ドラマル

2022年3月29日

『未来への10カウント』ネタバレ!ドラマ最終回までのあらすじ・結末考察

ドラマ『未来への10カウント』の1話から最終回までのあらすじを、ネタバレを含めてわかりやすく紹介しています。

『未来への10カウント』は、『HERO』『CHANGE』『まんぷく』『龍馬伝』を手掛けた脚本家・福田靖によるオリジナルの学園スポーツドラマです。

数々の不運に見舞われ生きる希望を完全喪失した元アマチュアボクサー主人公・桐沢祥吾(木村拓哉)が、高校ボクシング部のコーチに就任して、迷える若者たちを変えていくと同時に、徐々に自分自身も変化していく姿を描いた物語です。

※最新話のネタバレは、リアタイ(視聴)後に追加します。

見逃し配信をチェック

当記事には、『未来への10カウント』の第1話から最終回までのネタバレが含まれています。先に内容を知りたくない方は、「TERASA」で第1話から最新話までの放送をご覧になれます。
※記事の公開日(更新日)時点の情報です。

『未来への10カウント』の最終回ネタバレ・結末考察

物語は、ボクシングを断念、愛する妻を病気で亡くし、度重なる不運に見舞われて完全に生きる希望を失ってしまった桐沢祥吾(木村拓哉)が、親友・甲斐誠一郎(安田顕)と、恩師である母校・松葉台高校ボクシング部の元監督・芦屋賢三(柄本明)の誘いで、ボクシング部のコーチになるところからスタートします。

高校時代にボクシングで4冠を達成した後、30年近くの時を経て高校ボクシング部の臨時コーチに就任した桐沢。当初はまるで乗り気ではありませんでしたが、「強くなりたい」「勝ちたい」と汗まみれになってサンドバッグを打つ高校生たちを目の当たりにするうちに、少しずつ熱いものが蘇っていきます。

遂には、伊庭海斗(髙橋海人)らボクシング部員たち夢(インターハイ出場)を実現させるため、桐沢はボクシング部を潰そうと画策する校長の大場麻琴(内田有紀)を説得。
顧問の折原葵(満島ひかり)も巻き込み、高校生たちと真剣に向き合い、ぶつかり、共に悩みながら、夢に向かって心血を注いでいきます。

迎えたインターハイ予選。
伊庭たちは見事、インターハイ本選出場のキップを掴みます。

最終回、インターハイ個人戦は皆1回戦敗退、団体戦も結果は奮いませんでした。
部員たちを叱咤激励する桐沢。悔しくて涙する生徒たちでしたが、やりきった充実感から笑顔が溢れます。
その後、3年の伊庭が引退。桐沢は来年に向けて、再び高校生たちと共に走り出します。という胸がアツくなる結末になると予想します。

『未来への10カウント』各話のあらすじ

2022年4月14日からテレビ朝日系にて放送開始された木村拓哉さん主演の連続ドラマ『未来への10カウント』の各話あらすじネタバレを、放送後に随時更新してお届けしていきます。

1話のあらすじネタバレ

高校時代にボクシング四冠(国体、選抜、インターハイなど)を達成しながら、大学二年時に網膜剥離でボクシングを断念。そして、新しい人生をスタートさせようとした矢先には愛する妻を病気で亡くしていた桐沢祥吾(木村拓哉)。度重なる不運に見舞われ、今では完全に生きる希望を失っている彼は、「いつ死んでも好い」と呟き、ピザ配達のバイトで食い繋いでいるだけの生活を送っています。
そんな彼を見かね高校時代のボクシング仲間であり、プロで活躍後にジム経営をしている甲斐誠一郎(安田顕)が、母校(松葉台高校)のボクシング部監督就任を薦めます。高齢と胃癌発症で監督を引退している恩師、芦屋賢三(柄本明)に座卓上での土下座をされるに及び、それで、どうにもその要請を断れなくなります。そこで、とりあえず監督ではなく短期の臨時コーチを承諾。
そんな中、松葉台高校は今や様変わりしていて、東大合格者を出す程の進学校(東大合格の御三家)になっています。しかも、芦屋が監督を退いた後、俄かにボクシング部は弱体化。大場麻琴(内田有紀)校長は、部活継続に必要な部員数を満たしていないことを理由に廃部しようとしています。
因みに、大場麻琴校長は、結婚して姓が変わっていますが、高校時代には桐沢の一年後輩のボクシング部マネージャーでした。そして、彼女の父親が芦屋元監督です。
いずれにせよ、今、部員は三年生一人、二年生が四人だけですから、新一年生が入部してくれないと廃部です。しかも、新顧問を押し付けられた国語(古文)教諭の折原葵(満島ひかり)にしても、ボクシングなど、とりあえず無関心の様子。そんな新臨時コーチと新顧問を前に困惑する部員たち。が、スマホ検索により、桐沢がバンダム級の高校四冠だったと知った三年生の部長、伊庭海斗(髙橋海人)らは、一年生部員の勧誘イベントとして、桐沢とのスパーリングを求めます。

それに前後して、ボクシングの勘を取り戻させる為に、甲斐が「甲斐ボクシングジム」のリング上に桐沢を誘い入れてミッ打ちです。途中、バイトの時間が来てミット打ちを切り上げます。バイトのピザの配達先は何やら不審な屋上で、そこで四人組の半グレもどきに絡まれます。品違いと遅かったというお門違いなことを理由に、代金支払いを拒否された挙句、蹴りを受けます。が、桐沢は、こういう死に方もアリと考え、彼らを挑発。「そんなところを蹴っても死にはしない。テンプル、顎を殴らないと死なない」と言って間合いを詰め、ボクシングテクニックで四人組を圧倒。きちんとピザ代金を支払わせます。

翌日、桐沢がボクシング部に顔を出すと、大勢の一年生がボクシング部の勧誘イベント見学に来ています。そこで、桐沢と伊庭のスパーリングが始まります。最初は全く手を抜いて、伊庭のパンチを躱(かわ)していただけの桐沢でしたが、伊庭の突進する迫力に押され、つい、左のボディブロー(レバー打ち)が炸裂。伊庭は、悶え苦しみながら、「やっとボクシングが出来た。みんな見ただろう。練習すればコーチのように強くなれる。ボクシングを始めよう」と、一年生に向かって語ります。が、大方の一年生は、伊庭が無残に倒されるのを見て、即刻に帰宅。しかも、腹部の痛みが消えない伊庭は整形外科を受診して、そこで肋骨にヒビが入っていることが判明。しばらくの間、コルセットを装着することになります。

伊庭の容体を心配して病院に駆け付けた部員を前に、葵は、顧問としての責任上、伊庭の両親と校長に、この怪我についての報告をすると言い出します。部員に怪我を負わせたとして桐沢のコーチが解任になれば、そもそも一年生部員の確保は不可能になり、それで指導者不在のボクシング部は終わりますから、部員たちは、どこにも報告しないよう葵に懇願。
桐沢は葵が校長に伊庭の怪我を報告したものと観念していて、クビを覚悟。案の定、翌日の放課後になって自転車で校門を通過して駐輪場を後にしたところで校内アナウンスがあって、校長室に呼び出されます。クビを言い渡されると思っていた桐沢でしたが、大場麻琴校長からは、「非常勤講師と同等の一コマ2,500円の臨時コーチ料を支払う」ことが通知されます。
そこから、ボクシング部員の前に顔を出しますと、昨日のイベントでのパフォーマンス効果なのか、一年生部員が三名ほど加入しています。「これでボクシング部存続の条件が整ったので、五月一杯の臨時コーチではなく、正式コーチになります。二度と戻らない高校生時代の貴重な体験をしている部員たちの熱い気持ちに応えるのがコーチの役目です。……ファイトと声を掛け合っている部員たちを見て! これがアオハル(青春)です」と、葵が解説します。前日、伊庭が整形外科を受診した後、桐沢のコーチ継続を願うキラキラした部員たちの言葉を聞いた彼女は、その嬉しさを隠し切れません。

2話のあらすじネタバレ

新入部員勧誘イベントとして実施された桐沢祥吾(木村拓哉)コーチと伊庭海斗(髙橋海人)部長との公開スパーリングで、伊庭の肋骨にヒビが入ります。そのことがボクシング部の廃部を望んでいる大場麻琴(内田有紀)校長の耳に届きます。
麻琴は桐沢を呼び出し詰問。桐沢は怪我をさせた事実を認め、その責任を取ってコーチを辞任しようと考えます。が、桐沢のコーチ続投を切望するボクシング部顧問の折原葵(満島ひかり)と伊庭が麻琴校長に直談判し、何とかクビ撤回。
改めてボクシング部の指導を開始すると、部員たちが、二ヶ月後(六月)のインターハイ予選出場を熱望。基本もままならない今のボクシング部員には危険過ぎ、到底無理と判断する桐沢。だが、部員たちは一歩も引かず、予選試合に出るつもりです。

そんな時、麻琴校長は「部活動指導は本校教職員が行うこととする」という管理運営規定を持ち出し、桐沢コーチの解任を画策。教頭の猫林はじめ(生瀬勝久)が、創立時に作られた古い規定書を見付け出し、それを校長に御注進していました。
しかし、桐沢は学生時代に教員免状を取得済みであり、実際、大学を卒業後の八年間、高校で公民を教えていました。それを知った葵は、産休教師(梅田)に代わる臨時教師になるよう勧めます。梅田先生は政治経済の担当教員ですが、公民を教えた経験があれば、政治経済の授業も可能と葵は判断しています。
葵は、麻琴校長の父親でボクシング部元監督の芦屋賢三(柄本明)を伴い、桐沢を教師として採用せよとお願いします。校長室の壁に「文武両道」の文字が掲げられているところから、東大合格者の数だけでなく、ボクシング部が強くなってこそ「文武両道」なのだと説得します。新御三家の京明高校と肩を並べるには、ボクシング部の強化が必須なのだと言って、賢三が麻琴校長を説き伏せます。そして、桐沢に向かっては、「六月のインターハイ予選で、京明に勝て!」と命じます。

生徒十五人の政治経済の桐沢の授業が始まります。借入金、減価償却の授業では、1本、160円の焼き鳥(ネギマ)の原価計算を教えます。高校教師の後、焼き鳥屋で働いた経験を政経の授業に活かします。

松葉台高校ボクシング部は、部長の伊庭、水野あかり(山田杏奈)、玉乃井竜也(坂東龍汰)、友部陸(佐久本宝)の四人がインターハイ予選に出ることを桐沢が許可。「打倒、京明!」と顧問の葵が檄を飛ばします。
前日のガードポジション(構え)練習に続き、この日は、ジャブのみの練習です。あかりの目付きが厳しくなり、殺気を帯びています。桐沢の右掌に、強いジャブを打ち込みます。
あかりの母、響子(吉沢梨絵)は、父の死後、銀行員の今宮智明(袴田吉彦)と再婚しましたが、離婚。その今宮が最近になって、母と暮らす部屋に押し掛けては母に復縁を迫り、そして、暴力を振るっています。乱暴にドアを叩き、「開けろ、響子。いるんだろ!」と言って部屋に押し入った今宮が母を突き倒します。あかりが母を庇って駆け寄り、父を睨み付けます。「おい、何だ。その反抗的な目は!」と今宮が言い、あかりの頬を打ちます。……あかりは、そんな状況、つまり、かつて義理の父だった今宮の仕打ちを思い出しつつ、怨念の籠ったジャブを繰り出しています。他の部員も、桐沢の掛け声に従い、ジャブを打ち続けます。

3話のあらすじネタバレ

二ヶ月後のインターハイ予選に出場し、強豪、京明高校を倒すという無謀な目標に向かって走り出した松葉台高校ボクシング部。産休教師の穴埋めとして非常勤講師(政治経済担当)になった桐沢祥吾(木村拓哉)の指導にも熱が入ります。と、朝一の授業が始まろうという時、水野あかり(山田杏奈)が、「ケンカに勝てるボクシングを教えてください」と、出勤早々の桐沢の元にやって来ます。
その一件を聞き付けた顧問の折原葵(満島ひかり)は、「生徒の問題に非常勤の先生は関わらないで……」と、桐沢を牽制。

その日の部活練習が始まると、あかりは基本練習に励む部員たちの前で「インターハイとかどうでも好い。私は強くなれれば好い」と言って、別メニューを要求。それを桐沢が拒否すると、「ボクシング部を止める」と言って退出。マネージャーの西山愛(吉柳咲良)が、あかりの複雑な家庭環境を桐沢に伝えます。
あかりの母、響子(吉沢梨絵)は夫の死後、銀行員の今宮智明(袴田吉彦)と再婚しましたが、折り合いが悪く離婚。その今宮が最近、家に押し掛けては響子に復縁を迫り、時に暴力を振るっているとのこと。そんなあかりが心配な桐沢ですが、校長の大場麻琴(内田有紀)にも、「この件は、正規の教職員が対応する」と、釘を刺されます。

退部を決めたあかりは、桐沢の親友、甲斐誠一郎(安田顕)が経営するボクシングジムに体験入会して、そこで、甲斐から必殺のレバー打ちを伝授されます。男を倒す技を教わりたいと言うあかりに、元全日本フェザー級チャンピオンの甲斐が、身長差に関係なく有効なボディー打ちを教えます。葵が心配して甲斐ボクシングジムに駆け付けて来ますが、それを桐沢が引き取って説得。
その帰り道、桐沢は「何かあったら」と、スマホ番号を記したメモをあかりに渡していて、それで彼女から、「あいつが来る」と電話連絡が入ります。急ぎ、あかりのアパートに駆け付け、今宮の到着を待ちます。で、「響子さんは、ここにはいません」と言って、今宮をボクシング部に連行。葵も桐沢の行動を心配してやって来ます。

ストーカー行為に始まるDV、虐待、嫌がらせを続けて来た今宮。「本当に響子さんと復縁したいのではなく、自身の境遇にムカ付いたから、響子さんに付き纏っているだけなのですね」と、桐沢が今宮の本質を見抜き、「そんな不幸話なら、俺は負けない」と桐沢。で、互いに不幸話を、ひとつひとつ語ろうということになります。そして、より不幸な者を勝者とし、そのジャッジは、あかりが務めます。ジャッジを下したあかりが、敗者のボディーを打つというルールが決まります。で、最終的にダウンした者は、勝った者の言うことを聞く、という約束になります。

まず、桐沢が、学生時代にオリンピック強化選手に選ばれ、目標金メダルの掛け声で頑張っていた折り、網膜剥離でボクシングを止めることになった不幸話を語ります。一方の今宮は就職氷河期だった苦しみを語り、今宮のボディーに一発。
次いで、今宮は、銀行の吸収合併で虫ケラ扱いされた不幸を語りますが、桐沢が、史織(波瑠)との結婚後、彼女が乳癌で他界。そのショックで教壇を去ったという不幸を語り、今宮のボディーに二発目。
最後に、今宮は「響子に捨てられたのが最大の不幸」と言いますが、桐沢は、教員を辞めた後、必死に資金を貯めて焼き鳥屋を開業したのに、今般のコロナ禍で店が潰れた不幸を語り、三発目のボディー打ちが今宮に入ります。今宮は、それで完全に立ち上がれなくなります。
「不幸を嘆いてばかりいるのではなく、前を見て歩いていれば、目標は見付かる。不撓不屈で行きましょう!」と、桐沢が今宮を諭します。今宮は、二度と水野家に近付かないことを約束して立ち去ります。
あかり、ボクシング部に復帰。インターハイ予選にも、勿論、出るつもりです。「打倒、京明!」と葵が拳を振り上げます。

その頃、京明高校二年の女子部員、奥村紗耶(山本千尋)が男子部員を相手に鬼の形相でスパーリングをしています。彼女が、あかりの前に立ちはだかる強敵になりそうです。「全国制覇」を掲げる京明高の監督、大村啓司が、紗耶の動きを穏やかな表情で見詰めています。

4話のあらすじネタバレ

東大合格者数でもクラブ活動でも京明高校に勝つことに躍起になる松葉台高校の校長、大場麻琴(内田有紀)は、ボクシング部がインターハイ予選(東京都高等学校ボクシング選手権大会兼国体選考会)で京明高校に負けたらコーチの桐沢祥吾(木村拓哉)をクビにすると宣告。ボクシング部顧問の折原葵(満島ひかり)は、「そんな約束にはなっていない」とクビの件についての撤回を求めますが、教頭の猫林はじめ(生瀬勝久)は、クビを強調。なにより、大場校長の父にして元監督の芦屋賢三(柄本明)には、「インターハイ予選で京明に勝て!」と、桐沢は厳命されています。

桐沢とボクシング部員が「打倒京明」を合言葉に練習に打ち込む中、三年生の部長、伊庭海斗(髙橋海人)と二年生の玉乃井竜也(坂東龍汰)が乱闘さながらのスパーリングを展開。二人はマネージャーの西山愛(吉柳咲良)を巡り、三角関係の模様です。伊庭は部員たちを前に、「試合に勝って、リングの中心で愛を叫ぶ!」と宣言。これまで誰にも打ち明けることなく愛への恋心を募らせていた伊庭は、高校最後のインターハイ予選で勝ち、愛に告白すると決めています。
そんな伊庭、並びに全部員に対し、葵から特別コーチを依頼された桐沢の親友、甲斐誠一郎(安田顕)が必殺パンチ(左のフック2連打からの右フック)を伝授。が、桐沢は、甲斐の教えは高度過ぎると判断。ボクシングセンスの無い伊庭には、ワンツーパンチのみで戦うのがベストと考え、その練習のみを厳命。

そんな土曜日の部活終了後の帰宅時、桐沢は、公園で一人サッカーで遊ぶ圭太(川原瑛都)に遭遇。圭太のサッカーに付き合うことになった桐沢ですが、そこで圭太が転倒して怪我を負います。圭太を、つつじ整形外科に担ぎ込みますと、捻挫の診断。そのまま圭太を背負って、圭太の住まいのマンションに向かいますと、その入り口付近で、圭太の母の妹だという楓(滝沢カレン)に会います。圭太を背負ってマンションの部屋に入り、大事な息子に怪我を負わせてしまったことの謝罪をと母親を待つ桐沢。母親が帰宅すると、それが葵で、桐沢は吃驚仰天です。桐沢は、親子のように圭太と向かい合い、楓の手料理を食べます。

インターハイ予選が始まります。大場校長、猫林教頭、芦屋元監督、甲斐が観戦に来ています。
伊庭の初戦の相手は朋桐学園高校の束原和郎で、彼は昨年のインターハイ出場者の強豪です。伊庭は、1、2ラウンドをワンツーのみで戦います。そこから最終ラウンド(3ラウンド目)に、桐沢が授けていた作戦を実行します。
ワンツーストレートのみを練習するよう厳命されていたにも関わらず、隠れてフックの連打を猛練習している伊庭を見た桐沢は、このフックを最終秘密兵器として戦う作戦を伊庭に伝授していました。で、最終ラウンドにおいて、甲斐に教わった左のショートフック2連打からの、右フックを束原の顔面に浴びせます。ワンツーストレートしかないと思わせておいてからのフックを炸裂させ、相手をグラつかせます。が、結局、惜しくも前半での失点が大きく判定負けに終わります。それでも、全力を出し切った好試合だったことに変わりはなく、伊庭は桐沢に促されてリングの中央に進み出ると、「西山愛、好きだあーっ!」と叫びます。そして、「あのーっ、前から好きでした」とセコンドにいる愛にコクるのですが、愛は、「ごめんなさい。無理です。……次、玉乃井君だよ」と、次の試合の玉乃井の方に気持ちが向かっています。

完全に振られ、その失恋の痛手を心配する桐沢に、伊庭は、「長かった。気持を抑え続けていて辛かった。でも、これで、今後の受験勉強に専念できます。東大に入りますから……」とスッキリとした表情で語ります。
一旦リングサイドを離れて、伊庭に付き添っていた桐沢は、葵とともに、次の玉乃井戦の開始に合わせ、そのセコンドに向かいます。

5話のあらすじネタバレ

桐沢祥吾(木村拓哉)がコーチに就任して二ヶ月後のインターハイ予選。まず、伊庭海斗(髙橋海人)、続いて玉乃井竜也(坂東龍汰)が判定負け。友部陸(佐久本宝)は、RSC(KO)で敗退。ただ一人2回戦に進出した水野あかり(山田杏奈)も、圧倒的に格上の京明高校二年生、奥村紗耶(山本千尋)にコーナーに押し込まれ、そこでRSC負け。
それをもって、大場麻琴(内田有紀)校長は桐沢にコーチと非常勤講師の解任を通告。桐沢は「そういう人生だから、しょうがないです」と顧問の折原葵(満島ひかり)に言って立ち去ります。非常勤講師として受け持っていた政経の授業は、猫林はじめ(生瀬勝久)教頭が引き継ぐことになります。なんとか桐沢を引き留めようとするボクシング部員と葵ですが、どうにもなりません。桐沢は、玉乃井を新キャプテンに指名してボクシング部を去ります。
葵は「甲斐ボクシングジム」の甲斐誠一郎(安田顕)に新コーチを依頼。3時半から5時半の部活なら、それはジムも暇な時間帯ということで、甲斐は葵の申し出を受け入れます。
そんな時、中学一年時からボクシングジム(心斎橋ダイナマイトジム)に通っていたという西条桃介(村上虹郎)が大阪の道頓堀高校から一年生として転校し、ボクシング部に入部。「この中じゃ、俺が一番強いやろな」と生意気な西条。彼の実力を一目見た甲斐は、「エースになる!」と大興奮。付きっ切りで指導を始め、部員たちは猛反感。

そんな時、一年生部員の江戸川蓮(櫻井海音)が昨日の夜から行方不明。
ピザ配達の帰り、圭太(川原瑛都)に呼び止められ、公園でボクシング指導。それを圭太から聞いた葵がピザ注文。桐沢が圭太と楓(滝沢カレン)もいる部屋にピザを届けます。そこで葵から江戸川がいなくなったことを聞かされます。
その後、部員らにも話を聞くと、どうやら、半グレを気取る中学時代の悪い先輩に呼び出しを受け、金銭を強要されている模様です。で、江戸川の件もさることながら、新コーチの甲斐が、新入部の西条を贔屓にして、彼に掛かり切りになっていることを告げ、是非、桐沢にコーチとして復帰するよう懇願する部員たち。

それに前後して、「猫林先生を変えてください。桐沢先生を戻して……」と教頭の面白くない政経授業を受けている生徒が麻琴校長に直談判。と同時に、甲斐コーチも、「やはり、ボクシング部は、プロ上がりの自分より、桐沢に任せた方が良い」と進言。麻琴としては、今は、そんなことより、失踪状態の江戸川のことが心配になっています。

その頃、江戸川は四人組の部屋にいて、殆ど監禁状態になっています。
そんな中、桐沢が「江戸川様からのご注文です」とピザを届け、江戸川をそっと部屋から連れ出すのですが、江戸川が階段でコケ、その音を聞き付けた四人組(木内、黒岩、関、海老原)に追われます。桐沢は、ナイフを手にする海老原をパンチで倒します。そこに、麻琴校長と葵がタクシーで駆け付け、江戸川を自宅に運びます。桐沢も、ピザ配達バイクでその場を立ち去ります。

校長室に呼ばれる桐沢。その隣に葵。
「戻って頂いた方が好いのかな……、江戸川君を助けてくれたことだし」と麻琴校長。それでも、ただで復帰ということでは無く、条件を付ける麻琴校長。「一年で京明に勝ってインターハイに出場してください」と、新しい約束が添えられます。

ボクシング部コーチとして復活し顔を出すと、そこに、生意気で部員たちの反感を買っている西条もいます。桐沢が西条に下の名前を聞くのですが、言い渋ります。西条の名前は、三月三日生まれの桃介です。彼は、桃の節句のひな祭りの生まれでした。下の名前で呼ばれることを極端に嫌っている西条は、「桃介って言ったらシバくぞ!」と部員たちに通告。

ボクシング部コーチ兼非常勤講師に戻った桐沢は、それでもピザ配達を継続しています。
そして、病死した妻、史織(波瑠)と瓜二つの女性宅(アパート二階)に配達です。「おいくらですか?」と、史織のそっくりさんが桐沢に聞いています。

6話のあらすじネタバレ

桐沢祥吾(木村拓哉)はピザ配達先で、病死した妻、史織(波瑠)のそっくりさんと出逢います。そんな桐沢がコーチするボクシング部に関東大会が迫っています。で、練習中のマスボクシング(実際に当てない約束のスパーリング)で、西条桃介(村上虹郎)のパンチが友部陸(佐久本宝)の目を直撃。西条はとりあえず謝るのですが、他の部員から責められ逆ギレ。ムキになって友部を見下し始めます。
それを遮り、桐沢と折原葵(満島ひかり)、それに、たまたまボクシング部に顔を出していた甲斐誠一郎(安田顕)が友部に付き添って、眼科(おおした眼科)診察。網膜剥離の心配も無く目は大丈夫ということになりますが、友部は意気消沈。西条との実力差を嘆く彼を桐沢が励まします。才能が無くても努力次第で強くなり、プロになった甲斐の例を持ち出し力付けます。それで、「これからも、練習ちゃんとやります」と、なんとか友部は立ち直ります。
その診察会計時、そこにいたのは史織のそっくりさん、佐久間美鈴。彼女との再会(ピザ配達時に会っていた)に動揺する桐沢。それを見た葵も動揺。そんな葵に密かに恋心を寄せる甲斐も、ショック状態に陥ります。

そんな状況下、大場麻琴(内田有紀)校長が京明高校の大湊勝彦校長に直談判し、再来週土曜日、両校ボクシング部の練習試合を取り付けます。麻琴校長は桐沢に対し、「いい加減、本気を出して」という気持ちがあり、カンフル剤を与えています。「何時までも負け犬を飼っておくほど、私はお人善しではない」と、父の芦屋賢三(柄本明)に憎まれ口も叩きます。

ともあれ、圧倒的に強い京明高校との練習試合に部員がビビりまくる中、自信満々の西条。西条と同階級の友部は完全に尻込み状態です。そんな雰囲気を打開しようと、桐沢は西条を指名してスパーリングを始めます。で、西条を圧倒。「西条だって、こんなもんだ。同じ高校生だ」と言って、ダントツに強いと思っている西条でも倒れることを示し、努力次第で西条に追い付き追い越せることを教えます。「自分で勝手に限界を作るな」と諭します。
桐沢は史織の墓参りに行き、そこで義兄の井村和樹(石黒賢)に会います。「史織のことは良い思い出にして、前に進むべき」と言われます。桐沢自身が、哀しみの限界を超えて、前に進まないといけません。

桐沢は練習試合出場メンバー四名を1分間スパーリングで決定することにします。1分間以内でも、桐沢のパンチを一発貰った時点で部員たちは次々に交代です。そんな具合に、桐沢一人が全部員を相手にします。全員がヘロヘロ状態になりますが、最後に友部がボディー打ちで桐沢を倒します。そして、メンバーを決定。玉乃井竜也(坂東龍汰)、水野あかり(山田杏奈)、天津大地(阿久津仁愛)、友部を選出します。西条を出して勝ったところで、松葉台高校ボクシング部は何も変わらないという判断で、格上の転校生、西条を選外にします。

「おおした眼科」の会計担当、美鈴のアパートにピザ配達する桐沢。「美希、ピザ来たよ~。パパ、お皿お願い」と美鈴が家族に言っています。

練習試合当日。「行って来る。あいつらのこと応援してあげて」と、ベッド脇の史織の写真立てに向かって声を掛けてから家を出る桐沢。
部員が京明高校の校門前に集結した頃、西条はやって来ません。彼は、街中で肩がぶつかった同じ高校の先輩生徒たちと喧嘩になっています。

7話のあらすじネタバレ

『未来への10カウント』7話のあらすじネタバレは、2022年5月26日(木)21:00の放送後こちらに追加します。今しばらくお待ちくださいませ。