九朔」の管理人をすることに。
健も満大の脚本でいつしか監督デビューしたいという夢があり、ついてきたのでした。

5Fにある管理人室に行くと、四条さん(池田鉄洋)が出迎えてくれました。
四条さんは、4Fの探偵事務所「ホークアイ・エージェンシー」の所長。
満大のおばさんから、ビルのことを教えてやってほしいと頼まれたという。
四条さんは、満大に管理人業務を記したファイルと鍵を渡しました。
ファイルには「毎月20日が家賃の回収日」と記載。そして今日がまさに20日。そこで満大がさっそく「家賃回収に行かなくちゃ」と言うと、四条さんは「明日でもいいじゃない」と話題を逸らしました。
そこへB1Fでスナックを営む千加子ママ(佐津川愛美)がやってきて、満大たちを強引にスナックへと連れて行きました。

スナックには「バベル九朔」に住む個性的な住人が勢ぞろい。
3Fで画廊「ギャラリー蜜」を営んでいる蜜村さん(村松利史)、2Fで雑貨屋「ラブ&ピース」を営んでいる双見くん(前原滉)、1Fで古レコード店「レコイチ」を営んでいる市川さん(アキラ100%)。
皆で満大たちの歓迎会を開いてくれました。
全員が揃ってるということで、満大が家賃回収の話をし出すと、皆一斉に黙りこくってしまいます。
そんな中、市川さんだけが家賃を出しました。しかも滞納分も含めた大金。
この金をどうしたのか、まさか悪いことに手を染めてしまったのでは…と皆は心配します。がしかし、陽気な住人たちは「これで酒を飲もう」とまた騒ぎ出したのでした。

翌日、満大は施設確認のため各階を周り、屋上へ。
するとそこに四条さんの姿が。
四条さんは満大の父・勝ととても仲が良かったそうで、その人柄や思い出について語ってくれました。
そんな他愛の無い話をしていると、ふと四条さんの様子がおかしくなり、「紗耶香…」と呟きながらフラフラと立ち去ってしまいました。

その後間もなく、B1Fの千加子ママから悲鳴が上がります。
掃除をしていたら大きなネズミが出たとのこと。そこで満大は、ネズミ駆除を頼まれます。
鳴き声を辿っていくと、そこには物置の扉が。満大は鍵を使って開けます。
中へ入ると「バベル…」と幻聴のような声が耳元でしただけで、ネズミの姿はありませんでした。
首を傾げて外へ出ると、目の前に白い服の少女(川上凛子)がいました。
少女は満大に「ここは現実じゃない、バベル。あんたの知ってる世界じゃない。ひとりで外に出たら危ないよ」と忠告。
けれどあまりに突拍子もないことで、信じることができない満大。
そこで少女は、百聞は一見に如かずと、満大を外に連れ出します。
ちょうどその時、四条さんが娘の紗耶香(渡邉心結)と手を繋いでビルに帰って来ます。四条さんにとくに変わった様子はなく、満大は少女に「何が危険なんだ?」と問いました。
すると急に、街行く人々の姿がゾンビのような怪物に変貌。満大は怪物たちに襲われます。
少女は「バベルの中なら安全だから」と、中へ逃げるよう急かしました。

命からがら、なんかとビルの中へ。
四条さんのいる4Fへ行くと、やはり変わった様子もなく、満大の怪物話も信じません。
これから用事があるからと、そそくさと出掛けてしまいました。

とりあえず管理人室に戻ると、今度は健の姿がありません。
かわりに少女がいて「今、バベルは四条さんを狙っている」と告げられます。

するとその時、全身黒ずくめのカラス女(青野楓)とカラスの大群が現れて満大を急襲。
「逃げて!」と叫ぶ少女の助けを得て、なんとか屋上へ逃げるも、カラス女に捕らえられてしまいます。
少女は「そこから飛び降りて!大丈夫、わたしを信じて」と促しますが、飛び降りたら死んでしまうと恐れた満大は一歩が踏み出せません。そう躊躇しているうちに、満大はカラス女に屋上から突き落とされてしまいました。
その後、カラス女はカラスの姿となって飛び去ったのでした。

2話のあらすじネタバレ

地下の物置部屋の前で気を失っていた九朔満大(菊池風磨/Sexy Zone)。
意識を取り戻すと、白い服ではなく、いつもの普段着に戻っていました。
ビルの中にはちゃんと住人もいて、「四条さん(池田鉄洋)とパチンコに行く約束をしていたのに、どこにもいない」と首を傾げる蜜村さん(村松利史)たち。
満大は白い服の少女(川上凛子)から「現実世界で夢を諦めてしまった人は『バベル』に取り込まれる」と言われたことを思い出します。
気になった満大は「まさか、四条さんが…」と半信半疑で、再びバベルの世界に行ってみることに。

物置部屋の中に入ると、また白い服装に変わり、目の前には少女の姿が。
少女はバベルについて教えてくれました。

バベルは現実のすぐ裏にある並行世界。
バベルにはエネルギーが必要で、叶わない夢を追い求めている人間を食べて、その夢を追う無駄な時間をエネルギーに変えているという。
そのためにバベルは、迷い込んだ人に偽りの幸せを与えて、「おれはずっとここいる」という言葉を口にするのを虎視眈々と狙っているとのこと。
そして、満大は九朔家の血筋だから、現実世界とバベルの世界を行き来しても記憶が保持できる、とも。

バベルの真実を知った満大は、四条さんを心配し様子を見に行きます。
四条さんは、娘の紗耶香(渡邉心結)と浮かれた様子で探偵事務所を畳もうとしていました。
なんでも宝くじが当たって、これからは紗耶香と一緒に悠々自適に暮らすとのこと。
満大が何度も「ここは現実じゃない」と伝えても、まったく聞き入れてくれません。
そこで、うまく四条さんを説得できる材料を得るため、現実世界に戻って四条さんについて調べることに。

四条は元々、大手探偵事務所で働いていました。
「人を幸せにしたい」という想いで始めた探偵業でしたが、そこでは浮気調査ばかりで、依頼をこなす度に依頼者の悲しむ顔を見るという、ツラく悩んだ時期がありました。
その時、娘の紗耶香が「お父さんは自分のやりたいことをやって。お金ならわたしもバイトをして稼ぐから」と言葉をかけてくれました。
この言葉に背中を押された四条さんは一念発起して、大手探偵事務所から独立することに。
「バベル九朔」に来て、「ホークアイ・エージェンシー」を立ち上げました。
その看板には、紗耶香が考えてくれたキャッチコピー「あなたの笑顔を守ります!」を添え、その言葉通り、あまり稼げない依頼(失せ猫捜しなど)でも積極的に受けて、依頼者を笑顔にしてきた四条さん。

そんなある日、紗耶香が交通事故で亡くなってしまいます。
これをきっかけに人生の歯車が狂い出し、妻・里美(宮本奈津美)とも離婚。
以降、冴えない日々を送るように。

満大は、紗耶香のキャッチコピーが書かれた看板を手に、再びバベルにいる四条さんのもとへ。
「四条さん、紗耶香さんはもう死んでいます。目を覚ましてください!このキャッチコピーを考えてくれた紗耶香さんが、事務所を畳むことを望むはずないじゃないですか!」と説得します。
この言葉にハッとする四条さん。
一時は、娘との幸せな時間に溺れ「おれはずっとここにいる」と言いかけたものの、満大の説得により正気を取り戻し、おかげで現実への扉が開門。無事、四条さんは現実へと帰っていきました。

紗耶香に化けていたバベルに住み着く化け物・くらまし(工藤景)は激怒し、邪魔者である満大に襲い掛かります。が、少女が窓から突き落としてくれたおかげで、満大は逃げることに成功したのでした。

3話のあらすじネタバレ

ある日、後藤健(髙地優吾/Six TONES)が機嫌良く帰宅。
ティッシュ配りのバイト中に、かつて九朔満大(菊池風磨/Sexy Zone)との自主映画でヒロインを演じた正田涼子(鳴海唯)を見かけたという。
涼子は健が高校時代から想いを寄せていた女性で、「もしまた涼子に会えたら告白する」と意気込みます。
そこへ「涼子は大阪に就職したはずだから東京にいるのはおかしい。見間違いではないか」とツッコむ満大。
そこで健は、探偵をしている四条さん(池田鉄洋)に涼子の調査を依頼しました。

調査結果は、健にとって散々なものでした。
東京にいるのは事実だったものの、涼子には高橋賢太郎(佐々木亮)という婚約者がおり、その会社員と結婚するために東京へ戻ってきたのだという。
健はショックを受けます。
さらに追い打ちをかけるように、もうひとつ残念な出来事が。
満大が応募した脚本コンクールの一次審査落選の知らせが来たのです。満大としては自信作だったため、「これで通らないのであれば自分はもうダメだ。もう脚本は書かない」と言い切ってしまいます。
健は、満大の書いた脚本で監督をするという夢を抱いていたので、これまたショック。
健は満大と口論の末、部屋から出て行ってしまいました。

その後、いくら待っても戻ってこない健。電話も繋がりません。
満大は「まさか健もバベルに…!」と危機感を募らせ、物置部屋の中へ。

案の定、バベルの世界に健がいました。
そして涼子の姿も。
涼子は「じつは出会った頃から健のことが好きだった。だから健のために婚約者と別れた」と語ります。
その後さらに、バベルの世界の満大もやってきて、本物の満大の首を絞め付け、満大は意識を失ってしまいます。

意識を取り戻すと、目の前に白い服の少女(川上凛子)が現れました。
今、バベルはこの世界を維持するためのエネルギー(=人々の無駄な時間)が不足しており、危険な状態だという。そのため、健を連れ戻すために現実世界に戻って調べる時間も無いだろう、とのこと。
けれど満大は「大丈夫、あいつのことは俺が一番知っている。調べる必要もない」と答え、あらためて健のもとへ。

涼子と楽しい時間を過ごしている健に、満大は現実を突きつけます。
そのひとつとして、涼子が語っていた「じつは出会った頃から健のことが好きだった」は嘘だと論破。というのも、満大は高校時代、涼子に迫られ、罪悪感を抱きながらもこっそり付き合っていたのです。

真実を知った健の前に、現実世界へと繋がる扉が開かれます。
がしかし、健は「最初から、包み隠さず話してほしかった。満大にとって自分はなんでも打ち明けたり、相談できる仲でいたかった」と憤慨。バベルの世界の満大は、何かと健に意見を求めていました。その理想の姿に惑わされた健は、とうとう「俺はここにいる!」と宣言。
すると突然、扉から黒い触手が出てきて健を捕獲。健はバベルの中に取り込まれてしまい、扉は閉ざされてしまいました。

その後、現実世界に戻ってきた満大は、住人たちに健のことを尋ねますが皆一様に「健って誰?」と、そもそも健という人物を忘れ去ってしまったかの様子。
さらに、健の私物や、写真からも健の姿が消えており、健が存在していたという痕跡が全て消されてしまったのでした。

4話のあらすじネタバレ

親友・後藤健(髙地優吾/Six TONES)を失ったショックから立ち直れない九朔満大(菊池風磨/Sexy Zone)は、脚本の執筆を完全に諦め、管理人の仕事も辞め、健とともに過ごした「バベル九朔ビルヂング」からも出て行くことを決意。
四条さん(池田鉄洋)が必死に引き止めようと説得するも耳を貸さず、荷造りをはじめます。

そんな中、1Fでレコード店「レコイチ」を営む市川さん(アキラ100%)が、ロリータ姿の姪・莉子(吉田美月喜)と何やら揉めた様子でやってきます。
「赤字続きでモチベーションが低下したから、店を畳む」という市川さんに、莉子が「そんなの今に始まったことじゃないでしょ!」と食って掛かり、二人は喧嘩に。
満大と四条さんはその騒動に巻き込まれてしまいます。

しばらくした後、莉子から、市川さんの姿が消えたとの知らせが入ります。
満大は、すぐにバベルの世界へ迷い込んでしまったのだと察します。そして、親友を失った辛い失敗を二度と繰り返すまいと、市川さんをバベルから現実世界に呼び戻すため動き出す満大。

バベルの世界へ行くと、案の定、市川さんの姿があり、莉子と楽しそうに語り合っていました。
なんでも、ギターの腕前を買われて、バンドデビューしないかとスカウトされたという。

満大は現実世界に戻り、探偵の四条さんに力を借りて、市川さんのことを調査。
市川さんは25年前にバンドを組んでおり、メジャーデビューも果たしていたことを突き止めます。ただ、メジャーデビューといっても発売されたCDは1枚きり。
市川さんが酔って暴漢に襲われたとき、右手首を痛めつけられ、ギターが満足に弾けなくなってしまったのです。
その後、市川さんとバンドを組んでいたメンバーは、代わりのメンバーを加えて「ハードエイト」(ザ・ノンスターズ)という名で再結成。以後、スターダムを駆け上がり、アメリカで活躍するほどの大物バンドとなりました。
市川さんとしては、それが悔しくて歯痒くて仕方なく、もう音楽には関わりたくないとレコード店の閉店を決意したのでした。

そんな市川さんに、満大は「ここでやめてしまったら、今までの努力や思い出が全て無かったことになってしまう。どうか諦めないで」と説得。これは自分への言葉でもあり、健と過ごした日々を無かったことにさせないためにも、今後も脚本の執筆を続けることにしたと胸中の変化を明かします。
市川さんは満大の真摯な言葉と決意に心動かされ、現実世界に戻ることを選択しました。

現実世界に戻った市川さんは、音楽を目指す若者が練習できる場を提供したいと、レコード店をスタジオに改装することに。
これまでと変わらず楽しそうに音楽に携わる市川さんの姿をみた莉子は、とても喜んだのでした。

5話のあらすじネタバレ

ゴミ捨て場がビルに住み着く巨大ネズミ(「ミッキー」と命名)に荒らされ、頭を悩ませる住人たち。どうやってネズミを退治しようかと考えを巡らせます。
するとそこへ、「ネズミも同じ地球船の乗組員だから、退治しないで!」とラブ&ピースな訴えをする双見くん(前原滉)。彼は「バベル九朔」の2Fで雑貨屋「ラブ&ピース」を営んでいます。とはいえ、この店も例に違わず閑古鳥が鳴いており、開店休業状態。
そんな双見くんは、千加子ママ(佐津川愛美)と蜜村さん(村松利史)が「アジフライにはソースか?醤油か?」で揉めている際も、見事に平和的仲裁をしてみせました。

ある日、千加子ママの「SNACKハンター」で双見くんの誕生日パーティーを開くことに。
宴もたけなわな折、突然、双見くんの携帯が鳴ります。電話に出た後、双見くんの様子が急変。らしくなく、自棄を起こしたかのように酒を煽りました。

翌日、双見くんの姿が消えてしまいます。
九朔満大(菊池風磨/Sexy Zone)は双見くんを捜すべくバベルへ。そこは、世界中から戦争や紛争がなくなり、不治の病の特効薬も生まれるという平和すぎる世界になっていました。
満大は「夢が世界平和なんて人、説得できるかな…」と不安になります。
すると白い服の少女(川上凛子)が現れ、よく観察すれば突破口があるはずと助言。
たしかに、ひとつの違和感がありました。
世界平和という高尚な夢の実現に喜ぶ一方で、人気グラドル・石原彩音(西原愛夏)とイチャついて鼻の下を長くしていたのです。

満大は現実世界に戻って、双見くんのことを調べることに。
すると店に、双見くんの父・双見茂雄(樋渡真司)がやってきます。茂雄は先祖代々の洋食店を営んでおり、その洋食店を継ぐのが嫌で家を飛び出してしまった双見くんを心配していたのです。誕生日の電話も、茂雄からの電話でした。
満大は、父の想いを伝えるため、ふたたびバベルにいる双見くんのもとへ。
双見くんは、絶対家には帰らないと主張。
「家業を継ぐなんてまっぴらごめん。本当は何もせず穏やかにダラダラ過ごしたい」と本音を漏らします。「争いのない世界平和」という夢は、そんなぐうたらな本音を隠すための建前だったのです。
けれど満大は、茂雄が家に連れ戻すために来たのではなく、純粋に息子の生活を心配しており、息子には自分の好きな道を歩んでほしいと願っていることを伝えました。
「店も大事だけど、それ以上に息子の人生のほうが大事だ」と。
そして茂雄が双見くんのために、わざわざ大好物のシチューを持参してくれたことも。
双見くんは、ぐうたら過ごせるバベル世界に後ろ髪を引かれながらも、そのシチュー食べたさに現実世界へと戻ったのでした。

事の顛末を少女に伝える満大。
そういえば…と、少女が以前「この世界にしかいられない」と言った言葉が気になり、その理由を尋ねます。
するとそこへ、満大の父・九朔勝(上地雄輔)が現れ、「ひさしぶりだな、満大」と声をかけてきました。

6話のあらすじネタバレ

バベルの世界で17年ぶりの再会を果たした九朔満大(菊池風磨/Sexy Zone)と父・勝(上地雄輔)。
感動の再会もつかの間、そこにカラス女(青野楓)が現れ、勝や白い服の少女(川上凛子)に攻撃を仕掛けてきます。勝はカラス女やバベルについて何か知っている様子でした。
満大は疑問だらけの状況に混乱しながらも、カラス女に追われる勝を助けようとその後を追います。が、これ以上は危険だからと、少女に窓から突き落とされ、現実へと戻ったのでした。

現実世界のバベルでは空き巣騒動が起きていました。
千加子ママ(佐津川愛美)のスナック「SNACKハンター」以外の全てのテナントが、空き巣に荒らされたという。ただ、店内を荒らされただけで何かを盗られたといった被害はなし。
空き巣捜査にやってきた刑事(安部賢一)は、「SNACKハンター」だけ被害から逃れたということと、シングルマザーで借金まみれの千加子ママが怪しいと疑います。

満大はとりあえず状況を確認すべく、住人たちに話を聞いてみることに。
その中で、空き巣騒動とは関係ないものの、3Fで画廊「ギャラリー蜜」を営んでいる蜜村さん(村松利史)さんから興味深いことを聞きます。
蜜村さんは、これまで20回以上も店を潰しながらも(タイ古式マッサージや水売り、等身大パネル販売など)、42年もの間、「バベル九朔」で商売を続けているという。
そんな商売の才覚がない蜜村さんが、ずっと続けてきた理由は、師匠から「くたばるまでここで商売をしなさい。それがお前の役目だ」と言われたため。店には、その師匠から受け継いだという肖像画が店に飾られており、そこに描かれた人物はどこか満大に似た雰囲気の男性でした。

しばらくした後、四条さん(池田鉄洋)から、探偵事務所に設置した防犯カメラに犯人が映っていたとの連絡が入ります。
見ると、そこにはカラス女が映っていました。
千加子ママが犯人ではなかったことにほっとするも、なぜバベル世界の住人であるカラス女がこの現実世界に現れたのかと、満大は疑問に感じます。

するとその時、千加子の息子・聡(潤浩)が「突然、ママがいなくなった!」とやってきます。それと同時に、蜜村さんまでもいなくなってしまったという連絡が。

満大はバベル世界へと向かいます。
B1Fの「SNACKハンター」を訪ねると、客が大勢来ていて大繁盛。人気モデルのモエカ(愛甲千笑美)まで来ていました。
満大は、幸せそうにはしゃぐ千加子ママに「ここは現実じゃありません」と訴えかけますが、聞き入れてもらえません。

次に、蜜村さんのもとへ向かおうとすると、目の前にカラス女が現れ「扉をどこに隠したの?扉をよこしなさい!」と襲ってきて、少女を人質に取られてしまいます。
満大は何が何だかわからず混乱。ただ、少女を助けるために、カラス女とともに扉探しに付き合うことに。

カラス女が求めている「扉」は蜜村さんのテナントが入っている3Fにあるという。
そこで3Fに向かいますが、扉の様子がいつもと違います。入ってみると、画廊ではなくタイ古式マッサージ店でした。それは蜜村さんが過去に経営していた店。
そして階段を上ると、今度は等身大パネル販売の店。
つまり、蜜村さんがこれまで経営していた過去の3Fが続く異空間となっていたのです。カラス女は、この過去の3Fのどこかに「扉」があると断言。
満大は、カラス女に付き合うかたちで、延々と過去の3Fが続く階段を上っていきます。
店の業態が千差万別で、店内は統一感がないものの、ひとつだけ共通しているものがありました。
それは師匠から受け継いだという肖像画です。その肖像画は、カラス女曰く、満大の高祖父・大九朔(西原誠吾)の若かりし頃を描いたものだという。
肖像画を見つめるカラス女と大九朔との間になにか因縁めいたものを感じる満大でした。

7話のあらすじネタバレ

カラス女(青野楓)に連れられ、「扉」を探すために「バベル九朔」の3階の歴史を振り返ることになった九朔満大(菊池風磨/Sexy Zone)。
どこまで階段を上がっても、これまで蜜村さん(村松利史)が経営してきた店が延々と続き、ついには蜜村さんが初めて開いた店「画廊 九朔」に辿り着きます。
そこに、自画像(蜜村さんの店に飾られていたもの)を描く青年時代の大九朔(西原誠吾)がいました。
大九朔はカラス女に「フユコ」と呼び掛け、カラス女と不穏な会話のやり取りをします。
そのやり取りの中で、カラス女が大九朔の娘ということが判明。
カラス女は大九朔により蔵に閉じ込められていた過去があり、それを恨んでいました。
しかし、それは親戚からフユコを守るためだと弁解する大九朔。このバベル世界も、フユコと2人で穏やかに暮らすために作ったという。
大九朔はカラス女に「お前はわたしの大事な娘だ。ここで一緒に暮らそう。だから『わたしはここにいる』と言っておくれ」とせがみます。
すると、カラス女は「ここにいる」と躊躇いながらも宣言。黒い触手に捕らわれ、バベルの中に取り込まれてしまいました。

その衝撃で気を失ってしまった満大。気付くと現実世界に戻っていました。
現実世界では、相変わらず千加子ママ(佐津川愛美)が行方不明。
探偵の四条さん(池田鉄洋)が何か手掛かりはないかと、千加子の身辺調査をしてくれました。
すると、千加子ママには多額の借金があり、銀行のブラックリストにも載せられ、それ故に闇金で借りるほかなく、借金が雪だるま式に増え続けているという悲惨な状況にあると判明。
千加子ママの息子・聡(潤浩)は「僕のせいだ…」と自分を責めます。
というのも、聡は心臓病を患っており、その治療費を捻出するために千加子ママは多額の借金をし、いつも働き詰めだという。そのことに心を痛める聡が見ていられず、満大は千加子ママを連れ戻そうと、あらためてバベルの世界へ。

繁盛したスナックで、大金を手にしながら喜ぶ千加子ママ。
その千加子ママに「それはあなたの本当の望みではないでしょう?あなたは大金を手にして贅沢をしたいわけじゃない。現実世界へ帰りましょう」と促します。
すると、聡に化けた「くらまし」が現れ、「今度、野球の試合があるから見に来てよ。この世界でなら僕は元気でいられるし、ずっと一緒にここにいよう」とせがまれ、心が揺れる千加子ママ。
満大は「本物の聡はそんなことは望まない。仕事で忙しい母を気遣って、やっと出れるようになった試合も、母に少しでも休んでほしくて『来ないでほしい』と言う子だから」と論破。
これに気付かされた千加子ママは現実世界へと戻っていきました。
満大はこれに安心するも、いつもはここで現れるはずの白い服の少女(川上凛子)やカラス女が現れないことに、一抹の不安と寂しさを感じるのでした。

現実世界に戻ると、蜜村さんが何食わぬ顔で3階にいました。
温泉旅行で、数日空けていたとのこと。
てっきりバベル世界に迷い込んでしまったのかと思い込んでいた満大は、胸をほっと撫で下ろしたのでした。

8話のあらすじネタバレ

千加子ママ(佐津川愛美)が現実に戻ってきて一週間。
九朔満大(菊池風磨/Sexy Zone)は脚本を執筆しながら、このビルで唯一、バベルの世界から帰って来れなかった後藤健(髙地優吾/Six TONES)のことを考えていました。

その頃、バベルの世界では。
大九朔(西原誠吾)を前にして「ここにいる」と口にし、四方が見えない壁に囲まれた異空間へと飛ばされたカラス女(青野楓)が、同じくバベルの世界に取り込まれてしまった健と遭遇します。
カラス女は、状況が良く飲み込めていない健に、バベルについて知っていることを話しました。
このバベル世界は、大九朔が不治の病を患った娘を生き長らえさせるために作った平行世界だということ。
バベル世界を維持するにはエネルギーが必要で、叶わぬ夢を追い続ける人のいわば「無駄な時間」をエネルギーとしていること。
そのエネルギーを補給するために、数十年に一度、バベルの使いである巨大ネズミ(満大たちが「ミッキー」と呼んでいるネズミ)が現れて、「バベル九朔」の住人たちを取り込んでいること。
ただし今回、取り込むことに成功できたのは健だけでした。
バベル世界に詳しいカラス女に、健は「現実に戻るなら、一緒に連れてって!」と助けを求めますが、カラス女でさえも現実世界への戻り方についてはわからないという。
カラス女の目的は、バベル世界の中心部にある「タネ」を破壊し、この偽りの世界を消滅させることで、それが達成できれば自分も消滅するつもりだと話しました。

そうこう話をしている二人は、気付くと、バベル世界の化け物「くらまし」に取り囲まれてしまいます。
逃れようと、がむしゃらに手を振り回す健。
すると、指先が赤く光り、くらましを弾き飛ばしました。
くらましはその赤い光を怖がっている様子で、試しに手をかざしてみると、くらましたちは闇に消え去っていきました。

一方その頃。
健をなんとか救い出せないかと頭を悩ませていた満大。
今回、唯一バベル世界に迷うことなく、かつカラス女が「過去の蜜村さん(村松利史)の店に『扉』があるはず」と思わせぶりなことを言っていたことから、バベル世界と何らかの関係があるのではないかと思い、蜜村さんと話をしてみることに。
満大からバベル世界の話を聞いた蜜村さんは、全く同じようなことを満大の父・勝(上地雄輔)からも一度聞いたことがあるという。その話を聞いた当時も、今と同様に巨大ネズミ「ミッキー」が現れ、騒動になっていたとのこと。

蜜村さんからの興味深い話の最中に、テレビ局のプロデューサー・山下(竹井亮介)と名乗る男から「先日応募された脚本を映画化したい」との電話が掛かってきます。
これにおもわず顔がほころぶ満大でした。

9話のあらすじネタバレ

テレビ局のプロデューサー・山下(竹井亮介)から「脚本を書いてみないか」と声をかけられた九朔満大(菊池風磨/Sexy Zone)。
そんな夢への実現に一歩前進した満大に、バベルの住人たちはまるで自分のことのように喜び、祝福しました。
満大は、親友・後藤健(髙地優吾/Six TONES)のためにも脚本家として成功しようと、必死に執筆します。
しかし実態は、満大が書いたプロットを別の脚本家が利用するというもので、その屈辱に満大は脚本家という自分の夢に絶望してしまいます。

ところが翌朝、目を覚ますと、山下がやってきて「先生(満大)の書いた脚本のおかげでドラマ視聴率が全話20%超え!大好評です!」と聞かされます。手元の雑誌には「人気脚本家・九朔満大インタビュー」の文字が。
これらの状況から、ここがバベルだと気付く満大。しかしそうと知りながらも、すべての夢が叶うという理想的な世界に、思わずテンションが上がってしまいます。
そこで満大は、バベル世界の「自分の思い通りにできる」ことを利用して、父・勝(上地雄輔)に会いたいと願掛けしてみることに。すると、満大の願い通り、勝が現れました。
満大は、勝と失った17年間を埋めるかのように親子水入らずの楽しい時間を過ごしたのでした。

しばらくすると、「二人で映画をつくれることになったぞ!」と喜びの声を上げる健まで現れます。
満大が脚本を書いて、その脚本で健が映画監督をする。二人の学生の頃からの夢が実現し、嬉しくてたまらない満大。
喜び勇んで映画制作発表記者会見に臨みます。
壇上には満大と健、そして勝も同席し、会場にはたくさんの記者と、バベルの住人たちも応援にきていました。

会見中、記者からはたくさんの賞賛と期待の声が掛けられ、気分は最高潮。
しかし終盤、「最後に一言『ぼくはここにいます』という言葉をください」との声が上がり、満大は困惑。満大は、その言葉を口にするのをためらいます。
すると横にいた勝からも「はやく言うんだ!俺と一緒にいたいんだろう?」と急かされます。そして会場にいたバベル住人たちからも「言って!」コールが。
それらの気迫に圧されて、思わず口にしそうになった瞬間、健が割って入り、ここがバベルの世界であることをあらためて気づかせ、満大の目を覚まさせました。
健は、バベル世界に取り込まれた本物の健だったのです。
そして、カラス女(青野楓)も現れ、満大を取り込もうとする勝に向かって「満大には手を出すな!」と声を上げたのでした。

10話(最終回)のあらすじネタバレ

九朔満大(菊池風磨/Sexy Zone)の目を覚まさせた後藤健(髙地優吾/Six TONES)は、記者会見の直前に、健に化けていた「くらまし」と入れ替わったという。
なぜバベル世界の闇(深淵)に囚われた健が仮想空間に戻れたかというと、「俺はここにいる」と宣言して闇に囚われそうになったとき(第3話)、救おうと差し伸べた満大の手を掴んだときに引っ掻いてしまい、指先に満大の血が付いていたため。九朔家の正統な後継者である満大の血には、「くらまし」を退け、バベル世界の闇から抜け出せる力があったのです。

満大を助けこのバベル世界を終わらせようと駆け付けたカラス女(青野楓)と白い服の少女(川上凛子)は、自分たちの正体とバベル世界が作られた経緯を満大に明かしました。
カラス女は、大九朔(西原誠吾)の愛人・使用人の女性との間にできた娘・フユコでした。愛人との子ということで「汚れた子」として一族から忌み嫌われ、蔵に閉じ込められてしまいます。
ずっと蔵で過ごしたフユコにとって、蔵の小さな明かり取り窓から見えるカラスだけが唯一の友達でした。
一方、白い服の少女はハルミという名で、正妻の娘として皆から愛され何不自由なく暮らしていました。がしかし、10歳のときに原因不明の不治の病に冒されてしまいます。それを悲しんだ大九朔が、ハルミを死なせないために、このバベル世界を作り出したのです。
大九朔はハルミをバベル世界に送り込み、大九朔自身は現実世界とバベル世界を行き来して、ハルミとのふれあいを楽しみました。
自身が高齢になって死んだ後も、息子の九朔勝(上地雄輔)(満大の父)に憑依して、ハルミとの時間を楽しんだのでした。

しかし、永遠ともいえる時をバベル世界で過ごし、虚しさや孤独に苛まれていたハルミは、もう終わらせたいと勝に憑依した大九朔に訴えかけます。
それでも大九朔は、エネルギーが欠乏したバベル世界を維持させるべく、満大を取り込もうとしつこく迫りました。
そこへ、カラス女が黒い羽を勝の体に突き刺し、大九朔の魂を引き剥がすことに成功。
ところが、行き場を無くした魂は、次にハルミへと憑依してしまいます。
ハルミは大九朔に意識を支配されそうになるのを必死に抵抗し、満大へ、3Fにあるバベル世界の『タネ』を破壊するよう頼みました。

3Fへ行って、タネを探す満大。
大九朔の肖像画に隠されているのだろうと気付き、絵を切り裂きます。
枠だけになったものを裏側から見ると、眩しい光を放つタネのある空間が広がっており、満大はそれを破壊したのでした。

バベル世界とともに、大九朔、そしてカラス女や白い服の少女も消滅しました。
それは、カラス女や少女の本懐でもありました。

現実世界に戻った満大は、バベル世界での体験を脚本に起こし、そのタイトルを『バベル九朔』としたのでした。